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週間少年ジャンプにて鳥山明氏が1984年のから1995年まで連載し、絶大な人気とジャンプの歴史を作り上げた漫画『ドラゴンボール』
今回の記事は1986年に発売された『ドラゴンボール 神龍の謎』から1993年に発売された『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』までのゲームを年代順にまとめた記事となっています。
ファミコン タイトル一覧
タイトル | 発売日 | 価格 | |
ドラゴンボール 神龍の謎 | 1986年11月27日 | 5,830円 | |
ドラゴンボール 大魔王復活 | 1988年8月12日 | 6,380円 | |
ドラゴンボール3 悟空伝 | 1989年10月27日 | 7,480円 | |
ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人 | 1990年10月27日 | 8,580円 | |
ドラゴンボールZII 激神フリーザ!! | 1991年8月10日 | 9,020円 | |
ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間 | 1992年8月7日 | 8,580円 | |
ドラゴンボールZ 激闘天下一武道会 | 1992年12月29日 | 8,580円 | |
ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画 | 1993年8月6日 | 8,580円 |
ドラゴンボール 神龍の謎
1986年11月27日に発売された『ドラゴンボール 神龍の謎』は、125万本という著しい売上を記録し、当時少年ジャンプの読者であった多くのファンの心を鷲掴みにしました。
ファミコンソフト全体の売上を見ても28位となっており、その成功により、『ドラゴンボール 神龍の謎』は当時のファミコンソフト市場において一大ブームを巻き起こしました。その大ヒットにより続編の開発が急務となり、1988年には『ドラゴンボール 大魔王復活』がリリースされます。
『ドラゴンボール 神龍の謎』の成功によりその後に発売されるドラゴンボールシリーズはゲームとしてのジャンルでの人気を不動のものとしました。
これにより、アニメや漫画と並んで、ゲームもドラゴンボールの不可欠な要素として認識され、長寿シリーズとしての基盤を築くこととなったのです。
当時、5,830円で発売されていた『ドラゴンボール 神龍の謎』も、昨今のレトロゲームブームにより、中古市場では箱説の完品の場合であれば発売されていた定価よりも高くなっています。
この現象は、ドラゴンボールのゲームが単なる娯楽を超えて、一種のコレクターズアイテムとしての価値を持っていたことを示しています。
ゲームの発売から時が経過してもなお、その人気は色褪せず、コミュニティ全体において愛され続けていたのです。このような中古市場の活況も、ドラゴンボールのゲームが時代を超えてなお根強いファンを持っていたことを物語っています。
『ドラゴンボール 神龍の謎』はアクションゲームでありながらも、ゲームシステムとしては運要素が絡んでいたりとバランスが悪く、その完成度の低さなどからゲーマーの間で話題に上がりやすいゲームとなります。
ゲームシステムは亀の甲羅を取るとかめはめ波を打てることや、兎人参化と戦う時には如意棒がないとニンジンにされるなど前半はゲームのストーリーをなぞっていきますが、途中からストーリーの設定が曖昧になってくるので原作ファンとしてはモヤモヤする部分もありますが、しかし当時の人気もあり売れに売れたソフトとなっています。
ゲームの難易度としては序盤のヤムチャからすでに難しいと言われるレベルですが、今では攻略も進みヤムチャの場合だと攻撃の際に密着するとゴクウの頭を飛び越すだけの挙動になるのでそこを攻撃するなど昔よくは解析が進み楽になっています。
コレクターの間では復刻版との違いがあるソフトが高額で取引されており、判別方法は箱の裏とカセットの裏、そして説明書裏が『玩具第2事業部』お客様相談センターが『名古屋ではなく中部』『JASRAC許諾証はシールではなく印刷』 などで判別して見分けています。
関連動画はこちらから⇩
ドラゴンボール 大魔王復活
1988年8月12日に発売された『ドラゴンボール 大魔王復活』 ですが、トラウマになるほどアドベンチャーの部分で即死が多く怖いと噂にのぼったほど癖の強いゲームです。
ゲームは、原作12巻から14巻の『ピッコロ大魔王編』がベースとなっています。
まずはゲームシステムですが『ドラゴンボール 大魔王復活』で初めてのカードバトルシステムを採用、この後の『ドラゴンボール3 悟空伝』 『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』 『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』そしてスーパーファミコンで発売された『ドラゴンボールZ スーパーサイヤ伝説』とカードバトルシステムは深みを増していきます。
バトル以外は基本アドベンチャーゲームとなりますが、そこで前述のトラウマな演出が存在します。
アドベンチャーなので選択式でストーリーを進めていくのですが「はなす」「いどう」そして時に現れる「かめはめ波」など、ついつい押してしまいたい選択肢があったりします。
そして、地下道でかめはめ波を選択すると水が溢れて溺れてゲームオーバー。
鶴仙人とたたかうを選ぶとやられてゲームオーバーなど、悟空はこんなことではやられないよ!と叫びたくなる展開が目白押しのゲームです。
ゲームオーバーが多数あるのに当時はセーブ機能がなくパスワード式といったこともあり、難しく感じたゲームでしたが、2019年に『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』が発売されセーブ機能が実装。
当時よりはプレイする際にゲームに集中できるようになったと言えるのではないでしょうか。
関連動画はこちらから⇩
ドラゴンボール3 悟空伝
1989年10月27日に発売された『ドラゴンボール3 悟空伝』は前年に発売された『ドラゴンボール 大魔王復活』のカードバトルシステムを引き継いでいます。
そしてストーリーも原作の少年編から、天下一武道会でのマジュニアとの戦いまでを再現しており、オリジナルの展開になりながらもボリュームUPしての発売となりました。
こちらもバトルの難易度はかなり高く育成ポイントをしっかり振り分けないと雑魚キャラにも負けるなど戦略性があるゲームとなっています。
隠しボスに『アラレちゃん』『ラディッツ』が登場するのも当時の少年達にはサプライズな演出、かつ原作再現の絶望的な強さで心を折る展開となる。
リメイクも発売されていて2003年11月20日にワンダースワンにて発売。
ワンダースワン後期のソフトだけにプレミア化しているのも特長として上げられます。
ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人
1990年10月27日に発売。
原作17巻から21巻のサイヤ人編が大筋のストーリーですが、ナッパとベジータが到着する間の時間軸で、劇場版で登場した『ガーリックJr』との戦いも挟んであります。
当時のアニメのタイトルも『ドラゴンボールZ』 となり、原作共々派手な描写が多いドラゴンボールZですが、ゲームでも戦闘のグラフィックとスピーディーさの向上、当時大人気だったカードダスを上手くゲームシステムに落とし込んだ本作は更に洗練されています。
カードバトルシステムは、戦闘力を原作準拠していたり、必殺技の「気円斬」で大猿ベジータの尻尾を斬って弱体化させたりと原作再現も忠実に再現されてファンを喜ばせました。
「チャオズ」の敵の動きを2ターン止める必殺技『超能力』がシステムを壊すほどの使える能力で、ラスボスの「ベジータ」を含めて全員に効く上に、隠れ効果として使えば使うほど相手の防御力も下げる効果があります。
チャオズが最初で最後に大活躍するゲームと言われている所以です。
90’メモリアルバージョンといった非売品ソフトも存在しており、大量にセールスしてくれた販売店・卸業者にのみプレゼントされた非売品ソフトも存在しており、ソフトは金メッキ、外箱にメモリアルバージョンのシールが貼られております。
『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』は移植も多くされております。
ただし、下記の表で紹介している『ドラゴンボール エクストリームフュージョンパック』 は早期予約特典のダウンロードなので既に販売はされていないことに注意です。
タイトル | 発売日 | 価格 | Amazon商品ページ | |
バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝 | 2013/11/07 | 5,217円 | 詳細を見る | |
ドラゴンボール エクストリームフュージョンパック 早期予約特典ダウンロード | 2017/11/30 | 5,280円 | 詳細を見る | |
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン | 2018/07/07 | 8,778円 | 詳細を見る |
ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!
1991年8月10日に発売のZシリーズとしては2作目の作品。
ナメック星編での話しとなります。
しかしラスボスがフリーザ最終形態まで出ますがスーパーサイヤ人になって戦うことはならずにエンディングで1枚絵のみでの再現となっています。
前作のようにオリジナル展開がないのは残念ですが、サイヤ人編で「ヤムチャ」「天津飯」「チャオズ」は死亡扱いされておらずピッコロを生き返らすためにナメック星に向うといった展開となっています。
グラフィックはファミコンとしてはレベルが高く、ギニュー特戦隊のファイティングポーズやポルンガを呼び出すシーン、更に必殺技のカットインと細かい所が色々と設定されています。
ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間
1992年8月7日発売の 『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』は前回のラストにスーパーサイヤ人にならなかった悟空がオープニングで覚醒しフリーザと戦闘する所から始まります。当時原作がセルとの戦いが途中だったこともあり「16号・17号・18号」との戦闘後に『こんどは オラが やる!』と、1枚絵の悟空がエンディングに出てきて終わりといった中途半端な打ち切りエンドは話題になりました。
しかしこのゲームのオリジナル展開の劇場版『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』に初登場した『クウラ』と、クウラ機甲戦隊の「ネイズ」「ドーレ」「サウザー」の4人が登場するのはファンとしては嬉しい演出です。
原作を再現したカードバトルRPGは、最終作がオリジナル展開となるのでこれが最後となります。
ファンにとっては後味の悪い終わりとなってしまいました。
そして、1992年にはスーパーファミコンにて1作目のソフト『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』も発売された年となっています。スーパーファミコン時代には数々のドラゴンボールゲームがリリースされており、その多くがファンに愛され続けています。これらのゲームについてさらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをチェックしてください。
ドラゴンボールのスーパーファミコン向けに発売された7つのゲームソフトのまとめ
ドラゴンボールZ 激闘天下一武道会
1992年12月29日に発売されたデータック専用ソフト。
データックとはファミコンの差込口にデータック本体を差し込み、データックにバーコードを読み込ませてゲームが遊べるゲーム。
ドラゴンボールのゲームシステムはキャラクターカードとアイテムカードの2種類を読み込ませて戦う対戦格闘ゲームとなっています。
ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画
1993年8月6日発売のファミコン最終作品。
時期的にはセル編後と言われており、悟空・悟飯・ピッコロ・ベジータ・トランクスを使用しながら進むカードバトルシステム。
ストーリーはオリジナル展開となっており、サイヤ人が滅ぼしたツフル人のドクターライチーとの戦い、そして突如現れるフリーザ・クウラ・スラッグ・ターレスなどの強敵と戦うストーリー。
『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』 は今までのゲームであったレベルの概念がなく、イベントでHPとカードの枚数が増え、使用する必殺技の種類が増える独特のシステムは攻略していくのに戦略が必要となり人気のシステムとなりました。
今作の敵となった『ドクターライチー』『ハッチヒャック』はドラゴンボールヒーローズでもカード化されているあたりに人気が伺えます。
ちなみに『ハッチヒャック』はドクターライチーとの最後の戦いでライチーを10ターン以内に倒すとスタッフロール後に戦闘できる隠しボス扱いとなっており、かなりの強敵となります。
ゲームのストーリーを基に攻略ビデオとしてOVAも制作されており、上巻・下巻がVHS全2巻で発売され定価3980円で発売。
2010年にPS3・XBOX360で発売された『DRAGON BALL RAGING BLAST2』 には完全新規製作したリメイク作のアニメが収録されています。
オリジナルストーリーで展開された本作はドラゴンボールファンをワクワクさせたのと同時に新たにオリジナルの可能性を追求していくこととなります。
後にドラゴンボールの歴史改変をテーマにした『ドラゴンボール ゼノバース』や、人造人間21号が中心となる『ドラゴンボール ファイターズ』などもオリジナルとして有名になりヒットしていきます。
まとめ
1986年11月27日の『神龍の謎』から1993年8月6日発売の『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』まで紹介しました。
『ドラゴンボール 大魔王復活』からは実に1年おきのスパンで発売されているのは人気の現れとみてもいいのではないでしょうか。
ここからはスーパーファミコン、次世代機となるPS4/XBOX/Switchまで長くキャラゲーを牽引していくゲームとなっていきます。
近年は『ドラゴンボールヒーローズ』も好調でカードはプレミア化しているのもあるので興味にある方は調べてみてもいいかもしれませんね。
1993年以降からはドラゴンボールのゲームはスーパーファミコンの他PS・ゲームボーイと多種多様になっているのも特徴です。
下記の記事ではゲームボーイのソフトをまとめていますので良ければご確認ください⇩