【ドラゴンボール 大魔王復活】ファミコン 1988年発売 まとめ

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【ドラゴンボール 大魔王復活】ファミコン 1988年発売 まとめ

『ドラゴンボール 大魔王復活』は、1988年8月12日にバンダイから発売されたファミリーコンピュータ用アドベンチャーRPGです。『ドラゴンボール』のファミコンゲーム第2作として登場し、約53万本を出荷しました。

アクションゲームだった前作『ドラゴンボール 神龍の謎』からシステムを大きく変更し、カードによる移動と戦闘、コマンド選択型のアドベンチャーを組み合わせています。カードに書かれた星や攻撃方法、漢数字を使い分けながら悟空を成長させ、最終目的地のダークキャッスルを目指します。

物語はピッコロ大魔王編を基にしていますが、秘境コンペイをはじめとする独自の舞台や、原作には登場しない魔族が多数追加されています。アラレちゃんやガッちゃんなど『Dr.スランプ』のキャラクターも仲間カードとして登場し、原作の枠を越えた顔ぶれが悟空の冒険を助けます。

一方で、アドベンチャーパートには選択を誤ると即座にゲームオーバーになる場面が多く、3D迷路や寒さで体力が減るジングル村など、初見では苦戦しやすい仕掛けも用意されています。この難しさと、漫画のコマ割りを思わせるカードバトルの演出が、本作を特徴づけています。

本記事では、『ドラゴンボール 大魔王復活』の基本情報、カードバトルとアドベンチャーパートの仕組み、必殺技、仲間カード、舞台、敵キャラクター、ゲームオーバーになりやすい難所、開発経緯、移植版、発売当時の評価まで詳しく紹介します。

『ドラゴンボール 大魔王復活』の基本情報

『ドラゴンボール 大魔王復活』は、鳥山明氏の漫画・アニメ『ドラゴンボール』を題材としたファミリーコンピュータ用アドベンチャーRPGです。1988年8月12日にバンダイから発売され、ファミコン版『ドラゴンボール』シリーズの第2作にあたります。

項目内容
タイトルドラゴンボール 大魔王復活
読み方ドラゴンボール だいまおうふっかつ
対応機種ファミリーコンピュータ
ジャンルアドベンチャーRPG
発売日1988年8月12日
発売元バンダイ
開発トーセ、D&D
ディレクター荻野目洋
プログラムしみずかずや
音楽安達春樹、ペルー
デザインあきこ、ゆうこ、かつら、やすえ
メディア2Mbit ROMカートリッジ
定価5,800円
プレイ人数1人
主人公孫悟空
出荷本数約53万本
セーブなし
コンティニューパスワード方式
エンディングテーマ「理想郷」
移植・収録バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝

本作は、アクションゲームだった前作『ドラゴンボール 神龍の謎』から、ゲームシステムを大きく変更しています。悟空を直接操作して敵を倒すのではなく、手札のカードを使ってフィールドを移動し、敵との戦闘や修行を繰り返しながら成長させる形式になりました。

目的地へ到着すると、画面内の人物や物を調べるコマンド選択型のアドベンチャーパートが始まります。フィールド移動とカードバトルだけでなく、情報収集、アイテム探し、謎解き、3D迷路の探索などを組み合わせているのが特徴です。

物語は、ピッコロ大魔王の手先によってクリリンを失った孫悟空が、復活した大魔王を倒すために旅立つところから始まります。原作のピッコロ大魔王編を基にしていますが、ストーリーはゲーム向けに大幅なアレンジが加えられました。

原作に登場したカメハウス、ジングル村、聖地カリン、ペンギン村などを巡る一方、秘境コンペイやダークキャッスルといったゲーム独自の場所も登場します。敵キャラクターにもオリジナルの魔族が多く、原作とは異なる立場で桃白白、鶴仙人、兎人参化などが悟空の前に立ちはだかります。

開発では、トーセがプログラムやサウンド、D&Dがデザインなどを担当しました。カードを使ったフィールド移動と戦闘は本作から採用され、その後の『ドラゴンボール3 悟空伝』をはじめとするファミコン版『ドラゴンボール』作品にも受け継がれています。

ファミコン版にはバッテリーバックアップによるセーブ機能がなく、ゲームを中断する場合は表示されたパスワードを記録します。パスワードから再開すると全体マップから始まり、所持していたバトルカードはランダムで配り直されるため、強い手札をそのまま保存することはできません。

出荷本数は約53万本を記録しました。前作からジャンルを変更しながら、カードバトル、漫画のコマ割りを意識した戦闘演出、豊富な登場キャラクターによって、後のファミコン版シリーズの方向性を定めた作品となっています。

2013年には、ニンテンドー3DS用ソフト『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』へファミコン版が収録されました。こちらにはヒント機能や中断セーブが用意され、オリジナル版よりも進めやすくなっています。

『ドラゴンボール 大魔王復活』はどのようなゲーム?

『ドラゴンボール 大魔王復活』は、カードを使ってフィールドを移動し、戦闘や修行で悟空を成長させながら目的地を巡るアドベンチャーRPGです。すごろく形式のフィールド、カードバトル、コマンド選択型アドベンチャー、3D迷路という複数のゲーム場面を繰り返し、ピッコロ大魔王が待つダークキャッスルを目指します。

ゲーム場面主な内容
全体マップ手札からカードを1枚選び、星の数と同じマス数だけ悟空を移動させる
運命の選択移動後にカードを引き、戦闘、修行、体力回復、仲間の獲得などのイベントが発生する
カードバトル敵とカードの星を比較して攻撃権を決め、拳、蹴、連、必などの技で戦う
アドベンチャー人物と話す、周囲を調べる、アイテムを使うなどのコマンドで情報を集める
3D迷路敵の城や重要拠点を探索し、潜んでいる配下を倒してボスの部屋を目指す
成長戦闘や修行で修行値を獲得し、レベルアップによって悟空を強化する

通常時の悟空は5枚のカードを持っています。全体マップではカード上部に描かれたドラゴンボールの星が移動力となり、星が3個なら3マス、7個なら7マス進みます。目的地へ到着した場合は、カードに移動数が残っていても余った分は切り捨てられ、そのままアドベンチャーパートへ移行します。

フィールドを1回移動するたびに「運命の選択」が発生します。伏せられたイベントカードを1枚選び、引いた絵柄によって敵との戦闘、亀仙人との修行、仲間カードを獲得できる神経衰弱、体力の回復などが行われます。何も起こらないミスターポポや、手札を強制的に交換される占いババも登場するため、移動後に何が起こるかは分かりません。

敵と遭遇すると、悟空と敵が1対1で戦うカードバトルが始まります。カードに書かれた星で攻撃権を争い、中央の漢字に応じてパンチ、キック、連続攻撃、必殺技などを使用します。勝利すると修行値を獲得でき、レベルが上がると悟空の能力や必殺技が強化されます。

目的地では、コマンドを選択して物語を進めます。その場に応じて「移動」「はなす」「調べる」「使う」「叩く」「かめはめ波」などが表示され、必要な人物やアイテムを見つけると次の目的地が示されます。決められたイベントをすべて完了しなければ、全体マップへ戻れない場所もあります。

アドベンチャーパートには、選択を誤るとダメージを受けたり、即座にゲームオーバーになったりするコマンドが含まれています。調べる順番やアイテムの使い方が分かりにくい場面もあり、カードバトルよりもコマンド選択で苦戦しやすいのが本作の特徴です。

新ピラフ城などの敵の拠点では、画面を一人称視点で進む3D迷路も登場します。内部に潜んでいる配下をすべて倒すとボスの部屋へ進める仕組みですが、同じような通路が続くため、方向や移動順を記録しておくと攻略しやすくなります。

物語は原作のピッコロ大魔王編を土台にしながら、過去に訪れた場所への再訪や、オリジナルの舞台・敵を加えた構成です。原作の展開をそのまま再現するだけではなく、孫悟空の初期の冒険に登場したキャラクターを幅広く取り入れています。

このように、本作はカードを選ぶだけのゲームではありません。フィールドでの移動、ランダムイベント、悟空の育成、コマンドによる謎解き、迷路探索を組み合わせており、目的地ごとに異なる遊び方が用意されています。

前作『ドラゴンボール 神龍の謎』との違い

ファミコンソフト ドラゴンボール 神龍の謎

『ドラゴンボール 大魔王復活』は、前作『ドラゴンボール 神龍の謎』の続編ですが、ジャンルや操作方法、戦闘、成長システムが大きく変更されています。共通しているのは孫悟空を主人公とした冒険であることや、原作を基にしながらゲーム独自の展開を取り入れている点です。

比較項目ドラゴンボール 神龍の謎ドラゴンボール 大魔王復活
発売日1986年11月27日1988年8月12日
ジャンルアクションゲームアドベンチャーRPG
フィールド移動十字キーで悟空を直接操作するカードの星と同じ数だけマスを進む
戦闘パンチ、如意棒、かめはめ波で敵を攻撃するカードの星で攻撃権を決め、漢字に応じた技を使用する
ゲーム進行ステージ内を探索してボスや目的地点を目指すフィールド移動とアドベンチャーパートを繰り返す
成長要素アイテムによって攻撃方法やパワーを強化する修行値を獲得してレベルアップする
体力時間経過でもパワーが減少する戦闘、罠、寒さなどで体力が減少する
ゲームオーバーパワーがゼロになる、または一撃で倒される罠に触れる戦闘で敗北する、または危険なコマンドを選択する
コンティニュー決められた地点から再開するパスワードを入力して全体マップから再開する
物語原作初期の冒険とゲーム独自のMB軍編ピッコロ大魔王編を基にした半オリジナルストーリー
主な難しさ時間経過によるパワー減少と回復アイテムの運即死選択肢、ランダムな手札、3D迷路の探索

『神龍の謎』では、トップビュー形式のマップ上で悟空を直接動かし、次々と現れる敵をリアルタイムで倒します。攻撃を受けなくても時間の経過でパワーが減少するため、回復アイテムを集めながら素早く進む必要がありました。

一方の『大魔王復活』では、アクション操作を廃止し、カードを選択して移動と戦闘を行います。敵の動きを見て攻撃を避ける技術よりも、手札の内容、悟空のレベル、コマンドを選ぶ順番などが攻略に影響します。

育成方法も異なります。前作は如意棒やかめマークなどのアイテムを取って攻撃方法を強化しましたが、本作では敵との戦闘や亀仙人の修行によって修行値を獲得します。レベルが上がると能力が強化され、新しい必殺技も使えるようになります。

ゲームオーバーになりやすい点は両作品に共通していますが、その原因は大きく異なります。前作では時間とともに減るパワーや、回復アイテムの出現に運が絡むことが難しさにつながっていました。本作では、戦闘よりもアドベンチャーパートに配置された罠や、初見では判断しにくいコマンド選択が大きな障害になります。

ストーリー面では、前作が孫悟空とブルマの出会いからピラフ大王との戦いまでを描き、後半にMB軍とのオリジナルストーリーを加えていました。本作はクリリンの死とピッコロ大魔王の復活を出発点としながら、過去に登場した場所やキャラクターを再登場させています。

前作からの路線変更によって誕生したカード式の移動と戦闘は、後の『ドラゴンボール3 悟空伝』やファミコン版『ドラゴンボールZ』作品にも発展しながら受け継がれました。そのため、『大魔王復活』は初期のカードバトルRPGシリーズの基礎を作った作品といえます。

カードに書かれた星・攻撃手段・漢数字の意味

『ドラゴンボール 大魔王復活』では、フィールド移動と戦闘の両方でカードを使用します。通常は5枚のカードを手札として持ち、1枚使うごとに新しいカードが補充されます。カードの強さはランダムで決まるため、常に星や漢数字の大きなカードが配られるとは限りません。

カードには、上部の「星」、中央の「攻撃手段」、下部の「漢数字」という3種類の情報が記載されています。それぞれ役割が異なるため、数値の意味を理解することが攻略の基本です。

カードの表示数値・種類主な役割
1~7フィールドでは移動力、戦闘では攻撃権の判定に使う
攻撃手段拳、蹴、連、棒、必、逃、?攻撃権を得たときに悟空が使用する技を決める
漢数字一~九防御力と回避率に関係し、数値が高いほど敵の攻撃を受けた際に有利になる
手札通常5枚移動や戦闘で使用し、消費した分はランダムで補充される

カード上部の星は、ドラゴンボールを模したデザインです。全体マップでは、選んだカードに描かれた星と同じ数だけ悟空が進みます。星が1個なら1マス、星が7個なら7マス移動できます。

目的地までの残りマス数より大きなカードを使っても、余った移動数は次の移動へ持ち越されません。例えば、目的地まで2マスの場所で星7のカードを使った場合でも、目的地へ到着した時点で移動が終了し、そのままアドベンチャーパートへ入ります。

戦闘では、悟空と敵が出したカードの星を比較し、数が大きい側が攻撃権を獲得します。ただし、星の数がそのまま攻撃ダメージになるわけではありません。与えるダメージは悟空のレベルや、カード中央に書かれた攻撃方法の基礎威力に左右されます。

カード中央の漢字は、攻撃権を得たときに使用する技を表します。「拳」ならパンチ、「蹴」ならキック、「連」ならパンチとキックによる連続攻撃です。「必」を選ぶと、悟空が習得している必殺技を使用できます。

カード下部の漢数字は、防御力と回避率に関係します。漢数字が大きいほど、敵に攻撃権を取られた際のダメージを抑えたり、攻撃を回避したりしやすくなります。星が小さく攻撃権を獲得しにくいカードでも、漢数字が高ければ防御用として役立つ場合があります。

カードの特徴使用する場面
星が多い長距離を移動したいときや、戦闘で攻撃権を取りたいとき
星が少なく漢数字が高い敵の攻撃を受ける可能性が高い場面でダメージを抑えたいとき
「連」や「必」がある強敵に大きなダメージを与えたいとき
星と漢数字の両方が高いボス戦や連戦に備えて残しておきたいカード

強いカードを戦闘まで温存するか、移動に使って目的地へ早く到着するかも判断のポイントです。ただし、移動後の「運命の選択」で占いババを引くと、手札をすべて交換される場合があります。強いカードを残していても、必ず次の戦闘まで持ち越せるとは限りません。

また、戦闘では悟空が出した星1のカードが、敵の星7に勝つ特別ルールがあります。単純に星の数が大きいカードだけを選べばよいわけではなく、低い星にも攻撃権を獲得できる可能性が残されています。

「運命の選択」で発生するイベント一覧

全体マップでカードを使って1回移動すると、「運命の選択」が発生します。画面に並んだ伏せカードから1枚を選び、出現したキャラクターによって戦闘、回復、修行、カード交換などのイベントが決まります。

どのカードが出るかは分からないため、敵と戦うつもりがなくても戦闘になる場合があります。反対に、体力が少ない状態で神龍を引き、仙豆によって全回復できることもあります。

イベントカード発生する内容主な注意点
ピッコロ大魔王敵が出現してカードバトルになる体力やレベルが低い状態でも戦闘を避けられない
神龍ごちそう、仙豆、仲間の追加、カード交換のいずれかが発生する発生する効果はランダムで決まる
占いババカードの選び直し、修行、神経衰弱、手札の全交換のいずれかが発生する温存していた強いカードをすべて交換される場合がある
ミスターポポ何も起こらない体力回復や修行などの効果は得られない

ピッコロ大魔王のカードを引くと、フィールドに対応した敵が現れます。戦闘に勝利すれば修行値を獲得できますが、敗北するとゲームオーバーです。序盤に悟空よりレベルの高いウクレレと遭遇した場合は、有効な攻撃手段が少なく苦戦することがあります。

神龍のカードでは、体力を最大値の約25%回復するごちそう、体力を全回復する仙豆、仲間カードの追加、任意のカード1枚の交換などが行われます。ただし、効果を自由に選べるわけではありません。体力が少なくても、必ず回復効果が発生するとは限らない点に注意が必要です。

占いババのカードでは、修行や仲間カードを獲得できる神経衰弱が発生する可能性があります。その一方で、手札をすべてランダムなカードへ交換されることもあります。星や漢数字の大きなカードを集めていても失う可能性があるため、強いカードを温存し続けることが必ずしも有利とは限りません。

カードの選び直しが発生した場合は、運命の選択をやり直します。次に選んだカードによっては、ピッコロ大魔王との戦闘や別の占いババを再び引くこともあります。

ミスターポポは、何も起こらないハズレカードです。敵と戦わずに済むため、体力が少ない状態では安全な結果ですが、修行値や回復、仲間カードなどの効果も得られません。

運命の選択は、移動のたびに戦闘や回復の状況が変わる本作のランダム要素です。次の目的地までの距離だけでなく、悟空の体力、レベル、手札の内容を確認してから移動カードを選ぶことが重要になります。修行と神経衰弱の仕組み

「運命の選択」で占いババを引くと、亀仙人との修行や仲間カードを獲得できる神経衰弱が始まることがあります。どちらも戦闘以外で悟空を強化できるイベントですが、発生するかどうかはランダムです。

イベント目的成功時の効果失敗・注意点
修行亀仙人が出したカード以上の星を持つカードを選ぶ修行値を獲得して悟空の成長につなげる手札の星が小さいと成功しにくい
神経衰弱同じキャラクターが描かれた2枚のカードをそろえるそろえたキャラクターの仲間カードを獲得する失敗するかピッコロ大魔王を引くと終了する

修行では、亀仙人がカードを1枚提示します。プレイヤーは手札から、亀仙人のカードより星が多いか、同じ数のカードを選びます。条件を満たしたカードを出し続け、すべての勝負に成功すると修行値を獲得できます。

修行の回数は1~5回の間でランダムに決まります。回数が多いほど成功までに必要なカードも増えますが、すべて突破した際に得られる修行値も多くなります。戦闘を行わずに経験値を得られるため、悟空のレベルが低い序盤では役立つイベントです。

修行の項目内容
相手亀仙人
勝利条件亀仙人が出したカード以上の星を持つカードを出す
修行回数最大1~5回の中からランダムで決まる
報酬修行値を獲得する
修行値勝負の回数が多い修行ほど成功時に多く獲得できる

ただし、星の大きなカードはフィールド移動や敵との戦闘でも役立ちます。修行で強いカードを使い切ると、その後の移動や戦闘で不利になる可能性があるため、現在の手札を確認して選ぶ必要があります。

神経衰弱では、9枚の伏せカードから2枚を選び、同じキャラクターをそろえます。成功すると、そのキャラクターの仲間カードを入手し、続けて次のカードを選択できます。

同じキャラクターをそろえられなかった場合は、その時点で神経衰弱が終了します。また、カードの中にはピッコロ大魔王が1枚混ざっており、これを引くと仲間カードを獲得できず、敵とのカードバトルが始まります。

仲間として登場するのは、『ドラゴンボール』のキャラクターだけではありません。アラレちゃん、ガッちゃん、Dr.マシリトなど、『Dr.スランプ』のキャラクターが出現することもあります。

神経衰弱で同じカードを引けるかどうかは運の影響が大きく、狙った仲間を確実に入手する方法はありません。強力な仲間カードを獲得できる可能性がある一方で、何も入手できないまま終了することも多いイベントです。

カードバトルのルールと攻撃方法

フィールドの「運命の選択」やアドベンチャーパートで敵と遭遇すると、1対1のカードバトルが始まります。悟空と敵がカードを1枚ずつ公開し、星の数によって攻撃権を決めるのが基本ルールです。

戦闘開始時には、使用するカードの枚数を1~5枚から選び、カードを出す順番を決めます。敵側から使用枚数を指定される場合もあるため、すべての戦闘で自由に枚数を選べるわけではありません。

戦闘の流れ内容
1.使用枚数を決める1~5枚から使用するカードの枚数を選ぶ。敵に指定される場合もある
2.順番を決める手札から使用するカードを選び、出す順番を決定する
3.カードを公開する悟空と敵がカードを1枚ずつ公開する
4.攻撃権を判定する基本的には星の数が多い側が攻撃権を獲得する
5.技を使用する攻撃権を得た側がカード中央の漢字に応じた技を使用する
6.勝敗を決めるどちらかのHPがなくなるまでカードの比較と攻撃を繰り返す

星の数が同じ場合は、どちらも攻撃せずに仕切り直しとなります。また、悟空が出した星1は敵の星7に勝てる特別ルールがあります。そのため、星が小さいカードでも完全なハズレではありません。

本作では、星の数は攻撃権を決めるために使われ、星が多いほど攻撃ダメージが増えるわけではありません。実際の威力は、悟空のレベルとカード中央に書かれた技の種類によって変わります。レベルが低い状態では、攻撃権を獲得しても敵の防御力を上回れず、十分なダメージを与えられない場合があります。

攻撃手段技の内容特徴
パンチ悟空の基本的な攻撃方法
キック蹴りによって敵を攻撃する
パンチとキックの連続攻撃拳や蹴よりも大きなダメージを狙いやすい
如意棒による攻撃特定のイベントを終えるとカードに出現する
必殺技伏せカードから技を選び、かめはめ波などを使用する
戦闘から逃げる攻撃権を獲得すると逃走に成功する
ランダム使用するまで攻撃方法が分からない

「必」のカードで攻撃権を獲得すると、複数の伏せカードから1枚を選び、書かれている必殺技を発動します。MPや必殺技ポイントのような消費要素はなく、攻撃権を取ることができれば戦闘中に何度でも必殺技を使用できます。

カード下部の漢数字は、防御力と回避率に関係します。敵に攻撃権を取られても、漢数字が高ければダメージを減らしたり、攻撃を回避したりできる可能性があります。星が少ないカードを使う場合は、漢数字の高さも確認しておくことが重要です。

カードを公開する前にBボタンを押すと、所持している仲間カードを使用できます。仲間カードは、選んだバトルカードの星や漢数字を加算する補助アイテムです。「連」や「必」のカードへ使用して攻撃権を取りやすくしたり、漢数字を増やして敵の攻撃へ備えたりできます。

ただし、仲間カードの効果はキャラクターによって異なり、同じ仲間でも複数の結果が用意されている場合があります。ヤジロベーのように強力な攻撃を行うこともあれば、空腹で本来の力を出せないこともあるため、必ず有利になるとは限りません。

戦闘に勝利すると修行値を獲得し、一定値に達すると悟空がレベルアップします。敵がごちそうや仙豆を落とす場合もありますが、その場で自動的に使用されるため、回復アイテムとして持ち歩くことはできません。敗北した場合はゲームオーバーとなり、パスワードから再開することになります。

ルール自体は星の大小を比べる分かりやすいものですが、移動に使うカードと戦闘用に残すカードが共通しています。強いカードを移動に使うか、敵との戦闘へ温存するかを判断することが、カードバトルを有利に進めるポイントです。

孫悟空が使用できる必殺技一覧

カードバトルで「必」のカードを出して攻撃権を獲得すると、孫悟空の必殺技を使用できます。表示された伏せカードから1枚を選び、引いたカードに書かれている技が発動する仕組みです。

使用できる必殺技は、悟空のレベルが上がるにつれて増えていきます。成長すると上位の技が出やすくなりますが、一部の技は新しい技と入れ替わるため、最後まですべての必殺技を同時に使えるわけではありません。

必殺技習得・変化補足
ジャン拳序盤から使用する必殺技『ドラゴンボール』初期の悟空を代表する技
かめはめ波悟空の成長に応じて使用可能亀仙流を代表する遠距離攻撃
超かめはめ波かめはめ波と交換される上位技習得後は通常のかめはめ波に代わって登場する
逆かめはめ波レベルアップによって使用可能かめはめ波を利用した悟空の技
八手拳レベルアップによって使用可能腕が複数に見えるほど素早く攻撃する技
残像拳悟空の成長に応じて使用可能素早い動きで残像を生み出す技
二重残像拳残像拳と交換される上位技残像拳を強化した技として登場する
三重残像拳二重残像拳と交換される上位技残像拳系の最終段階にあたる技

必殺技には、一般的なRPGにあるMPや必殺技ポイントのような使用回数の制限がありません。「必」のカードで攻撃権を取ることができれば、同じ戦闘中でも繰り返し使用できます。

ただし、「必」のカードを出しても、敵のカードより星が少なければ攻撃権を獲得できません。強力な技を狙う場合は、星の多い「必」カードを選んだり、仲間カードで星の数を増やしたりする方法が有効です。

必殺技として何が発動するかは、伏せカードを選ぶまで分かりません。レベルが上がるほど強い技が候補に加わりますが、常に狙った技を使用できるわけではなく、カード選択による運も戦闘結果に影響します。

終盤は悟空と敵の攻撃力が高くなり、必殺技を先に当てた側が有利になりやすくなります。「必」カードをどの順番で使うか、仲間カードで攻撃権を補助するかが、ボス戦を突破するポイントです。

仲間カードのキャラクターと効果一覧

仲間カードは、カードバトル中に悟空を援護するキャラクターカードです。バトルカードを公開する前にBボタンを押すと使用でき、選択したカードの星や漢数字を増やします。

仲間カードは「運命の選択」の神龍や、占いババの神経衰弱などで入手できます。『ドラゴンボール』の仲間だけでなく、アラレちゃん、ガッちゃん、Dr.マシリトといった『Dr.スランプ』のキャラクターも含まれています。

仲間カード発動する技・行動特徴
天津飯舞空術、どどん波技によって悟空のカードを補助する
餃子超能力、どどん波超能力や鶴仙流の技で援護する
ヤムチャ新狼牙風風拳狼牙風風拳を発展させた技を使用する
ヤジロベー必殺の剣、お腹がすいていて調子が出ない強力な援護と失敗の両方がある
亀仙人かめはめ波、エッチなビデオを見ていて手が離せない攻撃する場合と援護しない場合がある
ランチマシンガン乱れ撃ちマシンガンを使って悟空を援護する
ブルマ泣き叫ぶばかり戦闘能力を持たないブルマらしい行動を取る
ウーロンコウモリに変身して逃げ出す変身能力を使うが戦闘には参加しない
プーアル鳥に変身して逃げ出すウーロンと同じく変身して逃げる
アラレちゃん軽いパンチ『Dr.スランプ』から登場する仲間カード
ガッちゃんビーム光線『Dr.スランプ』から登場し、ビームで援護する
ウミガメ甲羅の中に身を隠す、悟空の足手まといになる有効な援護を行わない場合がある
牛魔王大きなオノ大きなオノを使って援護する
チチビーム光線頭部の装備からビームを放つ
ハッちゃんすごいパンチ、恐怖に怯えている攻撃する場合と動けない場合がある
カリンさま仙豆をくれる悟空の体力を回復する特殊な仲間カード
ウパオノを投げつけるオノを使って悟空を援護する
ボラ鋭いヤリヤリによる攻撃を行う
孫悟飯かめはめ波悟空の育ての親がかめはめ波で援護する
ブリーフ博士おかしな発明発明品を使って援護する
Dr.マシリトキャラメルマンがビームを発射する『Dr.スランプ』から登場する仲間カード
橋本名人ウラワザ当時バンダイの広報を担当していた橋本真司氏をモデルとする

仲間カードは最大8種類まで所持できます。同じキャラクターのカードは9枚まで重ねられますが、所持枠がすべて埋まっていると、新しい種類の仲間カードを入手できません。

仲間カードの項目内容
使用できる場面カードバトル中
使用方法バトルカードを公開する前にBボタンを押す
主な効果選択したバトルカードの星や漢数字を加算する
所持できる種類最大8種類
同じカードの所持数最大9枚
入手方法神龍のイベントや占いババの神経衰弱など
注意点同じ仲間でも複数の効果があり、必ず有利になるとは限らない

仲間カードの効果は、キャラクターの原作での性格や能力を取り入れています。天津飯や餃子は得意技を使用しますが、ブルマは泣き叫び、ウーロンやプーアルは変身して逃げ出します。ヤジロベーや亀仙人のように、使用するたびに異なる結果が出るキャラクターもいます。

カリンさまは、ほかの仲間とは異なる特殊な効果を持っています。カード選択後は必ず「連」のカードが表示され、「悟空は仙豆をもらって体力が回復した」という結果になります。回復手段が限られている本作では有用ですが、カリンさまのカードを入手できるかどうかには運が絡みます。

隠し仲間カード「かわいい女の子」

通常の仲間カードとは別に、終盤の特定イベントで「かわいい女の子」のカードを9枚入手できます。使用すると悟空への声援が飛び、選択したカードの星を1または3、漢数字を必ず9加算します。

星の加算は控えめですが、防御力に関係する漢数字を大きく増やせるのが特徴です。星の少ないカードへ使用して敵の必殺技に耐えるなど、終盤の強敵との戦いで役立ちます。

ただし、入手方法を示すヒントがほとんどなく、普通に進めただけでは見つけにくい隠し要素です。入手できれば、必殺技を先に当てた側が有利になりやすい終盤の運要素を抑えられます。

コマンド選択型アドベンチャーとゲームオーバー

全体マップで目的地へ到着すると、コマンド選択型のアドベンチャーパートが始まります。画面内の人物と話したり、周囲にある物を調べたりしながら情報を集め、必要なイベントを発生させると次の目的地へ進めます。

表示されるコマンドは場所や状況によって変化します。単に人物へ話しかけるだけでなく、適切な場所でアイテムやかめはめ波を使用しなければ進めない場面もあります。

コマンド主な使い方注意点
移動別の場所や画面へ移動する移動先によってはダメージやゲームオーバーが発生する
はなす画面内の人物から情報を聞く相手や状況によっては攻撃を受ける場合がある
調べる人物、建物、地面、周囲の物などを確認する調べる場所や順番が進行条件になることがある
使う入手したアイテムを使用する誤ったアイテムを使っても物語が進まない
叩く扉や物体などを叩く不用意に選ぶと罠が発動する場合がある
かめはめ波障害物を壊すなど、特定の仕掛けに使用する使用する場所を間違えると危険な結果になることがある

アドベンチャーパートでは、必要な情報やアイテムを集めるだけでなく、進行に必要な条件を順番に満たす必要があります。その場所で決められたイベントをすべて終えると次の目的地が表示され、特定の出口から全体マップへ戻れるようになります。

本作を難しくしているのが、選択するとすぐにゲームオーバーになるコマンドです。危険だと分かりやすい選択肢だけでなく、初見では正解に見える行動にも罠が含まれています。

危険な行動・状況発生する結果
「さよならの果実」を食べるその場でゲームオーバーになる
水門を不用意に破壊する水に流されてゲームオーバーになる
雪山や寒い場所を移動し続ける体力が減少し、ゼロになるとゲームオーバーになる
洗脳された相手へ不用意に話しかける攻撃を受けて体力が減少する
罠がある場所を調べる槍などの仕掛けによってゲームオーバーになる場合がある
戦闘で敗北する悟空のHPがゼロになりゲームオーバーになる

原作の場面を知っていれば危険を予想できる選択肢もありますが、罠に気づいても正しい回避方法が分かりにくいことがあります。正解を見つけるには、複数のコマンドを試し、人物から得た情報や所持アイテムを確認する必要があります。

アドベンチャーパートでゲームオーバーになると、そのパートの最初からやり直しです。直前の選択肢から再開できないため、同じ会話や調査を繰り返すことになります。敵と何度も戦う場所では、再挑戦によって体力や手札の状況が変わる点にも注意が必要です。

ファミコン版には中断セーブがなく、長時間プレイを中断する場合はパスワードを記録します。ただし、パスワードから再開すると手札がランダムに配り直されるため、ゲームオーバー前と同じ条件で再挑戦できるとは限りません。

戦闘のルールは比較的分かりやすく、修行によって悟空を成長させることもできます。一方、アドベンチャーパートはコマンド選択による失敗が多く、本作の難易度を大きく引き上げています。この即死につながる選択肢の多さは、『ドラゴンボール 大魔王復活』を特徴づける要素のひとつです。

敵の城に登場する3D迷路の仕組み

新ピラフ城やピッコロ大魔王に関係する拠点では、一人称視点で内部を進む3D迷路が登場します。通常のアドベンチャーパートとは画面の見え方が異なり、通路を移動しながら敵やボスの部屋を探します。

3D迷路では、最初からボスの部屋へ入れるとは限りません。城内に潜んでいる複数の配下を見つけてすべて倒すと、ボスがいる場所へ進めるようになります。

3D迷路の項目内容
画面形式通路を正面から見る一人称視点
主な目的城内を探索し、敵の配下やボスの部屋を見つける
ボス部屋の条件拠点内に潜む配下をすべて倒す
戦闘特定の場所へ移動すると敵とのカードバトルが発生する
難しい点同じような通路が多く、現在地や方向を見失いやすい
有効な対策進んだ方向、曲がった場所、敵の位置などをメモする

迷路内は似た景色が続くため、同じ場所を何度も通っていることに気づきにくくなっています。行き止まりや分岐もあり、感覚だけで進むと入口へ戻れなくなる場合があります。

攻略する場合は、方眼紙などに通路を書きながら進む方法が有効です。紙に地図を描かない場合でも、「入口から右、次を左」「敵を倒した場所」など、移動順を簡単に記録しておくと迷いにくくなります。

迷路で記録したい情報理由
入口の方向引き返す必要がある場合に現在の向きを確認できる
分岐で選んだ方向調べていない通路を判別しやすくなる
行き止まり同じ通路へ入り直すことを防げる
敵がいた場所倒していない配下や探索済みの範囲を確認できる
ボスの部屋配下を倒した後に戻る場所を把握できる

迷路内では複数の戦闘が発生するため、入る前に悟空のレベルと体力を確認しておくことも重要です。敵を倒すたびに体力が減っていくと、ボスへ到着しても十分に戦えない可能性があります。

また、体力を回復できるごちそうや仙豆は自由にストックできません。フィールドで神龍を引いたときや、敵が回復アイテムを落としたときに即座に使用されるため、迷路へ入ってから好きなタイミングで回復することはできません。

3D迷路は敵との戦闘だけでなく、現在地を把握すること自体が攻略要素になっています。コマンド選択による即死だけでなく、迷路の構造を覚える必要がある点も、本作のアドベンチャーパートを難しくしている理由です。

ストーリーと原作から変更された設定

『ドラゴンボール 大魔王復活』の物語は、ピッコロ大魔王編を基にしています。ピッコロ大魔王の手先によって修行仲間のクリリンを失った孫悟空が、仲間の敵を討ち、大魔王を倒すために旅立ちます。

クリリンの死やタンバリンとの戦いなど、物語の出発点は原作を意識していますが、その後の展開はゲーム向けに大幅なアレンジが加えられました。過去に訪れた場所や初期のキャラクターが再登場し、原作には存在しない魔族や舞台を交えながらダークキャッスルを目指します。

原作・過去作品の要素ゲームでの変更・追加内容
ピッコロ大魔王編クリリンの死と大魔王復活を基に、オリジナルの冒険を加えている
海底洞窟悟空が再び訪れ、番人ロボットや魔族となった桃白白と戦う
ジングル村マッスルタワー跡でピラフマシーンと戦う展開が追加されている
ペンギン村兎人参化が学校を占領し、アラレちゃんの助けを借りて対処する
桃白白ピッコロ大魔王に魂を売り、魔族の力を得た強敵として登場する
鶴仙人カリン塔で悟空と直接戦うボスとして登場する
兎人参化ピッコロ大魔王に協力し、人間を人参に変えて魔族の食料にしようとする
ウーロンとプーアル2人が通っていた南部変身幼稚園が舞台として登場する
コンペイ塔前作を思わせる名称のオリジナル舞台「秘境コンペイ」が登場する

本作では、原作で悟空と戦わなかったキャラクターがボスになる場合があります。鶴仙人はカリン塔で悟空と戦い、桃白白はピッコロ大魔王から魔族の力を得たという設定です。原作の人物関係を残しつつ、カードバトルを増やすための独自展開が加えられています。

ペンギン村では、兎人参化が学校を占領しています。兎人参化とは直接カードバトルを行わず、アラレちゃんの力を借りて倒す仕掛けです。『ドラゴンボール』と『Dr.スランプ』のつながりを生かしたエピソードになっています。

物語後半に登場する秘境コンペイは、本作を代表するオリジナルの舞台です。カリンさまから、魔族を倒すために必要な3つの宝がある場所として教えられます。

秘境コンペイの項目内容
場所南の果てにあるとされるゲームオリジナルの秘境
入る方法入口の聖なる台でドラゴンボールと如意棒を使用する
案内役現れた神龍が悟空を秘境へ案内する
守り神コンペイ様
試練コンペイ様との試合に3回勝利する
入手できる宝聖なるハンマー、聖なるリング、聖なる道着

敵側にも、ウクレレ、バンジョー、シンセサイザー星人、コンペイ様、オルガンなど、ゲーム独自のキャラクターが多数登場します。ピッコロ大魔王の側近オルガンは、ドラムへ姿を変えて悟空と戦います。

ピッコロの館には、魔族に命を奪われた「かわいい女の子」の魂も閉じ込められています。悟空が館にある妖球を破壊すると魂が解放され、女の子が生き返ります。このイベントは、終盤で役立つ隠し仲間カードの入手にも関係しています。

原作の物語をそのまま追体験する作品ではありませんが、登場人物の能力や性格、過去の冒険で訪れた場所を生かして新しい物語を構成しています。ピッコロ大魔王編を軸に、初期『ドラゴンボール』のキャラクターを幅広く登場させている点が、本作のストーリーの特徴です。

孫悟空が訪れる場所と目的一覧

『ドラゴンボール 大魔王復活』では、全体マップを移動しながら各地を巡ります。原作に登場したカメハウスや聖地カリンに加え、南部変身幼稚園、秘境コンペイ、ダークキャッスルなど、本作独自の場所も用意されています。

目的地へ到着するとアドベンチャーパートが始まり、人物との会話、アイテム探し、敵との戦闘などを進めます。必要なイベントをすべて終えると次の目的地が示され、全体マップへ戻れるようになります。

場所主な内容・目的登場する人物・敵
カメハウスクリリンの死をきっかけに、悟空がピッコロ大魔王を倒す旅へ出る孫悟空、クリリン、亀仙人など
西の都人物と会話して情報を集め、次の目的地へ向かうブルマなど
南部変身幼稚園ウーロンとプーアルに関係する幼稚園を調査するポンダヌキ先生、ポンギツネ先生など
ジングル村寒さで体力が減る村を探索し、マッスルタワー跡へ向かうハッちゃん、ピラフマシーンなど
新ピラフ城3D迷路になった城内を探索し、配下やボスを倒すピラフ一味、ピラフマシーンなど
海底洞窟洞窟内を進み、ロボットや魔族の力を得た桃白白と戦う番人ロボット、バンジョー、桃白白など
占いババの宮殿占いババに関係するイベントを進め、次の目的地につながる情報を得る占いババなど
聖地カリンカリン塔周辺を探索し、鶴仙人との戦いやカリンさまのイベントを進めるカリンさま、鶴仙人など
ペンギン村学校を占領した兎人参化に対処し、アラレちゃんの協力を得るアラレちゃん、兎人参化、シンセサイザー星人など
秘境コンペイコンペイ様との3回の試合に勝ち、魔族を倒すための宝を入手するコンペイ様、カッパなど
ピッコロの館館内を探索して敵を倒し、妖球に閉じ込められた魂を解放するオルガン、ドラム、かわいい女の子など
ダークキャッスルピッコロ大魔王が待つ最終目的地を攻略するピッコロ大魔王と配下の魔族

序盤で訪れるジングル村は、防寒具を手に入れるまで屋外を移動するたびに体力が減少します。村の構造や調べる場所が分からないまま移動を繰り返すと、戦闘をしていなくてもゲームオーバーになる可能性があります。

新ピラフ城などの敵の拠点は3D迷路になっています。城内に潜んでいる配下を倒さなければボスの部屋へ進めないため、通路の構造だけでなく、倒した敵の場所も記録しておくと攻略しやすくなります。

海底洞窟では、原作に登場した舞台を再び訪れます。番人ロボットや大ダコを思わせるバンジョーに加え、ピッコロ大魔王へ魂を売り、魔族の力を得た桃白白がボスとして登場します。

ペンギン村では、『Dr.スランプ』のアラレちゃんたちが物語に関わります。学校を占領した兎人参化とは通常のカードバトルを行わず、アラレちゃんの力を借りて倒す必要があります。

秘境コンペイは、魔族を倒すために必要な3つの宝が眠るゲームオリジナルの場所です。入口にある聖なる台でドラゴンボールと如意棒を使うと神龍が現れ、悟空を秘境へ案内します。

ピッコロの館では、敵を倒すだけでなく、妖球を破壊して閉じ込められた魂を解放するイベントがあります。条件を満たすと、終盤の戦闘で役立つ「かわいい女の子」の仲間カードを入手できます。

各地で情報やアイテムを集め、悟空を成長させた先に待つのがダークキャッスルです。原作の舞台を巡る前半からオリジナル色の強い後半へ移り、最終的にピッコロ大魔王との決戦を迎えます。

敵キャラクターとボス一覧

『ドラゴンボール 大魔王復活』には、原作のピッコロ大魔王やタンバリン、シンバルに加え、ウクレレ、バンジョー、シンセサイザー星人などのオリジナルキャラクターが登場します。桃白白や鶴仙人のように、原作とは異なる立場で悟空と戦う人物もいます。

敵キャラクター登場場所・立場特徴・主な攻撃
ウクレレ物語中盤まで出現するゲームオリジナルの魔族レベル1~4が存在し、レベルによって体色や尻尾、剣、魔光砲などの攻撃が異なる
タンバリンピッコロ大魔王の部下魔光砲を使用する。物語冒頭のレベル4との戦闘は実質的な敗北戦になっている
ピラフマシーンマッスルタワー跡のボス、新ピラフ城の中ボスピラフ、シュウ、マイが1台のマシーンに乗り、ロケット砲で攻撃する
番人ロボット海底洞窟の中ボスとして登場し、後に通常戦闘にも出現刀、尻尾、マシンガンを使い分ける海賊のロボット
バンジョー海底洞窟に登場するゲームオリジナルの魔族大ダコを思わせる姿を持ち、回転拳と八手拳を使用する
桃白白海底洞窟のボスピッコロ大魔王に魂を売って魔族の力を得ており、どどん波を使用する
鶴仙人カリン塔で戦うボス原作とは異なり悟空と直接戦い、どどん波を使用する
兎人参化ペンギン村の学校を占領人間を人参に変えて魔族の食料にしようとする。通常のカードバトルでは倒せない
シンバルピッコロ大魔王の部下タンバリンに近い強さを持ち、魔光砲とビーム攻撃を使用する
シンセサイザー星人ペンギン村のボスとして登場し、後に通常戦闘にも出現オメガ拳とブラックホール波を使用し、倒した際の修行値が多い
コンペイ様秘境コンペイの守り神巨大真拳と如意鼻拳を使用する。本作のボスの中でも強い部類に入る
オルガンピッコロ大魔王の側近ゲームオリジナルの魔族で、ドラムに変身して悟空と戦う
ドラムピッコロ大魔王に仕える魔族通常の魔族の中では最強クラスの力を持つ
ピッコロ大魔王ダークキャッスルで待つ最終ボス高い能力を持ち、必殺技の爆裂魔光砲を使用する

ウクレレは、本作の通常戦闘で最も多く遭遇する魔族です。魔族の中では下位に位置しますが、悟空がレベル1の序盤でレベル2のウクレレと遭遇すると、攻撃力が不足してダメージを与えにくい場合があります。

ウクレレにはレベル1~4が存在し、レベルが上がると体色や攻撃方法が変化します。レベル2以上は尻尾、剣、魔光砲などの特殊攻撃を使用します。後年には、ゲームボーイアドバンス用ソフト『ドラゴンボール アドバンスアドベンチャー』にも登場しました。

物語冒頭で戦うレベル4のタンバリンはHP80を持ち、実質的に勝つことを想定していない戦闘です。序盤から強敵との戦いを見せることで、復活したピッコロ大魔王と配下の脅威を表現しています。

ピラフマシーンは、原作のように3人が別々のマシーンへ乗るのではなく、ピラフ、シュウ、マイが1台のマシーンに乗って悟空を襲います。ジングル村のマッスルタワー跡ではボス、新ピラフ城では中ボスとして登場します。

桃白白と鶴仙人は、原作から立場が変更されたボスです。桃白白は魔族の力を得た強敵として登場し、鶴仙人はカリン塔で悟空と直接戦います。どちらも得意技のどどん波を使用します。

兎人参化は通常のボスとは異なり、カードバトルで倒すことができません。ペンギン村でアラレちゃんの協力を得て、兎人参化の能力へ対処する必要があります。

秘境コンペイで戦うコンペイ様は、魔族ではなく秘境の守り神です。悟空は魔族を倒すための3つの宝を受け取るため、コンペイ様との試合に3回勝利しなければなりません。鳥山明氏が気に入ったと語った「如意鼻拳」を使用するキャラクターでもあります。

終盤は悟空だけでなく敵の攻撃力も高くなり、必殺技を先に当てた側が有利になりやすくなります。ピッコロ大魔王の爆裂魔光砲を耐えるには、漢数字の高いカードや仲間カードを利用して防御力を補うことが重要です。

ゲームに登場するその他のキャラクター

『ドラゴンボール 大魔王復活』には、敵や仲間カード以外にも、アドベンチャーパートの進行に関わるキャラクターが登場します。原作本編では見かけない人物も多く、本作独自の物語を構成する役割を持っています。

キャラクター登場場所・立場主な役割
ポンダヌキ先生南部変身幼稚園の園長ヤムチャを訪ねてきた悟空が出会う。別の関連書籍では「コンダヌキ」の名前で登場する
ポンギツネ先生南部変身幼稚園の先生ウーロンとプーアルの担任を務めていた人物
カッパ秘境コンペイの川バナナの皮を渡すと、お礼として「真実のメガネ」をくれる
かわいい女の子ピッコロの館に魂を閉じ込められている女性妖球を破壊すると魂が解放されて生き返り、隠し仲間カードの入手にも関係する

ポンダヌキ先生とポンギツネ先生は、ウーロンとプーアルが通っていた南部変身幼稚園の関係者です。『週刊少年ジャンプ特別編集 DRAGONBALL冒険SPECIAL』にもよく似たキャラクターが登場しますが、ポンダヌキ先生は同書では「コンダヌキ」と記載されています。

秘境コンペイにいるカッパは食べ物を求めています。悟空がバナナの皮を渡すと「真実のメガネ」を受け取れます。会話だけでなく、適切なアイテムを使って物語を進めるアドベンチャーパートの仕掛けです。

かわいい女の子は、魔族によって命を奪われ、魂を妖球に閉じ込められています。悟空がピッコロの館にある妖球を破壊すると生き返り、終盤の戦闘で役立つ仲間カードにもなります。

これらのキャラクターは直接ボスとして戦うのではなく、会話やアイテムの受け渡し、隠しイベントを通して悟空の冒険に関わります。原作の人物だけではなく、ゲーム独自の住人を配置している点も本作の特徴です。

カードシステムが誕生した開発経緯

『ドラゴンボール 大魔王復活』で初めて採用されたカードシステムは、トランプを使った遊びから着想を得たとされています。移動と戦闘の両方に同じカードを使用する仕組みは、後から開発へ参加したスタッフの間でも語り継がれる存在になりました。

開発スタッフは、『ドラゴンボール』初期の魅力である「バトル」と、ドラゴンボールを探して各地を巡る「冒険」の両方をゲーム内で表現しようとしました。その結果、カードバトルとコマンド選択型アドベンチャーを組み合わせた構成が生まれています。

開発上の目的・制約採用された表現方法
原作のバトルを迫力のある画面で見せる漫画のコマ割りを思わせる戦闘アニメーションを採用
ドラゴンボールを探す冒険を表現する各地を巡る全体マップとアドベンチャーパートを採用
ファミコンの限られた容量へ収める広いマップを直接歩く方式ではなく、カード式のすごろくへ変更
移動と戦闘へ共通の判断要素を加える星、攻撃手段、漢数字を持つカードを両方で使用
多くのキャラクターを登場させる仲間カードとして『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ』の人物を収録

戦闘シーンでは、孫悟空や敵の動きを漫画のコマのように区切って表示します。ファミコンで滑らかなアニメーションを長時間見せることが難しい中、限られた画像を切り替えることで、原作のスピード感や攻撃の迫力を表現しました。

しかし、戦闘演出へ多くの容量を使うと、冒険用の広大なフィールドを収録する余裕が少なくなります。そこで、マップ上を自由に歩かせるのではなく、カードに描かれた星の数だけ進むすごろく形式が採用されました。

この仕組みによって、カードは単なる戦闘コマンドではなくなりました。星の多いカードを移動に使って目的地へ早く到着するか、次の戦闘に備えて残すかという選択が生まれています。

移動後に発生する占いババの手札交換も、キャラクターの性格をゲームシステムへ取り入れた仕掛けです。プレイヤーが集めた強いカードを交換させることで、占いババの意地悪な一面を表現しています。

主な開発担当担当者・会社
総監督チャーリーあきのぶ
助監督伝書鳩ふみひさ(はやかわふみひさ)
ディレクター荻野目洋
プログラムトレーシーかずや(しみずかずや)
音楽安達春樹、ペルー
デザインあきこ、ゆうこ、かつら、やすえ
主な開発トーセ、D&D

本作で形になったカード式の移動と戦闘は、次回作『ドラゴンボール3 悟空伝』へ継承されました。その後のファミコン版『ドラゴンボールZ』作品でもカードを使ったシステムが採用され、シリーズを特徴づけるゲーム形式へ発展しています。

鳥山明が語った『大魔王復活』の感想

鳥山明 THE WORLD (ジャンプコミックス デラックス)

『ドラゴンボール』の原作者である鳥山明氏も、『ドラゴンボール 大魔王復活』を実際にプレイしています。妻のみかみなち氏と2人で挑戦し、約2日でエンディングまで到達しました。

感想の要点内容
難易度ゲームオーバーになりやすく、クリアまで苦戦した
原作再現原作の設定を忠実に取り入れている点を評価した
オリジナル要素原作にない展開やキャラクターにも新鮮さを感じた
物語の印象独自要素を加えながらも、原作から大きく離れていないと感じた
気に入った要素コンペイ様が使用する「如意鼻拳」

鳥山明氏も難しさとして挙げたのが、悟空がすぐにゲームオーバーになってしまう点です。本作には、戦闘での敗北だけでなく、コマンドの選択ミスや寒さ、罠などによって冒険が終了する場面が多く用意されています。

その一方で、原作に登場した人物の性格や能力がカードの効果に反映されている点や、過去の舞台を使った独自の物語は好意的に受け止められました。ピッコロ大魔王編をそのまま再現せず、原作の世界観を保ちながら新しい冒険を加えたことが評価されています。

特に印象に残ったとされたコンペイ様は、本作のために作られた秘境コンペイの守り神です。鼻を伸ばして攻撃する「如意鼻拳」は、原作にはない本作独自の必殺技となっています。

原作者自身が最後までプレイし、原作再現とオリジナル要素の両方へ触れていることからも、『大魔王復活』が初期『ドラゴンボール』の雰囲気を意識して制作された作品であることが分かります。

発売当時のレビューと評価

『ドラゴンボール 大魔王復活』は、カードを使った独自の移動・戦闘システムや、漫画のコマ割りを思わせる戦闘演出が評価されました。一方で、アドベンチャーパートに初見では回避しにくいゲームオーバーが多いことや、回復や手札に運が絡む点は評価が分かれています。

評価媒体得点満点
ファミコン通信 クロスレビュー27点40点
ファミリーコンピュータMagazine ゲーム通信簿22.94点30点

『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票では、キャラクターが4.09点、オリジナリティが4.06点となっており、どちらも6項目の中で4点を超えています。豊富な登場人物と、当時としては珍しかったカードバトルが特に印象へ残ったことが分かります。

評価項目得点満点
キャラクター4.09点5点
音楽3.63点5点
お買得度3.51点5点
操作性3.74点5点
熱中度3.91点5点
オリジナリティ4.06点5点
総合22.94点30点

評価されているポイント

評価点内容
分かりやすいカードバトル星を比較して攻撃権を決めるルールが理解しやすく、戦闘のテンポもよい
漫画風の戦闘演出画面をコマのように切り替え、原作のスピード感と攻撃の迫力を表現している
原作を意識した作画悟空や敵の攻撃場面が原作の絵柄を意識して描かれている
豊富なキャラクター初期『ドラゴンボール』の人物に加え、『Dr.スランプ』のキャラクターも登場する
仲間カードの演出技だけでなく、空腹や逃走などキャラクターの性格を反映した行動が用意されている
通常戦闘の難易度序盤の一部を除けば極端に強い雑魚敵は少なく、修行でも経験値を獲得できる
独自の物語原作の世界観を残しながら、秘境コンペイなどの新しい冒険を加えている

戦闘は、カードを出して星を比較し、攻撃権を得た側が技を使用するという簡潔なルールです。カード中央の漢字や下部の漢数字によって攻撃と防御にも違いがあり、一般的なコマンド式RPGとは異なる見せ方になっています。

また、戦闘シーンのグラフィックは漫画のコマ送りのように描かれます。滑らかなアニメーションではありませんが、攻撃する悟空とダメージを受ける敵を大きく表示することで、ファミコンの限られた表現の中でも『ドラゴンボール』らしい迫力を出しています。

評価が分かれるポイント

問題点内容
即死選択肢初見では危険と判断しにくいコマンドでもゲームオーバーになる
手札のランダム性使用後に補充されるカードの星や漢数字を選べない
仲間カードの分かりにくさ使用するまで具体的な効果が分からず、同じ仲間でも結果が変わる場合がある
仲間の所持制限最大8種類までしか持てず、新しい仲間を入手できない場合がある
回復手段回復イベントやアイテムの出現に運が絡み、好きなタイミングで使用できない
アドベンチャー画面グラフィックを表示する範囲が細長く、画面内の情報が限られている
終盤の戦闘悟空と敵の攻撃力が高く、必殺技を先に当てた側が有利になりやすい

カードバトルは運の影響を受けますが、完全に選択の余地がないわけではありません。星の多いカードを移動に使うか戦闘へ残すか、体力が減った敵へ強いカードを使うか次の戦闘へ温存するかといった判断が必要です。

ただし、占いババによって手札をすべて交換される場合があり、計画どおりにカードを残せないこともあります。体力の回復にも運が絡むため、戦闘以外のランダム要素が攻略へ大きく影響します。

本作の出荷本数は約53万本で、約120万本を記録した前作『神龍の謎』を下回りました。それでもカード式の移動と戦闘は次回作以降へ継承されており、ゲームシステムの路線変更は後のファミコン版シリーズへ大きな影響を与えています。

アドベンチャーパートの難しさは好みが分かれるものの、カードバトルと漫画風の戦闘演出は本作ならではの特徴です。原作再現と大胆なオリジナル展開を組み合わせた、初期『ドラゴンボール』ゲームを代表する作品のひとつです。

『Jレジェンド列伝』に収録されたニンテンドー3DS版

バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝

『ドラゴンボール 大魔王復活』は、2013年11月7日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』にも収録されています。

『Jレジェンド列伝』は、Vジャンプ創刊20周年とファミリーコンピュータ発売30周年を記念して企画された作品です。『週刊少年ジャンプ』や『Vジャンプ』に関係するファミコン・スーパーファミコン用ゲームを9作品収録しています。

項目内容
収録作品バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝
対応機種ニンテンドー3DS
発売日2013年11月7日
発売元バンダイナムコゲームス
開発元ゴッチテクノロジー、リズ
メディアニンテンドー3DSカード
型式CTR-P-BNGJ(JPN)
追加機能ヒント機能、中断セーブ

収録されている『大魔王復活』のゲーム内容は、基本的にファミコン版と同じです。カードバトル、アドベンチャーパート、登場キャラクター、ゲームオーバーになる選択肢なども変更されていません。

ファミコン版との大きな違いは、ヒント機能と中断セーブが追加されている点です。どのコマンドを選べばよいか分かりにくい場面ではヒントを確認でき、プレイを中断したい場合はその場の状態を保存できます。

比較項目ファミコン版『Jレジェンド列伝』収録版
ゲーム内容オリジナル版ファミコン版をそのまま収録
進行のヒントなしヒント機能を追加
通常のセーブなし中断セーブを利用可能
コンティニューパスワードを入力パスワードに加えて中断セーブを利用できる
即死選択肢ありゲーム内容が同じため収録版にも存在する

オリジナル版では、ゲームを中断するたびに長いパスワードを記録して入力する必要があります。『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』では中断セーブが使えるため、短い時間でも進めやすく、ゲームオーバーの多い本作を遊ぶ際の負担が軽減されています。

ヒント機能も、初見では判断しにくいアドベンチャーパートの攻略に役立ちます。ただし、難易度やカードのランダム性を調整したリメイクではなく、ファミコン版を遊びやすい機能とともに収録した移植版です。

『Jレジェンド列伝』には、『ドラゴンボール』シリーズから『神龍の謎』『大魔王復活』『強襲!サイヤ人』『超武闘伝2』が収録されています。初回生産版には、『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』を入手できるダウンロード番号も付属していました。

『ドラゴンボール 大魔王復活』の攻略動画とゲームオーバー集

『ドラゴンボール 大魔王復活』のゲーム内容は、YouTubeの攻略動画でも確認できます。カードバトルの流れ、アドベンチャーパートの正しいコマンド、3D迷路の進み方など、文章だけでは分かりにくい場面を映像で紹介しています。

オープニングからピッコロ大魔王戦までの攻略動画

ゲーム開始直後から最終ボスのピッコロ大魔王戦、エンディングまでを収録した攻略動画です。物語の進行に必要なコマンドやアイテム、各地のボス戦、秘境コンペイ、ダークキャッスルの攻略を確認できます。

アドベンチャーパートで次に選ぶコマンドが分からない場合や、3D迷路で道に迷った場合は、該当する場面を確認すると進めやすくなります。ファミコン版は中断セーブができないため、ゲームオーバーになる前に正しい手順を確認したいときにも役立ちます。

コマンド選択によるゲームオーバー集

本作には、戦闘での敗北以外にも多数のゲームオーバーが用意されています。危険な果実を食べる、水門を壊す、寒い場所を移動し続けるなど、悟空が思わぬ理由で冒険を終える場面をまとめています。

ゲームオーバーになる選択肢の中には、初見では危険だと判断しにくいものがあります。原作を知っていれば予想できる罠もありますが、正しい回避方法が分からない場面もあるため、本作の難しさを知るうえでも参考になる動画です。

動画はレトロフリークを使用して収録しています。HDMI出力によって、カードの文字やファミコンのドット絵を見やすい画質で確認できます。

『大魔王復活』の関連攻略本とコミック

『ドラゴンボール 大魔王復活』には、ゲームの発売時期に合わせて公式攻略本が刊行されています。また、物語の基になったピッコロ大魔王編は原作コミックでも読むことができます。

ドラゴンボール 大魔王復活 必勝!!奥義の書!!

ドラゴンボール 大魔王復活 必勝!!奥義の書!!
攻略本FC ドラゴンボール 大魔王復活 必勝!! 奥

『ドラゴンボール 大魔王復活 必勝!!奥義の書!!』は、週刊少年ジャンプ編集部が編集し、集英社から刊行された攻略本です。ゲーム発売日の3日後となる1988年8月15日に発売されました。

項目内容
書籍名ドラゴンボール 大魔王復活 必勝!!奥義の書!!
編集週刊少年ジャンプ編集部
出版社集英社
発売日1988年8月15日
ISBN4-8342-1069-3
主な内容ゲームの進行、登場キャラクター、設定、攻略に関する情報

本作はコマンド選択によるゲームオーバーや3D迷路が多いため、正しい進行手順を確認できる攻略本は実用性があります。仲間カードの効果や、ゲームオリジナルキャラクターの設定を知る資料としても利用できます。

攻略本には、原作者の鳥山明氏が妻のみかみなち氏と本作をクリアした際の感想も掲載されています。ゲームオーバーの多さに苦戦しながらも、原作を意識した内容やオリジナル要素を評価していたことが紹介されています。

原作コミックのピッコロ大魔王編

本作の物語をより深く理解したい場合は、原作コミックのピッコロ大魔王編も参考になります。クリリンの死、タンバリンとの戦い、ピッコロ大魔王の復活など、ゲームの土台となった出来事を確認できます。

原作とゲームを比較すると、桃白白、鶴仙人、兎人参化などの立場が変更されていることが分かります。原作コミックを読んだ後にゲームをプレイすると、『大魔王復活』がどのようにピッコロ大魔王編をアレンジしたのかを確認できます。

『ドラゴンボール3 悟空伝』へ受け継がれたカードシステム

ファミコンソフト ドラゴンボール3 悟空伝

『ドラゴンボール 大魔王復活』で採用されたカード式の移動と戦闘は、後のファミコン版『ドラゴンボール』作品にも受け継がれました。前作のアクション路線から変更された本作は、初期のカードバトルRPGシリーズの基礎を作った作品です。

直接の次回作となる『ドラゴンボール3 悟空伝』は、1989年10月にファミリーコンピュータで発売されました。カードを使ってフィールドを進み、敵と戦いながら悟空を成長させる基本的な仕組みを継承しています。

比較項目大魔王復活ドラゴンボール3 悟空伝
発売年1988年1989年
基本システムカードによる移動、戦闘、コマンド選択型アドベンチャーカード式の移動と戦闘を継承
仲間・お助けカード星や漢数字を加算して悟空を援護するカードの役割や効果を発展させている
成長システム修行値を獲得してレベルアップするレベルアップ時のステータス配分を導入
物語ピッコロ大魔王編を基にした半オリジナル悟空の少年時代から成長後までを描く

『悟空伝』では、レベルアップ時に能力を割り振るステータス配分が追加されました。プレイヤーが悟空の成長方針を決められるようになり、『大魔王復活』よりもRPGとしての育成要素が強くなっています。

ストーリー面では、少年時代の悟空だけでなく、成長して大人になった悟空も登場します。ファミコン版シリーズにおいて、原作の広い範囲を扱う方向へ発展した作品です。

移動後にキャラクターカードを引き、その内容によって戦闘や回復などが発生する仕組みも後の作品へ影響を与えました。『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』では、敵側の中心人物を描いたカードを引くと敵と遭遇する形式が採用されています。

『大魔王復活』の要素後の作品での継承・発展
カードでフィールドを移動カードRPGシリーズの基本的な移動方法として継承
星で攻撃権を判定カードの数値を使った戦闘システムへ発展
仲間カードお助けカードとして効果や役割を拡張
移動後のイベントカード戦闘、回復、修行などが起こるランダムイベントとして継承
ピッコロ大魔王で敵と遭遇『激神フリーザ!!』でも敵に関係するカードで戦闘が発生
漫画風の戦闘演出キャラクターの攻撃を大きく見せるカードバトルへ発展

『大魔王復活』のカードシステムには、手札や回復に運が絡むなどの粗さも残っていました。それでも同じ形式を採用した続編が制作されたことから、原作のバトルと冒険を表現する方向性はシリーズの基本として定着したといえます。ドラゴンボール3 悟空伝

同名のアナログボードゲーム版も発売

ボードゲーム パーティジョイ104 ドラゴンボールゲーム 大魔王復活

『ドラゴンボール 大魔王復活』は、ファミコン用ソフトだけでなく、バンダイのアナログボードゲーム「パーティジョイ」シリーズでも商品化されました。シリーズ番号はNo.104で、ファミコン版とほぼ同じ時期に同名タイトルとして発売されています。

ボードゲーム版も、カードを使った戦闘とすごろく形式のマップを組み合わせています。新ピラフ城やダークキャッスルなど、ファミコン版と共通する場所や目的が採用されており、ゲーム内容をアナログ用に置き換えた作品です。

比較項目ファミコン版ボードゲーム版
発売元バンダイバンダイ
商品シリーズファミリーコンピュータ用ソフトパーティジョイ No.104
移動方法カードに描かれた星の数だけ進むサイコロなどのランダム要素でマップを進む
戦闘画面上でカードの数値を比較するカードを使い、ダメージをアナログで計算する
イベントピッコロ大魔王、神龍、占いババ、ミスターポポなどのカードマップ上のマークによって同様のイベントが発生する
主な舞台新ピラフ城、ダークキャッスルなどファミコン版と同じ名称の拠点が登場する
プレイ人数1人最大4人
目的悟空を成長させてピッコロ大魔王を倒すほかのプレイヤーより早くピッコロ大魔王を倒す

ファミコン版と大きく異なるのは、最大4人で遊べることです。各プレイヤーが孫悟空を担当するため、ゲーム上では最大4人の悟空が同時に冒険することになります。

プレイヤーはマップを進みながらカードバトルを行い、ダークキャッスルにいるピッコロ大魔王の撃破を目指します。最も早くピッコロ大魔王を倒したプレイヤーが勝者となる対戦形式です。

マップのマスには、ファミコン版の「運命の選択」と同じキャラクターが使われています。それぞれの役割もゲーム版に近く、デジタルとアナログで共通のルールや世界観を楽しめるように作られました。

同じタイトル、舞台、カードバトルを使いながら、1人用RPGと最大4人用ボードゲームに展開された珍しい例です。ファミコン版だけでなく、当時の玩具展開を知る資料としても興味深い作品となっています。

隠しパスワードとゲームに関する余談

『ドラゴンボール 大魔王復活』には、通常のプレイでは仲間にできないピッコロ大魔王のカードを所持した状態から再開できるパスワードがあります。ただし、カードの効果や表示されるセリフがピッコロ大魔王と一致していないため、意図的な隠し要素ではなくバグと考えられています。

ピッコロ大魔王の仲間カードを所持できるパスワード

ましあずさふん うねこせもんで ふきはにらさく ぜごそぐしびす

パスワードの項目内容
入力する場所パスワードによるコンティニュー画面
発生する現象ピッコロ大魔王の仲間カードを所持した状態で再開する
カードの効果「おかしな発明」または「大きなオノ」
表示されるセリフ「ソンくん!しっかりしてよ!」
考えられる理由効果とセリフがピッコロ大魔王に合っていないため、カードデータのずれによるバグと考えられる

ピッコロ大魔王のカードで発動する「おかしな発明」はブリーフ博士、「大きなオノ」は牛魔王を思わせる効果です。セリフもピッコロ大魔王のものではないため、通常は表示されないカードの画像と別の仲間データが組み合わさっている可能性があります。

ミスターポポはテレビアニメ登場前にゲームへ収録

本作は1988年8月12日に発売されました。一方、テレビアニメでミスターポポが初登場した「雲の上の神殿」は、同年8月24日に放送されています。

そのため、原作漫画を読まずにテレビアニメだけを見ていたプレイヤーにとっては、本作がミスターポポを初めて見る機会になった可能性があります。ゲーム内では「運命の選択」に登場しますが、カードを引いても何も起こらないハズレ扱いです。

後の『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』では、何も起こらないイベントカードがキャラクターではなく「スカ」の文字で表示されるようになりました。

出荷本数53万本とフリーザの戦闘力

『大魔王復活』の出荷本数は約53万本です。この数字は、原作でフリーザが最初に明かした戦闘力53万と偶然一致しています。

数字に関する項目数値
『大魔王復活』の出荷本数約53万本
フリーザが明かした戦闘力53万

『激神フリーザ!!』には、本作と同じく敵側の中心人物を描いたカードを引くと戦闘が発生する仕組みがあります。ただし、出荷本数との一致がシステム継承の理由だったことを示す資料はなく、数字が同じなのは偶然として扱うのが適切です。

占いババの手札交換にはキャラクター性を反映

「運命の選択」で占いババを引くと、集めたバトルカードをすべて交換される場合があります。この効果は、プレイヤーが温存した強いカードを失わせることで、占いババの意地悪な一面をゲームへ取り入れたものです。

攻略上は不利なイベントですが、原作キャラクターの性格をシステムとして表現した例でもあります。仲間カードの成功と失敗を含め、本作には登場人物の特徴を短いメッセージやカード効果へ反映した要素が多く用意されています。

初見で覚えておきたい攻略ポイント

『ドラゴンボール 大魔王復活』は、カードバトルよりもアドベンチャーパートの罠や体力管理でゲームオーバーになりやすい作品です。悟空のレベル、手札、仲間カード、体力を確認しながら進めると、やり直しを減らせます。

攻略ポイント内容
序盤でレベルを上げるレベル1のままレベル2のウクレレと遭遇すると、通常攻撃ではダメージを与えにくい
強いカードを残す星の多い「連」や「必」はボスや連戦に備えて温存する
仲間カードを活用する星を増やして攻撃権を取りやすくするか、漢数字を増やして被害を抑える
体力が少ない状態で移動しない戦闘、罠、寒さによって次の回復前にゲームオーバーになる可能性がある
コマンドを慎重に選ぶ食べる、壊す、話すなどの行動が即死やダメージにつながる場合がある
3D迷路を記録する通路、分岐、敵の位置をメモして同じ場所を繰り返さないようにする
パスワードを正確に残すセーブ機能がないため、表示されたパスワードを間違えずに記録する
隠し仲間カードを入手する終盤の「かわいい女の子」は防御力を大きく補助できる

序盤は、戦闘や亀仙人の修行で修行値を集め、悟空のレベルを上げておくことが重要です。レベルが低いと攻撃権を取っても敵へダメージを与えられず、手札が尽きるまで一方的に攻撃される可能性があります。

星の多いカードは、移動と戦闘のどちらでも有利です。しかし、移動に使うと戦闘では使用できません。目的地までの残りマスが少ない場合は、小さい星のカードを使い、星の多い「連」や「必」を残しておくとボス戦へ備えられます。

ただし、占いババのイベントでは手札をすべて交換される場合があります。強いカードを長期間ため込むよりも、必要な戦闘で使って被害を減らすことも大切です。

体力の回復手段は限られている

回復方法回復効果注意点
神龍のごちそう体力を最大値の約25%回復する神龍を引いても別の効果が発生する場合がある
神龍の仙豆体力を全回復する発生するかどうかはランダム
カリンさまの仲間カード戦闘中に仙豆で体力を回復する仲間カードの入手に運が絡む
敵が落とすごちそう戦闘後に体力を回復する落とすかどうかはランダムで、保管できない
敵が落とす仙豆戦闘後に体力を全回復する入手すると即座に使用され、後の戦闘へ残せない

回復アイテムは好きなタイミングで使用できず、ストックすることもできません。体力が減った状態で回復イベントを待っていると、敵との遭遇や罠によって先にゲームオーバーになる可能性があります。

特にジングル村では、防寒具を入手するまで屋外を移動するたびに体力が減少します。道順が分からないまま村を往復すると体力を失うため、調べた場所や移動先を記録し、不要な移動を減らしましょう。

アドベンチャーパートでは、会話や調査で得た情報を確認してから行動します。怪しい食べ物を口にする、水門を壊すなど、悟空らしく見える大胆な行動がゲームオーバーにつながる場合もあります。

終盤は敵の必殺技が強く、攻撃権を取られると大きなダメージを受けます。星の多いカードに仲間カードを使って先に攻撃するか、漢数字の高いカードや「かわいい女の子」で防御力を補い、次の攻撃機会を待つ方法が有効です。

カードの引きには運が絡みますが、悟空のレベルを十分に上げ、危険な選択肢と迷路の構造を把握すればクリアは可能です。戦闘だけでなく、移動回数と体力を減らさない進め方が攻略のポイントになります。

『ドラゴンボール 大魔王復活』のまとめ

『ドラゴンボール 大魔王復活』は、前作『神龍の謎』のアクション路線から大きく方向を変え、カードによる移動と戦闘、コマンド選択型アドベンチャーを組み合わせた作品です。

物語はピッコロ大魔王編を基にしていますが、桃白白や鶴仙人との戦い、秘境コンペイ、ダークキャッスルなど、ゲーム独自の人物や舞台が数多く加えられています。

  • 1988年8月12日にバンダイから発売されたファミコン用アドベンチャーRPG
  • 『ドラゴンボール』のファミコンゲーム第2作で、出荷本数は約53万本
  • 手札のカードを使ってフィールド移動、戦闘、修行を行う
  • 星は移動力と攻撃権、漢字は攻撃方法、漢数字は防御力と回避率に関係する
  • カードバトルは1対1で、星の数を比較して攻撃する側を決める
  • 天津飯やヤムチャに加え、アラレちゃんやDr.マシリトも仲間カードとして登場
  • コマンド選択を誤ると、ダメージや即座のゲームオーバーが発生する
  • ジングル村の寒さや敵の城の3D迷路など、マッピングが役立つ場所がある
  • 漫画のコマ割りを思わせる戦闘演出が、原作のスピード感を表現している
  • カードシステムは『ドラゴンボール3 悟空伝』など後のシリーズへ継承された
  • ニンテンドー3DS用『Jレジェンド列伝』にも収録されている
  • 同名のアナログボードゲーム版も発売され、最大4人で対戦できる

カードバトルは星の数を比べる分かりやすいルールですが、移動に使うカードと戦闘へ残すカードが共通しているため、手札の使い方を考える必要があります。仲間カードによる補助や悟空のレベルも、勝敗を左右する重要な要素です。

一方、アドベンチャーパートには初見では判断しにくい罠が多く、戦闘に勝てる強さがあってもコマンドの選択ミスでゲームオーバーになります。体力の回復手段も安定しておらず、当時のアドベンチャーゲームらしい厳しさが残っています。

難易度は高めですが、原作の設定を取り入れた仲間カード、豊富なキャラクター、独自の物語など見どころも多い作品です。アクションゲームからカード式RPGへ転換し、ファミコン版『ドラゴンボール』シリーズの方向性を作った重要な一作といえるでしょう。

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