【PCエンジン】ソフトカタログ一覧

PCエンジンとは?

駿河屋商品ページから引用

PCエンジンは、ハドソンとNECホームエレクトロニクスによって共同開発された家庭用ゲーム機です。
1987年10月30日に日本で発売され、Huカード、そしてCD-ROMを採用した初のゲーム機として注目を集めました。

PCエンジンは、ファミコンやメガドライブと競合しながら、独自の路線で多くの名作ゲームを生み出しました。
アーケードゲームの移植作品や、オリジナルのRPG、アドベンチャーゲームなど、さまざまなジャンルのゲームが発売されていきます。

そして、PCエンジンは、ハードウェアのバリエーションも豊富でした。
CD-ROM 2やSUPER CD-ROM 2などの拡張ユニット、PCエンジンコアグラフィックスやPCエンジンスーパーグラフィックスなどの改良型本体、PCエンジンDuoやPCエンジンGTなどの統合型本体などが発売されます。

PCエンジンは、1994年に次世代機のPC-FXが発売されるまで、日本市場で活躍し、その後も、1999年までソフトの供給が続きます。

PCエンジンは、海外でも1989年にTurboGrafx-16という名前で発売されており、
PCエンジンと同じゲームをHuカードというカード型のメディアでプレイできますが、本体の形状やコントローラーは大きく異なっているのが特徴です。
また、一部のゲームは日本版と北米版でタイトルや内容が変更されています。

関係する商品として「PCエンジンミニ」があり、それは2020年に発売されたPCエンジンの復刻版ですが、PCエンジンのゲームを58本(日本タイトル34本、海外タイトル24本)内蔵しており、HDMIケーブルでテレビに接続してプレイできます。
このPCエンジンミニには、TurboGrafx-16のゲームも24本収録されており、言語設定を変えることで遊べることも大きなメリットになってます。

更に「PC Engine Core Grafx mini」といった北米版も発売されており、欧州で発売されたPCエンジンの復刻版です。
日本のPCエンジン miniと同じく、『天外魔境II 卍MARU』、『ときめきメモリアル』、『スプラッターハウス』を除いたゲームが内蔵されており、HDMIケーブルでテレビに接続してプレイできます。

このように近年でもPCエンジンは、日本のゲーム史において重要な役割を果たしたゲーム機として今でも多くのファンに愛されており、その特異なハードウェア構成や独自のゲームタイトルが、熱狂的なコレクターやレトロゲーム愛好者を引き寄せています。また、PCエンジンの先駆的な技術は、後のゲーム機の開発にも影響を与え、革新的なゲーム体験の礎となりました。

PCエンジンの代表的なゲーム

下記は一部ですがPCエンジンでも名作と言われたゲームを紹介します。

  • イースI・II
    イースシリーズは、日本ファルコムが開発したアクションRPGの傑作で、CD-ROMの大容量を生かして声優やオーケストラの音楽が収録されました。
    シンプルな操作とスピーディーな戦闘、壮大な音楽と世界観が魅力のシリーズです。
    主人公のアドルが、失われた古代文明の謎を解き明かす冒険に挑みます。
  • ボンバーマン
    ボンバーマン:爆弾を使って敵や障害物を倒すアクションゲームで、マルチタップを使って最大5人で対戦できます。シンプルなルールと熱い駆け引きが楽しめます。 
  • 天外魔境シリーズ
    日本の伝統文化や歴史をモチーフにしたファンタジーRPGで、ユーモアやパロディが満載です。主人公のジライヤ、卍丸以外にも魅力的な仲間が多数おり、特にカブキ団十郎は、人気キャラクターとなり、「天外魔境 風雲カブキ伝」「カブキ一刀涼談」の派生作品を生み出します。
  • ときめきメモリアル
    美少女ゲームの先駆けで、高校生活を送りながら好きな女の子と仲良くなる恋愛シミュレーションゲームです。個性豊かなヒロインやイベントが魅力です。

上記以外にもPCエンジンには、『R-TYPE』や『ドラキュラX 血の輪廻』や、『スナッチャー』『ダブル・ドラゴンII』などの他機種からの移植作品、『ニュートピア』や『ソルジャーブレイド』などのオリジナル作品など、さまざまなジャンルの名作が誕生しています。

1987年

1987年10月30日に日本で発売された8ビットの家庭用ゲーム機「PCエンジン」は、当初はハドソンが開発したゲームが主流でした。
1987年に発売されたのは全部で5本で販売はハドソンとなっています。

ローンチタイトルとして「上海」や「ビックリマンワールド」などのパズルやアクションゲームがまずは発売。
「上海」は、中国の伝統的な麻雀の牌を使用し、同じ絵柄のペアを消していくシンプルながらも魅力的なゲームであり、ビックリマンワールドは、当時流行していたビックリマンシールのキャラクターを活用した横スクロールのアクションゲームでした。

続いて、11月21日にはハドソンが開発した「THE 功夫」が登場。

「THE 功夫」は、画面を縦半分以上占める巨大な主人公が、中国の伝統的な拳法を駆使して同じく巨大な敵と壮絶なバトルを繰り広げるゲームです。シンプルな半強制スクロール形式で進行し、正面から飛んでくる障害物や敵をパンチや蹴りで撃破しながら進む仕組みとなっています。

ゲームは4つステージがあり、各ステージの最後にはボスキャラクターが待ち構えます。
ステージを4つクリアすると1周目が終了しエンディング、2周目が始まり、全3周するアクションゲームとなります。

さらに、11月30日には「カトちゃんケンちゃん」がリリースされました。
この作品は、主人公であるカトちゃん(加藤茶)とケンちゃん(志村けん)の2人が悪の組織と戦う横スクロールアクションゲームです。

TBS系のバラエティ番組である「カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ」のコント「THE DETECTIVE STORY」を元にしており、ゲームの難易度は非常に高いゲームとして有名ですが、PCエンジンのグラフィックや音楽を遺憾なく発揮したゲームと言えます。

版権関係の影響であるのかPCエンジンミニには収録されなかった作品でも近年話題にあがった作品となります。

駿河屋から画像引用

最後に、12月28日には「ビクトリーラン」が発売されました。
このゲームは、ダカール・ラリーをモチーフにしており、舗装路、砂漠、ブッシュなど多彩な路面を走破します。

ゲーム開始時にはタイヤ、ギア、エンジン、サスペンション、ブレーキの5つのパーツを配分し、ステージ間で交換が可能。
各パーツは走行中に消耗していき、劣化すると操作や速度に影響が出ます。

全8ステージで構成され、各ステージには規定タイムと許容タイムが設定されています。
規定タイム内にゴールすれば許容タイムが増え、超えると減ります。許容タイムがゼロになるとゲームオーバーなります。

1988年

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