【スーパーマリオランド2 6つの金貨】ゲームボーイ 1992年発売

【スーパーマリオランド2 6つの金貨】ゲームボーイ 1992年発売
機種ゲームボーイ
発売元任天堂
発売日1992年10月21日
価格4,180円
ジャンルアクション

ゲーム概要

『スーパーマリオランド2 6つの金貨』(SUPER MARIO LAND 2)は、1992年10月21日に任天堂から発売されたゲームボーイ版『スーパーマリオランド』シリーズの2作目です

今作では前作の不満点を改善し、新たな要素を取り入れたことで、シリーズの中でも特に注目される作品の一つとなりました。

開発陣には、ゲームボーイ用ソフト『メトロイドII RETURN OF SAMUS』(1991年)の一部スタッフが参加し、その影響が色濃く反映されています。
まず、ゲームの進行をセーブ可能とする要素が導入され、プレイヤーは途中経過を記録し、ゲームを再開することができます。
これは、『メトロイドII』のシステムを受け継いでおり、冒険の途中で失敗してもゲームを最初からやり直す必要がないため、プレイヤーにとって大きな利点です。

また、ゲーム内でキャラクターが拡大された画面上を上下左右自由にスクロール可能となりました。
これは、強制スクロールステージを除いて、プレイヤーが広大な世界を自在に探索できることを意味します。
この要素は、従来の2Dプラットフォーマーゲームとは異なる新しいゲームプレイ体験を提供しています。

『スーパーマリオランド2』では、マップ画面が『スーパーマリオブラザーズ3』(1988年)や『スーパーマリオワールド』(1990年)のように設けられており、全体の進行状況を把握しやすくなっています。
この作品では、ワールドの代わりに6つのゾーンが用意され、最初のステージをクリアした後は好きなゾーンから攻略することが可能です。
さらに、特定のゾーンの攻略を進めている最中でも、他のゾーンに移動し、新しいエリアを探索することができ、隠しステージも各ゾーンに存在するので一旦クリアしたステージを戻ったりして新たな発見をする楽しみをプレイヤーに提供しています。
すべてのゾーンを攻略すると、最終目的地であるワリオ城に入ることができるようになります。

ゲーム内の要素には、『スーパーマリオワールド』のデザインと共通点がいくつか見受けられます。
マリオの外見、アイテム、敵キャラクター、ステージ内の施設構成などが、前作との類似性を示しており、ファンにとっては懐かしくも新鮮な要素として受け入れられました。

一つの注目すべき変更点は、マリオが2段階変身をした状態でダメージを受けると、小さくならずにスーパーマリオ状態に戻る設定が初めて導入されたことです。
この変更は、国内版では本作から導入され、以降のマリオシリーズやリメイク版などにも影響を与えました。
また、この作品以降のワリオランドシリーズを含むゲームボーイのマリオシリーズからは、得点の概念が無くなりました。得点に代わって、ゲームの進行やアイテム収集がより重要な要素となり、プレイヤーはより戦術的なプレイを展開できます。

グラフィック面でも『スーパーマリオランド2』は前作の不満点を改善しました。
画面に対してキャラクターやステージマップを大きく描くことで、前作のグラフィックの見づらさやフィールドの地面の見づらさで落ちてしまうなどの難しさなどの問題点が解消されています。
プレイヤーはより鮮明な視覚的な体験を楽しむことができ、ゲーム内でのキャラクターデザインもしっかりと再現されています。

さらに、冒険できるマップは前作よりも大幅に増加していることもあり、バッテリーバックアップの対応は嬉しい仕様となっているのではないでしょうか。
プレイヤーは広大な世界を探索し、新しいエリアを発見し、進行状況をセーブしておくことができます。これにより、より長時間のプレイが可能となり、冒険の幅が広がりました。

基本アクション面では、新たな要素も導入されています。
例えば、今では普通のアクションとなった「甲羅を持つ・蹴る」や「スピンジャンプ」などのアクションが今作では追加されており、プレイヤーは多彩な技を駆使してゲームを進めることができます。

操作性はこれまで通りであり、簡単でとっつきやすいままなのも評価すべき点です。
ゲームボーイ本体の特性上ボタンはAとBしかないため、スピンジャンプは「ジャンプ中に十字ボタンの下」という形式になっています。
ハテナブロックを上からスピンジャンプで踏むことでも、コインなどのアイテムを出現させられるのは今ではお馴染みのアクションとなった「ヒップドロップ」と同じとなっています。

ゲームの難易度に関しても、プレイヤーに柔軟な選択肢を提供するシステムが導入されました。
データ選択画面でセレクトを押すことで、イージーモードに変更できるようになり、その仕様はゲーム終了まで維持されるし、リセットすればノーマルモードでやり直すことも可能であったりし、この機能により、プレイヤーは難しいステージだけをイージーモードでプレイしたりと、難易度の調整が容易となっています。

『スーパーマリオランド2』は、前作の不満点を改善し、新たな要素を導入することで、スーパーマリオシリーズの魅力をより多くの世代のプレイヤーに伝えました。
ゲーム内の要素やアクションの多様性、難易度の調整、セーブ機能などが組み合わさり、楽しさと遊びごたえを提供しています。
スーパーマリオシリーズとして、その後のシリーズにも影響を与え、多くのファンにとって愛され続けている作品と言えるでしょう。

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