【カエルの為に鐘は鳴る】ゲームボーイ 1992年発売

【カエルの為に鐘は鳴る】ゲームボーイ 1992年発売
機種ゲームボーイ
発売元任天堂
発売日1992年9月14日
価格4,180円
ジャンルアクションRPG

『カエルの為に鐘は鳴る』(カエルのためにかねはなる)は、任天堂とインテリジェントシステムズ(ファイアーエムブレム エンゲージ等の任天堂関連のシリーズを開発)が1992年9月14日にゲームボーイ向けに開発し、日本国内でのみ発売されたアクションRPGです。

このゲームは、冒険と謎解きを組み合わせたユニークな要素で満ち溢れており、今でもゲームボーイの名作として多くのプレイヤーに愛され続けています。

ストーリー

ゲームの物語は、ミルフィーユ王国がデラーリ率いるゲロニアン軍に占拠され、王国の王子である「サブレ王子」が王国を救うために冒険するというシンプルながら魅力的なプロットに基づいています。

大まかな冒頭は、主人公であるサブレ王国の王子と隣国カスタード王国のリチャード王子が練習試合を行なっている場面から始まります。
幼馴染でありながら良きライバルの2人。
しかし、主人公はリチャード王子に武術の面で一度も勝てず、0勝56敗の成績といった散々な結果です。

そんなある日、リチャード王子の召使いである「じい」が、友好国ミルフィーユ王国が謎の人物デラーリン率いる軍団ゲロニアンに占拠されたという知らせを持ち帰ってきます。
ミルフィーユ王国の姫「ティラミス姫」は絶世の美女で、2人の憧れの存在だったこともあり、2人は姫を救出するため、それぞれミルフィーユ王国へ向かうことを決意することとなります。

ミルフィーユ王国に到着した主人公は、リチャード王子がババロア山に向かったと聞き、後を追うことに。
山にはデラーリンを倒す方法を知るという伝説の魔女「マンドラ」が住んでいました。
しかし、マンドラに騙され、「あやしいクスリ」を飲まされた2人は水に触れるとカエルに変身してしまう体になってしまいます。

ゲームの特徴

ゲーム内のテキスト表記が漢字とカナ文字の組み合わせという点が特徴的で、
当時のゲームボーイで発売されたRPGからしても珍しい点と、ストーリーの大事な場面に応じて文字サイズが大きくなって強調されるなどコミカルな要素はストーリーにうまく味付けされていて面白い所でもあります。

フィールドマップと町中では見下ろし型視点、ダンジョンでは横スクロール視点での謎解き・探索が求められます。
こららはゼルダの伝説シリーズを思わせる要素もあり、ハートを使用したライフ表示や、アイテムを入れる瓶、重い物を動かせるアイテム、そして最強の盾などがゲーム内に登場します。

戦闘はオートバトル形式で、敵と接触するだけで戦闘が進行していきます。
しかし、運の要素は一切なく、プレイヤーのステータスが一定以上あれば勝利が保証されます。
経験値の概念はなく、ステータスの向上は、武具や「セイントストーン」と呼ばれる3つの石(ライフストーン、パワーストーン、スピードストーン)を入手することで向上されます。
こういったシステムから。これらのアイテムを見落とすと、強力なボスには勝つことができなくなるのも当時のレベル上げなどを重視したRPGからは一線を画しています。

テレビCMの面白エピソード


ゲームの宣伝として、テレビCMが放送されました。
CMでは、「遠野舞子」がカエルのコスプレをし、ドイツ民謡『山の音楽家』の替え歌を歌いながら踊り、最後のシーンでカエルに変身するというコミカルな内容でした。

このCMでは、ゲームの内容を「変身ギャグベンチャー」と紹介しており、ゲームの楽しさと特徴を示す一環となっています。

続編やリメイクの希望

『カエルの為に鐘は鳴る』は日本国内でしか発売されず、続編もリメイクも製作されていません。
そのためこの作品のファンからはその希望が根強くあります。
近々switchオンラインでも配信予定があることから、将来的に続編やリメイクが実現することを期待しています。

ニンテンドウパワーとバーチャルコンソール対応


このゲームは2000年にはニンテンドウパワー向けの書き換え用ソフトとしても利用されました。
また、2012年にはニンテンドー3DS用のバーチャルコンソール対応ソフトとしても配信、これにより新たな世代のプレイヤーにも楽しまれました。

販売リスト

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