【ニンテンドー3DS】ソフトカタログ一覧

【ニンテンドー3DS】ソフトカタログ一覧

2010年のE3で発表され、DSシリーズの進化形として登場しました。DSiとの互換性を保ちつつ、性能が大幅にアップしたのが特徴で、「ニンテンドーDSの完全次世代型携帯型ゲーム機」として注目される形で2011年2月26日に発売されます。

およそ9年間にわたって「ニンテンドー3DSシリーズ」が展開され、2019年にNintendo Switch Liteが登場するまでソフトが発売されていきます。

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発売年タイトル数年度毎カタログ記事
201188詳細を見る
2012109詳細を見る
2013119詳細を見る
2014100詳細を見る
2015103詳細を見る
201677詳細を見る
201753詳細を見る
201816詳細を見る
20192詳細を見る

2011年

本体で注目された機能として3D機能があります。
『ファミコン3Dシステム』『バーチャルボーイ』などの当時では新しい試みで販売されましたが、商業的には成功せず一過性の商品として終焉してしまった経緯があります。

その後、技術の進歩や3D液晶の価格低下があり、『ニンテンドー3DS』の開発時に裸眼立体視を実現することができたようです。

2011年2月26日に本体と同日に発売された10タイトルも3D機能活かした製品と話題のシリーズが発売されたことによりスタート前から話題性のあった商品とのこともあり、その後にも売上を順調に伸ばしていきます。

2011年に一番売上が良かったソフトは「マリオカート7」で、次が「スーパーマリオ 3Dランド」となっており、マリオシリーズの人気も伺えた年となりました。

特に注目したい点として「マリオカート7」は3DSソフトとして初の100万本の売上、そのスピードも早く、わずか1ヶ月の出来事と凄まじい記憶を打ち立てており、最終的には日本で308万本、全世界で1,898万本売り上げています。

2011年発売で3番目に売れたソフトとして「モンスターハンター3(トライ)G」があり、2009年8月1日にWiiにて発売された「モンスターハンター3」のアップグレード版として発売。
多くの追加要素と他業種とのタイアップなどで順調に売上を伸ばしていき、最終的には全世界で売上260万本売り上げる大ヒットとなっています。

2012年

2012年は、ニンテンドー3DSで数多くのタイトルが発売し大きく注目を集めていく重要な年となりました。
その中でも、「とびだせ どうぶつの森」はプレイヤーたちに楽しい町づくりとキャラクターたちとの交流を提供、ゲームは大ヒットし、ニンテンドー3DSの売上ランキング1位となっており、その売上本数は推定447万本となっています。

「とびだせ どうぶつの森」は、どうぶつたちが暮らす村の住人になって自由に過ごせるゲームシリーズの第6作目です。プレイヤーはこの作品で村長として村づくりに挑むことができ、様々な要素が加わりました。

新たに導入された「公共事業」は、村内に橋やベンチなどの多様な公共物を設置できる方法としてプレイヤーに自由度を提供しました。さらに、「条例」を制定することで、村内の店の営業時間を調整するなど、プレイヤーの好みに合わせたカスタマイズが可能になり、プレイヤーたちはこれらの機能を駆使して、まさに自分だけの理想的な村を築いていきました。公共事業を通じて村のインフラを整備し、住民たちが快適に生活できるように工夫することが求めらより深いゲーム体験を味わうことができたのです。

同じく3DSの中で、「Newスーパーマリオブラザーズ2」も登場し、マリオの新たな冒険が始まりました。コインを大量に集める要素が特徴で、シリーズファンにとっては見逃せない作品でした。
そして、「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」も3DSユーザーを魅了しました。シリーズの魅力を3Dで楽しむことができ、冒険とモンスター収集の楽しさが広がりました。

これらのゲームは、当時のゲーム業界に新たな息吹をもたらし、プレイヤーたちに多くの喜びを提供しました。2012年は、Nintendo 3DSユーザーにとって特に記憶に残る年となり、これらのタイトルは今でも懐かしさを感じさせてくれます。

ゲーム業界において、特に「とびだせ どうぶつの森」の成功は、単なるソフトのヒットにとどまりませんでした。ゲーム内でのコミュニケーションやプレイヤー同士の交流も活発化し、ソーシャルな要素が際立ちました。
プレイヤーたちはオンライン上で友達と村を共有し、お互いの進捗を比べ合ったり、素敵なアイディアをシェアしあったりと、新しい形のゲーム体験を楽しんでいきます。

また、「とびだせ どうぶつの森」の成功を受け、他のゲームもユーザー参加型やコミュニケーション要素を強化する方向に進化しました。これにより、ゲームは単なる娯楽を超えて、プレイヤー同士が繋がり、共有できるプラットフォームへと変貌していったのです。

2013年

2013年も多くの作品が生まれていきました。その中でも特に話題になった作品の一つが、2013年10月12日に発売された「ポケットモンスター X/Y」でした。
この作品では、バトルシーン、登場人物、ポケモン達もポリゴンで表現され、新たな次元の冒険がプレイヤーたちを待っていました。

これはポケモンシリーズの新世代作品であり、完全新作としては6作目に当たる作品となります。
更に「ポケットモンスター X/Y」はニンテンドー3DSの売上ランキングの2位となっており445万本もの売上となり大ヒットします。3Dグラフィックスや新しいポケモンたちがファンを魅了し、バトルシーンでは臨場感あふれるポリゴンで表現され、プレイヤーたちは没入感満点の冒険を楽しむことができました。

冒険の舞台がカロス地方となり、新たなポケモンたちとの出会いがプレイヤーたちを待っていました。登場人物たちもリアルな表情や動きで描かれ、物語が進むにつれてプレイヤーはますます引き込まれていきました。「ポケットモンスター X/Y」は、ポリゴンの技術を駆使して生み出された新たな冒険の世界が、多くのプレイヤーに喜びと感動をもたらした作品となりました。

今作でもアニメとの連動が大きく、2013年10月17日から2016年11月10日まで放送された『ポケットモンスター XY』は、ゲームとアニメの融合が視聴者たちに新たな興奮をもたらしました。

この期間中、テレビ画面を通じてポケモンたちの冒険が繰り広げられ、ゲームプレイヤーはアニメで描かれた展開にもっと深く感情移入し、新たな発見や驚きが待っていたのです。『ポケットモンスター XY』は、ゲームとアニメの双方から得られる臨場感と興奮がファンを魅了し、両方のメディアを楽しむことでより一層豊かなポケモンの世界が広がった作品でした。

次に売上を伸ばしたのがカプコンの大人気シリーズである新作「モンスターハンター4」です。2013年に登場し、モンハンシリーズのファンにとっては待望の一作となりました。新しいモンスター、武器、アクションが加わり、仲間たちとの協力プレイがより楽しくなりました。

2013年9月14日に発売されたカプコンの大人気シリーズの新作「モンスターハンター4」は、待望の一作となりました。
この作品では、フィールドに段差や傾斜が追加され、拠点が移動するキャラバンに変更され、ファンに新しいプレイ体験を提供しています。

新モンスター「ゴア・マガラ」や旧作からの「イャンクック」なども復活して登場し、多彩なモンスターたちとの戦いが展開されています。
武器には「チャージアックス」と「操虫棍」が追加され、武器の種類が全14種に拡大。高低差に対応した新アクションや「発掘装備」の導入により、ハンターの戦術も豊かになりました。さらに、大型モンスターの背中に飛び乗る新アクション「乗り」が登場し、成功するとダメージとダウンを与えられるなど、戦闘のバリエーションも増えています。

感染する「狂竜ウイルス」や感染中の攻撃での会心率上昇といった新要素も加わり、プレイヤーたちに新たな挑戦を呼び起こしています。通常アクションも改善され、スムーズな壁登りや横移動、Bボタンでの跳ね上がり移動が可能になりました。ただし、Rボタンの加速はなくなり、戦術の選択肢が一層広がりました。全体として、仲間たちとの協力プレイがより楽しく、ハンターの冒険が一層広がった作品と言えます。

様々な要素を加えて新たな挑戦を見せつけたシリーズとなり、シリーズとして新たな可能性を見せた一作となります。

一方で、「トモダチコレクション 新生活」はシミュレーションゲームの新たな一編として話題に。プレイヤーは島の住人たちと交流しながら、新しい生活を築いていく楽しさを味わえました。

そして、子どもたちに大人気の「妖怪ウォッチ」も2013年にデビュー。妖怪たちとの友情や冒険が描かれ、日本中でブームを巻き起こしました。

最後に2013年2月7日に発売された「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」
この作品は、2000年8月26日にエニックスより発売されたPlayStation用作品の移植作品となります。
この作品では、オリジナルで残されていた一部のオブジェやキャラクターが完全に3D化され、3DS独自のすれちがい通信や3D表示にも対応しています。ゲーム中のBGMにはPlayStation 2版『V』以来のオーケストラ音源が使用され、その演奏は東京都交響楽団が担当しており、壮大な冒険と物語を後押しし、プレイヤーを引き込みました。エデンの戦士たちの物語は感動と興奮の連続で、これらの要素が組み合わさったことにより122万本の大ヒットすることとなります。

2014年

2014年は人気シリーズの新作が多く発売されヒットした年となります。

その中でも、2013年に発売され人気となった妖怪ウォッチシリーズで「妖怪ウォッチ2 元祖/本家」は、大ヒット作となり、子供たちの間で大きな人気を博し、社会現象になるほどでした。2014年に発売されたソフトの中でも一番多く売り上げたソフトとなっており、推定317万本の大ヒットとなります。

前作を上回る展開として、ストーリー上で過去の町に行けるようになり、『元祖』と『本家』では異なるストーリーや登場妖怪が存在しました。
また、ゲーム内で別バージョンや過去の作品をプレイすると、連動限定の妖怪やダンジョンが登場するという連動機能が導入され、後続のゲームシリーズにも継承されました。

ゲーム開始時にプレイヤーはケータまたはフミちゃんを選択、更に名前の変更も可能です。これにより、ゲーム内のセリフや一部の状況が変化し、プレイヤーは選んだ主人公になりきって物語を進めることができます。物語は主人公の妖怪ウォッチが消滅するところから始まり、妖怪ウォッチの誕生の秘密に迫る展開が繰り広げられる壮大な物語となっています。

2014年1月には、妖怪ウォッチのテレビアニメ版が放送を開始し、大きなブームを巻き起こし、アニメと連動するようにゲームソフト『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』は発売からわずか数日で、パッケージ版の販売本数が128万本を超え、その時点で前作の売り上げを上回りました。2014年において最も多く売り上げたソフトとなりました。

妖怪ウォッチ2の成功は、単なるゲームの枠を超え、社会現象となりました。
シリーズ全体の国内出荷本数は600万本を超え、コンシューマーゲームとしては最も多くの出荷本数を記録する快挙となります。
これによって、妖怪ウォッチは日本のエンターテインメント文化において、大きな位置を確立することとなりました。

同年の12月13日に発売された「妖怪ウォッチ2の真打」は、前作を更に進化させた内容で登場し、プレイヤーたちに新たな妖怪たちとの出会いを提供しました。

2014年12月20日に公開された映画「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」と連動した追加エピソードが追加され、物語は前作同様に魅力的な展開が広がっています。ミニゲーム「妖怪ウォッチバスターズ」も新たなアップデートを迎え、「真バスターズ」モードが追加されました。真打専用の新ダンジョンや新たな妖怪たちがプレイヤーを待ち受けています。

物語の舞台も広がり、新たな追加マップがプレイヤーを魅了します。
戦国時代のエリアである佐和山城では、夜の城下町に妖怪が出没し、ウバウネや石田三成の生きていた時代が描かれます。

さらに、ゲラゲラ奈落リゾートに新たなアクセスが開放され、追加された妖魔界では「ゲラゲランド」「ごくらく温泉」「きもだ飯」の3つのエリアと、「怪舞伎座」のエリアが繋がったダンジョンが待ち構えています。

これらの新要素と進化したゲームシステムにより、「妖怪ウォッチ2の真打」は前作を超える魅力を提供し、プレイヤーたちに深い妖怪の世界を堪能させています。

一方で、「モンスターハンター4G」は、狩猟の興奮と協力プレイの楽しさを3DSに持ち込み、モンハンファンを沸かせました。

同じく3DS向けにリリースされた「ポケットモンスターのオメガルビー/アルファサファイア」も、シリーズファンを喜ばせ、ポケモンの世界に新たな冒険が広がりました。

そして、「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS」は、さまざまな任天堂のキャラクターたちが激突する壮大なバトルを実現。プレイヤーたちは、おなじみのキャラクターたちを操作して友達や他のプレイヤーと対戦し、興奮に満ちた時間を過ごしました。

2015年

2015年11月28日に発売された「モンスターハンタークロス」は、2015年に発売されたソフトの中で一番売れたソフトであり、メインモンスターとして「ディノバルド」、「ライゼクス」、「ガムート」、「タマミツネ」の4体が登場しました。

オフラインのベースは新たに登場した「ベルナ村」に加えて、過去の舞台となった「ココット村」、「ポッケ村」、「ユクモ村」も再び姿を見せました。さらに、『4』では限定的だった『3』『3G』の大型モンスターを含む、過去のモンスターたちも多数出演しているのがこのゲームの特徴です。プレイヤーはこれまでの作品で愛した舞台やモンスターたちと再び出会い、新しい冒険を楽しむことができました。

そして、新要素の「狩猟スタイル」や「狩技」は、プレイヤーに新たな戦術やアプローチを提供し、シリーズの進化を感じさせました。異なるスタイルや技を駆使することで、プレイヤーは自分ならではのハンティングスタイルを築き上げ、モンスターとの戦いにおいてより深い戦略を練ることができました。

2015年7月11日に発売された「妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊」は、冒険とアクションが絶妙に組み合わさったゲームソフトです。この作品は、妖怪ウォッチシリーズでお馴染みの妖怪たちが冒険し友情を深める様子を描いたもので、特に子供たちを中心に大きな人気を博しました。

プレイヤーは妖怪達とと協力して冒険に挑むことができます。この友情と冒険の物語が、プレイヤーたちを引き込んでやまない理由の一つとなりました。妖怪たちは個性豊かで愛らしく、プレイヤーは彼らとの絆を深めながらさまざまなミッションに挑戦します。

ゲームは2015年12月12日には無料追加更新データとして「妖怪ウォッチバスターズ 月兎組」が配信され、ますます遊びの幅が広がりました。このシリーズはファミ通アワード2015 優秀賞や日本ゲーム大賞2016「年間作品部門」優秀賞を受賞し、その高い評価と共にシリーズ初のスピンオフ作品として注目を集めました。

ストーリーの舞台はさくらニュータウンで、普段はケータとウィスパーとジバニャンが「鬼時間」と呼ばれる時間帯で暗躍するボスを倒すため、「バスターズ」として活動しています。
「落ちこぼれバスターズチーム」の現状をブリー隊長が最強のチームに育て上げるべく、一から鍛え直すことになります。

ゲーム内ではプレイヤーに提供される「ミッション」があり、これに出撃してクリアすることで物語が進んでいきます。また、進行には特定のミッションを解決する必要があり、これが物語の先に進む鍵となっています。

妖怪ウォッチバスターズは、インターネット経由のマルチプレイにも対応しており、友達と協力して強力なボス妖怪に立ち向かうことができます。ソロプレイだけでなく、仲間との連携が重要な要素となり、プレイヤー同士の交流も促進されました。

総じて、妖怪ウォッチバスターズは可愛らしいキャラクターと共に繰り広げられる冒険と友情の物語が魅力的なゲームであり、その楽しさは最終的に子供から大人まで幅広い層に受け入れられました。

どうぶつの森 ハッピーホームデザイナーでは、プレイヤーが自分だけの理想の街を作り上げる楽しさがありました。キャラクターたちの要望を叶えつつ、アイディアを駆使して素敵な住環境を構築していく喜びが味わえました。

モンスターストライクは、スマートフォン向けのゲームで、仲間と連携してモンスターを倒す戦略的な要素が魅力でした。リアルタイムでの協力プレイが楽しさを倍増させ、プレイヤーたちはモンスターたちとのバトルに夢中になりました。

そして、ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君は、壮大な冒険と感動的なストーリーが特徴でした。プレイヤーは主人公となり、広がる世界を冒険しながら仲間たちとの絆を深めていきました。

これらのゲームは、それぞれ異なる魅力を持ち、2015年を彩り豊かにしました。プレイヤーたちは新たな世界に没頭し、ゲームの中で数々の冒険と感動を体験しました。

2016年

2016年は、中でも特に注目を集めた作品は、「ポケットモンスター サン・ムーン」と「スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS」は、その年のトップセラーとして輝きました。

「ポケットモンスター サン・ムーン」は、シリーズの新しい章を開き、新たなポケモンや冒険がプレイヤーを待ち受けていました。アローラ地方の美しい島々や新たなバトルシステムは、ファンを魅了し、ポケモンの世界に没頭させます。

新たな舞台としてハワイをモチーフとしたアローラ地方は、自然豊かな4つの島と1つの人工島から構成されており、海底火山の活動によって形成された島々です。独自の生態系が発達しており、海に囲まれて他の地方と隔離されています。各島にはカプと呼ばれる守り神が存在し、島の首長であるしまキング・しまクイーンがそれぞれの島を統治しています。

しまキング・しまクイーンに関することの新要素の一つが「Zワザ」です。Zワザは、1回のバトルにつき1人1回しか使えない必殺技であり、「Z」は「全力(Zenryoku)」の頭文字からとられています。
バトル中、トレーナーはZリングにZクリスタルをはめ込み、ポケモンに同じクリスタルを持たせて共鳴させることでZワザを発動させることができます。発動する際には、「ゼンリョクポーズ」と呼ばれる特殊なポーズをとる必要があり、これらのポーズはキャプテンの試練やしまキング・しまクイーンの大試練をクリアした際に伝授されるという仕組みです。

Zワザは戦局を一気に変える強力な技であり、トレーナーたちはバトル戦略において巧妙に活用しています。これによって、アローラ地方のポケモンバトルには新たな臨場感と戦略性が加わり、プレイヤーたちにより一層の興奮をもたらしています。

アローラ地方では、11歳になった子供たちが「島めぐり」と呼ばれる儀式に挑むことが伝統となっています。この儀式では、主人公やハウなどの冒険者が各島を巡り、試練に立ち向かいます。島めぐりはアローラ地方の文化や伝統の一環としてプレイヤーに提供され、新たな冒険の展開が期待されました。

アローラ地方では、11歳になった子供たちが「島めぐり」と呼ばれる儀式に挑むことが伝統となっています。この儀式では、主人公やハウなどの冒険者が各島を巡り、試練に立ち向かいます。島めぐりはアローラ地方の文化や伝統の一環としてプレイヤーに提供され、新たな冒険の展開が期待されました。

このアローラ地方の冒険が、アニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」でも綿密に描かれました。アニメは、ゲームソフト「ポケットモンスターシリーズ」を原作とし、2016年11月17日から2019年11月3日までテレビ東京ほかで全146話が放送されました。

アローラ地方の島めぐりや試練がアニメのストーリーに取り入れられ、プレイヤーがゲームで体験した興奮や感動がアニメを通じてより一層深まりました。アニメとゲームが連動し、ファンは両方のメディアを通じてアローラ地方の魅力に浸ることができました。

一方で、「スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS」は、2015年9月10日に発売されたWii U版スーパーマリオメーカーの魅力が、その後に登場した「スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS」でも継承されました。

このニンテンドー3DS版は、プレイヤーに自分だけのスーパーマリオのステージを作成し、共有する機会を提供しています。創造性を発揮して、独自の挑戦的なステージを作り上げることができ、その自由度の高さが多くのゲーマーを引き込んでいきました。

ニンテンドー3DS版では、Wii U版で使用されている60種類以上のパーツが全て使用可能で、オトアソビやゲームスキン、シーンスキンの変更も可能です。コース作成時の仕様はWii U版とほぼ同様で、プレイヤーは様々な要素を組み合わせて独自のマリオの冒険を構築することができます。

一方でデメリットとして、このゲームでは作成したコースをインターネットに投稿することはできませんでした。代わりに、ローカル通信やすれ違い通信を利用して他のプレイヤーとコースを交換することが可能です。(ただし、自分がクリアしていないコースは交換できない)受け取ったコースがアレンジされると、「コラボアイコン」と呼ばれるアイコンが表示され、新たなプレイ体験を楽しむことができます。

さらに、プレイヤーは「スーパーマリオチャレンジ」をプレイすることができます。これはWii U版の「10人マリオチャレンジ」を大幅にリニューアルしたもので、100以上のオリジナルコースが用意されています。各コースには様々な条件が設定されており、「全てのコインを取る」や「全ての敵を倒す」、「制限時間〇〇以上でクリア」などをクリアするとメダルが獲得できます。ワールドは19まであり、各ワールドをクリアすると、コース作りで使用できるパーツが増えていきます。ただし、ワールド19をプレイするにはワールド18までのメダルが40枚以上必要となります。

「スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS」は、Wii U版の魅力を引き継ぎつつ、3DSユーザーにも手軽に楽しんでもらえるように工夫されたソフトと言えます。自分だけのスーパーマリオの冒険を作り上げ、他のプレイヤーと交流、共有する喜びを提供する一方で、クリエイティブな要素や挑戦的なゲームプレイを通じて、多くのゲーマーに新たなエンターテインメントを届けています。

そして、スクウェア・エニックスの代表作シリーズともなったドラゴンクエストモンスターズの新作「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」もまた、3DSのラインナップに華を添えました。
冒険者がモンスターを仲間にし、広大な世界を冒険するこのゲームは、RPGファンにとってはたまらない体験となりました。様々なモンスターを育て上げ、バトルでその力を試すという要素は、プレイヤーたちに長時間の没頭感を提供しました。

さらに、「星のカービィ ロボボプラネット」も3DSの素晴らしいソフトとして登場しました。カービィがメカの力を手に入れ、冒険するこの作品は、可愛らしいグラフィックと爽快なアクションが融合し、プレイヤーたちに楽しい時間を約束しました。ロボボプラネットは、シリーズの新たな方向性を示し、新しい要素を取り入れながらも、古くからのファンを引きつけました。

2017年

2017年からは販売ソフトの本数は減っていきます。
その理由を上げるとすれば、2017年3月3日に発売された「Nintendo Switch」の影響が広がり、多くのゲームファンがこの新しいプラットフォームに注目し始めました。Nintendo Switchは、そのユニークなコンセプトと柔軟性により、家庭用と携帯用のゲームプレイを融合させ、新しいゲーム体験を提供しました。

このユニークなハイブリッドコンソールは、持ち運び可能な機能と家庭での大画面プレイの融合を果たし、ゲーム業界に新たな風を吹き込みました。その特異性が市場に大きな影響を与え、他のゲームメーカーも徐々にその波に乗りNintendo Switchに開発が移行していく様子が見受けられます。

それでも2017年は今まで発売された既存のソフトも売れている物が多く、更に2017年に発売された「ポケットモンスター ウルトラサン/ウルトラムーン」「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」「モンスターハンターダブルクロス」「妖怪ウォッチバスターズ2 秘宝伝説バンバラヤー ソード/マグナム」などは好調な売れ行きでした。

これらのタイトルは、強力なブランド力やファンベースを背景に、多くのゲーマーに支持されました。特に、2016年に発売された「サン・ムーン」の新verである「ポケットモンスター ウルトラサン/ウルトラムーン」、PS4との同時発売で話題となった 「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」は、長い歴史を誇る人気シリーズの最新作であり、期待を裏切らないクオリティと深いストーリーが評価されました。

同時に、「モンスターハンターダブルクロス」や「妖怪ウォッチバスターズ2 秘宝伝説バンバラヤー ソード/マグナム」なども、独自のゲームプレイやキャラクター設定により、幅広い層のプレイヤーに受け入れられます。これらの成功例は、依然として従来のゲーム機向けソフトが市場で存在感を示していることを示しています。

総じて言えることは、2017年はゲーム業界において転換期であり、新たなプラットフォームが台頭する中で、従来のゲーム機やソフトもなお重要な役割を果たしていたということです。

2018年/2019年

2018年になるとソフトの販売本数は30本、2019年は2本と少数の販売となります。
前述したNintendo Switchへの移行が顕著に数字に表れており、多くの開発者やメーカーが、Nintendo Switchでの開発に注力する中で、他のプラットフォーム向けの新作が限られ、その影響が数字に鮮明に現れています。

しかし、2018年と2019年も続々と人気シリーズの新作は発売されています。

まず、2018年7月20日にはシリーズ10周年を記念したニンテンドー3DS移植版『イナズマイレブン for ニンテンドー3DS』が期間限定で無料配信され、多くのプレイヤーがこれに大喜びしました。シリーズの歴史を振り返りながら、無料で楽しめるこの作品は、ファンにとってはまさに感慨深いものでした。

同じく2018年には、パッケージ版の名探偵ピカチュウも登場し、ポケモンファンを喜ばせました。
2016年にダウンロード配信された「名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜」に新たなシナリオを大幅に追加して発売されます。
可愛らしいピカチュウが名探偵として活躍する様子は、新しい冒険と謎解きが楽しめる要素を取り入れ、シリーズの魅力をさらに広げました。ゲーム内での探索や対話、パズル解決が魅力の一端となっており、プレイヤーはピカチュウと共に事件の謎に挑むことができました。
その後の展開として2019年に実写映画「名探偵ピカチュウ 」が公開、2023年10月6日にはNintendo Switchで続編となる『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』が発売されています。

そして、その他にも2018年には『世界樹の迷宮X』が登場し、RPGファンを魅了しました。シリーズ特有の迷宮探索や戦略的なバトルが健在で、プレイヤーは多彩なキャラクターたちと共に冒険に挑むことができました。美しいグラフィックや壮大なストーリーも相まって、世界樹の迷宮シリーズの名を全国に轟かせました。

同じく2018年には、『メイド イン ワリオ ゴージャス』もリリースされ、ユニークで様々なゲームが詰まったワリオシリーズの新たな一作として注目を集めました。シリーズ独特のユーモアや奇抜なゲームプレイが、プレイヤーを飽きさせずに引き込んでいきます。キャラクターたちの多様な能力やミニゲームのバリエーションは、シリーズファンにとっては期待通りの楽しさを提供してくれました。

2018年11月8日にはニンテンドー3DS版の『ルイージマンション』が発売、2001年にゲームキューブにて発売されたリメイクとなる本作は、ホラーとコメディが絶妙に融合したゲームとして称賛を浴びました。
プレイヤーはルイージと一緒に、幽霊や謎めいたイベントに立ち向かうことになり、昔プレイした世代だけではなく、新しく触れる層をも引き込んでやまない魅力となっています。

2018年12月27日に発売された『マリオ&ルイージRPG3 DX』は、マリオとルイージの冒険が繰り広げられるRPGシリーズの第3作目『マリオ&ルイージRPG3!!!』のリメイク作で、追加要素として「クッパJr.RPG」といった新しいストーリー、「イージーモード」「アシストモード」「きんきゅうガード」等で難易度を緩和させ新しい世代にも馴染みやすくなっているのが特徴的です。
ゲーム内で繰り広げられるコミカルで魅力的なキャラクターたちとの出会いや、新たな敵との対決は、ファンにとっては新しい発見と感動が満載となっています。

2019年3月8日に発売された、『毛糸のカービィ』は、愛らしいキャラクターと独自の世界観が魅力のカービィシリーズの一環として登場しました。
本作は2010年に発売された「毛糸のカービィ」のリメイク作品であり、追加要素として難易度が高くなった「デビルモード」やデデデ大王とメタナイトが主役のサブゲームが追加されていたりとリメイク前よりもバージョンアップしたゲームが楽しめます。

独特のアートスタイルと、キャラクターが毛糸でできているかのようなデザインは、プレイヤーに心温まる体験を提供しています。ゲームプレイも独創的で、毛糸の力を駆使して進むパズルやアクションが楽しめるため、広く幅広い層に支持されました。

そして2019年5月23日に発売される「大戦略 大東亜興亡史DX~第二次世界大戦~」が8年続いた日本での現時点での最後のパッケージソフトとなっております。

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