
機種 | ゲームボーイ |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 1998年9月12日 |
価格 | 3,330円 |
ジャンル | RPG |
「ピカチュウ」版は、アニメ版からの逆輸入要素をたくさん盛り込んだ、第一世代のポケットモンスターシリーズ「ポケットモンスター赤・緑」のマイナーチェンジ版です。
このゲームでは、アニメ版に登場するピカチュウが特に注目され、独自の要素を備えています。
ゲーム概要
「ピカチュウ」版は、当時の売上記録である316万本以上を売り上げ、その特異な要素によって多くのプレイヤーに支持されました。
また、8Mbit(1MB)のROM容量も、その特徴の一つです。
このソフトの最大の特徴は、ピカチュウとの深い関係です。
ピカチュウはモンスターボールに入ることなく、常に主人公の後をついて歩きます。
そして、プレイヤーがピカチュウに話しかけると、様々な表情や鳴き声で反応します。
更に「かみなりのいし」を使用しない限り進化しないなど常に主人公の側で寄り添ってくれます。
その鳴き声も、アニメ版の声優である大谷育江さんの声をGB音源に落とし込んで再生されています。
トレーナーの強化: より挑戦的な戦い
ジムリーダーや四天王のポケモンのレベルや技が大幅に強化され、ゲームの難易度が上昇しました。
後半のジムリーダーたちが繰り出すポケモンは、原作より強力で挑戦的なものとなっています。
また、敵トレーナーのポケモンも増えていたりと戦略性が高まっています。
アニメの要素の登場: ムサシ、コジロウ、ニャースとの対決
ゲーム内に登場するロケット団員等の要素等が散りばめられており、アニメ版に準拠して変更されたエリアなどがあります。
これはアニメファンにとっては特に楽しい要素となっており、アニメでお馴染みのムサシ、コジロウ、ニャースが名前はそのままで表記されてはいませんが存在を匂わせてゲーム内で登場します。
これはロケット団関連のイベントで何度か対戦し、アニメを思い出す瞬間を楽しむことができます。
その他にも、ポケモンセンターの職員や警官など、アニメを元にしたキャラクターが登場、さらに、ポケモンのグラフィックや図鑑の説明文もアニメ版を意識したデザインに大幅にリニューアルされゲームに新たな深みを与えています。
バグの修正と裏技の変更: より安定したプレイ
「ピカチュウ」版では、以前の「赤」「緑」バージョンで見られたバグ(セレクトバグ)の多くが修正されました。
これにより、裏技が不可能になり、より安定したプレイが実現しました。
また、経験値の分配などに関するバグも修正され、プレイヤーにより適切なゲーム体験が提供されました。
技の変更と新しい施設: より戦略的なプレイ
「ピカチュウ」版では、一部のポケモンが覚える技が変更され、より戦略的なプレイが可能となりました。
また、新しい施設として「ピカチュウのサマービーチ」が追加され、ピカチュウとの楽しい時間を過ごすことができます。(『ポケモンスタジアム』などの特別な手段でひでんわざ「なみのり」を覚えた状態のピカチュウを連れているといった条件で行けるようになる)
ポケットプリンタへの対応と図鑑データの変更: より魅力的な図鑑

当時任天堂が発売していたゲームボーイ用のプリンター機器『ポケットプリンタ』を使用して図鑑やボックスをプリントできるようになりました。
これにより、より魅力的なポケモン図鑑が提供されました。
参考資料
販売リスト
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