【ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン】全21タイトル紹介まとめ 海外版も紹介

【ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン】全21タイトル紹介まとめ 海外版も紹介

2017年10月25日に発売された往年のゲームハードを小型化したゲーム機『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』は、前年に発売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」の人気もあり相乗効果で売れに売れ全世界で528万台の売上を挙げました。

『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』には21タイトルのスーパーファミコンソフトが内蔵されており、そのいずれもが大ヒットした作品、更にその内の一作は未発売だった「スターフォックス2」も含まれていたこともあり往年のファンを喚起させます。

今回の記事では21タイトルを紹介、更には海外版(日本版には収録されていないタイトル)も紹介したまとめ記事となっています。

収録タイトル(日本版)

年代順に一覧として紹介しています。

タイトル発売年メーカー
F-ZERO1990任天堂
スーパーマリオワールド1990任天堂
がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜1991コナミ
スーパーフォーメーションサッカー1991ヒューマン
ゼルダの伝説 神々のトライフォース1991任天堂
超魔界村1991カプコン
魂斗羅スピリッツ1992コナミ
スーパーマリオカート1992任天堂
ロックマンX1993カプコン
聖剣伝説21993スクウェア
スターフォックス1993任天堂
ファイアーエムブレム 紋章の謎1994任天堂
スーパーストリートファイターII1994カプコン
スーパードンキーコング1994任天堂
ファイナルファンタジーVI1994スクウェア
スーパーメトロイド1994任天堂
パネルでポン1995任天堂
スーパーマリオ ヨッシーアイランド1995任天堂
星のカービィ スーパーデラックス1996任天堂
スーパーマリオRPG1996任天堂
スターフォックス2新作任天堂

上記の表は『復刻ミニゲーム機 タイトル一覧 まとめ記事』といった記事でも紹介しています。
こちらでは2023年まで発売された復刻ミニゲーム機を紹介しているのでもし興味がありましたら参考にしてください。

F-ZERO

スーパーファミコンが発売された1990年11月21日、ロンチタイトルとして発売されたゲームソフトの一つが『F-ZERO』でした。
回転・拡大・縮小表示機能を売りとしていたスーパーファミコンの機能を活かした迫力あるスピード感は、26世紀の未来を舞台にしていたこともあり次世代を多いに感じさせてくれたゲームの一つです。

モードは「グランプリ」と「プラクティス」があり、このゲームは対戦ができないこともあったのですが、タイムアタックが熱く、当時はかなり盛り上がった方も多いのではないでしょうか。

スマブラシリーズで第一作目から登場している『キャプテン・ファルコン』ですが、紹介している『F-ZERO』では取扱説明書に詳細が書かれているが、ゲーム内では登場していない珍しいキャラククターです。

スーパーマリオワールド

スーパーファミコン本体と同時に発売されたロンチタイトル。
1990年11月21日に発売された本作は全世界の売上本数2061万本とスーパーファミコンソフトで一位の売上を誇ります。(日本ではマリオカートに続いて2位の売上)
今作のストーリーは恐竜ランドを舞台に、またもや攫われてしまったピーチ姫をクッパから助けに向かいます。

キノコワールドの平和を取り戻したマリオとルイージの2人は、ピーチ姫とゆっくりバカンスを楽しむために、はるか南の不思議な島国、「恐竜ランド」のヨースター島へと旅立ちました。


ところが島に着いて間もなく、ピーチ姫が突然姿を消してしまったのです。
必死で島中を探しまわる2人は、やがて島のはずれで不思議な卵を発見します。
じっと見つめる2人の前で、卵の中から出てきたのは奇妙な姿のドラゴンでした。


「ヨッシー」と名乗る、そのドラゴンはマリオ達に話かけました。
「最近この恐竜ランドに、カメの姿をした化け物が現れて、魔法で、ボクの仲間達を卵の中に閉じ込めてしまったんです。ボクは仲間を助けに行こうとしたんですがやつらはとても強くて、結局ボクまで魔法をかけられてしまいました……。お願いです、ボクといっしょに仲間を助けに行ってくれませんか?」

何ということでしょう。大魔王クッパは全然こりていないようです。きっとピーチ姫はクッパの手下にさらわれたのでしょう。
こうして2人は、ヨッシーの仲間とピーチ姫を助けるために、新たな冒険を始めることになったのです。

説明書より引用

スーパーファミコンの機能でもある拡大縮小機能を使った描写はファミコンと比べると見てわかる程にパワーアップしており、そして描写の向上に伴い大量の敵が出てくるステージなどが可能になってアクションの爽快感もアップした作品と言えるでしょう。

変身アイテムはお馴染みのスーパーキノコ、ファイアフラワーに加え、本作では『マント羽』が追加、マントマリオに変身し、ダッシュで最高速度に到達すると空に上昇、そこから滑空したり、また飛び上がり空を飛ぶのを維持したりと攻略の要になってくるアイテムです。

ステージによっては、ゴールが2つあり、違うステージに分岐するなどし、そのシステムの特性上エリアマップを戻ったりして何度でもステージに挑戦することが可能となりました。(城や砦、スイッチの宮殿以外)

そして、マリオシリーズで初のセーブ機能が搭載されており、『お化け屋敷』『スイッチの宮殿』城・砦・ラムネ海溝の沈没船をクリアすることでセーブすることが可能となっています。
そういったシステム面を有効に活用し、1UPアイテムを何度も取りにいくなどしてゲームオーバーを回避することや、難しい面の前で意識的にセーブしプレイするなどすることにより、難易度の低下に繋がっています。
そして『ニンテンドークラシックミニ』では途中セーブもあるので更に簡易化されているのが特徴的です。

今作から登場したヨッシーの人気は高く、後に単独作品でのゲーム化、ぬいぐるみ等の商品化などで爆発的に知名度を上げていきます。

がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜

1991年7月19日に発売された『がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜』は、コナミの人気シリーズ『がんばれゴエモン』のスーパーファミコン1作目の作品です。

その後のゴエモンシリーズの世界観ともいえる、江戸時代にゲームセンターなどのお店がある近代的な文化と、今まであった和風テイストとを混ぜ合わせた世界観は好評となりその後も続いていきます。

1989年に発売された前作『がんばれゴエモン2』のように2人同時プレイが可能、2人プレイ時のみに可能なおんぶシステムが有名で、移動と攻撃で2人で分担してアクションするのは当時は画期的でした。

『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』の海外版には収録されていないゲームで、日本版のみの収録となっています。

スーパーフォーメーションサッカー

1991年にヒューマンから発売されたサッカーゲーム。
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンに収録されているスポーツとしては「スーパーフォーメーションサッカー」が唯一のゲームとなります。(海外版には「スーパーパンチアウト!!」がありますが日本版には未収録)

スーファミ初期の定番サッカーゲームとして定着した「スーパーフォーメーションサッカー」は、従来の横スクロールで展開されるサッカーゲームとは違い、縦スクロールで奥行きのあるビジュアルが特徴的です。

モードは「EXHIBITION」「HUMAN CUP」の2つあり、「EXHIBITION」では世界16カ国のチームから1チームを選び、CONと対戦、更に2P対戦、2Pと協力してCOMと対戦も出来る仕様となっています。

「HUMAN CUP」では勝ち抜きトーナメント戦となっており、全16チームが優勝を目指て競いあいます。
そして、全ての国に勝利すると最強の対戦相手「HUMAN」チームと対戦が可能になります。

全選手のパラメーターが高く、ボールを持っているとすぐに追いつかれ取られてしまうほどに走力が高いので、
うまくパス回しをしながらゴール前に持ち込まなければいけません。
そしてその先には今作最強のゴールキーパーと言われる「ケンゾウ」が待ち構えています。

当時のスーファミのクオリティーでは最高峰のサッカーゲームとなっており、選手の動きや細かな描写、そして試合を盛り上げてくれるBGMは当時のサッカーゲームを味わえるのに適したゲームと言えるでしょう。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1991年11月21日
価格8,470円
ジャンルアクションRPG

1991年に発売された「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」は当時日本で推定115万本、全世界で推定461万本売り上げています。
シリーズとしては2023年に「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が発売され大ヒットするなど、今でも続く任天堂の人気シリーズとなっています。

1作目の『ゼルダの伝説』に近いシステムである、見下ろし型のマップになっており、謎解きの要素もアイテムを駆使しながら、落ちる床や滑る床のトラップを、ダンジョンのマップ構成を理解したりしながら柔軟に対応することが求められる仕様となっています。

今作では光と闇の世界を行き来しながら広大な世界を冒険していくこととなり、各地で入手する「パワークラブ」や「フックショット」を駆使してダンジョンを攻略していく謎解き要素は、初見では難易度が高く感じるでしょう。
時には説明もなく不親切だと投げ出したくなる気持ちになりますが、解いた時の爽快感は一生思い出に残る瞬間となるゲームです。

超魔界村

機種スーパーファミコン
発売元カプコン
発売日1991年10月4日
価格9,350円
ジャンルアクション

「二段ジャンプ」と鎧の種類が鋼・青銅・黄金と増え武器の威力や性能、黄金の鎧に至っては魔法が使用できるなどの新仕様が追加された「魔界村シリーズ」第3弾。

今作でもファミコンから引き続き高い難易度を誇る魔界村ですが、新アクションの「2段ジャンプ」などにより、いくらかは緩和されております。

突如画面を荒れ狂うように現れる大津波、それにより変化する地形など、初見殺しが多いゲームですが、何度でもプレイして立ち向かっていきクリアを目指したくなるゲームは早々ありません。

シリーズ恒例の2周目に挑むシステムは健在で、今作では「プリンセスの腕輪」が必要です。
入手方法は黄金の鎧を纏った状態で武器が入った宝箱を開けることにより入手可能となります。

魂斗羅スピリッツ

機種スーパーファミコン
発売元コナミ
発売日1992年2月28日
価格9,350円
ジャンルアクション

1992年に発売されたスーパーファミコン版、魂斗羅シリーズの3作品目にあたる作品です。

スーパーファミコンの拡大縮小機能をフルに使用した派手な演出、アクションとしての派手な爽快感と、当時のコナミサウンドが映える作品はスーファミ屈指の完成度が高いゲームの一つで、ファミコン時代からのファンが熱狂した1本となります。

ステージは、真横から見た視点の「サイドビューステージ」と、真上から見た視点で、画面を回転させながら目標物を壊す「トップビューステージ」の2種類のステージを武器を駆使しながら進んでいきます。

今作から2種類の武器を使い分けることが可能となり、全6種類の武器をステージ中に取得しながら、特性を活かし進めていくのが肝となり、通常の敵とボスで使い分けるなど戦略性が高くなりました。(武器:マシンガン/スプレッドガン/ファイヤーガン/レーザーガン/ホーミングガン/クラッシュガン)

今作は「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」以外では、その後発売された『魂斗羅アニバーサリーコレクション』にも収録されており、16種類の魂斗羅シリーズ(海外版も含む)が遊び尽くせる豪華なソフトとなっております。
日本ではオンラインのみの販売ですが、海外ではパッケージで販売されておりプレミアになっているのも特徴的です。

スーパーマリオカート

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1992年8月27日
価格9,460円
ジャンルレース

マリオカートシリーズの記念すべき1作目のソフト。
日本ではスーファミソフトの売上1位に記録されているゲームです。(売上本数約382万本)

「マリオ」「ルイージ」「ピーチ姫」「ヨッシー」「クッパ」「ドンキーコングJr」「ノコノコ」「キノピオ」の8人のドライバーを操作し、3つのカップを戦い抜い抜きます。
順位によってポイントが振り分けられ、ポイントが一番多いプレイヤーが優勝となります。

『マリオカートGP』のモードでは「50cc」「100cc」のクラスを選択でき、各種難易度やカートの最高速度が違うなど種別化できているのが特徴です。
最終的には150ccクラスが遊べるようになり、更にマリオカートGPのモードで100ccクラスで「キノコカップレース」「フラワーカップレース」「スターカップレース」の3つのレース全てで優勝するとスペシャルカップスペシャルカップのコースが遊べるようになります。

ロックマンX

機種スーパーファミコン
発売元カプコン
発売日1993年12月17日
価格9,460円
ジャンルアクション

ロックマンXはロックマンシリーズから100年後の時代を舞台にしたアクションゲームです。

従来のロックマンシリーズの様にボスを倒すと特殊武器が使用できるようになる等のシステムはそのままに、ステージに隠されたパワーアップパーツ(ヘッドパーツ/アームパーツ/フットパーツ/ボディパーツ)を取得することで受けるダメージを半減することができたり、バスターがチャージされる段階が3段階にUPされるなど、攻略が有利になるアイテムが使用可能に、更に壁蹴り、ダッシュなどの新要素も追加され、次の作品まで引き継がれるシステムがこの作品から登場します。

隠しパーツとして同じカプコンから販売されている『ストリートファイターⅡ』のリュウ、ケンが使用する必殺技「波動拳」が打てるパーツが取得でき、ボスを含めて当たればほとんどの敵を一撃で倒せる武器が取得できます。

しかし、強力な仕様な上に取得条件は厳しく、鉱山ステージにある波動拳カプセル近くまで5回行き、ライフアップ・サブタンク・パワーアップパーツを全て入手してから5回目以降にライフ満タンの状態で波動拳カプセルに向かうと出現する仕様となっています。

聖剣伝説2

機種スーパーファミコン
発売元スクウェア
発売日1993年8月6日
価格10,780円
ジャンルアクションRPG

はるか昔……
マナの力によって進化した文明が地上に栄えていた

やがて人々は、マナの力を戦争に利用するようになり、
マナの要塞と呼ばれる巨大な船を生んだ

しかし、あまりに強大なその力は神々の怒りにふれ、
神獣が地上へとつかわされた

要塞と神獣の激しい戦いが世界を炎と毒で包み、
地上からはマナが失われていった

そのとき、聖剣を携えた勇者によって、要塞は落とされ、
神獣も人々の前から姿を消した

戦争によって文明は失われたが、
世界には、再び平和が戻った……

ときは流れ……
歴史は繰り返す……

公式ホームページより引用

スクウェアが発売していた聖剣伝説シリーズの2作目。
前作はゲームボーイからの発売、そして「ファイナルファンタジー外伝」と冠しており番外編といったテイストが強かったですが、今作から「聖剣伝説」として独立した作品になっています。

ストーリーは、オープニングにて「聖剣」を引き抜いた『ランディ』を中心に、『プリム』『ポポイ』の仲間達は、マナの力を狙う軍事国家「ヴァンドール帝国」と対立している「タスマニカ共和国」「パンドーラ王国」「レジスタンス」との争いに巻き込まれていきます。

「アクション・ロールプレイング(A・RPG)」といったジャンルを確立したといってもいい作品で、戦闘はRPGのようなコマンド式ではなく、フィールドを走り回りながら回避、そして攻撃していく、シームレスバトルを再現。
本作ではこのシステムを『モーションバトル』と称されています。

上記のシステムに加え『リングコマンド』といったシステムがあり、リング状のアイコンが操作キャラの頭上に現れ、そのコマンドの中に魔法やアイテムなどがあり即座に使用できる仕組みとなっています。
これも当時は画期的なシステムとなり、今では一般的なシステムとして認知されています。

スターフォックス

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1993年2月21日
価格10,450円
ジャンルシューティング

当時ロムカセットに搭載されていた「スーパーFXチップ(三次元描画方面強化回路)」により、それまであった真上から自機をみて操作するシューテイングゲームから、3D空間を主観的にみて飛行する描写は、今でいえば古くも感じますが当時、スーパーファミコンでプレイできたことにかなり先進的な試みを感じました。

ストーリー性の高いシューティングゲームとしても有名で、一部のステージにて分岐ポイントがあり、何度でも楽しめる工夫が施されています。

そしてニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンでは開発中止となっていた幻のゲーム「スターフォックス2」が収録されており、アンロックするためにスターフォックスのステージをクリアしないといけないといった条件が存在します。

ファイアーエムブレム 紋章の謎

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1994年1月21日
価格10,450円
ジャンルシミュレーション

スーパーファミコンにて1994年に発売。
ファミコンにて1990年に発売された『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』の続編となっており、ストーリーは2部構成になっています。

1部は前作の「暗黒竜と光の剣」をリメイクしたストーリー、2部を『英雄戦争編 紋章の謎』として新作として構成されています。

シミュレーションゲームとしての完成度も高い作品ですが、1部での勧善懲悪なストーリーを皮切りに、2部での仲間達との決別と別れのようなリアルな内面描写があるストーリーと、かなり幅広く濃厚なストーリーとなっているのが特徴的です。

スーパーストリートファイターII

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1994年6月25日
価格11,990円
ジャンル対戦格闘

1991年にアーケードで稼働して以来、格闘ゲームのブームを作ってきた一作として有名な『ストリートファイターシリーズ』は、『ストリートファイターII’(ダッシュ)』『ストリートファイターII’ TURBO(ダッシュターボ)』と進化していき、そして今作収録されている1993年10月にアーケードにて『スーパーストリートファイターII』が稼働、その移植が1994年6月25日にスーパーファミコンソフトとして発売されます。

1992年に発売された『ストリートファイターⅡ』が大ヒットしたのを受け、『スーパーストリートファイターII』も大ヒットします。
基本的なシステムはそのままに、新たな変更点としては一部のキャラの技グラフィックの修正・変更、気絶状態のエフェクトが4種類(天使・星・ヒヨコ・死神)になる、コンボ数の表示、ボーナス点の追加仕様など。

そして一番の大きな変更点は新キャラクターの追加です。
『T・ホーク』『フェイロン』『キャミィ』『ディージェイ』が追加され、それに伴ってカラーも8色に増えています。
特に女性キャラクターの「キャミィ」の人気は凄まじく、2023年に発売された『ストリートファイターⅥ』でもその個性はそのままに登場しています。

スーパードンキーコング

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1994年11月26日
価格10,780円
ジャンルアクション

イギリスのレア社が開発し、任天堂が開発した作品。
レア社は『スーパードンキーコング』の高評価により、その後のシリーズにも関わり、『ゴールデンアイ 007』『バンジョーとカズーイ』『スターフォックスアドベンチャー』などの開発にも関わる有名企業になっていきます。

横スクロールのアクションゲームで、ドンキーコングとディディーコングの各性能が違う2つのキャラクターを使い分けながら進みます。
操作キャラが敵に触れたりすると、いなくなり、控えキャラを動かしていきます。
それゆえにすぐにゲームオーバーにはならないテンポよく進めるゲーム性は、ドンキーのパワフルな動きとディディーコングのスピード感のあるアクションが楽しめると言っていいでしょう。

グラフィックはスーパーファミコンのドット絵ではなくCGを使用し、3Dで表現されたキャラクターと背景は当時のアクションゲームでは珍しく、更にBGMはシリーズの中でも特に良曲といったファンも多いのが特徴的です。

ファイナルファンタジーVI

機種スーパーファミコン
発売元スクウェア
発売日1994年4月2日
価格12,540円
ジャンルRPG

ファイナルファンタジーシリーズの6作品目にしてスーパーファミコンでの最後の作品。

細部にまで拘ったキャラや魔物までのドット絵、そして背景まで全てが「ファイナルファンタジーⅤ」からパワーアップされたグラフィックの美しさ、それに伴いキャラクターの表現方法も多彩になり、感情が分かりやすくなっています。
そして、登場人物の14人の一つ一つのストーリーが、一つの終着点に向かい目指していく濃厚なストーリーは今の時代にも惹きつけてやまない魅力があると言えるでしょう。

ストーリーを彩る音楽も印象的で、FFの特徴の出会いと別れを象徴させ、際立たせています。

スーパーメトロイド

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1994年3月19日
価格10,780円
ジャンルアクション

『メトロイドシリーズ』3作目の作品にして初のスーパーファミコン作品。
迷路のようなマップを探索していくアクションゲームです。
ステージにある機械からマップのダウンロードを行うことにより、マップの把握が可能となったことでステージ探索のストレスが減ったのが大きなポイントとなりました。

主人公の「サムス」の装着しているパワードスーツは隠されたアイテムを取ることによりパワーアップをしていき、敵を倒す能力アップだけではなく、新たな探索ルートを探す手段になったりと謎解き要素の助けになることも。

当時のディスクシステム(1作目)、ゲームボーイ(2作目)からの進化がアクション要素含めて進化していたことに当時は驚きを隠せませんでした。

パネルでポン

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1995年10月27日
価格6,380円
ジャンルアクションパズルゲーム

自陣のパネルを入れ替えながら、同色のパネルを3枚以上、縦か横に揃えることで消滅させていくゲーム。
対戦で「連鎖」「同時消し」「!のパネル」を消し相手におじゃまパネルを落下させて、敵を倒すVSモードや、ひたすら自陣のパネルを消していくエンドレスモードなど、2人プレイ合わせて7つのモードで遊ぶことができます。

後に派生作品として『ヨッシーのパネポン』『ポケモンでパネポン』『ドクターマリオ&パネルでポン』等がゲームボーイで発売されていきます。

f

スーパーマリオ ヨッシーアイランド

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1995年10月5日
価格10,780円
ジャンルアクション

「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」にも収録されている『スーパーマリオワールド』にて初登場したヨッシーが主人公のアクションゲーム。
ストーリーの時代設定はマリオが赤ちゃんだった時代にヨッシーと出会い冒険をするといった流れになっています。

パッケージにもマリオの赤ちゃん姿が描かれているのが印象的で、ゲーム中もヨッシーがマリオを背中に乗っけながらが、敵を食べて吐き出したり、タマゴを投げつけたりとコミカルなアクションが楽しめる作品となっています。

他にも「ふんばりジャンプ」といった遠くまで飛べるアクションも追加されており、スマブラのアクションでも流用されている動きとなっています。

グラィックも手書きで書いたようなクレヨン調の背景が特徴的で、他のゲームのシリーズとは一線を画す描写になっているのも面白い所です。

星のカービィ スーパーデラックス

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1996年3月21日
価格8,250円
ジャンルアクション

6つのゲームのオムニバスゲーム(「はるかぜとともに」「白き翼ダイナブレイド」「激突! グルメレース」「洞窟大作戦」「メタナイトの逆襲」「銀河にねがいを」)があり、クリアする毎に遊べるゲームが増えていき最終的に「格闘王への道」も含めて7つのゲームがプレイ可能になります。

当時としては珍しい2人同時プレイの横スクロールアクションでプレイができ、難易度としても低く友達や親子で楽しむことができたことも特徴的です。

『星のカービィ 夢の泉の物語』からあったコピー能力のシステムを更に大幅に改善し登場することになった『星のカービィ スーパーデラックス』
全24種類のコピー能力があるのが当時は特徴的なゲームでした。

そのうち無制限に何度でも使用できるのコピー能力が18種類、回数制限があるのが6種類。
特に特徴的と言われるのが前作までのコピー1種類に対して1つの技といった縛りがないコピー能力もあり、攻略するうえで色々なプレイスタイルが可能となりました。

スーパーマリオRPG

機種スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日1996年3月9日
価格8,250円
ジャンルアクションRPG

任天堂とスクウェアが共同開発した奇跡のコラボが実現したアクションRPGゲームです。

1996年はプレイステーションやセガサターンが台等してきており、スーパーファミコンも末期に差し掛かっていた時代でした。
そんな中発売された『スーパーマリオRPG』はマリオシリーズとして初のRPGといった珍しさで発売前から話題になっており、発売後には日本で147万本の大ヒットの売上本数を叩き出します。

スクウェアの培ってきたRPGの技術と、マリオのアクション性がうまく融合しており、フィールドの移動はジャンプやダッシュで頭上にあるハテナブロックを下から叩きアイテムを入手したり、バトル中はRPGでお馴染みのターン制を取り入れつつ、攻撃中にタイミングよくボタンを押す、もしくは連打することにより攻撃力が上がるなどマリオらしいアクションも随所に盛り込まれています。

スーパーファミコンで発売されたマリオシリーズ最後の作品となる『スーパーマリオRPG』は『マリオ&ルイージ』などに派生しながらシリーズ化されていきます。

スターフォックス2

機種ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン
発売元任天堂
発売日2017年10月25日
価格8,778円
(ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンの価格)
ジャンルシューティング

『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』の一番の目玉と言ってもいいタイトルが『スターフォックス2』となるのではないでしょうか。

『スターフォックス2』はスーパーファミコンソフトとしては発売されておらず、今作で初登場の新作ゲームとして収録されます。

元々は1995年2月に発売予定となっていた本作は、当初の予定よりも開発に時間がかかったらしく、その間に次世代機となる『NINTENDO64』の発売が迫っていました。
その結果、本作は発売されることがなく1997年に発売された『スターフォックス64』にシステムは受け継がれていくこととなる経緯があります。

今作の『スターフォックス2』は最初から遊べるゲームではなく、ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンに収録されている『スターフォックス』の1面をクリアすることでプレイすることが可能となります。

ゲームのルールは、惑星のマップパートで敵と遭遇するか、惑星に移動すると戦闘パートへと移行していきます。
その間も時間は常に経過していて、敵からの援軍やミサイルが飛びかかってくる状態となっています。
ゲームオーバーの条件として自軍の「惑星コーネリアの防衛」があり、敵軍からの攻撃を受けると耐久値が減っていき、ダメージが100%になるとゲームオーバーとなってしまいます。

海外版

2017年9月29日に日本より一足早く発売された海外版は北米と欧州にて発売されます。
収録タイトルは日本と同じ21種類ですが、日本には収録されていないソフトが下記の表の5種類あるのが特徴です。

ちなみに日本でしか収録されていないソフトは5種類で「ファイアーエムブレム 紋章の謎」「がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜」「パネルでポン」「フォーメーションサッカー」「ストリートファイターII」となっています。

タイトル発売年メーカー
悪魔城ドラキュラ1991コナミ
ストリートファイターII’ TURBO1993カプコン
MOTHER2 ギーグの逆襲1994任天堂
カービィボウル1994任天堂
スーパーパンチアウト!!1994任天堂
発売年は日本での発番準拠

悪魔城ドラキュラ

主人公の「シモン・ベルモンド」を操作し、全部で11のステージをクリアしていき、最終的に悪魔城にて蘇った「ドラキャラ伯爵」を倒すのが目的のアクションゲーム。

ファミコンの移植作のようにみえますが、システム面やステージ、音楽などほぼ新作に近い作りとなった作品。

追加アクションとして鞭を引っ掛けての「ワイヤーアクション」や、横方向だけに鞭を振るうのではなく今作からは、8方向への打ち分けも可能となったことにより敵への対応が容易になっています。

今プレイするとしたらダウンロード版である『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』がPlayStation 4・Xbox One・Nintendo Switch・PC(Steam)にてプレイ可能。

ストリートファイターII’ TURBO

日本ではスーファミではダッシュは発売されていなく、アーケードで稼働のみしかしていません。
しかし1993年7月11日に発売された『ストリートファイターIIターボ』でターボモードを選択しプレイすると『II’ TURBO』仕様となり、速度が変更できるようになっています。

MOTHER2 ギーグの逆襲

日本で1994年8月27日に発売された『MOTHER2 ギーグの逆襲』は、海外では『Earth Bound』(アース バウンド)というタイトルで1995年6月5日に発売されます。

コピーライターの「糸井重里氏」がゲームデザインとシナリオを手掛けており、199X年の地球を舞台に、3人の少年(ぼく・おともだち1・おともだち2)と1人の少女(おんなのこ)が宇宙人「ギーグ」の地球征服の野望を阻止するために世界を冒険する旅にでるといったストーリーとなっています。

日本では2022年に『スーパーファミコンNintendo Switch Online』にてダウンロード配信しており、手軽にプレイしやすくなっています。

カービィボウル

カービィが真ん丸のボールになりゴルフのようなカップを目指し進んでいくゲーム。
壁にぶつかると跳ね返るようになっており、ゴルフとビリヤードを合わせたルールとなっているのが特徴。

8コース、全64ホールあり、銀メダル以上でクリアすると『EXTRA COURSE』が出現。
敵の配置などが変更され難易度も大幅に上がったステージを攻略していきます。

敵にぶつけて倒したり、障害物をすり抜けて、最後残った1体がゴールカップに変化、カップインすることでクリアとなります。

コピー能力も存在しており、敵を倒すことでコピーし、1打するか停止するまで1度だけ能力が使用可能となる。

スーパーパンチアウト!!

1985年にアーケードにて稼働していたボクシングゲーム。
1994年に海外でのみ販売されており、日本では1998年にニンテンドーパワーの書き換え用ソフトとして販売。

対戦相手のパンチをガードやスウェー等の防御でかいくぐり、隙をみてパンチを当てていきます。

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