【新スーパーロボット大戦】プレイステーション 1996年発売
2024.06.17更新
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機種 | プレイステーション |
発売元 | バンプレスト |
発売日 | 1996年12月27日 |
価格 | 7,480円 |
ジャンル | シミュレーションRPG |
ゲーム概要

このゲームの従来のシリーズは、SDで表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品で制作されています。最も注目すべき特徴の一つは、ロボットがSD(スーパーデフォルメ)ではなくリアルサイズで表現されていることです。
これにより、従来のシリーズとは異なる視覚的な魅力が生まれました。
リアルサイズの特徴
リアルサイズの描写により、ロボットのディテールがより緻密に表現され、戦闘シーンの迫力が一層増しました。この変更は、従来のSDスタイルに慣れたファンに新鮮な体験を提供し、ゲーム全体の戦術性とビジュアルの両方に大きな影響を与えました。
評価と影響
リアルサイズのロボット表現は賛否両論を呼びました。一部のファンからは、従来のSDスタイルを好む意見もありましたが、多くのプレイヤーはこのリアルな描写を新たな挑戦として評価しました。また、この作品の影響で、以後のシリーズでも一部の戦闘シーンにリアルサイズのカットインが取り入れられるようになります。
「新スーパーロボット大戦」のリアルサイズ描写は、シリーズに新たな風を吹き込み、後のスパロボシリーズにおいても一つの転機となりました。
この革新的なアプローチは、ロボットアニメファンやゲームファンに深い印象を与え、シリーズの発展に寄与したといえます。
参戦作品
参戦作品 | 備考 |
---|---|
超獣機神ダンクーガ | シリーズ初参戦作品 |
蒼き流星SPTレイズナー | シリーズ初参戦作品 |
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア | |
機動戦士Vガンダム | 据え置き型機初参戦作品 |
機動武闘伝Gガンダム | 据え置き型機初参戦作品 |
新機動戦記ガンダムW | シリーズ初参戦作品 |
無敵ロボ トライダーG7 | シリーズ初参戦作品 |
マジンガーZ | |
真ゲッターロボ | 原作漫画ver |
超電磁マシーン ボルテスV | シリーズ初参戦作品 |
大空魔竜ガイキング | シリーズ初参戦作品 |
勇者ライディーン | |
超機大戦SRX | オリジナル |
本作は初参戦作品が『超電磁マシーン ボルテスV』、『大空魔竜ガイキング』、『無敵ロボ トライダーG7』、『新機動戦記ガンダムW』、『蒼き流星SPTレイズナー』の5作品。
しかし、『新機動戦記ガンダムW』はテレビで放送中だったこともあり、キャラクターとの絡みはほぼなく、機体もウイングガンダムとトールギスの2体のみなのは寂しい所となっています。
『機動戦士Vガンダム』と『機動武闘伝Gガンダム』は初めて据え置き型ゲーム機に参戦。


「新スーパーロボット大戦」において、「機動武闘伝Gガンダム」はその特徴的な格闘戦と強力な技によって際立った存在となっています。
本作でのGガンダムのユニットは、原作での圧倒的なパワーを再現し、プレイヤーにとって頼れる戦力となっています。
ストーリーが進行すると、ドモン・カッシュはゴッドガンダムに搭乗することになり、その強力な格闘技とスーパーモードによって、特にボス戦や強敵相手に非常に有効です。
ゴッドガンダムの「石破天驚拳」や「ゴッドフィンガー」は、敵ユニットに対して高いダメージを与えることができ、多くのプレイヤーにとって頼りになる攻撃手段となります。

更に、特筆すべきはバンプレストオリジナルとして、今まで主役として出ていた『魔装機神』に代わり、『超機大戦SRX』が初登場。
『超機大戦SRX』は合体変形メカ物で、その後の異なる作品に登場していくようになる。
「超機大戦SRX」は、複数のメカが合体して一つの巨大なロボットになるという、合体変形メカの代表的な存在です。
SRXは、R-1、R-2、R-3の3機のロボットが合体して完成します。
この合体には高度な技術が必要とされ、念動力を持つパイロットによるT-LINKシステムが不可欠です。
SRXには、最新の技術であるトロニウムエンジンやゾル・オリハルコニウム装甲が採用されており、その性能は非常に高いものとなっています。
しかし、その反面、制御や運用には多くの課題があり、ストーリー中でも試行錯誤している背景が描かれます。
「超機大戦SRX」は、「新スーパーロボット大戦」以降の作品にも登場し、バンプレストオリジナルのキャラクターやメカとして重要な位置を占め続けています。
これにより、SRXはスーパーロボット大戦シリーズ全体においても欠かせない存在となりました。
SRXはメカニックデザイナーであり、イラストレーターでもある「カトキハジメ」によってデザインされました。カトキハジメは、リアル志向のメカデザインで知られ、その精密で情報量の多いデザインが特徴です。
彼の手がけたSRXは、バンプレストのロゴマークが顔になるという大胆なデザインが施されており、これが「スーパーロボット大戦」シリーズにおいて象徴的な存在となっていきます。
カトキハジメは「機動戦士ガンダム」シリーズでも現実の兵器や航空機の要素を取り入れ、数々のメカデザインを手がけており、そのリアル志向の作風は多くのファンに支持されています。
また、「スーパーロボット大戦」シリーズにおいては、ヒュッケバインやR-1、R-2、R-3などのオリジナルメカのデザインを担当し、シリーズの中で重要な役割を果たしています。
カトキハジメのデザインによるSRXは、その斬新なデザインと高い性能で、「スーパーロボット大戦」シリーズの中でも特に人気の高い機体となっています。この機体は、シリーズの象徴として多くのファンに愛され続けており、カトキハジメの名前とともに「スーパーロボット大戦」を語る上で欠かせない存在となっています。
特徴的な要素
先で紹介したSDからリアルサイズの表現以外にも下記に挙げられる様に多数の新しい試みが取り入れられています。
- 未登場の作品のキャラクターの採用
- フルボイスによる戦闘の実現
- カットインシステム
- クリア後のおまけステージ
- オリジナル作品「超機大戦SRX」の登場
シナリオとゲームプレイ
ゲーム内のシナリオは地上編と宇宙編合わせて全66話(地上と宇宙をクリアすることで、クリア後に追加で1話)で構成されています。
プレイヤーは序盤の選択肢によって、スーパーロボット中心の地上編と、リアルロボット中心の宇宙編に分岐します。
どちらかのルートをクリア後、もう一つのルートをクリアすると、真の最終ステージが始まり、地上編と宇宙編のキャラクターが合流して最終決戦が繰り広げられます。
これにより、キャラクターたちの個性や感情がより鮮明に表現され、ゲーム体験が豊かになりました。
更に「超機大戦SRX」の登場により、オリジナルキャラクターなどが良い例でしょう。
こういったユーザーからの高評価な点もあり、次回作の「スーパーロボット大戦F」では、ほぼ全てのキャラクターにオリジナルキャストが起用されたことも注目すべき点です。
『新スーパーロボット大戦』では、シリーズ初となる全パイロットキャラクターに音声が付けられました。この変更により、キャラクターたちの個性や感情がより鮮明に表現され、プレイヤーのゲーム体験が大幅に向上しています。
これにより、各キャラクターの台詞や戦闘シーンが一層臨場感を持つこととなり、ユーザーから高い評価を受けました。
さらに、この作品で初登場した「超機大戦SRX」は、バンプレストオリジナルのキャラクターとメカを新たに加え、ゲームに新たな魅力を与えました。
SRXの合体変形メカは、高度な技術と斬新なデザインで、他のロボット作品とは一線を画す存在です。これにより、プレイヤーは従来のロボットアニメ作品だけでなく、オリジナルキャラクターやメカの魅力も楽しむことができているのも『新スーパーロボット大戦』の特徴です。
これらの要素が好評を博し、次回作の『スーパーロボット大戦F』では、ほぼ全てのキャラクターにオリジナルキャストが起用されることとなりました。これにより、キャラクターの魅力がさらに強化され、シリーズ全体の人気が一層高まりました。
このように、『新スーパーロボット大戦』は音声対応の導入と「超機大戦SRX」の登場によって、シリーズの新たな方向性を示し、多くのファンに支持される作品となりました。SEOを意識したブログ記事としては、これらの特徴や革新的な要素を強調し、関連するキーワードを適切に配置することで、検索エンジンでの評価を向上させることが期待できます。
BGM

BGMも全体的に高評価な曲が多くあり、版権曲の超獣機神ダンクーガの『愛よファラウェイ』、機動武闘伝Gガンダムの『FLYING IN THE SKY』『燃え上がれ闘志 いまわしき宿命を越えて』『我が明鏡止水-されどこの掌は烈火の如く』から、オリジナルとしてSRXチームのテーマ曲『EVERYWHERE YOU GO』、月面マップの『PSYCHIC ENERGY』まで名曲が多い作品となっている。
スペシャルディスク

翌年の1997年には『新スーパーロボット大戦スペシャルディスク』が発売、『新スーパーロボット大戦』のオプションモードを充実させたファンディスクが提供されました。
このディスクには、好きなユニットを対戦させて戦闘シーンを見ることができる「フリーバトル」、オリジナルのステージが楽しめる「おまけマップ」、「メカデータ」「デモセレクト」のイラストが観覧できる「設定資料集」、本編には収録されなかった「カラオケモード」等の多彩なコンテンツが収録されています。


その後のシリーズとしての影響
- 音声対応の導入
- オリジナルキャラクターの登場
- 超機大戦SRXのデザインとカトキハジメの影響
上記の点で、これらの要素が好評を博し、『新スーパーロボット大戦』の成功は、以降のシリーズ作品にも大きな影響を与えました。
音声対応やオリジナルキャラクターの導入は、シリーズのスタンダードとなり、カトキハジメのデザインによるメカも多くの作品で採用されました。さらに、プレイヤーからのフィードバックを積極的に取り入れる姿勢が、シリーズ全体の進化を促しました。