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漫画のBLEACHのタイトルには実は深い意味があると知っていましたか?
ラジオ『ポルノグラフィティ岡野昭仁のオールナイトニッポン』で2008年の年末に、久保先生がゲストにきたときのインタビューで語っていたそうです(なんて豪華なゲストなんだ!)
その時にリスナーからBLEACHのタイトルの由来を聞かれ
BLEACHとは知っての通り「漂白」という意味があります。
BLEACHとは「白」を強調する色なのです。
ですが死神であり主人公は「黒」崎一護。
これはただ「黒」というタイトルを入れても安直過ぎるので、あえて対極の「白」を使うことで黒を引き立たせている。そして比喩として選んだのが「BLEACH」とのことです。
英語では単純に漂白や脱色になってしまうのですが、久保先生が考えるとオシャレになってしまいますね。
他にも「魂の浄化」とゆう意味合もあるらしいです、ここまで突き詰めると少し宗教的な雰囲気まで感じられますが、それもBLEACHの魅力の一環でしょう。
BLEACHのタイトルが「漂白」という意味を持つだけでなく、死神である主人公・黒崎一護が「黒」であることを考慮した上で「白」を強調するという選択には、作者・久保帯人の深い洞察力とアートへの情熱が感じられます。黒と白、対比の美学が物語全体に巧妙に散りばめられているのです。
そして、物語の中で登場する死神たちが魂を浄化する役割を果たす要素ともリンクしています。このような細やかな意味合いの積み重ねが、作品の奥行きを感じさせますね。
久保先生がBLEACHに込めた独自のメッセージは、ファンにとっても一層作品を愛する理由の一つになっていることでしょう。
タイトルを考えた時にBLEACHのキャラクターの名前にも大きく色に関係するものが多くあることに気付いてきます。
例えば、白一護(しろ いちご)の名前には、「白」が強調されており、タイトルの意味合いを精巧に反映しています。
彼の存在は精神世界においても物語の中心であり、物語の進行と共に主人公が黒が際立つのに対して「白」の象徴としての役割を果たしているのではないでしょうか?
更に白一護は一護がピンチの時には必ず現れるので印象深いかたもおられるのではないでしょうか?実はピンチの時に現れるのは大きな理由があるのですがネタバレになってしまうので別記事で書きたいと思います。
このようにして、BLEACHはキャラクターたちの名前に緻密に織り交ぜられた色彩の象徴が、物語全体に独特の雰囲気を醸し出しています。作者のセンスとストーリーテリングの奥深さが、ファンを引き込む魅力の一端を担っていることが伺えますね。
藍染なども黒ではなく藍色なんですよね、ハッキリしない染められた色とゆうのは敵キャラへの暗示ともとれるのではないでしょうか?
2021年に放送予定のアニメ版BLEACHでは「千年血戦篇」が描かれ、物語は再び死神と滅却師(クインシー)の壮絶な対決に焦点を当てています。この篇でも、物語の構図は死神対滅却師による緊迫したシーンが描かれ、そこで再び黒と白の対比が際立っています。
作品が色を強調する傾向が続くことで、物語の深層に潜むテーマ性やキャラクターたちの心情が一層浮かび上がります。この「千年血戦篇」においても、死神と滅却師の対立が物語に新たな次元を与え、色彩がその対立や戦いの激しさを更に強調しています。
アニメと漫画をもう一度見返すと、これまで気づかなかった細部や作者が込めたメッセージが新たに発見できるかもしれません。色彩の使い方や構図が物語の奥深さを裏打ちしていることに改めて気づくことで、BLEACHの魅力に新たな視点を加えることができるでしょう。是非、アニメと漫画を通してより一層作品を楽しんでみてください。