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1997年にPlayStationで発売された『ファイナルファンタジーVII』(以下、FFVII)は、シリーズで初めて本格的に3Dポリゴンとプリレンダ背景を融合させた作品です。
サイバーパンク風の大都市ミッドガルから始まる“映画的演出”は当時の常識を塗り替え、以降のJRPG潮流を決定づけました。CD-ROM3枚組の大ボリューム、近未来SF×ファンタジーの世界観、そして“星の生命”をめぐる重厚なテーマ。国内外で爆発的ヒットを記録し、派生作・映画・リメイクへと広がる巨大なIPの起点になりました。
本ガイドはオリジナル版(1997)を対象に、データベース的に“迷わず引ける”形で情報を整理。初見・復帰・コアいずれのプレイスタイルにも役立つ攻略の入口と、仕様差・発売情報・評価データまで一望できます。
| 機種 | プレイステーション |
| 発売元 | スクウェア |
| 発売日 | 1997年1月31日 |
| 価格 | 7,480円 |
| ジャンル | RPG |
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ゲームシステム
FFVIIの土台はATB(アクティブタイムバトル)。素早さで行動順が回り、入力の先回し・行動の重ね掛けでダメージ効率を引き上げていきます。そして、システムの中核にあるのがマテリアシステムで、武器・防具スロットに魔法・技・支援の球を装着し、リンクスロットで相互作用(例:「全体化」×「回復」)を起こすことで、職業制に縛られない遊びが成立します。成長するのはキャラだけでなく“マテリア”にも成長度合いがあり、APを吸わせる武器(成長×2/×3)を活用すると習得速度が劇的に上がる――この“成長ラインの最適化”を意識すると、攻略の理解が一段深まります。
序盤の定石は、回復・雷(機械系に刺さる)・氷(序盤の汎用火力)を誰かに必ず持たせ、初のボスガードスコーピオン戦は“尻尾を上げたら攻撃中止”の注意を守るだけで難易度が激減。中盤は属性耐性アクセや状態異常対策を更新し続けること、終盤はW召喚×ナイツオブラウンドやみだれうち×連続斬りなど、行動回数と倍率を掛け合わせる“設計”で壁を越えます。
快適機能付き移植版では、3倍速・エンカウント無効・バトル強化を状況で切り替えるだけで検証と周回が圧倒的に速くなり、ビルド試行や収集を楽しみたい“いまのプレイヤー”に、移植版はオススメの一つです。
ミニゲーム・サブ要素: ストーリー進行に伴いミニゲームも豊富に登場します。バイクチェイスやスノーボード、ゴールドソーサーでの競チョコボ(チョコボレース)など、戦闘以外の遊びも盛り込まれて飽きさせません。またチョコボ育成によるアイテム収集(特定のチョコボを育てると最強魔法マテリア入手)や隠しキャラ(ユフィ、ヴィンセント)のスカウトなど、寄り道要素も充実しています。これらを活用すれば強力な武器・マテリアを入手でき、物語終盤のルビーウェポン・エメラルドウェポン(オプションの最強クラス敵)討伐にも挑めます。
つまずきやすい点と回避策: 初心者が戸惑いやすい点としては、フィールドの見づらさが挙げられます。プリレンダ背景のため出入口が判別しにくい場面があり、発売当時も指摘されました。後述のインターナショナル版では対策として画面上に矢印マーカーを表示できるようになっていますが、オリジナル版では自力で探索する必要があります。行き先に迷ったらセレクトボタンでフィールド名表示(初期版では未実装)や、攻略本・ガイドを参照すると良いでしょう。またセーブポイントはこまめに活用してください。中盤以降は長いダンジョンや強敵も増えるため、万一ゲームオーバーになっても直前から再開できるよう常にセーブ推奨です。マテリア装備のし忘れも初心者が陥りがちです。とくに回復魔法を扱えるマテリアは序盤から入手可能(壱番魔晄炉爆破後に入手)なので、必ず誰かに装着しておきましょう。ボス戦の対策も重要ポイントです。例えば序盤のボス「ガードスコーピオン」戦では尻尾を上げたタイミングで攻撃すると反撃を受けることがゲーム中で警告されます。こうしたメッセージを見落とさないこと、弱点属性を突く魔法を用意することが勝利の鍵となります。さらに、状態異常攻撃への対策(アクセサリ装備や対応魔法)も後半は必要になるため、新しい装備やマテリアを手に入れたら性能を確認し、適宜パーティに組み込みましょう。
- ATB採用:素早さ・行動順の管理が重要
- マテリア=自由ビルドの核心。リンクで効果拡張(例:全体化)
- リミット技:使用で段階解放。役割最適化に直結
- 難易度は中。属性・状態異常対策で安定化
- やり込み:チョコボ育成、召喚“ナイツオブラウンド”、裏ボス攻略
ストーリー/世界観
まずネタバレを避けた範囲で、本作の世界観と序盤ストーリーについて紹介します。
背景設定(ネタバレなし): 舞台は星(星球)そのものが生命を持つとされる架空世界です。星の内部を流れるライフストリーム(Spirit Energy)は生命の源であり、これを資源「魔晄エネルギー」として搾取・利用しているのが世界を牛耳る企業体「神羅カンパニー」です。神羅は魔晄炉によって都市の電力や動力をまかなう一方、星のエネルギーを枯渇させていると物語序盤で語られます。反神羅組織「アバランチ」は星を救うべく活動しており、メンバーのバレットやティファたちは魔晄炉爆破など過激な手段で抗戦中です。
主要キャラクター: 主人公クラウドは元神羅のエリート兵士「ソルジャー(SOLDIER)」を名乗る青年で、傭兵としてアバランチの任務に加わります。バレットはアバランチのリーダーで豪快だが仲間思いの男、ティファはクラウドの幼馴染でアバランチの協力者です。物語途中でエアリス(エアリス・ゲインズブール)という花売りの少女と出会い、彼女もパーティに加わります。エアリスは古代種(セトラ)の末裔とされ、星と対話できる特別な存在です。他にも、実験体の獣レッドXIIIや人造モーグリ操る謎の猫ケット・シー、過去に因縁を持つ元神羅タークスのヴィンセント、マテリア泥棒の少女ユフィ、宇宙飛行士を夢見たパイロットシドなど、多彩な仲間キャラクターが登場します。対する敵側は、神羅カンパニーの社長や幹部たち、元ソルジャーで神話的英雄だったセフィロス、そしてセフィロスと深く関係する異形の存在ジェノバなどが物語の鍵を握ります。
序盤のあらすじ(ネタバレなし)
物語はミッドガルの壱番魔晄炉爆破作戦から幕を開けます。クラウドたちはミッドガル市街で神羅に追われながらも辛くも逃走に成功しますが、次の伍番魔晄炉攻撃の際にクラウドは孤立しスラム街に墜落してしまいます。そこを花売りのエアリスに助けられ、以後行動を共にすることになります。一方、神羅はアバランチ掃討のためプレートを崩落させスラムを壊滅させる強硬手段に出ます。アバランチは甚大な被害を受け、さらにエアリスが神羅に拉致されてしまいます。クラウド、バレット、ティファは彼女を救うため神羅ビルに乗り込み、そこで古代種やセフィロスにまつわる新たな事実に遭遇します。脱出劇の末、一行はミッドガルを離れ世界へ旅立つ決意をします。その目的は、突然姿を現したセフィロスを追い、その野望を阻止することでした。
【後半ストーリーのネタバレ】
後半の展開(※核心ネタバレ注意): ミッドガル脱出後、クラウド達は各地でセフィロスの影を追います。やがて「黒マテリア」と呼ばれる最強魔法メテオを発動できる魔法石の存在を知り、それを巡る攻防が繰り広げられます。セフィロスの真の目的はメテオで星に大穴を開け、その傷を癒そうと集まるライフストリームを自身に集め取り込むことで神となることでした。クラウド達は黒マテリアを確保しますが、セフィロスはクラウドの記憶の隙を突き彼に黒マテリアを渡させてしまいます。同時にセフィロスは祈りを捧げていたエアリスを襲撃し、クラウドの目の前で彼女を殺害します。エアリスは白マテリアによる対抗魔法ホーリー発動の祈りを最後まで続け、その使命を全うしました。物語後半、クラウドは自分の過去の真実と向き合うことになります。実はクラウドはソルジャーではなく、5年前にセフィロスが故郷ニブルヘイムを焼き討ちした事件の際に一般兵として居合わせた人物でした。英雄セフィロスへの劣等感から偽りの人格を作り上げていたクラウドでしたが、仲間の支えで真実を受け入れ、自分自身を取り戻します。一方、セフィロスは遂にメテオを召喚し、星に巨大な災厄が迫ります。 クラウド達は神羅と協力してセフィロスの居る北の大空洞へ乗り込み、ジェノバおよびセフィロスとの決戦に挑みます。激闘の末セフィロスを打ち破り、エアリスの祈りによって発動したホーリーと星命エネルギー(ライフストリーム)の力でメテオは食い止められました 。エンディングでは星が救われたことが示唆され、500年後の未来で自然が再生した世界が描かれて物語は幕を閉じます。テーマ・世界観の魅力
本作の物語は「星の生命」「アイデンティティの再生」「犠牲と救済」といったテーマが貫かれています。魔晄エネルギーによる近代化の裏で環境破壊が進むという図式は現実世界のメタファーとも取れ、当時プレイヤーに強い印象を与えました。
またクラウドの記憶喪失や精神崩壊の描写、ヒロインの死など重厚でシリアスな展開も話題となりました。中盤での衝撃的な出来事(※前述のエアリスの最期)はゲーム史に残る名場面としてしばしば言及されます。加えて、ミッドガルというサイバーパンク風都市から自然豊かな草原・古代種の神殿・宇宙空間まで、多彩なロケーションを旅する冒険活劇としての側面も魅力です。
プレイヤーは旅の中でこの世界の成り立ちや過去の悲劇を知り、登場人物たちの絆を深めながら世界の命運を託される使命感を味わうことになるでしょう。
地域差とバージョン違い
地域別発売情報: 地域ごとの初回発売日や基本情報の一覧を以下に示します。
| 地域 | 発売日 | タイトル表記 | 言語 | 価格(発売当時) | レーティング |
| 日本(オリジナル版) | 1997年1月31日 | ファイナルファンタジーVII | 日本語 | 7,800円(税別)※ | (当時審査なし)※CERO:B(12才以上) |
| 北米 | 1997年9月7日 | Final Fantasy VII | 英語 | $49.99(推定) | ESRB: Teen(13+) |
| 欧州(PAL圏) | 1997年11月14日 | Final Fantasy VII | 英語・仏語・独語・西語 | £39.99 前後(国別) | ELSPA: 11+(英)、USK: 12+(独) |
| アジア(日本・北米以外) | (公式発売なし) | Final Fantasy VII | - | - | - |
※日本価格は初回限定版のメーカー希望小売価格。レーティングは後年の基準で表記
世界共通ナンバリング: FFVIIはシリーズで初めて日本国外でも同一のタイトル番号で発売されました。それ以前は北米向けにナンバリングがずれており(例:日本のFFIII→北米ではFFVIとして発売)、海外ファンの混乱を招いていましたが、本作以降に是正されています。このため「FFVII」というタイトルは全世界で統一されています。このため「FFVII」というタイトルは全世界で統一されています。
日本版と海外版の差異: 初期の日本語版(オリジナル版)と、後に発売された海外英語版(北米・欧州版)にはいくつかの仕様差があります。大きな点として、海外版では日本版になかった追加ボス(ルビーウェポン&エメラルドウェポン)が新規登場し、関連するアイテムやイベントが追加されました。また、エンカウント率(ランダムエンカウントの発生頻度)が下げられ、ゲームバランスが微調整されています。UI面でも、フィールド画面での出口表示用矢印マーカーの追加や、メニューのマテリア交換「クイック」機能の追加など、遊びやすさ向上の改良が施されています。細かな点では、一部の魔法「てきのわざ」の効果弱体化、特定モンスター攻略法の変更(例:マジックポットにエリクサーを与えないと倒せない仕様に変更)、キャラクターの名前入力可能文字数の増加(6文字→9文字)などもあります。ストーリー本筋に違いはありませんが、こうした調整により海外版は日本初版よりも洗練されたゲーム体験になっていました。
FFVIIインターナショナル版: 日本国内では海外版の要素を逆輸入した「ファイナルファンタジーVII インターナショナル」が1997年10月2日に発売されました。これは日本版初動300万本突破を記念した特別版で、ゲームディスク3枚は海外版準拠の内容(追加ボスや調整を含む)となり、さらにオマケ要素として付録CD-ROM「パーフェクトガイド」が同梱されています。付録ディスクにはワールドマップや開発中の映像などが収録され、ファン向けの資料として楽しめる内容でした。インターナショナル版の販売本数は約64万本で、既にオリジナル版を遊んだユーザーも買い求めシリーズ初の国内トリプルミリオン(累計407万本)達成に貢献しました。なお、インターナショナル版はゲーム本編のテキストは日本語のままであり、海外版の英語音声などが入っているわけではありません(もともとボイス音声はない作品です)。あくまで仕様変更と追加要素のみを取り入れた完全版という位置づけです。ちなみに、本作が初めてCEROレーティングを取得したのは2005年発売の映像作品『FFVII アドベントチルドレン』限定BOX同梱版で、当時12才以上対象(CERO:B)でした。オリジナル版発売当時(1997年)はまだCERO審査が無かったため、レーティングマークはパッケージに表示されていません。
各地域での名称・表記: 日本版タイトル表記はカタカナで「ファイナルファンタジーVII」です。北米・欧州版はアルファベットでFinal Fantasy VIIと表記され、サブタイトル等の違いはありません。中国語圏では当時公式ローカライズはなかったものの、ゲーム雑誌等で「太空戦士VII」(直訳的な旧シリーズ中国語名)と紹介された経緯があり、一部ファンにはその名称でも通じます。現在は公式に「最终幻想VII」と表記されます。欧州ではマルチランゲージ展開され、英語版以外にフランス語・ドイツ語・スペイン語版が存在します(それらは英語版から翻訳されたため、固有名詞など若干ニュアンスの違いも生じています)。また日本語版と英語版でキャラクター名の表記ゆれもあり、有名なのはエアリス(Aerith)の英語版表記が「Aeris」となっていた点でしょう。後の作品では「Aerith」に統一されましたが、当時の英語版FFVIIでは綴りが異なります。このようにローカライズに伴う細かな違いはありますが、総じて各国のプレイヤーが概ね同じ内容を楽しめる状態でリリースされました。
発売形態と再配信: FFVIIは各地域でパッケージソフトとして発売された後、再配信や移植も行われています。日本では2001年に廉価版「PS one Books」、2009年にはゲームアーカイブス(PS3/PSP/PS Vita向けダウンロード版)として再リリースされました。北米・欧州でも同様に2009年6月にPlayStation Storeでダウンロード販売が開始され、多くの新規ファンが当時の内容を手軽に遊べるようになりました。これらPS1準拠の再配信版は基本的にオリジナルの内容そのまま(日本ではインターナショナル版準拠、海外では各言語版準拠)で、大きな仕様変更はありません。ただし2012年以降にはPC向けにHD解像度対応や実績システム、難易度緩和用ブースト機能(エンカウント無効やパラメータMAX化など)が追加されたリマスター版も登場しています。これをベースにPS4やSwitch、スマートフォン向けにも移植展開されており、現行プラットフォームでもオリジナル版FFVIIを遊ぶことが可能です(※本稿ではリメイク版との混同を避けるため詳細は割愛します)。
バージョン違いによる主な変更点: オリジナル版と各種リリース版の違いをまとめます。
| バージョン | 発売日 | 主な仕様・追加要素 |
| オリジナル版(PS1 日本版) | 1997年1月31日 | 初出版本。追加ボス(ウェポン2種)等は未収録。ランダムエンカウント率が高め。一部ダンジョンで出入口表示なし(セレクトボタン未対応)など、後の版で改善される点あり。 |
| 海外版(PS1 北米・欧州版) | 1997年9~11月 | 日本版からの改良版。ルビー/エメラルドウェポン追加、フィールド矢印表示やUI改良、マテリア整頓機能追加など多数の調整を実施。仏独西語版も制作。 |
| インターナショナル版(PS1 日本版) | 1997年10月2日 | 海外版の内容を取り入れた日本向け完全版。ゲーム本編は海外版準拠の日本語テキスト。付録「パーフェクトガイド」同梱。既存データから入手不能だった武器「ライジングサン」がダイヤウェポン撃破時に入手可能になるなど微調整もあり。 |
| PSOne Classics版 (ゲームアーカイブス) | 2009年4月10日 (北米/EUは6月) | PS3/PSP/PS Vita向けダウンロード再発売。内容はPS1版と同一(日本はインターナショナル版、海外は各言語版)。手軽に入手可能となり新規ファンにも広がった。 |
このほか、Windows PC版(1998)も存在します。PC版は基本内容は同じですが、一部音源がMIDI音源になる等の差異がありました。2012年にはPC版が再リリースされ、高解像度化や実績機能、さらにはゲームブースター(5倍速やエンカウント無効、パラメータ最大化など)が追加されています。後年のPS4やSwitch版はこのPCリマスター版をベースにしており、初めてプレイする場合は快適機能付きの現行機版を利用するのも良いでしょう。
評価・売上・コミュニティ動向
国内外での高評価: FFVIIは発売当時、各ゲームメディアから絶賛されました。週刊ファミ通のクロスレビューではプラチナ殿堂入りを果たし、日本ゲーム大賞(当時ジャパンゲームオブザイヤー)では大賞・ベストポータブル賞・サウンド賞を受賞しています。海外でも評価は高く、GameSpotは「これほど技術・プレイアビリティ・物語性が高度に融合した作品は無かった」と称賛し、IGNやGameProなど主要媒体が軒並み高得点を付けました。近年Metacriticで集計されたスコアでも92/100と「Universal Acclaim(普遍的称賛)」の評価を得ています。映画的なストーリー展開、奥深いゲームシステム、そして当時最高峰のCG映像が総合的に評価された結果といえます。
売上記録: 商業的にも記録的成功を収めました。国内では発売3日間で約202万本を販売し、最終的な国内累計販売本数は400万本以上に達しました。これは当時の日本における歴代ゲームソフト売上トップ3に入る快挙です。全世界では発売後も北米・欧州でロングヒットとなり、2009年時点で累計出荷980万本(当時シリーズ最高)、その後も伸び続け全プラットフォーム累計で1,000万本を突破しました。FFシリーズ中でも屈指の売上を持ち、RPGというジャンルを世界的ヒットに導いたタイトルとして知られます。特に欧米市場においてFFVIIの成功は大きく、それまでマイナーだった和製RPG(JRPG)の知名度を飛躍的に高める転機となりました。
コミュニティ・ファン動向: 発売から四半世紀経た現在でも、FFVIIのファンコミュニティは非常に活発です。キャラクター人気も根強く、2020年にNHKが実施したシリーズ大投票ではキャラクター部門1位クラウド、3位エアリス、9位ティファと主要キャラが軒並み上位にランクインしました。作品部門でもFFVII自体が第2位に選ばれており、世代を超えて愛されていることが伺えます。ファンアートやコスプレなどの二次創作も盛んで、発売記念日に合わせてSNS上で多くの作品が投稿されたり、ゲーム音楽コンサートで「エアリスのテーマ」や「片翼の天使」が演奏されるなど、その影響は計り知れません。また、ゲーム内で未解明だった謎(例:「エアリス復活」のデマや隠しイベントの検証)について議論が続いたり、低レベルクリア等のチャレンジプレイが今なお行われています。公式側もそうした支持に応えるように、2005年に映画『FFVII アドベントチルドレン』を発表し、続編・前日譚ゲーム(クライシスコア等)を展開、2020年からはついにフルリメイク版の発売に至りました。リメイク版発売時には「オリジナル版のあのシーンはどう再現されるのか?」など大きな話題となり、改めてオリジナル版への注目も高まりました。総じて、FFVIIは単なるヒット作に留まらずゲーム文化の象徴的存在としてコミュニティに影響を与え続けています。
以下に主要な売上・評価指標を表にまとめます。
| 指標 | データ・評価 |
| 国内初動(発売後3日間) | 約202万本 |
| 国内累計販売本数 | 400万本以上 |
| 世界累計販売本数 | 1,000万本以上(2009年時点) |
| ファミ通クロスレビュー | プラチナ殿堂(殿堂入りソフト) |
| Metacritic(PS版) | 92/100(Universal Acclaim) |
※上記以外にも米GamePro誌5/5点、英EDGE誌9/10点など当時各媒体で満点級の評価を獲得しています。
攻略の入口(最初の3時間の指針)
最初の3時間程度で体験できる序盤の攻略ポイントを、新規/復帰/コアプレイヤー向けに整理します。FFVIIの冒頭は物語とチュートリアルが一体化して進行するため、指示に従いながら基本操作に慣れていきましょう。
序盤の流れ(概要): オープニング~ミッドガル脱出前までが序盤の山場です。開始直後、クラウドたちアバランチは壱番魔晄炉への爆破ミッションを敢行します。道中の戦闘でバトルシステムの基本(ATBゲージやコマンド入力)を学びつつ、最深部で最初のボス「ガードスコーピオン」と戦闘になります。ボス撃破後は爆破タイマーが作動し、制限時間内に脱出する緊張感を味わうでしょう。その後ミッドガル市街地での逃走劇を経てアジト(七番街スラム「セブンスヘブン」)に戻り、一息つく間もなく次の伍番魔晄炉作戦へ移行します。伍番炉では途中で罠にかかりクラウドがスラム教会に落下、花売りのエアリスと出会う展開になります。ここまでがおおよそプレイ時間2~3時間程度の想定です(プレイ速度によります)。序盤は基本的に一本道のシナリオで迷うことは少ないですが、以下に読者カテゴリ別のポイントを示します。
- 初心者(初めてプレイする方向け): まず操作方法に慣れましょう。移動やメニュー操作、カメラ切替(Rボタン)など一通りチュートリアルがありませんが、ゲーム内で自然に学べるようデザインされています。戦闘では防御より攻撃重視でOKです。序盤の敵は弱いので通常攻撃で倒せますが、ボス戦ではポーションでHP回復を怠らないこと。ガードスコーピオン戦では先述の通り尻尾を上げたら攻撃中止のメッセージが出るので従いましょう。セーブポイント(クリスタル状の光)は見逃さずセーブを。マテリアは序盤から入手できますが、最初はクラウドに「いのり(回復)」マテリアを付けて回復手段を確保しましょう。フィールド探索では宝箱や倒れている人からアイテム(ポーション等)を入手できます。最初の魔晄炉でもエレベータ前の宝箱(フェニックスの尾)など取り逃さないよう注意。七番街スラムに着いたら酒場での会話イベント後、街の人々から情報収集すると次の目的が明確になります(「マテリア屋でマテリア入手」「アイテム屋でポーション補給」などお勧め)。戦闘に不安があれば七番街スラムの初心者の館に立ち寄りましょう。ゲーム基礎をNPCが解説してくれ、エーテルなど役立つアイテムも貰えます。
- 復帰プレイヤー(ブランクがある方向け): 過去プレイ経験がある方は、当時苦戦したポイントを思い出して挑むと新鮮に楽しめます。マテリア成長を意識して、早めに全体化マテリアを購入して魔法を全体攻撃化すると雑魚戦が格段に楽になります。伍番魔晄炉ではパスコード入力や爆弾設置など細かなイベントがあり、成功するとアイテムが得られます(例:宝条の研究所でパスコード成功→マテリア入手)。余裕があれば狙ってみましょう。ミッドガル市街で花売り(エアリス)から花を買う/買わないといった選択肢がありますが、後のデートイベントの相手に影響する隠しパラメータです。復帰勢なら狙ったキャラとのデートを目指し、選択肢の結果を調整する遊びもできます(例:ティファと親密になりたければ序盤でティファ重視の言動をする)。また伍番街スラムの教会でのガードハウンド戦は戦わず逃げる選択もできます(エアリス護衛パートでの選択肢次第)。懐かしいイベントの細部を変えてみると新たな発見があるでしょう。マテリアの組み合わせなど中級者向けの攻略も試してみてください。例えば「かばう」マテリアを入手したらHPの高いバレットに付け、味方を守る盾役にする戦術も有効です。ブランクがあっても、少し遊べばきっと当時のカンが戻ってくるはずです。
- コアプレイヤー(経験豊富な方向け): 初っ端からやり込みを狙う場合、緻密な計画が肝要です。例えば低レベルクリアに挑戦するなら雑魚戦から全て逃げる必要があります。ATB設定を「アクティブ」にして時間短縮を図りつつ、ボス戦のみ最低限の撃破を狙いましょう。逆に全アイテム回収や最強育成を目指すなら、序盤からギル(資金)を節約し必要なアイテムは落とす敵から盗むのも手です(盗むコマンドはミッドガル脱出後に入手可能ですが、例えば後述の神羅ビルで「カードキー」を盗むなどの小ネタがあります)。デートイベント全員分見るなど周回前提の要素も、コアな遊び方として人気です。なお、細かい裏技としてミッドガルでのバレット好感度最大を狙うとゴールドソーサーでバレットとの特別なイベントが発生します。これは特定の選択肢を選び続ける必要があるため、興味があれば専用攻略情報を参照してください。その他、通常はDisc2以降で揃うマテリアを序盤で先行入手するバグ技なども知られていますが、意図しない不具合利用となるため本ガイドでは推奨しません。スピードランを目指す方はイベントスキップができない点に注意しつつ、戦闘は逃走主体で進め、ボス戦用に限定的な育成を行うと良いでしょう。上級者であれば3時間もあればミッドガル脱出まで到達できますが、初見の方はあせらず物語と世界観を堪能することをお勧めします。
総括
誰に推せるか: 『ファイナルファンタジーVII(1997)』は、壮大な物語RPGを求めるすべてのゲームファンに自信を持ってお勧めできる作品です。特に以下のような方に向いています。
- 物語重視のプレイヤー: 深みのあるストーリーと魅力的なキャラクターに没入したい人。予想を裏切る展開や感動的なシーンが待っています。
- RPG初心者: コマンド式バトルでアクション要素は少なく、難易度も理不尽ではありません。チュートリアルは少なめですが、序盤で自然に覚えられる設計です。
- ゲームの歴史に興味がある人: FFVIIはゲーム史に残るタイトルであり、「なぜ名作と呼ばれるのか」**を実体験できます。当時の革新的要素は現在プレイしても十分楽しめるでしょう。
一方で、グラフィックやUIに古さを感じる可能性があります。ポリゴンキャラや固定視点カメラなど、昨今のゲームに慣れた方には取っ付きにくい部分もあるかもしれません。しかし物語の面白さは古びることなく、むしろレトロな良さとして味わえるはずです。
ベストプラットフォーム提案: 2025年現在、オリジナル版FFVIIをプレイするにはいくつかの手段があります。こだわりが無ければ、Nintendo Switch版やPS4版といった現行機向け移植版がお勧めです。これらは3倍速モードやエンカウントOFF、HP/MP全回復(ブースト)など便利機能を搭載しており、物語だけ追いたい方やサクサク遊びたい方に最適です。SteamなどPCでも同様のリマスター版が入手可能です。一方、当時そのままの環境で遊びたい場合は、PlayStation用ディスク版をPS2や初代PSで動かす、あるいはPSOne Classics版をPSP/PS3/PS Vitaで動作させる方法があります。最近ではレトロゲーム互換機や小型ゲーム機(PS Classicなど)にも収録されています。ロード時間や操作感も含め1997年当時の雰囲気を味わえるので、ノスタルジーを求める方はこちらも一興でしょう。ただしディスク版は入手困難な場合があるため、手軽さではやはりダウンロード版が勝ります。
注意点と補足: 最後に、プレイする上での注意点を述べます。本作はデータのセーブが手動であるため、こまめなセーブデータ管理を忘れずに。ディスク版の場合はディスク交換が発生します(物語進行に応じてDisc2,3へ)。不具合情報として、極めて稀に進行不能バグの報告もありますが通常プレイでは遭遇しません。また、ストーリーについて事前情報なしで遊ぶことを強く推奨します。未プレイであれば、ぜひネタバレ無しで伝説の物語を体験してください。リメイク版との直接的な繋がりはありませんので、オリジナル版→リメイク版と遊ぶことで両者の違いや演出の妙も味わえるでしょう。
総括すると、『ファイナルファンタジーVII』オリジナル版は今なお輝きを放つ不朽の名作です。ゲーム史を語る上でも避けて通れない一本であり、多くの人にとって特別な思い出となっています。未体験の方はこの機会に触れてみてはいかがでしょうか。







