【クライシス コア ファイナルファンタジーVII】PSP 2007年発売
2023.09.25投稿
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機種 | PSP |
発売元 | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2007年9月13日 |
価格 | 6,380円 |
ジャンル | アクションRPG |
ファイナルファンタジーシリーズは、数十年にわたりファンを魅了し続けている日本を代表するRPG作品です。
その中でも、『ファイナルファンタジーVII』(以下、『FFVII』)は特に多くの人に愛され、その世界観をさらに深めるために生まれたコンピレーション作品があります。
その中でも『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』は『FFVII』の前日譚にあたる作品です。
ゲーム概要
『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』(以下『CC FFVII』)は世界中で約319万本という驚異的な売り上げを記録しました。
日本国内でも大ヒットし、PSPソフトとしてはトップクラスの売り上げを誇っています。
『CC FFVII』は、ファイナルファンタジーVIIの世界をさらに掘り下げる一作です。『VII』本編の主要キャラクターのほかにも、携帯アプリ『BC FFVII』と『DC FFVII』のキャラクターも出演して関連性を持たせており、さらに『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』のブルーレイ移植版では、ザックスの決め台詞を追加するなど、他のコンピレーション作品との繋がりを強調しています。
これらの要素をとってもファイナルファンタジーVIIのファンにとっては見逃せない作品と言えるでしょう。
ゲームシステム
戦闘システム: 『CC FFVII』では「ソルジャーの戦闘」がテーマで、アクティブ・タイム・バトル(ATB)にアクション要素を加えたシステムが採用されています。
これにより、よりスムーズで自然なアクションが可能になりました。
マテリアシステム: マテリアは「魔法マテリア(緑、MPを消費)」、「アビリティマテリア(黄、APを消費)」、「ステータス上昇系マテリア(紫)」、「特殊系マテリア(青)」の4つに分類され、最大6個まで装備できるようになりました。
マテリアの合成も可能で、100種類以上のマテリアが存在します。
デジタル・マインド・ウェーブ(D.M.W): 戦闘中にリールがランダムに回転し、揃った目によって戦闘を補助する様々な効果が発生します。
これはザックスの心理状態を反映するもので、戦闘において大きな役割を果たします。
特殊演出でエピソードやリミット技が現れることもあり、一切の目押し要素がないのも特徴です。
SP(ソルジャー・ポイント): モンスターを倒したり、マテリアを変換することで入手できるポイントです。SPはマテリアの合成やステータスの強化に使用され、重要な役割を果たします。
召喚獣: 『CC FFVII』では「トンベリ」「チョコボ」「モーグリ」「ケット・シー」「マジックポット」「イフリート」「サボテンダー」「バハムート」「バハムート烈」「オーディン」「フェニックス」などファイナルファンタジーシリーズではお馴染みの多くの召喚獣が登場します
ミッション: 本編とは別に存在するミッションモードで、300以上のミッションが用意されています。
ミッションをクリアすることで多数のアイテムやマテリアが入手できます。
強くてニューゲーム: クリア後、一部のアイテムを除いて多くの情報を引き継いだ状態で新たなプレイを始めることができます。
リメイク
2022年12月13日には『クライシスコアリユニオン』が発売されています。
追加要素
- HDグラフィックスの向上
- ゲーム内のすべての要素がHD化され、PSPと比較して、かなりの画質向上が実現されています。キャラクター、背景、エフェクト、すべてが鮮明で美麗になっています。
- Unreal Engine 4の採用
- 上記の向上に更に加筆するとゲームエンジンにUnreal Engine 4を採用したことで、グラフィックスだけでなく、ゲームのUIも大幅に向上し、視覚的な一貫性が実現されました。リアルな表現とスムーズなゲームプレイが楽しめます。
- フルボイス化
- クライシスコアリユニオンでは、PSPのオリジナル版にボイスがなかったキャラクターにもボイスが追加され、ゲーム体験がより没入感あるものになりました。
キャラクターたちの声が物語に深みを与えています。
- フィールドでのダッシュ機能の追加
- プレイヤーの利便性を向上させるために、フィールドでのダッシュ機能が導入されました。スピード感あるプレイが実現されることに
- 目標地点情報の表示
- ゲーム内でのナビゲーションが向上し、目標地点までの距離や方角が表示されるようになりました。これにより、プレイヤーは迷うことなく目標を達成できます。
- 新たな難易度モードの追加
- ゲームの難易度に「ハードモード」が追加され、より挑戦的なゲームプレイを楽しむことができます。熟練度を試すプレイヤーや新たな挑戦を求めるプレイヤーに適しています。
これらの改善点により、クライシスコアリユニオンはグラフィックス、プレイ性、音声体験、ナビゲーション、難易度設定の面で大幅な進化を遂げ、新たな魅力を提供しています。
エンディング
リマスター版『クライシスコア リユニオン』において、エンディング分岐や隠しエンディングが用意されていない点が注目されます。
つまり、物語そのものは変わらずに、より洗練されたビジュアルや演出が加えられたと言えるでしょう。
しかし特に、リマスター版の『クライシスコア リユニオン』には興味深い要素が追加されています。
エンディングの後には、『FF7リメイク』のオープニング映像が挿入されており、これが物語の理解を深める役割を果たしています。
『FF7リメイク』は『クライシスコア リユニオン』の7年後の出来事を描いており、このオープニング映像を通じて、物語の連続性を感じることができるのです。
一方で、PSP版を含め『クライシスコア』ではエンディング分岐や隠しエンディングが存在しなかったため、プレイヤーは物語の進行に従い、必ず1つのエンディングを迎えることとなります。この仕組みは、物語の結末を確実に追体験することを可能にし、プレイヤーにより深い物語の理解を提供します。