POLYMEGAは、ゲーム愛好者にとって待望のCD-ROMゲームに対応したゲームコンソールです。この記事では、POLYMEGAの価格、評判、およびその他注目のポイントに焦点を当ててみます。
POLYMEGAとは?
「POLYMEGA」とは、初代PlayStation、セガサターン、PCエンジンCD-ROM、メガCD、ネオジオCDなどのCDROMのゲームに対応できるレトロゲーム互換機として注目を集めています。
レトロフリークが各種の機材を組み合わせて拡張できるように、POLYMEGAでも別売りの各種モジュールを組み合わせて、スーパーファミコン等のカートリッジのゲーム、更にはレトロフリークではできないニンテンドー64のゲームも出来てしまう『EM05 ウルトラ・エレメント・モジュール』も販売されています。
使い方はカートリッジはレトロフリークのように、CDROMの場合でも機体に差し込みダウンロードし、そのままプレイすることが可能となっています。
レトロフリークのことを知りたい方はこちらの記事もお勧めです。
セーブデータも機体に保存が可能なので、わざわざプレステのようにメモリーカードを差し込んだりする手間が省けたり、セガサターンだと本体RAMにデータを保存する場合、本体の電池切れの心配もしなければいけなかったり、そのお陰でいつセーブデータが消えるか分からないストレスに怯えていましたが、POLYMEGAはその心配がありません。
海外企業が販売しているPOLYMEGAですが、2021年に発売以降、予約してもなかなか発送されないといった方が多く、コロナ以降半導体の値上がりなどで更に遅れをきたしています。
しかし、時を経て実機が寿命を迎える中、ゲーム機を大切に保管してきたマニアや自力でメンテナンスできる技能を持つ人でなければ、当時のゲームをプレイすることが難しくなる日がやってきています。
POLYMEGAはこうした需要に応える製品として、その機能を利用することで、当時よりも快適な状態で懐かしいゲームを楽しむことができるとされているため販売の再開が待ち遠しい商品の一つと言えるでしょう。
POLYMEGAの価格は?
POLYMEGA(ベースユニット+ワイヤレスコントローラの標準的なセット)は20023年12月現在で、値段は「79,800円(税込)」となっています。
送料も含めると82,000円程とかなり高価な価格となっているのが現状です。
下記の表でみる通り、PS5等の次世代機と比べてもかなり高額となっているので購入の際には余程のレトロゲーム好きや、コレクターなどでなければ購入を躊躇してしまう製品と言えます。
機種名 | 価格(2023年12月価格調べ) | 価格調べ情報ページ(Amazon) | |
PlayStation 5(CFI-2000A01) | 66,980円 | 詳細を見る | |
Xbox Series X | 58,970円 | 詳細を見る | |
Nintendo Switch(有機ELモデル) Joy-Con(L)/(R) ホワイト | 37,979円 | 詳細を見る |
POLYMEGAの取扱店舗
下記で紹介する4店舗は確実に買えるといった訳ではありませんが、欲しい方であれば常にチェックをしておいてもいいサイトです。
POLYMEGAの公式サイト
POLYMEGAの公式サイトも存在しますが、購入できない、もしくは待てど暮らせど発送されない現状なため確実に購入したい方にはお勧めできない状況です。
World Game Express
自分が購入した際に使用したのが日本の公式代理店『World Game Express』でした。
World Game Express POLYMEGA商品ページ
2023年12月に販売されましたが、すぐに売り切れとなっており、人気の高さが伺えます。
販売される場合には下記のTwitterのように発表されると思いますのでチェックしておくといいかもしれません。
ながらくお待たせしました!
— World Game Express (@WGE_Shop) December 15, 2023
Polymega 本体ベースユニットを販売いたします!https://t.co/SCfvFNTfcp
今回は本体のみの販売です。ベースユニット各種は後日販売いたしますので楽しみにお待ちください!
Amazon
発売当時はAmazonでも販売されていましたが、現在はしばらくの間売り切れ状態、もしくは定価よりも高く販売されています。
手に入りづらい状況が続いているので、どうしても今すぐプレイしたいといった場合にはAmazonでの購入も検討にいれていいかもしれません。
メルカリ
メルカリでも販売していますが、Amazoと同じく値段は定価よりも高くなっています。
こちらでも予算に都合が付く場合や、レトロゲーム好きで今すぐ手にいれたい方にはお勧めです。
ユーザーの評判は?
ネオジオCDも読み込めるポリメガ、ネオジオCDはとにかくロード時間が長く、1試合毎に4分ほどは待たされる評判の悪い機体でした、しかし、ポリメガではCDをダウンロードする形式なので読み込み時間が無い分かなり時間効率が良くなっており、そういった点からも評価が高くなっています。
セガサターンなどの拡張ラムが必要なゲーム、PCエンジンのアーケードカードが必要なゲームも起動が確認されている報告がありプレイ可能なゲームがかなりの数となっています。
ネオジオCDでも述べましたが、ローディングがないのはかなりの強みとなっており、PCエンジンCDROM2などのよく喋るゲームが多いゲームでもかなり快適にプレイできるのがポリメガの強みなのではないでしょうか。
SSDの重要性
ポリメガの本体ストレージは30GB程の容量しかありません。
約CD-ROMの容量が500MB程なのでの10~15枚ほどダウンロードすると容量はいっぱいになると思います。
そこで「SSD」の購入をおすすめします。
まず「SSD(ソリッドステートドライブ)」は、データを保存するための装置です。
従来のハードディスク(HDD)と同様に、パソコンの内部や外部に設置して使用します。
このSSDは、データの読み書きが速いことが特徴で、PS5などでも使用するといったことで主流となってきています。
SSDはコレクターでないかぎりは1TB以下、それ以上であれば2TBをおすすめします。
PCエンジンのゲームで、容量が多くても
【ポリメガ公式が推奨しているSSD】
公式がアナウンスしている基本仕様は下記を満たすものです。
- PCIe Gen3またはGen4 (NVME)。
3や4は読み込みの速さの違いです、4の方が速くなります。
公式でも3以降のものを推奨しているので3以下の製品を購入しないように注意してください。 - M.2 2280サイズ
M.2 2280サイズは、M.2 SSDの物理的なサイズで、幅が22mm、長さが80mmを表します。 - Mキー・コネクタ
B-keyがあるタイプだとポリメガに使用できないので注意
SSDの接続コネクタには、M-key、B-key、B&M-keyの3種類があり、切り欠きの位置が異なるのでM-keyでないと接続できません。 - ヒートシンク(熱を吸収して空気中に放熱する部品)がないSSD
非常に薄型のヒートシンクであれば問題がない場合もありますが、厚みがある場合にはネジ蓋と基盤が干渉し正しく認識されない場合があります。公式ではヒートシンクのない製品が推奨されているので自己責任で購入はお願いします。
【公式から推奨されているSSD】
下記の表が公式ページによると推奨されているSSDになります。
もちろん上記で紹介した条件に合致すれば他の製品でも起動は可能です。
メーカー | 製品名 | 容量 | インターフェース | 最大転送速度 | |
---|---|---|---|---|---|
SABRENT | SB-ROCKET-4TB | 4TB | NVMe PCIe M.2 2280 | 最大3450MB/s | |
TEAMGROUP | TM8FP 2TB | 2TB | NVMe PCIe Gen3x4 M.2 2280 | 不明 | |
Samsung | 970 EVO Plus | 2TB | NVMe M.2 2280 | 最大3,500MB/s |
- 【ネジの取り外しと精密ドライバーの使用】
- ポリメガにSSDを装着するためには、内部のネジを外す必要があります。しかし、このネジは特殊な形状をしているため、通常のドライバーではナメてしまう可能性があります。
- 公式からも注意喚起が出ているので、ネジを取り外す際は細心の注意を払いましょう。
先端にマグネット内蔵のドライバーや、ビットと本体がマグネットでくっつく手動式の小型ドライバーを使用することをお勧めします。
結論
POLYMEGAは多様なCD-ROMゲームに対応するレトロゲーム互換機として、その柔軟性と高い再現性によって注目を集めています。
別売りのモジュールを組み合わせることで、「スーパーファミコン」や「ニンテンドー64」など、さまざまなゲーム機のソフトウェアも楽しむことが可能になり多くの遊びを再度体験できる喜びがあります。
その一方で、POLYMEGAの発売が予定よりも遅れており、特にコロナの影響、半導体の価格上昇により、予約者への発送が遅れて届かない事例も多く見受けられます。
ただし、待ちに待った製品が手元に届けば、古き良きゲームを快適に楽しむことができるでしょう。
POLYMEGAは、ゲーム機を保管できない状況にあるユーザーやメンテナンスに不慣れなユーザーにとって、懐かしいゲームを気軽に楽しむ手段となると思われます。