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本記事では、『ファミコンジャンプII 最強の7人』に登場する各キャラクターの必殺技を、攻略本のデータパートのように“実戦で使える観点”で整理しました。必殺技は使用のたびに体力(ハート)を1つ消費しますが、戦闘終了後は全回復するため、ザコ戦では惜しまず回してOK。ボス戦では「射程」「貫通」「当てやすさ」「DPS(手数×威力)」の4軸で選ぶと安定します。巻末には比較表と総まとめも用意しました。周回や縛りプレイの参考にもどうぞ。
孫悟空(『DRAGON BALL』)— かめはめ波

序盤から中盤にかけてのかめはめ波は、長射程ながら敵を貫通しにくい点がやや扱いづらさにつながります。直線上の障害物や敵配置に引っかかりやすく、位置取りに一工夫が必要です。しかしレベルアップで性能が段階的に開放され、終盤には敵や障害物の貫通が実現。一直線に並んだ敵をまとめて処理でき、道中・ボス戦問わず一気に主力化します。長距離から安全に撃てるため、味方の被弾抑制にも有効。最高レベル(Lv16)では戦闘中の発光演出(超サイヤ人化・界王拳を想起させる色変化)も入り、操作していて気持ちよさが段違い。
「直線コースの確保」→「レベル上げ」→「終盤の無双」という育成曲線が明快な、ゲーム後半を背負う砲台です。ザコ掃討はタルるートに任せ、悟空は細長い通路や直線ラインでの“隊列刈り”を意識すると真価が出ます。
- 長射程の直線攻撃
- レベル終盤で敵・障害物貫通が解禁し一気に主力化
- 終盤は連なる敵への列処理性能が非常に高い
- 序盤は貫通なしで軌道確保が課題
- Lv16で発光演出。演出面の満足度も高い
タルるート(『まじかる☆タルるートくん』)— 全画面魔法

タルるートの魔法は画面全体に効果が及ぶ“便利な全体攻撃”。1発ごとの威力は控えめでも、ハート1つで安全圏から広域に削れるため、ザコ戦のテンポを劇的に改善します。特に敵が散開している場面や、湧き直しの多い区間でストレスなく押し切れるのが強み。レベルが上がると攻撃力も順当に上昇し、雑魚殲滅速度がさらに加速します。
移動性能が高く背後取りがしやすいのもポイントで、味方の射線を通すための位置取り役としても有能。ボス戦では単体DPSで他の火力型に譲る場面もありますが、道中の“手数役”としては最上位。ハートが戦闘後に全快するゲーム仕様と最も嚙み合うため、周回効率の要として常に採用価値があります。
- 全画面ヒットで散開した敵処理に最適
- レベルで火力が伸び、殲滅テンポが向上
- 移動力が高く背後取りが容易—安全な運用がしやすい
- 単体火力は控えめ、ボスでは他アタッカーに軍配
- ザコ戦は“遠慮なく連打”が最適解
空条承太郎(『ジョジョの奇妙な冒険』)— スタープラチナ

スタープラチナは直進して離れた敵をぶん殴る遠距離型。
単体特化でダメージ倍率が高めのため、硬い敵を確実に1体落とす用途に強い一方、基本は貫通せず複数ヒットが狙いにくい設計です。
レベル最大まで育てると障害物貫通が可能になり、遮蔽物越しの安全射撃が解禁。道中のストレスが一気に軽減します。承太郎はLv1から必殺技を使用可能という早熟さも魅力ですが、本人の移動力が低めで位置調整に手間取る点には注意。味方の足回りや敵を近くまで釣り出してラインを整えてから、確殺ラインの単体狙撃として差し込むのが上手な使い方です。ボス戦では“確実に削る一手”として他アタッカーの手数と噛み合わせると強く、要所のフィニッシャーを担えます。
- 単体特化の高倍率遠距離打撃
- 初期から必殺が使え、育成の立ち上がりが早い
- 最大レベルで障害物貫通解禁
- 通常は貫通なし/同時ヒットに不向き
- 移動力が低く位置取り難—味方連携で補助
ターちゃん(『ジャングルの王者ターちゃん』)

ターちゃんの必殺は自キャラ付近の縦方向を上から下までまとめて薙ぐ“広域ライン掃討”。動物たちが疾走して範囲内の敵を片っ端から噛み砕くため、自分の周囲広範囲(縦は無制限クラス)に触れる敵へ一斉ヒットします。
レベルが上がると横幅(カバー幅)が拡大し、密集地帯でも取りこぼしが激減。1発あたりの威力は控えめでも、当てやすさ=実効火力に直結するタイプで、ザコ戦はもちろん、攻撃判定の広さでボスの随伴処理にも強い。直線射撃に頼らず“面で押す”ため、カメラ外からの合流にも対処しやすく、事故防止に貢献します。「位置さえ近いなら当たる」この安心感が魅力で、難所の人海戦術に刺さる場面が多い万能屋です。
- 縦無制限級の面制圧。取り回しが非常に良い
- レベルで横幅拡張→密集処理が安定
- ザコ・ボス随伴の掃討要員として優秀
- 1発の威力は控えめ—手数でカバー
- 直線射撃が苦手なマップで代替エース
剣桃太郎(『魁!!男塾』)— 轔扇刃(りんせんじん)

轔扇刃は自分に隣接した敵だけに届く密着型。射程の短さゆえ使いどころは選びますが、通常攻撃の地力が高いため、必殺を“仕上げの一押し”として組み込むと噛み合います。終盤の通常火力は孫悟空に次ぐダメージを叩き出せるポテンシャルがあり、近距離での殴り合いなら屈指の安定感。地形や敵配置を活かし、角待ち・背後取りで接近を通せれば、低コストで高効率に場を掃けます。射線を要求しないぶん、障害物の多いマップで強いのも長所。タルるートやターちゃんで敵数を削り、密着圏に入った相手へ轔扇刃+通常で締めるのが定跡です。
- 密着限定の至近必殺
- 通常火力が高く、終盤は悟空に次ぐ打点
- 障害物が多いマップで射線不要の強み
- 距離管理が難。接近手段の確保が鍵
- 仕留め切りのフィニッシュ用途で真価
前田太尊(『ろくでなしBLUES』)

タイソンパンチは正面からの攻撃を無効化するタイプの敵にも通る貫通性が最大の特徴。密着していないと当たらないという厳しい要件の代わりに、単発威力が非常に高くボス戦で信頼できる一手となります。Lv1から使用可能で立ち上がりは早いものの、ザコ戦の取り回しは不得手。したがって道中はタルるートやターちゃんに任せ、強敵にだけ温存して刺す運用が合理的です。接近の成否がすべてなので、釣り出し→挟み込み→密着確定の順で盤面を作ること。カメラ外からの割り込みを避けるため、味方の位置と沸きポイントを常に意識すると安定します。
- 密着必須/単発高威力—ボス向け設計
- Lv1から使用可。早熟だがザコ処理は苦手
- 釣り出し・挟み込みで密着確定ルートを作る
- 重要局面の確定打として温存運用
- 正面無効化持ちにも通る頼れる切り札
両津勘吉(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』)— ロケットランチャー

ロケットランチャーは画面端から端まで届く直進弾で、1キャラ分の幅を持つわかりやすい射撃系必殺。序〜中盤から火力も悪くなく道中の主力として扱えます。レベルアップで攻撃回数が増加し、列処理や削りの回数が純増するため、実戦DPSが上振れしやすいのが魅力。挙動は基本直進ヒットで停止と考えて立ち回ると安定(障害物越しの敵にはライン取りを調整)。長射程を活かして安全圏から先制・牽制し、他キャラが詰めるための道を作る“開幕の一手”に最適です。敵が重なった隊列に対しては射線確保だけで複数をまとめて巻き込みやすく、周回のテンポアップ役として非常に頼りになります。
- 超長射程の直線射撃で先制・牽制が容易
- レベルで攻撃回数が増え実戦DPS上昇
- 序〜中盤の道中エース。射線を作ればまとめ取り
- 障害物越しはライン調整で対応
- 開幕の“通し”役として味方の進軍を支援
早見比較表(用途別に選べる早見表)
| キャラ | 技名 | 射程/範囲 | 貫通 | 取り回し | ベスト用途 | 補足 |
| 孫悟空 | かめはめ波 | 長射程・直線 | 終盤で敵/障害物貫通 | 終盤〇/序盤△ | 直線隊列の列処理 | Lv16で発光演出 |
| タルるート | 全画面魔法 | 全画面 | 画面全体処理 | ザコ最強 | 雑魚殲滅の時短 | 移動力高く背後取り◎ |
| 承太郎 | スタープラチナ | 中〜長射程・単体 | 最大で障害物貫通 | 単体特化 | 硬い敵の確殺 | 移動低めで位置取り注意 |
| ターちゃん | 野生の雄叫び | 縦無制限級の面 | 面ヒット | 当てやすさ◎ | 密集の一掃 | Lvで横幅拡張 |
| 剣桃太郎 | 轔扇刃 | 密着限定 | — | 近接◎/射程× | 仕留めの一押し | 通常火力が高い |
| 前田太尊 | タイソンパンチ | 密着・単体 | 判定勝ち系に有効 | ボス特化 | 正面無効化持ち対策 | Lv1から使用可 |
| 両津勘吉 | ロケラン | 画面端まで直線 | (基本ヒットで停止) | 序盤主力 | 開幕牽制・列処理 | レベルで弾数増 |
運用ガイド:ハート管理と編成の基本
本作は必殺1回=ハート1消費でも戦闘後に全快するため、ザコ戦では「出し惜しみしない」が正解です。道中はタルるート/ターちゃん/両津でテンポ良く刈り取り、単体処理は承太郎、列処理は悟空で補完。接近戦の要所は剣桃太郎と前田が締める、という役割分担の編成が安定します。射線や隊列を意識して“列を作ってから撃つ”、密着が必要な技は釣り出し→挟み込みで討伐率を高める、という基本を徹底しましょう。
- ザコ戦は惜しまず必殺で時短
- 列処理(悟空/両津)×面処理(タルるートくん/ターちゃん)×単体刈り(承太郎)の三位一体
- 密着技(桃/太尊)は局所のフィニッシュに特化
- 射線確保・釣り出し・挟み込みの定跡を習慣化
まとめ
本作の必殺技は、消費はあるが戦闘後に全回復という仕様が最大の追い風です。ザコ戦ではタルるートの全画面やターちゃんの広域面でテンポを作り、列が揃えば悟空や両津の直線砲で一掃。硬い単体や遮蔽物の多い局面では承太郎の単体高打点を差し込み、密着が通る瞬間は剣桃太郎/前田太尊で確殺。
マップや敵編成に応じて“列”と“面”を切り替えるだけで攻略難度は大きく下がります。記事の表を手元メモとして活用し、周回やボス連戦での最短手順を自分なりに更新していきましょう。
- 戦闘後全快なのでザコ戦は必殺連打で時短
- 列処理(悟空・両津)/面処理(タル・ター)/単体確殺(承太郎)/密着フィニッシュ(桃・太尊)で役割分担
- レベル到達で性能解禁する技(悟空・承太郎)は早めに育成
- 射線・隊列・釣り出しの基礎を徹底すると事故が激減
- 周回効率は開幕牽制→面掃討→列締めの順が安定