ゲームの永久離脱キャラといえば？ファイナルファンタジー ドラゴンクエスト

ストーリー上致し方なく抜けてしまうゲームキャラクター。
一時的に離脱してイベント後に戻るキャラもいれば、長期離脱後にラスボス前に戻ってくきたりと様々な要因があります。

しかしここで問題なのが永久離脱キャラ達です。
ストーリー上で良い味付けになる場合もありますが、キャラクターが立ち過ぎて良キャラ過ぎてファンの間で批判が多くなる場合も。

今回はそんな賛否両論ある永久離脱キャラクターをまとめてみました。

注意：記事の内用状ネタバレが大いに含まれてしまいます。

ファイナルファンタジーⅦ エアリス

機種	プレイステーション
発売元	スクウェア
発売日	1997年1月31日
価格	7,480円
ジャンル	RPG

永久離脱キャラで真っ先に思い浮かぶキャラで挙げられるのは『ファイナルファンタジーⅦ』の「エアリス」ではないでしょうか。

ミッドガルにて廃墟となった教会と自宅の庭で育てていた花を売り生計を立てている少女「エアリス」は「古代種（星そのものと対話する能力がある種族）」の生き残りであり、星のエネルギーが豊富な土地「約束の地」を見つける能力に長けているため新羅カンパニーに付け狙われることになります。

そこで主人公の「クラウド」にボディガードを依頼しパーティーメンバーとして共に行動していくことになります。

その様な流れからゲームのヒロインかと思われるエアリスですが、別れは突然に訪れてしまいます。

正ヒロインだと思われていたエアリスの突然の死はユーザーを驚かせたのと同時に、ストーリー上あっさりいなくなったことにより、ゲーム中助かる分岐点があったのではないかと探すユーザーも現れたほどです。

当時は賛否両論あったイベントでしたが、そのインパクトの大きさゆえに、パーティーの内面の葛藤も含め乗り越えていく様は、最後の壮大な締めくくりのスパイスとなっていきます。

2年後の舞台となる『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』ではクラウドはエアリスのことをまだ引きずっており、最後は仲間たちと乗り越えていき成長する過程が描かれています。

ファイナルファンタジーⅥ シャドウ

全身を忍者の様な黒装束で纏っている「シャドウ」は本編の序盤から登場し、パーティの加入と離脱を繰り返すキャラです。

シャドウのステータスは他のキャラクターから比べても高めに設定されており、更に一番の特徴として特技の「なげる」が備わっています。
「なげる」の効果は防御力無視、攻撃力は投げる武器に依存、後列からでもダメージ量が下がらず、与えるダメージ量が2倍になり、レベルを上げていけば店売りしている「手裏剣」で高ダメージを与えることが可能な有能キャラとなっています。

そのシャドウですが、常に述べたようにパーティの加入と離脱を繰り返すため、当時メインキャラクターとは思わず仲間にできないと勘違いし、永久離脱してしまうことになったプレイヤーは多かったのではないでしょうか。

永久離脱のポイントは『魔大陸』攻略時に訪れます。
魔大陸のボスを倒すと5分以内に脱出するイベントが発生、飛空艇がある終点まで到着するとシャドウを待つかの選択肢が発生します。
その際待たずに脱出するとシャドウは永久離脱をしてしまうのです。

仲間になる正解としてはシャドウを待つ選択肢のあとに残り5秒まで待つとシャドウが現れ仲間になるフラグが立つこととなります。
これは当時の情報網では気付かない初見殺しだったのではなかったでしょうか。

ドラゴンクエストⅦ キーファ

機種	プレイステーション
発売元	エニックス
発売日	2000年8月26日
価格	8,580円
ジャンル	RPG

HPや力を上げる種や木の実のアイテム達。
やり込む上で大事な要素となるアイテムとなりますが、ドラクエでは能力を上げるために種を使用した仲間が永久離脱する際に、『種泥棒』といったワードがよく使われるキャラクターがいます。

古くはドラクエⅢの商人や、ドラクエ5のベビーパンサーやヘンリー等が挙げられますが、特に有名なのがドラクエ7に登場するキーファが挙げられるでしょう。

上記の画像のパッケージ右側に描かれている様に前面に出てきていることから、キーファは最後まで頼れるパーティーキャラクターだろうと多くのプレイヤーから期待されていました。
それ故に序盤から種を使用しまくった方々も多かったはずです。

キーファは『グランエスタード』の王子で18歳。
父親のバーンズ王と妹のリーサ姫と一緒に暮らしていますが、母親は10年前に亡くなっているといった生い立ちがあります。

彼は『主人公』とは親友と言える関係であり、主人公に対しては心配したり気を使ったりすることができる優しい一面を持っており。また、もう一人のパーティーメンバー「マリベル」とも良好な関係です。

別れは物語の序盤で、過去の世界に行き、そこで不思議な旅の民族であるユバール族と出会うことから始まります。
その中でキーファは踊り子のライラに恋をします。

キーファは彼女とユバール族を守るために、自分が本当にやりたいことを見つけたと感じ、過去の世界に留まることを選びます。彼はアルスたちに別れを告げ、2度とパーティーに戻ることはありません。

物語上、それらしい物語の構成もなく、事前情報なしの別れだった為に予想がしづらい別れとなっているのも『種泥棒』と未だにイジられる対象のキャラとなっているのではないでしょうか。
終盤ではなく序盤での早い段階での離脱でこれだけの知名度を残すキーファ、さすがドラクエといった所があるのも間違いないのではないでしょうか。

グランディア スー

機種	セガサターン
発売元	ゲームアーツ
発売日	1997年12月18日
価格	8,580円
ジャンル	RPG

『グランディア』は、メガCDで発売されたLUNARシリーズで有名となったゲームアーツが開発し、1997年にセガサターン用RPGとして発売された作品です。
セガサターン屈指のRPGと言われるまでに名を残すシナリオは今でも語り継がれるほど胸を熱くさせるゲームです。

『グランディア』は、冒険への情熱が人一倍旺盛な冒険家一族の末裔「ジャスティン」を中心に世界を巡りながら真実を追求し、最終的には世界を救うという王道的なストーリーが特徴です。

グランディアで登場する「スー(CV：西原久美子)」はジャスティンが暮らす最初の町から共に行動するパーティーキャラクターで、ジャスティンと町を抜け出し一緒に船に密航して冒険に旅立っていきます。

物語は中盤に差し掛か『転送の玉』を入手する前に体調を崩して寝込んでしまう「スー」
これまでも辛い冒険がたたり体を壊してしまいます。
『転送の玉』を入手し寝ているスーの所に帰ってきたジャスティン一行にスーは話しがあると言います。

体力の限界により離脱を決意したことを告げるスー。
「あたしがどんなに背伸びしても、もう追いつけないんだもん」
とジャスティンの背中を押して冒険への後押しをします。

しかしこのまま遠くの地へ置いていく訳にいかないジャスティンは苦労して手に入れた転送の玉をスーに使い生まれ育った故郷に帰るために使うこととなります。

出会いtと別れを繰り返しながら主人公が強くなっていくストーリーの大きな分岐点となるのがスーとの別れだったのではないでしょうか。

幻想水滸伝 グレミオ

機種	プレイステーション
発売元	コナミ
発売日	1995年12月15日
価格	7,480円
ジャンル	RPG

幻想水滸伝は108星の仲間達がという腐敗しきり国民に強引な国政を強いる赤月帝国を倒すRPGです。

108星を揃えてクリアすればベストエンディングとなりますが、戦争での敗北で仲間が死亡してしまったりと永久離脱のシステムが存在するため緊張感のある戦闘が味わえるのが醍醐味です。

その中でも特に有名な永久離脱キャラが『グレミオ』です。

主人公の世話役でもあるグレミオは、常に主人公の傍らに寄り添い続け相談に乗り助けてくれる頼もしい存在です。
別れはソニエール監獄に薬師のリュウカンを救うストーリーで発生します。

リュウカンを救い脱出しようとしたパーティーの一行にミルイヒが立ちふさがります。
人食い胞子を部屋に巻き鍵をかけ中に取り残される主人公達。
絶体絶命の中をグレミヲが現れ部屋から押し出し一人残って食い止めるグレミオ。
再度ドアを開けると、そこにあるのはグレミオの服と斧だけと悲惨な状況でした。

ここで永久離脱してしまうグレミオですが、108星の内、グレミオを除いた107星を全員揃えて最後の決戦前の広間に集まるイベントで、レックナートの門の紋章の力で復活、全員揃っての最終決戦を迎えるという熱い展開が待っています。