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『THE KING OF FIGHTERS EX ~NEO BLOOD~』は、ゲームボーイアドバンス向けに展開されたKOFシリーズの派生作です。任天堂の携帯機向けKOFとしては、ゲームボーイ版『熱闘 ザ・キング・オブ・ファイターズ’96』以来しばらく間が空いたタイミングで登場したタイトルでもあります。本記事では、まず基本情報とゲームシステムの特徴を押さえたうえで、登場キャラクターやストーリー面の見どころ、そして評価が分かれやすい理由までをまとめます。
発売はマーベラスエンターテイメント、開発はアートゥーンとされ、2001年にSNKが倒産した後に発売された作品である点も語られやすいポイントです。タイトル画面にSNKロゴが表示されることも含めて、当時の状況を踏まえると“外伝としての立ち位置”が見えやすくなります。
また、本作は新キャラクターの葉花萌が登場し、声優に千葉麗子が起用されたことでも知られています。一方で、動作の不安定さや不具合が指摘されることがあり、現在では評価が割れやすいタイトルとして扱われる場面もあります。この記事では断定だけで片付けず、「どこが良くて、どこでつまずきやすいか」を分けて整理していきます。
| 機種 | ゲームボーイアドバンス |
| 発売元 | マーベラスエンターテイメント |
| 開発 | アートゥーン |
| 発売日 | 2002年1月1日 |
| 価格 | 6,380円(税込) |
| ジャンル | 対戦格闘 |
ゲームシステム解説
『THE KING OF FIGHTERS EX ~NEO BLOOD~』のシステムは、基本的にはKOFシリーズを踏襲しつつ、ゲームボーイアドバンスの操作環境に合わせて「チーム戦」と「ストライカー」を軸に組み直した形です。土台としては『THE KING OF FIGHTERS ’99』系(ストライカーシステムを含む)と整理されることが多く、実際に「4人で構成されるチーム同士が戦い、相手チームを全員倒して進む」「4人目は主にアシスト(Striker)として扱う」といった構造が説明されています。
操作は、パンチ2種・キック2種を使い分けるKOFの基本に沿っています。携帯機の入力でやや忙しく感じる場面はありますが、通常技→必殺技→超必殺技の流れや、相手の飛び込みを落とす対空、地上の差し合いといった「格闘ゲームとしての読み合い」を崩さないように設計されています。
チーム戦の感覚は、単にキャラが複数いるというだけではなく、「誰で先鋒を回して、誰を温存するか」という順番の判断に価値が出ます。KOF EXでは4人編成が前提になりやすく、さらに4人目がストライカー枠になる設計が重要です。ストライカーは“戦って削る”よりも、“流れを変える一手”として働きます。たとえば、相手の攻めが続いている場面で割り込ませて仕切り直したり、こちらの通常技が当たった直後に呼んで追撃の形を作ったり、相手のガードを揺さぶる目的で使ったりできます。レビューでもストライカーは「相手の攻撃を止めたり、コンボのきっかけを作る用途で使う」といった説明が見うけられます。
この“流れを変える”役割を支えるのが、ストライカー呼び出し回数に相当するリソースです。さらに、先鋒よりも後ろのキャラほどストライカーが多くなる(1人目3、2人目4、最後のキャラ5)といったこともあり、これはチーム戦の順番に意味を持たせる要素として理解しやすいです。
ゲージ運用の考え方は、「全部を最大まで狙う」よりも「勝ち筋が見える場面にだけ使う」という考えが噛み合います。携帯機だと入力のブレや画面の見切り遅れが出やすいので、ここで無理に最大火力を狙うより、確実に当てられるパーツを選ぶ方が安定します。たとえば、通常技で差し返せたら小さく追撃して距離を離す、ガードが固い相手にはストライカーで一瞬だけ有利を作って投げや崩しへ寄せる、といった「手堅い運用」を積み上げた方が勝ちやすくなります。
また、守りの選択肢として「ガード中の防御キャンセル(いわゆる切り返し)」を持つ点も、KOFらしい駆け引きに繋がります。ガード中に特定入力で(ガードキャンセル緊急回避: ガード中にA+Bボタンを押すことで発動、ガードキャンセル攻撃: ガード中に強パンチ+強キックを同時に押すことで、相手を吹き飛ばす攻撃を繰り出します)に移れる防御キャンセルが記載されており、攻めっぱなしになりにくい構造になっています。
まとめると、この作品の肝は「チーム順の設計」「ストライカーを使う場面の選び方」「ゲージとStrike Bombを浪費しないこと」の3点です。ストライカーは派手な追撃だけに使うと息切れしやすいので、まずは“相手のターンを終わらせる”目的で使えるようになると、試合の流れが読みやすくなります。
| 要素 | 何ができるか | 使いどころ | 補足 |
| チーム戦(複数メンバー) | 複数キャラで戦い、相手チームを全員倒して進行 | 先鋒で安全に触り、後ろで勝負を決める | 4人目がアシスト(Striker)扱いの設計が軸 |
| ストライカー | アシストを呼んで割り込みや追撃の形を作る | 相手の攻めを止める/当てた後に展開を伸ばす | “コンボ用”だけでなく“仕切り直し”が重要 |
| Strike Bomb(回数リソース) | ストライカー呼び出し回数に相当する制限 | ここぞの攻防で使う(連発しない) | 後ろのキャラほど多い、というガイド整理あり |
| 防御キャンセル(ロール等) | ガード中に逃げ・切り返しの選択肢を取れる | 固められた時の脱出、仕切り直し | ガイドで入力例が提示されている |
- 要点まとめ
-
●本作は『KOF’99』系の文法を土台に、4人目を主にストライカーとして扱う設計が核
●ストライカーは追撃よりも「相手の攻めを終わらせる」「流れを作り直す」用途が強い
●Strike Bombは有限なので、連発せず“勝負どころ”に残す運用が安定しやすい
●先鋒で無理をしないほど後ろのキャラで選択肢が増え、チーム戦らしさが出る
●ガード中の防御キャンセル(ロール等)を覚えると、固め一辺倒になりにくい
収録キャラとストーリー(EXらしい新規要素と雰囲気)
『THE KING OF FIGHTERS EX ~NEO BLOOD~』の物語は、KOF本編の大きな流れを下敷きにしつつ、ゲームボーイアドバンス向けの外伝的な雰囲気で進みます。ざっくり言うと、世界各地の格闘家へ差出人不明の招待状が届き、再びKOFが開催される、という導入です。シリーズのお約束である「お祭り感」と「チーム同士の顔合わせ」を楽しむタイプの構成なので、ストーリーを細部まで追うよりも、登場キャラクターの並びから“この作品の色”を掴むと理解しやすくなります。
本作でいちばん分かりやすい新規要素は、新キャラクター「葉花萌」の存在です。主人公チームの一員として草薙京や二階堂紅丸と並び、GBA版KOFのオリジナル要素を背負う立ち位置になっています。KOFはどうしても「因縁」「組織」「宿命」のような濃い要素が前に出やすいですが、葉花萌は“外から入ってくる視点”として配置されているため、シリーズに詳しくなくても主人公チームの空気感を追いやすいのがポイントです。逆に言えば、ガッツリした年代記のような物語を期待するとギャップが出やすいので、キャラを中心に雰囲気で味わうくらいが噛み合います。
収録キャラクターは、主人公チームをはじめ、餓狼伝説チーム、龍虎の拳チーム、怒チーム、サイコソルジャーチーム、韓国チームなど、KOFらしい“シリーズ横断の顔ぶれ”が軸になります。ここはEXでもちゃんとKOFしていて、「チームの色が違うから立ち回りも変わる」という楽しみ方が成立します。たとえば餓狼チームは分かりやすいパワーと突破力、サイコソルジャーチームは間合い管理と牽制、といった具合に、チームのイメージがそのままプレイ感に繋がります。
ストーリー面で“EXらしさ”が強く出るのは、ボス枠の存在です。本作では八神庵が中ボス、ギース・ハワードがラスボスとして登場し、条件を満たすと使用可能になります。KOF本編の文脈だけで見ると意外性のある組み合わせですが、餓狼伝説側の象徴であるギースを物語の中心に置くことで、「KOFのお祭りを別の角度から見せる」狙いが分かりやすくなっています。ギースが出るだけで空気が一気に“餓狼っぽく”なるので、雰囲気づくりとしてはかなり強い一手です。
さらに、ストライカー枠にも“時代のKOF”が反映されています。K’、マキシマ、ヴァネッサ、山崎竜二といったキャラクターがストライカーとして登場し、チーム戦の中で存在感を出します。表の見た目は「助っ人」ですが、実際は「この作品がどの年代のKOFを意識しているか」を示す看板にもなっているので、キャラ選びの楽しさが増えます。ストーリーを深掘りするというより、登場枠そのものが“作品の方向性”を語っているタイプです。
| 項目 | 内容 | 読みどころ |
| 新キャラ(葉花萌) | GBA版KOFのオリジナル要素を担う存在 | シリーズに詳しくなくても主人公チームの空気が掴みやすい |
| チーム編成 | KOF定番のチームが中心(餓狼/龍虎/怒 など) | “チームの色=プレイ感”が分かりやすく、触って違いを楽しめる |
| ボス枠 | 中ボス:八神庵/ラスボス:ギース・ハワード | KOF本編と餓狼側の空気が混ざることで、外伝っぽい味が出る |
| ストライカー枠 | K’/マキシマ/ヴァネッサ/山崎竜二 など | 「どの年代のKOFを意識しているか」がキャラ枠から伝わる |
| 物語のボリューム感 | 濃いドラマというより“お祭りの導入と雰囲気”が中心 | キャラの並び・ボスの選び方から作品の個性を読むと理解が早い |
このパートを読む時のコツは、「正史として整ったストーリーかどうか」よりも、「EXとしてどんな空気を作りたいか」を拾うことです。主人公チームに葉花萌を入れ、ボスにギースを据える時点で、狙いはかなり分かりやすいです。KOFの定番キャラを動かしつつ、“携帯機向けの外伝として、分かりやすい引力のある顔”で締める。そう捉えると、演出の粗さが気になりにくくなり、キャラと対戦の部分に集中して楽しめます。
- 要点まとめ
●新キャラ「葉花萌」が“EXらしさ”の中心で、主人公チームの空気を作っています
●餓狼/龍虎/怒など定番チームが揃い、KOFのお祭り感はしっかり残っています
●中ボスが八神庵、ラスボスがギース・ハワードという並びが外伝らしい色を強めます
●ストライカー枠(K’/マキシマ/ヴァネッサ/山崎竜二など)が作品の方向性を語ります
●物語は“濃いドラマ”より“導入と雰囲気”中心なので、キャラの配置から個性を読むと理解が早いです
登場キャラクター
| チーム名 | キャラ1 | キャラ2 | キャラ3 | キャラ4 |
| 主人公チーム | 草薙京 | 二階堂紅丸 | 葉花萌 | 矢吹真吾 |
| 餓狼チーム | テリー・ボガード | アンディ・ボガード | 不知火舞 | ジョー東 |
| 龍虎チーム | リョウ・サカザキ | ロバート・ガルシア | キング | ユリ・サカザキ |
| 怒チーム | ラルフ・ジョーンズ | クラーク・スティル | レオナ・ハイデルン | ウィップ |
| サイコソルジャーチーム | 麻宮アテナ | 椎拳崇 | 包 | 鎮元斎 |
| 韓国チーム | キム・カッファン | チャン・コーハン | チョイ・ボンゲ | ジョン・フーン |
| エキストラストライカー | K’ | マキシマ | 山崎竜二 | ヴァネッサ |
| 中ボス | 八神庵 | |||
| ラスボス | ギース・ハワード |
GBAでの遊び心地(見え方・操作感・持ち寄り対戦の現実)
『THE KING OF FIGHTERS EX ~NEO BLOOD~』をゲームボーイアドバンスで遊ぶとき、いちばん最初に体感が変わるのは「画面の見え方」と「入力の忙しさ」です。KOFは間合いの管理、飛び込みの高さ、通常技の出し分け、ガードの揺さぶりなど、細かい情報を見ながら判断するゲームです。携帯機の画面だと、どうしてもキャラ同士の距離や当たり判定の感覚が“家庭用より詰まって”見えやすいので、最初は思ったより近距離戦が多く感じるかもしれません。
見え方の面で大事なのは、無理に反応勝負に寄せないことです。遠距離での差し合いを細かく読むより、「触れたら小さく取る」「取ったら距離を作り直す」といった、分かりやすい勝ち方に寄せる方がGBA環境では安定しやすいです。特に、画面の明るさや視野の取り方はプレイ環境に左右されるので、同じキャラでも体感が変わります。暗い場所だと疲れやすく、集中力が落ちて入力ミスに繋がりやすいので、まずは“見やすい環境で遊ぶ”のが結局いちばん効率的です。
操作感については、KOF特有の「4ボタン前提」の感覚を、GBAのボタン配置でどう扱うかが肝になります。携帯機は手の置き方が固定されやすく、十字キーの入力が速い反面、細かい斜め入力や素早い切り返しが続くと手が疲れやすいです。ここで狙いたいのは、最大火力の完走よりも“再現しやすい形”です。たとえば、通常技→必殺技の短い連携をまず固めて、余裕があるときだけ追撃を足す、といった組み立てにすると、入力が多少ブレても試合が崩れにくくなります。
また、GBAでの対戦は「持ち寄り」を前提に考えると納得しやすいです。当時の携帯機対戦は、同じ場所で本体とソフトを持ち寄って遊ぶスタイルが中心でした。オンライン対戦のように“常に強い相手と延々回す”よりも、短いセットをテンポよく回して盛り上がる遊び方に合っています。だからこそ、ストライカーの使い方も「見せ場を作る」「流れを変える」目的で選ぶと、対戦が分かりやすくなって楽しくなります。
いま遊ぶ視点で言うと、GBA系の環境は“どの本体で遊ぶか”で快適さが大きく変わります。画面が見やすい環境ほど間合いの読み違いが減り、入力にも余裕が出ます。逆に、見えにくい環境だと「反応できない」のではなく「見落とす」場面が増えるので、勝敗の理由が分かりにくくなりがちです。対戦格闘は納得感が大事なので、プレイ環境の整備は価値があります。
| 観点 | 起きやすいこと | 対策の考え方 | 補足 |
| 見え方(画面サイズ) | 間合いが詰まって見え、差し合いが難しく感じる | 反応勝負より「触れたら小さく取る→距離を作り直す」に寄せる | 見やすい環境ほど判断が安定 |
| 入力(携帯機の持ち方) | 斜め入力や素早い切り返しでミスが出やすい | 最大火力より“再現しやすい短い連携”を先に固める | 疲労がミスに直結しやすい |
| ストライカーの体感 | 追撃だけに使うと噛み合わない場面が出る | 「流れを変える」「仕切り直す」用途を優先する | 短いセット対戦ほど効果が分かりやすい |
| 持ち寄り対戦 | 短時間で勝負が決まることが多い | 勝ち筋が分かりやすいチーム構成・立ち回りにする | 当時の遊び方と相性が良い |
| いま遊ぶ環境 | 本体や画面の状態で快適さが大きく変わる | 「見やすさ」を優先してプレイ環境を整える | 納得感が上がりやすい |
- 要点まとめ
-
●GBAでは「見え方」が体感を大きく左右し、間合いが詰まって感じやすいです
●反応勝負より「触れたら小さく取る→距離を作り直す」に寄せると安定します
●操作は最大火力より“再現しやすい短い連携”を先に固めるのが現実的です
●対戦は持ち寄り前提の遊び方に合い、短いセットで盛り上がりやすいです
●いま遊ぶ場合は「見やすい環境」を優先すると、納得感が上がりやすいです
評価とシリーズ内の位置づけ(どんな人に刺さるか、続編との関係)
『THE KING OF FIGHTERS EX ~NEO BLOOD~』は、評価の見え方が「どの視点で見るか」によって大きく変わる作品です。まず海外の批評家レビュー集計では、Game Boy Advance版のMetascoreが80(Generally Favorable)としてまとまっており、携帯機格闘としての完成度を評価する声が目立ちます。レビューの方向性としては「GBAでKOFのスピード感と駆け引きを持ち込んだ点」を強く推す内容が多く、対戦格闘としての芯は通っている、という見方になりやすいです。
一方で、国内外のユーザー側の語られ方だと「不具合や動作の不安定さ」「演出の省略」「ストーリーの分かりにくさ」といった話題が先に出ることがあります。とくに、まとめサイトやコミュニティ寄りのページではかなり辛口に扱われているケースもあり、同じ作品でも“期待していたKOF像”が強いほど評価が下がりやすい傾向があります。つまり本作は、シリーズ本編と同じ物差しだけで判定すると不満が出やすく、携帯機向け外伝として割り切るほど納得しやすいタイプです。
シリーズ内の位置づけとしては、GBA向けの「外伝」を語るときに欠かせない出発点です。チーム戦とストライカーを中心に、KOFの文法を携帯機へ落とし込んだ“試行”が詰まっていて、ここでの手触りが次作へ繋がっていきます。実際に続編『THE KING OF FIGHTERS EX2 Howling Blood』が用意されている時点で、この路線が単発で終わっていないことが分かります。続編側も批評家レビュー集計ではMetascore 78としてまとまっており、対戦向けの作りとして評価される面があります。なので「NEO BLOODで合わなかったけどスピンオフとしての方向性は気になる」という人は、EX2側もセットで触ると印象が変わる可能性があります。
| タイプ | 刺さる/刺さりにくい理由 | 遊び方のコツ |
| 刺さる人:携帯機格闘が好き | GBAで“それっぽいKOF”を成立させた挑戦そのものが面白い | 最大火力より再現しやすい連携、ストライカーは仕切り直し重視 |
| 刺さる人:KOFのチーム戦が好き | チーム順とリソース管理(ストライカー含む)で勝ち筋を作れる | 先鋒で無理をしない、後ろのキャラに勝負を残す |
| 刺さりにくい人:本編同等の完成度を期待 | 演出や安定性に関する不満が出やすく、ギャップで評価が落ちやすい | “外伝・携帯機向け”として割り切って触ると納得しやすい |
| 刺さりにくい人:ストーリー重視 | 物語を主軸にすると分かりにくさが気になりやすい | キャラ配置とボス枠を“雰囲気”として楽しむ |
| 続編も気になる人 | NEO BLOODは外伝(スピンオフ)の出発点で、続編で調整の方向性が見える | NEO BLOOD→EX2の順で触ると違いが分かりやすい |
まとめると、本作の立ち位置は「携帯機でKOFをやる」ためのEX路線の1作目であり、シリーズ本編の代替というより“別ラインの挑戦作”です。批評家レビュー集計では好意的にまとまる一方で、ユーザー側では不具合や仕上がりの粗さを理由に辛口の語られ方もあります。ここを理解したうえで「自分の遊び方に合うか」を判断すると、買ってからの後悔が減ります。
- 要点まとめ
●批評家レビュー集計ではMetascore 80(Generally Favorable)で、携帯機格闘としては好意的にまとまりやすいです
●一方で、ユーザー側では不具合・仕上がりの粗さ・ストーリー面の分かりにくさが話題になりやすいです
●本編の代替ではなく「外伝・携帯機向けの外伝(スピンオフ)」として見るほど納得しやすい立ち位置です
●続編『EX2 Howling Blood』があり、EX路線は単発で終わっていません
●“携帯機でKOFを回したい人”には刺さりやすく、“本編同等の完成度”を求める人は合わない可能性があります
関連シリーズ
| タイトル | 発売日 | 価格 | 詳細記事 | |
![]() | THE KING OF FIGHTERS EX2 Howling Blood | 2003年1月1日 | 6,380円 | 詳細を見る |
まとめ(この記事で分かったこと)
『THE KING OF FIGHTERS EX ~NEO BLOOD~』は、ゲームボーイアドバンスという携帯機の環境でKOFの対戦を成立させるために、チーム戦とストライカーを軸にまとめ直した“スピンオフの出発点”にあたる作品です。KOF本編と同じ物差しで見ると粗さが目につく場面もありますが、外伝として割り切って触ると「短いセットで回す対戦格闘」としての魅力が見えやすくなります。この記事では、システムの肝、収録キャラの配置、携帯機ならではの遊び心地、そして評価が割れやすい理由を整理してきました。
ゲームシステム面では、ストライカーを“追撃の飾り”ではなく「相手の攻めを終わらせる」「流れを作り直す」用途で使うほど噛み合いが良くなります。Strike Bombなどのリソースが有限だからこそ、連発せず勝負どころに残す運用が安定につながります。チーム順にも意味があり、先鋒で無理をしないほど後ろのキャラで選択肢が増えるため、チーム戦らしい駆け引きが出ます。
収録キャラとストーリーは、正史のように重く追うよりも“EXとしての雰囲気”を拾う方が理解しやすい構成です。新キャラクターの葉花萌を主人公チームに置き、中ボスに八神庵、ラスボスにギース・ハワードを据えることで、KOFと餓狼側の空気が混ざる外伝らしさが強調されています。ストライカー枠の顔ぶれも含めて、キャラ配置そのものが作品の方向性を語っているタイプです。
GBAでの遊び心地は、見え方と入力環境が体感を大きく左右します。反応勝負に寄せるより「触れたら小さく取る→距離を作り直す」といった分かりやすい勝ち方に寄せるほど安定しやすく、最大火力より再現しやすい連携を先に固める方が現実的です。対戦は当時の持ち寄り文化に合いやすく、短いセットで盛り上がる遊び方と相性が良いです。
評価と位置づけの面では、批評家レビュー集計では好意的にまとまりやすい一方、ユーザー側では不具合や仕上がりの粗さが話題になりやすく、評価が割れやすい作品です。ただし続編『THE KING OF FIGHTERS EX2 Howling Blood』があることからも分かる通り、EX路線は単発ではなく、携帯機KOFとしての方向性を積み上げていく流れがありました。NEO BLOODはその入口として、“合う人には刺さる”性格が強い一本だと言えます。
- 要点まとめ
●本作はGBA向け「外伝(スピンオフ)」の出発点で、チーム戦+ストライカーがゲームの核です
●ストライカーは追撃より「流れを変える/仕切り直す」用途が安定しやすいです
●GBAでは見え方と入力が体感を左右するため、再現しやすい連携を優先すると遊びやすいです
●新キャラ葉花萌、ボス枠(八神庵/ギース)など、キャラ配置が外伝らしさを作っています
●批評家とユーザーで評価が割れやすいので、“携帯機KOFとして合うか”で判断すると失敗しにくいです
ザ・キング・オブ・ファイターズEX(GBA本体セット)

『THE KING OF FIGHTERS EX ~NEO BLOOD~』は、ソフト単体だけでなく、「KOF仕様クリアブラック」デザインのゲームボーイアドバンス本体が同梱されたセットも発売されています。発売当時の告知ではセット販売のみとして案内されており、本体単体では買えない“限定寄り”の扱いでした。コレクション目的で探す人が多いのも、この「同梱版ならではの外観」が理由になっています。
本体の見た目は、クリアブラックをベースに、スクリーン周りなどに草薙京/八神庵を意識した意匠が入る仕様として紹介されています。ゲーム内容とは別軸ですが、「EXは携帯機でKOFを遊ぶ外伝(スピンオフ)枠」という位置づけを、ハード同梱という形で強く打ち出したアイテムだと思ってOKです。
| 商品名 | ザ・キング・オブ・ファイターズEX(GBA本体セット) |
| セット内容 | GBA本体(KOF仕様クリアブラック)+『THE KING OF FIGHTERS EX ~NEO BLOOD~』 |
| 発売日 | 2002年1月1日 |
| 型番 | AGB-S-FSKCKOJ |
| 価格 | 税別15,600円で告知(当時)/定価17,160円表記のデータもあり |
| メモ | 当時の告知では「セットのみ販売」として案内 |








