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「ZEXIS(ゼクシス)」は、『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』および『再世篇』でプレイヤー部隊として活動する組織です。正式名称は「Z EXtra International Savers」で、国や特定の勢力に縛られず、中立的な立場から世界の危機に対応する特別国際救助隊として結成されました。
ソレスタルビーイング、黒の騎士団、S.M.S、コスモクラッシャー隊をはじめ、民間企業や傭兵、反政府組織、さらに別世界から転移してきたZEUTHのメンバーまで参加しており、正規軍中心ではない特殊な構成が大きな特徴です。立場や目的の異なる者たちが集まっているため、破界篇では「参加者の過去や主義主張を詮索しない」という暗黙のルールも存在していました。
本記事では、ZEXISという名前の意味や結成された経緯、破界篇と再世篇での立場の違い、参加組織、運用艦船、指導者について解説します。ゼロの招集コードによる再結成や、地球連邦所属でありながらアロウズやOZと戦う複雑な立場についても、物語の流れに沿ってまとめています。
ZEXIS(ゼクシス)とは
ZEXIS(ゼクシス)は、『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』と『再世篇』に登場するプレイヤー部隊です。大国間の利権争いが激しくなる世界において、特定の国家や勢力に属さず、中立的な立場から人々を救う組織として結成されました。
| 部隊名 | ZEXIS |
| 読み方 | ゼクシス |
| 正式名称 | Z EXtra International Savers |
| 日本語での意味 | 特別国際救助隊 |
| 登場作品 | 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇/再世篇 |
| 命名者・設立者 | エルガン・ローディック |
| 主な立場 | 国家に縛られない中立的な救援・戦闘部隊 |
正式名称は「Z EXtra International Savers」で、日本語では「特別国際救助隊」を意味します。部隊名の頭文字に使われている「Z」は、XでもYでもない第3の存在を表しており、どちらの陣営にも属さない中立的な立場を示しています。
ZEXISを設立し、部隊名を付けたのはエルガン・ローディックです。エルガンは世界各地で活動していた複数の組織を秘密裏に結び付け、国家の枠を越えて危機に対応できる部隊を作り上げました。
参加しているのは、コスモクラッシャー隊やソレスタルビーイング、黒の騎士団、S.M.Sといった戦闘組織だけではありません。竹尾ゼネラルカンパニーや株式会社21世紀警備保障などの民間企業、傭兵、反政府勢力、さらに次元転移してきたZEUTHのメンバーも加わっています。
正規軍出身者が少なく、立場や目的の異なる組織が集まっている点は、歴代のスーパーロボット大戦シリーズに登場するプレイヤー部隊の中でも特徴的です。軍隊というよりも、世界の危機に対処するために集められた連合部隊に近い組織といえるでしょう。
ZEXISが結成された理由
ZEXISが結成された背景には、大国同士による利権争いの激化と、既存の国家組織だけでは対処しきれない脅威の増加がありました。各国の軍隊は基本的に自国の利益を優先するため、国境や政治的な対立を越えて行動することが難しく、世界規模で発生する事件に迅速に対応できる組織が必要とされていました。
そこでエルガン・ローディックは、特定の国家や勢力に属さず、中立的な立場から救援活動や戦闘を行う部隊としてZEXISを設立しました。部隊名に使われている「Z」も、対立するXとYのどちらにも属さない第3の存在を意味しており、ZEXISの立場を象徴しています。
国や組織の枠を越えて行動する中立部隊
ZEXISは、特定の国家から命令を受けて戦う一般的な正規軍とは異なります。世界各地で発生する危機に対して、所属国や政治的な立場に左右されず行動することを目的としていました。
参加組織には、コスモクラッシャー隊やS.M.Sのような独立性の高い部隊だけでなく、ソレスタルビーイングや黒の騎士団など、各国政府から反体制組織やテロリストと見なされる勢力も含まれています。さらに、竹尾ゼネラルカンパニーや株式会社21世紀警備保障といった民間企業も、戦力や人員を提供する形で参加しました。
このように、軍隊、反政府組織、民間企業、傭兵が同じ部隊に所属していることが、ZEXISの大きな特徴です。それぞれの立場や活動目的は異なりますが、世界を脅かす存在に対抗するという共通の目的によって結び付いていました。
正規軍出身者が少ない特殊な構成
ZEXISは、スーパーロボット大戦シリーズに登場するプレイヤー部隊の中でも、正規軍から参加した人物が少ない組織です。部隊の中心を担っているのは、民間組織の社員、傭兵、反政府勢力、独立した研究機関などであり、一般的な軍事組織とは大きく異なる構成となっています。
正規軍の指揮系統に縛られないため、状況に応じて柔軟に行動できる一方、社会的な立場が不安定なメンバーも少なくありません。黒の騎士団やソレスタルビーイングのように、国家から追われる立場にある組織も参加していたため、ZEXISは結成当初から非常に複雑な事情を抱えていました。
また、物語が進むと大グレン団や第303独立愚連隊が合流し、別の多元世界から転移してきたZEUTHのメンバーも順次参加します。所属する作品や組織の違いを越えて戦力を集めたことで、ZEXISは次第に大規模な連合部隊へと発展していきました。
メンバーの過去を詮索しない暗黙のルール
破界篇のZEXISには、「参加者個人の過去や主義主張について必要以上に詮索しない」という暗黙のルールがありました。部隊には、過去に問題を抱えている人物や、所属組織の事情を明かせない人物が多く参加していたためです。
もし互いの過去や思想を細かく追及すれば、組織同士の対立が表面化し、共闘そのものが難しくなる可能性がありました。そのため、現在の行動と目的を重視し、過去については本人が話さない限り立ち入らないという姿勢が共有されています。
このルールは、さまざまな立場の人物を一つの部隊としてまとめるための現実的な判断でした。ZEXISは、全員が同じ思想を持っていたから結束したのではなく、互いの違いを認めたうえで、共通の危機に立ち向かう道を選んだ組織といえます。
設立者のエルガンも警戒されていた
ZEXISの指揮官たちは、敵対勢力だけでなく、部隊を設立したエルガン・ローディックに対しても警戒心を持っていました。エルガンは各組織を結び付けた中心人物ですが、自身の目的や行動の理由を明かさないことが多く、その不透明な態度から全面的に信頼されていたわけではありません。
ソレスタルビーイングや黒の騎士団など、情報戦や裏切りを警戒しながら活動してきた組織が多かったこともあり、ZEXISの指揮官たちは情報を慎重に見極める姿勢を徹底していました。結成者であるエルガンの指示であっても、そのまま受け入れるのではなく、目的や結果を確認しながら行動しています。
こうした用心深さは、異なる組織が集まるZEXISを守るうえで重要でした。一方で、警戒心が強すぎるため、本来は疑う必要のない情報まで疑ってしまう場面もありました。ZEXISの慎重な指揮体制は、長所であると同時に、組織内の信頼関係を築くうえでの課題でもあったのです。
ZEXISは、強大な軍事力を持つ国家によって作られた部隊ではありません。異なる目的や過去を持つ者たちが、世界の危機を前に一時的な協力関係を築き、やがて強い仲間意識を持つようになった連合組織です。この特殊な成り立ちが、破界篇から再世篇へ続く物語の中で、ZEXISならではの魅力につながっています。
破界篇におけるZEXISの結成と活動
『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』では、物語の中盤にエルガン・ローディックの働きかけによって各組織が合流し、ZEXISが正式に結成されます。参加者の所属や目的は大きく異なりますが、世界各地で発生する争いや人々を脅かす存在に対抗するため、国や組織の枠を越えて共闘することになりました。
破界篇におけるZEXISは、「国連平和維持理事会」直属の国際救援部隊として扱われています。戦闘だけを目的とする軍事組織ではなく、災害や事件への対応、人命救助、世界規模の危機への対処などを担う部隊でした。
ただし、参加している組織の中には、ソレスタルビーイングや黒の騎士団のように、各国政府から反政府勢力やテロリストと見なされている集団も含まれています。そのため、ZEXISは国連直属という公的な立場を持ちながら、非合法組織のメンバーも所属するという複雑な部隊となっていました。
エルガンの手引きによって各組織が合流
ZEXISの結成には、エルガン・ローディックが大きく関わっています。エルガンは表向きには明かされていない活動を通じて、各地で行動していた組織をつなぎ合わせ、共通の敵に対抗できる体制を整えていました。
結成時に中心となったのは、コスモクラッシャー隊、ソレスタルビーイング、黒の騎士団、S.M.Sなどです。さらに、竹尾ゼネラルカンパニーや株式会社21世紀警備保障といった民間企業も参加し、戦闘員だけでなく、整備や輸送、情報収集を担う人員も集まりました。
その後は大グレン団、第303独立愚連隊、ドラゴンズハイヴなども合流します。別の多元世界から転移してきたZEUTHのメンバーも加わり、ZEXISは複数の作品と組織が集まる大規模な連合部隊へ成長していきました。
表部隊と裏部隊に分かれて行動
ZEXISは結成直後から、任務や状況に応じて「表部隊」と「裏部隊」に分かれて行動することがありました。これは、社会的な立場を持つ組織と、非合法組織として追われるメンバーが同じ場所で活動すると、政治的な問題が発生する可能性があったためです。
表部隊には、民間企業や公的な立場を持つ組織のメンバーが中心となって参加しました。竹尾ゼネラルカンパニー、株式会社21世紀警備保障、S.M.Sなどは、比較的表立って活動しやすい組織であり、救援活動や各国との交渉が必要な任務にも対応できます。
一方の裏部隊は、黒の騎士団やソレスタルビーイングなど、政府から危険視されている組織のメンバーが中心です。公の場で動きにくい反面、秘密任務や敵勢力への潜入、非合法な活動を行う組織への対処などで力を発揮しました。
ただし、表部隊と裏部隊には明確な上下関係があったわけではありません。任務に適したメンバーを分けていただけであり、どちらもZEXISの目的を達成するために行動しています。
ZEUTHの分割行動との違い
表部隊と裏部隊に分かれる仕組みは、前作『スーパーロボット大戦Z』でZEUTHがザフト組とアウトロー組に分かれて行動していた状況と似ています。しかし、ZEXISではZEUTHのような二つの部隊による深刻な対立は発生しませんでした。
ZEUTHが活動していたのは、多元世界が成立した直後の不安定な時代です。当時は正確な情報を得る手段が限られており、多くの人物が情報ネットワーク「UN」に頼らざるを得ませんでした。その結果、誤った情報や偏った報道によって、仲間同士の疑念が深まることもありました。
これに対して破界篇の世界では、多元世界の成立から約20年が経過しています。各国や組織の情報網が整備され、世界情勢も一定の安定を見せていたため、ZEXISのメンバーは複数の手段から情報を確認できました。
さらに、スメラギやゼロをはじめとする指揮官たちが、敵から流される情報や不自然な命令を慎重に分析していたことも、内部対立を防いだ理由の一つです。疑いすぎることで判断が遅れる場面はあったものの、情報をそのまま信じない姿勢が組織の分裂を防いでいました。
結成直後は組織同士の意見が対立
ZEXISのメンバーは、最初から一枚岩だったわけではありません。それぞれの組織が異なる理念や目的を持っており、敵への対応や作戦の進め方をめぐって意見が対立することもありました。
ソレスタルビーイングは武力介入による戦争根絶を目指し、黒の騎士団はブリタニアへの抵抗を続けています。民間企業に所属するメンバーは社員や市民を守る立場にあり、S.M.Sや傭兵は契約や任務に基づいて行動します。このように、戦う理由は一人ひとり異なっていました。
それでも、共通の敵と戦い、多くの危機を乗り越える中で、メンバーは互いの考え方を理解するようになります。自分たちの思想を一方的に押し付けるのではなく、それぞれの意思や事情を尊重したことで、組織間の対立は次第に解消されました。
過去や主義主張を必要以上に詮索しないという暗黙のルールも、異なる組織が共闘を続けるうえで役立っています。ZEXISは思想を統一するのではなく、違いを抱えたまま協力関係を築いた部隊でした。
カミナとロックオンの死が残した影響
破界篇における戦いの中では、ZEXISの仲間であるカミナと初代ロックオン・ストラトスが命を落としています。二人の死は、それぞれが所属していた大グレン団やソレスタルビーイングだけでなく、ZEXIS全体に大きな悲しみを与えました。
しかし、二人が示した生き方や戦う意志は、残された仲間たちへ受け継がれています。カミナの意志はシモンを成長させ、ロックオンの思いはソレスタルビーイングの仲間たちが戦い続ける理由の一つとなりました。
立場の異なるメンバーが仲間の死を共に受け止めたことで、ZEXISの結束はさらに強まります。単なる組織同士の協力関係から、互いを信頼して背中を預けられる仲間へ変化していく重要なきっかけとなりました。
陰月でガイオウを退ける
破界篇の最終局面では、ZEXISとZEUTHが共に陰月へ向かい、ガイオウとの決戦に挑みます。ガイオウは圧倒的な力を持つ存在でしたが、ZEXISはこれまでの戦いで築いた連携を発揮し、最終的に退けることに成功しました。
この一連の戦いは、再世篇の時代になると「破界事変」と呼ばれるようになります。ZEXISとZEUTHが世界を守った大きな戦いでしたが、その功績が参加者たちへ正しく与えられることはありませんでした。
ガイオウとの戦いが終わった後、ZEXISとZEUTHは一度解散します。各メンバーは元の組織や生活へ戻り、それぞれが残された問題に向き合うことになりました。
しかし、世界の争いが完全に終わったわけではありません。地球連邦の成立とOZ、アロウズの台頭によって、元ZEXISメンバーは新たな苦境に立たされます。破界篇で一度解散したZEXISは、再世篇で再び必要とされることになるのです。
再世篇でZEXISが再結成された経緯
『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』では、破界篇の戦いを終えて一度解散したZEXISが再び結成されます。しかし、破界事変で世界を救ったメンバーたちを待っていたのは、功績に見合った待遇ではありませんでした。
破界事変後に成立した地球連邦軍は、ガイオウを退けた功績を自分たちのものとして扱い、ZEXISやZEUTHの活躍を正しく評価しませんでした。それどころか、かつてZEXISに参加していた組織や人物の多くが、地球連邦の体制によって弾圧や監視の対象となります。
その結果、破界篇で共に戦った仲間たちは各地に散らばり、それぞれ異なる立場から戦いを続けることになりました。再世篇におけるZEXISの再結成は、平和な世界にかつての仲間が集まったのではなく、地球連邦の支配や新たな脅威に対抗するため、追い詰められたメンバーが再び立ち上がった出来事です。
破界事変の功績を地球連邦軍に奪われる
破界篇の終盤でガイオウを退けたのは、ZEXISとZEUTHのメンバーたちでした。しかし、再世篇では地球連邦軍が破界事変の功績を自分たちのものとして広めています。
ZEXISはさまざまな国や組織から集まった連合部隊であり、黒の騎士団やソレスタルビーイングなど、既存の権力にとって都合の悪い組織も所属していました。そのため、地球連邦側にとってはZEXISの存在を英雄として認めるよりも、その功績を隠し、反体制組織として扱う方が都合がよかったと考えられます。
世界を守ったにもかかわらず、元ZEXISメンバーの立場は改善されませんでした。むしろ地球連邦の統治体制が強化されるにつれて、彼らへの監視や弾圧は厳しさを増していきます。
黒の騎士団とソレスタルビーイングが壊滅
地球連邦軍の攻撃によって、反体制側の中心だった黒の騎士団とソレスタルビーイングは大きな打撃を受けました。両組織は破界篇におけるZEXISの中核でしたが、再世篇の開始時点では組織として十分に活動できない状態へ追い込まれています。
また、オペレーション・メテオによって地球へ降下したコロニーのガンダムとパイロットたちも散り散りとなりました。破界事変を共に戦った反体制側のメンバーは、地球連邦軍の追跡を逃れながら、それぞれ独自に活動することになります。
それでも黒の騎士団とソレスタルビーイングは完全に消滅したわけではありません。生き残ったメンバーは再起の機会をうかがいながら、地球連邦内部で力を増すアロウズやOZに対抗する準備を進めていました。
地球連邦側へ参加したメンバーも冷遇される
弾圧されたのは、反体制組織に所属していたメンバーだけではありません。破界事変後に地球連邦軍やOZへ参加した元ZEXISメンバーも、組織内部で厳しい立場に置かれました。
S.M.Sやコスモクラッシャー隊などは、表向きには地球連邦側へ所属しています。しかし、OZやアロウズが影響力を強めるにつれて、彼らの意見や行動は軽視されるようになりました。
破界篇で独自の判断を重視していたメンバーにとって、命令への服従を求める地球連邦の体制は受け入れにくいものでした。さらに、民間人への弾圧や反政府勢力への強硬な対応を目の当たりにしたことで、地球連邦内部に残った者たちも現在の体制へ疑問を抱くようになります。
このため再世篇の序盤では、反体制側だけでなく、地球連邦に所属している元ZEXISメンバーも、再び仲間と合流する機会を探していました。
暗黒大陸が時空振動によって再び封鎖
破界事変後には、暗黒大陸でも大きな異変が発生します。時空振動の影響によって暗黒大陸は再び封鎖され、外部から簡単に立ち入ることができなくなりました。
これにより、大グレン団や暗黒大陸で活動していたメンバーは外の世界と切り離されます。破界篇で築かれた仲間同士の連絡も途絶え、ZEXISの再結成をさらに難しくする状況となりました。
かつて共に戦った仲間たちは、地球連邦の弾圧、組織の壊滅、暗黒大陸の封鎖といった複数の問題によって分断されていたのです。
反体制側と地球連邦側がそれぞれ合流
物語が進むと、各地に散らばっていた元ZEXISメンバーが少しずつ集まり始めます。最初から全員が一つの部隊へ合流したわけではなく、それぞれの立場に応じて別々のグループを形成しました。
反体制側では、黒の騎士団とソレスタルビーイングが中心となり、地球連邦の支配に抵抗するメンバーが集まります。一方、地球連邦側ではS.M.Sやコスモクラッシャー隊を中心に、OZやアロウズの方針へ疑問を持つ者たちが合流しました。
両グループは立場こそ異なりますが、現在の地球連邦体制をそのまま見過ごせないという点では共通しています。破界事変で共闘した経験があったため、再び顔を合わせた際にも大きな対立は起こらず、ZEXISとして再結集する流れが作られていきました。
ゼロがZEXISの招集コードを発信
ZEXIS再結成の直接的なきっかけとなったのは、ゼロが発信した招集コードです。破界事変の最終局面で、ゼロはエルガンからZEXISの全指揮権を託され、必要な時には部隊を招集できる機密コードを与えられていました。
聖インサラウム王国が出現し、世界が混乱する中、ゼロはその機密コードを使用します。各地で別々に活動していた元ZEXISメンバーは招集に応じ、再び一つの部隊として集結しました。
破界篇ではエルガンの手引きによって各組織が集められましたが、再世篇ではゼロの呼びかけによって仲間たちが自らの意思で集まっています。この違いは、破界事変を通じてZEXISのメンバー同士に強い信頼関係が生まれていたことを示しています。
地球連邦所属の外部独立部隊として活動を再開
ゼロの招集によって再結成したZEXISには、反体制組織や正規軍から離反したメンバーが多数含まれています。そのままでは地球連邦軍から非合法組織として攻撃される可能性があり、活動を続けるためには公的な立場が必要でした。
そこでエルガンは、ZEXISを「地球連邦所属の外部独立部隊」とする命令を発します。この命令により、ZEXISは地球連邦に所属しながら、通常の軍組織とは異なる独立性を持つ部隊として活動できるようになりました。
再世篇のZEXISには、独自の査察権と行動権が認められています。地球連邦の命令へ無条件に従うのではなく、自ら情報を調査し、必要と判断した場所へ独自に出動できる権限です。
この立場を得たことで、ZEXISは地球連邦内部に存在するアロウズやOZの行動も調査できるようになりました。同じ地球連邦軍に所属する組織であっても、不正や弾圧を行っている場合は戦闘を含めた対応が可能です。
地球連邦軍でありながら反体制組織として活動
再世篇のZEXISは、名目上は地球連邦軍に所属しています。しかし、実際のメンバー構成を見ると、一般的な正規部隊とは大きく異なります。
黒の騎士団やソレスタルビーイングをはじめ、地球連邦からテロリストと見なされる組織が多数参加しています。さらに、OZやアロウズなどの正規組織から離反した人物、傭兵、反政府ゲリラも合流しました。
そのため、再世篇ではZEXISメンバーの半数以上が、反体制組織の構成員または正規軍からの離反者という状態になっています。実質的な最高指揮官であるゼロ自身も、世界的に知られた反体制組織の指導者です。
公的には地球連邦の外部独立部隊でありながら、実態は地球連邦内部の腐敗へ対抗する反体制勢力に近い組織でした。この矛盾した立場こそ、再世篇におけるZEXISの大きな特徴です。
破界篇よりも強固になった仲間の結束
破界篇のZEXISは、結成したばかりの組織だったため、参加者同士の考え方や行動方針が対立することもありました。社会的な立場の違いから、表部隊と裏部隊に分かれて行動する場面も少なくありません。
しかし、再世篇のメンバーは破界事変の死闘を共に乗り越えた仲間です。一度解散し、地球連邦による弾圧や冷遇を経験したことで、互いの存在がどれほど大切だったのかを改めて理解しています。
再結成後は、破界篇のように所属組織ごとに分かれて行動する機会が減り、ZEXIS全体が一つの部隊として任務に臨むようになりました。表部隊と裏部隊という区分もほぼなくなり、組織全体が反体制側に近い立場でまとまっています。
再世篇のZEXISは、エルガンが作った寄せ集めの連合部隊ではありません。ゼロの呼びかけに応じ、かつての仲間たちが自らの意思で再び集まった組織です。破界事変を経て築かれた信頼関係が、地球連邦や聖インサラウム王国と戦うための大きな力となりました。
破界篇と再世篇のZEXISの違い
ZEXISは『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』と『再世篇』の両方でプレイヤー部隊として登場しますが、所属上の立場や結成された経緯、組織のまとまり方には大きな違いがあります。
破界篇では、エルガン・ローディックの働きかけによって、互いに面識の少ない組織が集められました。これに対して再世篇では、一度解散した仲間たちがゼロの招集コードに応じ、自らの意思で再び集結しています。
| 比較項目 | 破界篇 | 再世篇 |
| 部隊の立場 | 国連平和維持理事会直属の国際救援部隊 | 地球連邦所属の外部独立部隊 |
| 結成のきっかけ | エルガンの手引きで各組織が合流 | ゼロがZEXISの招集コードを発信 |
| 活動の正当性 | 国連直属の部隊として確保 | エルガンの命令によって確保 |
| 主な目的 | 国際救援活動と世界規模の脅威への対処 | 新たな脅威への対処と地球連邦内部の不正の査察 |
| 部隊の構成 | 民間企業、独立組織、反政府勢力、傭兵など | 反体制組織や正規軍からの離反者がさらに増加 |
| 表部隊・裏部隊 | 任務に応じて分かれて行動することが多い | ほとんど分かれず、部隊全体で行動 |
| 組織内の結束 | 結成当初は意見の対立が多い | 破界事変を経験し、強い信頼関係がある |
| 実質的な最高指揮官 | 終盤にエルガンから全権を委ねられたゼロ | ZEXISを再招集したゼロ |
| 主な敵 | インペリウム、ガイオウなど | アロウズ、OZ、聖インサラウム王国など |
| 部隊の戦力 | 複数の組織が集まった発展途中の戦力 | 艦船や強力な機体が増え、戦力が大幅に拡大 |
破界篇は異なる組織をまとめる段階
破界篇のZEXISは、複数の組織を一つの部隊としてまとめるところから始まります。ソレスタルビーイング、黒の騎士団、S.M.S、コスモクラッシャー隊、民間企業など、参加者の所属や目的はさまざまでした。
戦争根絶を目指す者、祖国の解放を望む者、企業の仕事として戦う者、報酬を受け取って任務に参加する傭兵など、それぞれが異なる理由で行動しています。そのため、結成当初は作戦方針や敵への対応をめぐり、意見が対立することも少なくありませんでした。
また、反政府組織のメンバーを公の場で活動させることが難しかったため、破界篇では表部隊と裏部隊に分かれる機会が多くなっています。社会的な立場を持つメンバーは表向きの救援活動を担当し、黒の騎士団やソレスタルビーイングなどは裏側から任務を支えました。
それでも共闘を重ねる中で、ZEXISのメンバーは互いの考えや戦う理由を理解していきます。思想を一つにそろえるのではなく、それぞれの意思を尊重しながら協力関係を築いたことが、ガイオウとの決戦へつながりました。
再世篇は仲間が自らの意思で再集結
再世篇では、破界篇のようにエルガンが初対面の組織を集めたわけではありません。破界事変を共に戦った仲間たちが、ゼロの発信した招集コードに応じて再び集まっています。
一度解散した後、黒の騎士団やソレスタルビーイングは地球連邦軍の攻撃を受け、組織として大きな損害を被りました。地球連邦側へ所属したS.M.Sやコスモクラッシャー隊のメンバーも、OZやアロウズの台頭によって冷遇されています。
それぞれが厳しい状況に置かれる中で、元ZEXISメンバーは再び協力する必要性を感じていました。そこへ聖インサラウム王国が出現し、ゼロが招集コードを使用したことで、各地の仲間たちが一つの部隊として再結集します。
破界篇では組織の都合によって参加していた人物もいましたが、再世篇では多くのメンバーが自らの判断でZEXISへ戻っています。この違いからも、破界事変を通じて仲間同士の信頼関係が強くなったことが分かります。
再世篇では表部隊と裏部隊の区別がほぼ消滅
破界篇では社会的な立場の違いから表部隊と裏部隊に分かれていましたが、再世篇ではこの区分がほぼ見られなくなります。地球連邦に所属する正規の部隊という名目はあるものの、実際には反政府組織や正規軍からの離反者が多数を占めているためです。
黒の騎士団やソレスタルビーイングだけでなく、OZやアロウズから離反した人物、反政府ゲリラ、傭兵なども加わり、部隊全体が破界篇の裏部隊に近い性格を持つようになりました。
ただし、再世篇のZEXISは単なる反政府軍ではありません。エルガンの命令によって地球連邦所属の外部独立部隊という立場を得ており、独自の査察権と行動権を持っています。
そのため、地球連邦内部で不正や弾圧を行う組織に対しても、ZEXIS独自の判断で調査や戦闘を行うことが可能です。アロウズやOZと交戦しても、形式上は地球連邦への反逆とはならない特殊な権限が与えられていました。
再世篇では戦力も大幅に拡大
戦力面でも、破界篇と再世篇には大きな違いがあります。破界篇ではプトレマイオス、マクロス・クォーター、ダイグレン、月光号などを運用していましたが、再世篇では運用艦船の数が増えています。
プトレマイオス2、斑鳩、タワー、ドラゴンズハイヴ、エターナルなどが加わり、終盤には真ゲッタードラゴンもZEXISの戦力となりました。複数の組織が合流したことで、移動手段や作戦の選択肢も大きく広がっています。
機体についても、ダブルオーライザー、ウイングガンダムゼロ、ガンダムDX、ガンダムX、∀ガンダムなど、戦局へ大きな影響を与えられる戦力が集まりました。
破界篇のZEXISが、異なる組織の協力関係を築きながら成長していく部隊だったのに対し、再世篇のZEXISは強い結束と大規模な戦力を持つ完成された連合部隊に近い存在です。
所属上の立場は変化していますが、特定の国家や権力に従うのではなく、自分たちの判断で人々を守るという基本的な方針は共通しています。破界篇から再世篇にかけて、ZEXISは寄せ集めの国際救援部隊から、世界の行方を左右するほどの独立部隊へ成長したといえるでしょう。
ZEXISを構成する主な組織
ZEXISは、一つの国家や軍隊を母体として作られた部隊ではありません。異なる目的を持つ戦闘組織、反政府勢力、民間企業、研究機関、傭兵などが集まり、世界規模の脅威へ対抗する連合部隊として活動しています。
破界篇ではエルガン・ローディックの手引きによって各組織が集められ、物語の進行に合わせて新たな仲間が加わりました。再世篇では破界事変を経験した組織の多くが引き続き参加し、地球連邦軍やアロウズ、OZなどから離反した人物も合流しています。
ここでは、ZEXISを構成する主な組織と参加メンバーを、破界篇と再世篇に分けて紹介します。
破界篇の構成組織
| 組織・勢力 | 主な参加メンバー・特徴 |
| ソレスタルビーイング | チーム・プトレマイオスが参加 |
| 黒の騎士団 | ゼロ、カレン、扇、玉城、C.C.、藤堂、四聖剣などが参加 |
| コスモクラッシャー隊 | 主要メンバーが参加 |
| S.M.S | マクロス・クォーター、スカル小隊、ピクシー小隊が参加 |
| 大グレン団 | カミナをはじめとする主要メンバーが参加 |
| ドラゴンズハイヴ | チームDが参加し、後に獣戦機隊とエイーダが合流 |
| 第303独立愚連隊 | 部隊ごと参加するが、後にレントン以外が一時離反 |
| 竹尾ゼネラルカンパニー | 社長のワッ太をはじめとする主な社員が参加 |
| 株式会社21世紀警備保障 | ダイ・ガードの運用に関わる社員が参加 |
| くろがね屋・光子力研究所 | 甲児とさやかが参加 |
| 早乙女研究所 | ゲッターチームが参加 |
| コロニーのガンダム | オペレーション・メテオに参加した5機のガンダムとパイロットが合流 |
| スコート・ラボ | クロウ・ブルーストが成り行きから参加 |
| ブリタニア・ユニオン | ユーフェミアの命令によりスザク、ロイド、セシルが参加 |
| ZEUTH | 別の多元世界から転移してきたメンバーの大半が参加 |
| 新帝国インペリウム | 最終局面でマルグリットが離反し参加 |
ソレスタルビーイングと黒の騎士団
破界篇のZEXISでは、ソレスタルビーイングと黒の騎士団が裏部隊の中心となっています。どちらも国家から危険視される組織ですが、高い戦闘力と情報収集能力を持ち、ZEXISの作戦に欠かせない存在でした。
ソレスタルビーイングからは、ガンダムマイスターとプトレマイオスの乗組員で構成されるチーム・プトレマイオスが参加します。武力介入による戦争根絶を掲げる組織であり、他のメンバーとは戦いに対する考え方が異なる場面もありました。
黒の騎士団からは、総帥のゼロをはじめ、カレン、扇、玉城、C.C.、藤堂、四聖剣などが参加します。また、キリコもゼロに雇われた傭兵という立場で加わっていました。
黒の騎士団とブリタニア・ユニオンは本来敵対関係にありますが、ZEXISに所属している間は休戦状態となります。しかし、ユーフェミアの死をきっかけに、スザクたちはZEXISを離れ、国連軍へ加わることになりました。
S.M.Sや民間企業も参加
ZEXISには、反政府組織だけでなく、S.M.Sや民間企業も参加しています。S.M.Sからはマクロス・クォーター、スカル小隊、ピクシー小隊が加わり、部隊の移動や航空戦力を支えました。
竹尾ゼネラルカンパニーからは、社長のワッ太をはじめとする社員が参加します。株式会社21世紀警備保障からも、ダイ・ガードの運用に関わる社員たちが加わりました。
一般企業に所属するメンバーが世界規模の戦いに参加している点は、ZEXISを特徴付ける要素の一つです。正規軍だけではなく、民間人が自分たちの仕事や生活を守るために戦っていることが、部隊の幅広い構成につながっています。
大グレン団と第303独立愚連隊
大グレン団からは、団長のカミナをはじめとする主要メンバーが参加します。カミナの戦死後はシモンが団長を引き継ぎ、仲間たちと共にZEXISで戦い続けました。
第303独立愚連隊は部隊ごとZEXISへ参加しますが、物語の途中でレントンを除くメンバーが離反します。その後、最終局面ではホランドが復帰し、再びZEXISと共に戦うことになりました。
最初から最後まで同じ立場で活動する組織ばかりではなく、離脱や対立を経験しながら関係を修復していく点も、破界篇におけるZEXISの特徴です。
次元転移してきたZEUTHも合流
前作『スーパーロボット大戦Z』でプレイヤー部隊として活動したZEUTHのメンバーも、次元転移によって破界篇の世界へ現れます。元の世界や仲間と離れた状態でしたが、ZEXISと共通する敵に対抗するため、順次部隊へ合流しました。
破界篇の中盤以降は、ZEXISとZEUTHが共にプレイヤー部隊として活動します。ZEUTHの加入によって戦力だけでなく、多元世界での戦いに関する経験や知識も加わり、ZEXISはさらに大きな組織へ成長しました。
再世篇の構成組織
再世篇では、破界篇から参加していた組織の大半が引き続きZEXISへ合流します。ただし、黒の騎士団やソレスタルビーイングの再編、OZやアロウズからの離反者、新たに加わる勢力などにより、構成はさらに複雑になっています。
| 組織・勢力 | 主な参加メンバー・特徴 |
| ソレスタルビーイング | 人員の入れ替わりを経たチーム・プトレマイオスが参加 |
| 黒の騎士団 | ゼロと主要団員が参加。ルートによってゼロが一時追放される |
| ICPO | 正太郎が参加 |
| コスモクラッシャー隊 | 主要メンバーとZEUTHのスーパーロボット部隊が所属 |
| S.M.S | マクロス・クォーター、スカル小隊、ピクシー小隊、アクエリオンが参加 |
| FIRE BOMBER | バサラたちが合流し、ガムリンもミレーヌの護衛として参加 |
| カミナシティ新政府 | シモン、ヨーコ、キタン、ギミー、ダリー、隼人、敷島博士などが参加 |
| 反政府側ゲリラ | ヴィラル、弁慶、渓、凱が参加 |
| ハイム牧場 | ロランをはじめ、暗黒大陸へ向かったZEUTHメンバーが参加 |
| ドラゴンズハイヴ | チームD、獣戦機隊、グランナイツ、Gソルジャー隊などが参加 |
| 第303独立愚連隊 | 主にレントンとエウレカが参加 |
| 竹尾ゼネラルカンパニー | ワッ太たちに加え、万丈、ザンボットチーム、ゲイナー、ガロードも所属 |
| 株式会社21世紀警備保障 | ダイ・ガードの運用に関わる社員が参加 |
| くろがね屋・光子力研究所 | 甲児、さやか、ボス、くろがね五人衆が参加 |
| コロニーのガンダム | 5機のガンダムとパイロットが引き続き参加 |
| OZからの離反者 | OZを離れたZEUTHメンバーやヒルデが参加 |
| サンクキングダム | ノインが参加 |
| 地球連邦軍・ブリタニア・ユニオン | シュワルツが参加し、終盤にはスザクたちも合流 |
| アロウズからの離反者 | ピーリスが保護される形で参加 |
| 秘密結社からの離反者 | フィアナが救助される形で参加 |
| マクロス・ギャラクシー船団からの離反者 | ブレラ・スターンが支配を脱して参加 |
| カタロン | ライルこと二代目ロックオンが参加 |
| 傭兵 | キリコ、シャッコ、グレゴルーなどが参加 |
| スコート・ラボ | クロウとエスターが参加 |
| ZEUTH | セツコ、ランド、メールをはじめ、多数のメンバーが参加 |
| 聖インサラウム王国 | マルグリットが離反して合流 |
破界篇から引き続き参加する組織
ソレスタルビーイング、黒の騎士団、コスモクラッシャー隊、S.M.S、ドラゴンズハイヴなどは、破界篇に続いてZEXISの中心を担います。
ソレスタルビーイングでは、ブリッジクルーやガンダムマイスターの一部が入れ替わり、二代目ロックオンが参加します。黒の騎士団もゼロと主要団員が合流しますが、選択したルートによってはゼロが一時的に追放され、終盤で復帰する展開があります。
大グレン団は、再世篇ではカミナシティ新政府を母体とする勢力へ変化しています。総司令官のシモンを中心に、ヨーコ、キタン、ギミー、ダリー、神隼人、敷島博士などが参加しました。
FIRE BOMBERがZEXISへ合流
再世篇ではFIRE BOMBERもZEXISへ加わります。当初は別の計画へ参加する予定でしたが、ZEXISを気に入ったバサラの意向によって、メンバー全員が合流しました。
ガムリンもミレーヌの護衛という形で参加します。軍事組織だけでなく、戦場で歌を届けるFIRE BOMBERが加わったことで、ZEXISの構成はさらに幅広いものとなりました。
敵対組織からの離反者も参加
再世篇では、ZEXISと敵対していた組織から離反した人物も多数加わります。OZからは、それぞれの考えに従って組織を離れたZEUTHメンバーやヒルデが参加しました。
アロウズからはピーリス、秘密結社からはフィアナ、マクロス・ギャラクシー船団からはブレラ・スターンが合流します。いずれもZEXISに保護されたり、支配から解放されたりしたことをきっかけに、仲間として戦うようになりました。
地球連邦軍側からもシュワルツが参加し、物語の終盤にはスザクをはじめとするナイトオブラウンズのメンバーも加わります。敵として登場した人物が、それぞれの判断でZEXISへ合流していくことも、再世篇の特徴です。
再世篇ではZEUTHの参加者も増加
再世篇では、ZONEの影響によってセツコ、ランド、メールがZEXISのいる世界へ転移します。破界事変では積極的に動かなかったラクス、ディアナ、サンドマンたちも行動を開始し、後にはジャミルたちも参加しました。
これにより、ZEXISは破界篇以上にZEUTHとの結び付きを深めます。両部隊の境界は次第に薄れ、多元世界を守る一つの大規模な連合部隊として活動するようになりました。
再世篇のZEXISには、反政府組織、民間企業、正規軍からの離反者、傭兵、異世界から転移した戦士まで、多様な立場の人物が所属しています。共通しているのは、所属していた組織の命令ではなく、自分自身の意思で世界を守る道を選んだことです。
思想や経歴の違いを越えて多くの勢力が集まっていることが、ZEXIS最大の特徴であり、世界規模の脅威に対抗できる強さにつながっています。
ZEXISが運用する艦船一覧
ZEXISは、複数の組織が集まって結成された連合部隊であるため、特定の母艦だけを中心に活動していたわけではありません。ソレスタルビーイング、S.M.S、黒の騎士団、大グレン団などが所有する艦船を共同で運用し、それぞれの特徴を生かしながら各地へ展開していました。
破界篇ではプトレマイオス、マクロス・クォーター、ダイグレン、月光号が主な艦船として使われています。再世篇では新たな組織やZEUTHのメンバーが合流したことで艦船の数が増え、終盤には真ゲッタードラゴンもZEXISの戦力へ加わりました。
ここでは、ZEXISが運用した主な艦船を破界篇と再世篇に分けて紹介します。
破界篇で運用する艦船
| 艦船名 | 母体となる組織 | 特徴・備考 |
| プトレマイオス | ソレスタルビーイング | チーム・プトレマイオスの母艦として運用 |
| マクロス・クォーター | S.M.S | 高い機動力と戦闘力を持つ可変型の大型艦 |
| ダイグレン | 大グレン団 | 大グレン団の拠点として使用。再世篇のプロローグで大破 |
| 月光号 | 第303独立愚連隊 | 一時的な離反を経て、最終局面で再び共闘 |
プトレマイオス
プトレマイオスは、ソレスタルビーイングのチーム・プトレマイオスが運用する母艦です。ガンダムエクシアをはじめとするガンダムの整備や補給を担当し、ZEXISでは作戦立案や情報分析の拠点としても重要な役割を担いました。
スメラギ・李・ノリエガが戦術予報士として作戦を立案していることもあり、単なる移動手段ではなく、ZEXIS全体の作戦を支える指揮所の一つとなっています。
一方で、プトレマイオスはガンダムの支援を重視して設計されているため、ほかの大型艦と比べると単独での戦闘能力には限界があります。そのため、マクロス・クォーターなどの艦船や所属機体と連携しながら運用されました。
マクロス・クォーター
マクロス・クォーターは、S.M.Sを母体とする可変型の大型艦です。ジェフリー・ワイルダーが艦長を務め、スカル小隊やピクシー小隊などの部隊を搭載しています。
大型艦でありながら高い機動力を持ち、艦艇形態から強攻型へ変形して直接戦闘を行える点が特徴です。ZEXISでは、部隊の移動や航空戦力の運用だけでなく、敵艦や大型兵器との戦闘でも主力として活躍しました。
破界篇で使用された艦船の中では、再世篇でも引き続きZEXISへ所属した唯一の艦となっています。破界事変後に各組織が分断される中でも運用が継続され、再結成したZEXISの中心的な母艦の一つとなりました。
ダイグレン
ダイグレンは、大グレン団が拠点として使用していた大型ガンメンです。カミナやシモンをはじめとする大グレン団のメンバーが乗り込み、地上を中心とした移動拠点として運用されました。
通常の戦艦とは異なり、人型兵器に近い構造を持つ点が特徴です。大グレン団の象徴的な存在でもあり、ZEXISに合流した後は部隊の戦力と移動能力を支えています。
しかし、再世篇のプロローグで大破したため、再結成後のZEXISでは運用されません。大グレン団の勢力はカミナシティ新政府へ引き継がれ、新たな拠点や戦力と共に戦うことになります。
月光号
月光号は、第303独立愚連隊が運用する艦船です。ホランドを中心とするメンバーが搭乗し、レントンやエウレカも共に行動していました。
破界篇では第303独立愚連隊ごとZEXISへ参加しますが、物語の途中でレントンを除くメンバーが一時的に離反します。そのため、月光号も一度ZEXISから離れることになりました。
その後、最終局面ではホランドが復帰し、再びZEXISと共闘します。組織間の対立や離脱を経験しながらも、最後には同じ目的のために戦うという破界篇のZEXISを象徴する艦船の一つです。
再世篇で運用する艦船
| 艦船名 | 母体となる組織 | 特徴・備考 |
| マクロス・クォーター | S.M.S | 破界篇から引き続きZEXISで運用される |
| プトレマイオス2 | ソレスタルビーイング | 大破したプトレマイオスに代わる新たな母艦 |
| 斑鳩 | 黒の騎士団 | 黒の騎士団の主力艦として使用 |
| タワー | 早乙女研究所・カミナシティ新政府 | ゲッターチームなどの拠点。後に大破 |
| ドラゴンズハイヴ | ドラゴンズハイヴ | 基地そのものが移動戦力としてZEXISに合流 |
| エターナル | ZEUTH | ラクスたちの合流後にZEXISの艦船となる |
| 真ゲッタードラゴン | ゲッターチーム | 終盤に参加する巨大な戦略級戦力 |
プトレマイオス2
プトレマイオス2は、破界事変後に大破したプトレマイオスに代わって登場するソレスタルビーイングの新たな母艦です。前艦の役割を引き継ぎながら、より高い戦闘能力と運用能力を備えています。
再世篇ではチーム・プトレマイオスの人員に入れ替わりがありますが、スメラギを中心とする指揮体制は継続されています。ダブルオーガンダムをはじめとする機体の支援と整備を担当し、ZEXISの作戦立案にも深く関わりました。
斑鳩
斑鳩は、黒の騎士団が母体となる大型艦です。黒の騎士団の移動拠点であり、ゼロがZEXIS全体の指揮を執る際にも重要な艦船となっています。
再世篇では黒の騎士団が反体制側の中心として活動しているため、斑鳩もZEXIS再結成における主要な拠点の一つです。多数のナイトメアフレームを搭載し、黒の騎士団の作戦を支援しました。
ルートによってはゼロが黒の騎士団から一時的に追放される展開もありますが、斑鳩は引き続き部隊の艦船として運用されます。
タワー
タワーは、早乙女研究所とカミナシティ新政府を母体とする大型艦です。ゲッターチームや暗黒大陸に関わるメンバーの拠点として使用され、再世篇のZEXISへ合流しました。
巨大な移動基地として、多数の人員や機体を収容できる点が特徴です。ZEXISの戦力拡大を支えましたが、物語の途中で特攻を行い大破します。この際、敷島博士が命を落としました。
ドラゴンズハイヴ
ドラゴンズハイヴは、チームDを支援する基地であり、再世篇では施設そのものがZEXISへ合流します。F.S.の指揮のもと、獣戦機隊、グランナイツ、Gソルジャー隊など、多数のスーパーロボット部隊を支えました。
単なる艦船というよりも、大規模な戦闘基地に近い存在です。複数の部隊を整備・運用できるため、参加組織が増加した再世篇のZEXISにとって重要な補給拠点となっています。
エターナル
エターナルは、ZEUTH側のメンバーを母体とする艦船です。ラクス・クラインやディアナ・ソレルたちが本格的に行動を開始した後、ZEXISへ合流します。
多数のモビルスーツを運用できるほか、ラクスがZEXISの指導者の一人として活動するための拠点にもなりました。ZEUTHとZEXISの協力関係を象徴する艦船といえます。
真ゲッタードラゴン
真ゲッタードラゴンは、再世篇の終盤でZEXISへ加わる巨大な戦力です。一般的な戦艦とは異なりますが、巨大な機体内部に複数の機体や人員を収容できるため、ZEXISの運用艦船の一つとして扱われています。
その規模と戦闘能力は、通常の艦艇を大きく上回ります。真ゲッタードラゴンの参戦によって、再世篇終盤のZEXISは世界規模の戦いだけでなく、次元や宇宙全体へ影響を与える脅威にも対抗できる戦力を得ました。
再世篇では運用艦船が大幅に増加
破界篇で運用していた艦船は3隻から4隻程度でしたが、再世篇では6隻から7隻へ増加しています。参加組織が増えたことで、異なる特徴を持つ艦船を同時に運用できるようになりました。
高速移動と直接戦闘に優れるマクロス・クォーター、ガンダムの運用を支えるプトレマイオス2、黒の騎士団の拠点となる斑鳩、大規模な機体整備が可能なドラゴンズハイヴなど、それぞれの艦船が異なる役割を担っています。
さらにエターナルや真ゲッタードラゴンが加わったことで、ZEXISは地上戦、空中戦、宇宙戦のすべてに対応できる部隊へ成長しました。破界篇では各組織が持ち寄った艦船を共同利用する形でしたが、再世篇では複数の母艦を使い分ける大規模な連合艦隊に近い体制となっています。
ZEXISの主な指導者・指揮官
ZEXISは、特定の国家や正規軍を母体とする部隊ではないため、一般的な軍隊のように一人の司令官だけがすべてを指揮しているわけではありません。エルガン・ローディックが組織の設立と活動基盤を整え、大塚茂が現場の指揮官へ命令を伝えながら、ゼロ、スメラギ・李・ノリエガ、ジェフリー・ワイルダー、F.S.などが作戦や部隊運営を分担しています。
参加組織ごとに異なる指揮系統を持っているため、それぞれの代表者が意見を出し合い、状況に応じて方針を決めることがZEXISの特徴です。再世篇では神隼人やラクス・クラインも指導者側へ加わり、破界篇以上に幅広い組織の意見が部隊運営へ反映されるようになりました。
| 人物 | ZEXISでの主な立場 |
| エルガン・ローディック | ZEXISの設立者・命名者 |
| 大塚茂 | エルガン直属の部下として指揮官へ命令を伝える |
| ゼロ | 実質的な最高指揮官。再世篇では招集コードを使用して部隊を再結成 |
| スメラギ・李・ノリエガ | 作戦立案を担当する主要指揮官 |
| ジェフリー・ワイルダー | マクロス・クォーター艦長として艦隊運用を担当 |
| F.S. | ドラゴンズハイヴを率いる指導者の一人 |
| 神隼人 | 再世篇から指導者側へ加わる |
| ラクス・クライン | 再世篇で合流し、指導者の一人として活動 |
エルガン・ローディック
エルガン・ローディックは、ZEXISを設立した中心人物です。世界各地で別々に活動していた組織へ働きかけ、国や勢力の枠を越えて共闘できる部隊を作るため、秘密裏に準備を進めていました。
「ZEXIS」という部隊名を付けたのもエルガンです。正式名称である「Z EXtra International Savers」には特別国際救助隊という意味があり、頭文字のZは対立する二つの陣営のどちらにも属さない第3の存在を表しています。
破界篇では、エルガンの手引きによってソレスタルビーイング、黒の騎士団、S.M.S、コスモクラッシャー隊などが合流し、国連平和維持理事会直属の国際救援部隊としてZEXISが結成されました。
再世篇でもエルガンは重要な役割を担っています。ゼロの招集コードによって元ZEXISメンバーが再集結した際には、部隊を「地球連邦所属の外部独立部隊」とする命令を発し、活動の正当性を確保しました。
これにより、再結成されたZEXISは反体制組織や正規軍からの離反者を多数含みながらも、地球連邦から独自の査察権と行動権を認められた部隊として活動できるようになります。
一方、エルガンは自分の目的や情報をすべて明かす人物ではありません。そのため、ZEXISを結成した本人でありながら、指揮官たちからは序盤から警戒されていました。
ZEXISには情報戦や裏切りを経験してきた組織が多く、エルガンの指示だからという理由だけで無条件に従うことはありません。設立者であるエルガンも疑いの対象となる点に、ZEXISの用心深い性質が表れています。
大塚茂
大塚茂はエルガン直属の部下であり、ZEXISの指揮官たちは基本的に大塚長官から伝えられる命令を受けて行動します。エルガンと各組織の指揮官をつなぐ立場にあり、部隊運営を支える重要な人物です。
ただし、大塚自身もエルガンの行動を全面的に信頼していたわけではありません。エルガンには不審な行動や説明不足の部分が多く、ほかの指揮官たちと同様に疑いを持っていました。
それでも、エルガン直属の部下という立場から、その不信感を簡単に表へ出すことはできません。疑問を抱えたまま命令を伝え、異なる組織の指揮官たちをまとめなければならない場面もありました。
エルガンと現場の双方に挟まれながら任務を進める必要があったため、ZEXISの中でも特に苦労の多い立場だったといえます。
ゼロ/ルルーシュ・ランペルージ
ゼロは黒の騎士団の総帥であり、ZEXISにおける実質的な最高指揮官です。優れた戦略眼と判断力を持ち、複数の組織が参加するZEXISの作戦をまとめる中心人物となりました。
破界篇の時点では、ZEXIS全体の指揮を最初から任されていたわけではありません。しかし、戦いを重ねる中で能力を認められ、破界事変の最終局面ではエルガンからZEXISの全権を委ねられます。
さらに、必要な時にZEXISを再び集められる機密の招集コードも託されました。このコードは、再世篇における部隊再結成の重要なきっかけとなります。
破界事変後、ZEXISのメンバーは地球連邦の弾圧や組織の壊滅によって各地へ分断されていました。聖インサラウム王国の出現によって世界が混乱する中、ゼロは招集コードを発信し、別々に活動していた仲間たちを再び集結させます。
破界篇ではエルガンが各組織を結び付けましたが、再世篇ではゼロの呼びかけに仲間たちが自ら応じました。ゼロは作戦を立てるだけでなく、ZEXISという部隊を再び一つにまとめた人物でもあります。
一方で、ゼロは地球連邦から見れば高い知名度を持つ反体制組織の指導者です。そのゼロが、地球連邦所属の外部独立部隊を実質的に指揮していることは、再世篇のZEXISが抱える複雑な立場を象徴しています。
スメラギ・李・ノリエガ
スメラギ・李・ノリエガは、ソレスタルビーイングの戦術予報士であり、ZEXISの主要な作戦指揮官の一人です。戦場の状況や敵の行動を分析し、部隊全体の作戦立案に関わります。
ZEXISには、モビルスーツ、スーパーロボット、ナイトメアフレーム、バルキリーなど、性能や運用方法の異なる機体が多数所属しています。これらを同じ作戦で動かすには、それぞれの特性を理解したうえで役割を割り振る必要があります。
スメラギは各部隊の能力を把握し、ゼロやほかの指揮官と協力しながら作戦を組み立てました。攻撃だけでなく、撤退や救助、複数部隊による同時作戦にも対応し、ZEXISの幅広い任務を支えています。
ゼロが戦略面から大局を動かす指揮官であるのに対し、スメラギは戦場での具体的な作戦を組み立てる役割を担っているといえるでしょう。
ジェフリー・ワイルダー
ジェフリー・ワイルダーはマクロス・クォーターの艦長であり、ZEXISの指導者の一人です。経験豊富な艦長として、艦隊の運用や所属部隊の指揮を担当しました。
マクロス・クォーターは破界篇から再世篇まで継続してZEXISへ所属した艦船であり、ジェフリーも長期にわたって部隊を支えています。大型艦でありながら高い機動性と戦闘能力を持つマクロス・クォーターは、ZEXISの移動や直接戦闘に欠かせない存在です。
ジェフリーはS.M.Sの責任者としてだけでなく、ZEXIS全体の状況を考えて行動します。独立性の強い各組織を尊重しながらも、必要な場面では艦長として冷静に判断し、部隊の安全を確保しました。
F.S.
F.S.はドラゴンズハイヴの指揮官であり、チームDをはじめとする戦力を率いる人物です。ZEXISの指導者の一人として、ほかの指揮官たちと共に作戦や部隊の方針を決定します。
破界篇では主にチームDを支援し、後に獣戦機隊やエイーダが加わります。再世篇ではグランナイツやGソルジャー隊なども合流し、ドラゴンズハイヴを母体とする戦力はさらに拡大しました。
再世篇ではドラゴンズハイヴ自体もZEXISへ合流し、大規模な移動基地として部隊を支えます。F.S.は多数のスーパーロボット部隊をまとめる立場から、ZEXISの戦力運用に関わりました。
神隼人
神隼人は、破界篇の時点ではZEXISの指導者側に含まれていませんでしたが、再世篇では指導者の一人として部隊運営に関わるようになります。
再世篇ではカミナシティ新政府に所属し、シモンや敷島博士たちと共にZEXISへ参加します。ゲッターチームとして数多くの戦いを経験しており、状況を冷静に分析できる人物として指揮官側へ加わりました。
ZEXISには軍隊としての統一された指揮系統がないため、さまざまな分野の経験を持つ人物が意見を出すことが重要です。隼人はゲッターチームや暗黒大陸側の戦力を代表し、再世篇の作戦に関わっています。
ラクス・クライン
ラクス・クラインは、再世篇で本格的にZEXISへ合流する指導者の一人です。破界事変では積極的な行動を控えていましたが、再世篇ではディアナ・ソレルやサンドマンたちと共に動き始めます。
ZEUTH側の人物として多くの仲間から信頼されており、ZEXISとZEUTHの関係をつなぐ存在でもあります。エターナルと共に合流した後は、組織や世界の違いを越えて協力するための中心人物となりました。
ゼロやスメラギのように戦場で細かな作戦を指示するだけでなく、多くの人物を精神的に支え、異なる勢力の意見をまとめる役割を担っています。
ZEXISの指導者に正規軍出身者がほとんどいない理由
ZEXISの指導者たちを見ると、正規軍に所属する現役軍人が中心ではないことが分かります。黒の騎士団を率いるゼロ、ソレスタルビーイングのスメラギ、民間軍事会社S.M.Sのジェフリー、ドラゴンズハイヴのF.S.など、いずれも通常の国家軍とは異なる組織に所属しています。
これは、ZEXISそのものが特定の国家へ従属しない部隊として作られたためです。大国同士の利権争いが激しくなる中で、正規軍の指揮官だけを中心にすれば、所属国の利益や命令に影響される可能性があります。
一方、ZEXISの指導者たちはそれぞれ独自の理念や判断基準を持ち、必要であれば国家や地球連邦の方針にも反対します。意見が一致しない場合もありますが、一つの権力に従わない複数の指導者が存在することで、部隊の中立性と独立性が保たれていました。
ZEXISはエルガンが設立した部隊ですが、エルガンだけの判断ですべてが決まる組織ではありません。ゼロ、スメラギ、ジェフリー、F.S.などが互いの考えを確認し、それぞれの組織を尊重しながら方針を決めています。
複数の指導者による慎重な判断は、結論が出るまでに時間がかかる場合もあります。しかし、一人の独断で部隊全体が動かされる危険を抑え、異なる立場の仲間が共に行動するためには欠かせない仕組みでした。
ZEXISとZEUTHの関係
ZEXISとZEUTHは、それぞれ異なる作品で結成されたプレイヤー部隊です。ZEUTHは前作『スーパーロボット大戦Z』で活動した部隊であり、ZEXISは『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』の世界で新たに結成されました。
もともとは別々の多元世界で活動していたため、部隊として直接的なつながりがあったわけではありません。しかし、次元転移によってZEUTHのメンバーが破界篇の世界へ飛ばされたことで、両部隊は共通の敵と戦うようになります。
破界篇の中盤以降は、ZEXISとZEUTHのメンバーが同じプレイヤー部隊として行動します。ガイオウとの最終決戦にも共に参加し、再世篇ではさらに多くのZEUTHメンバーがZEXISへ合流しました。
ZEUTHは前作『スーパーロボット大戦Z』のプレイヤー部隊
ZEUTHは、『スーパーロボット大戦Z』で多元世界の危機に立ち向かったプレイヤー部隊です。異なる世界や組織から集まったメンバーで構成されており、複数の作品の登場人物が一つの部隊として戦う点はZEXISと共通しています。
ただし、ZEUTHが結成された時代は、多元世界が成立した直後でした。世界情勢は非常に不安定で、異なる世界から集まった人々の間には考え方や情報の差がありました。
物語の途中では、ZEUTHがザフト組とアウトロー組に分かれて行動し、情報ネットワーク「UN」の影響によって両部隊の間に対立が生じています。
これに対してZEXISが活動する世界では、多元世界の成立から約20年が経過していました。各国や組織が独自の情報網を持ち、世界情勢も一定の安定を見せていたため、表部隊と裏部隊に分かれても深刻な対立へ発展しませんでした。
同じように異なる組織が集まった連合部隊ですが、結成された時代や世界情勢によって、部隊内の関係には違いが生まれています。
次元転移によってZEUTHのメンバーが現れる
破界篇では、前作の戦いを経験したZEUTHのメンバーが次元転移によって新たな世界へ飛ばされます。転移した人物たちは元の仲間と離れ、世界の状況も分からない状態から行動を始めました。
当初はそれぞれ別の場所で活動していましたが、物語が進むにつれてZEXISのメンバーと出会い、共通する敵へ対抗するために合流します。
ZEUTHのメンバーは多元世界での戦いを経験しており、次元転移や時空振動に関する知識を持っています。新たに結成されたZEXISにとって、彼らの経験は世界の異変を理解するうえでも重要でした。
戦力面でも、ZEUTHには強力なモビルスーツやスーパーロボットが所属しています。メンバーが順次加わったことで、ZEXISは結成当初よりも幅広い敵や戦場へ対応できる部隊となりました。
破界篇中盤から同じプレイヤー部隊として活動
破界篇の中盤以降は、ZEXISとZEUTHが実質的に一つのプレイヤー部隊として活動します。ゲーム上では部隊名を変更できなくなり、ZEXISの名称が自軍全体を表すものとして使われるようになります。
ただし、ZEUTHという組織が消滅したわけではありません。ZEUTHのメンバーは前作で共に戦った仲間としてのつながりを保ちながら、ZEXISの一員として行動しています。
ZEXIS側もZEUTHを外部から来た別部隊として遠ざけることはなく、共通の仲間として受け入れました。異なる世界で結成された二つの部隊は、世界を守るという目的を共有することで協力関係を築いていきます。
ZEUTHのメンバーには、過去の戦いで組織内部の分裂を経験した人物も多くいました。その経験は、ZEXISで同じ問題を繰り返さないための教訓にもなっています。
陰月でガイオウとの最終決戦に挑む
破界篇の最終局面では、ZEXISとZEUTHが共に陰月へ向かい、ガイオウとの決戦に挑みます。別々の世界で活動していた二つの部隊が、共通の脅威に対して力を合わせる重要な戦いです。
圧倒的な力を持つガイオウに対し、ZEXISとZEUTHは各組織の能力と、これまでの戦いで築いた連携を生かして対抗しました。最終的にガイオウを退け、世界の危機を乗り越えることに成功します。
この戦いは再世篇で「破界事変」と呼ばれるようになりました。しかし、ガイオウを退けた両部隊の功績は、地球連邦軍によって正しく伝えられませんでした。
戦いの終了後、ZEXISとZEUTHは一度解散します。メンバーはそれぞれの組織や生活へ戻りましたが、地球連邦による弾圧や新たな敵の出現によって、再び集まることになります。
再世篇ではさらに多くのZEUTHメンバーが合流
再世篇では、破界篇で共闘したメンバーに加えて、前作でZEUTHに所属していた多くの人物が新たにZEXISへ参加します。
ZONEの影響によってセツコ、ランド、メールが転移し、ZEXISと合流しました。破界事変では積極的な行動を控えていたラクス・クライン、ディアナ・ソレル、サンドマンたちも、再世篇では世界の状況を受けて動き始めます。
さらに、物語が進むとジャミルをはじめとする仲間たちも参加し、ZEUTH側の戦力はさらに充実しました。これにより、ZEXISには前作の主要メンバーが数多くそろうことになります。
ZEUTHのメンバーは、単なる援軍として加わったわけではありません。破界事変を共に戦った仲間として、ZEXISの方針決定や作戦にも関わっています。
ラクスはZEXISの指導者の一人となり、ZEUTH側の人物とZEXISの各組織をつなぐ役割を担いました。エターナルも運用艦船として加わり、部隊の移動やモビルスーツの運用を支えています。
ZEXISとZEUTHの違い
| 比較項目 | ZEXIS | ZEUTH |
| 主な登場作品 | 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇・再世篇 | スーパーロボット大戦Z |
| 結成された時代 | 多元世界成立から約20年後 | 多元世界成立直後 |
| 部隊の特徴 | 民間企業、反政府組織、傭兵などが中心 | 異なる世界や勢力から集まった連合部隊 |
| 分割行動 | 表部隊と裏部隊に分かれる | ザフト組とアウトロー組に分かれる |
| 分割後の関係 | 深刻な内部対立は発生しない | 情報の混乱により対立が発生 |
| 第2次Zでの立場 | 物語の中心となるプレイヤー部隊 | 次元転移後にZEXISへ合流 |
ZEXISとZEUTHには、異なる作品の人物が集まり、世界の危機へ対抗するという共通点があります。一方で、結成された世界の状況や参加組織の性質には違いが見られます。
ZEUTHは多元世界成立直後の混乱の中で作られたため、情報不足や思想の違いによる対立を経験しました。ZEXISはその約20年後に結成されており、情報収集の環境が整っていたことに加え、指揮官たちが過度な情報操作を警戒していました。
また、ZEXISは正規軍出身者が少なく、民間企業、傭兵、反政府組織が中心となっています。ZEUTHも多様な勢力で構成されていますが、ZEXISはより反体制的で、社会的な立場が不安定なメンバーが多い部隊です。
再世篇では両部隊の境界が薄れていく
再世篇まで進むと、ZEXISとZEUTHを明確に分ける必要性は次第に薄れていきます。破界事変を共に戦った経験があり、再世篇でも同じ部隊として数多くの敵に立ち向かうためです。
セツコ、ランド、ラクス、ディアナなど、ZEUTHを代表する人物がZEXISへ加わり、部隊の指導や作戦にも関わります。ZEXIS側のメンバーも彼らを異世界から来た協力者ではなく、信頼できる仲間として受け入れていました。
両部隊は名称や結成された経緯こそ異なりますが、国家や組織の利益ではなく、自分たちの意思で世界を守るという姿勢は共通しています。
ZEXISとZEUTHの協力は、異なる多元世界で戦った者たちが一つにつながったことを示しています。破界篇から再世篇にかけて、両部隊は別々の組織という枠を越え、多元世界全体を守る大規模な連合部隊へ発展していきました。
ZEXISとアロウズの共通点と違い
再世篇におけるZEXISは、地球連邦軍の外部独立部隊として活動しています。一方のアロウズも地球連邦に所属する組織であり、どちらも通常の正規軍とは異なる権限を持って行動していました。
ZEXISとアロウズは敵対関係にありますが、組織の立場だけを見ると似ている部分があります。ただし、目指しているものや権限の使い方は大きく異なり、実際の活動方針は正反対といえるでしょう。
| 比較項目 | ZEXIS | アロウズ |
| 所属 | 地球連邦所属の外部独立部隊 | 地球連邦に所属する独立治安維持部隊 |
| 組織の特徴 | 複数の民間組織や反体制勢力による連合部隊 | 地球連邦の体制を維持するために活動 |
| 主な権限 | 独自の査察権と行動権 | 強い権限を利用して反政府勢力を取り締まる |
| 地球連邦との関係 | 所属しながら連邦内部の不正にも対抗 | 地球連邦の支配体制を支える |
| 行動方針 | 組織や国家に縛られず人々を守る | 反政府勢力を武力で排除する |
| 周囲からの見られ方 | 結成経緯が不透明で、正規軍からも疑問視される | 強引な活動から反体制側と対立する |
どちらも地球連邦に所属する特殊部隊
ZEXISとアロウズに共通しているのは、地球連邦に所属しながら、通常の正規軍とは異なる立場で行動している点です。どちらも独自性の高い部隊であり、一般の地球連邦軍とは別の判断基準や指揮系統を持っています。
ZEXISには独自の査察権と行動権が認められており、必要と判断すれば地球連邦内部の組織も調査できます。そのため、同じ地球連邦に所属するアロウズやOZが相手であっても、不正や弾圧を確認した場合は交戦することが可能でした。
一方のアロウズも、地球連邦の治安維持を名目として強い権限を持っています。通常の軍隊よりも自由に行動できるため、反政府勢力や地球連邦に反発する人々を武力で取り締まっていました。
権限を使う目的は正反対
組織として似た立場にある一方、権限を使う目的は大きく異なります。ZEXISは、地球連邦内部の不正を調査し、組織の命令よりも人々の安全を優先して行動します。
所属するメンバーには黒の騎士団やソレスタルビーイングなど、地球連邦から反体制勢力と見なされる組織も少なくありません。しかし、ZEXISは一方的に体制を破壊することを目的としているのではなく、アロウズやOZによる弾圧を止め、新たな脅威から世界を守るために活動しています。
これに対してアロウズは、地球連邦の支配体制を維持するために権限を行使します。反政府勢力を排除し、地球連邦に従わない者を武力で抑え込むため、ZEXISとは正面から対立することになりました。
ZEXISも正規軍から疑問視されていた
再世篇のZEXISは、地球連邦軍に正式に認められた部隊ですが、その結成経緯は事情を知らない人物には分かりにくいものでした。
一度解散した部隊が、黒の騎士団を率いるゼロの招集コードによって再結成され、エルガンの命令だけで地球連邦所属の外部独立部隊となっています。さらに、所属メンバーの多くは反体制組織の構成員や正規軍からの離反者です。
地球連邦に所属しながらアロウズやOZと戦うこともあり、事情を知らない正規軍の兵士から見れば、ZEXISが味方なのか反政府勢力なのか判断しにくい状態でした。そのため、敵対組織だけでなく、地球連邦軍内部にもZEXISの存在を疑問視する者がいました。
似た立場でありながら進む方向は異なる
ZEXISとアロウズは、地球連邦に所属し、通常の正規軍とは異なる権限を持つという点では似ています。また、どちらも結成や活動の実態が一般には分かりにくく、周囲から警戒される組織でした。
しかし、アロウズが体制を守るために武力を使うのに対し、ZEXISは体制の内側から不正を調査し、人々を守るために行動します。同じ地球連邦所属の特殊部隊でありながら、目指す方向は正反対です。
再世篇における両組織の対立は、単純な地球連邦軍と反政府勢力の戦いではありません。地球連邦に所属する二つの特殊部隊が、それぞれ異なる正義と判断基準によって衝突する構図となっています。
ZEXISの戦力はどれほど強いのか
ZEXISは、破界篇から再世篇にかけて参加組織と運用戦力を大きく増やしています。破界篇の時点でも複数のガンダム、スーパーロボット、ナイトメアフレーム、バルキリーなどを保有していましたが、再世篇ではZEUTHの本格的な合流や新たな機体の参戦によって、世界の行方を左右するほどの大規模部隊へ成長しました。
特に再世篇の終盤では、ダブルオーライザー、ウイングガンダムゼロ、ガンダムDX、∀ガンダム、真ゲッタードラゴンなど、戦略級といえる戦力が集まります。単純な機体数だけでなく、地上・空中・宇宙・次元を越えた戦いに対応できる点も、ZEXISの強さを支える要素です。
| 主な戦力 | 特徴 |
| ダブルオーライザー | 高い機動力と強力な戦闘能力を持つ |
| ウイングガンダムゼロ | 高火力の武装と優れた戦闘性能を備える |
| ガンダムDX | サテライトキャノンによる大規模な攻撃が可能 |
| ガンダムX | サテライトキャノンを装備する強力なモビルスーツ |
| ∀ガンダム | 非常に高い性能を持ち、戦局を左右する存在 |
| 真ゲッタードラゴン | 巨大な規模と圧倒的な戦闘能力を持つ終盤の主力 |
破界篇では発展途中の連合部隊
破界篇のZEXISは、結成されたばかりの連合部隊です。ソレスタルビーイングのガンダム、黒の騎士団のナイトメアフレーム、S.M.Sのバルキリー、大グレン団のガンメンなど、さまざまな種類の機体が所属していました。
参加作品が異なるため、機体の性能や戦い方も大きく異なります。高速戦闘を得意とする機体、重装甲を生かして前線を支える機体、遠距離攻撃に優れた機体などを組み合わせることで、幅広い戦況へ対応できました。
一方、結成当初は組織間の連携が十分ではなく、作戦方針をめぐって意見が分かれることもありました。個々の機体は強力でも、部隊全体としての能力を完全に発揮するには、共闘を通じて信頼関係を築く必要があったのです。
その後、ZEUTHのメンバーが順次加わり、ZEXISの戦力はさらに拡大します。多元世界での戦いを経験したパイロットや指揮官が参加したことで、未知の敵や時空振動に対する対応力も高まりました。
再世篇では戦略級の機体が多数参加
再世篇になると、ZEXISには戦局そのものを変えられるほど強力な機体が多数集まります。参加者の増加に加え、既存の機体も強化され、破界篇よりも大幅に高い戦闘能力を持つ部隊となりました。
ダブルオーライザーは、高い機動力と強力な攻撃能力を備えています。ウイングガンダムゼロも、高火力の武装を持つ主力機としてZEXISの戦闘を支えました。
ガンダムDXとガンダムXは、サテライトキャノンによる大規模な攻撃が可能です。通常の敵部隊だけでなく、巨大兵器や大規模な戦力に対しても有効な攻撃手段となります。
さらに、∀ガンダムや真ゲッタードラゴンといった非常に強力な機体も加わりました。これらの戦力を同時に運用できるため、再世篇終盤のZEXISは一つの国家や軍隊では対抗しにくい脅威にも立ち向かえます。
多様な機体を組み合わせられることが強み
ZEXISの強さは、強力な機体が多いことだけではありません。異なる特徴を持つ機体を組み合わせ、戦場に応じた部隊編成ができる点も大きな強みです。
モビルスーツは機動力や射撃戦に優れ、ナイトメアフレームは小回りの利く戦いを得意としています。バルキリーは空中戦や高速移動で活躍し、スーパーロボットは高い耐久力と攻撃力によって強敵との正面戦闘を支えます。
さらに、ダイ・ガードのような民間企業が運用する機体や、トライダーG7のように会社の業務として出動するロボットも所属しています。兵器として設計された機体だけでなく、さまざまな事情で戦う機体が同じ部隊に集まっている点がZEXISらしい特徴です。
それぞれの機体が得意分野を担当することで、敵の種類や戦場の環境が変化しても柔軟に対応できます。単一の技術体系に依存しないため、未知の能力を持つ敵に対しても複数の手段を試すことが可能です。
多数の指揮官による作戦立案
ZEXISでは、ゼロやスメラギ・李・ノリエガをはじめ、複数の指揮官が作戦立案に関わっています。優れた機体をそろえていても、それぞれを適切に運用できなければ部隊全体の強さにはつながりません。
ゼロは戦略的な判断や敵の行動を利用した作戦を得意とし、スメラギは戦場の状況を分析して具体的な作戦を組み立てます。ジェフリー・ワイルダーやF.S.も、それぞれが率いる組織や艦船の特徴を生かしながら部隊運営に関わりました。
複数の指揮官が意見を出し合うため、判断に時間がかかる場合はあります。しかし、一人の指揮官だけでは把握しきれない多様な機体や組織を効率よく動かすうえで、この指揮体制は大きな意味を持っています。
また、指揮官同士が互いを無条件に信用しているわけではなく、作戦や情報を慎重に確認する点もZEXISの特徴です。警戒心の強さが過剰に働くこともありますが、敵の情報操作や裏切りによって部隊全体が混乱する危険を減らしていました。
複数の艦船による大規模な部隊運用
再世篇では、ZEXISが運用する艦船も増加しています。マクロス・クォーター、プトレマイオス2、斑鳩、タワー、ドラゴンズハイヴ、エターナルなど、異なる組織の母艦が同じ部隊で使用されました。
複数の艦船があれば、多数の機体を運搬・整備できるだけでなく、複数の地域へ戦力を分けて展開することも可能です。宇宙戦に対応する艦、航空戦力を運用する艦、大規模な整備能力を持つ移動基地など、それぞれが異なる役割を担っています。
破界篇では各組織が持ち寄った艦船を共同で運用する段階でしたが、再世篇では複数の母艦を使い分ける大規模な連合艦隊に近い体制となりました。
終盤に真ゲッタードラゴンが加わると、艦船としての移動・収容能力と、巨大兵器としての戦闘能力を同時に得ることになります。ZEXISは個別の戦闘だけでなく、世界規模の作戦を実行できる部隊へ成長しました。
ZEXISはαナンバーズに匹敵する戦力を持つ
再世篇終盤のZEXISは、歴代シリーズのプレイヤー部隊であるαナンバーズにも匹敵するほどの戦力を持つと考えられています。
αナンバーズには、イデオンをはじめ、惑星規模の破壊力を持つ機体や非常に強力なユニットが所属していました。そのため、両部隊の強さを単純に比較することはできません。
それでもZEXISには、真ゲッタードラゴン、∀ガンダム、ガンダムDX、ウイングガンダムゼロ、ダブルオーライザーなど、戦略級の機体が多数そろっています。部隊全体の規模や対応できる戦場の広さを考えれば、歴代でも上位に入る戦力を持つ部隊といえるでしょう。
さらに、ZEXISのメンバーは破界事変をはじめとする数多くの戦いを経験しています。機体の性能だけでなく、異なる組織や作品のパイロットが協力できる点も、部隊の総合力を高めていました。
強さの中心は機体ではなく仲間同士の連携
ZEXISには強力な機体がそろっていますが、部隊の強さを支えているのは兵器の性能だけではありません。異なる思想や立場を持つ者たちが、互いを認めながら共闘できることが最大の強みです。
破界篇では、組織ごとの考え方の違いから対立することもありました。しかし、戦いを重ねる中で信頼関係を築き、再世篇では表部隊と裏部隊に分かれる必要がほとんどなくなるほど結束が強まっています。
一度解散して各地へ散らばった後も、ゼロの招集コードに応じて多くのメンバーが再び集まりました。これは、ZEXISが単なる命令や利害関係によって成立している部隊ではないことを示しています。
高い戦闘能力を持つ機体、多数の艦船、優れた指揮官、そして破界事変を乗り越えて築かれた仲間同士の信頼が合わさることで、ZEXISは世界規模の脅威へ対抗できる部隊となりました。
ZEXISで戦死したメンバー(ネタバレあり)
ZEXISは、多くの組織や人物が集まって結成された大規模な部隊ですが、破界篇と再世篇の戦いでは仲間を失うこともありました。特にカミナ、初代ロックオン・ストラトス、敷島博士の死は、所属組織だけでなくZEXIS全体へ大きな影響を与えています。
彼らは戦いの途中で命を落としましたが、その意志や行動は残された仲間たちに受け継がれました。ZEXISの結束が強まった背景には、共に戦った仲間の死を乗り越え、その思いを未来へつなごうとしたメンバーたちの姿があります。
| 人物 | 戦死した作品 | 所属・関係組織 |
| カミナ | 破界篇 | 大グレン団 |
| ロックオン・ストラトス(初代) | 破界篇 | ソレスタルビーイング |
| 敷島博士 | 再世篇 | 早乙女研究所・カミナシティ新政府 |
カミナ
カミナは大グレン団の団長であり、破界篇でZEXISへ参加したメンバーの一人です。強い行動力と前向きな言葉で仲間を引っ張り、立場や所属の異なる人物が集まるZEXISの中でも大きな存在感を示しました。
細かな作戦や理屈よりも、自分と仲間の可能性を信じて前へ進む人物であり、その姿勢は大グレン団だけでなく、ZEXISの仲間たちにも影響を与えています。結成直後でまだまとまりきれていなかった部隊にとって、カミナの迷いのない行動は仲間を奮い立たせる力となりました。
しかし、カミナは破界篇の戦いの中で命を落とします。その死は大グレン団のメンバーに大きな悲しみを与え、特にシモンは深い喪失感を抱えることになりました。
それでも、カミナが残した言葉や生き方はシモンの中に受け継がれます。シモンは仲間の支えを受けながら立ち直り、カミナに代わって大グレン団を率いる存在へ成長していきました。
カミナの死は一人の仲間を失った出来事にとどまらず、シモンや大グレン団が次の段階へ進む転機となっています。再世篇では大グレン団の流れを受け継ぐカミナシティ新政府がZEXISへ参加し、カミナの意志は形を変えながら生き続けました。
ロックオン・ストラトス(初代)
初代ロックオン・ストラトスは、ソレスタルビーイングのガンダムマイスターとしてZEXISへ参加しました。狙撃を得意とする優れたパイロットであり、年長者として周囲の仲間を気遣う人物でもあります。
ソレスタルビーイングの中では仲間をまとめる役割を担い、ほかの組織のメンバーに対しても落ち着いた態度で接していました。思想や立場が異なる組織が集まるZEXISにおいて、人間関係を支える存在の一人だったといえます。
ロックオンは破界篇の戦いで命を落とし、その死はチーム・プトレマイオスの仲間たちに大きな衝撃を与えました。特にガンダムマイスターたちにとって、信頼できる仲間を失った悲しみは非常に大きなものでした。
しかし、ロックオンが抱いていた思いや、世界を変えようとした意志は残された仲間へ受け継がれます。ソレスタルビーイングは破界事変後に壊滅的な打撃を受けながらも活動を続け、再世篇では新たなメンバーを迎えてZEXISへ再び参加しました。
再世篇では二代目ロックオンが登場し、初代とは異なる人物としてガンダムマイスターを務めます。初代ロックオンの存在が消えるわけではなく、その死と意志を背負いながら、ソレスタルビーイングは新しい体制で戦い続けることになります。
敷島博士
敷島博士は、再世篇でカミナシティ新政府側のメンバーとしてZEXISへ参加します。ゲッター線や兵器に深く関わる研究者であり、独特な言動を見せながらも、ZEXISの戦力を技術面から支えました。
再世篇ではタワーがZEXISの運用艦船として加わり、ゲッターチームや暗黒大陸に関係するメンバーの拠点となります。敷島博士もタワーに乗り込み、仲間たちと共に戦いを続けました。
その後、タワーが特攻を行う場面で敷島博士は命を落とします。カミナやロックオンのように破界篇から長期間ZEXISで活動した人物ではありませんが、その死は再世篇における厳しい戦いを示す出来事の一つです。
タワーの喪失によってZEXISは重要な拠点を失い、仲間たちは再び大きな犠牲を経験します。それでも戦いを止めることはできず、敷島博士たちの行動を無駄にしないため、残されたメンバーは先へ進みました。
仲間の死がZEXISの結束を強めた
カミナとロックオンの死は、破界篇でまだ結成から間もなかったZEXISに大きな悲しみをもたらしました。所属する組織は異なっていましたが、共に戦った仲間の死として、部隊全体がその重さを受け止めています。
結成当初のZEXISでは、各組織の目的や思想の違いから意見が対立することもありました。しかし、危険な戦場を共に乗り越え、仲間を失う経験を共有したことで、参加者同士の関係は単なる協力相手から信頼できる仲間へ変わっていきます。
カミナの意志はシモンへ、初代ロックオンの思いはソレスタルビーイングの仲間たちへ受け継がれました。失われた人物が守ろうとしたものを残された者が引き継ぐことで、ZEXISは戦いを続ける理由を新たにしています。
再世篇でZEXISが再結成された際、メンバーの多くは命令だけで集まったわけではありません。破界事変を共に戦い、喜びや悲しみを共有した仲間を助けるため、自分の意思でゼロの招集コードに応えました。
敷島博士の死も含め、ZEXISが世界を守るために支払った犠牲は小さくありません。それでも、仲間の死によって部隊が崩壊するのではなく、その意志を受け継いで前へ進むことが、ZEXISの強さにつながっています。
戦死者の意志は次の世代へ受け継がれた
ZEXISで戦死した人物たちは、物語から完全に消えた存在ではありません。彼らが残した言葉や行動は、仲間たちの考え方や成長へ大きな影響を与えています。
カミナを失ったシモンは、一度は前へ進む力を失いますが、仲間に支えられながら自分自身の道を見つけます。やがて大グレン団を率いる存在となり、再世篇ではカミナシティ新政府の総司令官としてZEXISへ参加しました。
初代ロックオンを失ったソレスタルビーイングも、破界事変後の弾圧によって大きな損害を受けました。それでも組織を再編し、二代目ロックオンを迎えて活動を再開します。初代の死を乗り越えながら、戦争根絶を目指す意志を捨てることはありませんでした。
敷島博士の死後も、ゲッターチームやカミナシティ新政府のメンバーは戦いを続けます。仲間が命を懸けて切り開いた道を進み、より大きな脅威へ立ち向かいました。
ZEXISは、多様な組織が一時的に協力するだけの部隊から始まりました。しかし、共に戦い、仲間の死と意志を共有したことで、所属や世界の違いを越えた強い結び付きを持つようになります。戦死したメンバーが残したものは、ZEXISが破界篇から再世篇へ成長するうえで欠かせない要素となっています。
ZEXISにまつわる小ネタ
ZEXISは、国家に縛られない中立部隊として結成されましたが、破界篇から再世篇へ進むにつれて、その立場はより複雑になっていきます。特に再世篇では、名目上は地球連邦軍に所属しながら、アロウズやOZと戦う反体制組織に近い存在となりました。
こうした特殊な立場は、シナリオ上の会話だけでなく、戦闘時の演出やBGMにも表れています。ここでは、ZEXISに関する印象的な小ネタを紹介します。
敵増援用BGM「忌むべき訪問者」がZEXIS出撃時に流れる
『第2次スーパーロボット大戦Z』には、「忌むべき訪問者」というBGMが登場します。本来は、敵の増援や新たな脅威が戦場へ現れた際に使用される曲です。
しかし、再世篇ではZEXISが出撃する場面で、この「忌むべき訪問者」が流れることがあります。通常であれば敵側の登場を印象付けるBGMが、プレイヤー部隊の出撃に使われるという珍しい演出です。
再世篇のZEXISは、地球連邦所属の外部独立部隊という公的な立場を持っています。一方で、実際のメンバーには黒の騎士団、ソレスタルビーイング、反政府ゲリラ、正規軍からの離反者などが多く含まれていました。
アロウズやOZの側から見れば、ZEXISは自分たちの作戦を妨害し、戦況を大きく変える危険な存在です。そのため、敵側の視点ではZEXISの到着そのものが「新たな脅威の出現」に近く、「忌むべき訪問者」という曲名にも違和感がありません。
このBGM演出は、再世篇のZEXISが単なる正規軍の味方部隊ではなく、見る立場によっては恐れられる反体制勢力であることを印象付けています。
再世篇では部隊全体が裏部隊に近い
破界篇のZEXISは、社会的な立場を持つメンバーが中心の表部隊と、黒の騎士団やソレスタルビーイングなどが中心の裏部隊に分かれて行動することがありました。
しかし、再世篇では表部隊と裏部隊の区別がほとんど見られなくなります。反体制組織のメンバーだけでなく、OZやアロウズから離反した人物、傭兵、反政府ゲリラなども多数参加したためです。
その結果、ZEXIS全体が破界篇の裏部隊に近い性格を持つようになりました。地球連邦所属という名目はあるものの、実態としては地球連邦内部の権力に対抗する連合部隊となっています。
ただし、ZEXISは無条件に地球連邦を敵視しているわけではありません。独自の査察権と行動権に基づき、問題のある組織や人物を調査し、必要に応じて戦うという立場です。
地球連邦軍でありながら地球連邦内部の組織と交戦するという矛盾した立場が、再世篇のZEXISを特徴付けています。
結成経緯を知らない正規軍からも警戒されていた
再世篇でZEXISが再結成された経緯は、一般の地球連邦軍兵士から見ると非常に不透明です。一度解散した部隊が、反体制組織の指導者であるゼロの招集コードによって集まり、エルガンの命令によって突然、外部独立部隊として認められています。
さらに、所属メンバーの多くは地球連邦からテロリストと見なされていた人物や、正規軍から離反した者たちです。事情を知らなければ、正式な味方部隊なのか、地球連邦の名を利用している反政府組織なのか判断しにくい存在でした。
そのため、アロウズやOZだけでなく、通常の地球連邦軍の中にもZEXISを疑問視する人物が存在します。公的な権限を持ちながらも、周囲から全面的に信頼されていなかったことが分かります。
ZEXISとアロウズは立場だけなら似ている
ZEXISとアロウズは敵対する組織ですが、地球連邦に所属する特殊部隊という点では共通しています。どちらも通常の正規軍とは異なる権限を持ち、独自の判断で行動していました。
ただし、権限を使用する目的は正反対です。アロウズは地球連邦の支配体制を維持するため、反政府勢力を強硬な手段で排除します。一方、ZEXISは地球連邦内部の不正を調査し、アロウズやOZによる弾圧を止めるために行動しました。
外部から見れば、どちらも通常の軍隊とは異なる不透明な組織です。しかし、守ろうとしているものや行動の基準には大きな違いがあります。
ZEXISの用心深さは裏目に出ることもある
ZEXISには、情報を簡単に信用せず、複数の可能性を慎重に検討する指揮官がそろっています。ゼロやスメラギをはじめ、情報操作や裏切りを経験した人物が多いため、敵から与えられた情報だけでなく、味方からの指示についても疑いを持って確認していました。
部隊の設立者であるエルガンに対しても、行動の目的が明かされていないことから、指揮官たちは警戒しています。この慎重さは、異なる組織が集まったZEXISを守り、敵の策略による分裂を防ぐうえで役立ちました。
一方で、警戒心が強すぎるあまり、本来は疑う必要のない情報まで疑ってしまう場面もあります。用心深さはZEXISの長所ですが、判断を複雑にする原因にもなっていました。
命令ではなく個人の意思で集まった部隊
破界篇のZEXISは、エルガンの働きかけによって各組織が集められた部隊でした。参加者の中には、所属組織からの命令や仕事として合流した人物もいます。
しかし、再世篇ではゼロが招集コードを発信すると、各地へ散っていた仲間たちが再び集結しました。地球連邦による弾圧や冷遇を受け、それぞれが厳しい状況に置かれていたにもかかわらず、多くの人物が自分の意思でZEXISへ戻っています。
再結成時には、すでに活動していた組織だけでなく、敵対勢力から離反した人物や、ZEXISの考えに賛同した新たな仲間も加わりました。
破界篇では異なる組織をまとめるための連合部隊でしたが、再世篇では共に戦った仲間が自ら選んで戻る場所へ変化しています。この違いが、破界篇よりも再世篇の方が部隊全体の結束が強い理由の一つです。
ZEXISは見る立場によって評価が変わる
ZEXISはプレイヤー側から見れば、人々を守り、世界の危機へ立ち向かう部隊です。しかし、すべての国や組織から正義の味方として受け入れられていたわけではありません。
地球連邦の支配を維持したいアロウズやOZから見れば、ZEXISは命令に従わず、自分たちの計画を妨害する危険な敵です。一般の正規軍から見ても、テロリストや離反者を多く抱える不透明な組織に映ります。
一方、弾圧を受ける人々や反政府勢力にとっては、ZEXISは地球連邦の強権的な体制に対抗できる数少ない戦力でした。
正規軍、反政府組織、民間企業、傭兵が同じ部隊で戦うZEXISは、単純に善悪だけで分類できる組織ではありません。見る側の立場によって、国際救助隊にも、反体制勢力にも、脅威にも見える点が、ZEXISの複雑さと魅力につながっています。
ZEXISが第2次スーパーロボット大戦Zで果たした役割
ZEXISは、『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』と『再世篇』を通して、プレイヤー部隊として物語の中心に立つ組織です。単に多数のロボット作品の登場人物を集めた戦闘部隊ではなく、国家、組織、思想の違いを越えて協力するための受け皿として重要な役割を果たしました。
所属メンバーには、ソレスタルビーイングや黒の騎士団のような反体制組織、S.M.Sや傭兵などの独立戦力、竹尾ゼネラルカンパニーや株式会社21世紀警備保障といった民間企業が含まれています。さらに、別の多元世界から転移してきたZEUTHのメンバーも参加しており、一般的な正規軍とは大きく異なる構成です。
これほど立場の違う人物たちを一つの物語にまとめ、共通の敵へ立ち向かわせることが、ZEXISの基本的な役割となっています。
異なる作品の登場人物を結び付ける連合部隊
スーパーロボット大戦シリーズでは、異なる作品の登場人物が同じ世界で出会い、力を合わせて戦います。ZEXISは、そのクロスオーバーを物語上で成立させるための中心的な組織です。
参加者は、それぞれ異なる戦いを続けていました。ソレスタルビーイングは武力介入による戦争根絶を目指し、黒の騎士団はブリタニアへの抵抗を進めています。大グレン団は暗黒大陸で戦い、竹尾ゼネラルカンパニーや株式会社21世紀警備保障の社員は、企業活動の延長としてロボットを運用していました。
本来であれば行動目的の異なる組織ですが、エルガン・ローディックの働きかけによってZEXISへ集まり、世界規模の脅威に対抗します。ZEXISという共通の所属先が生まれたことで、各作品の登場人物が一時的な共闘にとどまらず、継続的に行動できるようになりました。
また、参加者の思想を無理に統一していない点も特徴です。自分たちの主義主張を捨てるのではなく、互いの立場を尊重したまま共通の目的へ向かっています。
国家に依存しない第3の勢力として行動
ZEXISの部隊名に使われている「Z」は、XでもYでもない第3の存在を意味します。これは、対立する二つの勢力のどちらかへ所属するのではなく、中立的な立場から行動するという部隊の性格を示したものです。
破界篇の世界では、大国同士の利権争いが激しくなっていました。各国の正規軍は自国の利益や命令を優先するため、国境を越えた危機や政治的に複雑な事件へ柔軟に対応することが難しくなっています。
ZEXISは、こうした国家間の事情に縛られず、人命救助や世界規模の脅威への対処を優先しました。破界篇では国連平和維持理事会直属の国際救援部隊、再世篇では地球連邦所属の外部独立部隊という公的な立場を与えられていますが、基本的な判断は自分たちで行っています。
所属する組織の命令や国家の利益ではなく、目の前の人々を守るために行動することが、ZEXISに共通する方針です。
反体制組織と民間組織が共闘する場所
ZEXISには、通常であれば同じ部隊に所属しないような組織が多数参加しています。政府からテロリストと見なされる黒の騎士団やソレスタルビーイングと、社会的な立場を持つ民間企業が共に戦っていることは、その代表例です。
破界篇では、こうした立場の違いに配慮し、表部隊と裏部隊に分かれて行動する場面がありました。公に活動できる組織が救援や交渉を担当し、非合法組織は秘密任務や敵組織への対応を進めています。
しかし、両部隊は対立する関係ではありません。役割を分担しながら同じ目的のために動き、戦いを重ねる中で互いの考え方を理解していきました。
再世篇では表部隊と裏部隊という区分がほぼなくなり、反体制組織、正規軍からの離反者、民間企業、傭兵が一つの部隊として行動します。異なる立場の人物をつなぎ、協力関係を築く場所となったことが、ZEXISの大きな役割です。
破界篇では寄せ集めの部隊が仲間へ変化
破界篇のZEXISは、エルガンの手引きによって結成されたばかりの部隊です。参加組織はそれぞれ異なる目的を持っており、作戦方針や敵への対応をめぐって意見が対立することもありました。
そのため、結成当初のZEXISは強力な機体を集めただけの連合部隊に近く、十分な信頼関係が築かれていたわけではありません。
それでも、共通の敵と戦い、危機を乗り越える中で、メンバーは互いの実力や考え方を認めるようになります。カミナやロックオン・ストラトスの死を共に受け止めたことも、組織の垣根を越えた結束につながりました。
最終的にはZEXISとZEUTHが協力し、陰月でガイオウを退けることに成功します。結成時には立場の違いから衝突していた人物たちが、一つの部隊として世界の危機を乗り越えるまでに成長したことが、破界篇の大きな流れです。
再世篇では地球連邦内部の腐敗に対抗
再世篇のZEXISは、破界篇とは異なる役割を担います。破界事変後に成立した地球連邦軍は、ZEXISとZEUTHの功績を奪い、黒の騎士団やソレスタルビーイングをはじめとする元メンバーへ弾圧を加えました。
地球連邦側へ参加したS.M.Sやコスモクラッシャー隊のメンバーも、OZやアロウズの台頭によって冷遇されます。かつて世界を守った仲間たちは、地球連邦の支配体制によって分断されることになりました。
その後、ゼロの招集コードによってZEXISが再結成されると、エルガンの命令により地球連邦所属の外部独立部隊として活動を開始します。
再世篇のZEXISには、独自の査察権と行動権が与えられました。これにより、地球連邦に所属しながら、連邦内部で不正や弾圧を行うアロウズやOZを調査し、必要に応じて戦うことが可能になります。
ZEXISは地球連邦そのものを無条件に否定するのではなく、その内部から誤った行動を正そうとする部隊として活動しました。
ZEUTHと第2次Zの世界をつなぐ役割
ZEXISは、前作『スーパーロボット大戦Z』のプレイヤー部隊であるZEUTHと、『第2次Z』の世界をつなぐ存在でもあります。
破界篇では、次元転移によって現れたZEUTHメンバーが順次ZEXISへ合流しました。彼らは多元世界成立直後の戦いや時空振動を経験しており、その知識は新たな世界で起こる異変を理解するために役立っています。
再世篇ではセツコ、ランド、メール、ラクス、ディアナをはじめ、さらに多くのZEUTHメンバーが合流しました。エターナルも運用艦船として加わり、両部隊の境界は次第に薄れていきます。
ZEXISという新たな部隊を中心にZEUTHの物語が引き継がれたことで、前作から続く多元世界の物語と、第2次Zで描かれる新しい世界の戦いが一つにつながりました。
強力な戦力を一つにまとめる指揮組織
ZEXISには、モビルスーツ、スーパーロボット、ナイトメアフレーム、バルキリー、ガンメンなど、異なる技術体系で作られた機体が多数所属しています。
それぞれの機体は性能や運用方法が異なり、所属組織ごとに独自の指揮系統も存在します。これほど多様な戦力を同時に運用するには、複数の指揮官による調整が欠かせません。
ゼロが全体の戦略を立て、スメラギ・李・ノリエガが具体的な作戦を組み立てます。ジェフリー・ワイルダー、F.S.、神隼人、ラクス・クラインなども、それぞれの組織や艦船を代表して部隊運営に関わりました。
一人の司令官がすべてを決めるのではなく、異なる立場の指導者が意見を出し合うことで、ZEXISの独立性と中立性が保たれています。
命令で集められた部隊から帰る場所へ変化
破界篇のZEXISは、エルガンによって異なる組織を集めて作られた部隊でした。参加者の中には、所属組織の命令や仕事の一環として加わった人物もいます。
一方、再世篇では一度解散したメンバーが、ゼロの招集コードに応じて自らの意思で戻ってきました。破界事変後に弾圧や冷遇を受けた者たちにとって、ZEXISは単なる任務上の所属先ではなく、信頼できる仲間がいる場所となっていたのです。
また、再世篇では元メンバーだけでなく、OZやアロウズなどから離反した人物も加わっています。過去の所属や立場ではなく、現在どのような意思を持って行動するかを重視する姿勢は、破界篇から続くZEXISの特徴です。
ZEXISは、異なる作品の登場人物を一つに集めるための組織から始まりました。しかし、物語が進むにつれて、参加者が互いを信頼し、自らの意思で戻ってくる場所へ変化しています。
国家、組織、世界の違いを越えて仲間が集まり、それぞれの正義を尊重しながら共通の脅威へ立ち向かうことが、『第2次スーパーロボット大戦Z』におけるZEXIS最大の役割といえるでしょう。
まとめ|ZEXISは立場を越えて結成された特別国際救助隊
ZEXIS(ゼクシス)は、『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』と『再世篇』でプレイヤー部隊として活動する組織です。正式名称は「Z EXtra International Savers」で、日本語では特別国際救助隊を意味します。
部隊名の頭文字である「Z」には、XとYのどちらにも属さない第3の存在という意味が込められています。大国間の利権争いが激しくなる世界で、特定の国家や陣営に縛られず、中立的な立場から人々を守るために結成されました。
ZEXISを設立し、部隊名を付けたのはエルガン・ローディックです。エルガンの働きかけによって、コスモクラッシャー隊、ソレスタルビーイング、黒の騎士団、S.M.Sなど、異なる目的を持つ組織が集められました。
さらに、竹尾ゼネラルカンパニーや株式会社21世紀警備保障といった民間企業、傭兵、反政府勢力、研究機関も参加しています。物語が進むと大グレン団や第303独立愚連隊、別の多元世界から転移してきたZEUTHのメンバーも合流し、大規模な連合部隊へ発展しました。
ZEXISの大きな特徴は、正規軍出身者が少ないことです。一般企業の社員や傭兵、政府からテロリストと見なされる組織が部隊の中心となっており、スーパーロボット大戦シリーズのプレイヤー部隊の中でも特殊な構成となっています。
破界篇では、参加者の過去や主義主張を必要以上に詮索しないという暗黙のルールがありました。異なる立場や事情を抱える人物が共闘を続けるため、過去よりも現在の行動を重視していたのです。
一方で、ZEXISの指揮官たちは非常に用心深く、部隊を設立したエルガンに対しても疑いの目を向けていました。情報操作や裏切りを警戒してきた人物が多いため、味方から与えられた情報であっても慎重に確認しています。
破界篇のZEXISは、国連平和維持理事会直属の国際救援部隊として結成されました。反政府組織を含む特殊な構成だったため、社会的な立場を持つメンバーが中心の「表部隊」と、非合法組織のメンバーが中心の「裏部隊」に分かれて行動することもあります。
この分割は、前作でZEUTHがザフト組とアウトロー組に分かれた状況と似ています。しかし、ZEXISでは二つの部隊による深刻な対立は起こりませんでした。
多元世界成立直後に活動したZEUTHとは異なり、破界篇の世界では多元世界の成立から約20年が経過しています。情報収集の手段が増え、各組織が複数の情報源を利用できたことも、内部対立を防いだ理由の一つです。
結成当初は、組織ごとの思想や戦う目的の違いから意見が衝突することもありました。それでも共闘を続ける中で互いの考えを理解し、違いを受け入れながら信頼関係を築いていきます。
破界篇の最終局面では、ZEXISとZEUTHが陰月でガイオウと戦い、これを退けることに成功しました。この戦いは、再世篇では「破界事変」と呼ばれています。
戦いが終わった後、ZEXISとZEUTHは一度解散し、参加者はそれぞれの組織や生活へ戻りました。しかし、彼らの功績が正当に認められることはありませんでした。
再世篇では、地球連邦軍が破界事変の功績を自分たちのものとして扱い、元ZEXISメンバーへの弾圧を始めます。黒の騎士団やソレスタルビーイングは壊滅的な被害を受け、コロニーのガンダムたちも散り散りとなりました。
地球連邦側へ参加したS.M.Sやコスモクラッシャー隊のメンバーも、OZやアロウズの台頭によって冷遇されます。さらに暗黒大陸も時空振動によって封鎖され、破界事変を共に戦った仲間たちは各地へ分断されました。
その後、聖インサラウム王国の出現による混乱の中で、ゼロがZEXISの招集コードを発信します。各地で活動していた元メンバーは呼びかけに応じ、再び一つの部隊として集結しました。
エルガンの命令によって、再結成されたZEXISは「地球連邦所属の外部独立部隊」という立場を得ます。さらに独自の査察権と行動権が認められたことで、地球連邦内部の組織も調査できるようになりました。
名目上は地球連邦軍の部隊ですが、黒の騎士団やソレスタルビーイング、反政府ゲリラ、正規軍からの離反者などが多数参加しています。そのため、再世篇のZEXISは地球連邦所属でありながら、反体制組織としての性格が強い部隊です。
独自の査察権を持つため、同じ地球連邦に所属するアロウズやOZが不正や弾圧を行っている場合は、戦闘を含めた対応が可能でした。地球連邦に従うのではなく、連邦内部から問題を正す役割を担っています。
ただし、再結成された経緯は一般の正規軍から見ると分かりにくく、ZEXISの存在を疑問視する人物もいました。ゼロが招集し、反体制組織のメンバーが多数所属しながら、地球連邦軍としてアロウズやOZと戦うという複雑な立場だったためです。
再世篇では、破界事変を共に戦った経験によって仲間同士の結束が強くなっています。破界篇のように表部隊と裏部隊へ分かれることはほとんどなく、組織全体が一つの部隊として行動しました。
運用する艦船も、破界篇のプトレマイオス、マクロス・クォーター、ダイグレン、月光号から、再世篇ではプトレマイオス2、斑鳩、タワー、ドラゴンズハイヴ、エターナル、真ゲッタードラゴンなどへ拡大しています。
戦力面でも、ダブルオーライザー、ウイングガンダムゼロ、ガンダムDX、ガンダムX、∀ガンダム、真ゲッタードラゴンなどが加わり、世界規模の戦いに対応できる部隊へ成長しました。
ZEXISの強さは、強力な機体や多数の艦船だけではありません。ゼロ、スメラギ・李・ノリエガ、ジェフリー・ワイルダー、F.S.、神隼人、ラクス・クラインなど、異なる組織の指導者が協力して部隊を動かしていることも大きな強みです。
また、カミナ、初代ロックオン・ストラトス、敷島博士といった仲間の死も、ZEXISのメンバーに大きな影響を与えました。彼らの意志は残された仲間へ受け継がれ、部隊の結束をさらに強めています。
ZEXISは、最初から一つにまとまっていた部隊ではありません。異なる思想や過去を持つ者たちが、共通の危機を前に協力し、戦いの中で互いを理解していった組織です。
破界篇ではエルガンによって集められた連合部隊でしたが、再世篇ではゼロの招集コードに仲間たちが自ら応じています。命令や利害関係によって作られた部隊から、信頼できる仲間が戻ってくる場所へ変化したといえるでしょう。
ZEXISについて押さえておきたい要点は、次の通りです。
- ZEXISの読み方は「ゼクシス」
- 正式名称は「Z EXtra International Savers」
- 日本語では特別国際救助隊を意味する
- 設立者と命名者はエルガン・ローディック
- 「Z」はどちらにも属さない第3の存在を表す
- 破界篇では国連平和維持理事会直属の国際救援部隊
- 再世篇では地球連邦所属の外部独立部隊
- ソレスタルビーイング、黒の騎士団、S.M.Sなどが参加
- 民間企業、傭兵、反政府勢力、ZEUTHも合流
- 再世篇ではゼロの招集コードによって再結成された
- 独自の査察権と行動権を持つ
- 地球連邦所属でありながらアロウズやOZと戦う
- 破界篇より再世篇の方が部隊の結束と戦力が強い
ZEXISは、国家や組織の違いを越え、自分たちの意思で世界を守ることを選んだ者たちの連合部隊です。正規軍では扱いにくい人物や組織も受け入れ、互いの過去や思想を尊重しながら共闘する姿は、『第2次スーパーロボット大戦Z』を象徴する要素の一つとなっています。