【ゼルダの伝説】マスターソードとは?誕生・能力・歴代作品での役割を解説

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【ゼルダの伝説】マスターソードとは?誕生・能力・歴代作品での役割を解説

『ゼルダの伝説』シリーズを象徴する武器のひとつが、「退魔の剣」とも呼ばれるマスターソードです。魔を封じる力を持ち、資格を認められた勇者だけが扱える剣として、主人公リンクとともに数々の戦いへ登場してきました。

マスターソードは『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』で初登場し、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』では女神の剣から誕生するまでの経緯が描かれています。ただし、入手場所や能力、物語上の役割は作品ごとに異なり、必ずしも攻撃力だけで最強の武器とは限りません。

本記事では、マスターソードの基本設定やデザイン、ファイとの関係、歴代作品での入手条件と役割を整理します。マスターソードが登場しない作品の代替武器や、外部作品・コラボでの扱いについてもまとめています。物語の重要な展開や最終決戦に関するネタバレを含むため、未プレイの作品がある場合はご注意ください。

マスターソードとは?退魔の剣の基本設定

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マスターソードは、『ゼルダの伝説』シリーズに登場するハイラル王国ゆかりの剣です。邪悪な存在へ対抗し、魔を封じる力を備えていることから、作中では「退魔の剣」とも呼ばれています。主人公リンクを象徴する装備のひとつですが、誰でも自由に扱える武器ではなく、剣から資格を認められた勇者だけが手にできる特別な存在です。

項目内容
名称マスターソード
英語名Master Sword
別名退魔の剣
初登場作品ゼルダの伝説 神々のトライフォース
主な使い手リンク
主な役割魔の封印、結界の解除、ガノンやガノンドロフへの対抗
主な安置場所迷いの森、時の神殿、ハイラル城、森の聖域、コログの森など

シリーズで初めて登場したのは、1991年に発売された『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』です。同作では迷いの森の奥にある台座へ納められており、力・知恵・勇気の3つの紋章を集めたリンクが引き抜きます。その後はハイラル城を覆う結界を破り、ガノンとの戦いへ進むための重要な剣として使用されました。

初登場以降も、『時のオカリナ』『風のタクト』『トワイライトプリンセス』『ブレス オブ ザ ワイルド』『ティアーズ オブ ザ キングダム』など、シリーズを代表する作品に登場しています。作品ごとに時代やリンクは異なりますが、ハイラルが大きな危機を迎えたときに現れ、勇者の力となる基本的な役割は共通しています。

資格を認められた勇者だけが扱える

マスターソードは強い力を持つだけでなく、使い手を選ぶ剣でもあります。悪しき心を持つ者は触れることさえできないとされ、正しい心と勇者としての資格を備えた人物だけが台座から引き抜けます。ゲーム本編では、歴代の主人公であるリンクが使い手に選ばれるのが基本です。

ただし、資格を得るための条件は作品によって異なります。『神々のトライフォース』では3つの紋章、『時のオカリナ』では3つの精霊石と時のオカリナが必要です。『ブレス オブ ザ ワイルド』では引き抜く際にリンクの生命力が試され、通常のハートが13個以上なければ耐えることができません。続編の『ティアーズ オブ ザ キングダム』では、ハートではなく一定量のがんばりゲージが求められます。

このように、単に台座を発見するだけでは入手できず、それまでの冒険で得た力や成長が試される仕組みになっています。マスターソードの入手場面は、リンクが勇者として認められたことを示す重要な節目でもあります。

森や神殿の台座に安置されていることが多い

マスターソードは、聖域に置かれた台座へ突き立てられた状態で登場することが多い剣です。初登場作品では迷いの森、時のオカリナでは時の神殿、風のタクトでは海底のハイラル城、トワイライトプリンセスでは森の聖域、ブレス オブ ザ ワイルドではコログの森に納められています。

保管場所は作品ごとに異なりますが、人々が簡単に立ち入れない聖域や、ハイラルの歴史と深く結びついた場所が選ばれています。台座そのものが封印の一部になっている場合もあり、剣を引き抜くことで物語が大きく動き出します。『風のタクト』では止まっていたハイラル城の時間が再び動き、『ゼルダ無双』ではガノンドロフの魂を抑えていた封印が弱まるなど、剣の入手が新たな危機につながる例もあります。

リンクがマスターソードを台座から引き抜く場面では、『神々のトライフォース』から受け継がれている印象的なメロディが使われます。作品に合わせて音色や編曲は変化していますが、基本となる旋律は共通しており、マスターソードの登場を知らせるシリーズ恒例の演出になっています。

必ずしも攻撃力だけで最強とは限らない

マスターソードは伝説の剣として扱われていますが、すべての作品で攻撃力が最も高いとは限りません。『時のオカリナ』ではダイゴロン刀の方が通常時の攻撃力で上回り、『ブレス オブ ザ ワイルド』や『ティアーズ オブ ザ キングダム』にも、条件次第でマスターソードより大きなダメージを与えられる武器が存在します。

一方で、マスターソードには一般的な武器では代用できない役割があります。邪悪な結界を破る、魔王へ最後の一撃を与える、特定の敵を相手に本来の力を解放するといった退魔の剣ならではの性質です。そのため、純粋な攻撃力だけで強さを判断するのではなく、物語上の重要性や特殊な効果を含めて評価する必要があります。

また、マスターソードはすべての『ゼルダの伝説』作品に登場するわけではありません。ハイラル王国以外が舞台となる『夢をみる島』や『ムジュラの仮面』などでは登場せず、代わりにコホリントの剣や金剛の剣といった作品独自の武器が用意されています。初代『ゼルダの伝説』にもマスターソードは存在せず、ホワイトソードとマジカルソードが強力な剣として登場しました。

  • ハイラル王国に伝わる「退魔の剣」
  • ゲーム本編では主にリンクが使い手となる
  • 勇者としての資格や十分な力がなければ引き抜けない
  • 森や神殿などの聖域にある台座へ納められていることが多い
  • 攻撃力だけでなく、魔の封印や結界の解除に重要な役割を持つ
  • 舞台や物語によっては登場しない作品もある

近年の作品や外部出演では、青いハイリアの盾と組み合わせたリンクの標準装備として描かれることも増えています。ただし、マスターソードとハイリアの盾は必ず同じ由来を持つ一対の神器というわけではなく、それぞれの設定や入手方法は作品によって異なります。マスターソードはあくまで魔を封じる勇者の剣として、ハイラルの歴史をつなぐ象徴的な役割を担っています。

マスターソードのデザインと主な能力

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マスターソードは作品ごとに色合いや細部が調整されていますが、基本的なデザインはシリーズを通して受け継がれています。また、単に攻撃力の高い剣としてではなく、魔を封じる力や結界の解除、ソードビームなど、物語とゲームシステムの両方に関わる能力を備えています。

特徴・能力主な内容代表的な作品
退魔の力魔王や邪悪な存在へ対抗するシリーズ各作品
結界の解除魔力で閉ざされた場所への道を開く神々のトライフォース、神々のトライフォース2
封印の維持魔や邪念を台座へ封じ込める風のタクト、ゼルダ無双
ソードビーム剣先から遠距離攻撃を放つ神々のトライフォース、ブレス オブ ザ ワイルドなど
スカイウォード剣を掲げて集めた光を放つスカイウォードソード
時代の移動台座への抜き差しで7年の時を行き来する時のオカリナ
呪いの解除リンクにかけられた魔力を取り除くトワイライトプリンセス
自己修復力を失っても時間経過などで再使用できるブレス オブ ザ ワイルド、ティアーズ オブ ザ キングダム

翼を広げたような鍔とトライフォースの紋章

マスターソードの外見で特に印象的なのが、鳥が左右へ翼を広げたような形をした鍔です。鍔の中央には菱形の装飾がはめ込まれ、剣身の根元にある幅の広い部分には、ハイラル王国の秘宝であるトライフォースの紋章が刻まれています。

柄と鍔は青や紫を基調とした色合いで描かれることが多く、刀身は左右に刃を持つ長剣になっています。リンクが片手で扱えるため、作品によってはハイリアの盾と同時に装備可能です。緑色または青色の衣装、ハイリアの盾、マスターソードという組み合わせは、近年のリンクを代表する姿として定着しています。

ただし、すべての作品で全く同じ形をしているわけではありません。キャラクターの体格や作品の画風に合わせて刀身の長さ、鍔の大きさ、柄の色などが調整されています。『風のタクト』ではデフォルメされたリンクに合わせて刀身が短く太い形となり、『トワイライトプリンセス』では全体的に細く鋭い印象へ変化しています。

剣の状態によって外見が変化する

作品によっては、マスターソードが持つ力の状態が外見にも表れます。『風のタクト』では退魔の力を失った状態で鍔が閉じており、賢者の祈りによって力を取り戻すと、翼を広げるように鍔が開いて本来の姿へ変化します。鞘から抜いた際に刀身が輝くようになるため、能力の回復を外見からも確認できます。

『ブレス オブ ザ ワイルド』では、100年前の戦いで傷ついた剣身が錆びた状態で描かれました。コログの森で長い時間をかけて回復し、リンクが再び手にしたときには本来の姿を取り戻しています。ガーディアンやカースガノンなど、厄災ガノンの影響を受けた敵に近づくと青い光を帯び、退魔の剣として覚醒します。

『ティアーズ オブ ザ キングダム』では、ガノンドロフの瘴気を受けたことで刀身の大部分が朽ちています。その後、長い年月にわたって聖なる力を浴び続けたことで再生するため、破損した姿と修復された姿の両方が物語を象徴するデザインとして使われました。

魔を封じて結界を破る退魔の力

マスターソードの中心となる能力は、邪悪な力を退ける退魔の力です。ガノンやガノンドロフなどの魔王へ致命的な一撃を与えられるほか、通常の武器では破壊できない魔力の結界を解除するためにも使用されます。

『神々のトライフォース』と『神々のトライフォース2』では、ハイラル城を覆う結界を破るために必要です。『トワイライトプリンセス』ではザントの魔力によって狼の姿へ変えられたリンクを人間へ戻し、さらに影の世界でソルの力を宿すことで、周囲を覆う黒い霧を振り払えるようになります。

退魔の力は敵を斬るためだけの能力ではありません。『風のタクト』では海底のハイラル城を静止させていた封印の鍵となり、『ゼルダ無双』ではガノンドロフの魂の欠片や邪念を神殿へ封じる役目を担っています。そのため、剣を台座から抜く行為が必ずしも状況を良くするとは限らず、封印が解けて新たな危機を招く場合もあります。

遠距離から攻撃できるソードビーム

一部の作品では、マスターソードを振ることで剣先から光の斬撃を放てます。一般的にソードビームと呼ばれる能力で、離れた敵を攻撃したり、広い範囲の敵をまとめて攻撃したりすることが可能です。

『神々のトライフォース』や『神々のトライフォース2』では、リンクの体力が満タンのときに剣を振るとビームが発生します。『ブレス オブ ザ ワイルド』と『ティアーズ オブ ザ キングダム』でも、基本的にはハートが最大の状態で使用できますが、通常攻撃ではなく武器を投げる操作に割り当てられています。

ただし、ソードビームはマスターソードだけが持つ能力ではありません。初代『ゼルダの伝説』では最初に入手する剣からビームを放つことができ、『夢をみる島』や『知恵のかりもの』など、マスターソードが登場しない作品にも同様の能力を備えた剣があります。それでも、マスターソード入手後に初めて使用可能となる作品では、リンクが大きく成長したことを分かりやすく示す能力として機能しています。

光を集めて放つスカイウォード

『スカイウォードソード』では、剣を上空へ掲げることで光を集め、その力を斬撃として放つ「スカイウォード」を使用できます。体力満タンを条件とする一般的なソードビームとは異なり、剣へ光が十分に集まれば使用可能です。

スカイウォードは遠距離攻撃として役立つだけでなく、特定の仕掛けを起動する謎解きや、ボスへ有効な攻撃を加える手段としても使われます。斬る方向によって光の飛び方が変わり、突きを繰り出せば一点へ向けて放つこともできます。戦闘と探索の両方に関わる、『スカイウォードソード』を代表する能力です。

ファイの存在を思わせる意思と自己修復能力

マスターソードには、自ら使い手を選び、危機を知らせるような意思が存在することを思わせる描写があります。その背景にあるのが、『スカイウォードソード』で女神の剣に宿っていた精霊ファイです。物語の最後にファイは剣の中で眠りにつきますが、後の時代でもその存在を感じさせる場面があります。

『ブレス オブ ザ ワイルド』では、マスターソードが光や音によってゼルダへ何かを伝え、ゼルダも剣を「貴女」と呼んでいます。また、同作以降は傷ついた剣身が時間の経過によって回復する性質も強調されました。一般の武器が壊れて消滅する中、マスターソードだけは一時的に力を失っても再び使用可能になります。

  • 翼を広げたような鍔とトライフォースの紋章が基本デザイン
  • 力を失った状態や覚醒状態によって外見が変化する
  • 魔王への攻撃、結界の解除、呪いの浄化に使用される
  • 一部作品ではソードビームやスカイウォードを放てる
  • 封印を維持する鍵として台座に納められている場合がある
  • ファイの存在を思わせる意思や自己修復能力が描かれている

マスターソードの誕生|女神の剣から完成するまで

アニメ系トレカ/ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド カードキャンディ 23:ゼルダ(マスターソード)

マスターソードの誕生経緯は、シリーズの時系列で最も古い時代を描いた『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』で明かされました。最初から「マスターソード」という名称だったわけではなく、女神ハイリアが選ばれた勇者のために残した「女神の剣」が、リンクの冒険を通して段階的に成長したものです。

段階剣の名称強化に関わる力
初期女神の剣女神ハイリアが勇者のために残した剣
1段階目女神の長剣フロルの炎
2段階目女神の白刃剣ネールの炎
3段階目マスターソードディンの炎
最終段階真のマスターソードゼルダが宿す女神の力

女神ハイリアが勇者のために残した女神の剣

『スカイウォードソード』の舞台となる時代では、人々は大地から切り離された天空の島「スカイロフト」で暮らしています。スカイロフトにそびえる女神像の内部には、後にマスターソードとなる女神の剣が安置されていました。

女神の剣は、魔族の王が再び現れる事態に備え、女神ハイリアが未来の勇者へ託した剣です。ただし、この時点では後世のマスターソードより刀身が短く、剣が持つ力も十分ではありません。リンクが各地を巡って聖なる力を集めることで、完成へ近づいていきます。

剣の中には、女神ハイリアによって生み出された精霊ファイが宿っています。ファイはリンクを女神の剣へ導き、冒険中は目的地や敵の特徴、攻略に必要な情報などを伝えます。人間とは異なる無機質な話し方をしますが、リンクを「マスター」と呼び、終焉の者を倒すという使命を果たすために行動をともにします。

女神の剣には、ファイの力を使って人物やアイテムなどを探す「ダウジング」機能があります。剣を特定の方向へ向けることで、探している対象から発せられる反応を確認できる能力です。戦闘だけでなく探索にも使える点が、後世のマスターソードとは異なる特徴になっています。

3つの聖なる炎でマスターソードへ成長

女神の剣を成長させるため、リンクは大地の各地に存在する3つの聖なる炎を探します。フロル、ネール、ディンという女神に関係する炎で剣を順番に鍛えることで、刀身の形状や能力が変化していきます。

最初にフロルの炎を受けると、女神の剣は「女神の長剣」へ成長します。名前のとおり刀身が長くなり、剣としての攻撃力も上昇します。未完成だった女神の剣が、後世のマスターソードに近い姿へ変化する最初の段階です。

続いてネールの炎を受けると、剣は「女神の白刃剣」へ強化されます。刀身が白く輝くようになり、ダウジングの対象を増やすなど、ファイが持つ探索能力も拡張されます。外見も、青を基調とした柄と翼を思わせる鍔を備えた、マスターソードに近いものになります。

最後にディンの炎で鍛えられると、女神の白刃剣は「マスターソード」へ変化します。3つの聖なる炎を宿したことで、古代へつながる「時の扉」を復活させられるほどの力を獲得します。ただし、この段階でも剣の完成にはもうひとつ必要なものが残されていました。

  • フロルの炎によって女神の長剣へ成長する
  • ネールの炎によって女神の白刃剣へ強化される
  • ディンの炎によってマスターソードが完成する
  • 3つの炎を宿すことで時の扉を復活させる力を得る

ゼルダの力で真のマスターソードが完成

時の扉の先でリンクが再会したゼルダは、女神ハイリアの記憶と使命を受け継ぎ、大地の巫女として覚醒していました。ゼルダが宿している聖なる力をマスターソードへ授けることで、剣は最終段階である「真のマスターソード」へ変化します。

真のマスターソードは、生命力の源となるフォースの力を備えた退魔の剣です。刀身や鍔が輝き、魔族の王である終焉の者と戦うために必要な力を獲得します。リンクは完成したマスターソードを手に終焉の者へ挑み、雷とスカイウォードを利用しながら決戦を繰り広げます。

戦いの末に終焉の者は敗れますが、その肉体を倒しただけでは完全に消滅しません。リンクは残された思念をマスターソードの刀身へ吸収させ、剣の中へ封印します。この出来事によって、マスターソードは魔を倒す武器であると同時に、邪悪な存在を封じる剣としての役割も持つようになりました。

ファイはマスターソードの中で眠りにつく

終焉の者との戦いが終わると、ファイは自分の使命が完了したことをリンクへ伝えます。リンクとの冒険で得た記録を語り、別れを告げた後、マスターソードの内部で眠りにつきました。

その後、マスターソードは地上にある封印の神殿の台座へ納められます。『スカイウォードソード』の時代に完成した剣が長い年月を経て受け継がれ、後世の『時のオカリナ』『神々のトライフォース』『ブレス オブ ザ ワイルド』などに登場するマスターソードへつながっていきます。

後の作品ではファイ本人が姿を現すことはありませんが、その存在を思わせる演出が残されています。『ブレス オブ ザ ワイルド』では剣が光や音によってゼルダへ何かを伝え、ゼルダもマスターソードを女性に対する呼び方である「貴女」と表現しています。この場面では、ファイが現れる際に使われた効果音も流れます。

『ティアーズ オブ ザ キングダム』でも、ゼルダは傷ついたマスターソードから役目を託されたような形で剣を受け取ります。ファイが完全に目覚めていると明言されているわけではありませんが、剣の中に意思が残っていることを感じさせる描写です。

初登場時の伝承と後に明かされた誕生設定

マスターソードが初登場した『神々のトライフォース』では、トライフォースが悪しき者の手に渡る事態を危惧した人々が、神のお告げに従って退魔の剣を作ったという伝承が示されていました。当時はファイや女神の剣という設定がなく、誰がどのような過程で鍛えたのかについても、後の作品ほど詳しく描かれていません。

その後に発売された『スカイウォードソード』で、女神ハイリアが用意した女神の剣をリンクが聖なる炎で鍛え、ゼルダの力によって完成させたという具体的な起源が明かされました。『神々のトライフォース』に残る話は、長い年月を経てハイラルに伝わった伝承として捉えることができます。

つまり、マスターソードは一人の鍛冶職人が作った通常の武器ではありません。女神ハイリアの計画、ファイの導き、リンクの冒険、3つの聖なる炎、ゼルダの聖なる力が重なって完成した剣です。こうした誕生経緯があるため、後の時代でも勇者とゼルダをつなぎ、魔王へ対抗するハイラルの象徴として受け継がれています。

マスターソードが登場する歴代作品一覧

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マスターソードは『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』で初登場して以降、本編作品や『ゼルダ無双』シリーズなどに登場しています。作品ごとにリンクやゼルダは別の時代を生きる人物であり、マスターソードの安置場所、入手条件、能力、最終的な行方も異なります。

以下の表では、移植版やリメイク版を個別に分けず、マスターソードが物語やゲームシステムに関係する主な作品を発売順で整理しています。『ゼルダ無双 封印戦記』については完成したマスターソード本体ではなく、『ティアーズ オブ ザ キングダム』の冒頭で欠けた剣先が関係する形で掲載しています。

作品名主な登場・入手場所物語上の役割
ゼルダの伝説 神々のトライフォース迷いの森ハイラル城の結界を破り、ガノンへ対抗する
BSゼルダの伝説 古代の石盤迷いの森怨念の結界を解除し、ガノンとの決戦への道を開く
ゼルダの伝説 時のオカリナ時の神殿聖地への鍵となり、7年間の時代をつなぐ
ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章・時空の章リンクシステムによる入手レベル3の剣として使用できるが、物語上は必須ではない
ゼルダの伝説 4つの剣特定条件の達成後条件を満たすと使用できるが、物語には関係しない
ゼルダの伝説 風のタクト海底のハイラル城失われた退魔の力を取り戻し、ガノンドロフを封じる
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス森の聖域リンクの呪いを解き、時の神殿への道を開く
ゼルダの伝説 スカイウォードソード女神の剣から成長マスターソードの誕生と終焉の者の封印を描く
ゼルダの伝説 神々のトライフォース2迷いの森ハイラル城の結界を破り、2段階の強化が可能
ゼルダ無双聖剣の神殿ガノンドロフの魂の欠片を封じる鍵となる
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドコログの森厄災ガノンの影響下で本来の力を発揮する
ゼルダ無双 厄災の黙示録コログの森アストルからゼルダを守るためリンクが引き抜く
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム白龍朽ちた剣が長い年月をかけて修復される
ゼルダ無双 封印戦記欠けた剣先剣先が謎のゴーレムに関係し、封印戦争を陰から支える

マスターソードが登場する作品では、冒険の中盤に入手する場合が多くなっています。序盤から使用する通常の剣より高い攻撃力を持ち、入手後はハイラル城や敵の拠点など、物語の中心となる場所へ進めるようになるのが基本的な流れです。

一方、『ブレス オブ ザ ワイルド』ではストーリーの進行状況に関係なく、必要なハートを用意すれば入手できます。『ティアーズ オブ ザ キングダム』でも、複数の方法で剣の居場所を知ることができ、入手する時期はプレイヤーの進め方によって変わります。シリーズが進むにつれて、決められた順番で手に入れる重要アイテムから、探索によって発見する武器へと入手方法も変化しています。

また、リンクがマスターソードを引き抜くことで封印が解け、敵側の力まで戻ってしまう作品があります。マスターソードは魔を封じる剣であると同時に、台座へ納められている状態では封印を維持する鍵としても機能しているためです。

  • 迷いの森や神殿など、聖域の台座に納められていることが多い
  • 入手には紋章、精霊石、ハート、がんばりゲージなどの条件がある
  • 結界の解除や時代の移動など、武器以外の用途も持つ
  • 作品によっては鍛冶屋、鉱石、試練などで強化できる
  • 最終決戦後は再び台座へ戻されることが多い
  • 本体ではなく、力を失った姿や欠けた剣先だけが登場する場合もある

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』でのマスターソード

マスターソードがシリーズで初めて登場した作品です。ハイラル王国北西部に広がる迷いの森の奥に安置されており、リンクは「力の紋章」「知恵の紋章」「勇気の紋章」を集めることで、台座から引き抜く資格を得ます。

迷いの森には本物に似せた台座と剣が複数置かれています。偽物は3つの紋章を持っていなくても引き抜けますが、装備することはできず、岩やツボのように持ち上げて投げるだけです。本物のマスターソードがある場所は森の最深部にあり、剣を引き抜くと周囲の霧が晴れて景色の印象も変化します。

マスターソードを入手する目的は、司祭アグニムがハイラル城へ張った魔力の結界を破ることです。リンクは剣の退魔の力を使って城の深部へ進み、ゼルダを救出しようとします。ただし、その後は闇の世界へ向かうことになり、マスターソードを手に入れた時点は物語全体の中盤にあたります。

入手直後のマスターソードはレベル2の剣として扱われ、青白い刀身を持っています。リンクの体力が満タンなら、剣を振るたびにソードビームを放つことが可能です。ただし、剣そのものを強化してもビームの威力は上がらず、基本的な威力は最初の剣に相当します。

剣の段階刀身の色強化方法
マスターソード(レベル2)青白色3つの紋章を集め、迷いの森で引き抜く
強化された剣(レベル3)赤色鍛冶屋にマスターソードを鍛えてもらう
最終強化された剣(レベル4)金色闇の世界にある泉へレベル3の剣を投げ入れる

闇の世界へ進んだ後は、マスターソードを2段階強化できます。最初に鍛冶屋へ預けることで刀身が赤いレベル3の剣となり、その後、ピラミッド内部の泉にいる大妖精の力を借りることで、金色に輝くレベル4の剣へ変化します。

強化には順番があり、レベル2のマスターソードを直接泉へ投げ入れてもレベル4にはなりません。先に鍛冶屋でレベル3へ強化しておく必要があります。最終段階まで強化すると攻撃力が大きく上がり、それまで斬りかかると反撃を受けていた一部の敵にも通常攻撃が通るようになります。

ラスボスのガノンへ通常攻撃でダメージを与えるには、基本的にレベル3以上の剣が必要です。ただし、未強化のマスターソードでも回転斬りを使用すればダメージを与えられます。剣を最後まで強化していなくても退魔の力そのものは失われておらず、攻撃方法によってガノンへ対抗できる仕組みです。

すべての戦いが終わると、リンクはマスターソードを迷いの森の台座へ戻します。エンディングでは、マスターソードが再び眠りについたことを示すメッセージが表示されます。勇者が剣を持ち去るのではなく、役目を終えた後に元の場所へ返す流れは、その後のシリーズにも受け継がれました。

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』でのマスターソード

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のマスターソードは、ハイラル城下町にある時の神殿の台座へ安置されています。トライフォースが眠る聖地への道を開く最後の鍵であり、リンクは物語前半の目的として、マスターソードを引き抜くために各地を冒険します。

項目内容
安置場所時の神殿にある時の扉の奥
入手に必要なもの森・炎・水の精霊石、時のオカリナ
主な役割聖地への鍵、7年間の時代移動
装備できる時代大人時代
ソードビーム使用不可
最終決戦ガノンへとどめを刺すために必要

マスターソードが置かれている時の扉を開くには、森・炎・水の精霊石を集めたうえで、ゼルダから託された時のオカリナを使用する必要があります。リンクが時のオカリナで「時の歌」を奏でると扉が開き、その先にある台座からマスターソードを引き抜けるようになります。

しかし、マスターソードを引き抜いた少年リンクは、魔王と戦う勇者としては幼すぎました。そのため、リンクの魂は聖地で7年間眠りにつきます。次に目を覚ましたときには青年の姿へ成長しており、光の賢者ラウルから自分が時の勇者に選ばれたことを知らされます。

一方、リンクがマスターソードを引き抜いたことで聖地への道が開き、その機会を狙っていたガノンドロフの侵入を許してしまいます。ガノンドロフはトライフォースの力を手に入れ、7年後のハイラル王国を支配します。マスターソードの入手が勇者の覚醒につながると同時に、敵の目的を達成させてしまう展開です。

マスターソードの抜き差しで7年の時を移動する

大人時代で森の神殿を攻略した後は、マスターソードを時の神殿の台座へ戻すことで、7年前の子供時代へ帰れるようになります。子供時代に戻ったリンクが再び剣を引き抜けば、大人時代へ移動できます。

この時代移動は、子供リンクにしか使えない道具や、大人リンクでなければ攻略できない場所を行き来するために必要です。マスターソードは戦闘用の武器であるだけでなく、過去と未来をつなぐ装置として物語と謎解きの中心に置かれています。

子供時代へ戻るとマスターソードは台座へ納められるため、子供リンクは装備できません。子供時代ではコキリの剣を使用し、大人時代ではマスターソードが基本武器になります。本作のマスターソードには、体力満タン時に発射できるソードビームもありません。

ダイゴロン刀より威力は低いが盾と併用できる

通常時の攻撃力だけを比較すると、マスターソードは任意で入手できるダイゴロン刀に劣ります。ダイゴロン刀は高い攻撃力と長いリーチを持つ強力な武器ですが、両手で扱うため、構えている間は盾を使用できません。

マスターソードは片手で扱えるため、ハイリアの盾やミラーシールドと併用できます。攻撃力ではダイゴロン刀が上回るものの、防御しながら安定して戦える点ではマスターソードが優れています。敵や戦い方に合わせて2本を使い分けることが可能です。

また、マスターソードには退魔の剣としての役割があるため、単純な攻撃力だけでは比較できません。特にガノンとの最終決戦では、ほかの武器にはない重要な役割を果たします。

ガノンへとどめを刺せる唯一の剣

ガノンドロフが魔獣ガノンへ変身すると、戦闘開始直後にマスターソードが弾き飛ばされます。リンクは一時的に剣を失った状態で戦うことになりますが、ほかの武器や道具を使ってガノンへ攻撃を加え、隙を作ることでマスターソードを取り戻せます。

ダイゴロン刀やメガトンハンマーでもガノンへダメージを与えられますが、最後にとどめを刺せるのはマスターソードだけです。最終決戦では退魔の力が本領を発揮し、通常時以上にガノンへ有効な武器となります。

ガノンが倒された後、ゼルダはリンクを本来の時代へ戻します。子供の姿へ戻ったリンクは、マスターソードを時の神殿の台座へ納め、時の扉を閉じます。剣を抜くことで始まった7年間の戦いが、再び台座へ戻すことで終わる構成になっています。

『ふしぎの木の実』と『4つの剣』でのマスターソード

『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章・時空の章』と『ゼルダの伝説 4つの剣』にもマスターソードが登場します。ただし、どちらも物語を進めるために必要な退魔の剣ではなく、特定の条件を満たしたプレイヤーが使用できる追加武器として扱われています。

作品名入手条件物語上の役割
ふしぎの木の実 大地の章・時空の章2作品をつなぐリンクシステムとあいことばを利用するレベル3の剣として入手できるが必須ではない
4つの剣同時収録された『神々のトライフォース』をクリアする条件達成後に使用できるが物語には関係しない

『ふしぎの木の実』ではレベル3の剣として登場

『ふしぎの木の実』は、「大地の章」と「時空の章」という2作品で構成されています。どちらか一方をクリアした後、ゲーム中に表示される「あいことば」をもう一方の作品へ入力すると、最初に遊んだ物語の続きとして冒険を始められます。

マスターソードは、このリンクシステムを利用した2周目以降で入手できるレベル3の剣です。前の冒険で得たあいことばを人物へ伝え、提示された試練やイベントを達成することで、所持している剣が強化されます。

ゲーム中の剣は、最初に使用するレベル1の剣、強化されたレベル2のホワイトソード、最終段階となるレベル3のマスターソードに分かれています。強化イベントを進める順番によって入手の流れは変わりますが、最終的には最高段階の剣として使用できます。

剣のレベル名称主な特徴
レベル1ウッドソード冒険序盤から使用する基本の剣
レベル2ホワイトソードウッドソードより攻撃力が高い
レベル3マスターソードリンクシステムを利用して入手する最終段階の剣

マスターソードを装備すると攻撃力が上がり、リンクの体力が満タンなら剣ビームを放てます。ホワイトソードでも剣ビームは使用できますが、マスターソードは剣自体の攻撃力がさらに高く、通常攻撃でも多くの敵へ大きなダメージを与えられます。

リンクシステムによって追加される真の最終決戦では、復活したガノンと戦います。レベル2以下の剣でガノンへダメージを与えるには回転斬りが必要ですが、マスターソードなら通常攻撃でも有効です。必須装備ではないものの、ガノン戦を進めやすくする強力な武器になっています。

一方で、本作のマスターソードは台座から引き抜くわけではなく、剣を段階的に強化した結果として名称が変化します。物語中で退魔の剣の伝承が詳しく語られることもありません。そのため、ハイラルに伝わるマスターソードそのものなのか、「マスターソードに相当する強さまで成長した剣」という意味なのかは明確にされていません。

『4つの剣』では条件達成後に使用できる追加武器

『ゼルダの伝説 4つの剣』は、ゲームボーイアドバンス用ソフト『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』に収録された作品です。タイトルにあるとおり、物語の中心となる聖剣はマスターソードではなく、リンクを4人へ分裂させる力を持つフォーソードです。

同じソフトに収録されている『神々のトライフォース』をクリアすると、『4つの剣』でもマスターソードを使用できるようになります。通常のストーリー中に台座から引き抜くものではなく、もう一方のゲームを遊んだプレイヤーへ用意された連動要素です。

マスターソードを解放していなくても『4つの剣』の物語は進められるため、攻略に必須ではありません。魔王を封じる鍵としても扱われず、フォーソードの設定や物語へ直接関係することもありません。

この2作品におけるマスターソードは、シリーズでおなじみの重要アイテムというより、条件達成後に使える強力な剣として登場しています。歴代作品の中でも、物語上の役割を持たず、ゲームシステム上の報酬として採用された例です。

『ゼルダの伝説 風のタクト』でのマスターソード

『ゼルダの伝説 風のタクト』のマスターソードは、海底に沈んだハイラル城に安置されています。入手した時点では退魔の力を失っており、リンクは二人の賢者を目覚めさせ、本来の力を取り戻さなければなりません。

項目内容
安置場所海底に沈んだハイラル城
入手時の状態退魔の力を失っている
力を失った理由大地と風の賢者が倒され、祈りが途絶えたため
復活させる方法メドリとマコレを賢者として目覚めさせる
最終的な役割ガノンドロフとの決戦でとどめを刺す

海底のハイラル城でマスターソードを引き抜く

神の塔の試練を突破したリンクは、海の底に沈んだハイラル王国へ向かいます。ハイラル城の地下にはマスターソードがあり、台座に突き立てられた状態で保管されていました。

城内は封印によって時が止まり、景色も色を失っています。マスターソードが置かれた部屋の壁には、『時のオカリナ』に登場した賢者たちを思わせるステンドグラスも描かれています。

リンクが剣を引き抜くと、止まっていた時が再び動き出し、ハイラル城にも色が戻ります。同時に、城内で静止していた魔物たちも目覚めます。

ただし、マスターソードはガノンドロフの力を封じる役割も担っていました。リンクが剣を抜いたことで封印が弱まり、結果としてガノンドロフは本来の力を取り戻してしまいます。

失われた退魔の力を賢者の祈りで取り戻す

入手直後のマスターソードは、通常の魔物を倒す武器としては使えるものの、ガノンドロフには傷を負わせられません。剣を支えていた賢者の祈りが途絶え、退魔の力が失われていたためです。

かつて大地の神殿ではラルト、風の神殿ではフォドが賢者を務めていました。しかし、二人はガノンドロフによって倒され、マスターソードへ力を送れなくなっていました。

リンクは新たな賢者として、リト族の少女メドリとコログ族のマコレを目覚めさせます。二人をそれぞれの神殿へ導き、試練を乗り越えることで祈りが再開され、マスターソードは段階的に力を取り戻します。

完全に復活すると、閉じていた鍔が翼のように開き、刀身にも輝きが戻ります。形状の変化によって、退魔の力が復活したことが視覚的にも示されています。

ガノンドロフとの最終決戦でとどめを刺す

物語の終盤では、リンクとゼルダが協力してガノンドロフに挑みます。ゼルダが光の矢で隙を作り、リンクが復活したマスターソードで攻撃する展開です。

激しい戦いの末、リンクはマスターソードをガノンドロフの額へ突き立てます。ガノンドロフは剣が刺さったまま石化し、海底のハイラル王国とともに海へ沈んでいきました。

本作では、マスターソードが単なる最強武器ではなく、ハイラルとガノンドロフを封じる象徴として描かれています。退魔の力を失った状態から復活し、最後には宿敵との戦いを終わらせる重要な役割を果たしました。

『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』でのマスターソード

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス – Wii

『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』のマスターソードは、ザントの呪いを打ち消す退魔の剣として登場します。戦闘用の武器にとどまらず、人間と狼の姿を切り替える能力、時の神殿へ進むための鍵、影の世界を覆う霧を払う光など、物語の進行に欠かせない複数の役割を担っています。

項目内容
安置場所ハイラル王国南部にある森の聖域
入手する目的リンクにかけられたザントの呪いを解くため
入手後の変化人間と狼の姿を自由に切り替えられる
物語上の役割時の神殿への道を開く鍵として使われる
追加される力ソルの光を宿し、影の霧を振り払えるようになる
最終的な役割ガノンドロフとの一騎打ちで使用される

森の聖域でマスターソードを入手する

物語の中盤、影の世界の王ザントによって呪いをかけられたリンクは、光の世界へ戻っても狼の姿から元に戻れなくなります。通常の方法では呪いを解けないため、悪しき魔力を退けるマスターソードを求めて森の聖域へ向かいます。

森の奥にある台座からマスターソードを引き抜くと、リンクを縛っていたザントの魔力が打ち消され、人間の姿を取り戻します。ただし、呪いの力そのものが完全に消滅するわけではありません。リンクの体内には影の力が残り、ミドナの力を借りることで人間と狼の姿を任意に切り替えられるようになります。

それまでの狼への変身は、影の領域に入った際などに強制されるものでした。マスターソード入手後は状況に応じて姿を選べるため、フィールド探索や仕掛けの攻略における自由度も高まります。

  • 人間の姿ではマスターソードや各種アイテムを使用できる
  • 狼の姿では獣の感覚やミドナの力を利用できる
  • 二つの姿を切り替えながらダンジョンやフィールドを攻略する
  • マスターソードが呪いの解除と変身能力の両方に関係している

本作では、マスターソードの入手が単純な武器の強化ではなく、リンクの行動範囲と攻略方法を広げる転換点になっています。退魔の力によって呪いを克服し、その力を新たな能力として利用する点が特徴です。

時の神殿へ進むための鍵になる

マスターソードは、森の聖域に残された時の神殿へ進むためにも必要です。神殿跡にある台座へ剣を戻すと、過去の時代へつながる扉が開きます。

扉の先には、かつての姿を保った時の神殿が存在します。リンクが過去の神殿にある台座へ再びマスターソードを差すと、閉ざされていた道が開き、神殿内部を探索できるようになります。

『時のオカリナ』では、マスターソードを台座から抜き差しすることで7年の時を行き来しました。『トワイライトプリンセス』ではリンク自身が異なる年齢になるわけではありませんが、剣が時代を隔てる扉を開く鍵として使われています。

森の聖域、マスターソードの台座、時の神殿という組み合わせは、過去作品とのつながりを意識させる要素です。同時に、マスターソードが長い年月を越えてハイラルに残されてきた聖剣であることも示しています。

ソルの力を宿して影の霧を払う

物語の後半で影の宮殿を訪れたリンクは、影の世界に光をもたらす「ソル」を発見します。ソルは影の世界にとって生命の源にあたる存在で、その光がマスターソードに宿ることで、剣は新たな力を獲得します。

ソルの力を宿したマスターソードは刀身が光り、周囲を覆う黒い霧を振り払えるようになります。この霧の中へ入るとリンクは強制的に狼の姿へ変えられてしまいますが、剣の光を使えば安全な範囲を作りながら先へ進めます。

影の世界ではマスターソードが黄金色に輝き、退魔の剣としての性質が視覚的にも強調されます。敵を倒すための攻撃力だけではなく、周囲の邪気や呪いを取り除く道具として活用される場面です。

  • ソルの力がマスターソードへ宿る
  • 刀身に光が生まれ、影の霧を払えるようになる
  • 霧による強制的な狼化を防ぎながら進める
  • 影の宮殿を攻略するための重要な能力となる

マスターソードが別の聖なる力を受けて一時的に強化される展開は、歴代作品でも見られます。本作ではソルの光と組み合わさることで、光の世界だけでなく影の世界でも力を発揮できる剣へ変化しました。

ガノンドロフとの一騎打ちで使用する

復活したガノンドロフとの最終決戦は複数の段階に分かれており、最後はリンクとガノンドロフによる剣の一騎打ちになります。この戦いではマスターソードが決着をつけるための武器となります。

ガノンドロフも剣を使い、正面からの攻撃だけでなく、互いの力をぶつけ合う鍔迫り合いが発生します。リンクは攻撃をかわしながら隙を作り、マスターソードによる斬撃を重ねなければなりません。

最終局面では、倒れたガノンドロフへマスターソードを突き立てることで戦いが決着します。呪いを解き、時の神殿を開き、影の霧を払ってきた剣が、最後には魔王を倒す役割を果たします。

ハイラルに平和が戻った後、マスターソードは森の聖域にある元の台座へ納められます。勇者が危機の際に剣を抜き、戦いが終わると再び台座へ戻すという、シリーズを象徴する流れで物語が締めくくられました。

『トワイライトプリンセス』のマスターソードは、リンクの呪いを解く退魔の剣であると同時に、二つの姿を使い分ける能力、時の神殿への鍵、ソルの光を宿す器、ガノンドロフを倒す武器として機能します。歴代作品の中でも、戦闘と謎解きの両面で幅広く使用されるマスターソードです。

『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』で描かれるマスターソードの誕生

ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD -Switch

『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』は、シリーズの時系列で最も古い時代を描いた作品です。歴代作品に登場するマスターソードがどのように誕生したのか、剣に宿る精霊ファイがなぜ眠りについたのかが明かされます。

本作では完成したマスターソードを台座から引き抜くのではなく、リンクが「女神の剣」を手に取り、冒険を通して段階的に鍛え上げます。剣の成長がリンク自身の勇者としての成長と重なる点も、本作ならではの特徴です。

剣の段階強化のきっかけ主な変化
女神の剣女神像の内部で入手精霊ファイが宿る最初の形態
女神の長剣フロルの炎刀身が長くなり、剣の力が高まる
女神の白刃剣ネールの炎剣がさらに強化され、ダウジング能力も向上する
マスターソードディンの炎三つの聖なる炎による強化が完了する
真のマスターソードゼルダの力と祝福退魔の力が完成し、本来の力を発揮する

女神ハイリアが残した女神の剣

マスターソードの原型は、女神ハイリアが選ばれた勇者のために残した女神の剣です。天空に浮かぶ島スカイロフトの巨大な女神像内部に安置され、来るべき魔族との戦いに備えて用意されていました。

剣にはファイと呼ばれる精霊が宿っています。ファイは女神ハイリアの命令に従って勇者を導く存在であり、リンクの前に姿を現して地上への道を示します。

スカイロフトで暮らしていたリンクは、竜巻に巻き込まれて地上へ落下したゼルダを救うため、女神の剣を手に取ります。この時点では完成したマスターソードほどの力はなく、刀身も短い状態です。

一方で、女神の剣には通常の武器にはない機能が備わっています。ファイの力を通して人や物の方向を探る「ダウジング」が使えるため、戦闘だけでなく探索においても重要な役割を果たします。

  • 女神ハイリアが選ばれた勇者のために用意した剣
  • スカイロフトの女神像内部に安置されている
  • 剣の精霊ファイが宿っている
  • 物や人物の方向を探すダウジングが使える
  • 三つの聖なる炎によって段階的に成長する

三つの聖なる炎でマスターソードへ成長する

リンクは女神の剣を強化するため、地上に存在する三つの聖なる炎を探します。フロルの炎、ネールの炎、ディンの炎を順番に宿すことで、剣の名称と外見、能力が変化していきます。

最初にフロルの炎で鍛えられると、女神の剣は「女神の長剣」へ変化します。短かった刀身が伸び、武器としての力も高まります。

続いてネールの炎を宿すことで「女神の白刃剣」となり、剣の力に加えてファイのダウジング能力も強化されます。そして最後にディンの炎で鍛えられると、鍔が翼を広げるような形へ変わり、「マスターソード」が完成します。

ただし、三つの炎で鍛えられた段階では、まだ剣の力が完全に目覚めたわけではありません。マスターソードは古代へ通じる「時の扉」を復活させる力を発揮し、その先でリンクは大地の巫女となったゼルダと再会します。

ゼルダの祝福で真のマスターソードが完成

時の扉の先で、ゼルダは自身の力をマスターソードへ注ぎます。ゼルダの祝福を受けた剣は、邪悪な存在を退ける力が完成した「真のマスターソード」へ変化します。

この場面によって、マスターソードが単に特殊な素材で作られた武器ではなく、女神の意思、聖なる炎、巫女の力を受け継いだ剣であることが分かります。歴代作品で「退魔の剣」と呼ばれる理由も、本作で具体的に描かれました。

マスターソードの基本的なデザインも、この強化過程で完成します。青紫色の柄、翼を広げたような鍔、中央にある菱形の装飾など、後世へ受け継がれる特徴が整います。

剣を掲げて放つスカイウォード

『スカイウォードソード』では、剣を上へ掲げて光を集めることで「スカイウォード」を放てます。チャージした光を斬撃とともに前方へ飛ばす、ソードビームに近い能力です。

スカイウォードは敵への遠距離攻撃だけでなく、紋章や仕掛けを作動させる場面でも使われます。剣を振るだけでは解けない仕掛けが用意されており、戦闘と謎解きの両方に関係する能力です。

また、リンクが剣を構える方向はファイによるダウジングにも利用されます。本作のマスターソードは、攻撃、探索、仕掛けの解除、時の扉の復活など、冒険全体を支える多機能な装備として描かれています。

終焉の者を倒して残留思念を封印する

物語の最後でリンクは、魔族の王「終焉の者」と真のマスターソードを使って戦います。終焉の者は後世に続く魔王との因縁の始まりにあたる存在であり、シリーズの歴史においても重要な敵です。

リンクが終焉の者を倒すと、その残留思念はマスターソードの刀身へ封じ込められます。剣は魔を倒す武器であるだけでなく、消滅しきらなかった邪悪な力を封印する器にもなりました。

戦いが終わった後、リンクは地上の封印の神殿にある台座へマスターソードを納めます。使命を終えたファイはリンクに別れを告げ、剣の中で永い眠りにつきます。

ファイは消滅したのではなく、マスターソードの内部で眠っていると考えられる描写です。後世の作品でマスターソードが意思を持つような反応を見せることや、特定の人物が剣の声を感じ取る場面にもつながる設定となっています。

『スカイウォードソード』では、女神の剣が三つの炎とゼルダの力を受け、真のマスターソードになるまでが一つの物語として描かれました。シリーズを通して勇者を支え続ける退魔の剣は、リンクとファイの最初の冒険から始まったことになります。

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』でのマスターソード

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』では、前作『神々のトライフォース』と同じく、マスターソードが迷いの森の台座に安置されています。リンクは力・知恵・勇気に関係する三つのペンダントをそろえ、ハイラル城を覆う結界を破るために剣を引き抜きます。

本作の特徴は、入手したマスターソードをマスターストーンによって2段階まで強化できることです。ハイラルとロウラルにいる鍛冶屋へ強化を依頼することで、攻撃力だけでなく刀身の色も変化します。

項目内容
入手場所ハイラル王国北西部にある迷いの森
入手条件力・知恵・勇気に関係する三つのペンダントをそろえる
物語上の役割ハイラル城を覆う結界を破る
特殊能力ハート満タン時にソードビームを放つ
強化素材マスターストーン
必要数1回の強化につき2個、2段階で合計4個
強化を担当する人物ハイラルとロウラルにいる鍛冶屋
戦いが終わった後迷いの森の台座へ戻される

三つのペンダントをそろえて迷いの森へ向かう

物語の序盤でリンクは一般的な剣を使っていますが、ハイラル城が強力な結界で覆われたことで、退魔の力を持つマスターソードが必要になります。

しかし、マスターソードは誰でも自由に引き抜ける武器ではありません。リンクは勇者としての資格を示すため、ハイラル各地を巡って三つのペンダントをそろえます。必要な証を集めた後、迷いの森の奥にある台座へ向かうと、マスターソードを引き抜けるようになります。

迷いの森という入手場所や、複数の証を集めてから剣を抜く流れは『神々のトライフォース』を受け継いだものです。一方、本作では立体視を生かした地形や壁画化による移動が加わり、同じ場所を題材にしながら異なる探索が展開されます。

  • 物語の進行によりハイラル城が結界で閉ざされる
  • 結界を破るには退魔の力を持つマスターソードが必要になる
  • リンクは三つのペンダントをそろえて勇者の資格を示す
  • 迷いの森を進み、台座からマスターソードを引き抜く
  • 剣の力でハイラル城を覆う結界を破る

マスターソードを入手すると、それまで使っていた剣よりも高い攻撃力を得られます。ハイラル城への侵入に必要な鍵であると同時に、以後の冒険で使用する主力武器へ切り替わる場面です。

マスターソードでハイラル城の結界を破る

マスターソードの入手後、リンクは結界に覆われたハイラル城へ戻ります。通常の武器やアイテムでは突破できなかった結界も、マスターソードの退魔の力を使えば破壊できます。

『神々のトライフォース』でも、マスターソードはハイラル城に張られた結界を破るために使われました。本作でも同じ役割が引き継がれており、前作とのつながりが分かりやすく示されています。

この結界を突破した後、リンクの冒険はハイラルと対になる世界「ロウラル」へ広がっていきます。マスターソードも入手した時点で完成ではなく、二つの世界を探索することで、さらに強化できるようになります。

マスターストーンで2段階まで強化できる

『神々のトライフォース2』のマスターソードは、「マスターストーン」と呼ばれる特殊な鉱石を鍛冶屋へ渡すことで強化できます。マスターストーンはハイラルとロウラルの各地に合計4個あり、1回の強化につき2個必要です。

最初の強化はハイラルにいる鍛冶屋、次の強化はロウラルにいる鍛冶屋が関係します。二つの世界にいる鍛冶屋の力を借りることで、マスターソードを最終段階まで鍛えられます。

強化段階必要なもの外見と特徴
入手直後三つのペンダント青い刀身を持つ基本状態
1段階目の強化マスターストーン2個刀身が赤くなり、攻撃力が上昇する
2段階目の強化マスターストーン2個刀身が金色になり、最終段階の強さになる

マスターストーンによる強化は物語を進めるための必須条件ではありませんが、敵の耐久力が高くなる後半の戦闘で役立ちます。特にロウラルのダンジョンは攻略順をある程度自由に選べるため、早めに素材を集めれば、その後の戦闘を有利に進められます。

刀身が赤、金色へ変わる仕組みは、『神々のトライフォース』でマスターソードが強化されていく流れを受け継いでいます。鍛冶屋や特殊な素材を利用して剣を成長させる点でも、前作との共通性が見られます。

ハート満タン時にはソードビームを放てる

マスターソードを装備している間は、リンクのハートが満タンであれば剣先からソードビームを放てます。離れた敵へ攻撃できるため、近づくと危険な相手や高低差のある場所にいる敵への対処に便利です。

ただし、ダメージを受けてハートが減るとソードビームは使用できなくなります。継続して遠距離攻撃を使いたい場合は、敵の攻撃を避けながらハート満タンの状態を維持する必要があります。

本作ではマスターソードを強化できるため、通常攻撃とソードビームの両方を活用しやすくなります。単なるイベント用アイテムではなく、探索から終盤の戦闘まで長く使える主力武器です。

戦いの後は迷いの森の台座へ戻される

ハイラルとロウラルを巡る戦いが終わると、リンクはマスターソードを迷いの森の台座へ戻します。危機が訪れた際に勇者が剣を引き抜き、平和を取り戻した後に元の場所へ納めるという、シリーズの伝統に沿った結末です。

『神々のトライフォース2』のマスターソードは、前作の入手方法や結界を破る力、ソードビームを受け継ぎながら、マスターストーンによる2段階強化が追加されています。過去作を意識した役割と、本作独自の成長要素を併せ持つマスターソードです。

『ゼルダ無双』でのマスターソード

ゼルダ無双 厄災の黙示録 -Switch

『ゼルダ無双』のマスターソードは、物語中盤に聖剣の神殿で入手できるリンク専用の武器です。黒の魔女軍に対抗する切り札として使われる一方、ガノンドロフの魂を封じていた最後の鍵でもあり、剣を抜いたことが魔王復活の原因になります。

戦闘では高い攻撃力と広い攻撃範囲を持ち、ハート満タン時にはソードビームも発生します。さらに、ほかの武器を集めて封印されたスキルを解放すると、攻撃力が大幅に上昇するやり込み向けの武器です。

項目内容
入手モードレジェンドモード
入手場所ハイラル城の西北西にある聖剣の神殿
使用者リンク
物語上の役割ガノンドロフの魂の欠片と邪念を封じる鍵
特殊能力ハート満タン時にソードビームが発生する
強化方法ほかの武器を集め、指定された撃破数を達成する
主な制限武器スキルが固定され、一般的な武器合成による強化ができない
戦いが終わった後リンクとゼルダが聖剣の神殿の台座へ戻す

聖剣の神殿でマスターソードを入手する

マスターソードは、ハイラル城から西北西に位置する聖剣の神殿の最奥に安置されています。リンクは黒の魔女シアが率いる軍勢に対抗するため、仲間たちの協力を得ながら神殿へ進みます。

神殿の扉を開くには、ハイラル各地から集まった仲間たちの力が必要です。リンク一人の力で入手するのではなく、これまで共に戦ってきた者たちの助けによってマスターソードへたどり着く流れになっています。

リンクが台座から剣を引き抜くと、直後にウィズロが率いる敵軍との戦いが発生します。マスターソードは高い攻撃性能を発揮し、黒の魔女軍に対抗できる切り札であることを示します。

  • 物語中盤のレジェンドモードで入手できる
  • 聖剣の神殿の最奥にある台座へ向かう
  • 神殿を開くには仲間たちの協力が必要になる
  • 入手直後からリンクの強力な専用武器として使用できる
  • ウィズロとの戦いでマスターソードの力が示される

剣を抜いたことでガノンドロフが復活する

聖剣の神殿に安置されていたマスターソードは、強力な武器であると同時に、ガノンドロフの魂を封印する役割を担っていました。過去の戦いで分割された魂の欠片のうち、最後の一つが神殿に封じられていたためです。

リンクがマスターソードを台座から抜くと、剣によって維持されていた封印が弱まります。その結果、最後の魂の欠片が解放され、ガノンドロフは完全な復活を遂げます。

敵に対抗するための切り札を手に入れた行動が、さらに大きな脅威を呼び起こす展開です。マスターソードを台座から抜くことには大きな力を得るだけでなく、封じていた邪念を解放する危険もあることが描かれています。

『風のタクト』でも、マスターソードを引き抜いたことでガノンドロフの封印が弱まる展開がありました。『ゼルダ無双』ではその役割をさらに強調し、剣そのものが魔王復活を防ぐ最後の封印として扱われています。

強大な力によってリンクが慢心する

マスターソードを手に入れたリンクは、その圧倒的な力によって自信を深めます。しかし、次第に自分の力だけで敵を倒せると考えるようになり、インパが心配するほどの慢心を見せます。

シアはリンクの心に生まれた隙を利用し、ダークリンクを次々と出現させます。自分自身を映したような敵に囲まれたリンクは、マスターソードを持っていても一人では状況を打開できず、窮地に追い込まれます。

その後、仲間たちの救援によってリンクは立ち直ります。強力な武器だけに頼るのではなく、共に戦う仲間の存在が必要であることを理解し、改めてシアの軍勢へ立ち向かいます。

この場面では、勇者に選ばれた者が剣を持てば終わりではなく、その力を正しく扱える心も求められることが示されています。マスターソードはリンクの強さを高める一方で、使い手としての精神を試す役割も果たしました。

ハート満タン時はソードビームで攻撃範囲が広がる

『ゼルダ無双』のマスターソードは、リンクが使用する独立した武器種として扱われます。片手剣に近い素早い連続攻撃を使いながら、通常の剣よりも高い攻撃性能を発揮します。

リンクのハートが満タンの間は、攻撃に合わせてソードビームが発生します。斬撃が届かない位置にいる敵にも攻撃できるほか、通常より広い範囲の敵をまとめて巻き込めるため、大軍を相手にする本作のシステムと相性の良い能力です。

ただし、敵の攻撃を受けてハートが減るとソードビームの効果も失われます。強化状態を維持するには、ガードや回避を使ってダメージを防ぎ、必要に応じて回復アイテムを利用することが重要です。

  • 素早い連続攻撃で多数の敵を巻き込める
  • ハート満タン時は斬撃と同時にソードビームが発生する
  • ソードビームによって攻撃範囲が広がる
  • 敵兵の撃破数を稼ぎやすくなる
  • ダメージを受けるとソードビームの効果が失われる

封印された武器スキルの解放条件

マスターソードには最初から特殊な武器スキルが付いていますが、入手直後は封印されています。ほかの武器のように自由なスキルを追加したり、一般的な武器合成で性能を伸ばしたりすることはできません。

封印を解くには、リンク以外のキャラクターを含めて対象となる武器を集める必要があります。武器をそろえた後、マスターソードを装備してスキル欄に表示された数の敵を倒すと、封印された力が解放されます。

条件を達成したマスターソードは攻撃力が大幅に上がり、終盤の高難度バトルでも通用する性能になります。ただし、多数の武器収集と撃破数が求められるため、完全な強化は本編クリア後のやり込み要素に近い位置付けです。

移植版では使用できるキャラクターや武器が追加されているため、収録版によっては封印解除までに集める武器の範囲も広がります。マスターソードを最大限に強化する場合は、各モードを進めながら武器を計画的に集める必要があります。

ガノンドロフ撃破後に再び封印する

復活したガノンドロフを倒した後、リンクとゼルダは聖剣の神殿へ戻ります。二人でマスターソードを元の台座へ差し込み、神殿から湧き出していた邪気を再び封じます。

本作のマスターソードは、魔王を倒すために使われる武器でありながら、魔王の魂を封印しておく鍵でもあります。引き抜けば強力な武器となりますが、長く台座から離すことで封印が弱まるという危険な性質を持っています。

『ゼルダ無双』では、マスターソードの戦闘能力だけでなく、使い手の心を試す役割と邪念を封じる役割が描かれました。入手後すぐに完成する武器ではなく、武器収集と撃破数によって本来の力を解放する成長要素も備えています。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』でのマスターソード

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のマスターソードは、ハイラル北部のコログの森に安置されています。入手には通常のハートが13個必要ですが、物語をクリアするための必須武器ではなく、条件を満たせば好きな時期に入手できます。

通常時の攻撃力は30ですが、ガーディアンやカースガノンなど厄災ガノンの影響を受けた敵、ハイラル城などでは刀身が輝き、攻撃力が60へ上昇します。また、耐久力を使い切っても消滅せず、現実時間で約10分が経過すると再び使用できる点も大きな特徴です。

項目内容
入手場所迷いの森の奥にあるコログの森
入手条件通常のハートが13個以上
通常時の攻撃力30
覚醒時の攻撃力60
使用不能からの回復現実時間で約10分
特殊攻撃ハート満タン時にソードビームを放つ
破損時の扱い消滅せず、一時的に使用できなくなる
DLCによる強化「剣の試練」全コース制覇で常時覚醒状態になる

100年前の戦いでリンクとともに傷つく

本編開始から100年前、リンクはすでにマスターソードの使い手としてハイラル王国に仕えていました。ゼルダの護衛を務めながら、英傑たちとともに復活した厄災ガノンへ立ち向かいます。

しかし、厄災ガノンによってガーディアンと神獣を奪われたことで戦況は悪化します。リンクはゼルダを守りながら戦い続けますが、最終的に瀕死の重傷を負い、マスターソードの刀身も大きく損傷しました。

リンクが回生の祠へ運ばれた後、ゼルダは傷ついたマスターソードをコログの森へ運びます。剣はデクの樹の前にある台座へ納められ、リンクが再び目覚めるまでの100年間、回復を続けました。

この場面でゼルダはマスターソードを「貴女」と呼び、一人の女性へ語りかけるように接しています。『スカイウォードソード』で剣に宿った精霊ファイを思わせる効果音も使われており、マスターソードの中に意思が残っていることを連想させる描写です。

  • 100年前のリンクはすでにマスターソードの使い手だった
  • 厄災ガノンとの戦いでリンクと刀身が大きな傷を負った
  • ゼルダが傷ついた剣をコログの森へ運んだ
  • デクの樹に守られながら100年間回復を続けた
  • 剣に宿るファイの存在を思わせる演出がある

マスターソードの入手にはハート13個が必要

現代のリンクがマスターソードを取り戻すには、迷いの森を抜けてコログの森へ到達しなければなりません。森の中央では、回復したマスターソードがデクの樹の前にある台座へ突き立てられています。

剣を引き抜こうとすると、リンクのハートが徐々に減少します。最後まで耐えるには通常のハートが13個必要で、料理や薬によって一時的に追加された黄色いハートは条件に含まれません。

ゲーム開始時のリンクはハートを3個持っているため、マスターソードを入手するには追加でハートの器を10個獲得する必要があります。試練の祠だけで必要数をそろえる場合は、最大40個の克服の証が必要です。

ハートが足りない状態で初めて剣を抜こうとすると、力尽きる直前にデクの樹が止めてくれます。ただし、条件を満たさずに再び引き抜こうとすると倒れてしまうため、先に祠を攻略してハートを増やしておく必要があります。

  • 必要なハートは13個
  • 黄色い追加ハートは入手条件に含まれない
  • 初期状態からハートの器を10個増やす必要がある
  • 祠だけで増やす場合は克服の証が最大40個必要
  • ストーリーの進行度や神獣の解放数は入手条件に含まれない

マスターソードの入手は必須ではないため、神獣を解放する前に取りに行くことも、最後まで入手せずに厄災ガノンへ挑むこともできます。この自由な入手時期は、決められた順番に縛られない本作のゲーム設計に合ったものです。

通常時の攻撃力は30で覚醒時は60になる

入手したマスターソードは、攻撃力30の片手剣として使用できます。通常時の数値だけを見ると、ゲーム後半に入手できる一部の武器より低く、常に最も高い攻撃力を持つわけではありません。

一方、厄災ガノンの影響が強い敵や場所では、退魔の力が目覚めて刀身が青く輝きます。覚醒状態になると攻撃力が30から60へ上昇し、耐久力の消耗も大幅に抑えられます。

覚醒が発生する代表的な相手は、ガーディアン、カースガノン、厄災ガノンなどです。ハイラル城や神獣内部など、ガノンの怨念が強く影響する場所でも力を発揮します。

状態攻撃力特徴
通常状態30一般的な敵やフィールドでの性能
覚醒状態60刀身が輝き、耐久力の消耗も軽減される
剣の試練制覇後常時60通常時でも覚醒状態の性能を発揮する

厄災ガノンとの戦いにマスターソードは必須ではありません。ただし、剣を入手した状態で最終決戦へ進むと専用の演出が追加され、マスターソードの力が回復した状態で戦闘を始められます。

壊れずに約10分で再び使用できる

『ブレス オブ ザ ワイルド』では、ほとんどの武器に耐久力が設定されています。一般的な武器は耐久力を使い切ると壊れて消滅し、同じ武器が必要な場合は新しく入手し直さなければなりません。

マスターソードにも耐久力はありますが、使えなくなっても消滅しません。耐久力を使い切ると「マスターソードは力を使い果たした」と表示され、一定時間だけ使用不能になります。

その後、現実時間で約10分が経過すると力が回復し、再び装備できます。武器を失わずに何度でも使えるため、貴重な高攻撃力武器を温存したい場面や、草木の伐採、鉱床の破壊などにも利用できます。

ただし、回復を待っている間はマスターソードを使えません。ボス戦やハイラル城へ向かう前に耐久力を使い切った場合は、ほかの武器を使用しながら回復を待つ必要があります。

ハート満タン時はソードビームを放てる

マスターソードを装備し、リンクのハートが満タンの状態で武器を投げる操作を行うと、剣を投げる代わりにソードビームを放ちます。一般的な武器のように手元から失われることはありません。

ソードビームの飛距離はリンクの最大ハート数に応じて伸びます。離れた敵への攻撃だけでなく、草を刈る、木の実を落とすといった場面でも利用できます。

通常状態ではソードビームを使ってもマスターソードの耐久力を消費します。また、少しでもダメージを受けると使用できなくなるため、常に使える遠距離攻撃ではありません。

DLC「剣の試練」で常時覚醒状態になる

追加コンテンツ「試練の覇者」では、マスターソードの本来の力を引き出すチャレンジ「剣の試練」に挑戦できます。試練では装備やアイテムを持ち込めず、現地で入手した武器や素材を使いながら複数の階層を攻略します。

剣の試練は3コースに分かれており、各コースをクリアするたびにマスターソードの力が段階的に解放されます。すべてのコースを制覇すると、通常の敵や場所でも攻撃力60の覚醒状態を維持できるようになります。

  • 通常時でも刀身が輝くようになる
  • 攻撃力60を常に発揮できる
  • 耐久力が大幅に高くなる
  • ソードビームの威力が上昇する
  • ソードビームで耐久力を消費しなくなる

試練を制覇しても、近接攻撃で耐久力を使い切れば一時的に使用不能になります。そのため完全な耐久力無限ではありませんが、通常状態より長く使える強力な武器になります。

『ブレス オブ ザ ワイルド』のマスターソードは、100年前の戦いで傷つき、リンクと同じように長い眠りを経て復活した剣です。入手時期を自由に選べる一方、ガノンの影響下では退魔の剣らしい力を発揮し、DLCでは本来の性能を常時引き出せるようになります。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』でのマスターソード

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』のマスターソードは、第3章「コログの森解放戦」でリンクが入手します。アストルの襲撃からゼルダを守ろうとしたリンクが台座から引き抜き、以降は片手剣の一つとして使用できます。

ハート満タン時には通常攻撃と強攻撃にソードビームが追加されるため、広範囲の敵をまとめて倒しやすい武器です。武器錬成による攻撃力強化や刻印の追加にも対応し、厄災ガノンやカースガノンなどを相手にすると刀身が輝き、攻撃性能が上昇します。

項目内容
入手シナリオ第3章「コログの森解放戦」
入手場所コログの森にある台座
装備分類リンクの片手剣
組み合わせる盾ハイリアの盾
特殊能力ハート満タン時に攻撃と連動してソードビームが発生する
強化方法武器錬成によるレベルアップと刻印の追加
得意な相手厄災ガノン、カースガノン、怨念系の敵など
耐久力武器が壊れるシステムがないため使用制限はない
売却・素材化売却やほかの武器を強化する素材には使用できない

第3章「コログの森解放戦」で入手する

マスターソードが安置されているコログの森は、魔物と怨念によって侵食されています。リンクたちは退魔の剣を手に入れるため、コログ族やデクの樹を守りながら森の奥へ進みます。

物語の中では、英傑たちが集結した後にマスターソードを入手します。『ブレス オブ ザ ワイルド』では100年前からリンクが剣を所持していたことが語られていましたが、『厄災の黙示録』ではリンクが使い手として選ばれる場面が具体的に描かれました。

森の奥では、厄災ガノンの復活を目論む占い師アストルがリンクたちを待ち受けています。アストルの攻撃によってゼルダが危機に陥った時、リンクは台座に安置されたマスターソードを引き抜きます。

マスターソードはリンクの手で光を放ち、アストルが操る邪悪な力に対抗します。勇者としての儀式を行ってから入手するのではなく、ゼルダを守ろうとする行動の中で剣に選ばれる展開です。

  • 第3章「コログの森解放戦」で入手する
  • 魔物に占拠されたコログの森を解放しながら進む
  • アストルの襲撃によってゼルダが危機に陥る
  • ゼルダを守ろうとしたリンクがマスターソードを引き抜く
  • 入手後はリンクの片手剣として装備できる

ハート満タン時はすべての攻撃にソードビームが加わる

『厄災の黙示録』のマスターソードは、リンクのハートが満タンの時にソードビームを放ちます。『ブレス オブ ザ ワイルド』のようにボタン操作で単発のビームを撃つのではなく、通常攻撃や強攻撃に合わせて光の斬撃が発生する仕組みです。

ソードビームが追加されると、剣の直接攻撃が届かない位置にいる敵も巻き込めます。リンクの前方や周囲へ攻撃が広がるため、大量の敵が出現する無双系の戦闘と相性の良い能力です。

特に拠点の制圧、規定数の敵を倒すバトルチャレンジ、素材やルピーを集める周回では、広い攻撃範囲を生かせます。複数の敵を一度に倒しやすく、撃破数を伸ばしたい場面でも有効です。

ただし、一度でもダメージを受けてハートが減ると、ソードビームは発生しなくなります。ハート満タンの状態を維持するには、回避やガードを使って攻撃を受けないようにし、必要に応じて回復アイテムを利用します。

  • ハート満タン時にソードビームが発生する
  • 通常攻撃と強攻撃の両方に光の斬撃が加わる
  • 攻撃範囲が広がり、集団戦を有利に進められる
  • 拠点制圧や撃破数を稼ぐチャレンジに向いている
  • ダメージを受けてハートが減ると効果が失われる

武器錬成で攻撃力と刻印を強化できる

前作の『ゼルダ無双』では、マスターソードの武器スキルが固定され、一般的な武器合成による強化にも制限がありました。『厄災の黙示録』では通常の武器と同じように、ハイラル鍛冶ギルドで武器錬成を行えます。

不要な武器を素材として合成することで、マスターソードのレベルと攻撃力を上げられます。入手直後でも扱いやすい性能ですが、レベルが高くなるほど攻撃力が伸びるため、長期間育てて使える武器です。

武器錬成では、さまざまな効果を持つ刻印も追加できます。攻撃範囲、攻撃速度、通常攻撃や強攻撃のダメージなど、リンクの戦い方に合わせた強化が可能です。

マスターソードには、強化を進めることで発揮される固有の刻印もあります。ハート満タン時の攻撃性能を高める効果や、敵を倒した時に体力を回復する効果を利用すれば、ソードビームが使える状態を維持しやすくなります。

最終的な攻撃力だけを比較すると、クリア後に入手できる一部の高性能武器が上回る場合があります。ただし、それらの武器は高い初期値や理想的な刻印を厳選する必要があるため、確実に入手できるマスターソードは育成しやすい主力武器です。

厄災ガノンやカースガノンを相手にすると覚醒する

『ブレス オブ ザ ワイルド』と同様に、マスターソードは厄災ガノンの影響を受けた敵と戦う際に本来の力を発揮します。対象となる敵へ近づくと刀身が青く輝き、通常時より攻撃性能が高まります。

厄災ガノンや各種カースガノン、怨念をまとった強敵との戦いでは、マスターソードの特性を生かせます。これらはストーリーや高難度チャレンジで戦う機会が多いため、終盤でも退魔の剣として活躍します。

また、アストルが召喚する英傑たちの幻影に対しては、マスターソードの攻撃を当てることでウィークポイントゲージを削れる特殊な効果があります。通常は特定の攻撃を回避した後などにしか表示されないゲージへ干渉できるため、幻影との戦闘を進めやすくなります。

対象マスターソードの効果
厄災ガノン刀身が輝き、攻撃性能が上昇する
カースガノン退魔の力が発動して戦いやすくなる
怨念系の敵通常時より高い攻撃性能を発揮する
アストルが生み出す英傑の幻影攻撃を当てることでウィークポイントゲージを削れる

耐久力を気にせず使用できる

『ブレス オブ ザ ワイルド』では、マスターソードの耐久力を使い切ると約10分間使用できなくなりました。一方、『厄災の黙示録』には戦闘中に武器が壊れるシステムがないため、回復時間を待つ必要はありません。

一度入手すれば、出撃するバトルや使用回数に関係なく装備できます。耐久力を温存する必要がなく、ストーリー攻略から素材集め、高難度のバトルチャレンジまで継続して使えます。

重要武器として保護されているため、マスターソードを売却したり、ほかの武器を強化するための素材にしたりすることはできません。誤操作によって失う心配がなく、安心して育成を進められます。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』のマスターソードは、アストルからゼルダを守ろうとしたリンクが勇者として選ばれる象徴的な武器です。ソードビームによる集団戦の強さ、武器錬成による成長、ガノンの力を受けた敵への特効を備え、入手後から終盤まで主力として使用できます。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』でのマスターソード

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition -Switch2

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では、マスターソードが物語冒頭でガノンドロフの瘴気を受け、刀身の大部分を失います。その後、朽ちた剣は過去の時代へ送られ、ゼルダが白龍となって長い年月をかけて修復します。

現代のリンクがマスターソードを取り戻すには、ハイラル上空を移動する白龍の頭から剣を引き抜かなければなりません。入手条件はハートではなく、がんばりゲージが2周分必要です。再生後はスクラビルドにも対応し、瘴気をまとった敵やガノンドロフとの戦いで本来の力を発揮します。

項目内容
冒頭の状態ガノンドロフの瘴気によって刀身が朽ちる
剣が送られた時代ハイラル王国建国期の過去
修復した人物白龍となったゼルダ
再入手場所現代のハイラルを飛ぶ白龍の頭
入手条件がんばりゲージ2周分
通常時の攻撃力相当30
主な特殊能力瘴気をまとった敵やガノンドロフを相手に覚醒する
新たな要素素材をスクラビルドして攻撃力や効果を追加できる
力を使い果たした後約10分間の回復後に再び使用できる

ガノンドロフの瘴気で刀身が朽ちる

物語冒頭では、リンクが前作から引き続きマスターソードを所持しています。リンクとゼルダは、ハイラル城地下から発生している瘴気の原因を調査するため、城のさらに深い場所へ進みます。

地下の最奥では、ミイラのような姿で封印されていたガノンドロフが目覚めます。ガノンドロフが放った強力な瘴気を受けたマスターソードは、退魔の剣でありながら刀身を腐食させられ、その大部分が砕けてしまいます。

弾け飛んだ剣先の一部はガノンドロフの頬を傷つけますが、その傷もすぐに再生されます。マスターソードでも対抗できないほど、復活したガノンドロフの瘴気が強大であることを示す場面です。

空島で目覚めたリンクの手元には、刀身がほとんど残っていない「朽ちたマスターソード」があります。この状態では攻撃力が非常に低く、ツタを切るなど限られた用途にしか使えません。

  • リンクは物語開始時からマスターソードを所持している
  • ハイラル城地下で封印されていたガノンドロフが復活する
  • ガノンドロフの瘴気によって刀身の大部分が崩壊する
  • 剣先の破片がガノンドロフの頬を傷つける
  • 朽ちた状態のマスターソードがリンクの手元に残る

朽ちたマスターソードが過去のゼルダへ届く

始まりの空島での冒険を終えたリンクは、時の神殿で朽ちたマスターソードを光の中へ差し出します。剣は時を越え、ハイラル王国建国期の時代へ飛ばされたゼルダのもとへ届きます。

過去へ渡ったゼルダは、傷ついたマスターソードが未来のリンクから送られてきたことを知ります。マスターソードには時間をかけて回復する性質があり、聖なる力を長期間受け続けるほど、力を増していくことも明らかになります。

しかし、通常の寿命を持つゼルダが待てる時間には限りがあります。ガノンドロフを倒せるほど剣を強化し、遥か未来のリンクへ届けるには、途方もなく長い年月にわたって聖なる力を注ぎ続ける必要がありました。

ゼルダはマスターソードを未来へ託すため、自分自身を犠牲にする決断をします。この決断が、現代のハイラル上空を飛ぶ白龍とマスターソードの所在につながります。

ゼルダが白龍となってマスターソードを修復する

過去のゼルダは、ゾナウ族の秘石を呑み込む「龍化の法」を使います。秘石を呑んだ者は不老長寿の龍へ変化する一方、人としての姿や自我を失い、元には戻れないとされていました。

ゼルダはその代償を理解した上で秘石を呑み、白龍へ変化します。白龍の頭には朽ちたマスターソードが収められ、ゼルダの持つ光と時の力を受けながら修復され続けます。

白龍となったゼルダは、過去から現代までの長い年月を生き続けます。その間にマスターソードの刀身は再生し、ガノンドロフの瘴気によって破壊される前よりも強い聖なる力を蓄えます。

歴代作品では、賢者の祈りや聖なる炎によってマスターソードが強化されてきました。本作では、ゼルダ自身が龍となり、長い時間を使って剣を回復させるという方法が選ばれています。

  • マスターソードは長時間聖なる力を受けるほど強くなる
  • ゼルダは秘石を呑み、白龍へ変化する
  • 白龍の頭でマスターソードが修復され続ける
  • 過去から現代までの長い年月をかけて刀身が再生する
  • ゼルダの光と時の力がマスターソードへ注がれる

白龍から引き抜くにはがんばりゲージ2周分が必要

現代で再生したマスターソードは、白龍の頭に刺さった状態でハイラル上空を移動しています。リンクは空島やほかの龍などを利用して白龍の背中へ降り、頭まで移動しなければなりません。

マスターソードを引き抜こうとすると白龍が激しく動くため、リンクのがんばりゲージが減少します。最後までつかまり続けるには、がんばりゲージが2周分必要です。

前作『ブレス オブ ザ ワイルド』ではハート13個が入手条件でしたが、本作ではハートの数ではなく、がんばりゲージが使われます。ハートを優先して増やしている場合は、祠を攻略してがんばりの器を追加する必要があります。

白龍の位置は、地上絵に残された「龍の泪」の記憶や、デクの樹に関係するイベントを進めることで探しやすくなります。特定の物語をすべて終える前でも白龍へ到達できれば入手できますが、ゼルダの決断を知ってから剣を取り戻すことで物語の意味が分かりやすくなります。

比較項目ブレス オブ ザ ワイルドティアーズ オブ ザ キングダム
剣の場所コログの森の台座白龍の頭
入手条件通常のハート13個がんばりゲージ2周分
剣を守る存在デクの樹白龍となったゼルダ
入手時の試練ハートの減少に耐えるがんばりゲージの減少に耐える

スクラビルドで素材の攻撃力と効果を追加できる

再生したマスターソードは、リンクの能力「スクラビルド」に対応しています。魔物の角、鉱石、武器、ゾナウギアなどを組み合わせることで、素材が持つ攻撃力や特殊効果を追加できます。

通常の武器へ素材を付けると外見が大きく変化しますが、マスターソードは納刀時の姿が基本的に維持されます。攻撃する瞬間だけ、取り付けた素材を模した光の形が刀身に現れる特別な演出です。

スクラビルドを行っても、マスターソードは片手剣として扱われます。大きな素材や両手武器を付けた場合でも、盾と併用できる基本的な操作方法は変わりません。

ただし、マスターソードが力を使い果たして眠りにつくと、スクラビルドした素材は消滅します。武器を手放せないため分解屋を利用して素材だけを回収することもできず、貴重な素材を付ける場合は注意が必要です。

  • 素材の攻撃力や属性効果を追加できる
  • スクラビルド後も片手剣として使用できる
  • 納刀時はマスターソード本来の外見が維持される
  • 攻撃時のみ素材を模した光の刀身が現れる
  • 剣が力を使い果たすと取り付けた素材は失われる

瘴気をまとった敵とガノンドロフ戦で覚醒する

通常時のマスターソードは攻撃力30相当ですが、地底などに出現する瘴気をまとった敵を相手にすると刀身が輝き、攻撃力が上昇します。この状態では、退魔の剣としての性質を生かした戦いができます。

ファントムガノンやガノンドロフなど、マスターソードと特に因縁の深い敵を相手にすると、さらに強い覚醒状態になります。攻撃力が大きく上がるだけでなく、耐久力を気にせず戦える特別な状態です。

通常の戦闘で力を使い果たした場合は、『ブレス オブ ザ ワイルド』と同様に一時的に使用できなくなります。約10分が経過すると回復しますが、その間は別の武器を使わなければなりません。

ハート満タン時にはソードビームも使用できます。また、新式・英傑の服や思い出の服を装備している場合は、ハートが減っていてもソードビームを放てるようになります。

最終決戦では必ずマスターソードを使用する

マスターソードは最終決戦前に入手せず、ガノンドロフのもとへ向かうこともできます。その場合は最終決戦の流れの中で白龍から剣を受け取るイベントが発生し、がんばりゲージの条件なしで入手できます。

最終決戦では、事前にマスターソードが力を使い果たしていても回復します。ガノンドロフを相手に最大限の力を発揮し、戦闘中に耐久力を失うこともありません。

最後はリンクがマスターソードを使って決着をつけます。物語冒頭でガノンドロフの瘴気に砕かれた剣が、ゼルダの長い犠牲によって再生し、再びガノンドロフへ振るわれる構成です。

『ティアーズ オブ ザ キングダム』のマスターソードは、破壊と再生が物語の中心に置かれています。白龍となったゼルダが悠久の時をかけて聖なる力を注ぎ続けたことで、マスターソードはリンクとゼルダのつながりを象徴する剣として描かれました。

『ゼルダ無双 封印戦記』でのマスターソード

ゼルダ無双 封印戦記 -Switch2

『ゼルダ無双 封印戦記』では、完成したマスターソードそのものを武器として使うわけではありません。『ティアーズ オブ ザ キングダム』冒頭で砕けた剣先の一部が過去へ渡り、ゾナウ族の特殊なゴーレムへ宿る形で物語に関わります。

マスターソードの欠片によって起動した「謎のゴーレム」は、リンクを思わせる戦い方と邪悪な存在へ立ち向かう意思を持ち、やがて「騎士ゴーレム」と呼ばれるようになります。コログ族のカラモと旅を続けながら、ゼルダやラウルたちの封印戦争を支えます。

以下には『ゼルダ無双 封印戦記』の重要なネタバレが含まれます。

項目内容
登場する部分『ティアーズ オブ ザ キングダム』冒頭で欠けた剣先
剣先が移動した時代ハイラル王国建国期の封印戦争の時代
剣先が宿った存在ゾナウ族が作った特殊なゴーレム
ゴーレムの呼び名謎のゴーレム、騎士ゴーレム
旅の仲間コログ族のカラモ
剣先が与えた力リンクを思わせる戦闘技術と邪悪なものへ立ち向かう意思
宿敵ガノンドロフの瘴気を宿した禁忌のゴーレム
最終的な結末禁忌のゴーレムを倒した後、剣先が砕けて機体も崩壊する

マスターソードの剣先がゼルダとともに過去へ渡る

『ティアーズ オブ ザ キングダム』の冒頭で、リンクとゼルダはハイラル城地下に封印されていたガノンドロフと遭遇します。ガノンドロフの瘴気を受けたマスターソードは刀身が崩壊し、複数の破片に分かれました。

この時に欠けた剣先の一部が、ゼルダとともにハイラル王国建国期へ移動していました。後にリンクから過去のゼルダへ送られる朽ちたマスターソード本体とは別の破片です。

マスターソード本体はゼルダが白龍となって修復し、現代のリンクへ届けられます。一方、過去へ落ちた剣先は封印戦争の時代で別の役割を担うため、本編における剣の再生と矛盾しない構成です。

  • ガノンドロフの瘴気によってマスターソードが破損する
  • 欠けた剣先の一部がゼルダとともに過去へ移動する
  • 剣先は朽ちたマスターソード本体とは別に存在する
  • 本体は後に白龍となったゼルダが修復する
  • 剣先は封印戦争の時代で騎士ゴーレムの核となる

『封印戦記』が『ティアーズ オブ ザ キングダム』で描かれた過去の封印戦争を扱う作品であることは、『ゼルダ無双 封印戦記』公式サイトでも紹介されています。

カラモが剣先を見つけて謎のゴーレムを起動する

過去へ渡ったマスターソードの剣先は、地底に封じられていた特殊なゴーレムの近くへ落ちます。ハイラル各地を旅していたコログ族のカラモが剣先を発見して拾い上げると、破片はゴーレムの核へ引き寄せられます。

マスターソードの剣先が核へ収まったことで、長く停止していたゴーレムが起動します。最初は正体が分からないため「謎のゴーレム」と呼ばれ、カラモとともに地底から地上へ向かいます。

ゴーレムは人の言葉を話しませんが、カラモの行動に反応し、邪悪な力を感じ取ると自ら目的地へ向かいます。カラモは行き先を決められないまま同行することになりますが、旅を続ける中で二人は強い信頼関係を築きます。

公式情報では、謎のゴーレムは変形して飛行できる正体不明の存在、カラモは自分が根を下ろす土地を探して旅をするコログとして紹介されています。詳しい基本設定は任天堂公式の作品紹介で確認できます。

マスターソードの欠片からリンクの戦闘技術を受け継ぐ

騎士ゴーレムは、片手剣と盾を組み合わせた戦い方を得意とします。攻撃や回避の動きには現代のリンクを思わせる要素があり、マスターソードの剣先を通じてリンクの戦闘技術や判断力を受け継いだことが示されています。

さらに、剣先が宿ったことで邪悪なものを探し出し、倒そうとする目的も与えられます。言葉を話せなくても危険にさらされた者を守り、魔王軍へ立ち向かう姿は、マスターソードに選ばれた勇者の行動と重なります。

戦場で多くの人々を救ったことで、謎のゴーレムは次第に英雄として認められ、「騎士ゴーレム」と呼ばれるようになります。未来のリンク本人は封印戦争の時代に存在しませんが、マスターソードの一部を宿したゴーレムが勇者に近い役割を果たします。

ゲーム中では剣や盾だけでなく、ゾナウギアを利用した攻撃や飛行形態への変形も可能です。地上での集団戦と空中戦の両方に対応し、カラモを背中へ乗せてハイラル各地を巡ります。

  • 片手剣と盾を使ったリンクに近い戦闘スタイルを持つ
  • 邪悪な力を感知すると自ら戦いへ向かう
  • 変形して空を飛ぶことができる
  • カラモを背中に乗せてハイラル各地を旅する
  • 人々を守る活躍から騎士ゴーレムと呼ばれるようになる

ゼルダたちの封印戦争を陰から支える

騎士ゴーレムとカラモは、旅の途中で魔王軍に襲われた各地の人々を助けます。その活躍はラウルやゼルダたちにも知られるようになり、二人は封印戦争における協力者として迎えられます。

ラウルと六賢者が魔王ガノンドロフを地底へ誘導し、封印するための最終作戦を進める一方、騎士ゴーレムは地上に残ります。各地へ押し寄せる魔王軍を迎え撃ち、住民やハイラル軍を守る役目を担いました。

『ティアーズ オブ ザ キングダム』では語られなかった存在ですが、騎士ゴーレムの戦いによって、ラウルたちはガノンドロフの封印へ集中できました。マスターソードの小さな欠片が、未来とは異なる形でハイラルを救ったことになります。

禁忌のゴーレムとの戦いでマスターソードの力を使う

騎士ゴーレムの前には、同型の機体である「禁忌のゴーレム」が立ちはだかります。禁忌のゴーレムはガノンドロフの瘴気を宿しており、マスターソードの光を核とする騎士ゴーレムとは対になる存在です。

魔王軍との連戦によって、騎士ゴーレムの機体は大きく損傷します。それでもカラモの呼びかけに応えて立ち上がり、暴走する禁忌のゴーレムとの最後の戦いへ向かいます。

決戦ではカラモと力を合わせ、マスターソードを模した光の刃を作り出します。騎士ゴーレムは光の剣で禁忌のゴーレムを倒し、ハイラルの人々を危機から救います。

しかし、戦いで受けた損傷は大きく、ゴーレムの核となっていたマスターソードの剣先も砕けます。力を使い果たした騎士ゴーレムの機体は崩れ、カラモの前で動かなくなりました。

比較項目騎士ゴーレム禁忌のゴーレム
核となる力マスターソードの剣先ガノンドロフの瘴気
行動目的邪悪な存在を倒し、人々を守る騎士ゴーレムを追い、破壊する
共に行動する存在コログ族のカラモ魔王軍
象徴する力退魔の光魔王の闇
最終決戦光のマスターソードを作り出す騎士ゴーレムに敗れる

騎士ゴーレムの記録が後世に残らなかった理由

騎士ゴーレムを失ったカラモは、最後の戦場を自分が根を下ろす場所に選びます。ゴーレムの残骸をそばに置き、自らは一本の木となって相棒が眠る場所を見守り続けます。

封印戦争の後、ゼルダと侍女ラナリアは、騎士ゴーレムに関する記録を公に残さないことを決めます。同型のゴーレムが再び発見され、悪しき者に利用される危険を避けるためです。

記録が意図的に伏せられたことで、現代の『ティアーズ オブ ザ キングダム』では騎士ゴーレムの存在が語られていません。未来の歴史に残らなかった英雄を描くことが、『封印戦記』におけるマスターソードの欠片の役割です。

騎士ゴーレムの詳しい経緯とゲーム内の記述は、Knight Construct|Zelda Wikiにも整理されています。

『ゼルダ無双 封印戦記』では、マスターソード本体が登場しない代わりに、欠けた剣先が一人の英雄を生み出します。小さな破片にも退魔の力とリンクの意思が残されており、カラモと騎士ゴーレムの旅を通して、マスターソードが使い手の精神まで受け継ぐ剣であることが描かれました。

マスターソードが登場しない主な作品と代わりの剣

ニンテンドー3DSソフト ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D

マスターソードは『ゼルダの伝説』シリーズを象徴する武器ですが、すべての作品に登場するわけではありません。ハイラル以外の土地が舞台となる作品や、異なる伝承を扱う作品では、別の剣がマスターソードに近い役割を担っています。

代わりに登場する剣には、物語の進行に合わせて強化される、魔物やラスボスに有効、体力満タン時に剣ビームを放てるといった共通点があります。マスターソードそのものではなくても、その特徴を受け継いだ武器は少なくありません。

作品主な剣マスターソードに近い特徴
ゼルダの伝説ホワイトソード/マジカルソード段階的に攻撃力が上がり、体力満タン時には剣ビームを放てる
リンクの冒険マジカルソード剣の交換ではなく、経験値によってリンクの攻撃力が成長する
夢をみる島レベル2の剣/コホリントの剣通常の剣より強く、体力満タン時に剣ビームを放てる
ムジュラの仮面フェザーソード/金剛の剣コキリの剣を鍛えて強化する。鬼神の剣では剣ビームも使用可能
ふしぎのぼうしホワイトソード/フォーソード物語の中で強化され、最終的にはリンクの分身を生み出せる
夢幻の砂時計夢幻のつるぎ邪悪な存在との決戦に必要となる物語上の重要武器
大地の汽笛ロコモの剣魔を倒す力を持ち、最終決戦で重要な役割を果たす
知恵のかりもの力の剣強化によって性能が上がり、最大レベルでは剣ビームを放てる

『ゼルダの伝説』と『リンクの冒険』

シリーズ第1作『ゼルダの伝説』には、まだマスターソードという設定がありません。リンクが最初に手にする剣よりも強い武器として、ホワイトソードとマジカルソードが登場します。

いずれも冒険の進行に応じて入手できる上位の剣で、リンクの攻撃力を高める役割を持っています。また、本作では最初に入手する剣でも、体力が満タンなら剣先からビームを放てます。後のシリーズではマスターソードなどの強力な武器と結び付くことが多い能力ですが、初代では序盤から利用できるのが特徴です。

続編の『リンクの冒険』では、武器をより強い剣へ交換する仕組みがありません。敵を倒して経験値を獲得し、リンク自身の攻撃力を成長させるシステムが採用されています。設定上は前作から引き続き、マジカルソードとマジカルシールドを装備しています。

  • 初代ではホワイトソードとマジカルソードが上位武器として登場する
  • 最初に入手する剣でも、体力満タン時には剣ビームを使用できる
  • 『リンクの冒険』では剣の交換ではなく、経験値で攻撃力が上がる

『夢をみる島』のコホリントの剣

『ゼルダの伝説 夢をみる島』ではマスターソードが登場せず、通常の剣を強化した武器が用意されています。オリジナル版では「レベル2の剣」と呼ばれていますが、Nintendo Switch版では「コホリントの剣」という固有の名称が付けられました。

コホリントの剣は通常の剣より攻撃力が高く、ハートが満タンの状態では剣ビームを放てます。台座から選ばれた勇者が抜く剣ではありませんが、強化武器と剣ビームという点に、マスターソードと共通する要素があります。

本作はコホリント島という独自の世界を舞台としているため、ハイラルに伝わる退魔の剣ではなく、その土地に合わせた武器が登場する構成です。

『ムジュラの仮面』ではコキリの剣を鍛える

『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は『時のオカリナ』の後日譚ですが、リンクはマスターソードを持たずに旅を始めます。基本武器となるのは、子ども時代から使用しているコキリの剣です。

コキリの剣は鍛冶屋に預けることで、攻撃力の高いフェザーソードへ強化できます。ただし、フェザーソードには使用回数の制限があり、一定回数使用すると元のコキリの剣へ戻ります。さらに金砂を使って鍛え直せば、より強く耐久制限のない金剛の剣が完成します。

また、鬼神の仮面で変身したリンクは、独特な形状を持つ鬼神の剣を使用します。鬼神の剣からは光の攻撃を放つことができ、マスターソードのソードビームに近い能力を備えています。

  • コキリの剣を鍛えるとフェザーソードになる
  • フェザーソードをさらに鍛えると金剛の剣が完成する
  • 鬼神リンクが使う鬼神の剣は遠距離へ光の攻撃を放てる

『ふしぎのぼうし』のホワイトソードとフォーソード

『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』では、マスターソードに代わってホワイトソードとフォーソードが物語の中心になります。冒険の発端となる剣は一度折れてしまいますが、修復を経てホワイトソードとして生まれ変わります。

ホワイトソードは、各地で集めたエレメントの力を宿すことで段階的に能力を獲得します。光る床の上で力をためて回転斬りを行うとリンクの分身が現れ、複数のスイッチを同時に押したり、大きな障害物を動かしたりできるようになります。

宿したエレメントが増えるほど作れる分身も増え、最終的にフォーソードへ強化されると最大4人で行動できます。剣ビームについては武器固有の標準能力ではなく、冒険中に習得する剣技として用意されています。

『夢幻の砂時計』と『大地の汽笛』の退魔武器

『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』は『風のタクト』の後日譚です。前作ではマスターソードがガノンドロフとともに海底へ沈んだため、本作では夢幻のつるぎが決戦用の武器として登場します。

物語後半では、夢幻のつるぎを完成させるための素材を求めて複数の神殿を攻略します。完成した剣は、ラスボスとその眷属に対抗するために欠かせません。入手時にマスターソードと関係の深い音楽が流れる点からも、シリーズにおける聖剣の役割を引き継いだ武器と分かります。

その後の時代を描く『ゼルダの伝説 大地の汽笛』では、ロコモの剣が登場します。ロコモの剣は魔を打ち倒せる力を持ち、物語の終盤にシャリンから託されます。名称や由来はマスターソードと異なりますが、最終決戦に必要な退魔武器という立ち位置は共通しています。

『知恵のかりもの』では力の剣が登場

ゼルダが主人公となる『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』にも、マスターソードは登場しません。代わりに、無の世界の魔物へ対抗できる「力の剣」が登場します。

ゼルダは力の剣を使うことで一時的に剣士モードとなり、リンクのような剣術で敵と戦えます。剣士モードには使用時間の制限がありますが、力のかけらを集めてルーベリの家へ持ち込めば、武器の性能や使用時間を強化できます。

力の剣を最大のレベル3まで強化すると、ハート満タン時に剣ビームを放てるようになります。物語上の由来はマスターソードと異なるものの、段階的な強化や光の遠距離攻撃など、歴代の聖剣を意識させる特徴を持つ武器です。

このように、マスターソードが登場しない作品でも、その役割自体が消えるとは限りません。舞台や物語に合わせた別の剣が用意され、次のような要素を引き継いでいます。

  • 通常の剣から段階的に強化される
  • 魔物や物語の最終的な敵に対抗する力を持つ
  • 体力満タンなどの条件を満たすと剣ビームを放てる
  • 扉の解放や分身など、戦闘以外でも物語を進める鍵になる

名称や設定が違っていても、冒険の節目で手に入り、主人公を決戦へ導くという役割は共通しています。マスターソードの非登場作品を比較すると、シリーズが聖剣の要素を作品ごとに組み替えてきたことが分かります。

ゼルダの伝説シリーズ以外でのマスターソードの登場

マスターソードは『ゼルダの伝説』シリーズ以外のゲームにも登場しています。リンクの標準装備として使われる作品だけでなく、家具、変身アイテム、コラボ武器として採用された例もあります。

ただし、作品によって扱い方は異なります。原作に近い性能を持つ場合もあれば、見た目だけを再現した装備や、「マスターソード」という名称だけが使われた別の武器もあります。主な登場例は以下の通りです。

作品・シリーズ登場形式主な特徴
大乱闘スマッシュブラザーズリンクの武器通常攻撃や必殺技で使用。作品によってはソードビームも放てる
ソウルキャリバーIIリンクの基本装備ハイリアの盾と組み合わせて使用する
どうぶつの森家具部屋に飾ることができ、触れると効果音が流れる
スーパーマリオメーカー2変身アイテムマリオがリンクへ変身し、剣や弓矢などを使える
モンスターハンター4/4Gコラボ武器片手剣として生産・強化できる
モンスターハンタークロス/ダブルクロスコラボ武器イベントクエストを通じて生産素材を入手する
The Elder Scrolls V: Skyrim装備アイテムNintendo Switch版でハイリアの盾などとともに登場する
ファイアーエムブレム 紋章の謎同名の武器ゼルダシリーズの聖剣とは設定・デザインが異なる

『大乱闘スマッシュブラザーズ』ではリンクの愛剣として登場

『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは、リンクの武器としてマスターソードが登場します。通常攻撃、スマッシュ攻撃、空中攻撃などの多くに剣を使用しており、原作を知らないプレイヤーにもマスターソードのデザインが広く知られるきっかけになりました。

ただし、リンクを名乗るファイターが全員マスターソードを装備しているわけではありません。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に登場するこどもリンクは、マスターソードではなくコキリの剣を使用します。

『大乱闘スマッシュブラザーズX』のアドベンチャーモード「亜空の使者」では、森の台座に刺さったマスターソードをリンクが引き抜いて登場します。原作で繰り返し描かれてきた、選ばれた勇者が台座から剣を抜く場面を取り入れた演出です。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のリンクは、『ブレス オブ ザ ワイルド』を基にした姿で参戦しています。ダメージが0%のときに横スマッシュ攻撃を使用すると、剣先からソードビームを放てます。原作と同様に、無傷の状態が発動条件となっています。

  • リンクの通常攻撃やスマッシュ攻撃に使用される
  • こどもリンクはマスターソードではなくコキリの剣を装備する
  • 「亜空の使者」では森の台座から引き抜く場面がある
  • 『スマブラSP』ではダメージ0%時にソードビームを放てる

GameCube版『ソウルキャリバーII』のリンク

GameCube版『ソウルキャリバーII』には、『時のオカリナ』を基にしたリンクがゲストキャラクターとして登場します。基本装備はマスターソードとハイリアの盾です。

本作では剣と盾を使った近距離戦だけでなく、爆弾、弓矢、ブーメランを組み込んだ攻撃も使用できます。『ゼルダの伝説』におけるリンクの装備を、3D対戦格闘ゲームの技として再構成したキャラクターです。

複数の武器を集められるウェポンマスターモードでは、マスターソードはリンクの基本的な武器として扱われています。特殊な条件を前提とした武器ではなく、リンクの標準的な操作を覚えるのに適した性能です。

『どうぶつの森』では家具として飾れる

『どうぶつの森』シリーズでは、マスターソードが家具の一種として登場しています。敵と戦うための武器ではなく、プレイヤーの部屋に設置して楽しむコレクションアイテムです。

トライフォースなどのゼルダ関連家具と一緒に配置すれば、ハイラルをイメージした部屋を作れます。設置したマスターソードに触れると、『ゼルダの伝説』でアイテムを入手したときの効果音が流れる仕掛けもあります。

戦闘能力を再現した登場ではありませんが、台座に収められた聖剣を自分の部屋へ飾れる点が特徴です。マスターソードが武器としてだけでなく、シリーズを象徴するデザインとして扱われている例といえます。

『スーパーマリオメーカー2』ではリンクへの変身アイテム

『スーパーマリオメーカー2』では、アップデートVer.2.0.0からマスターソードが追加されました。「スーパーマリオブラザーズ」のゲームスキンで使用できるアイテムで、取得したマリオはリンクの姿へ変身します。

リンクへ変身している間は、マスターソードによる攻撃に加えて、弓矢や爆弾も使用できます。通常のマリオでは倒しにくい敵を攻撃したり、離れた場所にある仕掛けを作動させたりできるため、コース制作の幅も広がります。

ダメージを受けると変身が解除され、通常のマリオへ戻ります。本作のマスターソードは単なる武器ではなく、マリオの操作方法をリンクのアクションへ切り替える変身アイテムとして採用されています。

  • Ver.2.0.0で追加されたアイテム
  • 「スーパーマリオブラザーズ」のゲームスキンで使用可能
  • 取得するとマリオがリンクへ変身する
  • 剣だけでなく弓矢や爆弾も使えるようになる
  • ダメージを受けるとリンクへの変身が解除される

『モンスターハンター』シリーズでは片手剣として登場

『モンスターハンター4』では、『ゼルダの伝説』とのコラボ武器としてマスターソードが登場します。コラボクエスト「ゼルダの伝説・決戦の猛炎覇竜」を攻略して素材を集めると、片手剣カテゴリーの武器を生産できます。

生産時の名称は「勇者の剣」で、さらに強化することでマスターソードになります。ハイリアの盾と組み合わせたデザインになっており、『ゼルダの伝説』におけるリンクの代表的な装備を再現しています。

通常の片手剣は腰付近に装備しますが、勇者の剣とマスターソードには、背中へ斜めに納刀する専用の見せ方が用意されています。同時期に登場したコラボ防具「勇者の服」の背中には鞘があり、剣を納めた状態が自然に見えるよう作られています。

『モンスターハンター4G』では、G級に対応した強化先「マスターソードG」が追加されました。その後の『モンスターハンタークロス』でも、コラボクエスト「ゼルダの伝説・力と知恵と勇気」を通じてマスターソードを生産できます。『モンスターハンターダブルクロス』には、再びマスターソードGまでの強化先が用意されています。

各作品で攻撃力や斬れ味などの性能は異なりますが、片手剣と盾の組み合わせ、背中へ納刀する演出、イベントクエストを通じた入手方法など、原作の雰囲気を重視したコラボ装備です。

Nintendo Switch版『Skyrim』では正式な装備として入手可能

Nintendo Switch版『The Elder Scrolls V: Skyrim』には、マスターソードが正式な装備アイテムとして収録されています。ハイリアの盾や英傑の服も登場するため、リンクをイメージした装備一式をそろえられます。

入手方法は、ゲーム内の特定場所に置かれた宝箱を探す方法と、対応する『ゼルダの伝説』関連amiiboを読み込ませる方法があります。他社が開発するオープンワールドRPGの中で、マスターソードを実際の武器として使用できる例です。

『ファイアーエムブレム 紋章の謎』のマスターソードは同名の別武器

『ファイアーエムブレム 紋章の謎』にも「マスターソード」という名称の武器が登場します。ただし、こちらはリンクが使う退魔の剣とは設定もデザインも異なる武器です。

特定の敵が所持しており、倒すことで入手できます。高い必殺性能を持つ剣ですが、ハイラル、トライフォース、勇者の資格といった『ゼルダの伝説』側の設定はありません。

そのため、外部作品に登場したゼルダシリーズのマスターソードとして扱う場合は、『スマブラ』『ソウルキャリバーII』『モンスターハンター』などのコラボ登場と区別する必要があります。同じ任天堂作品に同名の武器が存在する例として整理しておくと分かりやすいでしょう。

シリーズ外での登場方法を比べると、マスターソードはリンクの武器に限らず、家具、変身アイテム、コラボ装備としても活用されています。特徴的な刀身と鍔だけで『ゼルダの伝説』を連想できるため、ゲームの枠を越えて使用しやすい象徴的なアイテムとなっています。

タイトルロゴに描かれたマスターソード

ゲームミュージックCD ゼルダの伝説 時のオカリナ オリジナルサウンドトラック[通常盤]

マスターソードはゲーム本編の武器としてだけでなく、一部作品のタイトルロゴにも描かれています。特に英語表記の「Z」と剣を組み合わせたデザインが多く、マスターソードが『ゼルダの伝説』を象徴する存在であることが分かります。

ロゴに使われるマスターソードは、すべて同じ状態ではありません。通常の姿だけでなく、錆びた刀身や朽ちた刀身が描かれることもあり、各作品の物語や世界の状況を視覚的に伝える役割も担っています。

作品ロゴが使われた版マスターソードの描かれ方
神々のトライフォース日本国外版のゲーム内タイトル画面タイトルの「Z」を上から縦に貫く
神々のトライフォース&4つの剣日本版を含むゲーム内タイトル画面日本国外版『A Link to the Past』に近い構図
時のオカリナ日本版および『時のオカリナ 3D』「Z」の背後へ斜めに重ねられている
ゼルダ無双日本版と日本国外版横向きの剣身にリンクの青いマフラーが巻かれている
ブレス オブ ザ ワイルド欧米版錆びたマスターソードが「Z」を縦に貫く
ティアーズ オブ ザ キングダム欧米版刀身が朽ちたマスターソードが「Z」を縦に貫く

タイトルロゴでの初登場は『神々のトライフォース』

タイトルロゴにマスターソードが描かれた最初の例は、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』の日本国外版『The Legend of Zelda: A Link to the Past』です。ゲーム内のタイトル画面では、タイトルを構成する「Z」の文字をマスターソードが上から縦に貫いています。

剣をタイトル文字へ組み込むことで、マスターソードが物語の中心となる武器であることを一目で伝えるデザインです。本作はマスターソードがシリーズで初めて登場した作品でもあるため、ゲーム本編とロゴの両方で、後のシリーズへ続く基本的なイメージが作られました。

ただし、日本国外版のパッケージに使われたロゴには、マスターソードとは異なる剣が描かれています。ゲーム内タイトル画面とパッケージでは別のデザインが使われているため、ロゴに剣が描かれているだけでマスターソードと判断しないよう注意が必要です。

後に発売された『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』では、日本版のタイトル画面にも、日本国外版『A Link to the Past』と同系統のロゴが採用されました。これにより、日本版でも「Z」とマスターソードを組み合わせたデザインが見られるようになっています。

  • 初出は日本国外版『A Link to the Past』のゲーム内タイトル画面
  • マスターソードが「Z」を上から縦に貫いている
  • 日本国外版のパッケージロゴには別の剣が使われている
  • 『神々のトライフォース&4つの剣』では日本版にも同系統のロゴが採用された

日本版ロゴでの初登場は『時のオカリナ』

日本版のタイトルロゴにマスターソードが初めて描かれた作品は、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』です。タイトルの英語表記部分にある「Z」の背後へ、マスターソードが斜めに重ねられています。

剣の握りは右上を向き、刀身が左下へ伸びる構図です。「Z」を縦に貫く『神々のトライフォース』とは異なり、文字と盾、剣を重ねた立体的なデザインになっています。

本編では、マスターソードが聖地への扉を開く鍵となり、リンクを少年時代と青年時代の間で移動させる重要な役割を持っています。ロゴの中央に近い位置へ剣を配置することで、物語を象徴するアイテムであることが強調されています。

ニンテンドー3DS向けに発売されたリメイク版『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』でも、基本的な構図は受け継がれました。色合いや質感は調整されていますが、マスターソードを斜めに配置する特徴は共通しています。

『ゼルダ無双』では青いマフラーを組み合わせたデザイン

『ゼルダ無双』のタイトルロゴにもマスターソードが描かれています。日本版では「無双」の文字の背後へ、握りを左側にした状態で横向きに配置されています。

剣身には、本作のリンクが首元に結んでいる青いマフラーが巻き付いています。マスターソードだけで『ゼルダの伝説』らしさを示し、青いマフラーによって『ゼルダ無双』独自のリンクを表現したデザインです。

移植版の『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ』と『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX』でも、同様の意匠が使われています。対応機種が変わっても、マスターソードと青いマフラーの組み合わせは、本作を示す共通のシンボルとして残されました。

日本国外版の『Hyrule Warriors』『Hyrule Warriors Legends』『Hyrule Warriors: Definitive Edition』では、「Warriors」の文字の背後にマスターソードが描かれています。文字の配置は言語によって異なりますが、横向きの剣と青いマフラーを組み合わせる基本デザインは共通です。

  • 日本版では「無双」の文字の背後に横向きで配置される
  • 剣の握り部分は左側を向いている
  • 剣身にリンクの青いマフラーが巻き付いている
  • 移植版や日本国外版でも基本的な意匠が受け継がれている

『ブレス オブ ザ ワイルド』では錆びた刀身を描写

欧米版『The Legend of Zelda: Breath of the Wild』のロゴには、錆びたマスターソードが描かれています。剣はタイトルの「Z」を縦に貫いており、『神々のトライフォース』で使われた構図を思わせる配置です。

一方で、描かれているのは本来の輝きを保った聖剣ではありません。刀身は錆びて傷つき、長い年月と過去の戦いを経た状態になっています。

本編でも、マスターソードは100年前の厄災との戦いで大きく損傷し、ゼルダによってコログの森の台座へ納められています。錆びた剣をロゴに使うことで、荒廃したハイラルと、力を失ったマスターソードの状態を同時に表現しています。

従来のロゴでは、マスターソードは勇者の力や退魔の象徴として描かれてきました。『ブレス オブ ザ ワイルド』では、その象徴が傷ついた姿を見せることで、これまでとは異なる物語の始まりを印象付けています。

『ティアーズ オブ ザ キングダム』では朽ちた剣へ変化

欧米版『The Legend of Zelda: Tears of the Kingdom』では、剣身が朽ちたマスターソードが「Z」の文字を縦に貫いています。前作の錆びた姿からさらに損傷が進み、刀身の途中から先が失われた状態です。

本編の冒頭では、ハイラル城地下で復活したガノンドロフの瘴気を受け、マスターソードの刀身が朽ちてしまいます。ロゴはこの出来事を反映しており、ゲームを始める前からマスターソードに異変が起きることを伝えています。

『ブレス オブ ザ ワイルド』では錆びていても剣の形は残っていましたが、『ティアーズ オブ ザ キングダム』では刀身そのものが大きく欠けています。この違いによって、続編で直面する危機が前作以上に深刻であることを視覚的に示しています。

物語では、朽ちたマスターソードが過去のゼルダのもとへ送られ、長い年月をかけて修復されます。そのため、ロゴに描かれた剣は単なる装飾ではなく、物語の始まりと再生という重要なテーマに結び付いています。

  • 『ブレス オブ ザ ワイルド』では錆びたマスターソードを使用
  • 『ティアーズ オブ ザ キングダム』では剣身が朽ちた状態を描写
  • どちらも欧米版ロゴで「Z」を縦に貫いている
  • 剣の損傷状態が、それぞれの物語の始まりを表している

タイトルロゴを並べて見ると、マスターソードの役割が時代とともに変化していることが分かります。初期作品では勇者と退魔の力を示す象徴として描かれ、『ブレス オブ ザ ワイルド』以降は、傷ついた剣が再び力を取り戻す物語まで表現するようになりました。

漫画・小説・ゲームブックにおけるマスターソードの設定

その他コミック ゼルダの伝説神々のトライフォース(2)

『ゼルダの伝説』を題材にした漫画、小説、ゲームブックにもマスターソードが登場します。ただし、これらの作品ではゲーム本編にない独自設定が加えられており、誕生の経緯、剣を抜く条件、使用者、特殊能力などが作品ごとに異なります。

特に『神々のトライフォース』を基にした初期のメディアミックス作品は、ゲーム内でマスターソードの詳しい由来が明かされていなかった時期に制作されました。そのため、ハイリア人や賢者が鍛えた剣、使い手の精神に反応する剣など、それぞれの作者による解釈が描かれています。

以下の設定は各漫画・小説・ゲームブック内のものであり、『スカイウォードソード』で明かされたゲーム本編の誕生設定とは区別する必要があります。

作品マスターソードの主な設定特徴・能力
神々のトライフォース(ゲームブック)退魔の力を持つ聖剣リンクの魂を込めると刃が輝き、威力が上がる
小説『ゼルダの伝説2 神々のトライフォース』ハイリア人によって鍛えられた剣ハイリア人の末裔だけが引き抜ける
外伝 クオークと妖精女王資格を得た勇者が抜ける剣すべての紋章を集めたリンクが引き抜く
田口順子版『神々のトライフォース』森の怪物に守られた聖剣魔法や光線を吸収し、魔法弾として放つ
かぢばあたる版『神々のトライフォース』600年前にハイラルの人々が鍛えた剣使い手の想いに反応し、ガノンの居場所も伝える
ゼルダの伝説 リルトの誓いオリジナル主人公のリルトを使い手に選ぶ想いに反応して進化し、生命力を使って剣ビームを放つ
姫川明版『神々のトライフォース』神のお告げを受けた賢者が鍛えた剣使い手が見つかる前にガノンに存在を察知される

ゲームブックではリンクの魂で威力が上がる

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』を題材にしたゲームブックでは、マスターソードが魔を退ける剣である点はゲーム版と共通しています。一方で、リンクが自分の魂を剣へ込めることで刃が輝き、攻撃力が増すという独自の能力が加えられています。

ゲーム版では紋章を集め、勇者としての資格を証明することが入手条件になっています。ゲームブック版ではそれに加えて、使い手の精神や魂が剣の力を引き出す要素が強調されています。

別の『神々のトライフォース』を基にしたゲームブックでは、封印戦争の時代に賢者たちがマスターソードを鍛えたとされています。女神の剣から生まれたという後年のゲーム設定とは異なり、人や賢者の手によって作られた退魔武器として描かれています。

  • ゲーム版と同じく魔を退ける力を持つ
  • リンクの魂を込めることで刀身が輝く
  • 使い手の精神によって攻撃力が高まる
  • 作品によっては封印戦争時代の賢者が鍛えたとされる

小説版ではハイリア人の末裔だけが抜ける

小説『ゼルダの伝説2 神々のトライフォース』では、トライフォースが聖地へ安置された後、ハイリア人によってマスターソードが鍛えられたとされています。

この設定では、マスターソードを引き抜けるのはハイリア人の末裔だけです。勇気や正しい心だけでなく、血筋も使い手を決める条件になっています。

主人公がマスターソードを手にした際には、仲間たちが見守る中で継承の儀式が行われます。台座から剣を抜けばすぐに使えるゲーム版と比べて、聖剣を受け継ぐ行為が儀式として丁寧に描かれている点が特徴です。

ゲーム本編では、マスターソードを扱える人物は「勇者」と説明されることが多く、ハイリア人の血筋だけが条件とはされていません。そのため、小説版独自の由来と継承方法として整理できます。

『クオークと妖精女王』では紋章が勇者の資格になる

読み切り漫画『ゼルダの伝説外伝 クオークと妖精女王』は、『神々のトライフォース』の冒険に関連する物語です。城から脱出したリンクはマスターソードを抜こうとしますが、この時点では剣を引き抜けません。

リンクはマスターソードを抜けなかったことで、自分の力がまだ足りないと実感します。その後、必要な紋章をすべて集めたことで、資格を持つ者として認められ、マスターソードを引き抜けるようになります。

この展開では、マスターソードが主人公だから無条件に使える武器ではないことが明確に示されています。一度失敗する場面を入れることで、紋章を集める意味とリンクの成長が分かりやすく描かれています。

田口順子版では魔法を吸収して撃ち返せる

田口順子による漫画版『神々のトライフォース』では、マスターソードが安置された森に剣を守る怪物が存在します。リンクは、おじの形見となる紋章を見せなければ怪物に襲われてしまいます。

また、封印戦争の時代には、リンクという名前の剣士がマスターソードを手にガノンへ挑んだとされています。しかし、この剣士はガノンに敗れ、命を落としました。マスターソードを持つだけでは必ず勝てるわけではないことを示す設定です。

能力面では、敵が放った魔法や光線を刀身へ吸収し、魔法弾として撃ち返せます。一般的なソードビームとは異なり、相手の攻撃を受け止めて反撃へ転用できる能力です。

  • マスターソードを守る森の怪物が存在する
  • リンクは形見の紋章を示して剣のもとへ進む
  • 過去にもリンクという剣士が使い手になっていた
  • 魔法や光線を刀身へ吸収できる
  • 吸収した力を魔法弾として放てる

かぢばあたる版では使い手の想いに反応する

かぢばあたるによる漫画版『神々のトライフォース』では、マスターソードは600年前の封印戦争でハイラルの人々によって作られました。ガノンへ対抗するために鍛えられ、剣の能力も当時の人々によって設定されたとされています。

マスターソードは使い手の想いに反応する性質を持ち、強い意志に応じて刃が輝き、威力が増します。さらに、ガノンがいる場所を持ち主へ伝える能力も備えています。

しかし、当時のガノンはトライフォースの願いによって不死身の肉体を得ていたため、600年前の勇者はマスターソードを使っても傷を与えられませんでした。そこで賢者たちは、ガノンを聖地のピラミッド内部へ封印します。

この作品でも、マスターソードは持つだけで敵を倒せる万能武器ではありません。使い手の想いによって力が変化する一方、相手の状態によっては退魔の剣でも通用しないという制限が設けられています。

『リルトの誓い』ではリンク以外の主人公が選ばれる

漫画『ゼルダの伝説 リルトの誓い』は、『神々のトライフォース』から遠い未来を描いた作品です。本作ではリンクではなく、オリジナル主人公のリルトがマスターソードの使い手に選ばれています。

マスターソードは禁断の谷にある洞窟へ隠されていましたが、ガノン復活の気配に反応して波動を放ちます。その波動を見つけたリルトが剣を引き抜き、マスターソードはリルトを新たな使い手として認めます。

リルトの想いに応じて力を発揮する性質があり、当初は錆びていた刀身も、本来の剣としての姿を取り戻します。終盤にはさらに進化し、剣ビームを放てるようになります。

ただし、この剣ビームは使い手の生命力と精神力を消費します。連続して使用すれば命に関わるため、便利な遠距離攻撃ではなく、リルトが危険を覚悟して使う切り札として描かれています。

  • リンクではなくオリジナル主人公のリルトが選ばれる
  • ガノン復活の影響を受けて剣が波動を放つ
  • リルトの想いに応じて錆びた状態から復活する
  • 進化すると剣ビームを使用できる
  • 剣ビームは生命力と精神力を消費する

姫川明版では賢者が神のお告げを受けて鍛える

姫川明による漫画版『神々のトライフォース』では、マスターソードは400年前の封印戦争の時代に作られました。神のお告げを受けた賢者たちが、ガノンへ対抗するために鍛えた剣とされています。

ところが、賢者たちがマスターソードを扱える人物を見つける前に、ガノンが剣の存在を察知します。ガノンは王宮へ邪気を送り込み、それをきっかけに騎士団と悪しき者たちの戦いが始まります。

完成した聖剣が勇者へ渡るまでを描くのではなく、マスターソードの存在そのものが敵の行動を早め、争いを引き起こす構成です。退魔の剣が希望になる一方で、ガノンから狙われる危険な存在でもあることが描かれています。

メディアミックス作品の設定を比較すると、マスターソードに共通するのは「魔へ対抗する剣」と「使い手を選ぶ剣」という二つの要素です。一方で、誰が作ったのか、何を基準に使い手を選ぶのか、どのような能力を持つのかは作品ごとに異なります。

  • ゲームブックでは使い手の魂が力へ影響する
  • 小説版ではハイリア人の血筋が使用条件になる
  • 漫画版では紋章、想い、継承などが勇者の資格として描かれる
  • 魔法吸収、敵の位置の感知、生命力を使う剣ビームなどの独自能力がある
  • 『リルトの誓い』ではリンク以外の人物が使い手に選ばれる

これらはゲーム本編の設定を補足する共通の公式年表ではなく、それぞれの作品内で完結する独自解釈です。ゲーム版との違いを意識して読むことで、マスターソードという題材がどのように広げられてきたのかを楽しめます。

マスターソードにまつわるエピソードと商品化

ハナヤマ(HANAYAMA) はずすパズル はずる ZELDA MASTER SWORD (ゼルダの伝説 マスターソード) 【難易度レベル6】

マスターソードはゲーム内だけでなく、新作発表イベント、オーケストラコンサート、任天堂の直営店でも『ゼルダの伝説』を象徴するアイテムとして使われています。フィギュアや立体パズル、実物大玩具などの商品化も行われており、武器という枠を越えてシリーズのシンボルになっています。

特に、ゲーム制作者がステージ上でマスターソードを掲げる演出は、リンクが台座から剣を引き抜く場面を現実のイベントへ持ち込んだものです。主なエピソードと商品は以下の通りです。

年・場所出来事・商品主な内容
2004年E3 2004宮本茂氏がマスターソードを手に登壇
2011年ニンテンドー3DSカンファレンス 2011宮本茂氏がマスターソードを持って登壇
オーケストラコンサート「時のオカリナ」ハイラル平原近藤浩治氏が剣を掲げ、観客の意思を確認する演出
Nintendo New York巨大なマスターソード任天堂直営店の店内展示
2017年フィギュア 回生のマスターソード『ブレス オブ ザ ワイルド』限定版の同梱品
2023年はずる ゼルダの伝説 マスターソード日本おもちゃ大賞のハイターゲット・トイ部門で優秀賞
2024年PROPLICA ゼルダの伝説 マスターソード全長約105cmでBGM・効果音・振動ギミックを搭載
サウンドトラック限定版マスターソード型USBメモリ『ティアーズ オブ ザ キングダム』の楽曲を収録

宮本茂氏がマスターソードを手に登壇

2004年に開催されたゲーム見本市「E3 2004」では、『ゼルダの伝説』シリーズでプロデューサーやゼネラルプロデューサーを務めてきた宮本茂氏が、マスターソードを手に登壇しました。

この発表では、新作映像の公開に合わせて宮本茂氏がリンクを思わせる姿でステージに現れました。ゲーム内の武器を制作者自身が掲げる演出によって、マスターソードが新たな冒険の始まりを示すアイテムとして使われています。

2011年の「ニンテンドー3DSカンファレンス 2011」でも、宮本茂氏はマスターソードを持って登壇しました。この時期には『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が発表されており、同作ではマスターソード誕生の経緯が描かれています。

マスターソードを掲げる演出は、単なる小道具の使用ではありません。シリーズを代表する人物と象徴的な武器を組み合わせることで、『ゼルダの伝説』の新作発表であることを観客へ直感的に伝えています。

  • E3 2004で宮本茂氏がマスターソードを持って登壇した
  • 2011年のニンテンドー3DSカンファレンスでも使用された
  • 新作発表とシリーズの象徴を結び付ける演出になっている

オーケストラコンサートでは観客参加の演出に使用

『ゼルダの伝説』のオーケストラコンサートでは、「『時のオカリナ』ハイラル平原」の演奏中にマスターソードが使われることがあります。この楽曲は、観客の意思表示に応じて演奏の構成が変化する特殊な形式です。

シリーズの楽曲を手掛けてきた近藤浩治氏がステージに立ち、手にしたマスターソードを掲げて観客へ意思を確認します。観客がゲームの選択へ参加するような構成になっており、通常のコンサートとは異なる演出です。

ゲームではリンクがマスターソードを掲げることで光や力を集める場面があります。コンサートではその動きを観客との合図に置き換え、視覚的にも『ゼルダの伝説』らしさを表現しています。

なお、公演によってはマスターソードではなく、『風のタクト』に登場するアイテム「風のタクト」が使用された例もあります。演奏作品に合わせて小道具が変更されることがありますが、近藤浩治氏が観客の反応を確認する基本的な流れは共通しています。

Nintendo New Yorkには巨大なマスターソードを展示

アメリカ・ニューヨークにある任天堂の直営店「Nintendo New York」では、巨大なマスターソードが店内に展示されています。ゲーム内で台座に納められた姿を思わせる展示で、店舗を代表する撮影スポットの一つになっています。

マスターソードは鳥が翼を広げたような鍔、中央の菱形の装飾、青紫色の柄など、離れた場所からでも判別しやすいデザインです。そのため、キャラクターが一緒に描かれていなくても、『ゼルダの伝説』の展示であることが伝わります。

シリーズを象徴する展示物として大型化されている点からも、マスターソードがリンクの装備品にとどまらず、『ゼルダの伝説』そのものを示すアイコンとして扱われていることが分かります。

限定版に付属した「回生のマスターソード」

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の数量限定セット「DELUXE COLLECTOR’S EDITION」には、「フィギュア 回生のマスターソード」が同梱されました。

フィギュアは、ゲーム内でコログの森の台座に納められているマスターソードを再現したものです。刀身には錆や損傷が表現されており、本来の力を失った状態で100年間眠り続けた聖剣の姿が立体化されています。

一般的なマスターソードの商品では、修復された青く輝く刀身が使われることが多いのに対し、回生のマスターソードは傷ついた状態を再現しています。『ブレス オブ ザ ワイルド』の荒廃したハイラルと、リンクの復活を象徴する限定品です。

  • マイニンテンドーストアで販売された数量限定セットの同梱品
  • コログの森の台座に納められた状態を再現
  • 錆びた刀身や損傷した部分も造形されている
  • 通常のマスターソードとは異なる「回生」の姿を立体化している

立体パズル「はずる マスターソード」が玩具賞を受賞

ハナヤマからは、マスターソードを題材にした立体パズル「はずる ゼルダの伝説 マスターソード」が発売されました。台座に刺さった剣を外し、再び元の状態へ戻すことを目的としたパズル玩具です。

ゲーム内でリンクが台座からマスターソードを引き抜く場面を、知恵を使って解くパズルへ置き換えています。見た目を再現するだけでなく、「剣を台座から抜く」という原作の印象的な動作を遊びに取り入れた商品です。

本商品は、日本おもちゃ大賞2023のハイターゲット・トイ部門で優秀賞を受賞しました。子ども向けのなりきり玩具ではなく、パズルや造形を楽しみたい年齢層に向けたマスターソード商品として評価されています。

実物大の「PROPLICA マスターソード」

TAMASHII NATIONS PROPLICA ゼルダの伝説 マスターソード 約1050mm ABS製 完成品

BANDAI SPIRITSが展開する大人向け玩具シリーズ「PROPLICA」から、「PROPLICA ゼルダの伝説 マスターソード」が2024年9月21日に発売されました。

全長は約105cm、刀身は約80cmで、ゲーム内のマスターソードを1分の1スケールで再現しています。鳥が翼を広げたような鍔、青紫色の柄、刀身に刻まれたトライフォースの紋章など、歴代作品で共通するデザインが立体化されています。

外観だけでなく、シリーズのBGMやマスターソードに関係する効果音も収録されています。剣を振る動作に合わせた振動ギミックも内蔵されており、手に持って演出を楽しめます。

マスターソードの鞘も付属するため、抜き身の状態と納刀した状態の両方で飾れます。ゲームソフトの限定版に付属する小型フィギュアとは異なり、実際に手に持てる大きさを重視した商品です。

  • 2024年9月21日に発売
  • 全長約105cm、刀身約80cmの1分の1スケール
  • シリーズ楽曲やマスターソードに関係する効果音を収録
  • 振動ギミックを内蔵
  • 専用の鞘が付属する

マスターソード型USBメモリにも商品化

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のオリジナルサウンドトラック限定版には、マスターソードをかたどったUSBメモリが同梱されました。

USBメモリには、CDとは異なる形式の音源が収録されています。パソコンへ接続するための実用品でありながら、朽ちた状態から再生するマスターソードを連想させるデザインです。

フィギュアや玩具だけでなく、音楽を収録する記録媒体にもマスターソードの形が採用されたことで、シリーズの象徴として幅広く商品化されていることが分かります。

こうしたエピソードや商品を振り返ると、マスターソードはゲーム内でガノンを倒すためだけの武器ではありません。新作発表では冒険の始まりを示し、コンサートでは観客参加の合図となり、商品では『ゼルダの伝説』の世界を現実で楽しむためのシンボルとして使われています。

マスターソードに関するよくある質問

マスターソードには、誕生した時代、剣を扱える条件、耐久力、ソードビームなど、作品ごとに異なる設定があります。ここでは『ゼルダの伝説』シリーズにおける主な疑問を整理します。

マスターソードとはどのような剣?

マスターソードは、ハイラルに古くから伝わる魔を封じる剣です。「退魔の剣」とも呼ばれ、ガノンやガノンドロフなどの邪悪な存在へ対抗する力を持っています。

一般的な武器とは異なり、勇者としての資格を持つ者だけが扱えます。作品によっては聖地への鍵、魔王を封じる装置、時代を移動するための媒介にもなっており、戦闘以外でも物語を動かす役割を担っています。

  • 魔を封じる力を持つ「退魔の剣」
  • 勇者としての資格を持つ者だけが扱える
  • 物語によっては封印や扉を開く鍵にもなる
  • シリーズ第3作『神々のトライフォース』で初登場した

マスターソードは誰が作った?

ゲーム本編における誕生の経緯は、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』で描かれています。もともとは女神ハイリアが、将来現れる勇者のために用意した「女神の剣」でした。

リンクの旅を通じて女神の剣はフロルの炎、ネールの炎、ディンの炎によって鍛えられ、マスターソードへ変化します。さらにゼルダの力を受けることで「真のマスターソード」が完成しました。

漫画や小説では、ハイリア人や賢者が鍛えたという独自設定もあります。ただし、これらは各メディアミックス作品内の設定であり、ゲーム本編の誕生経緯とは異なります。

マスターソードを使えるのはリンクだけ?

マスターソードを扱える条件は、名前がリンクであることではなく、剣に認められた勇者であることです。ゲーム本編では、時代ごとに異なる人物として登場するリンクが、勇者としてマスターソードを手にしています。

『時のオカリナ』では、少年リンクが剣を抜くこと自体はできましたが、使い手として幼すぎると判断され、魂を7年間眠らされました。剣を抜けることと、十分に扱えることが同じではない例です。

『ブレス オブ ザ ワイルド』では、現在のリンクが再び剣を引き抜くために13個のハートを必要とします。食事によって一時的に増えた黄色いハートは条件に含まれず、リンク自身が得た力を試されます。

漫画『ゼルダの伝説 リルトの誓い』では、リンクではなくオリジナル主人公のリルトが使い手に選ばれています。ただし、これは漫画独自の設定です。

悪しき者はマスターソードに触れられない?

基本設定では、マスターソードを扱えるのは正しい心を持つ勇者だけで、悪しき者は触れることさえできないとされています。そのため、ガノンドロフがマスターソードを奪って自分の武器として使用する場面はありません。

ただし、敵がマスターソードへ間接的に影響を与えることはあります。『時のオカリナ』ではガノンが剣を弾き飛ばし、『ティアーズ オブ ザ キングダム』ではガノンドロフの瘴気によって刀身が朽ちています。

つまり、邪悪な者が使い手になることはできなくても、強大な魔力や攻撃によってマスターソードを一時的に無力化することは可能です。

マスターソードの中にはファイがいる?

『スカイウォードソード』では、女神の剣に精霊ファイが宿っています。終焉の者との戦いが終わった後、ファイはマスターソードの内部で眠りにつきました。

『ブレス オブ ザ ワイルド』ではファイ本人が姿を現すことはありませんが、ゼルダがマスターソードを女性として扱い、「貴女」と呼ぶ場面があります。また、その場面では『スカイウォードソード』でファイが現れる際の効果音が使われています。

この演出から、後の時代でもファイの存在や意思がマスターソードに残っていることを意識させます。ただし、ファイがどのような状態で剣の中に存在しているのかは、詳しく説明されていません。

  • ファイは女神の剣に宿っていた剣の精霊
  • 『スカイウォードソード』の最後に剣の中で眠りにつく
  • 『ブレス オブ ザ ワイルド』ではファイを思わせる効果音が使われる
  • 後の時代における詳しい状態は明言されていない

マスターソードは壊れる?

作品によって扱いが異なりますが、マスターソードは傷ついたり、力を失ったりすることがあります。どのような攻撃を受けても絶対に破損しない剣ではありません。

『ブレス オブ ザ ワイルド』では、一般の武器は耐久力が尽きると壊れて消滅します。一方、マスターソードは消滅せず、エネルギーを使い切ると一時的に使用不能になります。現実時間で約10分が経過すると回復し、再び使用できます。

『ティアーズ オブ ザ キングダム』の冒頭では、ガノンドロフが放った瘴気によって刀身が朽ちます。その後、過去へ送られた剣を白龍となったゼルダが長い年月をかけて修復し、現代のリンクへ戻しました。

マスターソードは損傷しても完全に消滅するのではなく、聖なる力や時間によって再生する性質を持つ剣として描かれています。

マスターソードは必ず最強の武器?

マスターソードが常にゲーム内で最も高い攻撃力を持つとは限りません。作品によっては、通常の敵に対する攻撃力だけなら、マスターソードを上回る武器が存在します。

『時のオカリナ』では、ダイゴロン刀が高い攻撃力と長いリーチを持っています。ただし、ダイゴロン刀は両手持ちのため盾と併用できず、ガノンへ最後の一撃を与えるにはマスターソードが必要です。

『ブレス オブ ザ ワイルド』でも、通常時の攻撃力を上回る武器は存在します。しかし、ガーディアンとの戦闘や厄災ガノンの影響を受けた場所では刀身が輝き、攻撃力が上昇します。

マスターソードの強さは単純な攻撃力だけではなく、魔王への特効、破損しても再生する性質、ソードビーム、封印を解く能力などを含めて評価する必要があります。

ソードビームはどの作品でも使える?

ソードビームはマスターソードを代表する能力の一つですが、すべての登場作品で使用できるわけではありません。使用条件や攻撃方法も作品ごとに違います。

多くの作品では、リンクの体力が満タンのときに剣を振ると、剣先から光や衝撃波が飛びます。『スカイウォードソード』では剣を上へ掲げて光を集め、「スカイウォード」と呼ばれる攻撃を放ちます。

『ブレス オブ ザ ワイルド』では、ハートが満タンの状態で武器を投げる操作を行うとソードビームが発生します。一般の武器のようにマスターソード自体を投げることはできません。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』でも、リンクのダメージが0%のときに横スマッシュ攻撃を使用するとソードビームを放てます。

  • 体力満タンが条件になる作品が多い
  • 『スカイウォードソード』では光をためてスカイウォードを放つ
  • 『ブレス オブ ザ ワイルド』では投げる操作がソードビームに変化する
  • 作品によってはソードビームを使用できない

マスターソードはなぜ台座に納められている?

マスターソードは、正しい使い手が現れるまで剣を守るため、聖域や神殿に設けられた台座へ納められていることが多くなっています。主な安置場所には、迷いの森、時の神殿、森の聖域、封印の神殿、コログの森などがあります。

台座は保管場所だけでなく、封印装置や扉を開く仕掛けとして機能する場合があります。『時のオカリナ』では聖地への入口を開く鍵となり、『ゼルダ無双』ではガノンドロフの魂の欠片を封じる役割を持っていました。

そのため、マスターソードを引き抜く行為が必ずしも良い結果だけを生むとは限りません。剣を入手する一方で、止まっていた時間が動き出したり、別の封印が弱まったりする作品もあります。

マスターソードが登場しない作品があるのはなぜ?

『ゼルダの伝説』シリーズのすべてがハイラル王国を舞台にしているわけではなく、作品ごとに時代、土地、敵、伝承が異なるためです。物語にマスターソードが必要ない場合は、別の剣が同じような役割を担います。

『夢をみる島』ではコホリントの剣、『夢幻の砂時計』では夢幻のつるぎ、『大地の汽笛』ではロコモの剣、『知恵のかりもの』では力の剣が登場します。

マスターソードが登場しなくても、次のような要素は別の武器へ受け継がれています。

  • 物語の進行に合わせて剣が強化される
  • 魔物や最終的な敵へ対抗する力を持つ
  • 体力満タン時に剣ビームを放てる
  • 扉や封印を解くための重要アイテムになる

このように、マスターソードの設定は全作品で完全に共通しているわけではありません。勇者を選ぶこと、魔へ対抗すること、物語の節目で重要な役割を果たすことを基本にしながら、各作品のシステムや物語に合わせて能力が調整されています。

まとめ|マスターソードはゼルダの伝説を象徴する退魔の剣

マスターソードは、『ゼルダの伝説』シリーズに登場する魔を封じる聖剣です。正しい心と勇者としての資格を持つ者だけが扱うことを許され、歴代作品では主にリンクが使い手となってきました。

シリーズでの初登場は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』です。その後、『時のオカリナ』『風のタクト』『トワイライトプリンセス』『スカイウォードソード』『ブレス オブ ザ ワイルド』『ティアーズ オブ ザ キングダム』などで、物語の中心となる武器として登場しています。

単に攻撃力が高い武器ではなく、魔王への対抗手段、封印装置、聖地への鍵、時代を移動するための媒介など、作品ごとに異なる役割を与えられている点が特徴です。

項目マスターソードの要点
別名魔を封じる力を持つ「退魔の剣」
使い手剣に認められた勇者。ゲーム本編では主にリンクが使用する
誕生女神の剣が三つの聖なる炎とゼルダの力によって完成した
基本能力魔への対抗、封印、結界の解除、ソードビームなど
安置場所迷いの森、時の神殿、森の聖域、封印の神殿、コログの森など
特徴的な外見翼を広げたような鍔、菱形の装飾、トライフォースの紋章
初登場作品ゼルダの伝説 神々のトライフォース
誕生を描いた作品ゼルダの伝説 スカイウォードソード
破損と再生力を失ったり朽ちたりしても、時間や聖なる力によって再生する

女神の剣から真のマスターソードへ

『スカイウォードソード』では、マスターソード誕生の経緯が描かれました。女神ハイリアが用意した女神の剣には、剣の精霊ファイが宿っています。

リンクの冒険を通じて、女神の剣はフロルの炎、ネールの炎、ディンの炎によって段階的に鍛えられます。さらにゼルダの力が加わることで、終焉の者へ対抗できる真のマスターソードが完成しました。

戦いが終わった後、ファイはマスターソードの中で眠りにつきます。後の時代を描いた『ブレス オブ ザ ワイルド』でも、ファイを思わせる効果音やゼルダの呼びかけが使われており、剣に意思が残っていることを意識させます。

作品ごとに異なる役割を持つ

マスターソードの役割は、ガノンを倒すことだけではありません。『神々のトライフォース』ではハイラル城の結界を破り、『時のオカリナ』では聖地への鍵となり、少年時代と青年時代を移動するために使われます。

『風のタクト』では、リンクが剣を台座から抜くことで止まっていた時が動き出します。しかし、入手時には退魔の力が失われており、賢者たちの祈りによって本来の力を取り戻さなければなりません。

『トワイライトプリンセス』ではリンクを狼の姿から人間へ戻し、過去の時の神殿へ続く扉を開きます。影の世界ではソルの力を刀身へ宿し、周囲の影を振り払う能力も獲得しました。

『ブレス オブ ザ ワイルド』では、通常の武器と異なり完全には消滅しません。エネルギーを使い切ると一時的に使用できなくなりますが、時間の経過によって回復します。厄災ガノンの影響を受けた場所では刀身が輝き、退魔の剣としての力を発揮します。

『ティアーズ オブ ザ キングダム』では、ガノンドロフの瘴気によって刀身が朽ちます。その後、過去へ送られた剣を白龍となったゼルダが永い年月をかけて修復し、現代のリンクへ再び託しました。

  • 結界や封印を破る
  • 聖地や神殿への扉を開く
  • 異なる時代を行き来する鍵になる
  • 呪いや影の力を退ける
  • 魔王に対する決定的な攻撃手段になる
  • 損傷しても聖なる力や時間によって再生する

最強の武器とは限らないが物語では欠かせない

マスターソードは、すべての作品で攻撃力が最も高い武器とは限りません。『時のオカリナ』のダイゴロン刀など、通常の戦闘ではマスターソードを上回る威力を持つ武器もあります。

それでも、ガノンへ最後の一撃を与える、魔王の防御を破る、邪悪な力が支配する場所で性能が上がるなど、退魔の剣にしか果たせない役割があります。そのため、数値上の攻撃力だけでは強さを判断できません。

また、ソードビームを使用できる作品では、体力満タンなどの条件を満たすことで遠距離攻撃も可能です。『スカイウォードソード』では剣に光を集めてスカイウォードを放つなど、作品の操作方法に合わせて能力が変化しています。

変わらないデザインと物語に合わせた変化

マスターソードは作品ごとに細かな違いがありますが、翼を広げたような鍔、中央の菱形の装飾、刀身の根元に刻まれたトライフォースの紋章は、おおむね共通しています。

一方で、剣の状態が物語に合わせて変化することもあります。『風のタクト』では退魔の力を失った状態で鍔が閉じ、『ブレス オブ ザ ワイルド』では刀身が錆び、『ティアーズ オブ ザ キングダム』では瘴気によって剣先が失われました。

これらの変化は見た目だけの違いではなく、その時代のハイラルが置かれた状況や、マスターソードが持つ力の状態を示しています。剣が本来の姿を取り戻す過程も、各作品の重要な物語になっています。

ゲームの枠を越えたシリーズのシンボル

マスターソードは、『大乱闘スマッシュブラザーズ』『ソウルキャリバーII』『モンスターハンター』など、シリーズ外の作品にも登場しています。『どうぶつの森』では家具、『スーパーマリオメーカー2』ではリンクへの変身アイテムとして採用されました。

タイトルロゴにも描かれており、『時のオカリナ』では「Z」の背後へ斜めに配置され、『ブレス オブ ザ ワイルド』では錆びた剣、『ティアーズ オブ ザ キングダム』では朽ちた剣が使われています。

現実の商品としても、回生のマスターソードのフィギュア、立体パズルの「はずる」、実物大の「PROPLICA」などが登場しました。新作発表やコンサートでは、宮本茂氏や近藤浩治氏がマスターソードを掲げる演出も行われています。

マスターソードの魅力は、長い歴史の中で姿や能力を変えながらも、「選ばれた勇者が魔へ立ち向かうための剣」という基本設定を守り続けていることです。リンク、ゼルダ、ガノンの戦いとともに時代を越えて受け継がれ、『ゼルダの伝説』シリーズを象徴する存在であり続けています。

  • マスターソードは魔を封じる力を持つ退魔の剣
  • 女神の剣が聖なる炎とゼルダの力を受けて完成した
  • 勇者として認められた者だけが扱える
  • 作品ごとに封印、時間移動、結界解除などの役割を持つ
  • 必ずしも最高攻撃力ではないが、魔王との戦いでは重要になる
  • シリーズ外のゲーム、ロゴ、イベント、商品にも広く登場している

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