【ウルトラマン 空想特撮シリーズ】スーパーファミコン 1991年発売
2024.10.26投稿
広告/Amazon のアソシエイトとして、遊びゴコロは適格販売により収入を得ています。

1991年4月6日にバンダイから発売されたスーパーファミコン用ゲーム『ウルトラマン』は、特撮シリーズ「ウルトラマン」を忠実に再現したアクションゲームです。
このゲームは原作の魅力を詰め込んだステージクリア型の2Dアクションであり、特にファンから高い評価を受けています。今回はこのゲームの特徴やシステムについて詳しく解説していきます。
原作を忠実に再現したゲーム内容


『ウルトラマン』スーパーファミコン版では、プレイヤーはウルトラマンを操作し、地球侵略を企む怪獣たちを一対一で倒していきます。
ステージクリア型の形式で、全10面にわたって次々と現れる怪獣と対決する流れとなっている本作は、原作の設定や演出を忠実に再現しており、オープニングからウルトラマンのリアルな動きやボイス、カラータイマーの演出まで、細部にわたってファンの期待に応える内容となっています。
ゲームでは、怪獣の体力をゼロにするだけでは倒せず、「FINISH」の表示が出たときに最大必殺技である「スペシウム光線」を当てる必要があります。
この仕様により、プレイヤーは慎重にゲージを管理し、適切なタイミングで必殺技を使用することが求められます。
また、怪獣もウルトラマンも時間経過とともに体力が徐々に回復するため、素早い行動と正確な技の使用が求められます。
さらに、カラータイマーが60秒を切ると点滅し、BGMが変化する演出が追加されています。これは原作を忠実に再現したもので、プレイヤーに一層の緊張感を与える要素となっています。
こういった演出により、まるでテレビシリーズを体験しているかのような感覚が味わえるのが本作の魅力です。
緊張感あふれる戦闘システム

このゲームの最大の特徴は、単純な攻撃だけでなく、必殺技を用いる必要がある点です。
ウルトラマンには「スラッシュ光線」や「ウルトラスラッシュ」、そして最強の必殺技である「スペシウム光線」といった複数の必殺技が用意されています。
これらの必殺技を使用するには、必殺技ゲージを溜めてから発動する必要があり、ゲージの使い方やタイミングが重要な戦略要素となっています。
必殺技ゲージは4段階に分かれており、ゲージを最大に溜めた状態でなければ「スペシウム光線」を使用することができません。このため、体力をゼロにした怪獣にとどめを刺すタイミングを見極める必要があり、ゲーム全体に緊張感が漂います。さらに、制限時間が3分を過ぎると敗北となるため、迅速な判断と正確なアクションが求められます。
操作方法

ボタン | 基本操作 | 組み合い時の操作 |
---|---|---|
十字キー | ←→:ウルトラマンの移動 | ↘:前転、↙:バック転 |
↓ | しゃがむ | – |
A | ウルトラキック | 岩石落とし(投げ) |
B | ウルトラパンチ | ウルトラチョップ |
X | ジャンプ | 上キーと同時押しでハイジャンプ |
Y | 光線技の発射 | – |
L | 光線技選択(左) | – |
R | 光線技選択(右) | – |
START | ポーズ | – |
登場怪獣一覧

各怪獣には独自の特徴があり、それぞれ異なる戦術が必要です。
例えば、ゼットンは原作同様にウルトラマンのスペシウム光線を跳ね返すバリアを使い、ブルトンは原作でのトリッキーな攻撃を再現するなど、各怪獣の演出は原作に基づいて作り込まれています。
また、ゲームでは各怪獣の登場シーンや必殺技の演出も原作の重要な瞬間を忠実に再現しており、ファンにとっては特に印象深いものとなっています。これらの特徴が、プレイヤーにとってはゲーム攻略の大きなポイントとなります。
ステージ | 怪獣名 | 特徴 |
1 | 宇宙怪獣ベムラー | 光線攻撃を行う |
2 | 地底怪獣テレスドン | 火炎を吐き、長い尻尾で攻撃 |
3 | 棲星怪獣ジャミラ | 射程無限の火炎攻撃、倒すと追悼演出あり |
4 | 四次元怪獣ブルトン | 金縛り光線、隕石召喚、ワープなど多彩な攻撃 |
5 | どくろ怪獣レッドキング | 岩を投げたりパンチで攻撃 |
6 | 宇宙忍者バルタン星人 | 大ジャンプ、光線、分身の術を使う |
7 | 古代怪獣ゴモラ | 体当たりと尻尾で締め付ける攻撃 |
8 | 悪質宇宙人メフィラス星人 | 大ジャンプキック、ワープ、光線攻撃 |
9 | 怪獣酋長ジェロニモン | 死んだ怪獣を復活させる能力 |
10 | 宇宙恐竜ゼットン | 強力な赤色光線、ワープ、バリアを使用 |
移植
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 備考 |
1 | ウルトラマン | 日本 1991年4月 | アーケード | ベック | バンプレスト | 業務用基板 | ステージ構成が異なる |
2 | ウルトラマン | 日本 1991年12月29日 | ゲームボーイ | ベック | ベック | 1メガビットロムカセット | 通信対戦モードで怪獣も使用可能 |
3 | ウルトラマン | 日本 1993年4月9日 | メガドライブ | ヒューマン | マーバ | 4メガビットロムカセット | – |
4 | ウルトラマン 光の国の使者 | 日本 2001年6月21日 | ワンダースワンカラー | バンダイ | バンダイ | ロムカセット | リメイク版で新モードを追加 |
5 | ウルトラマン | 日本 2006年1月20日 | iアプリ | バンダイ | バンダイネットワークス | ダウンロード(バンダイコレクション) | 音声変更、難易度が高い |
6 | ウルトラマン | 日本 2006年11月15日 | S!アプリ | バンダイ | バンダイネットワークス | ダウンロード | – |
スーパーファミコン版はバンダイのスーパーファミコン参入第1弾ソフトであり、アーケード版はバンプレストから発売され、内容はスーパーファミコン版とほぼ共通ですが、家庭用には登場しない怪獣も出現します。また、各移植版はプラットフォームの特性を活かしつつ、演出や登場怪獣に多少の違いを持たせることで、異なるゲーム体験を提供しています。
スーパーファミコンのウルトラマンシリーズ

1993年3月26日にバンダイから発売されたウルトラセブンを題材にした2D格闘ゲームです。このゲームでは、セブンのさまざまな必殺技(エメリウム光線、アイスラッガーなど)が登場し、プレイヤーはセブンや敵キャラクターを操作して戦うことができます。登場する怪獣にはエレキングやキングジョーなどがあり、独特な戦術が求められる内容となっています。
『ウルトラセブン』は1993年3月26日にバンダイからスーパーファミコン用として発売された2D格闘ゲームです。このゲームは「ウルトラセブン」を題材にしており、プレイヤーはセブンを操作して、宇宙怪獣や異次元宇宙人などと戦います。
ゲームのシステムでは、セブンは「エメリウム光線」「アイスラッガー」などの技を使用できます。対戦モードもあり、セブン以外のキャラクターも操作可能です。このモードでは、特定の条件をクリアするとキングジョーやパンドンなどのキャラクターも使用可能となります。
登場する怪獣には、エレキング、メトロン星人、キングジョーなどが含まれており、それぞれが独特の戦術や行動パターンを持っています。また、バリアやテレポートといった防御行動がキャラクターごとに異なり、対戦の奥深さが広がっています。
ゲームの特徴的な演出や攻撃システムにより、原作ファンはもちろん、新規プレイヤーにとっても魅力的な作品に仕上がっています。どちらの作品も、原作ファンにとって楽しめる要素がたくさん盛り込まれており、特に原作に基づく細かな演出が見どころとなっています。
まとめ

『ウルトラマン』スーパーファミコン版は、原作ファンにはたまらない再現度の高さと、独自の緊張感あふれるゲームプレイが魅力です。操作方法も多様で、特に光線技の選択と発射がゲームの戦略性を深めています。制限時間内に必殺技を駆使して怪獣を倒すシステムや、各怪獣の特徴を再現した演出が加わることで、シンプルながらも奥深いゲーム体験を提供します。
さらに、原作の重要な演出を再現したカラータイマーや、各怪獣のトリッキーな攻撃が忠実にゲーム化されている点は、プレイヤーに対して原作の臨場感を存分に味わわせるものとなっています。これらの要素が重なり合い、プレイヤーは何度でも挑戦したくなる魅力を感じることでしょう。ウルトラマンの世界観を楽しみながら、ぜひ怪獣たちとの熱いバトルを体験してみてください。