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『ツインビー ポータブル』は、2007年1月25日にPlayStation Portable(PSP)向けにコナミデジタルエンタテインメントから発売されたソフトです。本作は、ツインビーシリーズの人気作をまとめたコンピレーションパッケージで、5作品が収録されています。
機種 | PlayStation Portable (PSP) |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
開発元 | M2 |
発売日 | 2007年1月25日 |
ジャンル | シューティングゲーム |
ゲーム概要

本作は、ツインビーシリーズの代表的な5作品を収録したコンピレーションタイトルで、シリーズファンやシューティングゲーム愛好家に向けた内容となっています。
収録タイトル
以下の5つのゲームが収録されています。
- ツインビー(1985年):シリーズの原点となる縦スクロールシューティング。
- ツインビーだ!!(1990年):ゲームボーイ版のリメイクで、グラフィックや音楽が強化されています。
- 出たな!!ツインビー(1991年):アーケード版の人気作品。
- Pop’nツインビー(1993年):スーパーファミコンでリリースされたタイトル。
- ツインビー ヤッホー!(1995年):ファンタジックな世界観を持つ作品。
ゲームの特徴
『ツインビー PORTABLE』のゲームの特徴は、主に以下の点が挙げられます。
- 可愛らしいキャラクターと世界観
『ツインビー PORTABLE』には、ツインビーやウィンビーといったキャラクターが登場し、彼らがコミカルな世界で空中と地上の敵を倒していきます。敵キャラクターも、食材やキッチン用品などユニークなものが多く、ファンタジー感あふれる雰囲気を楽しめます。 - ベルによるパワーアップシステム
ゲームの中で雲に隠されたベルを撃つことで、ベルの色が変わり、色によってさまざまなパワーアップが得られます。例えば、黄色のベルはスコアボーナス、青のベルはスピードアップ、赤のベルはバリアが張られるなど、プレイヤーの戦術に合わせて選べるシステムになっています。 - 1人プレイ専用に変更
PSP版では、オリジナルシリーズで可能だった2人同時プレイが削除され、1人プレイ専用に変更されています。ただし、設定次第ではPSP1台で2人プレイも可能です。また、ゲーム全体の移植度は高く、過去の移植版にあったロード時間や処理落ちなども改善されています。 - グラフィックやサウンドのリメイク
元がモノクロだったゲームボーイ版の『ツインビーだ!!』は、PSPの性能を活かしてフルカラー化され、サウンドも並木学によるアレンジが施されているなど、大幅にリメイクされています。 - 縦画面モード
「ツインビーポータブル」には縦画面モードが搭載されており、特に『ツインビー』と『出たな!!ツインビー』のゲームでは、アーケード版と同様にPSP本体を縦持ちにすることでプレイすることが可能です。この機能により、オリジナルのアーケード体験に近い形でのプレイが再現されており、PSPの解像度を活かして縦画面表示でも鮮明な画質で楽しめるのが特徴です。また、通常の横画面表示に比べて、縦長のレイアウトを活用できる柔軟な設定変更が可能になっています。 - 音楽モード
ミュージックギャラリーモードを搭載し、全シリーズから118曲が収録されています。シャッフル再生やリピート再生など、インターフェースも充実しています。
これらの特徴により、『ツインビー PORTABLE』は、オリジナルファンだけでなく、新規プレイヤーにも楽しめるシューティングゲームに仕上がっています。
グラフィックと音声の向上
「ツインビーポータブル」では、グラフィックと音声が大幅に向上しています。
グラフィックに関しては、PSPの高解像度ディスプレイを活かして、オリジナルのアーケード版に比べてより鮮明で美しい映像が楽しめるようになっています。特に縦画面モードを活用することで、アーケードの体験に近いプレイが可能です。画面レイアウトも調整され、ゲーム全体がフルスクリーン表示されるようになっており、過去の移植版と比べて視覚的な品質が向上しています。
特に『ツインビーだ!!』は、オリジナルのモノクロのゲームボーイ版から、フルカラー化とグラフィックの高解像度化が施され、サウンドも現代的なアレンジが加えられています。また、他のタイトルもオリジナルの魅力を保ちながら、PSPの性能に合わせた画質向上がなされています。
音声については、サウンドトラックがアレンジされ、PSP版のリメイクでは新しいサウンドが追加されています。特に「ツインビーだ!!」の音楽は、ベイシスケイプによるアレンジが施され、旧来のゲーム機の音源を活かしつつ、より迫力のあるBGMが楽しめます。また、ミュージックギャラリーモードでは、118曲の楽曲が収録されており、自由に音楽を楽しむことができます。メドレーやシャッフル、リピート再生にも対応しており、サウンド体験が豊かになっています。
『ツインビー PORTABLE』は、シューティングゲームとしての高い移植度を保ちながら、レトロゲームのファンに新たな価値を提供する一作です。コンピレーション形式で、ツインビーシリーズの進化を一度に楽しめる点が大きな魅力です。
ツインビー
「ツインビー」は、コナミが1985年にリリースした縦スクロールのシューティングゲームで、アーケードゲームとしてデビューしました。
このゲームは、明るいポップなデザインとユニークなシステムが特徴で、一般的なシューティングゲームとは異なり、攻撃手段としてミサイルと爆弾を使い、パワーアップアイテムとして「ベル」を採用している点が斬新でした。
プレイヤーは、ツインビーとウインビーという2機の戦闘機を操作し、敵を撃破しながら進んでいきます。
このゲームは、グラディウスと同じ年に登場し、グラディウスのデザインとは正反対の明るくコミカルなデザインが特徴です。ステージを進むごとに出現するベルを撃つと色が変わり、その色に応じてパワーアップが得られるシステムが非常にユニークです。
ベルの色によるパワーアップの例としては、黄色のベルでスコアアップ、青色のベルでスピードアップ、白色のベルでバリアが付与されるなど、ゲームの戦略性を深める要素となっています。
ベルは、画面上に浮かぶ敵の残骸や特定のアイテムを撃つと出現し、色を変えることでプレイヤーキャラクターをパワーアップさせることができます。例えば、青いベルを取ると移動速度が上がり、白いベルを取るとシールドが追加されます。このベルシステムは、後の「ツインビー」シリーズ全体においても定番の要素となりました。
ツインビーだ!!

「ツインビーだ!!」は、もともとゲームボーイで発売された作品をリメイクしたタイトルです。この作品では、ツインビーやウインビーが登場する前の時代を舞台に、シナモ博士のライバルである「ドクター・ニッキー」を倒すために戦う物語が展開されます。シンプルながらもユーモアに富んだストーリーは、シリーズのコミカルな世界観を継承しており、シューティングゲームとしてもバランスが取れた作品となっています。
ゲームボーイ版では、通信ケーブルを使用して2人同時プレイが可能でしたが、PSP版では1人プレイ専用となっています。この変更により、PSPの携帯性に合わせて遊びやすく調整されました。また、グラフィックやサウンド面でもアップデートが施されており、特にBGMはオリジナルの魅力を保ちつつも、差し替えやアレンジが行われています。ステージ構成の微調整もされており、よりスムーズで快適なゲームプレイが可能です。
PSP版のリメイクは、オリジナル版の魅力を大切にしながらも、新たな要素を加えたことで、シリーズファンだけでなく新しい世代のプレイヤーにも受け入れられています。難易度も適度で、初心者から熟練プレイヤーまで楽しめる設計となっており、幅広い層に支持されています。シリーズの特徴的なポップなデザインと爽快なゲームプレイが、現代でも楽しめる一作です。
出たな!!ツインビー

『出たな!!ツインビー』は、1991年にコナミからアーケード用としてリリースされた縦スクロールシューティングゲームで、ツインビーシリーズの第5作目にあたります。本作は、1985年の初代アーケード版以来、6年ぶりにアーケード市場に登場したタイトルで、2人同時プレイが可能です。シリーズの過去の作品はファミコンやゲームボーイなど家庭用ゲーム機向けにリリースされていたため、アーケードへの回帰は大きな話題を呼びました。
シリーズの進化と特徴: 『出たな!!ツインビー』は、ツインビーシリーズの中でも、コミカルでポップな要素を維持しながらも、アクション性と戦略性がさらに強化された作品です。プレイヤーはツインビーやウインビーを操作し、ベルパワーアップシステムを活用して敵を撃破しつつ、ステージを進めます。このベルシステムはシリーズの象徴的な要素であり、ベルを撃って色を変えることで機体をパワーアップできるという独自の仕組みです。
キャラクターと物語の進展: 本作では、ツインビーシリーズで初めて「ライト」や「パステル」といった人気キャラクターが登場します。彼らの個性が物語に深みを与え、シリーズ全体におけるキャラクター性が強化されました。ライトはツインビーを操縦し、パステルはウインビーを駆ることで、2人同時プレイ時のストーリー性や協力プレイの楽しさがより引き立てられています。彼らは後の作品でも重要な役割を担い、シリーズ全体を通じて多くのファンに愛されるキャラクターとなっています。
新要素と演出の強化: 本作では、初代から引き継いだゲームシステムに加え、いくつかの新たな要素が導入されています。特に、ステージ間に挿入されるアイキャッチが物語の演出を強化しており、キャラクターのコミカルな側面や魅力が一層引き立てられています。このアイキャッチは、ストーリーに没入感を与えると同時に、プレイヤーに一息つかせる役割も果たしています。
また、アーケード版ならではのグラフィック向上が実現しており、鮮やかでカラフルなビジュアルとユーモラスな敵キャラクターがシューティングゲームの世界に華を添えています。ファミコン版やゲームボーイ版では表現が制限されていた分、アーケード版ではその制約が緩和され、より魅力的な演出が可能となりました。
移植版とその後の展開: 『出たな!!ツインビー』はその後、PCエンジン、PlayStation、セガサターン、PSPの「ツインビーポータブル」など、さまざまなプラットフォームに移植されました。これにより、当時アーケードでプレイできなかったファンや新しい世代のプレイヤーにも楽しめる作品となり、シリーズ全体の評価をさらに高めました。特にPSP版の「ツインビーポータブル」では、過去の名作として再評価され、現代でもその人気を維持しています。
Pop’nツインビー
「Pop’nツインビー」は、ツインビーシリーズの6作目として1993年にスーパーファミコン専用に開発された縦スクロールシューティングゲームです。
この作品はシリーズ初の2人同時プレイを採用しており、ツインビーシリーズの中でも特に協力プレイを重視した作りが特徴です。これまでのシリーズでおなじみのベルパワーアップシステムに加え、新要素として「パンチ」や「ちびキャラクター(分身)」が追加されています。
新たなシステムとゲームプレイ: 「ちびキャラクター(分身)」は、本作の大きな特徴の一つで、無敵状態になれる能力を持っています。これにより、難易度が劇的に変化し、プレイヤーは戦略的に分身を活用してステージを攻略する必要があります。この新システムは、単なるシューティングゲームにとどまらず、より戦略的な要素を加えることでゲームプレイに深みを与えています。また、従来のベルによるパワーアップも健在で、プレイヤーは色を変化させたベルを集めながら、自身の機体を強化しつつ戦います。
「パンチ」は、近接攻撃として敵に接近した際に使用できる新たな攻撃手段で、これまでのシリーズでは見られなかった新鮮な要素です。このパンチ攻撃により、単純に敵を撃つだけでなく、接近戦も取り入れた多彩な戦術が楽しめます。
難易度とバランス調整: 「Pop’nツインビー」は、プレイヤーに優しいバランス調整が施されており、初心者でも手軽に楽しめる内容となっています。ベルの効果や「ちびキャラクター」をうまく使いこなすことで、ゲームの難易度が調整され、幅広いプレイヤー層が楽しめる仕上がりになっています。これにより、シリーズの中でも特にカジュアルなプレイヤーにも支持される作品となりました。
シリーズにおけるキャラクターの展開: また、本作でシリーズの新キャラクター「まどか(声:國府田マリ子)」が初登場します。まどかはこの後のシリーズ作品において重要なキャラクターとして定着し、ファンの間でも高い人気を誇る存在となりました。彼女の登場は、ツインビーシリーズに新たな風を吹き込み、物語の幅を広げる要素として大きな役割を果たしています。
成功とその後の展開: 「Pop’nツインビー」の成功により、半年後にはラジオ「ツインビーPARADISE」が放送され、「まどか」を演じた國府田マリ子さんをパーソナリティーとし、更にシリーズの人気を押し上げました。
特に、キャラクターやストーリー性が強化されたことで、単なるシューティングゲームの枠を超えたエンターテインメント作品としての地位を確立しました。こうして、ツインビーシリーズは幅広いファン層に支持され続ける人気シリーズへと成長しました。
ツインビー ヤッホー!


「ツインビー ヤッホー!」は、1995年にコナミがリリースした縦スクロールシューティングゲームで、ツインビーシリーズの一作です。この作品は、アーケード向けにリリースされ、シリーズの中でも特に軽快でポップな雰囲気が特徴的です。フルタイトルは「ツインビー ヤッホー!ふしぎの国で大あばれ!!」で、シリーズのストーリー性とコミカルな要素がより強化されています。
ゲームシステム:
「ツインビー ヤッホー!」は、シリーズでおなじみの「ベルパワーアップシステム」を引き続き採用しています。プレイヤーは、敵を撃ち落とすことでベルを出現させ、そのベルを撃つことで色を変化させ、様々なパワーアップを行います。青いベルで移動速度を上げたり、白いベルでバリアを張るなど、ステージ攻略に役立つ要素が多く含まれています。
本作では、敵の攻撃を回避しつつ、近接攻撃やショットで反撃するだけでなく、協力プレイが重要な要素となっています。2人同時プレイが可能で、プレイヤー同士が協力して戦い、連携攻撃を駆使して進んでいくことが求められます。これにより、友人と一緒にプレイする際の楽しさが増しています。

ストーリーとキャラクター:
「ツインビー ヤッホー!」では、主人公であるライト(ツインビーの操縦者)と、パステル(ウインビーの操縦者)が、ふしぎの国を舞台に、シナモ博士の指令で冒険に出かけます。ストーリー自体は軽快でコミカルな展開が多く、敵キャラクターやステージデザインもカラフルでユーモラスなものが揃っています。シナモ博士が案内役となり、ゲームの進行において重要な役割を果たします。
また、シリーズファンにはおなじみのキャラクターたちが多数登場し、敵もまた個性的でコミカルなデザインとなっています。これにより、シューティングゲームとしての緊張感を和らげ、カジュアルなプレイヤーにも親しみやすい雰囲気を提供しています。
グラフィックとサウンド:
「ツインビー ヤッホー!」は、当時のアーケードゲームとしては非常に鮮やかなグラフィックを持ち、ポップでカラフルなビジュアルが印象的です。キャラクターのアニメーションも滑らかで、ゲーム全体が明るく楽しい雰囲気に包まれています。また、サウンドトラックも軽快で、プレイヤーを盛り上げる要素として重要な役割を果たしています。ゲーム内のBGMは、シリーズのファンにとって馴染み深い楽曲が多く含まれており、ゲームのテンポに合わせた音楽がプレイを引き立てます。
評価と影響:
「ツインビー ヤッホー!」は、その軽快なゲームプレイとキャラクター性により、幅広い層のゲーマーに受け入れられました。2人同時プレイの要素や、協力プレイの楽しさが高く評価され、アーケードゲームとしての人気を確立しました。また、後のツインビーシリーズの展開にも大きな影響を与え、シリーズのファン層をさらに広げました。
この作品は、家庭用ゲーム機にも移植され、特に「ツインビーポータブル」などのコレクションに収録されることで、現代のプレイヤーにも再びプレイする機会が提供されています。