【グリザイアの果実 SIDE EPISODE】PSVITA 2017年

「グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-」は、PS Vita向けにリリースされた「グリザイア」シリーズのスピンオフ作品です。
本作には、メインストーリーでは描かれなかったエピソードを含む3つのサイドストーリー「有閑」「残光」「旋律」が収録されています。
「有閑」では、ヒロインたちの日常が描かれ、美浜学園でのユーモラスなやりとりが楽しめます。
一方、「残光」は主人公・風見雄二の幼少期を掘り下げ、彼がCIRS（国際テロリスト対策機関）のエージェント・日下部麻子に救われた過去が明らかになります。このエピソードは、雄二の成り立ちや彼の内面に迫る重要な物語です。
「旋律」では、雄二が麻子の後継者として任務に取り組む姿が描かれ、過去に登場しなかった新キャラクターとの関係性が展開されます。

この作品は、シリーズファンにとって必見の内容で、キャラクターたちの新たな一面が楽しめると同時に、物語の深みが増す補完的な要素を提供しています。

機種	PlayStation Vita
開発元	フロントウイング
発売元	プロトタイプ
発売日	2017年7月27日
価格	4,800円（税別）
ジャンル	アドベンチャー、ビジュアルノベル

ゲーム概要

『グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-』は、人気ビジュアルノベル「グリザイア」シリーズのスピンオフ作品です。この作品は、PlayStation Vita向けに発売され、サイドストーリー3本が1つのパッケージにまとめられています。具体的には、「有閑」「残光」「旋律」の3つのエピソードが収録されており、これらのエピソードは本編では描かれなかった登場人物の過去や日常に焦点を当てています。

1. 有閑
   ヒロインたちの日常を描いたコメディタッチのエピソードです。美浜学園を舞台に、主人公が不在の中、ヒロインたちが新たな部活動を始めるなど、ユーモアに満ちたやりとりが展開されます。
2. 残光
   主人公・風見雄二の幼少期に焦点を当てたエピソードです。雄二が国際テロリストに利用されるという過酷な状況から、彼を救い育てたエージェント・日下部麻子との絆が描かれています。このエピソードは、シリーズのファンにとって重要な背景情報が詰まっています。
3. 旋律
   雄二が麻子の後を継いでからのエピソードで、任務に携わる雄二と新キャラクター「マリオン」や「イザベラ」との関係性が展開されます。物語のスリリングな展開が特徴で、新しいキャラクターの登場によってさらに物語に深みが加わります。

本作は、シリーズの世界観をより深く理解するために必見の内容であり、ビジュアルノベルファンにとっても満足のいく作品に仕上がっています。

『グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-』は、ビジュアルノベルシリーズ「グリザイアの果実」から派生したサイドストーリー作品で、特にシリーズファンにとって興味深いエピソードが盛り込まれています。本作では、として、ヒロインたちの視点で描かれる日常や、主人公・風見雄二の過去がテーマとなっており、物語の深みが増しています。

PC版から始まったこのシリーズは、PS Vitaへの移植や新キャラクターの登場によってさらに進化しています。本作の原作となるビジュアルノベルは、既に高い評価を受けており、特にその緻密なストーリー展開とキャラクター描写が特徴です。

キャラに関しては、個性豊かなキャラクターが物語の魅力を引き立てます。例えば、主人公の雄二をはじめとする各キャラクターのバックグラウンドや人間関係がより深く掘り下げられています。また、フルボイスでの展開により、声優陣の演技が物語をさらに引き立て、キャラクターたちの感情や思いをよりリアルに感じることができます。

本作はPC版の成功を土台にしており、多くのファンに愛されてきました。このサイドエピソード集は、PC版をプレイしたユーザーにとっても、新しい物語として楽しめる要素が満載です。

これらの要素を網羅した「グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-」は、ファンだけでなく、シリーズ未体験のプレイヤーにとっても楽しめる内容です。

登場人物

キャラクター名	声優	概要
風見 雄二	櫻井 孝宏	本作の主人公。過去に悲惨な経験を持ち、エージェントとしてCIRSに所属。冷静沈着だが、複雑な過去を抱える【8†source】【9†source】。
榊 由美子	田中 涼子	黒髪のロングヘアが特徴の美少女。人付き合いが苦手で、孤立しがち。実家は大富豪【9†source】。
周防 天音	田口 宏子	明るく面倒見の良い姉御肌キャラクター。老舗料亭の娘で料理が得意【9†source】。
松嶋 みちる	水橋 かおり	金髪ツインテールの明るい少女。ツンデレキャラを演じているが、勉強は苦手【9†source】。
入巣 蒔菜	たみやす ともえ	天真爛漫で舌足らずな少女。実家は大財閥で、過去に凄惨な事件に巻き込まれている【9†source】。
小嶺 幸	清水 愛	メイド服を着ることが多いクラス委員長。控えめで面倒見の良い性格【9†source】。
日下部 麻子	瑞沢 渓	雄二の育ての親であり師匠。特殊工作員として活躍しており、雄二に大きな影響を与える【8†source】【9†source】。
マリオン	田中 真奈美	雄二と関わる新キャラクター。過去作には登場しなかった。
イザベラ	五十嵐 裕美	新キャラクターで、雄二の任務に関与する女性。

今作で追加された要素

『グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-』には、過去の「グリザイア」シリーズには登場しなかった新しい要素がいくつか追加されています。

1. 新キャラクター「マリオン」と「イザベラ」
   今作では、新たに「マリオン」と「イザベラ」というキャラクターが登場します。彼女たちは、主人公・雄二の過去や任務に深く関わる人物で、特に「旋律」のエピソードにおいて物語に大きな影響を与える重要なキャラクターです。これまでのシリーズには登場しなかったキャラクターであり、彼女たちの存在が新しい展開を引き起こします。
2. フルボイス化
   今作の各エピソードは、主人公を含め、すべてフルボイスで展開される仕様となっています。これにより、プレイヤーはキャラクターの感情や人間関係をより深く感じ取ることができ、物語への没入感が高まっています。
3. 過去エピソードの補完
   主人公・風見雄二の過去を深く掘り下げるエピソードが追加されています。特に「残光」では、雄二がどのようにして現在のエージェントとしての立場に至ったのか、また彼を育てた日下部麻子との関係がより詳細に描かれています。これにより、シリーズのファンが感じていた物語の「空白」が補完され、より深い理解が可能となります。

これらの追加要素によって、今作は既存のファンはもちろん、新規プレイヤーにとっても新鮮かつ魅力的な内容に仕上がっています。シリーズの背景やキャラクターに対する理解を深める絶好の機会を提供してくれます。

関連作品

「グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-」は、「グリザイア」シリーズのスピンオフ作品ですが、このシリーズには他にも多くの関連作品が存在します。以下は主要な関連作品の紹介です。

グリザイアの果実
シリーズの原点である「グリザイアの果実」は、2011年にPC向けにリリースされたビジュアルノベルゲームです。この作品では、主人公・風見雄二が美浜学園に入学し、そこで5人のヒロインと関わることを通して、彼らの過去や問題が解決されていくストーリーが描かれています。サスペンスや感動を織り交ぜたシナリオが高く評価され、シリーズの人気を確立しました。

グリザイアの迷宮
「グリザイアの迷宮」は、前作「果実」の続編として登場した作品で、風見雄二の過去を中心に描かれます。特に「カプリスの繭」というエピソードが特徴で、主人公の出生や壮絶な過去が詳しく明かされることで、ファンにとっては必見の内容です。

グリザイアの楽園
「グリザイアの楽園」は、「果実」と「迷宮」の物語の完結編としてリリースされました。本作では、これまでのエピソードの結末が描かれ、ヒロインたちの運命や雄二の最後の選択が大きな焦点となっています。この作品でシリーズ全体のストーリーが一つの形となり、シリーズの最終章にふさわしい内容となっています。

アニメ版『グリザイアの果実』シリーズ
「グリザイア」シリーズは、ゲームだけでなくアニメ化もされています。「グリザイアの果実」をはじめ、「グリザイアの迷宮」や「グリザイアの楽園」もアニメ化されており、それぞれのストーリーを視覚的に楽しむことができます。特に、アニメではキャラクターたちの感情やアクションが動きとして描かれ、ビジュアルノベルとはまた違った魅力があります。

グリザイア：ファントムトリガー
「グリザイア：ファントムトリガー」は、新たな登場人物やストーリーを描いた「グリザイア」シリーズの新作で、風見雄二の物語とは異なる世界観が描かれます。本作は、特務機関に所属する新たなキャラクターたちが活躍し、シリーズファンにとって新しい視点を提供しています。

これらの関連作品は、「グリザイアの果実 -SIDE EPISODE-」を楽しんだファンにとって、さらに深い物語の理解とキャラクターたちの魅力を味わうための良い入り口となります。