広告/Amazon のアソシエイトとして、遊びゴコロは適格販売により収入を得ています。
火の一族は、ゲーム『天外魔境』シリーズに登場する特別な一族です。外見は基本的に人間と大きく変わらない一方で、作中では「特異な力を持つ存在」として扱われます。この“見た目は普通に近いのに、どこか違う”という立ち位置が、天外魔境の世界観に独特の神秘性を与えていて、主人公側の出自や大きな歴史の背景へと話が広がっていく起点にもなっています。
シリーズの設定として大きいのは、『天外魔境Ⅱ』で語られる起源です。火の一族は、宇宙の創造主によって遣わされたマリが生み出した一族であることが明かされます。ここで重要なのは、火の一族が単なる「強い血筋」や「古代の戦士集団」ではなく、より上位の存在と結びつく背景を持つ点です。ジパングという舞台の中で、神話のような起源と人間ドラマが同居しているのが『天外魔境』らしさで、火の一族はその中心に置かれています。
さらに火の一族は、その優しさから、やがて根の一族とも交わるようになったとされます。そして、火の一族と根の一族の交わりによって生まれたのが人間という種族であり、その交わりの象徴が『天外魔境Ⅱ』の主人公・戦国卍丸です。つまり卍丸は「たまたま主人公」ではなく、世界の成り立ちそのものを背負った存在として位置づけられています。物語を進めていくほど、火の一族の話は“キャラの出自”の説明に留まらず、ジパングの歴史や種族の成り立ち、そして対立の根っこへとつながっていきます。
この設定が効いているのは、火の一族が「善の一族」と決めつけられていない点です。勇者に類する人物を多く輩出してきたように見える一方で、火の一族の側にも例外や揺らぎが描かれます。実際に、強さを求めるあまり根の一族側に寝返った人物が示すように、火の一族=正義という単純な図式ではありません。天外魔境シリーズは、勧善懲悪の気持ちよさを保ちつつも、世界の大きな構造や個人の欲望が交差する形で物語が作られているので、火の一族の設定は“便利な伝説”ではなく“揺れる現実”として物語を押し進めます。
また、作品ごとに火の一族の見え方が変わる点も押さえておきたいところです。『天外魔境ZIRIA』では坂東地方の火の一族として、自来也たちが物語の中心に立ち、旅と戦いの動機に直結します。『天外魔境Ⅱ』では卍丸を軸に、火の一族と根の一族、そして人間誕生へと話が大きく繋がります。『天外魔境ZERO』では、遥か古代のジパングという時代設定の中で、火の一族が“隠されていた真実”として現れ、血筋や記憶、歴史の断片が攻略と同時進行で明らかになっていきます。シリーズを横断して見ると、火の一族は「物語の中心」と「世界の裏側」を両方担う役割を持っています。
このページでは、火の一族の登場人物を作品別に整理し、キャラクター名の右列に声優名も併記していきます。声優情報が分からなかったり、明記されていない場合は「ー」として統一します。天外魔境は媒体や版(ゲーム版、OVA、移植版など)で声優表記が分かれるケースもあるため、一覧にすることで「この名前はどの作品の火の一族か」「どの声が当てられているか」を一目で追えるデータページとして使える形を目指します。
火の一族の登場人物まとめ(シリーズ別)
ここでは、火の一族の登場人物を「どの作品に出るのか」で引けるように、まずシリーズ別に一覧化します。個別の人物テーブル(作品ごとの詳細)は、この次の見出し2から順番に整理していきます。なお、声優名が分からなかったり、明記がないものは「ー」で統一します。
| 作品(登場枠) | 地域・分類 | 主な登場人物(右側ほど後発) | 声優(左列に対応) |
| 天外魔境ZIRIA | 坂東地方の火の一族 | 自来也/大蛇丸/綱手/ガマ仙人/ナメクジ仙人 | 岩田光央/塩沢兼人/渡辺菜生子(PCエンジン版)・江森浩子(OVA版、Xbox360版)/宮内幸平(PCエンジン版)・八奈見乗児(Xbox360版)/田中康郎(PCエンジン版)・大塚周夫(Xbox360版) |
| 天外魔境Ⅱ | 大和地方の火の一族 | 戦国卍丸/カブキ団十郎/極楽太郎/絹/ヘビ仙人 | 伊倉一恵/山口勝平/赤星昇一郎/井上あずみ/ー |
| 天外魔境Ⅱ | 千年前の火の勇者(7人) | 紅丸/カラス/義経/女彦/静/三郎/松虫 | 池田秀一/青野武/山田栄子/銀河万丈/小山茉美/藤田淑子/潘恵子 |
| 天外魔境JIPANG7 | 千年前の火の勇者(登場枠) | 紅丸/カラス/義経/女彦/静/三郎/松虫 | ー |
| 天外魔境III NAMIDA | 九洲地方の火の一族 | ナミダ/壱与/ヒミコ | 櫻井孝宏/日高のり子/渡辺明乃 |
| 天外魔境 第四の黙示録 | アメリカの火の一族 | 雷神/夕能/エース(チェリー・アープス)/ユリワカ | 関智一/笠原弘子/山口勝平/ー |
| 天外魔境ZERO | その他(遥か古代のジパング)の火の一族 | ヒガン(火眼)/テンジン(天神)/スバル(昴)/ヒスイ(翡翠)/ビャクエン(白炎) | 清水美幸/山口史人/岡部令子/飛田恵里/ー |
坂東地方の火の一族(天外魔境ZIRIA)

第1作『天外魔境ZIRIA』および関連作品に登場する坂東地方の火の一族を、キャラクター名と声優名で一覧化します。複数媒体で声優表記が分かれる場合は、分かる範囲で併記します。
| キャラクター | 声優 | 要点(立ち位置・役割) |
| 自来也 | 岩田光央 | ガマ族の少年。ガマ仙人のもとで育ち、大門教を討つ旅へ出る。 |
| 大蛇丸 | 塩沢兼人 | ヘビ族の末裔。江戸のショーグンに育てられ、直属の密偵となる。 |
| 綱手 | 渡辺菜生子(PCエンジン版)/江森浩子(OVA版、Xbox360版) | ナメクジ族の少女。小柄に見えて怪力の持ち主。 |
| ガマ仙人 | 宮内幸平(PCエンジン版)/八奈見乗児(Xbox360版) | 筑波山に住むガマ族の仙人。自来也の師匠で育ての親。 |
| ナメクジ仙人 | 田中康郎(PCエンジン版)/大塚周夫(Xbox360版) | 盤毛国の祠に住むナメクジ族の仙人。綱手の育ての親。 |
大和地方の火の一族(天外魔境Ⅱ)

『天外魔境Ⅱ』および関連作品に登場する「大和地方の火の一族」を、キャラクター名と声優名で一覧化します。声優名が分からなかったり、明記がないものは「ー」で統一します。
| キャラクター | 声優 | 要点(立ち位置・役割) |
| 戦国卍丸 | 伊倉一恵 | 火多の白川村に住む少年。作中でただ一人「聖剣」を扱うことができる。 |
| カブキ団十郎 | 山口勝平 | 尾張のヘビ仙人の弟子。自称「ジパング一の伊達男」。 |
| 極楽太郎 | 赤星昇一郎 | 越前の押水村出身。1000年前の火の一族と根の一族との戦争の生き残り。人魚族の村の牢獄に幽閉されている。 |
| 絹 | 井上あずみ | 近江の大江山に住む少女。鬼族と火の一族のハーフ。 |
| ヘビ仙人 | ー | 尾張の祠に住むヘビ族の仙人。大蛇丸とカブキ団十郎の師匠。小説版「天外魔境ZIRIA」では故人。 |
千年前の火の勇者

千年前に根の一族と戦った「七人の火の勇者」たちは、天外魔境Ⅱではそれぞれが打った聖剣に魂を宿しており、卍丸に自分たちの奥義を授ける存在として描かれます。ここでは7人を、異名と声優名つきで整理します。声優名が分からない場合は「ー」です。
| キャラクター | 声優 | 異名 | 要点(特徴) |
| 紅丸 | 池田秀一 | 獅子王 | 七人の火の勇者たちのリーダーとされる青年。 |
| カラス | 青野武 | 闇の剣士 | 天狗族の頭領。元は根の一族だったと語られる。 |
| 義経 | 山田栄子 | 水の貴公子 | 人魚族出身。男装の麗人として描かれる。 |
| 女彦 | 銀河万丈 | 火の巨人 | 巨漢の戦士。 |
| 静 | 小山茉美 | 火刃の女王 | 吉備の火刃村出身。盲目の女戦士。 |
| 三郎 | 藤田淑子 | 浪花の火の玉小僧 | イヒカの技術で力を得たサイボーグ少年。 |
| 松虫 | 潘恵子 | 悲恋の鬼百合 | 恋人の代わりに火の勇者となった女戦士。 |
千年前の火の一族(天外魔境JIPANG7)

オンラインゲーム『天外魔境JIPANG7』では、千年前の火の一族として新たに登場する人物がいます。ここでは、分かる範囲の情報をキャラクター表として整理します。声優名が不明、または明記がない場合は「ー」とします。
| キャラクター | 声優 | 要点(立ち位置・役割) |
| 閃光ノ一 | ー | 極楽太郎の友人だった火の一族の剣士。異常なほどに強さを求めるあまり、根の一族に寝返った。 |
続いて、九洲(つくす)地方を舞台にした『天外魔境III NAMIDA』に登場する火の一族を整理します。
九洲(つくす)地方の火の一族(天外魔境III NAMIDA)

『天外魔境III NAMIDA』に登場する九洲地方の火の一族を、キャラクター名と声優名で一覧化します。ナミダと壱与の関係、そしてヒミコにまつわる要素が、この作品の火の一族像を特徴づけています。声優名が分からない場合は「ー」で統一します。
| キャラクター | 声優 | 要点(立ち位置・役割) |
| ナミダ | 櫻井孝宏 | 10年前に高千穂村の浜辺に流れ着いた少年。壱与に助けられ、兄妹のように育てられたが、過去の記憶を失っている。 |
| 壱与 | 日高のり子 | 高千穂村で暮らす火の一族の少女。ナミダとは兄妹のように育ち、ナミダに想いを寄せている。 |
| ヒミコ | 渡辺明乃 | かつて神鏡を用いてアミを封印し、ジパングに平和をもたらしたとされる火の巫女。封印された存在との関係が示唆される。 |
アメリカの火の一族(天外魔境 第四の黙示録)

『天外魔境 第四の黙示録』では、舞台がアメリカ大陸へ移り、これまでのジパング中心の物語とは異なる地域で火の一族の血を引く人物たちが登場します。ここでは、作品に登場するキャラクターを声優名とともに整理します。声優名が明記されていない場合は「ー」で統一しています。
| キャラクター | 声優 | 要点(立ち位置・役割) |
| 雷神 | 関智一 | 見習い魔物ハンターの少年。伝説の魔物ハンター・レッドベアに育てられた。 |
| 夕能 | 笠原弘子 | 野性的で男勝りなインディアンの女戦士。行動力のある戦士として物語に関わる。 |
| エース(チェリー・アープス) | 山口勝平 | 普段は気弱な保安官チェリー・アープスだが、仮面を身につけると派手なヒーロー「エース」として振る舞う。 |
| ユリワカ | ー | インディアンから神と崇められている人物。雷神たちの祖先にあたる存在とされる。 |
遥か古代のジパングの火の一族(天外魔境ZERO)

スーパーファミコン用RPG『天外魔境ZERO』では、遥か古代のジパングを舞台に、火の一族に関わる人物たちが登場します。主人公ヒガンを中心に、過去の戦いを知る人物や火の妖精などが物語に深く関わります。ここでは、主要キャラクターを声優名とともに整理します。声優名が不明な場合は「ー」としています。
| キャラクター | イベント・コマーシャルでの演者 | 要点(立ち位置・役割) |
| ヒガン(火眼) | 清水美幸 | 火熊国・火影村に住む12歳の少年。祖父ビャクエンによって、自身が火の一族である事実を知らされないまま育てられた。 |
| テンジン(天神) | 山口史人 | 600年前に地獄の軍団と戦った火の一族の青年。地獄の者である水貴とは恋人関係にあった。 |
| スバル(昴) | 岡部令子 | 火の妖精。ヒスイの妹であり、ヒスイの転生した姿でもある。 |
| ヒスイ(翡翠) | 飛田恵里 | 火の妖精。スバルの姉にあたる存在。 |
| ビャクエン(白炎) | ー | ヒガンの祖父であり剣の師匠。ヒガンの出自を隠しながら育てていた人物。 |
火の一族の設定と世界観まとめ(人間誕生・根の一族との関係)

火の一族の設定を押さえるうえで外せないのが、「根の一族」との関係、そして人間誕生にまでつながる世界観です。火の一族は、単に“強い一族”として物語に登場するのではなく、ジパングの歴史そのものに深く関わる存在として扱われます。
とくに重要なのは、『天外魔境Ⅱ』で明かされる起源です。火の一族は、宇宙の創造主によって遣わされたマリが生み出した一族であることが語られます。この設定によって、火の一族は「古代の伝説」や「土地の英雄譚」に留まらず、もっと上位のスケールで世界の成り立ちと接続されます。天外魔境の世界観は“冒険の舞台”としてのジパングでありながら、その背後に神話的な骨組みが通っていて、火の一族はまさにその中心に置かれています。
そして火の一族は、その優しさから、やがて根の一族とも交わるようになったとされます。この「交わり」の先にあるのが、人間という種族の誕生です。つまり人間は、火の一族と根の一族の交わりから生まれた存在だと語られており、世界観の根っこに“種族の由来”が組み込まれています。ここが天外魔境シリーズの面白いところで、物語が進むほどに個々のキャラクターの出自が、世界の成り立ちへと自然につながっていきます。
この関係を象徴する存在が、火の一族と根の一族の交わりの象徴として位置づけられる『天外魔境Ⅱ』の主人公・戦国卍丸です。卍丸は「物語を動かす主人公」であると同時に、世界観の設定を体現する存在でもあります。血筋や役目が“説明のための設定”になりがちな作品もありますが、天外魔境では卍丸の立ち位置が、歴史・種族・戦いの理由へと直結していくため、世界観の説得力が強くなります。
一方で、火の一族は「善の一族」と単純化されていない点も大事です。勇者に類する人物を多く輩出しているように見えつつも、強さを求めるあまり根の一族側に寝返った人物がいるように、火の一族=正義とは限りません。この揺らぎがあることで、天外魔境の対立構造は“分かりやすい勧善懲悪”に寄りすぎず、個人の欲望や価値観の違いが入り込む余地が生まれます。




