【第3次スーパーロボット大戦Z】時獄篇・天獄篇の参戦作品と評価|連獄篇との違い

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【第3次スーパーロボット大戦Z】時獄篇・天獄篇の参戦作品と評価|連獄篇との違い

『第3次スーパーロボット大戦Z』は、『スーパーロボット大戦Z』から続くZシリーズの完結編です。物語は前編の『時獄篇』と後編の『天獄篇』で構成され、その間をつなぐ外伝作品として『連獄篇』も用意されています。

本作では、ZEUTHやZEXISのメンバーに新たな仲間が加わり、部隊「Z-BLUE」として多元世界を巡る戦いに挑みます。『機動戦士ガンダムUC』『アクエリオンEVOL』『トップをねらえ2!』『翠星のガルガンティア』などが新規参戦し、作品の枠を越えた大規模なクロスオーバーが展開される点も特徴です。

この記事では、『第3次スーパーロボット大戦Z』の基本情報をはじめ、時獄篇・天獄篇・連獄篇の違い、参戦作品、ゲームシステム、評価点、問題点をまとめています。Zシリーズの最終章がどのような作品なのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

第3次スーパーロボット大戦Zとは

PS3ソフト 第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇

『第3次スーパーロボット大戦Z』は、さまざまなロボットアニメの機体とキャラクターが共演するシミュレーションRPGです。2008年に発売された『スーパーロボット大戦Z』から始まった「Zシリーズ」の最終章にあたり、『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇/再世篇』から続く物語が描かれます。

本作は前作と同じく2部構成を採用しており、2014年4月10日に前編の『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』、2015年4月2日に後編の『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』が発売されました。対応機種はPlayStation 3とPlayStation Vitaで、両機種における初の版権作品を扱った「スーパーロボット大戦」シリーズでもあります。

さらに、『天獄篇』の初回購入特典として『第3次スーパーロボット大戦Z 連獄篇』が用意されています。連獄篇は時獄篇と天獄篇の間をつなぐ外伝作品で、ランド、セツコ、クロウ、アドヴェントなど、Zシリーズのオリジナルキャラクターを中心に物語が進みます。

  • 『時獄篇』はZシリーズ最終章の前編
  • 『連獄篇』は時獄篇と天獄篇をつなぐ外伝
  • 『天獄篇』はZシリーズ全体を締めくくる後編
  • 対応機種はPlayStation 3とPlayStation Vita
  • ジャンルはシミュレーションRPG

物語では、『スーパーロボット大戦Z』の多元世界「UCW」と、『第2次スーパーロボット大戦Z』の多元世界「ADW」が、新世時空震動によって一つの世界へ融合します。過去作で活躍した部隊「ZEUTH」と「ZEXIS」に新たな仲間が加わり、部隊「Z-BLUE」として世界を脅かす敵に立ち向かいます。

主人公は、謎の機動兵器ジェニオンに搭乗する青年ヒビキ・カミシロです。教育実習生の西条涼音をパートナーに迎え、地球を襲う敵や時空震動に関わる組織との戦いへ身を投じていきます。その過程で、Zシリーズを通して描かれてきたスフィア、多元世界、根源的災厄に関する謎も次第に明らかになります。

時獄篇には全32作品、天獄篇には全44作品が参戦。『機動戦士ガンダムUC』『アクエリオンEVOL』『トップをねらえ2!』『翠星のガルガンティア』などが新たに加わり、既存作品とのクロスオーバーが展開されます。特にガンダムシリーズをはじめ、同じ世界観を持つ作品や共通点のあるキャラクターを組み合わせたシナリオは、本作を代表する見どころです。

戦闘面では、2機1組でチームを編成する「タッグバトル・システム」を採用しています。タッグテンションを利用した特殊コマンドや、2機による強力な同時攻撃「マキシマムブレイク」などが追加され、機体の組み合わせを考える楽しさが広がりました。また、Zチップで強化パーツなどを購入できるDトレーダーや、連続撃破で獲得資金などが増えるタクティカルコンボも導入されています。

長期間にわたって展開されたZシリーズの完結編だけに、過去作の主人公や仲間が集結するスケールの大きな物語が特徴です。一方で、時獄篇と天獄篇を通して遊ぶことを前提とした構成や過去作品とのつながりが多いため、前作までを知っている方ほど物語を理解しやすくなっています。

第3次スーパーロボット大戦Zの基本情報

『第3次スーパーロボット大戦Z』は、『時獄篇』と『天獄篇』の2部作としてPlayStation 3、PlayStation Vita向けに発売されました。開発は両作品ともB.B.スタジオが担当しています。

項目時獄篇天獄篇
正式名称第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇
ジャンルシミュレーションRPGシミュレーションRPG
対応機種PlayStation 3
PlayStation Vita
PlayStation 3
PlayStation Vita
発売日2014年4月10日2015年4月2日
開発元B.B.スタジオB.B.スタジオ
発売元バンダイナムコゲームスバンダイナムコエンターテインメント
プレイ人数1人1人
レーティングCERO:B(12才以上対象)CERO:B(12才以上対象)
初回購入特典HDリメイク版『スーパーロボット大戦』ダウンロードコード『第3次スーパーロボット大戦Z 連獄篇』ダウンロードコード

時獄篇の発売当初、PS Vita版は本体カードの容量などを理由にダウンロード専売になる予定でした。しかし、容量に関する問題が解決し、ユーザーからの要望も寄せられたため、PS3版と同じくパッケージ版が発売されています。

なお、時獄篇と天獄篇で発売元の名称が異なるのは、2015年4月に「バンダイナムコゲームス」から「バンダイナムコエンターテインメント」へ社名が変更されたためです。開発会社や作品シリーズが途中で変更されたわけではありません。

時獄篇のキャッチコピーは「突貫せよ、永遠の“時”の牢“獄”を」、天獄篇は「掃滅せよ、果てなき“天”の“獄”炎を」です。それぞれのタイトルに含まれる「時獄」と「天獄」を取り入れた言葉になっています。

時獄篇・天獄篇・連獄篇の違い

『第3次スーパーロボット大戦Z』には、『時獄篇』『連獄篇』『天獄篇』の3作品があります。時獄篇と天獄篇が本編にあたり、連獄篇は2作品の間を補完する外伝です。

作品位置づけ主な内容
時獄篇本編前編ヒビキとZ-BLUEの結成から、エタニティ・フラットを巡る戦いまでを描く
連獄篇外伝時獄篇と天獄篇の間に起きた出来事を、オリジナルキャラクター中心に描く
天獄篇本編後編サイデリアルとの戦いを軸に、スフィアや多元世界を巡る物語を完結させる

第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇

時獄篇は、『第3次スーパーロボット大戦Z』の前編です。2013年12月24日に配信された「聖夜のスパロボ生配信!」で発表され、2014年4月10日に発売されました。

主人公のヒビキ・カミシロは、時空震動によって現れた無人機から街を守るため、謎の機動兵器ジェニオンに搭乗します。その後、教育実習生の西条涼音と行動を共にし、ZEUTHやZEXIS、新たな参戦作品の仲間によって結成された「Z-BLUE」へ加わります。

物語の中心となるのは、地球の時間を停止させる「エタニティ・フラット」と、人類の進化を監視する組織「クロノ」です。ネオ・ジオンやジェミニスなど複数の勢力が登場し、それぞれの思惑が絡み合う中で、Z-BLUEは時の牢獄を破壊するために戦います。

  • 『第3次スーパーロボット大戦Z』の前編
  • 主人公ヒビキ・カミシロとジェニオンが初登場
  • ZEUTHとZEXISに新たな仲間が合流
  • 時の牢獄「エタニティ・フラット」が物語の中心
  • 全32作品が参戦

第3次スーパーロボット大戦Z 連獄篇

連獄篇は、時獄篇と天獄篇の間をつなぐ外伝作品です。天獄篇の初回購入特典としてダウンロードコードが付属しており、単独では発売されていません。

本編とは異なり、版権作品のキャラクターや機体は登場せず、Zシリーズのオリジナルキャラクターとメカだけで物語が構成されています。アドヴェントを中心に、ランド、セツコ、クロウなど、過去のZシリーズで主人公を務めた人物も登場します。

連獄篇をクリアし、そのデータを天獄篇で読み込むと、クリア状況に応じた資金を受け取れます。ただし、天獄篇の本筋を理解するために必ずクリアしなければならない作品ではなく、オリジナルキャラクターの行動や本編の空白期間をより詳しく知りたい人向けの内容です。

  • 時獄篇と天獄篇の間を描く外伝
  • 天獄篇の初回購入特典として提供
  • 単独販売は行われていない
  • オリジナルキャラクターとメカのみ登場
  • クリアデータを天獄篇で読み込むと資金を獲得できる

第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇

天獄篇は、時獄篇の続編であり、Zシリーズ全体を締めくくる完結編です。2014年12月12日の「スーパーロボット大戦 新作発表会」で正式発表され、2015年4月2日に発売されました。

時獄篇でエタニティ・フラットを破壊したZ-BLUEの前に、新たな多元世界「翠の地球」と星間連合サイデリアルが現れます。Z-BLUEが活動する「蒼の地球」はサイデリアルの侵攻を受け、その大部分を新地球皇国として支配されてしまいます。

過去のZシリーズで活躍した仲間が再び集まり、スフィアを巡る因縁や多元世界の成り立ちなど、シリーズを通して残されていた伏線が明らかになります。全44作品が参戦し、時獄篇で登場しなかった作品の一部も復帰しています。

  • 『第3次スーパーロボット大戦Z』の後編
  • Zシリーズ全体の完結編
  • 蒼の地球と翠の地球が主な舞台
  • 星間連合サイデリアルとの戦いを描く
  • 全44作品が参戦
  • 時獄篇より難易度が高い

基本的なプレイ順は「時獄篇→連獄篇→天獄篇」です。ただし、連獄篇は初回購入特典として提供された外伝のため、入手できない場合は時獄篇から天獄篇へ進んでも本編を遊べます。

第3次スーパーロボット大戦Zのあらすじ

『第3次スーパーロボット大戦Z』では、新世時空震動によって誕生した多元世界を舞台に、部隊「Z-BLUE」の戦いが描かれます。物語は時獄篇から天獄篇へ続き、多元世界やスフィアを巡るZシリーズの謎が明らかになっていきます。

時獄篇のあらすじ

大時空震動によって次元の壁が崩壊し、複数の世界が存在する多元世界が誕生しました。多元世界「UCW」で多元戦争を終結させた特殊部隊ZEUTHは、時空震動によって別の多元世界「ADW」へ転移。そこで特殊部隊ZEXISと協力し、破界事変と再世戦争を終結させます。

ZEUTHは次元の穴「アビス」を通りUCWへ帰還しますが、その直後に大規模な「新世時空震動」が発生します。UCWとADWにいくつかの世界が加わり、新たな多元世界が形成されました。

新世時空震動から3カ月後、陣代高校に通うヒビキ・カミシロは、街を襲う謎の無人機と遭遇します。街を守るため、同じく時空震動によって現れた機動兵器ジェニオンへ乗り込み、戦いに身を投じることになりました。

ヒビキは教育実習生の西条涼音をパートナーに迎え、ZEUTH、ZEXIS、新たな仲間が集まった部隊「Z-BLUE」に所属します。その頃、スペースノイドの組織ネオ・ジオンが地球へ宣戦布告。その総帥を務めていたのは、かつて仲間として戦ったクワトロ・バジーナことシャア・アズナブルでした。

さらに、ジェミニスの隊長ガドライト・メオンサム、人類の進化を監視する組織クロノ、ヒビキと同じく「テンシ」を追うアドヴェントなどが現れます。地球の時間を停止させる「エタニティ・フラット」が迫る中、Z-BLUEは時の牢獄を破壊するため、数々の勢力と戦います。

  • 新世時空震動によって複数の世界が融合
  • ヒビキ・カミシロがジェニオンに搭乗
  • ZEUTHとZEXISを中心にZ-BLUEを結成
  • シャア率いるネオ・ジオンが地球へ宣戦布告
  • エタニティ・フラットの阻止を目指す

天獄篇のあらすじ

Z-BLUEは時の牢獄「エタニティ・フラット」を破壊します。しかし、その先には「翠の地球」と呼ばれるもう一つの地球が存在していました。同じ頃、Z-BLUEが暮らす「蒼の地球」へ星間連合サイデリアルが侵攻します。

Z-BLUEはサイデリアルを迎え撃ちますが、圧倒的な戦力差を前に撤退を余儀なくされました。侵攻から2カ月後、蒼の地球の75%はサイデリアルに占領され、「新地球皇国(ガイア・エンパイア)」の支配下に置かれます。

Z-BLUEは蒼の地球と翠の地球を解放するため、離れ離れになった仲間や新たな参戦作品のキャラクターと合流しながら反撃を開始します。しかし、その前にはサイデリアルのスフィア・リアクター、人類の敵であるバアル、スフィアを狙うアサキム・ドーウィンなどが立ちはだかります。

さらに、Zシリーズを通して存在が示されてきた「根源的災厄」がついに姿を現します。歴代の仲間と主人公たちが集結し、多元世界とスフィアの行方を懸けた最後の戦いが始まります。

  • 新たに蒼の地球と翠の地球が登場
  • 星間連合サイデリアルが蒼の地球へ侵攻
  • 蒼の地球の75%が新地球皇国に支配される
  • 歴代Zシリーズの仲間が再集結
  • スフィアと多元世界を巡る戦いが完結する

天獄篇では時獄篇の物語を引き継ぐだけでなく、『スーパーロボット大戦Z』から積み重ねられてきた伏線も回収されます。そのため、シリーズを順番に遊んでいるほど、登場人物の因縁や最終決戦の展開を理解しやすくなっています。

時獄篇の参戦作品一覧

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』には、合計32作品が参戦しています。『第2次スーパーロボット大戦Z』から続投する作品に加え、『機動戦士ガンダムUC』や『アクエリオンEVOL』など4作品がシリーズ初参戦を果たしました。

作品名参戦区分
無敵ロボ トライダーG7続投
太陽の使者 鉄人28号続投
六神合体ゴッドマーズ続投
装甲騎兵ボトムズ続投
装甲騎兵ボトムズ ビッグバトルシリーズ初参戦
装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端シリーズ初参戦
超時空世紀オーガス続投
機動戦士Ζガンダム続投
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア続投
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz続投
機動戦士ガンダムSEED DESTINY続投
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-Zシリーズ初参戦
機動戦士ガンダムUCシリーズ初参戦
トップをねらえ!続投
マクロス7続投
マクロス ダイナマイト7続投
劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~続投
劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~続投
真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日続投
真マジンガー 衝撃! Z編続投
地球防衛企業ダイ・ガード続投
THE ビッグオー続投
フルメタル・パニック!Zシリーズ初参戦
フルメタル・パニック? ふもっふZシリーズ初参戦
フルメタル・パニック! The Second RaidZシリーズ初参戦
獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ続投
天元突破グレンラガン続投
劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇続投
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序Zシリーズ初参戦
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破Zシリーズ初参戦
コードギアス 反逆のルルーシュ R2続投
アクエリオンEVOLシリーズ初参戦

時獄篇で初参戦した4作品

時獄篇におけるシリーズ初参戦作品は、『装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル』『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』『機動戦士ガンダムUC』『アクエリオンEVOL』の4作品です。

  • 装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル
  • 装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端
  • 機動戦士ガンダムUC
  • アクエリオンEVOL

『機動戦士ガンダムUC』は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と同時に参戦し、シャア・アズナブルとフル・フロンタルの共演が実現しました。『アクエリオンEVOL』は前作まで参戦していた『創聖のアクエリオン』の世界観を引き継ぎつつ、新世代のキャラクターを中心とした物語が展開されます。

時獄篇発売時点で『機動戦士ガンダムUC』が完結していなかったこともあり、一部の参戦作品は原作ストーリーの途中までが扱われています。残された展開は、後編にあたる天獄篇へ引き継がれました。

また、『天元突破グレンラガン』は時獄篇で原作終盤まで描かれ、「天元突破」の規格外の大きさもゲームシステムに合わせた形で再現されています。多数の継続作品に新規参戦作品を加えた構成により、過去作からの物語と新たなクロスオーバーの両方を楽しめる参戦ラインナップです。

天獄篇の参戦作品一覧

『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』には、合計44作品が参戦しています。時獄篇からの続投作品に加え、『無敵超人ザンボット3』『無敵鋼人ダイターン3』『機動新世紀ガンダムX』『∀ガンダム』『創聖のアクエリオン』などが復帰しました。

さらに、『トップをねらえ2!』『翠星のガルガンティア』など6作品がシリーズ初参戦を果たしています。

作品名参戦区分
無敵超人ザンボット3天獄篇で復帰
無敵鋼人ダイターン3天獄篇で復帰
無敵ロボ トライダーG7時獄篇から続投
太陽の使者 鉄人28号時獄篇から続投
六神合体ゴッドマーズ時獄篇から続投
装甲騎兵ボトムズ時獄篇から続投
装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル時獄篇から続投
装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端時獄篇から続投
装甲騎兵ボトムズ 幻影篇シリーズ初参戦
装甲騎兵ボトムズ 孤影再びシリーズ初参戦
超時空世紀オーガス時獄篇から続投
機動戦士Ζガンダム時獄篇から続投
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア時獄篇から続投
機動新世紀ガンダムX天獄篇で復帰
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz時獄篇から続投
∀ガンダム天獄篇で復帰
機動戦士ガンダムSEED DESTINY時獄篇から続投
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-時獄篇から続投
機動戦士ガンダムUC時獄篇から続投
トップをねらえ!時獄篇から続投
トップをねらえ2!シリーズ初参戦
マクロス7時獄篇から続投
マクロス ダイナマイト7時獄篇から続投
劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~時獄篇から続投
劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~時獄篇から続投
真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日時獄篇から続投
真マジンガー 衝撃! Z編時獄篇から続投
地球防衛企業ダイ・ガード時獄篇から続投
THE ビッグオー時獄篇から続投
THE ビッグオー second season天獄篇で追加
フルメタル・パニック!時獄篇から続投
フルメタル・パニック? ふもっふ時獄篇から続投
フルメタル・パニック! The Second Raid時獄篇から続投
フルメタル・パニック!(原作小説版)シリーズ初参戦
創聖のアクエリオン天獄篇で復帰
アクエリオンEVOL時獄篇から続投
獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ時獄篇から続投
天元突破グレンラガン時獄篇から続投
劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇時獄篇から続投
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序時獄篇から続投
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破時獄篇から続投
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qシリーズ初参戦
コードギアス 反逆のルルーシュ R2時獄篇から続投
翠星のガルガンティアシリーズ初参戦

天獄篇で初参戦した6作品

天獄篇から新たに参戦した作品は、次の6作品です。時獄篇から続く作品の完結部分だけでなく、新規参戦作品を交えたクロスオーバーも描かれます。

  • 装甲騎兵ボトムズ 幻影篇
  • 装甲騎兵ボトムズ 孤影再び
  • トップをねらえ2!
  • フルメタル・パニック!(原作小説版)
  • ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
  • 翠星のガルガンティア

『トップをねらえ!』と『トップをねらえ2!』は、同じ世界観を持ちながら異なる時代を舞台とする作品です。天獄篇では両作品のキャラクターが共演し、それぞれの最終局面を組み合わせた独自の展開が用意されています。

『創聖のアクエリオン』も天獄篇で復帰し、『アクエリオンEVOL』との共演が実現しました。時代を越えた2つのアクエリオンが同じ戦場で戦い、合体攻撃も使用できます。

また、『機動新世紀ガンダムX』と『∀ガンダム』は時獄篇には参戦していませんでしたが、天獄篇で復帰しています。両作品は新規参戦の『翠星のガルガンティア』とも関わり、翠の地球にまつわる世界設定の中で重要な役割を担います。

天獄篇では参戦作品数が増えただけでなく、時獄篇では途中までだった『機動戦士ガンダムUC』などの物語も進行します。Zシリーズ完結編として、過去作から続く作品、新規参戦作品、復帰作品を組み合わせた大規模な構成になっています。

パッケージに登場する機体

『第3次スーパーロボット大戦Z』のパッケージには、参戦作品を代表する機体が描かれています。時獄篇と天獄篇では登場機体が異なり、それぞれの物語で活躍する新規参戦作品の機体も採用されています。

時獄篇のパッケージ登場機体

時獄篇のパッケージには、シリーズ初参戦となるユニコーンガンダムやアクエリオンEVOLをはじめ、前作から引き続き登場するグレンラガン、アーバレスト、真・ゲッター1などが描かれています。

機体登場作品
グレンラガン天元突破グレンラガン
ARX-7 アーバレストフルメタル・パニック! The Second Raid
エヴァンゲリオン初号機ヱヴァンゲリヲン新劇場版
ライト・スコープドッグ装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル
蜃気楼コードギアス 反逆のルルーシュ R2
ダイ・ガード地球防衛企業ダイ・ガード
アクエリオンEVOLアクエリオンEVOL
ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)機動戦士ガンダムUC
ゴッドマーズ六神合体ゴッドマーズ
ダンクーガノヴァ マックスゴッド獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ
VF-25F メサイア(トルネードパック装備)劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~
真・ゲッター1真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日

時獄篇では12機がパッケージに登場しています。初参戦作品からは、ライト・スコープドッグ、アクエリオンEVOL、ユニコーンガンダムの3機が採用されました。

天獄篇のパッケージ登場機体

天獄篇のパッケージには、新規参戦作品『翠星のガルガンティア』のチェインバーと、『トップをねらえ2!』のディスヌフが登場します。ユニコーンガンダムは、時獄篇のユニコーンモードからデストロイモードへ変更されました。

機体登場作品
マジンガーZ真マジンガー 衝撃! Z編
チェインバー翠星のガルガンティア
蜃気楼コードギアス 反逆のルルーシュ R2
ARX-7 アーバレストフルメタル・パニック! The Second Raid
エヴァンゲリオン初号機ヱヴァンゲリヲン新劇場版
アクエリオンEVOLアクエリオンEVOL
ユニコーンガンダム(デストロイモード)機動戦士ガンダムUC
ゴッドマーズ六神合体ゴッドマーズ
ダンクーガノヴァ マックスゴッド獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ
YF-29 デュランダル劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~
バーグラリードッグ装甲騎兵ボトムズ 孤影再び
ダイ・ガード地球防衛企業ダイ・ガード
ディスヌフトップをねらえ2!

天獄篇では13機がパッケージに登場しています。新規参戦作品の機体に加え、マジンガーZやYF-29 デュランダル、バーグラリードッグなど、時獄篇のパッケージには描かれていなかった機体も選ばれました。

一方、グレンラガン、真・ゲッター1、ライト・スコープドッグは天獄篇のパッケージから外れています。単なる主役機の一覧ではなく、各作品の参戦状況や時獄篇から天獄篇への変化が表れた構成です。

第3次スーパーロボット大戦Zの主人公とオリジナル機体

『第3次スーパーロボット大戦Z』では、ヒビキ・カミシロが主人公を務めます。過去のZシリーズとは異なり、主人公の性別や名前、誕生日などを選ぶ方式ではなく、ヒビキを中心とした物語が進みます。

主人公のヒビキ・カミシロ

ヒビキ・カミシロは、陣代高校へ通う男子高校生です。時空震動によって現れた謎の無人機から街を守るため、機動兵器ジェニオンに乗り込みます。

過去の事件で父と姉を失っており、家族の命を奪った存在「テンシ」を追っています。物語序盤では過去の経験から他人と距離を置きがちですが、Z-BLUEの仲間と交流する中で、少しずつ周囲へ心を開いていきます。

陣代高校では、『フルメタル・パニック!』の相良宗介や千鳥かなめ、『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』のキャラクターなどと関わります。特に宗介とは互いを支え合う友人となり、作品の枠を越えた交流が描かれました。

時獄篇ではジェミニスの隊長ガドライト・メオンサム、天獄篇ではヒビキの過去に深く関係する「テンシ」との因縁が物語の軸になります。天獄篇ではランド、セツコ、クロウといった歴代主人公とも合流し、先輩のスフィア・リアクターから多くのことを学んでいきます。

  • 陣代高校に通う男子高校生
  • ジェニオンのメインパイロット
  • 家族を失った過去を持つ
  • 謎の存在「テンシ」を追っている
  • Z-BLUEの仲間との交流を通して成長する

パートナーの西条涼音

西条涼音は、陣代高校へ教育実習生として赴任してきた女性です。ヒビキと共にジェニオンへ搭乗し、サブパイロットとして戦闘を支えます。

普段は真面目で一生懸命な性格ですが、ときおり別人のような言動を見せます。その変化には彼女自身の秘密が関係しており、時獄篇で示された謎が天獄篇で明らかになります。

ヒビキにとっては戦闘時のパートナーであると同時に、精神面を支える重要な存在です。ヒビキと涼音の関係や、2人が抱える問題をどのように乗り越えるのかも、オリジナルストーリーの見どころになっています。

主人公機ジェニオン

ジェニオンは、ヒビキが搭乗する人型機動兵器です。新世時空震動によって陣代高校付近へ現れ、街を襲った無人機との戦闘をきっかけにヒビキの乗機となります。

外見は比較的シンプルですが、物語が進むと通常の機動兵器とは異なる能力を持つことが判明します。前々作『スーパーロボット大戦Z』に登場した「レムレース」シリーズを基に開発されており、Zシリーズのオリジナル機体と深いつながりがあります。

ジェニオンには複数の形態が用意され、ヒビキと涼音の成長や物語の進行に合わせて能力が強化されます。各形態には異なる戦闘BGMも用意されており、機体とパイロットの状況を表した楽曲が使用されます。

最終段階へ至る場面では、絶望的な状況に置かれたヒビキが仲間の声によって再び希望を取り戻します。機体の変化と主人公の成長が重なる展開となっており、Zシリーズで描かれてきた伏線の回収にもつながっています。

過去のZシリーズ主人公も登場

天獄篇では、ランド・トラビス、セツコ・オハラ、クロウ・ブルーストなど、過去のZシリーズで主人公を務めたキャラクターが登場します。それぞれがスフィア・リアクターとしての経験を持ち、ヒビキの成長を支えます。

キャラクター主な登場作品
ランド・トラビススーパーロボット大戦Z
セツコ・オハラスーパーロボット大戦Z
クロウ・ブルースト第2次スーパーロボット大戦Z
ヒビキ・カミシロ第3次スーパーロボット大戦Z

ランド、セツコ、クロウは連獄篇でもアドヴェントと共に行動し、天獄篇ではサイデリアルに所属するスフィア・リアクターと対峙します。過去作の主人公が単に再登場するだけでなく、それぞれの因縁や成長を踏まえた見せ場が用意されている点も、Zシリーズ完結編ならではの特徴です。

第3次スーパーロボット大戦Zのゲームシステム

『第3次スーパーロボット大戦Z』では、2機1組で出撃する「タッグバトル・システム」を中心に、複数の新システムが導入されています。敵を連続で撃墜するほど有利になる仕組みもあり、機体の組み合わせや行動順が攻略に大きく影響します。

タッグバトル・システム

タッグバトル・システムは、2機のユニットを1組のチームとして編成するシステムです。『スーパーロボット大戦OG』シリーズのツインユニットや、任天堂携帯機作品のパートナーバトルに近い仕組みとなっています。

チームはメインとサブのユニットで構成され、戦闘中でも任意のタイミングで交代できます。ただし、通常はチームを分離・合流させることができず、サブ側が使用できる武器もアシスト武器に限定されます。

原作で関係の深い機体同士を組ませるだけでなく、移動力、地形適応、武器の射程などを補い合う編成も可能です。2機1組になったことで多くのユニットを出撃させやすくなり、単機出撃方式で起こりやすかった出撃枠の不足も緩和されています。

  • 2機1組で1つのチームを編成する
  • メインとサブは戦闘中に交代可能
  • サブは基本的にアシスト武器を使用する
  • 原作の組み合わせや作品を越えた編成を楽しめる
  • 出撃できる機体数が増えやすい

タッグテンションとタッグコマンド

タッグを組んだチームは、特定の条件を満たすと「タッグテンション」が上昇します。タッグテンションを消費することで、通常とは異なる効果を持つタッグコマンドを使用できます。

代表的なタッグコマンドが「マルチアクション」です。敵チームを撃墜するともう一度行動できるため、敵を続けて倒したい場面や、限られたターン内で勝利条件を達成したい場面で役立ちます。

ほかにも、メインパイロットのSPを回復する「チャージSP」など、攻略を補助するコマンドが用意されています。なかでもマルチアクションは非常に強力で、タクティカルコンボとの相性にも優れています。

マキシマムブレイク

マキシマムブレイクは、タッグを組んだ2機が同時に攻撃する強力なシステムです。使用するにはタッグテンションを最大まで上げる必要があります。

発動中はサブユニットの武器制限がほぼ解除され、通常のアシスト攻撃では使えない強力な武器も選択できます。敵のバリアや援護防御を無効化し、与えるダメージにも補正が加わるため、主にボスへの攻撃で力を発揮します。

  • メインとサブが同時に攻撃する
  • タッグテンション最大時に使用可能
  • サブユニットの武器制限がほぼ解除される
  • 敵のバリアと援護防御を無効化する
  • 与えるダメージが1.2倍になる

タクティカルコンボ

タクティカルコンボは、味方フェイズ中に敵チームを連続で撃墜するとコンボゲージが上昇するシステムです。ゲージは最大5まで上がり、段階に応じて敵へ与えるダメージや獲得資金、Zチップの入手量が増加します。

ボスをコンボゲージ最大の状態で撃墜すれば、多くの資金やZチップを獲得できます。敵の配置や味方の行動順を確認し、マルチアクションやマップ兵器を活用しながら撃墜をつなげることが重要です。

時獄篇では敵を撃墜せずに味方の行動を終えると、コンボが途切れやすい仕様でした。天獄篇では敵チームを攻撃して撃墜できなかった場合にゲージが減少する形へ変更され、移動や修理、補給だけでコンボが失われることはなくなっています。

DトレーダーとZチップ

Dトレーダーは、専用通貨「Zチップ」を使って強化パーツなどを購入できる施設です。『スーパーロボット大戦α外伝』や『スーパーロボット大戦Z』に登場したバザーに近い役割を持っています。

Zチップは敵を撃墜するほか、強化パーツの売却や特定条件の達成によって入手できます。条件を満たすとDトレーダーで専用の会話が発生し、ボーナスとしてZチップを獲得できる場合もあります。

Dトレーダーでは強化パーツだけでなく、部隊全体に効果を与える強化機能も購入できます。時獄篇では、マップ開始時から敵全体に精神コマンド「偵察」をかけた状態にするなど、攻略を補助する効果が用意されています。

天獄篇のZクリスタル

天獄篇では、時獄篇の部隊強化機能が「Zクリスタル」へ変更されました。Zチップを使用して段階的に強化することで、部隊全体にさまざまな効果を追加できます。

Zクリスタルは5段階に分かれており、4段階目以降は複数の効果から1つを選ぶ方式です。プレイスタイルに合わせて、資金や経験値の獲得を重視するか、戦闘を有利に進める効果を選ぶかを判断することになります。

エディットBGM

時獄篇では、ゲーム機本体のストレージに保存したMP3ファイルを戦闘BGMとして設定できる「エディットBGM」が採用されています。参戦作品の原曲などを用意すれば、好みの楽曲で戦闘を楽しめます。

時獄篇では機体、マキシマムブレイク、部隊用のBGMを変更可能です。天獄篇では機能が拡張され、武器ごとに異なるBGMを割り当てられるほか、インターミッションなどで使用されるシステムBGMも変更できるようになりました。

タッグ編成、連続撃破、Zチップによる部隊強化を組み合わせることで、同じステージでもさまざまな攻略方法を選べます。お気に入りの機体を出撃させやすくしながら、敵を効率よく撃破する戦略性を加えたことが、本作のシステム面における大きな特徴です。

原作設定を再現した特殊システム

『第3次スーパーロボット大戦Z』では、参戦作品の設定や機体性能を再現した特殊システムが用意されています。特定の気力に達すると機体が変形したり、パイロット固有の能力が発動したりするため、原作の特徴を生かした戦い方が可能です。

NT-D|機動戦士ガンダムUC

NT-Dは、ユニコーンガンダムに搭載された特殊システムです。パイロットの気力が130以上になると個別コマンド「NT-D発動」が使用可能になり、ユニコーンモードからデストロイモードへ変形します。

デストロイモードになると機体能力が上昇し、武装も強化されます。発動から5ターンが経過すると自動的にユニコーンモードへ戻り、同じマップでは再発動できません。

天獄篇の中盤で覚醒イベントが発生した後はターン制限がなくなり、マップをクリアするまでデストロイモードを維持できるようになります。

  • 気力130以上で発動可能
  • ユニコーンモードからデストロイモードへ変形
  • 機体性能と武装が強化される
  • 当初は発動から5ターンの制限がある
  • 天獄篇中盤以降はターン制限がなくなる

ラムダ・ドライバ|フルメタル・パニック!

ラムダ・ドライバは、ARX-7 アーバレストに搭載された特殊能力です。パイロットの気力が130以上になると発動し、気力の上昇に応じて照準値、運動性、装甲値が強化されます。

機体能力だけでなく、敵へ与える最終ダメージにも補正が加わります。さらに、敵の攻撃によるダメージを軽減するバリア「ラムダ・ドライバ」も使用可能です。

バリアは使用時にENを10消費し、最初はダメージを500軽減します。気力が10上昇するごとに軽減量が100ずつ増えるため、高い気力を維持することで攻撃と防御の両面が強化されます。

後継機のARX-8 レーバテインでは気力制限がなくなり、ラムダ・ドライバが常時発動した状態になります。

ECS|フルメタル・パニック!

ECSは、M9 ガーンズバックやARX-7 アーバレストに搭載された電磁迷彩システムです。過去の参戦作品では「分身」に近い能力でしたが、本作では効果が変更されています。

ECSを搭載した機体がマップへ登場すると、精神コマンド「閃き」「闘志」「突撃」が自動的に発動します。登場直後から敵の攻撃を回避しやすく、移動後に使えない武器でも攻撃できるため、素早く戦闘へ参加できます。

エレメント能力|アクエリオンEVOL

『アクエリオンEVOL』のパイロットであるエレメントは、それぞれ固有の特殊能力を持っています。代表的な能力が、アマタ・ソラの「重力干渉」とゼシカ・ウォンの「衝撃力」です。

能力キャラクター効果
重力干渉アマタ・ソラ気力130以上で機体が移動タイプ「空」を獲得。武器の空への地形適応がAになり、移動力も1上昇する
衝撃力ゼシカ・ウォン気力130以上で敵へ与えるダメージが1.05倍になる

エレメント能力はパイロットによって効果が異なるため、アクエリオンの形態や出撃させるメンバーを選ぶ際の判断材料になります。

エレメントシステム|アクエリオンEVOL

エレメントシステムは、アクエリオンへ搭乗する3人の気力が130を超えると発動します。発動後は各能力値について、3人の中で最も高い数値が全員に反映されます。

格闘や射撃など、得意分野の異なるパイロットを組み合わせることで能力値を補えます。アクエリオンの複数搭乗システムを、ゲーム上の強化効果として再現したものです。

Eチェンジ|アクエリオンEVOL

Eチェンジは「エレメントチェンジ」の略称です。アクエリオンはEVOL、ゲパルト、スパーダの3形態に変形でき、形態ごとにメインパイロットとなる「ヘッド」が変わります。

形態出撃時のヘッド
アクエリオンEVOLアマタ・ソラ
アクエリオンゲパルトカイエン・スズシロ
アクエリオンスパーダゼシカ・ウォン

個別コマンド「Eチェンジ」を使うと、各形態に登録されたエレメントから搭乗メンバーを選べます。ただし、アクエリオンEVOLはアマタ専用となっており、メンバーを自由に入れ替えることはできません。

ゲパルトとスパーダのエレメントは、それぞれのグループ内で経験値、気力、SP、発動中の精神コマンドを共有します。一方、撃墜数とPPは個別に管理されるため、育成するキャラクターを意識して戦闘へ参加させる必要があります。

超銀河グレンラガンへの合体

時獄篇終盤で加入する超銀河ダイグレンは、シモンの気力が一定値以上になると、グレンラガンと合体して超銀河グレンラガンへ変化できます。

超銀河グレンラガンは戦艦として扱われるため、合体するとグレンラガンが組んでいたタッグは強制的に解散されます。合体後はシングルユニットとなりますが、機体サイズ、HP、攻撃力のいずれも非常に高く、終盤の強敵を相手にできる戦力となります。

天獄篇で追加された『トップをねらえ2!』の特殊能力

天獄篇から参戦した『トップをねらえ2!』には、ノノの「戦闘モード」やトップレスの固有能力が用意されています。

能力使用者効果
戦闘モードノノ気力130以上でEVO-4からバスターマシン7号へ変化する
遠距離操作ニコラス・バセロン気力130以上で、隣接する行動終了済みチームを1フェイズに1回だけ再行動させる
テレパシーチコ・サイエンス気力140以上で、選択した味方チームに「必中」と「閃き」を発動する
物質転送ラルク・メルク・マール1マップに1回、リペアキットなどの強化パーツに相当する効果をディスヌフへ与える

ノノは出撃時にEVO-4へ搭乗していますが、戦闘モードを発動するとバスターマシン7号へ変化します。一度発動すると、そのマップではEVO-4へ戻れません。

ニコラス、チコ、ラルクの能力は、味方の再行動、精神コマンドの付与、機体の回復などを行える補助系の効果です。単純な機体性能だけでなく、原作におけるトップレスの能力を部隊全体の支援へ活用できるように再現されています。

第3次スーパーロボット大戦Zの見どころ

『第3次スーパーロボット大戦Z』の見どころは、作品の枠を越えたクロスオーバーと、Zシリーズ完結編として展開される大規模な物語です。原作の共通点を生かした組み合わせだけでなく、異なる作品のキャラクターが互いの問題へ関わる独自の展開も用意されています。

ガンダムシリーズのクロスオーバー

ガンダムシリーズでは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と、時獄篇で初参戦した『機動戦士ガンダムUC』を組み合わせた物語が描かれます。なかでも、シャア・アズナブルとフル・フロンタルの共演は大きな見どころです。

本作のネオ・ジオンは、シャアとフロンタルが同時に存在することで、原作以上に大きな勢力として登場します。互いに似た立場でありながら考え方の異なる2人が、目的のために利用し合う関係は、本作独自のクロスオーバーです。

『逆襲のシャア』におけるシャアの行動にも、本作の世界観や過去の戦いを踏まえた理由が加えられています。ZEUTHやZEXISの仲間は、共に戦ってきたシャアが理由もなく敵対する人物ではないと考えており、完全な敵として切り捨てるのではなく、その真意を探ろうとします。

シャアとアムロだけでなく、ギュネイ、クェス、マリーダ、ハマーンなどにも作品を越えた交流が用意されています。ギュネイはカミーユやシンと対立や共感を重ね、単なる敵パイロットにとどまらない役割を与えられました。

クェスとマリーダは、ニュータイプと強化人間という違いを越えて理解を深めていきます。ハマーンもミネバたちとの交流を経て自らの答えを見つけ、天獄篇では無条件で味方へ加わります。

そのほか、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』と『劇場版 機動戦士ガンダム00』の関係も引き続き描かれています。時獄篇では『フルメタル・パニック!』や『コードギアス』、天獄篇では『ガンダム00』とのクロスオーバーを通して、『ガンダムW』のキャラクターにも活躍の場が用意されています。

  • シャアとフル・フロンタルの共演
  • 本作独自の理由を加えたアクシズ落とし
  • ギュネイとカミーユ、シンの関係
  • クェスとマリーダの交流
  • 天獄篇でハマーンが無条件加入
  • 『ガンダムW』と『ガンダム00』のクロスオーバー

トップをねらえ!とトップをねらえ2!の共演

天獄篇では、『トップをねらえ!』と『トップをねらえ2!』の共演が実現しています。両作品は同じ世界の異なる時代を舞台としていますが、スーパーロボット大戦ならではの設定によって、キャラクターたちが同じ戦場へ集まります。

ノノは憧れの「ノノリリ」と出会いながらも、原作と同様にラルクを「お姉さま」と慕うようになります。ガンバスターと新世代バスターマシンの戦闘力の違いも、機体性能へ反映されています。

さらに、過去の参戦時にはシナリオの都合などで扱われなかった『トップをねらえ!』の最終話終盤が、『トップをねらえ2!』の結末と組み合わされる形で描かれました。長い時間を隔てた2作品のつながりを生かしたクロスオーバーです。

2つのアクエリオンが共演

『創聖のアクエリオン』と『アクエリオンEVOL』も天獄篇で共演します。時獄篇では『アクエリオンEVOL』のみの参戦でしたが、天獄篇ではソーラーアクエリオンが復帰し、異なる時代のアクエリオンが同じ戦場で戦います。

両作品のキャラクターが互いの存在を認識したうえで物語へ関わり、ソーラーアクエリオンとアクエリオンEVOLには合体攻撃も用意されています。

『アクエリオンEVOL』のジン・ムソウは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の碇シンジと友情を築きます。条件を満たしたルートでは原作と異なる展開を迎え、天獄篇でも仲間として行動します。

スーパー系作品の大規模な原作再現

『天元突破グレンラガン』は、時獄篇で原作終盤までの物語が描かれます。超銀河グレンラガンと天元突破グレンラガンが登場し、作品を象徴する規格外のスケールがゲーム内でも再現されました。

天元突破グレンラガンが登場するマップでは、敵味方すべての機体サイズが「∞」へ変化します。通常のサイズ表記では表現できない戦いを、ステージ全体の特殊ルールとして再現したものです。

『真マジンガー 衝撃! Z編』では、原作で描かれなかったDr.ヘル打倒後の物語が展開されます。あしゅら男爵の暗躍によってハーデス神や古代ミケーネの神々が復活し、新たな敵としてZ-BLUEの前に立ちはだかります。

さらに、マジンガーZの元となった善神ゼウス本人も味方ユニットとして参戦します。高い能力と強力な特殊スキルを持ち、物語上だけでなく戦力としても頼れる存在です。

『六神合体ゴッドマーズ』ではズール皇帝の復活やマーグとの再会が描かれ、『太陽の使者 鉄人28号』との関係も深められています。『鉄人28号』からは宇宙魔王とグーラ・キングJr.が登場し、条件を満たすとグーラを仲間にできます。

  • 超銀河グレンラガンと天元突破グレンラガンが登場
  • 『真マジンガー』の原作後を描く独自展開
  • 善神ゼウスが味方ユニットとして加入
  • ズール皇帝と宇宙魔王によるクロスオーバー
  • 条件を満たすとグーラを仲間にできる

リアル系作品を越えたキャラクター同士の交流

リアル系作品では、『装甲騎兵ボトムズ』『フルメタル・パニック!』『新機動戦記ガンダムW』『コードギアス』などのキャラクターが、組織や作品の枠を越えて交流します。

キリコ・キュービィー、相良宗介、ヒイロ・ユイは、寡黙で高い戦闘能力を持つ人物という共通点があります。性格や戦い方は異なりますが、互いの能力を認めながら任務へ挑む場面が描かれています。

陣代高校を舞台とした日常パートでは、宗介やかなめに加え、ヒビキ、西条涼音、他作品の学生キャラクターが集まります。ロボット同士の戦闘だけでなく、学校生活を通した会話やコメディもクロスオーバーの一部になっています。

天獄篇で原作小説版が初参戦した『フルメタル・パニック!』では、アニメ未登場だったキャラクターも登場します。当時アニメ化されていなかった人物のデザインは、原作イラストを担当する四季童子が手がけました。

Zシリーズの伏線を回収する完結編

天獄篇では、Zシリーズを通して描かれてきた「スフィア」「多元世界」「太極」「根源的災厄」などの謎へ踏み込みます。『スーパーロボット大戦Z』から積み重ねられた伏線の多くが明らかになり、シリーズ全体の物語が完結します。

ランド、セツコ、クロウなど歴代の主人公が再登場し、ヒビキと共に最後の戦いへ参加します。それぞれの主人公には関係の深いスフィア・リアクターが登場するため、過去作で描かれた因縁も天獄篇の物語へつながっています。

終盤には、過去作のオリジナルキャラクターや機体も集結します。すべてが個別ユニットとして加入するわけではありませんが、戦闘演出などを通してZシリーズの仲間が戦いへ参加していることが表現されています。

過去の参戦作品を知っているほど、キャラクター同士の関係や伏線回収を理解しやすくなっています。単独作品としてのクロスオーバーに加え、2008年から続いたZシリーズを締めくくる物語が、本作最大の見どころです。

第3次スーパーロボット大戦Zの評価点

『第3次スーパーロボット大戦Z』は、タッグバトルによる編成の自由度、作品の枠を越えたクロスオーバー、Zシリーズ完結編らしい大規模な展開が評価されています。特にガンダムシリーズやスーパー系作品を組み合わせたシナリオは、本作ならではの見どころです。

タッグ編成の自由度が高い

本作では2機1組で出撃するタッグバトル・システムが導入され、従来より多くの機体を戦場へ出しやすくなりました。原作で関係の深い機体を組ませるほか、異なる作品の機体による独自のタッグも編成できます。

過去の小隊システムでは複数機を1つの小隊へ組み込む必要があり、移動力、地形適応、精神コマンドなどを細かく確認する手間がありました。本作は2機だけでタッグを作るため、比較的簡単に編成できます。

メインユニットの弱点をサブユニットで補う組み合わせや、エースボーナスを生かした編成など、プレイヤーの工夫を反映できる点も魅力です。単純に能力の高い機体だけを選ばなくても、アシスト武器や精神コマンドを利用することで多くのユニットに役割を持たせられます。

  • 2機1組なので編成に時間がかかりにくい
  • 原作を再現したタッグを作れる
  • 異なる作品の機体も自由に組み合わせられる
  • メイン機体の弱点をサブ機体で補える
  • 出撃できるキャラクターと機体が増えやすい

タクティカルコンボによる爽快感

味方フェイズ中に敵を連続撃破すると、タクティカルコンボの効果によってダメージ、獲得資金、Zチップの入手量が上昇します。マルチアクションと組み合わせれば、1つのチームで複数の敵を続けて撃墜することも可能です。

敵の配置を確認しながら撃墜順を組み立て、コンボゲージを最大まで上げてボスを倒すことで多くの報酬を獲得できます。部隊全体の行動を考える戦略性と、敵を次々に撃破する爽快感を両立したシステムです。

多くのユニットを活用しやすい

タッグ制によって出撃枠に余裕が生まれたため、主役機以外も戦闘へ参加させやすくなっています。高い攻撃力を持たないユニットでも、アシスト武器、補給装置、修理装置、精神コマンドなどを生かしてサブ側で運用できます。

アシスト攻撃に適した機体をボス用のメイン機体と組ませたり、移動力の高い機体でスーパー系ユニットを支えたりと、編成方法はさまざまです。お気に入りのキャラクターを出撃させながら、能力面でも役割を与えやすくなっています。

出撃人数が増えたことで、シナリオ上では自軍の仲間が一緒に戦っている雰囲気も強くなりました。出撃していないキャラクターが母艦から会話だけに参加する場面が減り、Z-BLUE全体で敵へ立ち向かう構成になっています。

作品を越えたクロスオーバー

シナリオ面では、原作の設定や登場人物の共通点を利用したクロスオーバーが評価されています。特にガンダムシリーズは、複数作品の人物や組織を1つの物語へ組み込んだ展開が豊富です。

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と『機動戦士ガンダムUC』では、シャアとフル・フロンタルが共演します。原作での立場や思想の違いを残しながら、本作の多元世界に合わせた関係が描かれました。

『トップをねらえ!』と『トップをねらえ2!』、『創聖のアクエリオン』と『アクエリオンEVOL』など、同じ世界の異なる時代を描いた作品の共演も実現しています。単に同じ戦場へ登場するだけでなく、それぞれの原作終盤を組み合わせた展開や合体攻撃が用意されています。

  • シャアとフル・フロンタルの共演
  • 『トップをねらえ!』と『トップをねらえ2!』の物語を融合
  • 2つのアクエリオンによる共演と合体攻撃
  • 『∀ガンダム』と『翠星のガルガンティア』の世界設定を活用
  • 作品を越えたキャラクターの加入・生存展開

ガンダムシリーズの独自展開

本作では『逆襲のシャア』のアクシズ落としが再現されますが、シャアが行動を起こす理由には、Zシリーズで仲間として戦ってきた過去が反映されています。Z-BLUEの仲間もシャアに事情があると考えており、最初から完全な敵として扱ってはいません。

アクシズ落としの場面にも本作独自の展開が加えられ、複数の参戦作品が関わる大規模なシナリオになっています。過去作におけるシャアの言動との矛盾を抑えながら原作展開へつなげた点は、ガンダム関連シナリオの大きな特徴です。

天獄篇では『ガンダムUC』の「ラプラスの箱」も、多元世界全体に影響する存在として扱われます。原作の設定をそのまま使用するだけでなく、スーパーロボット大戦の世界に合わせた意味を加えています。

原作で救われなかったキャラクターの生存

条件を満たすことで、原作では死亡したキャラクターを生存させられる点もシリーズならではの魅力です。時獄篇ではルートや条件によって、ジン・ムソウ、シュレード・エラン、ダグザ・マックール、ロニ・ガーベイなどの運命を変えられます。

単に生存するだけでなく、他作品のキャラクターとの交流が救済のきっかけになる場合もあります。作品を越えた出会いによって原作とは異なる結末へ進む展開は、クロスオーバー作品としての特徴を生かしています。

Zシリーズの伏線を回収

天獄篇では、初代『スーパーロボット大戦Z』から登場していたスフィアや多元世界の仕組みへ踏み込み、過去作で残されていた伏線の多くが回収されます。

ランド、セツコ、クロウといった歴代主人公も再登場し、それぞれに関係するスフィア・リアクターと対峙します。終盤には過去作のサブキャラクターも演出を通して戦いへ参加し、Zシリーズの仲間が集結する展開が描かれました。

過去作品とのつながりが強いため、Zシリーズを順番に遊んだプレイヤーほど、登場人物の再会や伏線回収を楽しみやすくなっています。

BGMの評価が高い

本作では、版権作品とオリジナルの双方に多くのBGMが用意されています。主人公機ジェニオンには3つの形態に対応した戦闘曲があり、機体の変化やヒビキの成長に合わせて使用曲も変わります。

最終形態の戦闘曲「太極のオーバーライザー」は、勇壮な曲調と機体の強化イベントが組み合わされ、主人公機を代表する楽曲のひとつです。

天獄篇では過去のZシリーズで使用されたオリジナル曲も復帰しています。新たに登場するサイデリアルのスフィア・リアクターにも個別のBGMが用意され、キャラクターの性格や立場を表現しています。

収録されていない楽曲についても、エディットBGMを利用すればゲーム機に保存したMP3を設定できます。天獄篇では武器ごとにBGMを変更できるため、戦闘演出に合わせた細かな設定が可能です。

完結編らしいスケールの大きさ

時獄篇ではエタニティ・フラット、天獄篇ではサイデリアルや根源的災厄との戦いが描かれます。天元突破グレンラガンの登場時に敵味方すべてのサイズが「∞」になるなど、通常の戦闘では表現できない規模の演出も取り入れられました。

参戦作品の物語を進めながら、Zシリーズ全体の最終決戦へつなげていく構成は、完結編ならではです。システムや演出には意見が分かれる部分もありますが、長く続いたシリーズの登場人物が集結する展開は本作の大きな魅力となっています。

第3次スーパーロボット大戦Zの賛否両論点

『第3次スーパーロボット大戦Z』には、プレイスタイルや参戦作品への思い入れによって評価が分かれる要素もあります。特に天獄篇の難易度、オリジナルストーリーの割合、キャラクターデザインなどは、人によって受け止め方が異なる部分です。

天獄篇の難易度が高い

天獄篇は、Zシリーズの中でも難易度が高めです。敵組織サイデリアルの機体はHP、装甲、攻撃力に優れ、一般兵が搭乗する機体でも簡単には撃墜できません。

幹部クラスになると「3回行動」や「スフィア・アクト」などの強力な能力を持ちます。味方部隊の気力や能力へ影響を与える敵もいるため、精神コマンド、強化パーツ、エースボーナスなどを組み合わせた対策が必要です。

SRポイントの獲得条件も厳しく、序盤から限られたターンで多数の敵を撃墜する課題が登場します。敵の耐久力が高いため、マルチアクションやタクティカルコンボを利用しなければ条件達成が難しいステージもあります。

  • サイデリアルの機体は耐久力と攻撃力が高い
  • 幹部が複数回行動や特殊な能力を持つ
  • 序盤からSRポイントの条件が厳しい
  • 敵が硬く、タクティカルコンボを維持しにくい
  • マルチアクションを前提とした行動が求められやすい

一方で、近年のシリーズ作品より手ごたえのある戦闘を求めるプレイヤーにとっては、部隊編成や行動順を考える楽しさがあります。難易度の高さは欠点と一概にはいえず、戦略性を重視するか、気軽なプレイを重視するかで評価が変わります。

オリジナルストーリーの比重が大きい

天獄篇はZシリーズの完結編であるため、スフィア、多元世界、サイデリアルなど、オリジナル設定に関する物語が多くなっています。過去作で残された伏線を回収する必要があり、共通ルートではオリジナル敵との戦闘が続きます。

新規参戦作品の原作再現は分岐ルートへ配置されることが多く、共通ルートだけを進めると扱いが少なく感じられる作品もあります。好きな版権作品の物語を目的に遊ぶ場合は、期待していたほど出番がないと感じる可能性があります。

その一方、初代『スーパーロボット大戦Z』から物語を追ってきたプレイヤーにとっては、シリーズ全体の謎が明らかになる重要な内容です。Zシリーズの完結を重視するか、各参戦作品の原作再現を重視するかによって評価が分かれます。

タッグコマンドの有用性に偏りがある

タッグテンションを消費して使用するタッグコマンドには、再行動、SP回復など複数の効果が用意されています。しかし、その中でも敵撃墜後にもう一度行動できる「マルチアクション」が特に強力です。

マルチアクションを使えば、多数の敵を1ターンで撃墜しながらタクティカルコンボを維持できます。SRポイントの獲得にも役立つため、ほかのタッグコマンドを選ぶ機会が少なくなりやすい点は、バランスの偏りとして指摘されています。

使い方を工夫すれば1つのチームを何度も行動させる爽快なプレイが可能ですが、天獄篇ではマルチアクションを活用しなければ達成しにくい条件もあります。自由度の高い強力なシステムである一方、選択肢を狭める面も持っています。

据え置き機としては簡素に感じられる画面構成

本作はPlayStation 3とPlayStation Vitaのマルチプラットフォームで発売されました。携帯機でも遊べる設計のため、PS3版では本体性能を十分に生かしていないと感じる意見もあります。

マップ画面は『スーパーロボット大戦Z』や『第2次スーパーロボット大戦OG』のような立体感のあるクォータービューではなく、『第2次スーパーロボット大戦Z』から続く2D形式です。携帯機版に近い画面構成を見やすいと感じる一方、据え置き機らしい表現を期待した場合は物足りなく感じられます。

時獄篇のPS3版では、左スティックがカーソル移動ではなくマップの拡大・縮小に割り当てられていました。従来の据え置き作品と操作感が異なりましたが、天獄篇では従来に近い仕様へ改善されています。

また、時獄篇ではテレビ画面の上下に表示されるテキストウィンドウの間隔が広く、文章を読む際に視線を大きく動かす必要がありました。天獄篇ではウィンドウ位置を調整できるようになり、読みやすさが改善されています。

キャラクターの省略と武装扱い

過去作で使用できた一部のキャラクターや機体が、本作では独立したユニットとして登場せず、主役機の武装演出へ組み込まれています。ユニット数を整理することで出撃枠を使いやすくする一方、該当キャラクターを個別に育成したかった人からは惜しまれました。

特に『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のアスランは、過去作で部隊をまとめる役割も担っていましたが、本作ではパイロットとして参戦せず、ストライクフリーダムガンダムの武装演出に登場します。

登場ユニットを絞ったことでタッグ編成が複雑になりすぎない利点はあるものの、好きなキャラクターを自由に使用できない点は評価が分かれます。

顔グラフィックの変更

本作では、原作アニメの映像を意識した顔グラフィックが多数用意されています。キャラクターによっては会話場面ごとに異なる表情があり、シナリオ中に一度しか使用されない特殊なグラフィックも存在します。

『機動戦士ガンダムUC』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』『フルメタル・パニック! The Second Raid』『翠星のガルガンティア』などは、原作映像を生かしたグラフィックになっています。

一方、作品や場面によって作画の品質に差があり、過去のZシリーズで使われていた顔グラフィックのほうが良かったという意見もあります。原作の雰囲気を重視した点を評価するか、シリーズ内での統一感を重視するかで印象が変わります。

オリジナルキャラクターのデザイン

本作では、オリジナルキャラクターのデザイン担当が、過去のシリーズで主人公デザインを手がけた河野さち子から大籠之仁へ変更されています。

ヒビキや涼音をはじめとするキャラクターは、従来のZシリーズとは異なる雰囲気を持っています。新しい作風として受け入れる意見がある一方、デザインの個性が強いと感じる意見もあり、好みが分かれやすい部分です。

戦闘アニメーションの品質差

戦闘アニメーションは機体によって担当や表現方法が異なり、高く評価される演出がある一方で、動きが少ないと感じられる機体も存在します。

原作の動きを細かく再現した機体や、必殺技の演出が大幅に強化された機体は好評です。しかし、射撃時の動きが少ない機体や、前作より演出が簡素になったと感じられる機体もあり、全体として品質の差が目立ちます。

参戦作品と機体数が多い作品だけに、すべての戦闘アニメーションを同じ水準で楽しめるわけではありません。お気に入りの機体がどのように描かれているかによって、演出面の評価も変わります。

第3次スーパーロボット大戦Zの問題点

『第3次スーパーロボット大戦Z』には、シナリオ、システム、演出のそれぞれに気になる部分があります。特に一部の版権キャラクターの描写、時獄篇から天獄篇への引き継ぎ、機体ごとの戦闘アニメーションの差は、評価を下げる要因となりました。

一部の版権キャラクターの描写

時獄篇では、主人公ヒビキの能力を強調するため、一部の版権キャラクターが本来よりも低く扱われているように見える場面があります。

代表的なのが、『フルメタル・パニック!』の相良宗介に関する描写です。原作の宗介は対人戦、偵察、罠の設置と解除などに精通した兵士ですが、本作ではヒビキの仕掛けた罠にかかる場面や、偵察を簡単に見破られる場面があります。

ヒビキと宗介が友情を深めていく流れそのものは丁寧に描かれています。しかし、ヒビキの優秀さを示すために宗介の能力を下げているように受け取れる部分があり、原作の宗介を知るプレイヤーから違和感を指摘されました。

天獄篇では、このような描写が大幅に減っています。ヒビキが仲間を支え、先輩の主人公から学びながら成長する場面が増えたことで、時獄篇よりも人物像が自然になりました。

フルメタル・パニック!のシナリオ構成

時獄篇の『フルメタル・パニック!』関連シナリオには、過去作『スーパーロボット大戦W』と似た流れが複数あります。『W』独自のアレンジをさらに本作へ取り入れたことで、原作の人物像や展開から離れている部分も見られます。

宗介の戦闘技術に関する描写だけでなく、ゲイツが一時的にアマルガムを離れる展開など、キャラクターの行動に違和感を覚えやすい場面があります。ゲイツは天獄篇で再びアマルガムに戻るため、離脱する展開自体が必要だったのか分かりにくくなっています。

天獄篇では原作小説版の内容が扱われ、時獄篇よりもシリアスな物語が描かれます。ただし、原作小説版から登場した一部の人物が途中で退場したまま再登場しないなど、扱いが十分ではない部分も残りました。

一部の新規参戦作品の扱いが少ない

天獄篇はZシリーズ全体の伏線回収を優先しているため、新規参戦作品であっても原作再現が少ない場合があります。

『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇』は原作通りの展開がほとんどなく、本作独自のシナリオを中心に進みます。原作が本編から長い年月を経た時代を舞台としているため、そのまま再現することが難しい作品ですが、新規参戦として期待していた場合は物足りなさが残ります。

『無敵鋼人ダイターン3』ではメガノイドとの決着が描かれますが、Z-BLUEが火星へ到着した時点で万丈が敵を壊滅させています。プレイヤーがメガノイドと直接戦う展開がないため、過去作から続く要素を生かした戦闘を期待した人には肩透かしとなりました。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの扱い

時獄篇では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』『破』の物語が丁寧に扱われ、碇シンジも多くの参戦作品のキャラクターと交流します。一方、天獄篇で初参戦した『Q』の要素は限定的です。

『Q』からは主にエヴァとパイロットが登場しますが、戦艦AAAヴンダーや組織ヴィレは登場しません。ミサトたちも序盤で物語から離れるため、『Q』の世界観を本格的に再現したシナリオにはなっていません。

時獄篇で周囲との関係を築いたシンジが、天獄篇では原作に合わせて再び厳しい状況へ置かれるため、前編での交流が十分に生かされていないと感じられる面もあります。

ただし、シンジとEVA第13号機が中心となるイベントや、『Q』の世界を舞台としたステージは用意されています。発売当時は原作映画シリーズが完結しておらず、詳しい設定が明らかになっていなかったことも、再現範囲が限られた理由のひとつです。

時獄篇の分岐結果を天獄篇へ引き継げない

時獄篇では、選択したルートや条件によって一部のキャラクターを生存させられます。しかし、その結果を天獄篇のシナリオへ引き継ぐことはできません。

『機動戦士ガンダムUC』のダグザ・マックールやロニ・ガーベイを時獄篇で生存させても、天獄篇ではその結果が反映されません。資金などの特典は受け取れますが、物語上の選択まで継続するシステムではない点に注意が必要です。

一方、『アクエリオンEVOL』のシュレードは天獄篇で生存した状態が採用されています。時獄篇で選んだルートによっては、自分が進めた物語と天獄篇の前提に違いが生じます。

神話型アクエリオンの使い勝手が低下

天獄篇で復帰する『創聖のアクエリオン』の神話型アクエリオンは、ソーラーアクエリオンに固定されており、過去作のように形態を自由に変更できません。

シリウスとシルヴィアはサブパイロットとして扱われ、個別のパイロット能力や育成要素も省略されています。そのため、多数のエレメントを入れ替えながら能力や精神コマンドを活用する、従来のアクエリオンらしい運用ができなくなりました。

移動後に使用できるALL攻撃や高威力の必殺技を持つため、戦力にならないわけではありません。しかし、『スーパーロボット大戦Z』や本作のアクエリオンEVOLと比べると、機体固有のシステムが簡略化されています。

超銀河グレンラガンのタッグを組み直す必要がある

グレンラガンを超銀河グレンラガンへ合体させると、戦艦扱いになるためタッグが強制的に解除されます。これは合体時の仕様として必要ですが、マップ終了後もタッグから外れた状態が維持されます。

次のステージで通常のグレンラガンとして出撃させる場合、インターミッションで毎回タッグを組み直さなければなりません。小さな問題ではあるものの、超銀河グレンラガンを頻繁に使用すると手間に感じられます。

戦闘アニメーションの品質に差がある

本作では戦闘アニメーションが一新された機体も多く、迫力のある演出が用意されています。その一方で、機体や作品によって動きの細かさに大きな差があります。

『新機動戦記ガンダムW』では、一部のモビルスーツからリアルカットインがなくなり、過去作より演出が簡素になったと感じられるものがあります。サザビーは原作を意識した動きを取り入れていますが、攻撃の流れが途切れて見える武装もあります。

『フルメタル・パニック!』の機体は、射撃や投擲時の動きが少なく、原作の俊敏なアクションが十分に再現されていないと指摘されています。格闘系の武装にも動きが硬く見えるものがあり、原作らしさを期待すると物足りなさが残ります。

収録BGMが少ない作品もある

エディットBGMへ対応している一方、ゲーム内に収録された版権BGMは作品によって少なめです。

『装甲騎兵ボトムズ』シリーズは複数作品が参戦していますが、収録曲は主に「炎のさだめ」が使用されます。『ビッグバトル』『赫奕たる異端』『幻影篇』『孤影再び』の各楽曲は収録されていません。

『フルメタル・パニック! The Second Raid』も、アーバレストと宗介を代表する曲ではなく別の劇伴が採用されています。好きな曲が収録されていない場合は、エディットBGMを使って補う必要があります。

資料量の多い完結編として見どころが豊富な一方、すべての参戦作品やキャラクターが同じ密度で扱われているわけではありません。どの作品を目的に遊ぶかによって、問題点の感じ方も変わります。

第3次スーパーロボット大戦Zの総評

『第3次スーパーロボット大戦Z』は、2008年の『スーパーロボット大戦Z』から始まったZシリーズを締めくくる完結編です。時獄篇と天獄篇の2部構成によって、多元世界やスフィアを巡る長い物語に決着がつけられています。

最大の魅力は、過去のZシリーズに登場した仲間と新規参戦作品を組み合わせた大規模なクロスオーバーです。ZEUTH、ZEXIS、新たな仲間がZ-BLUEへ集まり、シリーズを通して活躍した主人公やオリジナルキャラクターも最終決戦へ参加します。

特にガンダムシリーズのシナリオは見どころが多く、シャアとフル・フロンタルの共演や、本作独自の理由を加えたアクシズ落としなどが描かれました。『逆襲のシャア』と『ガンダムUC』を、多元世界の設定へ自然に組み込んだ点は本作を代表する要素です。

スーパー系作品でも、『トップをねらえ!』と『トップをねらえ2!』、『創聖のアクエリオン』と『アクエリオンEVOL』の共演が実現しています。異なる時代の作品を同じ戦場へ集めるだけでなく、それぞれの物語や登場人物の関係を生かした展開が用意されています。

ゲームシステムでは、2機1組のタッグバトルによって多くのユニットを出撃させやすくなりました。メインとサブの性能を補い合う編成や、原作では接点のない機体による独自のタッグを楽しめます。

マルチアクションとタクティカルコンボを利用すれば、敵を次々と撃墜する爽快な戦いも可能です。ボスに対してはマキシマムブレイクが有効で、通常の敵と強敵でシステムを使い分ける戦略性があります。

  • Zシリーズの物語と伏線を回収する完結編
  • 時獄篇32作品、天獄篇44作品が参戦
  • ガンダムシリーズを中心としたクロスオーバーが充実
  • 歴代主人公とオリジナルキャラクターが集結
  • タッグ編成によって多くの機体を活用できる
  • エディットBGMで好みの楽曲を設定可能

一方、天獄篇ではオリジナルストーリーの比重が大きく、新規参戦作品の原作再現が少ない場合があります。好きな作品の物語を目的に遊ぶと、期待していたほど扱われていないと感じる可能性があります。

時獄篇における一部の版権キャラクターの描写や、オリジナル主人公を目立たせる展開にも賛否があります。戦闘アニメーションの品質差、使用できるキャラクターの削減、収録BGMの少なさなど、演出面にも気になる点が残りました。

天獄篇の難易度は高めで、SRポイントを集めながら進める場合は、タッグ編成やマルチアクションを計画的に活用する必要があります。手軽にストーリーを楽しみたい人には厳しい部分がありますが、部隊運用を考えながら攻略したい人には手ごたえのある内容です。

本作だけでも物語の中心は理解できますが、過去作から続く用語や登場人物が多いため、『スーパーロボット大戦Z』『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇/再世篇』を知っているほうが楽しみやすくなっています。

すべての参戦作品が均等に扱われているわけではなく、システムや演出にも改善の余地があります。それでも、歴代主人公の集結、スフィアに関する伏線回収、作品の枠を越えた共演など、Zシリーズ完結編として押さえるべき要素は揃っています。

『第3次スーパーロボット大戦Z』は、単独で気軽に始める作品というより、Zシリーズを追ってきたプレイヤーへ向けた最終章としての性格が強い作品です。過去作から積み重ねられた物語の結末を見届けたい人や、大規模なクロスオーバーを楽しみたい人に適しています。

第3次スーパーロボット大戦Zの余談

『第3次スーパーロボット大戦Z』には、作品発表や初回購入特典、PS Vita版の発売形態などに関するエピソードがあります。

時獄篇は生配信番組で発表

前編となる『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』は、2013年12月24日に配信された「聖夜のスパロボ生配信!」で発表されました。

発売日は2014年4月10日で、『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』から約2年後の発売となります。PlayStation 3とPlayStation Vitaでは、版権作品を扱った「スーパーロボット大戦」シリーズとして初のタイトルです。

PS Vita版はダウンロード専売になる予定だった

時獄篇のPS Vita版は、PS Vitaカードの容量などを理由に、当初はダウンロード専用ソフトとして発売される予定でした。

その後、容量に関する問題が解決し、ユーザーからパッケージ版を求める声も寄せられたことから、PS3版と同じ発売日にパッケージ版も発売されました。

時獄篇は2015年1月29日に廉価版も発売されています。PlayStation 3 the Best版とPlayStation Vita the Best版が用意され、通常版より購入しやすい価格に変更されました。

時獄篇の初回特典は第1作のHDリメイク版

時獄篇の初回限定封入特典には、シリーズ第1作『スーパーロボット大戦』のHDリメイク版をダウンロードできるプロダクトコードが付属していました。

『第3次スーパーロボット大戦Z』がZシリーズの最終章である一方、特典では「スーパーロボット大戦」シリーズの原点にあたる作品を遊べる内容になっています。

天獄篇の初回特典として連獄篇が付属

天獄篇は、2014年12月12日に行われた「スーパーロボット大戦 新作発表会」で正式に発表されました。発売日は2015年4月2日です。

初回購入特典として、『第3次スーパーロボット大戦Z 連獄篇』をダウンロードできるプロダクトコードが付属しました。連獄篇は時獄篇と天獄篇の間をつなぐ外伝作品です。

連獄篇には版権作品のキャラクターや機体が登場せず、Zシリーズのオリジナルキャラクターとメカだけで物語が構成されています。また、『スーパーロボット大戦OG』シリーズとは直接関係のない作品です。

連獄篇は単独では発売されていないため、天獄篇本編とは入手方法が異なります。クリアデータを天獄篇で読み込むと資金を受け取れますが、連獄篇を遊んでいなくても天獄篇の本編は進められます。

時獄篇と天獄篇で発売元の表記が異なる

時獄篇の発売元はバンダイナムコゲームス、天獄篇の発売元はバンダイナムコエンターテインメントと表記されています。

これは2015年4月にバンダイナムコゲームスがバンダイナムコエンターテインメントへ社名を変更したためです。2作品で開発元やシリーズの権利関係が変更されたわけではなく、どちらもB.B.スタジオが開発しています。

タイトルに合わせたキャッチコピー

時獄篇と天獄篇には、それぞれのタイトルを取り入れたキャッチコピーが付けられています。

作品キャッチコピー
時獄篇突貫せよ、永遠の“時”の牢“獄”を
天獄篇掃滅せよ、果てなき“天”の“獄”炎を

時獄篇では時間が停止する「エタニティ・フラット」、天獄篇では多元世界を巡る最終決戦が描かれます。どちらのキャッチコピーも、作品名と物語の中心となる脅威を組み合わせた表現です。

オリジナルキャラクターのデザイン担当が変更

本作では、オリジナルキャラクターのデザインを大籠之仁が担当しています。過去の王道シリーズで主人公デザインを担当してきた河野さち子から変更され、ヒビキや西条涼音などは従来のZシリーズと異なる雰囲気になりました。

大籠之仁は、アニメ『スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ』『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』にも参加しています。ゲーム作品のオリジナルキャラクターデザインでは、本作が特徴的な担当作となっています。

まとめ

『第3次スーパーロボット大戦Z』は、時獄篇と天獄篇の2部構成で展開されたZシリーズの完結編です。両作品の間をつなぐ外伝として連獄篇も用意され、過去作から続いてきた多元世界やスフィアを巡る物語が完結します。

  • 時獄篇は2014年4月10日に発売された前編
  • 連獄篇は時獄篇と天獄篇の間を描く外伝
  • 天獄篇は2015年4月2日に発売された完結編
  • 時獄篇には全32作品、天獄篇には全44作品が参戦
  • 2機1組で戦うタッグバトル・システムを採用
  • ガンダムシリーズを中心にクロスオーバーが充実
  • 天獄篇はZシリーズの中でも難易度が高い

時獄篇ではヒビキ・カミシロとジェニオンが登場し、ZEUTH、ZEXIS、新たな仲間によって部隊「Z-BLUE」が結成されます。天獄篇ではランド、セツコ、クロウなどの歴代主人公も加わり、星間連合サイデリアルや根源的災厄との最終決戦へ挑みます。

参戦作品では、『機動戦士ガンダムUC』『アクエリオンEVOL』『トップをねらえ2!』『翠星のガルガンティア』などが初登場しました。シャアとフル・フロンタル、2つの『トップをねらえ!』、2つのアクエリオンなど、作品や時代を越えた共演も見どころです。

一方で、一部の版権キャラクターの描写、新規参戦作品の原作再現不足、機体ごとの戦闘アニメーションの品質差には賛否があります。時獄篇の分岐結果を天獄篇へ引き継げない点も、連続した物語として遊ぶ際に気になる部分です。

それでも、歴代主人公の集結や長年にわたって張られた伏線の回収など、Zシリーズの最終章にふさわしい展開が用意されています。過去作から物語を追ってきた人や、多数のロボット作品が交わる大規模なクロスオーバーを楽しみたい人にとって、見どころの多い作品です。

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