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『スーパーチャイニーズ』は、1986年6月20日にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用の固定画面アクションゲームです。1984年にアーケードで稼働した『チャイニーズヒーロー』を原作とし、ステージ構成や敵、アイテム、キャラクターの強化要素などが大幅に追加されています。
プレイヤーはカンフーの達人ジャッキーとリーを操作し、妖魔軍団にさらわれたミンミン姫と10の宝を取り戻すため、8つの魔館に挑みます。パンチやムーンサルトキック、使用回数が限られたミラクルキックを使い分けるほか、岩や石に隠されたアイテムを探すことも攻略の重要なポイントです。
本作は2人同時協力プレイにも対応しており、合計32ステージを2人で攻略できます。一方で、終盤には特定の宝や強化アイテムがなければ倒しにくい敵も登場するため、ワープの使い方やアイテムの取り逃しには注意が必要です。
この記事では、『スーパーチャイニーズ』の基本情報やゲーム内容、操作方法、アイテム、攻略時の注意点を紹介します。原作『チャイニーズヒーロー』との違いや移植版、現在遊べる機種、シリーズ作品についてもまとめています。
『スーパーチャイニーズ』とは
『スーパーチャイニーズ』は、1986年6月20日にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用の固定画面アクションゲームです。画面内に次々と現れる妖魔軍団をパンチやキックで倒し、チャイニーズランドの王女ミンミンを救出することが目的となっています。
ファミコン版は、1984年にアーケードで稼働した『チャイニーズヒーロー』を家庭用ゲーム機向けにアレンジした作品です。基本となる固定画面のカンフーアクションを受け継ぎながら、ステージ数や敵の種類、隠しアイテム、キャラクターの強化要素などが追加されました。
| 項目 | 内容 |
| タイトル | スーパーチャイニーズ |
| ジャンル | 固定画面アクション |
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| メディア | 1Mbit ROMカートリッジ |
| 発売日 | 1986年6月20日 |
| 発売元 | ナムコ |
| 開発元 | マイクロアカデミー |
| 定価 | 3,900円 |
| プレイ人数 | 1~2人 |
| 原作 | アーケード版『チャイニーズヒーロー』 |
プレイヤーが操作するのは、カンフーの達人であるジャッキーとリーです。1人プレイでは赤い拳法着を着たジャッキーを操作し、2人同時プレイでは2Pキャラクターとして青い拳法着のリーが加わります。交互に遊ぶ方式ではなく、2人が同じ画面内で協力して敵と戦えることも本作の特徴です。
物語では、平和なチャイニーズランドが妖魔軍団に襲われ、ミンミン姫と10の宝が奪われてしまいます。武者修行の旅から帰ってきたジャッキーとリーは、悲しみに沈む国の人々を目にし、姫と宝を取り戻すために立ち上がります。
ゲームの舞台となるのは、妖魔軍団が待ち受ける8つの魔館です。各魔館は4つの部屋で構成されているため、1周目に攻略するステージは合計32面となります。規定数の敵を倒すと画面上部の扉が開き、その中に入ればステージクリアです。
ただし、扉が開いた後も敵は画面内に残り、動きも速くなります。得点やアイテムを狙って戦い続けることもできますが、倒される危険も高くなるため、出口が開いたら早めに移動する判断が重要です。8つの魔館をすべて攻略すると1周目クリアとなり、その後はエリア番号が「9-1」のように加算されて2周目が始まります。
攻撃方法は、AボタンのパンチとBボタンのムーンサルトキックが基本です。ムーンサルトキックには無敵判定があり、敵を攻撃するだけでなく、接触や攻撃を避ける手段としても利用できます。さらに、Kマークのアイテムを持っている場合は、ストックを消費して強力なミラクルキックを繰り出せます。
ステージ内に配置された岩や石、氷などの障害物には、武器やパワーアップアイテムが隠されています。見た目だけでは隠し場所を判断できないものの、障害物を一つずつ攻撃していけば発見できるため、敵を倒すだけでなく、画面内を調べる探索も欠かせません。
手に入れたアイテムによってパンチ力を上げたり、通常では見えない罠を見破ったりできます。また、別の魔館へ移動できるワープや、ボーナスポイントを獲得できる特殊ステージへの入口が隠されている場合もあります。
原作の『チャイニーズヒーロー』では、敵を倒して蓄積したパワーメーターを使い、飛び蹴りやパワーボールを使用する仕組みが採用されていました。ファミコン版ではパワーメーターが廃止され、ミラクルキックをアイテムで補充する方式へ変更されています。
敵の種類もアーケード版から大幅に増えています。人型の敵だけでなく、龍や妖怪を思わせる敵も登場し、妖魔軍団らしい世界観が強調されました。なかにはパンチ力や宝の所持数が足りないと倒せない敵も存在するため、単純に攻撃を繰り返すだけでは攻略できません。
このような仕組みによって、『スーパーチャイニーズ』は軽快なカンフーアクションに、アイテム収集やキャラクター強化といったRPGに近い成長要素を加えた作品となっています。ワープを利用して先のステージへ進むこともできますが、必要な宝や強化アイテムを取り逃すと、後半の敵を倒しにくくなる点には注意が必要です。
本作の主な特徴をまとめると、以下のとおりです。
- 固定画面内で妖魔軍団と戦うカンフーアクション
- 8つの魔館、合計32ステージを収録
- ジャッキーとリーによる2人同時協力プレイに対応
- パンチ、ムーンサルトキック、ミラクルキックを使用
- 岩や石に隠されたアイテムを探す探索要素
- パンチ力や罠の看破などのパワーアップ要素
- ボーナスステージや別の魔館へ移動できるワープ
- 特定の宝や能力がなければ倒せない敵が登場
- 1周目クリア後も続けて遊べる周回制
『スーパーチャイニーズ』の発売後、1989年にはファミコン用ソフト『スーパーチャイニーズ2』が登場しました。その後もファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイなどで続編や派生作品が発売され、カルチャーブレーンを代表するシリーズの一つへ発展しています。
北米では『KUNG-FU Heroes』のタイトルで展開され、後年にはゲームボーイアドバンスやWii U、Windows、Nintendo Switchなどにも移植・配信されました。現在では、1980年代を代表するカンフーアクションの一つとして、シリーズの原点を知ることができる作品です。
原作となったアーケード版『チャイニーズヒーロー』
『スーパーチャイニーズ』の原作にあたる『チャイニーズヒーロー』は、1984年に稼働を開始したアーケード用の固定画面アクションゲームです。発売はタイトー、開発はタイヨーシステムが担当しました。タイヨーシステムは日本ゲームの別名義としても扱われており、後のカルチャーブレーンにつながる開発組織です。
本作で確立された中華風の世界観、ジャッキーとリーによるカンフーアクション、ミンミン姫を救出するという目的は、後の『スーパーチャイニーズ』にも引き継がれました。そのため、『チャイニーズヒーロー』は「スーパーチャイニーズ」シリーズの原点にあたる作品です。
| 項目 | 内容 |
| タイトル | チャイニーズヒーロー |
| ジャンル | 固定画面アクション |
| 対応機種 | アーケード |
| 稼働開始 | 1984年 |
| 発売元 | タイトー |
| 開発元 | タイヨーシステム |
| プレイ人数 | 1~2人 |
| ステージ構成 | 全7ステージの周回制 |
プレイヤーは、妖魔軍団にさらわれたミンミン姫を救出するため、ジャッキーまたはリーを操作して次々と現れる敵を倒します。1Pはジャッキー、2Pはリーを担当し、ファミコン版と同じく2人同時プレイが可能です。
ステージは画面スクロールのない固定画面で進行します。レバーによる移動は上下左右の4方向に限られており、斜め方向には移動できません。プレイヤーが動ける範囲が限られているため、敵との距離や障害物の位置を確認しながら戦う必要があります。
アーケード版では、レバーと4つのボタンを組み合わせて操作します。パンチ、飛び蹴り、回転キックという3種類の攻撃に加え、アイテムを出現させるパワーボール機能が用意されていました。
| 操作 | 技・効果 | 特徴 |
| Aボタン | パンチ | 前方を攻撃する。リーチは短いが使用回数に制限はない |
| レバー+Bボタン | 飛び蹴り | 入力した方向へ突進して攻撃する。パワーメーターを1消費する |
| レバー+Cボタン | 回転キック | 入力した方向へ移動しながら攻撃する。使用回数に制限はない |
| Dボタン | パワーボール | パワーメーターを10消費してパワーボールを出現させる |
パンチは何度でも使用できますが、攻撃範囲が短いため、敵へ近づかなければ命中しません。飛び蹴りは移動と攻撃を同時に行える一方、使用するたびにパワーメーターを消費します。回転キックは飛び蹴りほど速くないものの、使用回数に制限がなく、移動速度の遅さを補う技として活用できます。
本作を特徴づけているのが、敵を倒すことで蓄積されるパワーメーターです。人型の敵を1体倒すたびにメーターが1増加し、飛び蹴りやパワーボールを使用すると決められた量が減少します。
| 行動 | パワーメーターの増減 |
| 人型の敵を倒す | 1増加 |
| 飛び蹴りを使用する | 1消費 |
| パワーボールを呼び出す | 10消費 |
| ステージをクリアする | 残っているメーターを次のステージへ引き継ぐ |
| ボーナスステージで飛び蹴りを使う | メーターを消費しない |
蓄積したパワーメーターは、ステージをクリアしても失われません。後半のステージに備えてメーターを温存するか、危険な状況を切り抜けるために飛び蹴りやパワーボールを使うかが攻略のポイントになります。
ステージ中には、条件を満たすことでボール型のアイテムが出現します。敵を倒すだけでなく、飛来するアイテムを確実に回収することも有利に進めるために重要です。
| アイテム | 効果 |
| P・パワーボール | 一定時間、敵が小さくなって逃げ回り、触れるだけで倒せるようになる |
| G・ガンボール | Aボタンを押すと、パンチの代わりにマシンガンを発射できる |
| エクストラボール | 「E」「X」「T」「R」「A」をすべて集めると1UPする |
エクストラボールは5文字を完成させることで残機が増えるアイテムです。2人同時プレイ中に完成させた場合は、片方だけでなくジャッキーとリーの両方が1UPします。
各ステージの基本的なクリア条件は、画面内に出現する人型の敵をすべて倒すことです。途中でゴリラのような巨大モンスターが現れる場合もありますが、この巨大敵はステージクリアに必要な撃破対象には含まれません。巨大敵を倒さなくても、人型の敵を全滅させれば先へ進めます。
ステージ内には2つのワープトンネルが設置されており、片方へ入るともう片方から出現します。プレイヤーだけでなく敵もワープトンネルを利用するため、離れた場所にいた敵が突然近くに現れることもあります。追い詰められたときの脱出に使える一方で、敵の移動経路にも注意しなければなりません。
特定のステージをクリアすると、矢を避けながら浮遊するアイテムを集めるボーナスステージが始まります。矢に触れた場合はボーナスステージが終了しますが、通常ステージのように残機を失うことはありません。一定時間が経過した場合も終了となります。
巨大モンスターを倒してからステージをクリアした場合は、スロットボーナスが発生します。スロットの結果によって、スコアボーナス、1UP、クレジットの増加などを獲得できる可能性があります。必須ではない巨大敵を倒すことに、追加の目的を持たせた仕組みです。
敵や敵の攻撃、罠に触れるとミスとなります。1人プレイでは画面が暗転して仕切り直しとなり、それまでに倒した敵を除く残りの敵と再び戦います。2人同時プレイの場合は、もう一方のプレイヤーが戦っている途中から復活できます。
残機が2以下の状態でステージをクリアすると、残機が初期値の3まで回復します。残機が4以上ある場合に3へ減らされることはなく、上限は5です。アーケードゲームとしてはミスから立て直しやすく、多少失敗しても先へ進みやすい設計になっています。
一方で、主人公の通常移動は遅く、敵や罠への対応が間に合わない場合があります。移動と攻撃を兼ねた回転キックを利用すれば欠点を補えますが、回転キック中の無敵時間が強力で、長時間スコアを稼ぎ続けられる攻略法も存在しました。
また、ゲーム自体は4ボタンに対応しているものの、インストラクションカードやゲーム内の操作説明ではA~Cの3ボタンしか案内されていない場合がありました。Dボタンで使用するパワーボールの説明が十分ではなく、設置された筐体によっては操作方法が分かりにくかったとされています。
グラフィックは1984年の作品らしい簡素な部分があるものの、カラフルな色使いと中華風の音楽によって独自の雰囲気が作られています。4ボタン操作、パワーメーター、2人同時プレイ、ワープトンネル、スロットボーナスなど、当時としては多くの仕組みを取り入れた作品でした。
ファミコン版『スーパーチャイニーズ』では、こうした基本設定や固定画面アクションを残しながら、パワーメーターの廃止、ミラクルキックの導入、敵やアイテムの追加、全32ステージへの拡大など、大幅なアレンジが施されています。
アーケード版からファミコン版への変更点
ファミコン版『スーパーチャイニーズ』は、アーケード版『チャイニーズヒーロー』の基本設定を受け継ぎながら、家庭用ゲームとして長く遊べるように大幅なアレンジが加えられています。
ジャッキーとリーを操作してミンミン姫を救出する目的や、固定画面内でカンフー技を使って敵を倒す基本部分は共通しています。一方、ステージ数やクリア条件、攻撃方法、アイテム、敵の種類などは大きく異なります。
| 比較項目 | チャイニーズヒーロー | スーパーチャイニーズ |
| 稼働・発売年 | 1984年 | 1986年 |
| 対応機種 | アーケード | ファミリーコンピュータ |
| 発売元 | タイトー | ナムコ |
| ステージ構成 | 全7ステージの周回制 | 8つの魔館×4部屋の全32ステージ |
| 基本クリア条件 | 人型の敵をすべて倒す | 規定数の敵を倒して扉に入る |
| 敵の出現 | 決められた敵が出現 | 敵が繰り返し出現する |
| 攻撃用の資源 | パワーメーター | ミラクルキックのストック |
| 主な攻撃 | パンチ、飛び蹴り、回転キック | パンチ、ムーンサルトキック、ミラクルキック |
| 敵の種類 | 人型の敵が中心 | 人型、龍、妖怪風の敵など |
| 成長要素 | 一時的なアイテム効果が中心 | パンチ力や能力を強化できる |
| 探索要素 | ワープトンネルや飛来するアイテム | 障害物に隠された宝、アイテム、ワープ |
| 2人プレイ | 2人同時プレイ | 2人同時プレイ |
アーケード版は全7ステージを繰り返す周回制でした。各ステージに登場する人型の敵をすべて倒すと、その場でステージクリアとなります。途中で巨大モンスターが出現する場合もありますが、この敵はクリア条件に含まれていません。
ファミコン版では、8つの魔館にそれぞれ4つの部屋が用意され、ステージ数が全32面へ増加しました。アーケード版よりも1周が長くなり、アイテムを集めながら複数の魔館を攻略していく構成に変更されています。
ステージクリアの仕組みも異なります。ファミコン版では敵をすべて倒す必要はなく、規定数を倒すと画面上部にある扉が開きます。プレイヤーが開いた扉まで移動し、中へ入ることでステージクリアとなります。
敵は繰り返し出現するため、扉が開いても画面内からいなくなるわけではありません。さらに、出口が開いた後は敵の動きが速くなります。得点や残ったアイテムを狙って戦い続けることもできますが、ステージクリアを優先する場合は早めに扉へ向かう必要があります。
攻撃システムでは、アーケード版にあったパワーメーターが廃止されました。アーケード版では敵を倒してメーターを蓄積し、そのメーターを消費して飛び蹴りやパワーボールを使用します。残ったメーターは次のステージへ引き継がれるため、どのタイミングで技を使うかが重要でした。
ファミコン版ではAボタンでパンチ、Bボタンでムーンサルトキックを使用します。ムーンサルトキックは回数制限のない基本技となっており、ジャンプ中には無敵判定があります。敵を攻撃するだけでなく、危険な攻撃や罠を避ける手段としても利用できます。
アーケード版の飛び蹴りに近い強力な技として、ファミコン版にはミラクルキックが追加されました。Kマークのアイテムを持っている状態で使用でき、1回使うたびにストックを消費します。通常のムーンサルトキックよりも大きく跳び、空中で進行方向を変えられることが特徴です。
アーケード版のパワーボールは、パワーメーターを10消費して呼び出す仕組みでした。ファミコン版ではメーターを消費する方式ではなくなり、特定のアイテムを利用して効果を発生させます。この変更により、敵を倒して数値を蓄積するよりも、ステージ内を調べて必要なアイテムを見つけることが重視されるようになりました。
アイテムの入手方法も大きな変更点です。アーケード版では、ステージ中に飛来するボールを取得することで、敵を小さくするパワーボールやマシンガンを撃てるガンボールなどの効果を得られました。
ファミコン版では、岩や石、氷などの障害物に宝やアイテムが隠されています。画面を見ただけでは場所を判断できないため、パンチで障害物を攻撃して調べなければなりません。敵と戦いながら隠された場所を探すという、探索要素が強くなっています。
手に入るアイテムには、パンチ力を高めるものや罠を見破れるようにするものがあります。ミラクルキックのストックを補充するKマークのほか、ゲームを進めるうえで重要な宝、ボーナスステージへの入口、別の魔館へ移動できるワープなども隠されています。
主人公を強化できるようになったことで、ファミコン版にはRPGに近い成長要素が加わりました。序盤では倒しにくかった敵でも、パンチ力を上げたり必要な宝を集めたりすることで対抗できるようになります。
その一方で、必要な能力やアイテムを持っていなければ倒せない敵も登場します。パンチ力が一定以上でなければダメージを与えられない敵や、宝の所持数が撃破条件に関係する敵もいるため、アクションの腕だけですべてを解決できるわけではありません。
ワープを利用して先の魔館へ進める点も、ファミコン版の特徴です。途中のステージを飛ばせるため便利ですが、必要な宝や強化アイテムまで飛ばしてしまう可能性があります。十分に強化されていない状態で後半へ進むと、敵を倒せず攻略が難しくなることがあります。
敵の種類についても大幅な追加が行われています。アーケード版は人型の敵を中心とした比較的シンプルな構成でしたが、ファミコン版には龍や妖怪を思わせる敵が登場します。見た目だけでなく、倒すための条件や攻撃方法も異なるため、敵ごとの特徴を見極める必要があります。
アーケード版に存在した2人同時プレイは、ファミコン版にも引き継がれました。1Pがジャッキー、2Pがリーを操作し、同じ画面内で協力して敵を倒します。原作の特徴を残しながら、家庭で友人や家族と一緒に遊べるようになっています。
世界観については、ミンミン姫を救出するという目的に加え、妖魔軍団に奪われた10の宝を取り戻す設定が明確になりました。複数の魔館を巡りながら宝を集める目的が加わり、1周を通した冒険としての要素が強くなっています。
アーケード版から引き継がれた要素と、ファミコン版で追加された要素をまとめると、以下のとおりです。
- ジャッキーとリーを操作する基本設定は共通
- ミンミン姫を妖魔軍団から救出する目的を継承
- 固定画面内で戦うカンフーアクションを継承
- 2人同時協力プレイを引き続き搭載
- 全7ステージから全32ステージへ拡大
- パワーメーターを廃止してミラクルキックを導入
- 障害物に隠された宝やアイテムを追加
- パンチ力などのキャラクター強化要素を追加
- 龍や妖怪風の敵を含む多彩な敵を追加
- ボーナスステージや別の魔館へ進めるワープを追加
『スーパーチャイニーズ』は、『チャイニーズヒーロー』をそのまま家庭用ゲーム機へ移した作品ではありません。固定画面アクションと2人同時プレイを土台にしながら、ステージ攻略、アイテム探索、キャラクター強化を組み合わせたアレンジ移植版として作られています。
あらすじとゲームの目的
物語の舞台となるのは、平和な都チャイニーズランドです。人々が穏やかに暮らしていたチャイニーズランドに妖魔軍団が現れ、王女ミンミンと国に伝わる10の宝を奪い去ってしまいます。
その頃、カンフーの達人であるジャッキーとリーは武者修行の旅に出ていました。修行を終えてチャイニーズランドへ帰ってきた2人は、ミンミン姫と宝を失い、深い悲しみに沈んでいる国の人々を目にします。
チャイニーズランドに再び平和を取り戻すため、ジャッキーとリーは妖魔軍団が待ち受ける8つの魔館へ向かいます。プレイヤーの最終的な目的は、魔館をすべて攻略して妖魔軍団を退け、さらわれたミンミン姫を救出することです。
| 項目 | 内容 |
| 舞台 | チャイニーズランド |
| 主人公 | ジャッキー、リー |
| 救出する人物 | チャイニーズランドの王女ミンミン |
| 敵 | チャイニーズランドを襲った妖魔軍団 |
| 奪われたもの | ミンミン姫と10の宝 |
| 攻略する場所 | 8つの魔館 |
| 最終目的 | 妖魔軍団を倒してチャイニーズランドに平和を取り戻す |
1人プレイでは、赤い拳法着を着たジャッキーを操作します。2人同時プレイでは、青い拳法着を着たリーが加わり、2人で協力しながら妖魔軍団と戦えます。ジャッキーとリーの能力に大きな違いはなく、どちらもパンチやキックを使って敵を倒していきます。
ゲーム開始後の直接的な目的は、各部屋に出現する敵を規定数まで倒すことです。必要な数の敵を倒すと画面上部にある扉が開き、その中へ入ることで次のステージに進めます。
扉が開いた後も敵は出現し続けます。さらに、扉が開くと敵の動きが速くなるため、出口までの移動にも注意が必要です。得点や残っているアイテムを狙う場合を除き、扉が開いたら敵との戦いを続けず、早めに出口へ向かうことが基本となります。
8つの魔館には、それぞれ4つの部屋が用意されています。そのため、ミンミン姫の救出までに攻略するステージは合計32面です。4面をクリアすると次の魔館に移動し、すべての魔館を攻略すると1周目クリアとなります。
| ゲーム内の目的 | 達成条件 |
| 部屋を突破する | 規定数の敵を倒し、開いた扉に入る |
| 魔館を攻略する | 魔館内にある4つの部屋をクリアする |
| 1周目をクリアする | 8つの魔館、合計32面を攻略する |
| 物語上の目的を達成する | 妖魔軍団を倒してミンミン姫を救出する |
| 2周目に挑戦する | 1周目クリア後もゲームを継続する |
ゲームは敵を倒して出口を目指すアクションが中心ですが、ミンミン姫の救出だけを考えて進めればよいわけではありません。魔館の部屋には岩や石、氷などの障害物があり、その中に宝や強化アイテムが隠されています。
隠されたアイテムを集めると、ジャッキーとリーのパンチ力を上げたり、通常では見つけにくい罠を看破したりできます。使用回数が限られているミラクルキックを補充するKマークもあり、どのアイテムを入手しているかが後半の攻略に影響します。
妖魔軍団の中には、何度攻撃しても簡単には倒せない敵も登場します。パンチ力が一定以上でなければ攻撃が通じない敵や、集めた宝の数が撃破条件に関係する敵もいるため、ステージ内の探索が物語上の目的と結びついています。
特に10の宝は、ミンミン姫とともに妖魔軍団に奪われた重要な存在です。単に高得点を得るための収集物ではなく、魔館を攻略していくうえで重要な役割を持っています。ワープを使って途中の部屋を飛ばすと、必要な宝や強化アイテムを取り逃す可能性があるため注意が必要です。
ゲームを進める際は、次の3つを意識することが基本となります。
- 規定数の敵を倒し、開いた扉から次の部屋へ進む
- 岩や石などを攻撃して、隠された宝や強化アイテムを探す
- 8つの魔館を攻略し、妖魔軍団からミンミン姫を救出する
ボーナスステージやワープも存在します。ボーナスステージでは得点を獲得でき、ワープを利用すれば通常より早く先の魔館へ進めます。ただし、ワープでステージを省略すると、その場所に隠されている宝やアイテムを入手できない場合があります。
1周目で8つの魔館を攻略した後もゲームは終了せず、そのまま2周目へ進みます。2周目ではエリア番号が「9-1」のように加算されていき、さらに高い記録を目指してプレイを続けることが可能です。
『スーパーチャイニーズ』の物語は、妖魔軍団に奪われた姫と宝を取り戻すという分かりやすい内容です。一方、ゲームでは敵を倒すアクションだけでなく、隠された宝の探索やキャラクターの強化も求められます。ミンミン姫の救出を目指しながら、魔館ごとに必要なアイテムを集めていくことが本作の大きな目的です。
8つの魔館と全32ステージの構成
『スーパーチャイニーズ』の1周目は、妖魔軍団が待ち受ける8つの魔館を順番に攻略する構成です。1つの魔館には4つの部屋が用意されているため、ミンミン姫の救出までに挑戦するステージは合計32面となります。
原作のアーケード版『チャイニーズヒーロー』は全7ステージの周回制でしたが、ファミコン版ではステージ数が大幅に増えました。複数の魔館を進みながら宝や強化アイテムを集めていく、家庭用ゲーム向けの長い構成に変更されています。
| 魔館 | ステージ | クリア後 |
| 第1の魔館 | 1-1~1-4 | 第2の魔館へ進む |
| 第2の魔館 | 2-1~2-4 | 第3の魔館へ進む |
| 第3の魔館 | 3-1~3-4 | 第4の魔館へ進む |
| 第4の魔館 | 4-1~4-4 | 第5の魔館へ進む |
| 第5の魔館 | 5-1~5-4 | 第6の魔館へ進む |
| 第6の魔館 | 6-1~6-4 | 第7の魔館へ進む |
| 第7の魔館 | 7-1~7-4 | 第8の魔館へ進む |
| 第8の魔館 | 8-1~8-4 | 1周目クリア |
各部屋は画面スクロールのない固定画面で進行します。画面内にはジャッキーまたはリー、複数の敵、岩や石などの障害物が配置されており、限られた範囲内で敵の攻撃を避けながら戦わなければなりません。
ステージ開始後は、画面内に妖魔軍団の敵が次々と出現します。ファミコン版では敵を完全に全滅させる必要はなく、規定数を倒すことで画面上部の扉が開きます。開いた扉まで移動して中へ入れば、その部屋のクリアです。
扉が開いた後も、敵は画面内に出現し続けます。さらに敵の移動速度も上がるため、出口が開いてからの方が倒される危険が高くなります。扉の近くに敵が集まっている場合は、ムーンサルトキックの無敵時間などを使って突破する必要があります。
各ステージの基本的な流れは、以下のとおりです。
- 画面内に出現する敵をパンチやキックで倒す
- 岩や石、氷などを攻撃して隠されたアイテムを探す
- 規定数の敵を倒して画面上部の扉を開く
- 敵の攻撃を避けながら開いた扉へ向かう
- 扉の中へ入り、次の部屋へ進む
敵を倒すことだけを優先すると、ステージ内に隠されたアイテムを取り逃す可能性があります。序盤の部屋では問題なく進めても、十分に強化されていない状態で後半の魔館に入ると、特定の敵に攻撃が通じなくなる場合があります。
そのため、扉が開く前に画面内の障害物をできるだけ調べておくことが重要です。扉が開いてから探索を続けることもできますが、敵の動きが速くなるため、安全にアイテムを探すのが難しくなります。
障害物の中には、パンチ力を上げるアイテムやミラクルキックを補充するKマークのほか、罠の看破に関係するアイテムなどが隠されています。一定時間が経過すると出現するものや、特定の場所を攻撃することで現れるものもあります。
出現したアイテムは、その場に残り続けるとは限りません。一定時間ステージ内を漂った後に消えてしまうため、必要なアイテムが現れた場合は、敵との戦いよりも回収を優先した方がよい場面もあります。
各魔館には敵や罠だけでなく、ボーナスステージやワープに関係する仕掛けも隠されています。どの特殊ステージへ進めるかは通常ステージごとに決まっており、すべての部屋から同じ場所へ移動できるわけではありません。
ワープを利用すると、途中のステージを省略して先の魔館へ進めます。短時間でゲームを進めたい場合には便利ですが、飛ばした部屋にある宝や強化アイテムは入手できません。後半には宝の所持数やパンチ力が攻略に影響する敵も登場するため、ワープの利用には注意が必要です。
特に第7の魔館の終盤となる7-4付近からは、敵や罠が激しくなり、難易度が大きく上がります。それまでにパンチ力を強化し、必要な宝やアイテムを集めていない場合、通常よりも厳しい状態で終盤へ挑むことになります。
第8の魔館は1周目の最終エリアです。ここまで進むには、敵を倒す操作技術に加えて、各魔館で入手したアイテムや宝を活用することが求められます。ムーンサルトキックの無敵時間と、回数制限のあるミラクルキックを状況に応じて使い分けることも重要です。
4つ目の部屋をクリアすると、その魔館の攻略が完了して次の魔館へ移動します。進行の区切りが4面ごとに設定されているため、現在どの魔館を攻略しているのかを把握しやすい構成です。
| 攻略する範囲 | ステージ数 |
| 1つの魔館 | 4ステージ |
| 4つの魔館 | 16ステージ |
| 8つの魔館 | 32ステージ |
| 1周目 | 8つの魔館、合計32ステージ |
第8の魔館まで攻略すると1周目クリアとなりますが、ゲームはそこで完全に終了するわけではありません。クリア後は2周目へ入り、エリア番号は「9-1」「9-2」のように1周目から続く形で加算されていきます。
つまり、1周目の第1の魔館が「1-1~1-4」、第8の魔館が「8-1~8-4」と表示されるのに対し、2周目は「9-1」から開始されます。1周目でミンミン姫の救出という目的を達成した後も、さらに先の記録を目指して周回プレイを続けられます。
全32ステージは、単に敵を倒して順番に進むだけの構成ではありません。各部屋で障害物を調べ、宝や強化アイテムを集め、必要に応じてボーナスステージやワープを利用することが攻略のポイントです。
ステージを早くクリアすることと、後半に備えてアイテムを集めることのどちらを優先するかが、『スーパーチャイニーズ』の魔館攻略における重要な判断になります。
基本操作と3種類の攻撃方法
『スーパーチャイニーズ』の基本操作は、十字ボタンによる移動と、Aボタン・Bボタンによる攻撃で構成されています。使用するボタンは少ないものの、移動しながらBボタンを押す場合と、その場でBボタンを押す場合で発動する技が変わります。
主な攻撃方法は、パンチ、ムーンサルトキック、ミラクルキックの3種類です。敵との距離や攻撃を受けそうな状況、ミラクルキックの残り回数を確認しながら、それぞれを使い分けることが攻略の基本となります。
| 操作 | 行動・攻撃 | 主な特徴 |
| 十字ボタン | 移動 | ジャッキーまたはリーを上下左右へ移動させる |
| Aボタン | パンチ | 正面の敵や岩、石などを攻撃する |
| 移動+Bボタン | ムーンサルトキック | 無敵判定のあるジャンプキックを行う |
| Kマーク所持中に移動せずBボタン | ミラクルキック | ストックを1つ消費して大きく跳ぶ |
パンチはAボタンで使用する基本攻撃です。ジャッキーとリーの正面にいる敵へ攻撃できますが、攻撃範囲は広くないため、敵へ近づいてからボタンを押す必要があります。
パンチには使用回数の制限がなく、何度でも繰り出せます。通常の敵を倒すだけでなく、ステージ内に配置された岩や石、氷などの障害物を調べる場合にも使用します。
障害物の中には、武器や強化アイテム、宝、ワープなどが隠されています。見た目だけではアイテムのある場所を判別できないため、気になる障害物をAボタンで一つずつ攻撃することが重要です。
パンチ力は、ステージ内で手に入るアイテムによって強化できます。パンチ力が一定以上でなければ攻撃が通じない敵もいるため、序盤から障害物を調べて強化を進めることが後半の攻略につながります。
ただし、パンチを当てるために敵へ近づきすぎると、接触によるミスが起こりやすくなります。正面から敵へ向かうだけでなく、敵の進行方向を確認し、攻撃後に離れられる位置から仕掛けることが大切です。
ムーンサルトキックは、移動しながらBボタンを押すことで使用できるジャンプ攻撃です。空中へ跳び上がりながら敵へ攻撃し、パンチよりも広い範囲を移動できます。
ムーンサルトキック中には無敵判定があります。そのため、敵を倒すための攻撃だけでなく、敵の接触や飛び道具、罠を避けるための回避手段としても利用できます。
画面内に敵が増えて移動できる場所が少なくなった場合や、開いた扉の前に敵が集まっている場合は、ムーンサルトキックで敵を越えながら出口へ向かう方法が有効です。特に扉が開いた後は敵の動きが速くなるため、通常移動だけで突破するのが難しくなることがあります。
ムーンサルトキックには使用回数の制限がないため、ゲーム中に何度でも使えます。ただし、無敵判定があるからといって、常に安全に着地できるとは限りません。着地点に敵や罠があると危険なため、跳ぶ方向と着地する場所を確認する必要があります。
ミラクルキックは、Kマークのアイテムを持っているときだけ使用できる特殊攻撃です。十字ボタンを入力せず、その場でBボタンを押すと発動し、ストックを1つ消費して通常より大きく跳びます。
ミラクルキックは空中で方向を変えられることが特徴です。跳び上がった後に敵の位置や安全な場所を確認し、進行方向を調整できます。通常のムーンサルトキックでは届きにくい位置への移動や、敵に囲まれた状態からの脱出にも利用できます。
一方、ミラクルキックは無制限には使用できません。Kマークを入手することでストックが補充され、1回発動するたびに残り回数が減ります。通常の敵に対して使い続けると、難易度が上がる終盤で不足する可能性があります。
| 攻撃方法 | 使用制限 | 主な用途 |
| パンチ | なし | 敵への基本攻撃、障害物の調査 |
| ムーンサルトキック | なし | 敵への攻撃、接触や罠の回避、扉への移動 |
| ミラクルキック | Kマークのストックを消費 | 強力な攻撃、敵に囲まれた状態からの脱出 |
パンチとムーンサルトキックは、使用回数を気にせず使える通常技です。ミラクルキックは回数が限られているため、危険な状況を切り抜けたいときや、通常の攻撃では対応しにくい場面に残しておくとよいでしょう。
3種類の攻撃は、次のように使い分けると進めやすくなります。
- 敵が正面にいて安全に近づける場合はパンチを使う
- 敵との接触を避けながら攻撃したい場合はムーンサルトキックを使う
- 敵に囲まれた場合や大きく移動したい場合はミラクルキックを使う
- 岩や石に隠されたアイテムを探す場合はパンチで調べる
- 扉が開いた後はムーンサルトキックを使って早めに出口へ向かう
- ミラクルキックは終盤に備えて無駄遣いを避ける
2人同時プレイの場合も、ジャッキーとリーの基本操作は共通です。2人で同じ敵を追いかけるよりも、画面の左右に分かれて敵を倒したり、片方が敵を引きつけている間にもう片方が障害物を調べたりすると効率よく進められます。
『スーパーチャイニーズ』は操作するボタンが少なく、基本的な動かし方は分かりやすい作品です。一方で、パンチの距離、ムーンサルトキックの着地点、ミラクルキックの残り回数を考えなければ、後半の魔館で苦戦しやすくなります。
まずは回数制限のないパンチとムーンサルトキックを中心に戦い、危険な場面だけミラクルキックを使うことが、3種類の攻撃を活用する基本的な戦い方です。
アイテムと隠された宝の探し方
『スーパーチャイニーズ』では、敵を倒して扉へ向かうだけでなく、ステージ内に隠されたアイテムや宝を探すことが重要です。アイテムを集めることでパンチ力を上げたり、罠を見破ったり、ミラクルキックの使用回数を増やしたりできます。
特に後半には、一定以上のパンチ力や宝の所持数がなければ倒せない敵が登場します。序盤でアイテムを十分に集めずに進むと、終盤で敵を倒せなくなる可能性があるため、各ステージの探索を怠らないようにしましょう。
宝箱やアイテムは、最初から分かりやすい場所に置かれているとは限りません。岩や石、氷などの障害物の中に隠されているほか、特定の場所を攻撃した場合や、ステージ開始から一定時間が経過した場合に出現するものもあります。
| 出現方法 | 探し方 | 注意点 |
| 岩や石に隠されている | Aボタンのパンチで攻撃する | 見た目だけではアイテムの有無を判断しにくい |
| 氷などの障害物に隠されている | 障害物を順番に攻撃する | 敵との接触に注意しながら調べる |
| 特定の場所に隠されている | 何もないように見える場所も攻撃する | 場所を知らない場合は発見しにくい |
| 一定時間が経過すると出現する | 敵と戦いながら出現を待つ | 出現後に放置すると消える場合がある |
| 宝箱として出現する | 宝箱へ攻撃を加える | 出現しただけでは入手したことにならない |
もっとも基本的な探し方は、画面内に配置された障害物をAボタンのパンチで一つずつ攻撃する方法です。アイテムが隠されている障害物だけが明確に違う見た目をしているわけではないため、初めて挑戦するステージでは片っ端から調べる方法が確実です。
ただし、敵は探索中も出現し続けます。障害物を調べることだけに集中すると、背後や横方向から近づいてきた敵に接触する可能性があります。パンチを1回出すたびに周囲を確認し、安全を確保しながら探索を進めることが大切です。
規定数の敵を倒すと画面上部の扉が開きますが、扉が開いた後は敵の動きが速くなります。そのため、隠されたアイテムを探したい場合は、できるだけステージクリア条件を満たす前に障害物を調べておくと安全です。
先に敵を倒しすぎて扉を開いてしまった場合でも探索はできますが、素早くなった敵を避けながら障害物を攻撃しなければなりません。取り逃したくないアイテムがある場合を除き、無理に探索を続けず、次の部屋へ進む判断も必要です。
本作で入手できる主なアイテムと効果は、以下のように分類できます。
| 種類 | 主な効果 | 攻略への影響 |
| パンチ強化アイテム | ジャッキーやリーのパンチ力を上げる | 一定のパンチ力が必要な敵に攻撃が通るようになる |
| 罠に関係するアイテム | 隠された罠を看破できるようにする | ステージ内を安全に移動しやすくなる |
| Kマーク | ミラクルキックのストックを補充する | 危険な場面で強力なジャンプキックを使用できる |
| 宝 | チャイニーズランドから奪われた重要な収集物 | 所持数が一部の敵の撃破条件に関係する |
| ボーナスに関係する仕掛け | 特殊なステージへ移動する | ボーナスポイントを獲得できる |
| ワープに関係する仕掛け | 別の魔館や先のステージへ移動する | 通常の進行ルートを短縮できる |
パンチ強化アイテムは、後半を攻略するうえで重要です。敵の中にはパンチ力が規定値に達していないと攻撃が通じないものがいるため、見つけた場合は優先して入手します。
罠に関係するアイテムを手に入れると、通常では判断しにくい危険な場所を見破りやすくなります。後半になるほど敵の数や罠が厳しくなるため、単なる得点用のアイテムではなく、安全に進むための強化要素として役立ちます。
Kマークは、強力なミラクルキックを使用するために必要です。ミラクルキックは1回使うたびにストックを消費するため、Kマークを見つけても無駄遣いせず、敵に囲まれた場面や通常の攻撃で突破しにくい場所に備えて残しておきましょう。
チャイニーズランドから奪われた宝も、ゲームを進めるうえで重要な要素です。宝の所持数が条件となる敵もいるため、ワープで途中のステージを省略すると、後の魔館で攻略が難しくなる可能性があります。
出現したアイテムは、すぐに取得できるとは限りません。宝箱やアイテムへ攻撃を加えることで入手できるものがあり、放置するとステージ内を一定時間漂った後に消えてしまいます。
アイテムが現れたら、敵を倒すことよりも回収を優先した方がよい場合があります。特にパンチ強化やKマーク、宝など、後半の攻略に関係するものは取り逃さないようにしましょう。
アイテムが出現した場所の周辺に敵が集まっている場合は、ムーンサルトキックを使って接触を避けながら近づく方法が有効です。ただし、着地点に敵や罠があると危険なため、周囲の状況を確認してから跳びます。
2人同時プレイでは、片方が敵を引きつけ、もう片方が障害物を調べるように役割を分けると探索しやすくなります。2人とも同じ場所に集まると敵も集中しやすいため、画面の左右に分かれて行動するのが基本です。
隠された宝やアイテムを効率よく探すポイントは、以下のとおりです。
- ステージ開始後は、敵を倒しすぎる前に障害物を調べる
- 岩、石、氷などをAボタンのパンチで一つずつ攻撃する
- 何もないように見える場所も必要に応じて攻撃する
- 一定時間が経過して出現するアイテムにも注意する
- 出現したアイテムは消える前に回収する
- パンチ強化、Kマーク、宝は優先して入手する
- ワープを使う前に必要なアイテムを取り終えたか確認する
- 2人プレイでは戦闘役と探索役に分かれる
『スーパーチャイニーズ』では、アイテムの場所が分からなくても、障害物を順番に攻撃すれば自力で発見できます。すべての隠し場所を暗記する必要はありませんが、敵を倒してすぐに出口へ向かうだけでは、必要な強化や宝を取り逃してしまいます。
各ステージで周囲を調べ、必要なアイテムを確保してから扉へ入ることが、終盤まで安定して攻略するための基本です。
特定の敵を倒すために必要な条件
『スーパーチャイニーズ』に登場する敵は、すべて同じ方法で倒せるわけではありません。パンチやムーンサルトキックを当てれば倒せる敵がいる一方で、パンチ力や宝の所持数など、決められた条件を満たさなければ攻撃が通じない敵も登場します。
必要な条件を満たしていない場合、何度攻撃しても敵を倒せません。そのため、「攻撃が当たっているのに倒せない」と感じた場合は、操作方法だけでなく、これまでに入手した強化アイテムや宝を確認する必要があります。
特定の敵を倒すために関係する主な条件は、以下のとおりです。
| 条件 | 内容 | 対策 |
| パンチ力 | パンチ力が規定値に達していないと攻撃が通じない | 障害物に隠されたパンチ強化アイテムを集める |
| 宝の所持数 | 一定数以上の宝を持っていないと倒せない | ワープで飛ばさず、各ステージに隠された宝を探す |
| 特定のアイテム | 敵の性質に対応したアイテムが必要になる場合がある | 岩や石、氷などを調べてアイテムを回収する |
| 攻撃方法 | 通常のパンチだけでは対応しにくい敵がいる | ムーンサルトキックやミラクルキックを使い分ける |
パンチ力が関係する敵として挙げられるのが、プリンセスキャッツとバッファローバイソンです。これらの敵は、ジャッキーやリーのパンチ力が必要な段階まで上がっていないと、パンチを当てても有効な攻撃になりません。
パンチ力は、魔館の部屋に隠された強化アイテムを入手することで上昇します。敵を倒しているだけでは自然に強くならないため、岩や石などをAボタンで攻撃し、強化アイテムを探すことが必要です。
プリンセスキャッツやバッファローバイソンを倒せない場合は、同じ攻撃を繰り返すよりも、パンチ強化アイテムの取り逃しを疑いましょう。ワープで複数の部屋を飛ばしている場合は、必要な強化を得ないまま先へ進んでいる可能性があります。
宝の所持数が関係する敵には、ドラゴンヘッドとドーラゴンがいます。これらの敵を倒すためには、宝を5個以上持っていることが条件とされています。
| 敵 | 必要とされる条件 | 攻略時の注意 |
| プリンセスキャッツ | パンチ力が規定値に達している | パンチ強化アイテムの取り逃しに注意する |
| バッファローバイソン | パンチ力が規定値に達している | 強化不足の場合はパンチが通じない |
| ドラゴンヘッド | 宝を5個以上所持している | ワープによる宝の取り逃しに注意する |
| ドーラゴン | 宝を5個以上所持している | 先の魔館へ進む前に宝の数を確保する |
宝は、物語上で妖魔軍団に奪われた重要な収集物であると同時に、ゲーム攻略にも関係しています。高得点を得るためだけのアイテムではなく、敵を倒すための条件として使用される点が特徴です。
ドラゴンヘッドやドーラゴンと遭遇した時点で宝が不足していると、通常の攻撃を続けても倒せません。ワープは短時間で先の魔館へ進める便利な仕掛けですが、途中に隠された宝を回収できなくなる危険があります。
特に初めてプレイする場合は、ワープを見つけてもすぐに利用せず、現在の部屋にある障害物を調べてから進む方が安全です。宝や強化アイテムを確保しておけば、後半に登場する特殊な敵にも対応しやすくなります。
本作では、敵を倒せない原因が画面上で詳しく説明されるわけではありません。攻撃が通じない場合でも、パンチ力が不足しているのか、宝が足りないのか、別のアイテムが必要なのかを自分で判断する必要があります。
説明書には敵を倒すためのおおよその情報が掲載されていましたが、すべての条件が細かく説明されているわけではありません。一部アイテムの効果も「?」として伏せられており、当時の攻略本でも説明が分かれていたとされています。
そのため、条件の分からない敵に遭遇した場合は、次の順番で確認すると原因を判断しやすくなります。
- パンチが敵に正しく当たっているか確認する
- ムーンサルトキックなど、別の攻撃方法を試す
- これまでにパンチ強化アイテムを集めているか確認する
- 宝を必要な数だけ所持しているか確認する
- ワープで途中のステージを飛ばしていないか振り返る
- 特定のアイテムを取り逃している可能性を考える
パンチが通じない敵に対して、ミラクルキックを何度も使用するのは避けた方がよいでしょう。敵の撃破条件を満たしていない場合、回数制限のあるミラクルキックだけを失い、後のステージがさらに難しくなる可能性があります。
敵を倒せない場合は、攻撃を続ける前に条件不足を疑うことが重要です。特にパンチ力と宝の所持数は、ファミコン版で追加された成長・探索要素と深く関係しています。
特定の敵に備えるため、各ステージでは次の点を意識して進めましょう。
- 岩や石、氷を攻撃して隠されたアイテムを探す
- パンチ強化アイテムを見つけたら優先して入手する
- 出現した宝は消える前に回収する
- ワープを使う前に宝やアイテムの取り忘れを確認する
- 倒せない敵にミラクルキックを無駄遣いしない
- 終盤に入るまでに十分な強化と宝の収集を進める
『スーパーチャイニーズ』は、パンチやキックの操作だけで進む単純なアクションゲームではありません。キャラクターを強化し、必要な宝を集めることで新しい敵を倒せるようになる、RPGに近い攻略要素が組み込まれています。
各部屋を急いで突破するよりも、隠されたアイテムを丁寧に探してから先へ進むことが、条件付きの敵に苦戦しないための確実な攻略方法です。
ボーナスステージとワープの仕組み
『スーパーチャイニーズ』には、通常の敵を倒して扉へ進むステージとは別に、ボーナスポイントを獲得できる特殊ステージや、先のステージへ移動できるワープが用意されています。
ボーナスステージやワープへの入口は、通常ステージ内に隠されています。岩や石などの障害物を攻撃すると出現する場合があるため、敵を倒すだけでなく、画面内の怪しい場所をパンチで調べることが重要です。
どの特殊ステージへ進めるかは、通常ステージごとにあらかじめ決められています。すべての部屋に同じ仕掛けがあるわけではなく、入口を見つけた場所によってボーナスステージへ進む場合と、別の魔館へワープする場合があります。
| 特殊な仕掛け | 主な効果 | 利用時の注意 |
| ボーナスステージ | 通常ステージとは異なる場所でボーナスポイントを獲得できる | 進入できる場所は通常ステージごとに決まっている |
| ワープ | 途中のステージを省略して先の場所へ移動できる | 飛ばしたステージの宝や強化アイテムを回収できない |
| 隠された入口 | 特殊ステージや別の魔館へつながる | 岩や石などを攻撃しなければ発見できない場合がある |
ボーナスステージは、通常ステージとは異なる方法で得点を獲得できる場所です。ゲームクリアに必ず立ち寄らなければならない場所ではありませんが、高いスコアを目指す場合には見逃せない要素となります。
ボーナスステージへの入口は最初から表示されているとは限りません。通常のアイテムを探す場合と同じように、画面内の岩や石などをAボタンのパンチで調べていくことで発見できます。
規定数の敵を倒して扉が開くと、敵の動きが速くなります。安全にボーナスステージの入口を探したい場合は、クリア条件を満たす前に障害物を調べておく方がよいでしょう。
敵を倒すことだけを優先すると、ボーナスステージの入口に気づかないまま次の部屋へ進んでしまいます。初めて訪れたステージでは、すぐに敵を倒しきらず、画面内の障害物を確認する時間を作ることが大切です。
ワープは、通常の進行順を省略し、別の魔館や先のステージへ移動できる仕掛けです。全32ステージを順番に攻略する必要がなくなるため、短時間で先へ進みたい場合には便利です。
ただし、ワープには大きな注意点があります。途中のステージを飛ばすと、その場所に隠されているパンチ強化アイテム、Kマーク、宝などを入手できません。
本作には、パンチ力が一定以上でなければ攻撃が通じない敵や、宝を決められた数だけ持っていなければ倒せない敵が登場します。ワープで先に進みすぎると、強化や宝が不足した状態で特殊な敵と戦うことになります。
ワープ自体は便利な仕掛けですが、発見したら必ず利用した方がよいわけではありません。現在のパンチ力や宝の所持数、ミラクルキックの残り回数を確認し、十分な準備ができている場合に使うのが安全です。
特に初めてプレイする場合は、ワープを使わずに各ステージを順番に攻略した方が、必要なアイテムを集めやすくなります。敵の種類やステージの仕掛けも自然に確認できるため、後半で条件不足に悩まされる可能性を減らせます。
ワープを利用する前に確認したいポイントは、以下のとおりです。
- 現在のステージにある障害物を十分に調べたか
- パンチ強化アイテムを取り逃していないか
- 必要な宝を集められているか
- 出現したKマークを回収したか
- 先の魔館に進んでも敵を倒せる状態か
- スコアを優先するか、短時間での進行を優先するか
ボーナスステージとワープは、どちらも通常ステージ内の探索によって発見できる要素ですが、目的は異なります。ボーナスステージは主に得点を増やすための場所であり、ワープはゲームの進行ルートを短縮するための仕掛けです。
| 比較項目 | ボーナスステージ | ワープ |
| 主な目的 | ボーナスポイントの獲得 | 先のステージへの移動 |
| ゲーム進行への影響 | 基本的な進行順は変わらない | 途中のステージを省略できる |
| 利用する利点 | スコアを増やせる | 攻略時間を短縮できる |
| 主な注意点 | 入口を見つけなければ利用できない | 宝や強化アイテムを取り逃す可能性がある |
2人同時プレイでは、片方が敵を引きつけ、もう片方が障害物を攻撃すると入口を探しやすくなります。2人で画面の左右を分担すれば、敵を倒しすぎて扉が開く前に、より多くの場所を調べられます。
アーケード版『チャイニーズヒーロー』にもボーナスステージやワープトンネルが存在しますが、ファミコン版とは仕組みが異なります。アーケード版のワープトンネルはステージ内の2地点を行き来するもので、敵も利用します。
また、アーケード版では矢を避けながらアイテムを集めるボーナスステージや、巨大モンスターを倒した後に発生するスロットボーナスがありました。これに対し、ファミコン版では岩や石に隠された入口を探し、ボーナス獲得や先の魔館への移動に利用する探索要素としてアレンジされています。
ボーナスステージやワープを見つけることは、本作の探索を楽しむ要素の一つです。ただし、ゲームを安定して攻略することを優先する場合は、ワープで先へ進む前に宝や強化アイテムを十分に集めておきましょう。
スコアを狙う場合はボーナスステージを利用し、周回プレイなどで進行を短縮したい場合はワープを活用するというように、目的に合わせて使い分けることが重要です。
2人協力プレイと登場人物
『スーパーチャイニーズ』は、1人プレイだけでなく2人同時協力プレイに対応しています。1Pがジャッキー、2Pがリーを操作し、同じ画面内で次々と現れる妖魔軍団と戦います。
2人が交互にステージへ挑戦する方式ではなく、ジャッキーとリーが同時に画面内を動き回れることが特徴です。敵を倒す役割と隠されたアイテムを探す役割に分かれることで、1人プレイとは異なる攻略ができます。
| 登場人物 | 役割 | 特徴 |
| ジャッキー | 1Pが操作する主人公 | 赤い拳法着を着たカンフーの達人 |
| リー | 2Pが操作する主人公 | 青い拳法着を着たカンフーの達人 |
| ミンミン | 救出の対象となる王女 | 妖魔軍団にさらわれたチャイニーズランドの王女 |
ジャッキーは、1Pが操作する本作の主人公です。赤い拳法着を着ており、Aボタンのパンチ、Bボタンのムーンサルトキック、Kマークを消費するミラクルキックを使って戦います。
武者修行の旅からチャイニーズランドへ帰ってきたジャッキーは、国の人々が悲しんでいる理由を知ります。妖魔軍団にさらわれたミンミン姫と10の宝を取り戻すため、8つの魔館へ挑むことになります。
1人でゲームを始めた場合は、ジャッキーを操作して全32ステージの攻略を目指します。敵との戦闘、障害物の調査、アイテムの回収、扉への移動をすべて1人で行う必要があります。
リーは、2Pが操作するもう1人の主人公です。青い拳法着を着ており、ジャッキーとともに武者修行の旅から帰ってきたカンフーの達人です。
2人プレイを選ぶと、ジャッキーとリーが同じステージへ同時に登場します。リーもパンチ、ムーンサルトキック、ミラクルキックを使用でき、ジャッキーと協力しながら妖魔軍団を倒します。
ミンミンは、チャイニーズランドの王女です。物語の開始前に妖魔軍団によってさらわれており、ジャッキーとリーが魔館へ向かうきっかけとなります。
本作では、ミンミンを直接操作することはありません。8つの魔館を攻略して妖魔軍団を倒し、ミンミン姫を救出することが1周目の最終的な目的です。
2人同時プレイの大きな利点は、敵への対応とステージ内の探索を分担できることです。敵は繰り返し出現するため、1人プレイでは障害物を調べている途中に敵から接触される危険があります。
2人プレイでは、片方が敵を引きつけたり倒したりしている間に、もう片方が岩や石、氷などをパンチで攻撃できます。安全に探索できる時間を作れるため、隠された宝や強化アイテムを発見しやすくなります。
| 役割 | 主な行動 |
| 戦闘役 | 出現する敵を倒し、探索役へ近づく敵を引きつける |
| 探索役 | 岩や石などを攻撃し、隠された宝やアイテムを探す |
| 出口確保役 | 扉が開いた後、周辺の敵を倒して進路を確保する |
| 回収役 | 出現後に漂うアイテムを消える前に回収する |
役割は固定する必要はなく、敵の位置やアイテムの出現場所に応じて入れ替えます。ジャッキーが敵に囲まれている場合はリーが援護し、リーの近くにアイテムが出現した場合はリーが回収するというように、画面の状況に合わせて動くことが重要です。
2人とも同じ敵を追いかけると、画面の一方に敵が集まりやすくなります。岩や石を調べる余裕もなくなるため、基本的にはジャッキーとリーが画面の左右に分かれて行動すると進めやすくなります。
ステージの扉が開いた後は敵の動きが速くなるため、2人が別々の場所にいると出口へ到達するタイミングが合わない場合があります。規定数の敵を倒す前に探索を終え、扉が開く頃には画面上部へ移動できるようにしておきましょう。
出口付近に敵が集まっている場合は、片方がムーンサルトキックで敵を引きつけ、もう片方が扉へ向かう方法も考えられます。ムーンサルトキックには無敵判定があるため、敵に囲まれた状態から抜け出す手段として利用できます。
出現したアイテムは、一定時間が経過すると画面内を漂った後に消えてしまいます。2人プレイでは、アイテムに近い側のプレイヤーが回収を担当すると、敵を避けながら移動する距離を短くできます。
特にパンチ強化アイテム、宝、Kマークなどは後半の攻略に関係します。どちらが回収するか迷っている間に消えてしまわないよう、出現した場所に近いプレイヤーが優先して向かうとよいでしょう。
2人同時プレイを利用するときの基本的なポイントは、以下のとおりです。
- ジャッキーとリーが画面の左右に分かれて行動する
- 片方が敵と戦っている間に、もう片方が障害物を調べる
- 敵に囲まれた仲間をムーンサルトキックで援護する
- アイテムに近いプレイヤーが消える前に回収する
- 扉が開く前に2人とも出口へ向かえる位置へ移動する
- ワープを利用する場合は探索が終わっているか確認する
- ミラクルキックを必要のない場面で使いすぎない
1人プレイでは自分のタイミングで敵を倒し、好きな順番で障害物を調べられるため、落ち着いて攻略しやすいという利点があります。一方、戦闘と探索を同時には行えないため、敵の動きを確認しながら少しずつ調べる必要があります。
2人プレイでは画面内の動きが増えるものの、役割分担によって敵への対応とアイテム探索を同時に進められます。特に敵が増える後半では、1人が敵を引きつけてくれるだけでも障害物を調べやすくなります。
『スーパーチャイニーズ』の2人同時プレイは、単にプレイヤーが1人増えるだけではありません。ジャッキーとリーが協力し、戦闘、探索、アイテム回収、出口の確保を分担することで、1人プレイとは異なる攻略を楽しめます。
難易度と攻略するときの注意点
『スーパーチャイニーズ』は、パンチとキックを中心とした分かりやすい操作で遊べる一方、後半になると難易度が大きく上がります。敵を避けて攻撃する技術だけでなく、ステージ内に隠された宝や強化アイテムを集めているかどうかも攻略に影響します。
序盤から中盤までは、パンチと無敵判定のあるムーンサルトキックを使い分ければ進めやすい構成です。しかし、第7の魔館の終盤となる7-4付近から敵や罠が激しくなり、それまでよりも慎重な操作が必要になります。
| 苦戦しやすい原因 | 内容 | 対策 |
| パンチ力不足 | 一部の敵にパンチが通じない | 岩や石に隠された強化アイテムを集める |
| 宝の不足 | 宝の所持数が条件となる敵を倒せない | ワープを使いすぎず宝を回収する |
| ミラクルキック不足 | 危険な場面で強力な攻撃を使えない | Kマークを集め、通常の敵には無駄遣いしない |
| 扉が開いた後の敵 | 敵の動きが速くなり、出口へ近づきにくい | 扉が開く前に画面上部へ移動しておく |
| アイテムの取り逃し | 出現したアイテムが消えてしまう | 敵よりも必要なアイテムの回収を優先する |
| 終盤の敵と罠 | 7-4付近から難易度が急激に上がる | 十分に強化してから第7・第8の魔館へ進む |
攻略で最初に意識したいのは、敵を倒すことよりも必要なアイテムを取り逃さないことです。各部屋には岩や石、氷などの障害物があり、その中にパンチ強化アイテム、Kマーク、宝などが隠されています。
規定数の敵を倒すと画面上部の扉が開きますが、扉が開いた後は敵の動きが速くなります。安全に障害物を調べたい場合は、敵を倒しすぎる前に画面内を探索しておきましょう。
扉が開いてからアイテムを探し始めると、素早く動く敵を避けながらパンチを繰り出さなければなりません。必要なアイテムが残っている場合を除き、無理に探索を続けず、ムーンサルトキックを使って出口へ向かう判断も重要です。
パンチは敵への攻撃だけでなく、障害物を調べるためにも使います。パンチ力が一定以上でなければ倒せないプリンセスキャッツやバッファローバイソンなども登場するため、強化アイテムは優先して集めましょう。
宝の所持数も攻略に関係します。ドラゴンヘッドやドーラゴンは、宝を5個以上所持していることが撃破条件とされています。宝が不足している状態では、攻撃方法を変えても倒せない可能性があります。
攻撃が当たっているのに敵を倒せない場合は、同じ攻撃を繰り返すのではなく、パンチ力や宝の数を確認します。条件を満たしていない敵にミラクルキックを使い続けると、ストックだけを失ってしまいます。
ワープは先の魔館へ短時間で移動できる便利な仕掛けですが、初めてプレイするときは使いすぎない方が安全です。途中のステージを省略すると、パンチ強化アイテムや宝、Kマークなどを回収できません。
十分な強化を行わないまま後半へ進むと、敵を倒せず、必要なアイテムも戻って回収しにくい状態になる可能性があります。ワープを利用する場合は、現在の強化状況と宝の所持数を確認しましょう。
回数制限のあるミラクルキックも、使う場面を選ぶ必要があります。通常の敵はパンチとムーンサルトキックを中心に倒し、敵に囲まれた場合や、出口までの進路を確保できない場合にミラクルキックを使うとよいでしょう。
ムーンサルトキックには無敵判定があり、敵への攻撃と回避を同時に行えます。使用回数の制限もないため、本作の攻略では重要な技です。ただし、着地点に敵や罠がある場合は危険なので、跳ぶ方向を決めてから使用します。
扉が開いた後を安全に進むためには、規定数の敵を倒す前に画面上部へ移動しておく方法が有効です。出口から離れた画面下部で扉を開くと、動きが速くなった敵の間を長く移動しなければなりません。
敵を倒す数を調整し、あと数体で扉が開く状態になったら出口付近へ移動します。その後に残りの敵を倒せば、扉が開いてから移動する距離を短くできます。
出現したアイテムは、一定時間が経過するとステージ内を漂った後に消えてしまいます。必要なアイテムが現れた場合は、敵を倒すことよりも回収を優先します。特に宝やパンチ強化、Kマークは後半の攻略に影響するため、見逃さないようにしましょう。
一部アイテムの効果は説明書でも明確にされておらず、「?」として伏せられているものがあります。そのため、説明書だけでは効果を判断しにくく、攻略本によっても説明が異なる場合がありました。
敵を倒す条件についても、詳しい数値が画面上に表示されるわけではありません。初めて遊ぶ場合は、攻撃が通じない理由が操作ミスなのか、強化不足なのかを判断しにくい点が難しさにつながっています。
ゲームオーバーになった場合に備え、本作にはコンティニューを利用できる裏技があります。ただし、コンティニュー後はゲームオーバーになったステージそのものではなく、その時点で挑戦していた魔館の最初から再開します。
例えば第7の魔館でゲームオーバーになった場合は、その魔館の途中ではなく7-1からやり直す形になります。1つの魔館は4ステージで構成されているため、再開地点を考えながら残りの機会を使うことが必要です。
2人同時プレイでは、戦闘と探索を分担できます。片方が敵を引きつけている間に、もう片方が障害物を調べれば、1人プレイよりも安全にアイテムを探せます。
ただし、2人が離れすぎると扉が開いた後に合流しにくくなります。探索を終えるタイミングを合わせ、出口が開く前に2人とも画面上部へ移動できるようにしましょう。
安定して攻略するためのポイントをまとめると、以下のとおりです。
- 敵を倒しすぎる前に岩や石などを調べる
- パンチ強化アイテムと宝を優先して集める
- 出現したアイテムは消える前に回収する
- ワープを使う前にアイテムの取り忘れを確認する
- 通常の敵にはパンチとムーンサルトキックを使う
- ミラクルキックは危険な場面に備えて温存する
- 扉が開く前に出口付近へ移動する
- 倒せない敵に遭遇したら強化や宝の不足を確認する
- 第7の魔館までに十分な強化を進める
『スーパーチャイニーズ』の難しさは、敵の攻撃が激しくなることだけではありません。隠されたアイテムを集め、必要な条件を満たしながら進まなければ、後半の敵に対応できない点も難易度を高めています。
各ステージを急いで突破せず、序盤から探索と強化を進めることが、7-4以降の難所を乗り越えるための重要な準備となります。
『スーパーチャイニーズ』の評価
『スーパーチャイニーズ』は、パンチとキックによる固定画面アクションに、アイテム探索やキャラクター強化を組み合わせた作品です。操作自体は分かりやすい一方、終盤の難易度や敵を倒すための条件には分かりにくい部分もあり、長所と短所がはっきりしています。
ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票企画「ゲーム通信簿」では、30点満点中19.68点を獲得しました。また、海外のゲームデータベース「AllGame」では5点満点中2.5点の評価が掲載されています。
| 媒体 | 評価 |
| ファミリーコンピュータMagazine | 19.68点/30点 |
| AllGame | 2.5点/5点 |
「ゲーム通信簿」では、キャラクター、音楽、操作性、熱中度、お買得度、オリジナリティの6項目が評価されました。各項目の得点は以下のとおりです。
| 評価項目 | 得点 |
| キャラクター | 3.41点 |
| 音楽 | 3.70点 |
| 操作性 | 3.13点 |
| 熱中度 | 3.14点 |
| お買得度 | 3.02点 |
| オリジナリティ | 3.28点 |
| 総合 | 19.68点/30点 |
6項目の中でもっとも高いのは、3.70点を獲得した音楽です。本作では中華風の世界観に合わせた印象的なメロディが使用されており、ゲームの雰囲気を作る要素として評価されたことが分かります。
次に高いのは、ジャッキーやリー、妖魔軍団などを対象としたキャラクターの3.41点です。赤と青の拳法着によって1Pと2Pを区別しやすく、カンフーを題材にした作品であることも伝わりやすいデザインとなっています。
オリジナリティは3.28点です。原作の『チャイニーズヒーロー』をそのまま移植するのではなく、全32ステージへの拡大、アイテムによる強化、隠された宝、ワープなどを追加した点が本作の個性となっています。
操作性は3.13点、熱中度は3.14点となっています。使用するボタンは少なく、パンチとムーンサルトキックを中心に遊べるため、基本操作は理解しやすい作品です。
一方、パンチの攻撃範囲が短いことや、敵へ近づいた際に接触しやすいことなど、慣れが必要な部分もあります。ムーンサルトキックの無敵判定を利用すれば戦いやすくなりますが、着地点に敵や罠があるとミスにつながります。
本作で評価できる主なポイントは、以下のとおりです。
- パンチとキックを使った分かりやすいカンフーアクション
- ムーンサルトキックによる攻撃と回避の駆け引き
- 岩や石に隠されたアイテムを探す探索要素
- パンチ力や罠の看破などのキャラクター強化
- アクションゲームにRPG風の要素を加えた構成
- ジャッキーとリーによる2人同時協力プレイ
- 8つの魔館、全32ステージによるボリューム
- 中華風のカラフルな世界観と印象的な音楽
- ボーナスステージやワープなどの隠し要素
- 1周目クリア後も続けて遊べる周回制
固定画面内で敵を倒す基本部分はシンプルですが、障害物の中にアイテムが隠されているため、プレイヤーは敵との戦闘と探索を同時に進めます。どの岩や石に重要なアイテムが隠されているのかを探すことが、繰り返し遊ぶ動機になります。
アイテムを入手してパンチ力を上げると、それまで攻撃が通じなかった敵を倒せるようになります。アクションの技術だけでなく、探索によって主人公を強化する要素があるため、一般的な固定画面アクションとは異なる遊び方を楽しめます。
2人同時プレイでは、片方が敵と戦っている間に、もう片方が岩や石を調べられます。戦闘、探索、アイテム回収を分担できるため、1人プレイとは異なる協力の面白さがあります。
一方、気になる点として挙げられるのが、敵を倒す条件の分かりにくさです。パンチ力が規定値に達していなければ倒せない敵や、宝を一定数以上持っていなければ攻撃が通じない敵が登場します。
条件を満たしていないことは画面上で詳しく説明されません。そのため、攻撃が通じない理由を知らない場合は、敵が非常に硬いのか、攻撃方法が間違っているのか、強化が不足しているのかを判断しにくくなっています。
一部アイテムの効果も、説明書では「?」として伏せられていました。攻略本によっても情報が分かれていたとされ、すべての効果を自力で確認するには難しい部分があります。
ワープの存在も、利点と欠点の両方を持っています。途中のステージを省略して先へ進める一方、その場所に隠された宝やパンチ強化アイテムを取り逃す可能性があります。
十分に強化していない状態で後半へ進むと、敵を倒す条件を満たせず、攻略が難しくなる場合があります。仕組みを理解している周回プレイでは便利ですが、初回プレイではワープを使わず順番に進んだ方が安全です。
難易度については、序盤から中盤までは比較的進めやすいものの、7-4付近から敵や罠が激しくなります。終盤に入るまでに必要な強化や宝を集めていない場合、操作の難しさと条件不足が重なり、急に難易度が上がったように感じられます。
本作の主な気になる点をまとめると、以下のとおりです。
- 終盤の7-4付近から難易度が急激に上がる
- パンチ力や宝など、敵の撃破条件が分かりにくい
- 一部アイテムの詳しい効果が明確ではない
- パンチの攻撃範囲が短く、敵への接近に危険がある
- ワープの利用によって重要なアイテムを取り逃す可能性がある
- ミラクルキックを使い切ると後半の攻略が厳しくなる
- 攻略情報なしでは仕組みを理解しにくい部分がある
当時の評価は、すべてのプレイヤーに共通する絶対的な判定ではありません。『ファミリーコンピュータMagazine』の得点は読者投票によるものであり、ゲームの受け止め方は、1人で遊ぶか2人で遊ぶか、攻略条件を知っているかによっても変わります。
基本操作だけを見ると気軽に遊べるカンフーアクションですが、全32ステージを攻略するには、アイテムの探索、主人公の強化、宝の収集が欠かせません。単純なアクションゲームとして始まりながら、後半ではRPGのような準備が必要になる点が本作の特徴です。
終盤の難易度や説明不足に注意は必要ですが、2人協力プレイや隠しアイテムの探索、中華風の世界観を楽しみたい人にとっては、「スーパーチャイニーズ」シリーズの原点を知ることができる作品です。
移植版・復刻版と現在遊べる機種
ファミコン版『スーパーチャイニーズ』は、1986年の発売後に複数の機種やサービスへ移植されました。ゲームボーイアドバンスでは続編と一緒に収録され、Wii UやWindowsではダウンロード版として復刻されています。
2019年8月21日には、Nintendo Switchの「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」に追加されました。過去に配信されたWii U版とプロジェクトEGG版は販売を終了しているため、2026年7月時点で新たに遊ぶ場合はNintendo Switch版が利用しやすい選択肢です。
| 発売・配信日 | タイトル | 対応機種・サービス | 備考 |
| 1986年6月20日 | スーパーチャイニーズ | ファミリーコンピュータ | 国内で発売されたオリジナル版 |
| 1989年 | KUNG-FU Heroes | NES | タイトルを変更した北米版 |
| 2004年6月24日 | スーパーチャイニーズ1・2 アドバンス | ゲームボーイアドバンス | ファミコン版の1作目と2作目を収録 |
| 2014年7月23日 | スーパーチャイニーズ | Wii Uバーチャルコンソール | 新規販売終了 |
| 2018年4月17日 | スーパーチャイニーズ(コンシューマー版) | Windows/プロジェクトEGG | 2022年7月31日に販売終了 |
| 2019年8月21日 | スーパーチャイニーズ | Nintendo Switch | ファミリーコンピュータ Nintendo Classics収録 |
ファミリーコンピュータ版は、1986年6月20日にナムコから発売されたオリジナル版です。1MbitのROMカートリッジを使用し、発売当時の定価は3,900円でした。
ジャッキーとリーによる2人同時プレイに対応し、8つの魔館、合計32ステージを収録しています。後に発売された移植版や復刻版も、このファミコン版をもとにしています。
現在、オリジナルのファミコンカセットは新品ではなく、中古市場での入手が中心です。実際に遊ぶには、ファミリーコンピュータ本体や対応する互換機などが必要になります。
北米では、作品名を『KUNG-FU Heroes』へ変更してNES向けに発売されました。基本的なゲーム内容は日本のファミコン版をもとにしており、ジャッキーとリーを操作して敵と戦います。
『スーパーチャイニーズ1・2 アドバンス』は、2004年6月24日にカルチャーブレーンから発売されたゲームボーイアドバンス用ソフトです。タイトルどおり、シリーズの1作目と『スーパーチャイニーズ2』を1本に収録しています。
ファミコン版の1作目だけでなく、続編も携帯ゲーム機で遊べることが特徴です。ゲームボーイアドバンス本体のほか、ゲームボーイアドバンス用ソフトに対応したニンテンドーDSやニンテンドーDS Liteでも使用できます。
ただし、ゲームボーイアドバンス版もダウンロード販売されている作品ではないため、現在は中古ソフトの入手が中心です。1作目と2作目をまとめて遊びたい場合の選択肢となります。
Wii Uバーチャルコンソール版は、2014年7月23日に配信されました。ファミコン版をWii U上で再現した移植版で、配信時の価格は514円でした。
資料によってはWii U版の配信日が「2014年10月1日」と記載されていますが、『スーパーチャイニーズ』の正しい配信日は2014年7月23日です。10月1日は、スーパーファミコン用ソフト『スーパーチャイニーズワールド』のWii Uバーチャルコンソール版が配信された日と混同した可能性があります。
Wii Uのニンテンドーeショップでは、2023年3月28日にダウンロードソフトなどの新規販売が終了しました。そのため、現在はWii U版『スーパーチャイニーズ』を新たに購入できません。
プロジェクトEGG版は、2018年4月17日にWindows向けとして配信されました。ファミコン版をパソコン上で遊べるように復刻したもので、配信時の価格は500円(税別)でした。
プロジェクトEGG版は2022年7月31日に販売を終了しています。プロジェクトEGGのサービス自体は現在も続いていますが、『スーパーチャイニーズ』については新たに購入できません。
Nintendo Switch版は、2019年8月21日に「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」へ追加されました。現在のサービス名称では「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」に含まれています。
Nintendo Switch版は、ファミコン版をもとにした移植です。利用するにはNintendo Switch本体とNintendo Switch Onlineへの加入が必要ですが、オリジナルのカセットやファミコン本体を用意せずに遊べます。
現在の主なプレイ方法を比較すると、以下のようになります。
| プレイ方法 | 必要なもの | 入手・利用状況 |
| Nintendo Switch版 | Nintendo Switch本体、Nintendo Switch Online | 新たに利用可能 |
| ファミコン版 | 中古カセット、ファミコン本体または対応機器 | 中古市場で入手 |
| ゲームボーイアドバンス版 | 中古ソフト、対応する携帯ゲーム機 | 中古市場で入手 |
| Wii U版 | 配信終了前に購入したWii U本体 | 新規購入不可 |
| プロジェクトEGG版 | 配信中に購入したWindows版 | 新規購入不可 |
アーケード版『チャイニーズヒーロー』については、レトロゲーム機『Retro-bit Generations 3』に収録されています。ファミコン版とは攻撃方法やステージ構成が異なるため、原作とアレンジ移植版を比較したい場合の選択肢となります。
ファミコン版は、『8ビットコレクション カルチャーブレーン Vol.1』にも収録されました。このカートリッジは『レトロデュオ』などの対応機器で使用できますが、現在は中古市場が中心で、価格が高くなっている場合があります。
また、アーケード版『チャイニーズヒーロー』はPCエンジン初期にHuCARDで発売される予定がありました。1989年の発売予定として当時の雑誌などに掲載されましたが、実際には発売されていません。
2026年7月時点で、これから『スーパーチャイニーズ』を遊ぶ場合は、Nintendo Switchの「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」を利用する方法が分かりやすいでしょう。1作目と2作目をまとめて所有したい場合は、『スーパーチャイニーズ1・2 アドバンス』の中古ソフトを探す方法もあります。
※配信状況は2026年7月時点の情報です。
「スーパーチャイニーズ」シリーズ作品一覧
「スーパーチャイニーズ」シリーズは、1984年のアーケードゲーム『チャイニーズヒーロー』を原点とするゲームシリーズです。1986年にファミコン版『スーパーチャイニーズ』が発売されてからは、アクション、アクションRPG、対戦格闘などにジャンルを広げました。
シリーズはファミリーコンピュータだけでなく、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスでも展開されています。初期作品の固定画面アクションを受け継いだ作品がある一方、フィールド探索やコマンド戦闘を導入した作品も登場しました。
シリーズの原点となるアーケード作品は、以下のとおりです。
| 稼働時期 | タイトル | 発売元 | 特徴 |
| 1984年10月 | チャイニーズヒーロー | タイトー | 固定画面カンフーアクション。シリーズの原点 |
| ― | VSスーパーチャイニーズ | ナムコ | 『スーパーチャイニーズ』をもとにしたVSシステム版 |
『チャイニーズヒーロー』では、ジャッキーとリーを操作して妖魔軍団と戦います。パンチ、飛び蹴り、回転キック、パワーメーターなどのシステムが採用され、後の『スーパーチャイニーズ』の基本となる世界観やキャラクターが作られました。
ファミコンでは、ナンバリング作品として3タイトルが発売されています。
| 発売日 | タイトル | 主な特徴 |
| 1986年6月20日 | スーパーチャイニーズ | 『チャイニーズヒーロー』を大幅にアレンジした固定画面アクション |
| 1989年5月26日 | スーパーチャイニーズ2 ドラゴンキッド | アクションにRPG要素を加えた続編 |
| 1991年3月1日 | スーパーチャイニーズ3 | シリーズのシステムを発展させたアクションRPG |
シリーズ第1作の『スーパーチャイニーズ』は、固定画面内で規定数の敵を倒して出口を目指すアクションゲームです。8つの魔館、合計32ステージが用意され、ジャッキーとリーによる2人同時プレイに対応しています。
『スーパーチャイニーズ2ドラゴンキッド』では、初代のアクションを受け継ぎながらRPG要素が強化されました。以降のシリーズでは、フィールドを移動しながら街やダンジョンを巡る冒険が中心となっていきます。
スーパーファミコンでは、「スーパーチャイニーズワールド」シリーズと対戦格闘作品が発売されました。
| 発売日 | タイトル | 主な特徴 |
| 1991年12月28日 | スーパーチャイニーズワールド | スーパーファミコンで展開されたアクションRPG |
| 1993年10月29日 | スーパーチャイニーズワールド2 | 「ワールド」シリーズの第2作 |
| 1995年1月3日 | スーパーチャイニーズファイター | シリーズの登場人物による対戦格闘ゲーム |
| 1995年12月22日 | スーパーチャイニーズワールド3 超次元大作戦 | アクションとコマンド式の戦闘タイプを選択できる |
『スーパーチャイニーズワールド』は、シリーズで初めてスーパーファミコン向けに発売された作品です。フィールドマップを移動して街やダンジョンを巡り、通常戦闘ではアクション、ボス戦ではコマンド式の戦闘を行います。
『スーパーチャイニーズファイター』は、これまでのアクションRPGとは異なる対戦格闘ゲームです。シリーズのキャラクターを使い、1対1の戦いを楽しむ派生作品として登場しました。
ゲームボーイでは「スーパーチャイニーズランド」シリーズを中心に、複数の作品が発売されています。
| 発売日 | タイトル | 主な特徴 |
| 1990年4月20日 | スーパーチャイニーズランド | 携帯機向けに展開された固定画面アクション |
| 1991年11月29日 | スーパーチャイニーズランド2 宇宙大冒険 | 冒険とRPG要素を取り入れた続編 |
| 1995年1月13日 | スーパーチャイニーズランド3 | 「ランド」シリーズの第3作 |
| 1996年9月13日 | スーパーチャイニーズランド1・2・3´ | ゲームボーイの「ランド」3作品をまとめて収録 |
| 1996年12月28日 | スーパーチャイニーズファイターGB | 携帯機向けの格闘アクション |
『スーパーチャイニーズランド』は、ゲームボーイ向けに作られたシリーズです。初代『スーパーチャイニーズ』に近い固定画面アクションを携帯機で楽しめる作品として登場しました。
『スーパーチャイニーズランド2 宇宙大冒険』以降は、ファミコンのナンバリング作品と同じようにRPG要素が強くなっています。『スーパーチャイニーズランド1・2・3´』では、ゲームボーイで発売された3作品を1本にまとめて遊べます。
ゲームボーイカラーでは、対戦格闘系の作品が発売されました。
| 発売日 | タイトル | 主な特徴 |
| 1999年12月24日 | スーパーチャイニーズファイターEX | ゲームボーイカラー向けに発売された対戦格闘ゲーム |
『スーパーチャイニーズファイターEX』は、シリーズの登場人物による対戦を楽しめる作品です。通常のアクションRPGではなく、「スーパーチャイニーズファイター」の流れを受け継ぐ格闘ゲームとなっています。
ゲームボーイアドバンスでは、ファミコンの1作目と2作目を収録した作品が発売されました。
| 発売日 | タイトル | 主な特徴 |
| 2004年6月24日 | スーパーチャイニーズ1・2 アドバンス | ファミコン版『1』『2』をまとめて収録 |
『スーパーチャイニーズ1・2 アドバンス』では、固定画面アクションの第1作と、RPG要素を取り入れた第2作を1本で遊べます。初期シリーズのシステムがどのように変化したのかを比較しやすい作品です。
シリーズの主な流れをまとめると、以下のとおりです。
- 『チャイニーズヒーロー』で固定画面カンフーアクションの基本が作られた
- ファミコン版『スーパーチャイニーズ』でアイテム探索と強化要素を追加
- 『スーパーチャイニーズ2』以降はRPG要素が強化された
- スーパーファミコンでは「ワールド」シリーズとして展開
- ゲームボーイでは「ランド」シリーズが発売された
- 「ファイター」シリーズでは対戦格闘ゲームに変化した
- ゲームボーイアドバンスでは初期2作品がまとめて収録された
「スーパーチャイニーズ」シリーズは、同じ仕組みを繰り返すだけではなく、対応機種に合わせてゲーム内容を変化させています。固定画面アクション、フィールド探索型のアクションRPG、コマンド式戦闘、対戦格闘と、作品ごとに異なる遊び方が用意されました。
初代『スーパーチャイニーズ』は、こうしたシリーズ展開の出発点です。後の作品で重視されるアイテム収集やキャラクター強化、2人で戦うカンフーアクションの基礎を作った作品といえます。
関連作品・攻略本

『スーパーチャイニーズ』には、ゲームの進め方や隠されたアイテムを紹介する攻略本が発売されています。また、シリーズのゲームシステムをもとに作られた関連作品や、発売予定がありながら登場しなかった移植版も存在します。
本作は、障害物に隠された宝や強化アイテム、条件を満たさなければ倒せない敵、別の魔館へ進むワープなど、ゲーム内の説明だけでは分かりにくい要素を含んでいます。そのため、攻略本は全32ステージを進めるうえで重要な情報源でした。
『スーパーチャイニーズ』の関連書籍として挙げられるのは、以下の2冊です。
| 書籍名 | 編集・出版社 | シリーズ・備考 |
| スーパーチャイニーズ必勝ブック | 学研 | パーフェクト必勝シリーズ/ISBN 4-05-102319-2 |
| スーパーチャイニーズ | コンプティーク編集部/角川書店 | ファミコンマル勝シリーズ |
『スーパーチャイニーズ必勝ブック』は、学研の「パーフェクト必勝シリーズ」から刊行された攻略本です。ISBNは「4-05-102319-2」となっています。

『スーパーチャイニーズ』は、コンプティーク編集部が手がけ、角川書店の「ファミコンマル勝シリーズ」から刊行された書籍です。
本作では、パンチ力が規定値に達していなければ倒せない敵や、宝を一定数以上持っていることが条件となる敵が登場します。一部のアイテムについても、説明書では詳しい効果が明らかにされていませんでした。
そのため、攻略本は単にステージの進み方を確認するだけでなく、隠されたアイテムや敵の性質を調べるためにも役立つ存在でした。ただし、当時の攻略本でも一部アイテムの効果について情報が分かれていたとされています。
現在、これらの攻略本は新刊としては入手しにくく、中古市場で探すことになります。中古本を購入する場合は、ページの欠落や書き込み、付属品の有無などを確認しておくとよいでしょう。

『スーパーチャイニーズ』シリーズと関係のあるゲームとしては、1995年12月27日にゲームボーイ向けに発売された『忍たま乱太郎GB』が挙げられます。
| 項目 | 内容 |
| タイトル | 忍たま乱太郎GB |
| 対応機種 | ゲームボーイ |
| 発売日 | 1995年12月27日 |
| 発売元 | カルチャーブレーン |
| ジャンル | アクションRPG |
| スーパーチャイニーズとの関係 | シリーズ作品のゲームシステムをもとに開発 |
『忍たま乱太郎GB』は、アニメ『忍たま乱太郎』を題材にした作品です。フィールドを移動して探索し、戦闘ではアクション形式で敵を倒すという構成が採用されています。
このゲームシステムには、『スーパーチャイニーズランド2 宇宙大冒険』など、「スーパーチャイニーズ」シリーズで使われた仕組みが流用されています。登場人物や物語につながりがあるわけではありませんが、ゲームの作りに共通点が見られる関連作品です。
『忍たま乱太郎GB』では、フィールドマップを上下左右に移動して目的地を探します。戦闘に入ると奥行きのあるアクション画面へ切り替わり、決められた数の敵を倒すと勝利となります。
規定数の敵を倒して戦闘を終える仕組みは、初代『スーパーチャイニーズ』で一定数の敵を倒すと出口が開くシステムにも通じます。シリーズで作られたアクションとRPGの組み合わせが、別の題材を使った作品へ応用された例といえます。
また、原作のアーケード版『チャイニーズヒーロー』には、PCエンジンへの移植計画がありました。
| 項目 | 予定されていた内容 |
| タイトル | チャイニーズヒーロー |
| 対応機種 | PCエンジン |
| メディア | HuCARD |
| 発売元 | カルチャーブレーン |
| 発売予定時期 | 1989年 |
| 発売状況 | 未発売 |
PCエンジン版は、「マル勝ファミコン」の付録や「完全攻略PCエンジン」に掲載された発売予定リストで、1989年にカルチャーブレーンからHuCARDとして発売される予定と紹介されていました。
しかし、実際にPCエンジン用ソフトとして発売されることはなく、計画のみで終了しています。そのため、アーケード版をもとにしたPCエンジン版を遊ぶことはできません。
『スーパーチャイニーズ』の関連情報をまとめると、以下のとおりです。
- 学研から『スーパーチャイニーズ必勝ブック』が刊行された
- 角川書店から「ファミコンマル勝シリーズ」の攻略本が刊行された
- 攻略本は隠しアイテムや敵の条件を調べる資料となった
- 『忍たま乱太郎GB』にはシリーズ作品のゲームシステムが使われている
- アーケード版『チャイニーズヒーロー』にはPCエンジン移植計画があった
- PCエンジン版は1989年発売予定と掲載されたが未発売となった
攻略本、別作品へのシステム流用、未発売の移植計画を確認すると、『スーパーチャイニーズ』が単独作品にとどまらず、その後のカルチャーブレーン作品へ影響を与えたことが分かります。
『スーパーチャイニーズ』まとめ
『スーパーチャイニーズ』は、1986年6月20日にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用の固定画面アクションゲームです。1984年に稼働したアーケード版『チャイニーズヒーロー』を原作とし、ステージ、敵、アイテム、キャラクター強化などの要素が追加されています。
主人公はカンフーの達人であるジャッキーとリーです。妖魔軍団にさらわれたミンミン姫と10の宝を取り戻すため、8つの魔館に用意された合計32ステージを攻略します。
攻撃方法は、Aボタンのパンチ、無敵判定のあるムーンサルトキック、Kマークを消費して使用するミラクルキックの3種類です。敵との距離や周囲の状況を確認しながら、攻撃と回避を使い分けます。
ステージでは規定数の敵を倒すと画面上部の扉が開き、その中へ入ることで次の部屋に進めます。ただし、扉が開いた後は敵の動きが速くなるため、探索を終えてからクリア条件を満たすことが重要です。
岩や石、氷などの障害物には、パンチ力を上げるアイテム、ミラクルキックを補充するKマーク、宝、ボーナスステージやワープへの入口などが隠されています。
一部の敵は、パンチ力や宝の所持数が条件となっており、必要な強化を行わなければ倒せません。ワープで途中のステージを飛ばすと重要なアイテムを取り逃す可能性があるため、初回プレイでは各部屋を順番に調べながら進む方が安全です。
本作の特徴をまとめると、以下のとおりです。
- アーケード版『チャイニーズヒーロー』を大幅にアレンジした作品
- 8つの魔館、合計32ステージを収録
- パンチ、ムーンサルトキック、ミラクルキックを使って戦う
- 岩や石に隠されたアイテムを探す探索要素がある
- パンチ力や罠の看破などの強化要素がある
- 宝の所持数が敵の撃破条件に関係する
- ボーナスステージや先へ進めるワープが用意されている
- ジャッキーとリーによる2人同時協力プレイに対応
- 1周目クリア後も2周目へ進める周回制
- 後の「スーパーチャイニーズ」シリーズの出発点となった
基本操作は分かりやすく、パンチとキックを使った軽快な戦いを楽しめます。一方、7-4付近から難易度が大きく上がり、敵を倒すための条件も複雑になるため、序盤から宝や強化アイテムを集めておく必要があります。
ファミコン版の発売後は、『スーパーチャイニーズ2』『スーパーチャイニーズ3』、「スーパーチャイニーズワールド」シリーズ、「スーパーチャイニーズランド」シリーズなど、多数の続編や派生作品が登場しました。
ゲームボーイアドバンスでは『スーパーチャイニーズ1・2 アドバンス』に収録され、後年にはWii UやプロジェクトEGGでも配信されました。現在はNintendo Switchの「ファミリーコンピュータ Nintendo Classics」でも遊べます。
『スーパーチャイニーズ』は、シンプルな固定画面アクションに、アイテム探索やキャラクター強化といったRPG風の要素を組み合わせた作品です。カンフーアクション、隠された宝探し、2人協力プレイを楽しみたい人に適したレトロゲームといえるでしょう。