【龍が如く】真島吾朗 『龍が如く』シリーズの主要キャラクター徹底解説

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【龍が如く】真島吾朗 『龍が如く』シリーズの主要キャラクター徹底解説

​『龍が如く』シリーズに登場する真島吾朗は、シリーズを象徴するキャラクターの一人です。​彼の独特な外見、予測不能な行動、そして狂気と仁義を併せ持つ性格は、多くのファンを魅了してきました。

​本記事では、真島吾朗の基本プロフィールからシリーズ内での役割、戦闘スタイル、過去のエピソード、ファンからの評価、メディア展開、そして最新作での描かれ方まで、包括的に解説します。​彼の魅力とシリーズ全体への影響を再確認し、その深遠なキャラクター像に迫ります。​

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基本プロフィールと人物像

真島 吾朗(まじま ごろう)は、セガのアクションゲーム『龍が如く』シリーズに登場する架空の人物です。公式設定によれば1964年5月14日生まれで、身長186cm・体重80kg、血液型はAB型とされています。

項目詳細
名前真島 吾朗(まじま ごろう)
生年月日1964年5月14日
身長186cm
体重80kg
血液型AB型
初登場作品『龍が如く』
異名「嶋野の狂犬」
所属組織東城会直系真島組組長
声優宇垣秀成
特徴的な外見左目にアイパッチ、蛇柄のジャケット、白蛇や桜、般若の刺青
性格陽気で人懐こいが、凶暴性を秘める。部下思いで義理堅い一面も持つ。
戦闘スタイルドス捌きを基調とした我流の海賊風戦闘スタイル
主要な関係者桐生一馬、冴島大河
最新作での描かれ方『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』では、記憶喪失となり、海賊として新たな冒険に挑む。

初登場はシリーズ第1作『龍が如く』で、以降シリーズを代表する人気キャラクターの一人となりました。
彼はかつて東城会系の嶋野組に所属し、その荒々しい戦いぶりから「嶋野の狂犬」の異名で恐れられた極道です。左目にアイパッチを着け、素肌に蛇柄のジャケットを羽織る独特のスタイルがトレードマークで、体には白蛇や桜、般若が描かれた刺青を入れています。
声優は宇垣秀成氏が担当しています。

真島の人物像は一見すると非常に破天荒で危険です。陽気で人懐こい振る舞いの裏に凶暴性を秘めており、敵対者はおろか自分の子分にも容赦なく拳を振るうことがあります。
もっとも、手を上げるのは筋の通らない行動をした場合などに限られ、普段は部下から慕われています。

彼は関西弁に似た独特の口調で話し、主人公・桐生一馬のことを愛称の「桐生ちゃん」と呼ぶなどコミカルな一面も持ち合わせています。ただしその狂気じみた言動の多くは計算ずくの演技であり、本来の彼は生真面目な性格であるとも描写されています。

実際、若き日の『龍が如く0 誓いの場所』(1988年を舞台にした作品)では、ある事情から大阪・蒼天堀のキャバレー「グランド」で支配人を務めており、不本意ながらも卓越した経営手腕で店を大いに繁盛させました 。女性や子供に優しい一面も持ち、敵対時に人質にした女性を傷つけず解放したり、弱者を守ろうとする描写も見られます。このように、真島吾朗は狂気と良心をあわせ持つ複雑な人物像となっています。

シリーズ内での役割と関係性

真島吾朗はシリーズ各作品で立ち位置や役割を変えながら物語に深く関与していきます。初登場の『龍が如く』(1作目)では登場シーンも少ない脇役的存在でしたが、その強烈なキャラクター性が注目を集め、回を追うごとに人気が上昇してシリーズの重要な役割を担うようになりました。

たとえば『龍が如く0』では桐生一馬と並ぶ主人公の一人として過去が描かれ、『龍が如く2』のリメイク版『極2』では真島自身が主人公の追加シナリオ「真島篇」が用意されるなど、物語の中心に据えられる機会が増えています。シリーズを通じて、彼は時に敵役、時に味方、時に主人公と立場を変えながら存在感を示し続けるキャラクターです。

主要キャラクターとの関係性も真島の物語において重要な要素です。主人公の桐生一馬とは宿命的なライバル関係であり、2人が初めて顔を合わせた『龍が如く0』のラストから長年にわたる因縁が始まりました。
真島は桐生に強い興味と好意的な敵愾心を抱いており、常に「桐生ちゃん!」と絡みながら勝負を挑む独特の関係性が描かれます。

桐生にとって真島は厄介で危険な相手である一方、互いに認め合う好敵手でもあり、シリーズ後半では共闘する場面も見られます。
もう一人の重要人物である冴島大河とは、若い頃から杯を交わした兄弟分(盃兄弟)の仲です。真島が堂島組傘下・嶋野組の若衆だった当時から冴島とは固い友情で結ばれており、極道の世界で「渡世の兄弟」として互いに支え合う間柄でした。
1980年代に起きた「18人殺し」の事件では、本来コンビを組むはずだった冴島を案じつつ、自身はその陰で壮絶な制裁を受けています(後述)。以降も二人は運命に翻弄されながら絆を保ち、冴島にとって真島は生涯の盟友といえる存在です。

このほか真島は、東城会直系嶋野組の組長である嶋野太(しまの ふとし)をかつての上司として強く慕いつつも畏怖していました。
嶋野から授かった「狂犬」の異名は真島にとって誇りである反面、後に袂を分かつ因縁へと繋がります。また、真島の過去には朴美麗(パク・ミレイ)という女性との縁もあり、彼女とは一時結婚して子をもうけたものの、彼女が芸能活動を優先して子供を堕ろしたことで離婚しています。

この出来事は真島の人間性に大きな影響を与え、後年の事件で重要な伏線ともなりました。以上のように、真島吾朗はシリーズを通じ様々な人物と複雑に絡み合いながら物語を彩っています。

戦闘スタイルと能力

戦闘狂とも称される真島吾朗は、シリーズ屈指の戦闘能力を誇ります。
彼の基本的な戦闘スタイルは、常に愛用している得物である刃物(匕首)「鬼炎(きえん)のドス」を中心とした我流の喧嘩殺法です。

相手を翻弄するような素早い動きと、狂犬の異名にふさわしい予測不能な攻撃が特徴で、素手の格闘でもナイフで斬り付けるかのような鋭い連撃を繰り出します。
初登場時から真島はボス戦で何度も桐生の前に立ちはだかり、その戦闘BGMとして流れる「Receive You」はシリーズを象徴するテーマ曲として定着しました(以降の作品でも真島戦ではアレンジ版が流れるのがお約束です)。防御よりも攻撃に重きを置いた超攻撃的な戦闘センスと、「痛みを快楽に変える」かのような狂気的ファイトスタイルで敵を圧倒します。

作品ごとにゲームシステム上の表現は異なりますが、真島の戦闘スタイルはシリーズ中でも変幻自在です。
例えば『龍が如く0 誓いの場所』では主人公として操作可能で、真島には「喧嘩師」「ダンサー」「スラッガー」という3種類のバトルスタイルが用意されました。

喧嘩師スタイルは素早い近接格闘を主体とした基本形で、急所攻撃や掴み技も織り交ぜる喧嘩殺法。ダンサースタイルはその名の通りブレイクダンスの動きを取り入れており、回転しながら広範囲を攻撃するトリッキーな連続技が可能です。そしてスラッガースタイルではバット(鉄塊)を手に、刀のようにしならせたりヌンチャクのように振り回す独特の剣術で敵を圧倒します。

これらのスタイルを自在に切り替えることで、真島はどんな局面にも対応できるオールラウンドな強さを発揮しました。
また、シリーズ作品によっては銃火器を手にすることもあります。スピンオフ作品『OF THE END』(ゾンビパラレル作品)ではショットガンを構え、狂気的かつコミカルにゾンビの群れを薙ぎ払う姿が描かれています。

最新作では後述のように海賊風の新たな戦法も体得しており、歳を重ねてもなお進化を続ける戦闘スタイルは真島吾朗の大きな魅力と言えるでしょう。

過去のエピソードと背景

真島吾朗の過去には、現在の彼の人格や行動原理を形作った数々のエピソードが存在します。その代表的なものが1985年に起きた「上野誠和会18人殺し」事件です。若き日の真島は兄弟分の冴島大河と共に、この一世一代の暗殺計画に身を投じるはずでした。

しかし実行直前、真島は上司である嶋野から一方的に参加を禁じられ、監禁・拷問という過酷な制裁を受けます。抵抗する真島に対し、嶋野は容赦なく制裁を加え、その際に真島の左目はドスで刺し貫かれて失明してしまいます。
仲間を裏切れず抗った末の悲劇は、真島に深い傷痕と狂気を刻みつけ、彼の人格形成に大きな影を落とすことになりました。

その後、真島は組織内で長期間にわたり冷遇され、1988年頃には大阪・蒼天堀でキャバレーの支配人として事実上の幽閉生活を送っていました(『龍が如く0』の時代背景)。
この蒼天堀での出来事は、真島の人生における転機と言えるでしょう。彼は盲目の少女・マキムラマコト(護るべきターゲット)と出会い、最初は任務として近づいたものの、彼女の純粋さに触れて心境に変化が生まれます。

極道として生きるか、人間として大切なものを守るか――葛藤の末、真島はマコトを救う道を選びました。その過程で、狂犬と呼ばれた男の内面に人情と優しさが宿っていることが描かれています。最終的にマコトを守り抜いた真島ですが、彼女とは別れの道を辿り、その想いを胸に再び極道の世界へと身を投じていきました。

さらに真島の人生には意外なエピソードもあります。1990年代、彼は朴美麗(パク・ミレイ)という当時アイドル歌手だった女性と知り合い、恋に落ちました。
二人は結婚し子供を授かりますが、朴が芸能活動を優先して子供を堕胎したことで真島は激しく失望します。
この出来事は真島にとって心の傷となり、後に朴とは離婚。しかし朴美麗は年月を経て再び真島の運命に関わることになります。

2012年を舞台にした『龍が如く5』では、朴(真島の元妻)が極道社会の陰謀に巻き込まれ、彼女を守ろうとする真島が暗躍しました。
敵対組織に捕らわれた真島は一時「死亡した」とニュースで報じられますが、それは近江連合会長・黒澤の策略によるもので、実際には真島は生存していました。真島は冴島を守るため自ら破門状を用意して彼を戦いから遠ざけようと画策しますが、最終的には桐生や冴島と共に黒幕に立ち向かいます。こうした経験を経て、真島吾朗は家族や仲間を思う人情派の側面と、極道としての非情さの両面をさらに深めていきました。

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ファンからの評価と人気の理由

真島吾朗はその魅力的なキャラクター像から、シリーズ屈指の人気を誇ります。ゲームファンからカリスマ的人気を誇る“嶋野の狂犬”とも評され、2013年に開催された「龍が如くシリーズ キャラクター総選挙」では主人公の桐生一馬を抑えて見事第1位に輝きました。
この結果は、脇役でありながら真島がシリーズ中でいかに支持されているかを象徴しています。ファンから愛される理由としては、狂気とユーモアが同居した唯一無二のキャラクター性に加え、物語が進むにつれて垣間見える義理人情に厚い人間味が挙げられます。

初期作品では奇行や名台詞(「桐生ちゃ〜ん!」など)でコミカルな印象を与えつつ、過去作『0』や後年の作品で描かれたエピソードによって、彼の芯の部分にある不器用な優しさや男気が明らかになりました。そのギャップが多くのファンを惹きつけ、「真島の兄さん」と慕われる所以となっています。

ゲームシステム上でも、真島の人気ぶりは特別な扱いとして表現されています。
例えば『龍が如く 極』(第1作のリメイク作品)では、「どこでも真島」(真島吾朗がどこからともなく現れて桐生に勝負を挑んでくるシステム)が新規に実装されました。
このシステムでは真島が警官に扮した「真島警察」や女装姿の「ゴロ美」、さらにはゾンビに仮装した「ゾンビ真島」やアイドル衣装の「みんなのアイドル吾朗」など様々なコスチュームで登場し、桐生を追い回します。
プレイヤーは真島との戦闘を繰り返すことで桐生の能力を強化できる仕掛けになっており、真島は師匠的ポジションとしても機能しました。このような遊び心あふれる演出はファンに大いに受け入れられ、真島の存在がゲームにもたらすエンターテインメント性の高さを示しています。

また、真島が劇中で歌唱するカラオケ曲(「24時間シンデレラ」など)はシリーズ名物となっており、その人気ぶりから彼の歌う楽曲ばかりを集めた公式アルバム『真島ベスト -KARAOKE ALL TIME BEST COLLECTION-』が発売されたほどです。
このアルバムには16曲が収録されており、限定版ゲームに同梱される特典になるなどファンサービスとしても話題を呼びました。総じて、真島吾朗の人気の理由は強烈な個性と奥深いキャラクター性、そしてシリーズ全体に与えた計り知れない影響力にあると言えるでしょう。

メディア展開と関連商品

真島吾朗の人気はゲーム本編に留まらず、さまざまなメディアミックス展開や関連商品にも反映されています。まずスピンオフ作品への出演では、2011年発売の外伝『龍が如く OF THE END』(日本未発売タイトル名: Dead Souls)にて主人公の一人を務め、ゾンビ相手に大暴れする真島の活躍が描かれました。

また、シリーズ初のオンラインゲーム『龍が如く ONLINE』やクロヒョウシリーズなど、複数の外伝作品にも顔を出しています。
さらに真島は他ゲームとのコラボ出演も果たしており、『太鼓の達人ぽ〜たぶるDX』ではデフォルメキャラとして登場、SFシューティングゲーム『バイナリー ドメイン』ではオンライン対戦用のプレイアブルキャラクターとなりました。

そのほか『ファンタシースターオンライン2』には真島の衣装や髪型のアイテムが登場し、クロスオーバーRPG『PROJECT X ZONE 2』にもゾンビ物の真島として参戦、スマホゲーム『共闘ことばRPG コトダマン』や『ドラゴンポーカー』へのゲスト出演など、多彩なゲームで真島の存在感が発揮されています。

関連商品としては、フィギュアやグッズ展開も豊富です。真島吾朗のアクションフィギュアは幾度も商品化されており、中でも「嶋野の狂犬」にふさわしく工事用ヘルメット姿で鬼炎のドスを構えた真島のフィギュアなど、劇中の名シーンを再現できるアイテムも発売されています。衣装や小道具へのこだわりから、フィギュア付属パーツに「スタミナンX(劇中アイテム)」が同梱されるなど、ファン心をくすぐる演出もなされています。

また真島の刺青(般若)や決め台詞をモチーフにしたアパレル商品、香水(真島吾朗オードトワレ)といったコレクターズアイテムも登場し、シリーズの顔として商品展開でも重用されています。メディアミックスの面では、真島は実写映像化にも欠かせない存在です。2007年公開の実写映画『龍が如く 劇場版』では俳優の岸谷五朗さんが真島を熱演し、ゲームの狂気的なキャラクターを見事に体現しました。さらに2024年配信予定のAmazonオリジナルドラマ『龍が如く ~Beyond the Game~』(Amazon)でも真島は重要人物として登場し、人気俳優の青木崇高さんがその役を務めることが発表されています。
このように真島吾朗は、ゲーム以外のメディアや商品展開においてもシリーズを代表する看板キャラクターとして活躍し、その存在感は益々大きなものとなっています。

最新作での真島の描かれ方

最新作『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii(参考記事)では、真島吾朗が主人公としてシリーズ史上異色の冒険を繰り広げます。

本作は真島が記憶喪失となり、ハワイの絶海の孤島に漂着するところから物語が始まります。
時はシリーズの舞台年代で言えば2024年8月、行方不明だった真島は「リッチ島」と呼ばれる孤島で地元の少年・ノアに命を救われました。

過去の記憶を失った彼は、自分が何者かも定かでないまま、ノアの「広い世界を見たい」という願いを叶えるため共に大海原へ旅立つことを決意します。

こうして真島は成り行きから海賊として船を操り、ハワイの海を舞台に大冒険を繰り広げることになるのです。「龍が如く」シリーズでまさかの海戦や帆船での航海が可能になるという大胆な展開に、初報時はファンも驚きましたが、主人公が真島吾朗であることから不思議と違和感なく受け入れられています。

物語面でも、『8外伝』は真島の新たな一面を描きつつ彼らしさを失わない内容となっています。記憶喪失という設定により、これまでのシリーズでは見られなかった真島のパーソナリティが垣間見える場面がありつつも、肝心なところではいつもの「真島の兄さん」らしさが健在です。

陽気で人懐こい性格や男気溢れる振る舞いは記憶を失っても変わらず、必要とあらば危険に身を投じてでも仲間を守ろうとする姿勢は健在です。また、異国の地ハワイを舞台に海賊化した真島という一見突飛な設定でありながら、ストーリーの根幹にはシリーズ伝統の熱い極道ドラマが流れており、コミカルさとシリアスさのバランスが巧みに取られています。

ゲームプレイ面でも、主人公が真島に代わったことでバトルにスピード感が増し、ジャンプ攻撃など新要素も導入されました。
刀や大砲を手に海上を暴れ回る真島はまさに海賊そのもので、“異世界転生もの”と評される破天荒な展開ながらもシリーズファンを唸らせる爽快なアクションを味わえます。

さらにサブストーリーやプレイスポットには真島ならではのユーモアが散りばめられ、帆船の上でカラオケに興じるといったシュールなシーンも話題を呼びました。

『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』における真島吾朗は、記憶喪失の海賊という新境地でファンを楽しませつつ、長年培ったキャラクター性に深みを加える魅力的な描写がなされています。

以上、真島吾朗について基本プロフィールから最新作まで包括的に解説しました。狂気と仁義を兼ね備えた彼の存在は、『龍が如く』シリーズの物語に欠かせないスパイスであり、これからもファンを魅了し続けることでしょう。狂犬の異名を持つ男・真島吾朗——その熱い生き様は、極道物語の中で永遠に語り継がれていくに違いありません。

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