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『LUNAR』シリーズは、ゲームアーツが展開した王道ファンタジーRPGシリーズです。1992年にメガCD用ソフトとして登場した『LUNAR ザ・シルバースター』を始まりに、続編の『LUNAR エターナルブルー』、リメイク版、スピンオフ作品など、さまざまな機種で展開されてきました。
本シリーズの大きな魅力は、魔法世界「ルナ」を舞台にした壮大な冒険、仲間との出会い、女神アルテナやドラゴンマスターをめぐる物語です。コマンド入力型のオーソドックスなRPGでありながら、アニメーション映像や主題歌を取り入れた演出により、当時のプレイヤーに強い印象を残しました。
さらに2025年には、『LUNAR シルバースターストーリー』と『LUNAR2 エターナルブルー』を収録した『LUNAR リマスターコレクション』が発売され、現行機でもシリーズの名作を楽しめるようになりました。本記事では、LUNARシリーズの概要、世界観、歴代作品、スピンオフ、リマスター版の情報まで分かりやすく紹介します。
LUNARシリーズ一覧

まずは、LUNARシリーズの主な作品を発売順に整理します。『LUNAR ザ・シルバースター』から始まった本シリーズは、メガCD、セガサターン、PlayStation、ゲームボーイアドバンス、PlayStation Portableなど、さまざまな機種で展開されてきました。さらに2025年には、代表作2本を収録した『LUNAR リマスターコレクション』も発売され、現行機でも楽しみやすくなっています。
| 作品名 | 発売日 | 対応機種 | 発売元 | 特徴 |
| LUNAR ザ・シルバースター | 1992年6月26日 | メガCD | ゲームアーツ | LUNARシリーズ第1作。少年アレスの冒険を描く原点作品。 |
| LUNAR エターナルブルー | 1994年12月22日 | メガCD | ゲームアーツ | シリーズ第2作。ヒイロとルーシアを中心にした続編。 |
| LUNAR さんぽする学園 | 1996年1月12日 | ゲームギア | セガ | 魔法学園シリーズの作品。学園を舞台にしたスピンオフ。 |
| LUNAR シルバースターストーリー | 1996年7月4日 | セガサターン | 角川書店 | 『ザ・シルバースター』をベースにしたリメイク作品。 |
| LUNAR シルバースターストーリー MPEG版 | 1997年7月4日 | セガサターン | 角川書店 | セガサターン向けに発売されたMPEG版。 |
| 魔法学園LUNAR! | 1997年11月20日 | セガサターン | 角川書店 | 『LUNAR さんぽする学園』のリメイク作品。 |
| LUNAR シルバースターストーリー | 1998年5月28日 | PlayStation | 角川書店 | PS向けに発売された移植版。ディスク2枚組。 |
| LUNAR2 エターナルブルー | 1998年7月23日 | セガサターン | 角川書店 | 『エターナルブルー』をベースにしたリメイク作品。 |
| LUNAR2 エターナルブルー | 1999年5月27日 | PlayStation | 角川書店 | PS向けに発売された移植版。ディスク3枚組。 |
| LUNAR シルバースターストーリー | 1999年12月8日 | Windows | ESP | Windows向けに発売された移植版。ディスク2枚組。 |
| LUNAR 〜レジェンド〜 | 2002年4月12日 | ゲームボーイアドバンス | メディアリング | GBA向けに展開された『シルバースター』関連作品。 |
| LUNAR -ジェネシス- | 2005年8月25日 | ニンテンドーDS | マーベラスインタラクティブ | 『ザ・シルバースター』より約1000年前を描く作品。 |
| LUNAR ハーモニーオブシルバースター | 2009年11月12日 | PlayStation Portable | ガンホー・ワークス | PSP向けに発売された『シルバースター』関連作品。 |
| LUNAR2 エターナルブルー | 2015年9月16日 | ゲームアーカイブス | ゲームアーツ | ゲームアーカイブスで配信された『エターナルブルー』。 |
| LUNAR リマスターコレクション | 2025年4月18日 | Nintendo Switch / PlayStation 4 / Xbox One / Steam | ガンホー・オンライン・エンターテイメント | 『シルバースターストーリー』と『LUNAR2 エターナルブルー』を収録したリマスター版。 |
シリーズの中心となるのは、『LUNAR ザ・シルバースター』と『LUNAR エターナルブルー』の2作品です。どちらも後年にリメイク・移植されており、作品名や対応機種が複数存在します。初めてシリーズに触れる場合は、代表作2本をまとめて遊べる『LUNAR リマスターコレクション』から入ると、シリーズの魅力を理解しやすいでしょう。
LUNARシリーズとは?ゲームアーツが生んだ王道ファンタジーRPG

『LUNAR』シリーズは、ゲームアーツが発売したファンタジーRPGシリーズです。第1作となる『LUNAR ザ・シルバースター』は、1992年6月26日にメガCD用ソフトとして登場しました。開発はスタジオ・アレックスが担当しており、剣と魔法の世界を舞台にした物語、仲間との冒険、アニメーションを活用した演出などが特徴となっています。
ゲームシステムは、コマンド入力方式を採用したオーソドックスなRPGです。近年のアクション性が高いRPGとは異なり、プレイヤーはキャラクターごとの行動を選びながら戦闘を進めていきます。そのため、物語をじっくり楽しみたい人や、昔ながらのRPGらしい冒険を味わいたい人に向いたシリーズといえるでしょう。
『LUNAR』が印象的なのは、単に王道ファンタジーを描くだけでなく、当時としては目を引く映像演出を積極的に取り入れていた点です。第1作『ザ・シルバースター』では、オープニングで主題歌とアニメーション映像を組み合わせた演出が用意されていました。さらに一部の場面では、2Dアニメーションと3D CGを組み合わせた映像表現も取り入れられており、物語への没入感を高める要素になっています。
続編にあたる『LUNAR エターナルブルー』では、ムービーシーンに3DCG映像を積極的に採用しています。メガCDというハードの特徴を活かし、映像や音楽で物語を盛り上げる作りは、LUNARシリーズを語るうえで欠かせないポイントです。キャラクター同士の会話やイベントシーン、主題歌を含めた演出によって、プレイヤーに「物語を見ている」感覚を与えてくれる作品でもありました。
シリーズの中心となる舞台は、魔法世界「ルナ」です。空には「蒼き星」と呼ばれる巨大な星が輝き、女神アルテナ、ドラゴン、ドラゴンマスターといった伝説的な存在が物語に深く関わります。こうした設定は、LUNARシリーズに独自の神話性を与えており、単なる冒険物語にとどまらない壮大な世界観を作り出しています。
第1作『LUNAR ザ・シルバースター』では、ドラゴンマスターに憧れる少年アレスの旅が描かれます。彼は友人や幼なじみ、謎の小さな生き物とともに冒険へ出発し、やがてルナ全体を揺るがす大きな運命に巻き込まれていきます。少年の小さな旅立ちが世界の命運へとつながっていく展開は、王道RPGらしい魅力にあふれています。
また、続編の『LUNAR エターナルブルー』では、前作から時代が進んだルナを舞台に、新たな主人公ヒイロと、青き星から現れた少女ルーシアの物語が描かれます。女神アルテナの名を掲げる教団や、ルナに迫る危機など、前作とは異なる切り口で世界観が広げられているのも特徴です。
その後、LUNARシリーズはセガサターン、PlayStation、Windows、ゲームボーイアドバンス、PlayStation Portableなど、さまざまな機種でリメイク・移植されてきました。作品ごとにタイトルや内容に違いはありますが、根底にあるのは「仲間とともに成長し、困難に立ち向かうファンタジーRPG」としての魅力です。
さらに2025年には、『LUNAR シルバースターストーリー』と『LUNAR2 エターナルブルー』を収録した『LUNAR リマスターコレクション』が発売されました。これにより、かつてのファンだけでなく、LUNARシリーズを初めて知る新規プレイヤーも現行機で遊びやすくなっています。レトロRPGとしての雰囲気を残しながら、現代の環境でも触れやすくなった点は大きな魅力です。
つまりLUNARシリーズは、王道の冒険、魅力的なキャラクター、アニメーション演出、音楽、壮大な世界観が合わさったRPGシリーズです。派手なシステムで勝負するというよりも、プレイヤーを物語の中へ自然に引き込む作風が魅力であり、今なお名作RPGとして語られる理由もそこにあります。
LUNARシリーズの主な特徴
- 1992年にメガCDで第1作『LUNAR ザ・シルバースター』が発売されたRPGシリーズ
- 開発はスタジオ・アレックス、発売はゲームアーツが担当
- コマンド入力方式を採用したオーソドックスなRPG
- 魔法世界「ルナ」を舞台にした剣と魔法のファンタジー
- 女神アルテナ、ドラゴン、ドラゴンマスターなどの伝説的な設定が登場
- アニメーション映像や主題歌を取り入れた演出が特徴
- セガサターン、PlayStation、PSPなど複数の機種で展開
- 2025年には『LUNAR リマスターコレクション』として現行機向けに復活
LUNARシリーズの世界観|舞台は魔法世界「ルナ」

LUNARシリーズの物語は、空に「蒼き星」と呼ばれる巨大な星が輝く魔法世界「ルナ」を舞台に展開されます。剣と魔法が存在するファンタジー世界でありながら、単なる冒険の場として描かれるだけではなく、女神アルテナ、ドラゴン、ドラゴンマスターといった伝説的な存在が深く関わる、神話性のある世界観が特徴です。
ルナの世界は、女神アルテナによって見守られてきたとされる土地です。アルテナは人々にとって信仰の対象であり、世界の秩序や平和を象徴する存在でもあります。そのアルテナを支える存在として4体のドラゴンが語られており、さらにその庇護を受ける伝説の戦士として「ドラゴンマスター」が存在します。この女神、ドラゴン、ドラゴンマスターという関係性が、LUNARシリーズの物語を支える大きな柱になっています。
第1作『LUNAR ザ・シルバースター』では、かつて女神アルテナと4体のドラゴン、そしてドラゴンマスターによって治められてきた世界が描かれます。しかし、物語が始まるころには女神アルテナは姿を見せなくなり、先代のダインを最後にドラゴンマスターを名乗る戦士も現れなくなっていました。世界を導く存在が失われたような状況の中で、魔法皇帝を名乗る人物がルナを手中に収めようと動き始めます。
このようにLUNARシリーズの世界観は、最初から完全に平和な世界として描かれているわけではありません。表面上は人々が暮らす町や村があり、少年少女の日常や小さな冒険が存在しています。しかし、その裏側では女神の不在、ドラゴンマスターの消失、魔法皇帝の台頭といった大きな変化が起きています。主人公たちは、最初から世界を救う英雄として旅立つのではなく、身近な冒険をきっかけに、やがて世界の運命に関わる存在になっていくのです。
主人公アレスが住むブルク村は、世界の片隅にある静かな村として描かれています。魔法皇帝の噂すら十分に届かない場所で、アレスはドラゴンマスターになることを夢見ながら日々を過ごしていました。そんな彼が、友人ラムスに誘われて白竜の洞窟へ向かうところから物語は動き出します。幼なじみのルーナや、小さな謎の生き物ナルとともに始まった小さな冒険が、やがてルナ全体を変える大きな旅へとつながっていく構成は、王道RPGらしい魅力に満ちています。
LUNARシリーズの世界観で重要なのは、「冒険への憧れ」と「世界の危機」が自然に結びついている点です。アレスは最初から世界を救うために旅立つわけではなく、ドラゴンマスターへの憧れや、仲間との関係を通じて冒険の中へ踏み出していきます。その旅の途中で、ルナという世界が抱える異変や、女神アルテナにまつわる真実、魔法皇帝の脅威と向き合うことになります。この流れによって、プレイヤーは主人公と一緒に世界の広がりを感じられる作りになっています。
続編にあたる『LUNAR エターナルブルー』では、前作から時が流れたルナが舞台となります。アレスたちの冒険が人々の記憶から薄れつつあるころ、女神アルテナの名を掲げる「アルテナ神団」が現れます。彼らはアルテナの名のもとにルナを強く統べようとしており、前作とは異なる形で、女神への信仰や世界の秩序が物語の中心に関わってきます。
『エターナルブルー』では、考古学者の卵であるヒイロと、青き星からやってきた少女ルーシアの出会いが物語の出発点になります。ヒイロは青き塔で「竜の目」と呼ばれる宝を手に入れた直後、強い力を持つルーシアと出会います。彼女はルナの危機を告げる存在ですが、アルテナ神団からは「ルナを滅ぼそうとする魔王」として追われることになります。この設定によって、プレイヤーは何が正義で、何が真実なのかを追いながら物語を進めていくことになります。
また、LUNARシリーズにおける「蒼き星」は、単なる背景の一部ではありません。ルナの空に輝く巨大な星として描かれ、物語の神秘性を高める重要な存在です。『エターナルブルー』では、青き星から目覚めたルーシアが登場することで、ルナと蒼き星の関係性がより強く意識されるようになります。世界の空に見える存在が、物語の核心と結びついていく点も、LUNARシリーズらしい壮大さを感じさせます。
一方で、LUNARシリーズは壮大な神話や世界の危機だけを描く作品ではありません。村での暮らし、仲間との会話、旅先で出会う人々、キャラクター同士の感情の変化など、身近なドラマも丁寧に描かれています。だからこそ、女神やドラゴンといった大きな存在が登場しても、物語が遠い世界の出来事になりすぎず、プレイヤーは主人公たちの目線で冒険を楽しむことができます。
この「神話的なスケール」と「少年少女の成長物語」のバランスこそ、LUNARシリーズの世界観を魅力的にしている要素です。剣と魔法のファンタジー、女神の伝説、ドラゴンマスターへの憧れ、仲間との旅、そして世界を揺るがす危機。これらの要素が重なり合うことで、LUNARは王道でありながら記憶に残るRPGシリーズとなっています。
LUNARシリーズの世界観のポイント
- 舞台は「蒼き星」が空に輝く魔法世界「ルナ」
- 女神アルテナ、4体のドラゴン、ドラゴンマスターの伝説が物語の軸になる
- 第1作では、ドラゴンマスターに憧れる少年アレスの冒険が描かれる
- 小さな村から始まる旅が、やがて世界全体の運命へとつながっていく
- 続編では、ヒイロと青き星の少女ルーシアを中心に新たな物語が展開される
- アルテナ神団やゾファーなど、前作とは異なる脅威が登場する
- 神話的な設定と、仲間との成長物語が組み合わさっている
- 壮大な世界観でありながら、キャラクターの感情や日常も大切に描かれている
LUNAR ザ・シルバースターの物語と特徴

『LUNAR ザ・シルバースター』は、LUNARシリーズの第1作として1992年6月26日にメガCDで発売されたRPGです。シリーズの原点となる作品であり、魔法世界「ルナ」を舞台に、ドラゴンマスターに憧れる少年アレスの冒険が描かれます。剣と魔法、女神アルテナ、4体のドラゴン、そして伝説の戦士ドラゴンマスターという要素が組み合わさった、王道ファンタジーRPGらしい物語が大きな魅力です。
物語の舞台となるルナは、かつて女神アルテナと彼女を支える4体のドラゴン、そしてドラゴンの庇護を受けるドラゴンマスターによって平和が保たれてきた世界です。しかし、物語が始まる時代には、女神アルテナは人々の前に姿を現さなくなり、先代のドラゴンマスターであるダインを最後に、新たなドラゴンマスターも誕生していませんでした。そんな不安定な時代に、魔法皇帝を名乗る人物がルナを支配しようと動き始めます。
一方、世界の大きな異変とはまだ遠い場所に、主人公アレスが暮らすブルク村があります。ブルク村は、魔法皇帝の噂さえ十分に届かないほど世界の片隅にある村です。アレスはこの村で、伝説のドラゴンマスターになることを夢見ながら暮らしていました。彼にとって冒険は、まだ遠い世界の出来事であり、憧れの対象でもあります。
そんなアレスの運命が動き出すきっかけとなるのが、友人ラムスから誘われる白竜の洞窟への冒険です。最初は大きな使命を背負った旅ではなく、少年たちの好奇心から始まる小さな冒険でした。しかし、この旅には幼なじみで村の歌姫でもあるルーナ、そして小さな謎の生物ナルも同行します。このメンバーで始まった一歩が、やがてルナの世界全体を変えていく大きな冒険へとつながっていきます。
『LUNAR ザ・シルバースター』の魅力は、主人公が最初から完成された英雄ではない点にあります。アレスはドラゴンマスターに憧れる普通の少年であり、冒険を通じて世界の広さや危機、仲間との絆を知っていきます。プレイヤーはアレスの成長を追いながら、ルナの世界に隠された真実や、女神アルテナにまつわる物語へと少しずつ引き込まれていく構成になっています。
また、ルーナの存在も物語において重要です。彼女はアレスの幼なじみであり、ブルク村の歌姫として登場します。旅の仲間であると同時に、物語全体の核心にも関わる人物であり、アレスとの関係性は『LUNAR ザ・シルバースター』の感情的な軸になっています。冒険、友情、恋愛、運命といった要素が重なり合うことで、単なる魔王討伐型のRPGとは異なる印象を残す作品になっています。
ゲームとしては、コマンド入力方式のオーソドックスなRPGです。プレイヤーはキャラクターの行動を選びながら戦闘を進め、町やダンジョンを探索し、イベントを通じて物語を進行させていきます。複雑すぎるシステムよりも、物語とキャラクターの魅力を中心に楽しませる作りになっているため、昔ながらのJRPGが好きな人にとって親しみやすい作品といえるでしょう。
さらに、本作を語るうえで欠かせないのが、アニメーションと音楽を組み合わせた演出です。『LUNAR ザ・シルバースター』では、オープニングに主題歌とアニメーション映像を同期させた演出が取り入れられました。当時の家庭用ゲームとしては印象的な表現であり、物語の始まりを強く印象づける要素になっています。一部のシーンでは2Dと3D CGを組み合わせた映像表現も使われ、作品世界への没入感を高めていました。
その後、『LUNAR ザ・シルバースター』はさまざまな形でリメイク・移植されています。セガサターンでは『LUNAR シルバースターストーリー』として登場し、PlayStationやWindowsにも展開されました。さらにゲームボーイアドバンス向けには『LUNAR 〜レジェンド〜』、PlayStation Portable向けには『LUNAR ハーモニーオブシルバースター』が発売されています。機種ごとにタイトルや内容の違いはありますが、アレスとルーナを中心とした冒険の物語は、シリーズの原点として長く親しまれてきました。
2025年に発売された『LUNAR リマスターコレクション』には、『LUNAR シルバースターストーリー』が収録されており、現行機でもLUNARシリーズの原点に触れやすくなりました。過去のハードを用意しなくても遊べる環境が整ったことで、当時プレイしていたファンだけでなく、レトロRPGに興味を持つ新規プレイヤーにとっても入り口になりやすい作品となっています。
『LUNAR ザ・シルバースター』は、少年の小さな冒険が世界の運命へとつながっていく王道の物語、魅力的な仲間たち、女神アルテナやドラゴンマスターをめぐる壮大な設定、そしてアニメーションと音楽による印象的な演出が合わさった作品です。LUNARシリーズを理解するうえで欠かせない最初の作品であり、シリーズの魅力を知るなら、まず押さえておきたいタイトルといえるでしょう。
LUNAR ザ・シルバースターのポイント
- 1992年6月26日にメガCDで発売されたLUNARシリーズ第1作
- 主人公はドラゴンマスターに憧れる少年アレス
- 舞台は女神アルテナとドラゴンの伝説が残る魔法世界ルナ
- 幼なじみのルーナ、友人ラムス、謎の生物ナルとともに冒険が始まる
- 小さな冒険が、やがて世界を揺るがす大きな物語へ発展する
- コマンド入力方式のオーソドックスなRPGとして楽しめる
- 主題歌とアニメーションを組み合わせた演出が印象的
- セガサターン、PlayStation、PSPなど複数の機種でリメイク・移植された
- 2025年の『LUNAR リマスターコレクション』で現行機でも遊びやすくなった
LUNAR エターナルブルーの物語と特徴

『LUNAR エターナルブルー』は、LUNARシリーズの第2作にあたるRPGです。1994年12月22日にメガCD用ソフトとして発売され、前作『LUNAR ザ・シルバースター』で描かれた冒険から時が流れた魔法世界「ルナ」を舞台に、新たな主人公とヒロインによる物語が展開されます。前作と同じく剣と魔法、女神アルテナ、ドラゴン、世界の危機といった要素を受け継ぎながらも、物語の切り口は大きく変化しており、シリーズの世界観をさらに広げた作品といえます。
本作の舞台となるのは、アレスたちの冒険が人々の記憶から薄れつつある時代のルナです。かつて世界を救った英雄たちの物語は伝説となり、ルナの人々は新たな時代を生きています。しかし、その平穏の裏側では、女神アルテナの名を掲げる「アルテナ神団」が勢力を広げていました。彼らは女神アルテナの名のもとにルナを強く支配しようとしており、前作とは異なる形で世界に不穏な空気をもたらします。
物語の中心となる主人公は、考古学者の卵である少年ヒイロです。ヒイロは、ルナに存在する最古の遺跡ともいわれる「青き塔」で発掘を行っていました。そこで「竜の目」と呼ばれる宝を手に入れた直後、まばゆい光とともにひとりの少女が姿を現します。その少女こそ、青き星からやってきたルーシアです。ルーシアは強大な魔法の力を持ち、塔に棲む魔物を退けるほどの存在として描かれます。
ルーシアは、自分が青き星から来たこと、そしてルナが危機に瀕していることをヒイロに告げます。しかし、彼女はかつて青き星を滅ぼした存在であるゾファーの前に力を奪われてしまいます。本来なら圧倒的な力を持つはずのルーシアが弱体化し、ヒイロとともに女神アルテナに会うための旅へ出ることになる展開は、『LUNAR エターナルブルー』の物語を大きく動かす重要な導入部分です。
本作で印象的なのは、ルーシアが「世界を救うために現れた存在」でありながら、アルテナ神団からは「ルナを滅ぼそうとする魔王」として追われる点です。プレイヤーはヒイロたちとともに、ルーシアの言葉が真実なのか、アルテナ神団の主張が正しいのか、そしてルナに迫る本当の危機とは何なのかを追っていくことになります。単純な善悪だけではなく、信仰や伝承、世界の記憶が物語に関わることで、前作とは違った緊張感が生まれています。
『LUNAR ザ・シルバースター』が、ドラゴンマスターに憧れる少年アレスの成長物語であったのに対し、『LUNAR エターナルブルー』では、ヒイロとルーシアの出会いを軸に、世界の真実へ迫っていく冒険が描かれます。ヒイロは考古学者の卵として遺跡や宝に興味を持つ少年であり、最初から世界を救う使命を背負っているわけではありません。しかし、ルーシアとの出会いをきっかけに、彼はルナの危機と向き合う旅へ進んでいきます。
また、ルーシアというキャラクターは、本作の大きな魅力です。青き星から来た彼女は、ルナの人々とは異なる視点を持っており、最初は人間らしい感情や価値観に戸惑う存在として描かれます。ヒイロや仲間たちとの旅を通じて、彼女が少しずつルナの世界や人々を理解していく流れは、物語に深みを与えています。世界の危機をめぐる壮大な展開だけでなく、キャラクター同士の関係性が変化していく点も見どころです。
ゲームシステムは、前作と同じくコマンド入力方式を基本としたRPGです。キャラクターごとの行動を選び、魔法や攻撃を使い分けながら戦闘を進めていく、オーソドックスな作りになっています。派手な操作テクニックよりも、物語を読み進めながら仲間と冒険する楽しさを重視した作品であり、ストーリー重視のJRPGが好きな人に向いた内容といえるでしょう。
映像演出の面でも、『LUNAR エターナルブルー』はシリーズの特徴をさらに押し広げています。前作『ザ・シルバースター』では主題歌とアニメーション映像の同期が印象的でしたが、本作ではムービーシーンに3DCG映像を積極的に取り入れています。メガCDというハードの特徴を活かし、イベントシーンや物語の盛り上がりを映像で見せる演出は、LUNARシリーズらしさを強める要素となりました。
その後、『LUNAR エターナルブルー』はリメイク・移植版としても展開されています。セガサターンでは『LUNAR2 エターナルブルー』として発売され、PlayStation版も登場しました。さらに2015年にはゲームアーカイブスでも配信されており、シリーズの中でも長く親しまれてきた作品です。ディスク枚数や収録内容など、機種ごとの違いはありますが、ヒイロとルーシアを中心に描かれる冒険は、LUNARシリーズ第2作として重要な位置を占めています。
2025年発売の『LUNAR リマスターコレクション』には、『LUNAR2 エターナルブルー』も収録されています。これにより、前作『シルバースターストーリー』とあわせて、LUNARシリーズの代表的な2作品を現行機で遊びやすくなりました。特に、前作から続く世界観の変化や、ルナと青き星の関係を知りたい人にとって、『エターナルブルー』は欠かせない作品です。
『LUNAR エターナルブルー』は、前作の世界観を受け継ぎながら、新たな主人公ヒイロと青き星の少女ルーシアを通じて、ルナに迫る危機と世界の真実を描いた作品です。アルテナ神団、ゾファー、青き星といった要素により、物語のスケールはさらに広がっています。王道ファンタジーRPGとしての分かりやすさを持ちながら、信仰や伝説の裏側にある真実へ踏み込んでいく構成が、本作ならではの魅力といえるでしょう。
LUNAR エターナルブルーのポイント
- 1994年12月22日にメガCDで発売されたLUNARシリーズ第2作
- 前作『ザ・シルバースター』から時が流れたルナを舞台にしている
- 主人公は考古学者の卵である少年ヒイロ
- 青き星から来た少女ルーシアとの出会いから物語が始まる
- 女神アルテナの名を掲げるアルテナ神団が物語に深く関わる
- かつて青き星を滅ぼしたゾファーが大きな脅威として登場する
- ルーシアはルナを救う存在でありながら、魔王として追われる立場になる
- ムービーシーンに3DCG映像を積極的に取り入れた演出が特徴
- セガサターン版、PlayStation版、ゲームアーカイブス版などでも展開された
- 2025年の『LUNAR リマスターコレクション』にも収録されている
LUNAR -ジェネシス-とは?シルバースター以前を描く作品

『LUNAR -ジェネシス-』は、2005年8月25日にマーベラスインタラクティブから発売されたニンテンドーDS用RPGです。LUNARシリーズの関連作品のひとつであり、物語の時代設定としては、シリーズ第1作『LUNAR ザ・シルバースター』よりも約1000年前の世界を舞台にしているとされています。アレスやルーナの冒険よりもはるか昔のルナを描く作品であるため、本編シリーズの歴史をより広い視点で捉えるうえで気になるタイトルといえるでしょう。
LUNARシリーズといえば、『ザ・シルバースター』や『エターナルブルー』のように、女神アルテナ、ドラゴン、ドラゴンマスター、魔法世界ルナといった要素が印象的です。『LUNAR -ジェネシス-』は、そのシリーズ世界の中でも過去の時代に位置づけられる作品であり、既存作品とは異なる時代背景の中で物語が展開されます。時系列上では第1作より前にあたるため、シリーズ全体の歴史や世界観に興味がある人にとっては、外伝的な意味合いを持つ作品として見ることができます。
本作が発売されたニンテンドーDSは、上下2画面やタッチ操作などを特徴とした携帯ゲーム機です。そのため、『LUNAR -ジェネシス-』も据え置き機で展開されてきた過去作とは異なり、携帯機向けの作品として登場しました。メガCDやセガサターン、PlayStationで展開されたLUNAR作品とはプレイ環境が異なり、シリーズの中でも独自の立ち位置にあるタイトルです。
『LUNAR -ジェネシス-』を語るうえで重要なのは、単なる移植やリメイクではなく、LUNARシリーズの新たな作品として発売された点です。『シルバースターストーリー』や『LUNAR2 エターナルブルー』のように過去作を別機種向けに再構成した作品ではなく、シリーズ世界の過去を描く作品として登場しています。そのため、LUNARシリーズの歴代作品を整理する際には、本編2作や魔法学園シリーズとは別に、独立した関連タイトルとして押さえておきたい作品です。
ただし、LUNARシリーズの中心として語られることが多いのは、やはり『LUNAR ザ・シルバースター』と『LUNAR エターナルブルー』の2作品です。この2作は後年にセガサターンやPlayStationなどでリメイク・移植され、2025年には『LUNAR リマスターコレクション』にも収録されました。一方で『LUNAR -ジェネシス-』は、ニンテンドーDSで発売されたシリーズ作品として、メイン2作とは異なる形でシリーズの幅を広げたタイトルといえます。
時代設定が『ザ・シルバースター』より約1000年前であることから、シリーズを発売順ではなく時系列で見る場合、『LUNAR -ジェネシス-』はかなり早い時代の物語として位置づけられます。もちろん、初めてLUNARシリーズに触れる場合は、物語や知名度の面から『シルバースターストーリー』や『エターナルブルー』から入る方が分かりやすいでしょう。しかし、シリーズの世界を深く知りたい人にとっては、過去のルナを描いた作品として注目する価値があります。
また、LUNARシリーズは作品ごとに発売元や対応機種が異なる点も特徴です。初期作品はゲームアーツからメガCD向けに発売され、その後は角川書店によるセガサターン版やPlayStation版、ESPによるWindows版、メディアリングによるゲームボーイアドバンス版、ガンホー・ワークスによるPSP版など、多くの展開がありました。『LUNAR -ジェネシス-』もその流れの中で、マーベラスインタラクティブからニンテンドーDS向けに発売された作品として位置づけられます。
シリーズの流れを整理すると、『LUNAR -ジェネシス-』は「LUNARの世界を別の時代から描いた作品」として紹介すると分かりやすくなります。『ザ・シルバースター』がアレスとルーナの冒険を描き、『エターナルブルー』がヒイロとルーシアを中心にルナの新たな危機を描いたのに対し、『ジェネシス』はそれらよりも昔の時代を扱う作品です。
このように『LUNAR -ジェネシス-』は、LUNARシリーズの代表作とは異なる立ち位置ながら、魔法世界ルナの過去を描く作品として存在感を持っています。『ザ・シルバースター』より約1000年前という設定は、シリーズの世界観に奥行きを与える要素であり、LUNARの歴史を発売順だけでなく時系列で理解したい人にとって、覚えておきたいタイトルといえるでしょう。
LUNAR -ジェネシス-のポイント
- 2005年8月25日に発売されたニンテンドーDS用RPG
- 発売元はマーベラスインタラクティブ
- 『LUNAR ザ・シルバースター』より約1000年前の時代を舞台にしている
- 本編2作のリメイクや移植ではなく、シリーズ関連作品として登場した
- 携帯機向けに発売されたLUNAR作品のひとつ
- シリーズの時系列を考えるうえで注目したい作品
- 初めて遊ぶ場合はリマスター版の本編2作から入ると分かりやすい
魔法学園LUNARとは?スピンオフ作品も紹介

魔法学園LUNARは、LUNARシリーズから派生したスピンオフ作品です。メインシリーズである『LUNAR ザ・シルバースター』や『LUNAR エターナルブルー』が、魔法世界ルナの運命や女神アルテナ、ドラゴンマスターの伝説を中心に描いているのに対し、魔法学園シリーズでは学園を舞台にした物語が展開されます。シリーズ本編とは異なる雰囲気を持ちながらも、魔法や冒険、仲間との関係性といったLUNARらしい要素を受け継いでいる作品群です。
魔法学園シリーズの原点となるのは、1996年1月12日にゲームギア用ソフトとして発売された『LUNAR さんぽする学園』です。タイトルからも分かるように、本編シリーズのような壮大な冒険譚とはやや異なり、学園を中心にした物語が描かれます。携帯機であるゲームギア向けに発売された作品であり、LUNARシリーズの世界を別の角度から楽しめるスピンオフとして位置づけられます。
その後、1997年11月20日にはセガサターン用ソフトとして『魔法学園LUNAR!』が発売されました。こちらは『LUNAR さんぽする学園』のリメイク作品にあたります。発売元は角川書店で、ゲームギア版からプラットフォームを移し、セガサターン向けの作品として再構成されました。物語や演出面も強化されており、随所にアニメーションが挿入されることで、ストーリーを盛り上げる作りになっています。
『魔法学園LUNAR!』の舞台となるのは、海の上を移動する大陸「イェン島」です。このイェン島に隠された秘密をめぐり、主人公のエリーたちが活躍します。物語は全12章で構成されており、章立てによって物語が進んでいく点も特徴です。プレイヤーは学園を舞台にした出来事を追いながら、エリーたちの成長や仲間との関係、島に隠された謎に触れていくことになります。
主人公のエリーは、13歳の少女です。空を飛ぶ力を持つキャラクターとして登場し、魔法学園シリーズの中心人物になります。エリーの幼なじみであるレナは、好奇心旺盛で活発な少女として描かれています。また、同級生のセニアは、お転婆で元気な獣人族の少女です。こうした個性的なキャラクターたちが登場することで、本編シリーズとは違った明るさや学園ものらしいにぎやかさが感じられる作品になっています。
戦闘面では、複数のキャラクターが持つ魔法を組み合わせることで、強力な合体魔法を使える点が特徴です。キャラクター同士の組み合わせによって魔法の力を引き出す仕組みは、仲間との連携を意識させる要素になっています。LUNARシリーズはもともと仲間との冒険やキャラクター同士の関係性を大切にする作品ですが、魔法学園シリーズではそれが学園ものらしい形で表現されているといえるでしょう。
また、『魔法学園LUNAR!』はゲームだけにとどまらず、アニメ映画、小説、リプレイ、漫画といったメディア展開も行われています。特にアニメ映画『魔法学園LUNAR! 青い竜の秘密』は、1997年3月15日に公開された短編アニメ作品です。『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』と同時上映された作品としても知られており、ゲーム作品から派生したメディア展開のひとつとして押さえておきたい存在です。
アニメ映画版では、ゲームと同じく魔法学園LUNARの世界をベースにしながら、短編アニメとして物語が描かれています。制作にはJ.C.STAFFが関わっており、ゲームとは異なる映像作品としてLUNARの世界を楽しめる内容になっています。LUNARシリーズは本編でもアニメーション演出を大切にしていたため、アニメ映画化との相性も良いシリーズだったといえるでしょう。
さらに、1997年には富士見ファンタジア文庫から小説版『魔法学園LUNAR!』が刊行されました。著者は鈴木猛、イラストは窪岡俊之と今掛勇が担当しています。また、富士見ドラゴンブックからは『MAGIUS 魔法学園LUNAR!RPG』というリプレイ作品も展開されました。1998年にはドラゴンコミックスエイジから、東田寛子による漫画版『魔法学園LUNAR!』全2巻も発売されています。
このように魔法学園LUNARは、ゲーム本編から派生したスピンオフでありながら、複数のメディアへ広がった作品です。メインシリーズのように女神アルテナやドラゴンマスターを中心にした壮大な冒険を描くというよりも、学園、仲間、魔法、島の秘密といった要素を中心に展開されるため、LUNARシリーズの中でも独自の立ち位置にあります。
魔法学園LUNARは、LUNARシリーズの本編とは異なる方向性を持ちながら、キャラクターの魅力や魔法を使った冒険、アニメーション演出といったシリーズらしさを備えた作品です。LUNARシリーズを深く知りたい人にとっては、本編2作だけでなく、こうしたスピンオフ作品の存在を知ることで、シリーズ全体の広がりをより楽しめるでしょう。
魔法学園LUNARのポイント
- LUNARシリーズから派生したスピンオフ作品
- 1996年にゲームギアで『LUNAR さんぽする学園』が発売された
- 1997年にセガサターンでリメイク版『魔法学園LUNAR!』が発売された
- 舞台は海の上を移動する大陸「イェン島」
- 主人公エリーたちが、島に隠された秘密をめぐって活躍する
- 物語は全12章で構成されている
- キャラクターの魔法を組み合わせる合体魔法が特徴
- アニメーション演出によって物語を盛り上げている
- アニメ映画、小説、リプレイ、漫画などにも展開された
- 本編とは異なる学園ファンタジーとして楽しめる
LUNARのアニメ・小説・漫画展開

LUNARシリーズは、ゲーム作品として展開されただけでなく、アニメ映画、小説、リプレイ、漫画といった他メディアにも広がっています。特にスピンオフ作品である『魔法学園LUNAR!』は、ゲーム以外の展開が行われており、LUNARシリーズの世界をより幅広く楽しめる作品群として位置づけられます。
代表的なメディア展開として挙げられるのが、短編アニメ映画『魔法学園LUNAR! 青い竜の秘密』です。本作は1997年3月15日に公開されたアニメ映画で、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』と同時上映された作品としても知られています。LUNARシリーズは、ゲーム本編でもアニメーション演出や主題歌を効果的に取り入れてきた作品であり、映像作品として展開されたことは、シリーズの特徴とも相性の良い流れだったといえるでしょう。
アニメ映画版では、ゲーム版『魔法学園LUNAR!』の雰囲気をもとにしながら、短編アニメとして物語が描かれています。監督は大地丙太郎、脚本は杉谷祐が担当し、アニメーション制作はJ.C.STAFFが手がけています。キャラクターデザイン・作画監督には宮崎なぎさが参加しており、ゲームとは異なる映像表現で魔法学園LUNARの世界を楽しめる作品になっています。
また、アニメ映画版には主題歌やイメージソングも用意されています。主題歌は「世界は摩訶不思議」、イメージソングは「Dear my friends」です。ゲーム本編でも音楽や歌の印象が強いLUNARシリーズにおいて、アニメ映画版でも楽曲が作品の雰囲気を支える要素になっている点は見逃せません。映像、キャラクター、音楽が合わさることで、ゲームとは違う形でLUNARの魅力を伝える作品になっています。
小説版としては、1997年に富士見ファンタジア文庫から『魔法学園LUNAR!』が刊行されています。著者は鈴木猛、イラストは窪岡俊之と今掛勇が担当しています。ゲーム作品をもとにした小説版は、キャラクターの心情や物語の流れを文章で楽しめる点が魅力です。ゲームではイベントや会話で描かれていた内容を、読み物として追えるため、作品世界をじっくり味わいたい人に向いたメディア展開といえます。
さらに、富士見ドラゴンブックからは『MAGIUS 魔法学園LUNAR!RPG』も発売されています。これはリプレイ作品として展開されたもので、ゲーム本編とはまた違った形で魔法学園LUNARの世界を楽しめる関連作品です。LUNARシリーズはコンピュータRPGとして知られていますが、このようなリプレイ作品が存在することで、テーブルトークRPG的な楽しみ方や、キャラクター同士のやり取りを読む楽しさにも広がっています。
漫画版としては、1998年にドラゴンコミックスエイジから『魔法学園LUNAR!』が全2巻で刊行されました。著者は東田寛子です。漫画版は、キャラクターの表情や動き、物語の場面を視覚的に楽しめる点が特徴です。ゲームや小説とは異なり、コマ割りや絵によってテンポよく物語を追えるため、魔法学園LUNARの雰囲気を気軽に知りたい人にも向いた関連作品といえるでしょう。
このように、魔法学園LUNARはゲーム、アニメ、小説、リプレイ、漫画と複数のメディアで展開されました。本編シリーズである『LUNAR ザ・シルバースター』や『LUNAR エターナルブルー』と比べると、スピンオフとしての位置づけが強い作品ですが、メディアミックス展開の幅広さという点では、シリーズの中でも存在感があります。
また、LUNARシリーズ全体を振り返ると、もともとアニメーション演出との関係が深い作品であることが分かります。『LUNAR ザ・シルバースター』では、オープニングで主題歌とアニメーション映像を組み合わせた演出が取り入れられ、『LUNAR エターナルブルー』ではムービーシーンに3DCG映像を積極的に採用していました。ゲームの中に映像表現を取り入れて物語を盛り上げる姿勢は、後のアニメ映画展開にもつながるシリーズの個性といえます。
LUNARの他メディア展開は、シリーズの世界観やキャラクターの魅力がゲーム以外にも広がっていたことを示す要素です。ゲーム本編の壮大な冒険とは異なる形で、魔法学園LUNARの物語やキャラクターを楽しめるため、シリーズの歴史を整理するうえでは欠かせない情報といえるでしょう。
LUNARの他メディア展開のポイント
- 『魔法学園LUNAR!』はゲーム以外にも複数のメディアで展開された
- 短編アニメ映画『魔法学園LUNAR! 青い竜の秘密』が1997年に公開された
- アニメ映画版は『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』と同時上映された
- 小説版『魔法学園LUNAR!』は富士見ファンタジア文庫から刊行された
- リプレイ作品『MAGIUS 魔法学園LUNAR!RPG』も展開された
- 漫画版『魔法学園LUNAR!』は全2巻で発売された
- LUNARシリーズはもともとアニメーションや音楽演出との相性が高い
- 他メディア展開を知ることで、シリーズの広がりをより深く理解できる
LUNAR リマスターコレクションとは?2025年に名作RPGが復活

『LUNAR リマスターコレクション』は、LUNARシリーズの代表作を現行機向けに復活させたリマスター作品です。2025年4月18日に発売され、対応機種はNintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One、Steamとなっています。PlayStation 4版はPlayStation 5、Xbox One版はXbox Series X|Sとの互換にも対応しており、過去のハードを用意しなくてもLUNARシリーズの名作に触れやすくなりました。
本作に収録されているのは、『LUNAR シルバースターストーリー』と『LUNAR2 エターナルブルー』の2作品です。どちらもLUNARシリーズを代表するタイトルであり、魔法世界ルナを舞台にした壮大な冒険、魅力的なキャラクター、アニメーションを活用した演出、心に残る音楽などが特徴です。シリーズを初めて知る人にとっても、LUNARの魅力をまとめて体験しやすい内容になっています。
『LUNAR シルバースターストーリー』は、シリーズ第1作『LUNAR ザ・シルバースター』をもとにした作品です。ドラゴンマスターに憧れる少年アレスが、幼なじみのルーナや仲間たちとともに冒険へ旅立ち、やがてルナ全体の運命に関わっていく物語が描かれます。王道ファンタジーRPGらしい分かりやすさがありながら、女神アルテナやドラゴン、魔法皇帝をめぐる壮大な展開が用意されています。
一方の『LUNAR2 エターナルブルー』は、前作から時が流れたルナを舞台にした続編です。考古学者の卵であるヒイロと、青き星から現れた少女ルーシアの出会いをきっかけに、アルテナ神団やゾファーをめぐる大きな物語が動き出します。前作の世界観を受け継ぎながらも、新たな主人公とヒロインによって別の角度からルナの危機が描かれるため、2作品を続けて遊ぶことでシリーズの広がりを感じられる構成になっています。
リマスター版の大きな魅力は、名作RPGを現代の環境で遊びやすくしている点です。原作や過去のリメイク版は、メガCD、セガサターン、PlayStationなどで展開されていたため、現在ではプレイ環境を整えるのが難しい場合もあります。しかし『LUNAR リマスターコレクション』なら、Nintendo SwitchやSteamなどでも遊べるため、昔プレイしていたファンはもちろん、シリーズ未経験の新規プレイヤーにも入りやすくなっています。
また、リマスター版では、グラフィックやサウンド面の調整により、過去作の雰囲気を残しながら見やすく、遊びやすい形に整えられています。LUNARシリーズはもともとアニメーション映像や主題歌、キャラクターの会話演出が魅力の作品です。そのため、映像や音の印象が現代向けに整えられることで、物語への没入感をより得やすくなっています。
さらに、リマスター版では快適に遊ぶための機能が追加されている点も注目されています。特に、バトルスピードアップ機能のようなテンポを改善する要素は、昔ながらのRPGを今遊ぶうえで重要なポイントです。レトロRPGの雰囲気を楽しみながらも、現代のプレイ感覚に合わせて進めやすくなっているため、過去作に興味はあってもテンポ面が気になっていた人にも向いています。
対応言語や音声面も、リマスター版ならではのポイントです。公式情報では、言語は日本語、英語、フランス語、ドイツ語に対応し、音声は日本語と英語に対応しています。これにより、日本国内のユーザーだけでなく、海外のJRPGファンにも遊びやすい形で展開されています。LUNARシリーズは海外でも人気を持つ作品であり、リマスター版によって再び注目される機会が増えたといえるでしょう。
LUNARシリーズは、派手なシステムで目を引くというよりも、物語、キャラクター、音楽、アニメーション演出でプレイヤーを引き込むタイプのRPGです。そのため、リマスター版で代表作2本をまとめて遊べることは、シリーズの魅力を知るうえで大きなメリットになります。アレスとルーナの冒険、ヒイロとルーシアの旅を通じて、魔法世界ルナの歴史やドラマを続けて味わえる点は、コレクション作品ならではの強みです。
LUNAR リマスターコレクションのポイント
- 2025年4月18日に発売されたLUNARシリーズのリマスター作品
- 収録作品は『LUNAR シルバースターストーリー』と『LUNAR2 エターナルブルー』
- Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One、Steamに対応
- PS4版はPS5、Xbox One版はXbox Series X|Sとの互換にも対応
- 過去の代表作2本を現行機で遊びやすくしたコレクション
- グラフィックやサウンドが現代向けに調整されている
- バトルスピードアップ機能など、遊びやすさを高める要素がある
- 日本語・英語・フランス語・ドイツ語の表示言語に対応
- 音声は日本語と英語に対応
- シリーズ初心者にも旧作ファンにもおすすめしやすい入門作品
LUNARシリーズの魅力を再確認
LUNARシリーズの魅力は、王道ファンタジーRPGとしての分かりやすさと、キャラクターや物語に感情移入しやすい作風にあります。剣と魔法の世界を舞台に、少年少女が仲間と出会い、成長し、やがて世界の運命に関わっていく流れは、昔ながらのJRPGらしい魅力に満ちています。難解な設定を前面に押し出すというよりも、冒険への憧れ、仲間との絆、守りたい人への想いといった要素を中心にしているため、初めて触れる人でも物語に入り込みやすいシリーズです。
第1作『LUNAR ザ・シルバースター』では、ドラゴンマスターに憧れる少年アレスの旅立ちが描かれます。彼は最初から世界を救う英雄として登場するわけではありません。ブルク村で暮らす普通の少年が、友人ラムス、幼なじみのルーナ、小さな謎の生物ナルとともに冒険へ出発し、その先でルナの世界を揺るがす大きな運命と向き合っていきます。この「小さな冒険が大きな物語へつながる」構成は、RPGの楽しさを分かりやすく感じさせてくれるポイントです。
続編の『LUNAR エターナルブルー』では、前作から時代が進んだルナを舞台に、考古学者の卵であるヒイロと、青き星から現れた少女ルーシアの物語が描かれます。前作の世界観を受け継ぎながらも、アルテナ神団やゾファー、青き星といった新たな要素が加わり、物語のスケールはさらに広がっています。前作を知っていると世界の変化をより楽しめますが、新たな主人公たちの物語としても楽しめる点が魅力です。
LUNARシリーズを印象づけている大きな要素のひとつが、アニメーションと音楽を活用した演出です。『LUNAR ザ・シルバースター』では、主題歌とアニメーション映像を組み合わせたオープニングが用意され、一部のシーンでは2Dと3D CGを組み合わせた表現も取り入れられていました。続く『LUNAR エターナルブルー』では、ムービーシーンに3DCG映像が積極的に採用され、物語の盛り上がりを映像面から支えています。
現在のゲームではアニメーションやムービー演出は珍しくありませんが、当時のRPGにおいて、歌や映像を使って物語を印象づける演出は大きな特徴でした。LUNARシリーズは、プレイヤーに「ゲームを進めている」という感覚だけでなく、「ひとつの冒険譚を見届けている」という印象を与える作品でもあります。キャラクターの会話、イベントシーン、楽曲、アニメーションが合わさることで、物語の記憶が残りやすくなっています。
キャラクターの魅力も、LUNARシリーズを語るうえで欠かせません。アレス、ルーナ、ヒイロ、ルーシアといった中心人物だけでなく、旅の途中で出会う仲間たちにも個性があります。特にLUNARシリーズは、世界の危機を描きながらも、キャラクター同士の距離感や会話、感情の変化を大切にしています。壮大な設定だけで物語を進めるのではなく、主人公たちが何を感じ、誰のために戦うのかが丁寧に描かれることで、プレイヤーは自然と冒険に引き込まれていきます。
また、LUNARシリーズの世界観は、分かりやすい王道ファンタジーでありながら、独自の神話性を持っています。空に輝く「蒼き星」、魔法世界ルナ、女神アルテナ、4体のドラゴン、ドラゴンマスターといった設定は、シリーズを象徴する重要な要素です。これらの設定があることで、単なる少年少女の冒険にとどまらず、世界の成り立ちや伝説に関わる壮大な物語として楽しむことができます。
一方で、LUNARシリーズは複雑すぎるシステムでプレイヤーを迷わせるタイプの作品ではありません。基本はコマンド入力方式のオーソドックスなRPGであり、町を訪れ、ダンジョンを探索し、戦闘をこなしながら物語を進めていく作りです。そのため、昔ながらのRPGが好きな人や、ストーリーをじっくり楽しみたい人に向いています。派手な操作テクニックよりも、物語やキャラクターを味わうことに重きを置いた作品といえるでしょう。
さらに、LUNARシリーズは複数の機種でリメイク・移植されてきたことも特徴です。メガCDで始まった作品が、セガサターン、PlayStation、Windows、ゲームボーイアドバンス、PlayStation Portableなどへ展開され、2025年には『LUNAR リマスターコレクション』として現行機でも遊びやすくなりました。長い時間をかけて形を変えながら受け継がれてきたことは、シリーズが多くのプレイヤーに支持されてきた証ともいえます。
特に『LUNAR リマスターコレクション』の登場によって、LUNARシリーズは新しい世代のプレイヤーにも触れやすい作品になりました。過去作は対応機種が古く、今から遊ぶにはハードやソフトを用意する必要がありましたが、リマスター版では代表作である『シルバースターストーリー』と『LUNAR2 エターナルブルー』をまとめて楽しめます。これにより、かつて遊んだファンの再プレイだけでなく、名前だけ知っていた人がシリーズに入るきっかけにもなっています。
LUNARシリーズは、最先端のシステムや派手な演出だけで評価される作品ではありません。むしろ、王道の冒険、温かみのあるキャラクター、印象に残る音楽、アニメーションを使った物語演出、そして女神やドラゴンをめぐるファンタジー世界が合わさることで、長く記憶に残るRPGになっています。レトロRPGとして振り返る価値があるだけでなく、物語重視のゲームが好きな人にとっては、今からでも魅力を感じやすいシリーズといえるでしょう。
このようにLUNARシリーズの魅力は、単に「昔の名作RPG」という一言ではまとめきれません。少年の旅立ち、少女との出会い、仲間との冒険、世界をめぐる伝説、そして音楽と映像による印象的な演出が組み合わさった作品です。現代のゲームと比べるとシステム面はシンプルに感じるかもしれませんが、その分、物語とキャラクターをまっすぐ楽しめる点が大きな魅力です。
LUNARシリーズの魅力まとめ
- 剣と魔法の世界を舞台にした王道ファンタジーRPG
- 少年少女の旅立ちと成長を描く、感情移入しやすい物語
- 女神アルテナ、ドラゴン、ドラゴンマスターなどの神話的な設定
- 主題歌やアニメーション映像を取り入れた印象的な演出
- キャラクター同士の会話や関係性が物語を盛り上げる
- コマンド入力方式のオーソドックスなRPGとして遊びやすい
- メガCDから現行機まで、長く展開されてきたシリーズ
- 2025年のリマスター版により、今からでも代表作に触れやすい
- レトロRPGファンやストーリー重視のゲームが好きな人に向いている
LUNARシリーズは今から遊ぶ価値がある?
LUNARシリーズは、1990年代から展開されてきたRPGシリーズですが、今から遊ぶ価値は十分にあります。特に、物語重視のRPGが好きな人、昔ながらのコマンドバトルを楽しみたい人、キャラクター同士の関係性や王道ファンタジーの雰囲気を味わいたい人には、現在でも魅力を感じやすいシリーズです。最新作のような派手なアクション性や広大なオープンワールドを求める作品ではありませんが、その分、ストーリー、音楽、アニメーション演出、仲間との冒険にじっくり浸れる点が大きな魅力になっています。
LUNARシリーズの中心にあるのは、剣と魔法の世界を舞台にした王道の冒険です。『LUNAR ザ・シルバースター』では、ドラゴンマスターに憧れる少年アレスが、幼なじみのルーナや仲間たちと旅に出ます。最初は小さな冒険から始まりますが、やがて女神アルテナ、ドラゴン、魔法皇帝をめぐる大きな運命へとつながっていきます。この流れは、今見ても分かりやすく、RPGらしい高揚感を味わえる構成です。
続編の『LUNAR エターナルブルー』では、前作から時代が進んだルナを舞台に、ヒイロとルーシアの物語が描かれます。青き星からやってきた少女ルーシア、女神アルテナの名を掲げるアルテナ神団、そしてゾファーの脅威など、前作とは異なる形で世界の危機が描かれるため、シリーズの世界観をより深く楽しめます。前作を遊んでから続編に進むことで、ルナという世界の変化や、伝説がどのように語り継がれているのかも感じやすくなります。
今から遊ぶ場合に大きなポイントになるのが、『LUNAR リマスターコレクション』の存在です。過去のLUNAR作品は、メガCD、セガサターン、PlayStation、PSPなど複数の機種で展開されてきました。そのため、以前はプレイ環境を整えるだけでも少しハードルがありました。しかし、リマスターコレクションでは『LUNAR シルバースターストーリー』と『LUNAR2 エターナルブルー』が収録されており、現行機で代表作2本に触れやすくなっています。
特に初心者にとっては、どの作品から始めればよいのか分かりにくいシリーズでもあります。『ザ・シルバースター』『シルバースターストーリー』『ハーモニーオブシルバースター』など、似たタイトルが複数存在するため、作品一覧だけを見ると迷いやすいでしょう。その点、リマスターコレクションは代表的な2作品をまとめて遊べるため、シリーズ入門として非常に分かりやすい選択肢です。まずは『シルバースターストーリー』を遊び、その後に『LUNAR2 エターナルブルー』へ進む流れがおすすめです。
一方で、LUNARシリーズはレトロRPGであるため、現代のゲームに慣れている人にはテンポやシステム面で古さを感じる部分があるかもしれません。コマンド入力方式の戦闘、町やダンジョンを巡る進行、会話イベントを重視した作りなどは、昔ながらのJRPGらしい要素です。そのため、スピーディーなアクションや自由度の高い探索を求める人よりも、物語を読み進めながら冒険するタイプのRPGが好きな人に向いています。
ただし、その「昔ながらの作り」こそがLUNARシリーズの良さでもあります。キャラクターの会話、仲間との関係性、主題歌やアニメーション演出によって物語を盛り上げる構成は、現在のゲームとはまた違った温かみがあります。ゲームシステムの複雑さよりも、ストーリーの分かりやすさやキャラクターの魅力を重視しているため、レトロRPGに興味がある人には入りやすい作品です。
また、LUNARシリーズは「名作RPGとして名前は聞いたことがあるけれど、実際には遊んだことがない」という人にも向いています。メガCDやセガサターン時代の作品は、当時のハードを持っていなかった人にとって触れる機会が限られていました。リマスター版によって現行機で遊べるようになったことで、これまでシリーズに縁がなかった人でも、改めて作品の魅力を確認しやすくなっています。
旧作ファンにとっても、LUNARシリーズを今遊び直す価値はあります。当時プレイした人にとっては、アレスやルーナ、ヒイロやルーシアたちの物語を再び体験できるだけでなく、現在の視点から作品の演出やストーリーを振り返る楽しさがあります。子どものころに感じた冒険への憧れや、印象に残ったイベント、音楽をもう一度味わえる点は、リマスター版ならではの大きな魅力です。
総合的に見ると、LUNARシリーズは今からでも十分に遊ぶ価値のあるRPGです。特に、王道ファンタジー、ストーリー重視、キャラクターの成長、仲間との冒険、レトロゲームの雰囲気に魅力を感じる人にはおすすめしやすいシリーズです。現代のゲームとは違う部分もありますが、LUNARにはLUNARならではの温かさと、物語を追う楽しさがあります。シリーズ初心者は『LUNAR リマスターコレクション』から始めることで、代表作の魅力をまとめて体験できるでしょう。
今からLUNARシリーズを遊ぶならおすすめの人
- 王道ファンタジーRPGが好きな人
- ストーリー重視のゲームをじっくり遊びたい人
- 昔ながらのコマンドバトルに抵抗がない人
- アニメーション演出や主題歌のあるRPGが好きな人
- キャラクター同士の会話や仲間との冒険を楽しみたい人
- メガCD、セガサターン、PlayStation時代の名作RPGに興味がある人
- レトロRPGを現行機で遊びたい人
- 『LUNAR リマスターコレクション』でシリーズに初めて触れたい人
まとめ|LUNARは王道ファンタジーRPGの魅力が詰まった名作シリーズ
LUNARシリーズは、1992年にメガCDで発売された『LUNAR ザ・シルバースター』から始まった、ゲームアーツのファンタジーRPGシリーズです。魔法世界「ルナ」を舞台に、女神アルテナ、ドラゴン、ドラゴンマスターといった伝説的な要素を絡めながら、少年少女の冒険と成長を描いてきました。シリーズ全体を通して、剣と魔法の王道ファンタジー、仲間との絆、感情移入しやすい物語、アニメーションや音楽を活用した演出が大きな魅力となっています。
第1作『LUNAR ザ・シルバースター』では、ドラゴンマスターに憧れる少年アレスが、幼なじみのルーナや仲間たちとともに旅立ちます。最初は小さな冒険として始まった旅が、やがてルナ全体の運命に関わる大きな物語へと発展していく流れは、RPGらしい高揚感にあふれています。アレスが最初から英雄として描かれるのではなく、冒険を通じて成長していく点も、プレイヤーが物語に入り込みやすい理由のひとつです。
続編の『LUNAR エターナルブルー』では、前作から時が流れたルナを舞台に、考古学者の卵であるヒイロと、青き星からやってきた少女ルーシアの物語が描かれます。アルテナ神団やゾファーといった新たな要素が加わることで、前作とは異なる形でルナの危機が描かれ、シリーズの世界観はさらに広がりました。前作を知っているとより深く楽しめますが、新しい主人公たちの冒険としても魅力のある作品です。
また、LUNARシリーズは本編だけでなく、スピンオフ作品やメディア展開も行われています。『LUNAR -ジェネシス-』では『ザ・シルバースター』よりも約1000年前の時代が舞台となり、シリーズ世界の過去に触れる作品として登場しました。さらに『LUNAR さんぽする学園』や『魔法学園LUNAR!』といった魔法学園シリーズでは、本編とは異なる学園ファンタジーとして、LUNARの世界を別の角度から楽しめる内容になっています。
『魔法学園LUNAR!』は、ゲームだけでなく、短編アニメ映画、小説、リプレイ、漫画などにも展開されました。LUNARシリーズはもともとアニメーション演出や音楽との相性が高い作品であり、他メディア化によってキャラクターや世界観の魅力がさらに広がっています。本編2作を中心にしつつ、こうした関連作品を知ることで、シリーズ全体の歴史や広がりをより深く理解できるでしょう。
そして2025年には、代表作である『LUNAR シルバースターストーリー』と『LUNAR2 エターナルブルー』を収録した『LUNAR リマスターコレクション』が発売されました。これにより、過去のハードを用意しなくても、Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One、SteamなどでLUNARシリーズの名作に触れやすくなっています。かつて遊んだファンにとっては懐かしさを味わえる再プレイの機会となり、初めてシリーズに触れる人にとっては入門編として分かりやすい作品です。
LUNARシリーズは、現代のゲームと比べるとシステム面ではシンプルに感じる部分もあるかもしれません。しかし、その分、物語、キャラクター、音楽、アニメーション演出をまっすぐ楽しめる作品です。複雑な操作や派手な演出だけに頼るのではなく、プレイヤーを物語の中へ自然に引き込む作風は、レトロRPGとして今なお魅力があります。
特に、王道ファンタジーRPGが好きな人、ストーリー重視のゲームを遊びたい人、仲間との冒険やキャラクターの成長を楽しみたい人には、LUNARシリーズは今からでもおすすめしやすい作品です。シリーズの入り口としては、代表作2本をまとめて遊べる『LUNAR リマスターコレクション』が分かりやすく、まずは『シルバースターストーリー』から始めて、その後に『LUNAR2 エターナルブルー』へ進む流れが自然です。
LUNARは、単なる懐かしのRPGではなく、王道ファンタジーの魅力を丁寧に描いたシリーズです。アレスとルーナ、ヒイロとルーシア、それぞれの冒険を通じて、魔法世界ルナの歴史や人々の想いに触れられます。レトロゲームとして振り返る価値はもちろん、物語重視のRPGを探している人にも、今なお楽しめる名作シリーズといえるでしょう。
LUNARシリーズの要点まとめ
- 『LUNAR』はゲームアーツが展開した王道ファンタジーRPGシリーズ
- 第1作『LUNAR ザ・シルバースター』は1992年にメガCDで発売
- 舞台は「蒼き星」が輝く魔法世界ルナ
- 女神アルテナ、ドラゴン、ドラゴンマスターの伝説が物語の軸になる
- 『ザ・シルバースター』ではアレスとルーナの冒険が描かれる
- 『エターナルブルー』ではヒイロとルーシアの物語が展開される
- スピンオフとして『LUNAR -ジェネシス-』や魔法学園シリーズも存在する
- アニメ映画、小説、漫画などのメディア展開も行われた
- 2025年には『LUNAR リマスターコレクション』が発売された
- 今から遊ぶなら、代表作2本を収録したリマスター版が入り口として分かりやすい