【星のカービィ ウルトラスーパーデラックス】ニンテンドーDS 2008年発売
2024.11.06投稿
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『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』は、『星のカービィ スーパーデラックス』をニンテンドーDS向けにリメイクされ発売された作品です。
機種 | ニンテンドーDS |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 2008年11月6日 |
価格 | 5,028円 |
ジャンル | アクション |
オリジナルは1996年3月21日に任天堂から発売されたスーパーファミコン用アクションゲームで、桜井政博氏がディレクターを務め、全部で7つのアクションゲームモードと2つのサブゲームを収録した贅沢な内容で、多くのプレイヤーを魅了しました。
例えば、カービィが銀河を巡りながら強大なボスに挑む「銀河にねがいを」、デデデ大王との対決を描いた「デデデ大王の逆襲」、そして登場したボス達と戦い勝ち抜いていく「格闘王への道」など、各モードが独自のゲームプレイとストーリーを提供し、それぞれ異なる魅力を持っています。
このスーパーファミコン版はボリュームと多彩なアクションにより、幅広い層のファンに愛されてきました。
本作では、新しい要素や改良が加わり、全11種類のゲームモードと5種類のサブゲームが収録され、懐かしさと新鮮さの両方を楽しめる内容に仕上がっています。また、本作オリジナルの新しいゲームモードが4つ追加され、タッチスクリーンを活用した最大4人まで遊べるサブゲームも3つ追加されました。
オリジナル版の魅力と進化
オリジナル版『星のカービィ スーパーデラックス』は、複数のストーリーやミニゲームが1本に収められた贅沢なゲーム体験を提供していました。例えば、カービィが銀河を旅しながらさまざまなボスと対決する「銀河にねがいを」や、食べ物を巡るデデデ大王との対決を描いた「デデデ大王の逆襲」など、個性的なシナリオが多数収録されており、それぞれがユニークなゲームプレイ体験をもたらしてくれました。
リメイク版の『ウルトラスーパーデラックス』では、このオリジナルの楽しさはそのままに、新しい要素が多数追加されています。
また、スーパーファミコン版(以下SFC版)とのシステム面での違いもいくつか存在し、ゲーム体験がより進化しています。例えば、アクション時やボス戦時にポーズをかけると、SFC版では静止画面になるだけだったのが、DS版ではコピー説明画面に移動するなどの改良が行われています。
新モード「大王の逆襲」では、デデデ大王が再びカービィに挑むストーリーが追加されるなど、より多彩なシナリオが楽しめるようになっています。
また、グラフィックは『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』をベースに新たに作り直され、SFC版のように見やすいサイズに改良されました。さらに、オープニングやエンディングを含めた全てのイベントシーンが3DCGを用いたムービーで展開されるなど、視覚的にも大幅に強化されています。
新たに追加されたモード「メタナイトでゴーDX」や「究極チョイス」では、メタナイトとしての冒険や強敵たちとの激しいバトルを楽しむことができ、プレイヤーに新たな挑戦を提供します。また、コピー能力をセレクトボタンで外せるようになり、より直感的な操作が可能となっています。さらに、SFC版で存在したバグが多く修正され、ゲーム全体の安定性が向上しています。
例えば、「白き翼ダイナブレイド」では、BGMが『カービィのエアライド』の編曲版に変更され、一部ゲームモードでは対戦モードが追加されており、DSワイヤレスプレイで2人対戦が可能になっています。また、グラフィックはニンテンドーDS向けに一新され、カービィの可愛らしさがより鮮やかに描かれています。特にプラズマ能力をコピーした際、カービィの体の色が緑色に変わるなど、細部まで演出が強化されています。また、ストーンで変身する姿のバリエーションも大幅に増え、演出面でも楽しめる要素が増えています。
多彩なアクションと新モード
カービィの特徴である「コピー能力」は、本作でも健在です。
敵を吸い込み、その能力をコピーして多彩な攻撃方法を使い分けるプレイスタイルは、シンプルながら奥深く、多くのプレイヤーを魅了しています。リメイク版では新たなコピー能力が追加されており、オリジナル版を遊んだことのあるプレイヤーにも新鮮な体験を提供しています。
例えば、既存モードの「はるかぜとともに」では、初心者向けに難易度が低く設定されていますが、今作ではさらにデデデ大王の体力がSFC版よりも下がるなどの調整が行われています。
また、ステージの観客席には『タッチ!カービィ』や『鏡の大迷宮』など過去作のキャラクターがゲストとして登場するなど、細部にわたる演出の変更が行われています。
また、各コピー能力の威力やゲームバランスの再調整も行われ、難易度が調整されています。
例えば、一部のコピー能力の無敵性能が短縮され、ボスがダメージを受けた際の無敵時間が増加するなど、より戦略的なプレイが求められるようになっています。さらに、敵キャラクターを味方にする「ヘルパーシステム」も強化されており、2人同時プレイがよりスムーズに楽しめるように改良されています。「洞窟大作戦」では、セーブポイントに乗るだけで体力を全回復できるようになるなど、プレイヤーにとって遊びやすい調整が行われています。さらに、SFC版でのお宝の一部が変更・統合され、探索がよりスムーズになりました。
この協力プレイは、友達や家族と一緒に楽しむのに最適で、DSカードを2枚使用することで1Pがカービィ、2Pがヘルパーとなり、より深い協力体験が可能です。また、「2人ではるかぜ」モードでは、DSダウンロードプレイにより、ソフトを持っていないプレイヤーでもヘルパーとして参加可能で、気軽に友達と一緒に楽しめるようになっています。
ゲーム一覧
名称 | 詳細 |
---|---|
はるかぜとともに | 最初から遊べるモードで、初心者がカービィに慣れるための設計。観客キャラにマリオやルイージなどの特別ゲストが登場。 |
2人ではるかぜ | DSダウンロードプレイ対応で、2人目はソフトがなくても一緒に楽しめるモード。 |
白き翼ダイナブレイド | ステージ1クリア後に解放されるモード。ボス戦のBGMが特別アレンジされ、スコアシステムも微調整。 |
激突! グルメレース | ステージ1クリアで解放。DSワイヤレスで2人対戦が可能になり、タイムアタック用のゴーストも登場。 |
洞窟大作戦 | ステージ1クリアで解放され、セーブポイントや宝物表示が見直され、エリアの進行がさらにわかりやすく改善された。 |
メタナイトの逆襲 | DS版独自の追加要素があり、戦艦のデザインやキャラのセリフなどが微細に調整されている。 |
銀河にねがいを | クリア条件を満たすと解放され、操作のしやすさが向上し、新ムービーも追加。 |
大王の逆襲 | 新しい敵やステージが追加され、ストーリー性が強化されたモード。 |
ヘルパーマスターへの道 | 格闘戦の挑戦モード。各ヘルパーの能力を駆使して進む構成。キャラクターごとのクリア記録が保存される。 |
メタナイトでゴーDX | メタナイト専用の冒険モードで、ステージの一部がアレンジされている。 |
真・格闘王への道 | 追加のボスと連戦を楽しめるモードで、独自の演出が盛り込まれている。 |
タッチ!刹那のカルタ取り | タッチパネルで遊ぶカルタ取りゲーム。出題された絵柄をいち早く選ぶ内容。 |
タッチ! 早撃ちカービィ | 画面に現れる的をタッチで撃つゲーム。キャラクターによって得点が異なるルール。 |
爆裂コンベアタッチ! | 流れてくる食材をタッチして食べるゲーム。スライドで相手に爆弾を送ることが可能。 |
かちわりメガトンパンチ | スーパーファミコン版のグラフィックを活用したパンチングゲーム。 |
刹那の見斬り | SFC版の見斬りゲームが遊べるタッチゲーム。 |
新規プレイヤーと前作ファンへの魅力
『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』は、オリジナル版のファンにとって懐かしさを味わえる一方で、新しい要素が追加されているため、初めてプレイする人にも十分に楽しめる作品です。
メタナイトを操作できる「メタナイトでゴーDX」など、リプレイ性を高める要素が追加されたことで、何度も遊びたくなる魅力を備えています。
また、ニンテンドーDSならではのタッチスクリーンを活用した要素も取り入れられており、ゲームプレイに新たな体験を加えています。オリジナルの要素を忠実に再現しながら、現代のゲーム環境に適した改良が施されている点が、本作の大きな魅力の一つです。さらに、DSを代表するゲームとして、多くの人に愛され続けています。
ニンテンドーDSの名作についてもっと知りたい方は、ぜひ【ニンテンドーDS】売上ランキング TOP50の記事もご覧ください。
星のカービィ ウルトラスーパーデラックス オリジナルサウンドトラック
ゲーム『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』のために作成された『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス オリジナルサウンドトラック』は、2008年に任天堂が「クラブニンテンドー」の会員限定特典としてリリースした非売品のアルバムで、全36曲を収録しています。そのうち3曲はオリジナルのアレンジバージョンであり、特に「はるかぜとともに」や「グリーングリーンズ」、「メタナイトとの戦い」など、ファンから人気の楽曲が多数収められています。
例えば、「銀河にねがいを」ではコピー能力の切り替えが下画面のタッチ操作で行えるようになり、利便性が向上しています。また、各モード間でのセーブ機能が充実し、ゲームの進行を快適に管理できるようになっています。
このサウンドトラックは、日本国内でのみクラブニンテンドーのポイント交換商品として提供されたため、カービィシリーズの音楽ファンやコレクターにとって非常に貴重なアイテムとなっています。
収録曲
曲名 | 解説 |
---|---|
グランドオープニング | ゲーム全体の序章を飾る短いオープニング曲。 |
はるかぜとともに | 最初のモード「はるかぜとともに」のテーマ曲。 |
はるかぜとともに:タイトル | 同モードのタイトル画面で流れる曲。 |
GREEN GREENS | シリーズを代表するステージ「グリーングリーンズ」のテーマ曲。 |
ボスとの戦い | 通常のボス戦で使用される戦闘曲。 |
デデデ大王のテーマ | デデデ大王との戦闘時に流れるテーマ曲。 |
あしたはあしたのかぜがふく | ステージクリア後のリザルト画面で流れる曲。 |
ピーナツ平野 | ステージ「ピーナツ平野」のBGM。 |
キャンディ山 | ステージ「キャンディ山」のBGM。 |
巨大ボスとの戦い | 大型ボスとの戦闘時に使用される曲。 |
たっしゃでくらせよ | 特定のイベントシーンで流れる曲。 |
激突! グルメレース | ミニゲーム「グルメレース」のテーマ曲。 |
洞窟大作戦 | モード「洞窟大作戦」のメインテーマ。 |
地底の木々エリア | 同モード内の「地底の木々エリア」のBGM。 |
水晶の畑エリア | 同モード内の「水晶の畑エリア」のBGM。 |
戦艦ハルバード:甲板 | モード「メタナイトの逆襲」の「戦艦ハルバード」甲板部分のBGM。 |
海ステージ | 水中エリアで使用される曲。 |
ヘビーロブスター | ボス「ヘビーロブスター」との戦闘曲。 |
戦艦ハルバード:艦内 | 同モード内の「戦艦ハルバード」艦内部分のBGM。 |
VS.メタナイト | メタナイトとの戦闘時に流れるテーマ曲。 |
友と夕陽と… | 特定のイベントシーンで使用される感動的な曲。 |
銀河にねがいを | モード「銀河にねがいを」のメインテーマ。 |
マルクの野望 | ボス「マルク」の登場シーンで流れる曲。 |
ギャラクティック・ノヴァ | ボス「ギャラクティック・ノヴァ」との戦闘曲。 |
VS.マルク | マルクとの最終決戦で使用されるテーマ曲。 |
サブゲームメドレー | 各サブゲームのBGMをまとめたメドレー。 |
格闘王への道 | モード「格闘王への道」のテーマ曲。 |
コロシアムの戦い | 闘技場での戦闘時に流れる曲。 |
飛行砲台カブーラー | ボス「カブーラー」との戦闘曲。 |
マスクド・デデデのテーマ | マスクを装着したデデデ大王との戦闘時のテーマ曲。 |
ヘルパーたちの休息 | ヘルパーキャラクターたちの休憩シーンで流れる曲。 |
銀河最強の戦士 | 特定の強敵との戦闘時に使用される曲。 |
カービィ凱旋 ~ スタッフロール | ゲームクリア後のスタッフロールで流れる曲。 |
ステージメドレー/アコースティックver. | 複数のステージ曲をアコースティックアレンジでまとめたメドレー。 |
ボスバトルメドレー/エレクトロニックver. | ボス戦の曲をエレクトロニックアレンジでまとめたメドレー。 |
銀河にねがいを:スタッフロール/オーケストラver. | 同名曲のオーケストラアレンジ版。 |
まとめ
『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』は、懐かしいカービィの魅力を再び体験できるだけでなく、新たな要素でさらに進化した作品です。オリジナル版の魅力的なシナリオやアクションを忠実に再現しつつ、新しい挑戦や要素を加えることで、古いファンにも新しいプレイヤーにも愛されるゲームとなっています。
ニンテンドーDSならではの操作性やグラフィックの進化を楽しみながら、カービィの冒険に再び飛び込んでみてはいかがでしょうか。