坂口博信の作品一覧|FF・ブルードラゴン・FANTASIANなど代表作と担当

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『ファイナルファンタジー』の生みの親として知られる坂口博信は、ディレクターやプロデューサー、シナリオなど、作品ごとに異なる役割で数多くのゲームに関わってきました。その活動は『デス・トラップ』などの初期作品から、スクウェア時代の『ファイナルファンタジー』『クロノ・トリガー』『パラサイト・イヴ』、ミストウォーカー設立後の『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ラストストーリー』『FANTASIAN』へと続いています。

本記事では、坂口博信が関わった作品一覧を所属時期や発売年、担当内容とともに整理しています。ゲームだけでなく、映画『ファイナルファンタジー』や、各作品で作詞を担当した楽曲についてもまとめました。

  • 坂口博信の代表作と担当内容
  • 電友社・スクウェア・ミストウォーカー時代のゲーム作品
  • ファイナルファンタジーシリーズで担当した作品
  • 映画や作詞などゲーム以外の作品

作品によってディレクター、プロデューサー、監修、制作総指揮など担当が異なるため、それぞれの関わり方を確認しながら、坂口博信の作品を探すための一覧ページとして活用してください。

坂口博信の代表作一覧

坂口博信の代表作には、『ファイナルファンタジー』シリーズをはじめ、『クロノ・トリガー』『パラサイト・イヴ』『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ラストストーリー』『テラバトル』『FANTASIAN』などがあります。ただし、すべての作品で同じ立場を担当したわけではなく、ディレクター、プロデューサー、制作総指揮、シナリオ、監修など、作品によって関わり方が異なります。

まずは、坂口博信が関わった作品の中から、資料で代表作として挙げられている主要タイトルと担当内容を一覧で確認してみましょう。

作品名発売・開始年主な担当所属・区分
ファイナルファンタジーシリーズ1987年~2006年(資料掲載作品)ディレクター、プロデューサー、エグゼクティブプロデューサーなどスクウェア関連
クロノ・トリガー1995年スーパーバイザー、エグゼクティブプロデューサー(PS版のみ)スクウェア関連
パラサイト・イヴ1998年プロデューサー、コンセプトスクウェア関連
ブルードラゴン2006年制作総指揮、プロデューサー、シナリオミストウォーカー
ロストオデッセイ2007年制作総指揮、プロデューサー、シナリオミストウォーカー
ラストストーリー2011年ディレクター、シナリオミストウォーカー
テラバトル2014年プロデューサー、シナリオミストウォーカー
FANTASIAN2021年クリエイティブプロデューサー、シナリオミストウォーカー

代表作を年代順に見ると、スクウェア時代にはディレクターやプロデューサーとして『ファイナルファンタジー』シリーズを中心に活動し、ミストウォーカー設立後は制作総指揮やシナリオも担当していることが分かります。作品名だけでなく担当内容も確認することで、それぞれのゲームにどのような立場で関わっていたのかを整理できます。

ファイナルファンタジーを中心としたスクウェア時代の代表作

坂口博信を代表する作品として最初に挙げられるのが、『ファイナルファンタジー』シリーズです。1987年発売の初代『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーV』まではディレクターを担当し、シリーズ初期の作品制作に携わりました。1994年発売の『ファイナルファンタジーVI』ではプロデューサー、1997年発売の『ファイナルファンタジーVII』ではプロデューサーとシナリオ原案を担当しています。

その後も『ファイナルファンタジーVIII』ではエグゼクティブプロデューサー、『ファイナルファンタジーIX』では「CONCEIVED & PRODUCED」、『ファイナルファンタジーX』ではエグゼクティブプロデューサーとして参加しました。シリーズ内でも担当は一定ではないため、各作品での役割を分けて見る必要があります。

『ファイナルファンタジー』以外では、1995年発売の『クロノ・トリガー』でスーパーバイザーを担当し、PS版ではエグゼクティブプロデューサーも務めています。1998年発売の『パラサイト・イヴ』ではプロデューサーとコンセプトを担当しました。このほかにも『FRONT MISSION』『ロマンシング サ・ガ3』『スーパーマリオRPG』『ファイナルファンタジータクティクス』『ゼノギアス』『クロノ・クロス』など、多数のスクウェア作品に監修やプロデュースの立場で関わっています。

ミストウォーカー設立後の代表作

ミストウォーカー設立後の代表作としては、2006年発売の『ブルードラゴン』が挙げられます。同作では制作総指揮、プロデューサー、シナリオを担当しました。続く2007年発売の『ロストオデッセイ』でも、制作総指揮、プロデューサー、シナリオを担当しています。両作品ではプロジェクト全体を統括するだけでなく、物語の制作にも関わっている点が特徴です。

2011年発売の『ラストストーリー』ではディレクターとシナリオを担当し、2014年にサービスを開始した『テラバトル』ではプロデューサーとシナリオを務めました。『テラバトル』からは『テラバトル2』『テラウォーズ』へと関連作品が展開されています。

2021年に配信が始まった『FANTASIAN』では、クリエイティブプロデューサーとシナリオを担当しました。資料には2024年の『FANTASIAN Neo Dimension』もミストウォーカー在籍時代の作品として掲載されています。スクウェア時代からミストウォーカー設立後までを通して見ると、坂口博信は作品に応じて担当を変えながら、ゲームの企画、制作、物語に関わってきたことが確認できます。

坂口博信が関わったゲーム作品一覧

坂口博信が関わったゲーム作品を、電友社、スクウェア、ミストウォーカーの時期に分けてまとめました。作品によって担当は異なり、初期にはゲームデザインやディレクター、その後はプロデューサー、制作総指揮、監修、シナリオなどを務めています。

担当内容が元資料に記載されていない作品については、推測せず「資料に記載なし」としています。

電友社在籍時代のゲーム作品

電友社在籍時代には、1984年の『デス・トラップ』をはじめ、1986年までに4作品が掲載されています。この時期の作品については元資料に担当内容が記載されていないため、作品名と発売年を中心に整理しています。

作品名発売年担当
デス・トラップ1984年資料に記載なし
ウィル デス・トラップII1985年資料に記載なし
クルーズチェイサー ブラスティー1986年資料に記載なし
キングスナイト1986年資料に記載なし

スクウェア時代・関連ゲーム作品

スクウェア時代・関連作品では、『ファイナルファンタジー』シリーズだけでなく、『クロノ・トリガー』『スーパーマリオRPG』『ゼノギアス』『パラサイト・イヴ』『キングダム ハーツ』などにも関わっています。作品数が多いため、発売年代ごとに表を分けています。

1987年から1994年までの作品

作品名発売年担当
とびだせ大作戦1987年ゲームデザイン
ハイウェイスター1987年ゲームデザイン、エグゼクティブプロデューサー
中山美穂のトキメキハイスクール1987年ゲームデザイン
ファイナルファンタジー1987年ディレクター
ファイナルファンタジーII1988年ディレクター
ファイナルファンタジーIII1990年ディレクター
ファイナルファンタジーIV1991年ディレクター
ファイナルファンタジーV1992年ディレクター
ロマンシング サ・ガ21993年製作(水野哲夫と共同)
ファイナルファンタジーVI1994年プロデューサー

1987年から1992年にかけて発売された初代『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーV』までは、ディレクターを担当しています。『ファイナルファンタジーVI』ではプロデューサーとなり、作品制作における担当が変化しました。

1995年から1998年までの作品

作品名発売年担当
FRONT MISSION1995年スーパーバイザー
クロノ・トリガー1995年スーパーバイザー、エグゼクティブプロデューサー(PS版のみ)
ロマンシング サ・ガ31995年エグゼクティブプロデューサー
バハムートラグーン1996年スーパーバイザー
FRONT MISSION SERIES GUN HAZARD1996年スーパーバイザー
スーパーマリオRPG1996年プロダクションスーパーバイザー
トバルNo.11996年スーパーバイザー
ファイナルファンタジーVII1997年プロデューサー、シナリオ原案
トバル21997年スーパーバイザー
ファイナルファンタジータクティクス1997年プロデューサー
FRONT MISSION21997年スーパーバイザー
チョコボの不思議なダンジョン1997年エグゼクティブプロデューサー
双界儀1998年監修
ゼノギアス1998年エグゼクティブプロデューサー
パラサイト・イヴ1998年プロデューサー、コンセプト
ブレイヴフェンサー 武蔵伝1998年エグゼクティブプロデューサー
チョコボの不思議なダンジョン21998年エグゼクティブプロデューサー

1995年以降は、スーパーバイザーやエグゼクティブプロデューサーとして関わる作品が増えています。一方、『ファイナルファンタジーVII』ではプロデューサーとシナリオ原案、『パラサイト・イヴ』ではプロデューサーとコンセプトを担当しており、作品によって制作への関わり方が異なります。

1999年から2006年までの作品

作品名発売年担当
ファイナルファンタジーVIII1999年エグゼクティブプロデューサー
チョコボレーシング 〜幻界へのロード〜1999年エグゼクティブプロデューサー
サガ フロンティア21999年エグゼクティブプロデューサー
聖剣伝説 LEGEND OF MANA1999年エグゼクティブプロデューサー
FRONT MISSION31999年エグゼクティブプロデューサー
クロノ・クロス1999年エグゼクティブプロデューサー
パラサイト・イヴ21999年エグゼクティブプロデューサー
ダイスDEチョコボ1999年エグゼクティブプロデューサー
ベイグラントストーリー2000年エグゼクティブプロデューサー
ファイナルファンタジーIX2000年CONCEIVED & PRODUCED
ファイナルファンタジーX2001年エグゼクティブプロデューサー
キングダム ハーツ2002年エグゼクティブプロデューサー
PlayOnline2002年エグゼクティブプロデューサー
ファイナルファンタジーXI2002年エグゼクティブプロデューサー
ファイナルファンタジータクティクスアドバンス2003年エグゼクティブプロデューサー
ファイナルファンタジーX-22003年エグゼクティブプロデューサー
ファイナルファンタジーXII2006年スペシャルサンクス

2002年以降に発売された作品も元資料のスクウェア在籍時代の項目に掲載されていますが、坂口博信は2001年にスクウェアを退社しています。そのため、ここでは在籍期間だけを示すのではなく、退社後に発売された関連作品を含む一覧として整理しています。『ファイナルファンタジーXII』については主要な制作担当ではなく、資料に記載されたクレジットはスペシャルサンクスです。

ミストウォーカー設立後のゲーム作品

坂口博信は2004年にミストウォーカーを設立し、CEOに就任しました。ミストウォーカー設立後は、『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ラストストーリー』『テラバトル』『FANTASIAN』などで、制作総指揮やプロデューサー、ディレクター、シナリオを担当しています。

作品名発売・開始年担当
ブルードラゴン2006年制作総指揮、プロデューサー、シナリオ
ロストオデッセイ2007年制作総指揮、プロデューサー、シナリオ
ASH -ARCHAIC SEALED HEAT-2007年エグゼクティブプロデューサー、シナリオ、ゲームデザイン
AWAY シャッフルダンジョン2008年シナリオ
ブルードラゴン プラス2008年制作総指揮、シナリオ
ブルードラゴン 異界の巨獣2009年プロジェクト総監督、制作総指揮、シナリオ
ラストストーリー2011年ディレクター、シナリオ
Party Wave2012年資料に記載なし
Blade Guardian2012年資料に記載なし
テラバトル2014年プロデューサー、シナリオ
テラバトル22017年プロデューサー、シナリオ
テラウォーズ2019年資料に記載なし
FANTASIAN2021年クリエイティブプロデューサー、シナリオ
FANTASIAN Neo Dimension2024年資料に記載なし

ミストウォーカー設立後の作品では、坂口博信がシナリオまで担当しているタイトルが多く見られます。『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ASH -ARCHAIC SEALED HEAT-』『ラストストーリー』『テラバトル』『FANTASIAN』では、制作やプロデュースに加えて物語にも関わっています。

ファイナルファンタジーシリーズで担当した作品一覧

坂口博信は『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親として知られていますが、シリーズを通して同じ役割を担当していたわけではありません。初期作品ではディレクターを務め、その後はプロデューサー、エグゼクティブプロデューサー、シナリオ原案などへ担当が変化しています。

元資料では、ナンバリング作品について初代『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーXII』まで坂口博信のクレジットが掲載されています。ただし、『ファイナルファンタジーXII』での担当はスペシャルサンクスであり、すべての作品に中心的な立場で関わったという意味ではありません。

ナンバリング作品での担当

作品名発売年担当
ファイナルファンタジー1987年ディレクター
ファイナルファンタジーII1988年ディレクター
ファイナルファンタジーIII1990年ディレクター
ファイナルファンタジーIV1991年ディレクター
ファイナルファンタジーV1992年ディレクター
ファイナルファンタジーVI1994年プロデューサー
ファイナルファンタジーVII1997年プロデューサー、シナリオ原案
ファイナルファンタジーVIII1999年エグゼクティブプロデューサー
ファイナルファンタジーIX2000年CONCEIVED & PRODUCED
ファイナルファンタジーX2001年エグゼクティブプロデューサー
ファイナルファンタジーXI2002年エグゼクティブプロデューサー
ファイナルファンタジーXII2006年スペシャルサンクス

初代『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーV』までは、坂口博信がディレクターを担当しています。シリーズ初期において、作品全体の制作を指揮する立場にあったことが分かります。

『ファイナルファンタジーVI』ではプロデューサーへ移り、『ファイナルファンタジーVII』ではプロデューサーに加えてシナリオ原案も担当しました。『ファイナルファンタジーVIII』ではエグゼクティブプロデューサー、『ファイナルファンタジーIX』では「CONCEIVED & PRODUCED」としてクレジットされています。

『ファイナルファンタジーX』と『ファイナルファンタジーXI』ではエグゼクティブプロデューサーを担当しています。坂口博信は2001年にスクウェアを退社していますが、『ファイナルファンタジーXI』は2002年にサービスを開始した作品として、元資料に担当が掲載されています。

2006年発売の『ファイナルファンタジーXII』にも名前は掲載されていますが、担当はスペシャルサンクスです。そのため、「坂口博信はFF12まで中心となって制作していた」と解釈するのは適切ではありません。シリーズ初期から『FFV』まではディレクター、『FFVI』以降はプロデュースを中心とした立場へ移り、後期になるにつれて関わり方が変化しています。

派生作品での担当

坂口博信はナンバリング作品だけでなく、『ファイナルファンタジータクティクス』などの派生作品にも関わっています。元資料に掲載されている派生作品と担当は以下のとおりです。

作品名発売年担当
ファイナルファンタジータクティクス1997年プロデューサー
ファイナルファンタジータクティクスアドバンス2003年エグゼクティブプロデューサー
ファイナルファンタジーX-22003年エグゼクティブプロデューサー

『ファイナルファンタジータクティクス』ではプロデューサーを担当し、『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』と『ファイナルファンタジーX-2』ではエグゼクティブプロデューサーとして掲載されています。ナンバリング作品以外でも、ファイナルファンタジーの世界を広げる複数の作品に関わっていたことが確認できます。

坂口博信とファイナルファンタジーの関係を確認するときは、単純に「何作目まで担当したか」だけで判断せず、作品ごとのクレジットを見ることが重要です。ディレクターとして直接指揮した作品、プロデューサーとして関わった作品、スペシャルサンクスとして名前が掲載された作品では、担当の意味が大きく異なります。

映画『ファイナルファンタジー』での担当

坂口博信はゲームだけでなく、2001年に公開された映画『ファイナルファンタジー』にも関わっています。元資料では、同作で原作、監督、製作を担当したと記載されています。

作品名公開年担当
ファイナルファンタジー2001年原作、監督、製作

映画『ファイナルファンタジー』は、同名のゲームシリーズとは区別して扱う必要がある映像作品です。坂口博信はゲーム版で担当してきたディレクターやプロデューサーだけでなく、映画では監督も務めています。

  • 原作:映画の原作としてクレジット
  • 監督:映像作品の監督を担当
  • 製作:映画制作における製作を担当

映画が公開された2001年は、ゲームでは『ファイナルファンタジーX』が発売された年でもあります。また、元資料の略歴では、同年に坂口博信がスクウェアを退社したことも記載されています。映画『ファイナルファンタジー』は、スクウェア時代後期の活動を確認するうえでも重要な作品の一つです。

元資料の映画作品欄に掲載されているのは本作のみです。そのため、坂口博信の作品一覧では、ゲーム作品と混在させず、映画として独立した項目に整理しています。

坂口博信が作詞を担当した楽曲一覧

坂口博信はゲームのディレクターやプロデューサー、シナリオだけでなく、一部の作品では楽曲の作詞も担当しています。元資料には、『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ラストストーリー』『テラバトル』『FANTASIAN』の5作品から、合計16曲が掲載されています。

坂口博信が作詞を担当した楽曲を、ゲーム作品ごとに整理すると以下のとおりです。

ゲーム作品楽曲名
ブルードラゴン私の涙(みず)と空
ブルードラゴンBAD BUT BAT
ブルードラゴンEternity
ブルードラゴン封印解放
ブルードラゴンHappy Birthday
ロストオデッセイEclipse of Time
ロストオデッセイ帰ってくる、きっと…
ロストオデッセイWhat You Are
ロストオデッセイ亡魂咆哮
ラストストーリー翔べるもの
テラバトルHigh Sky
FANTASIAN死械の果てに
FANTASIAN神の世界
FANTASIAN新生よ
FANTASIAN意味なき流転
FANTASIANキーナ(運命)

ブルードラゴンとロストオデッセイの作詞楽曲

『ブルードラゴン』では、「私の涙(みず)と空」「BAD BUT BAT」「Eternity」「封印解放」「Happy Birthday」の5曲が掲載されています。坂口博信は同作で制作総指揮、プロデューサー、シナリオも担当しており、ゲーム制作だけでなく楽曲の作詞にも関わっています。

『ロストオデッセイ』では、「Eclipse of Time」「帰ってくる、きっと…」「What You Are」「亡魂咆哮」の4曲を担当しています。同作でも制作総指揮、プロデューサー、シナリオを務めており、物語と楽曲の両方に関わった作品として整理できます。

ラストストーリーとテラバトルの作詞楽曲

『ラストストーリー』では「翔べるもの」、『テラバトル』では「High Sky」の作詞を担当しています。資料に掲載されている楽曲数はそれぞれ1曲です。

坂口博信は『ラストストーリー』でディレクターとシナリオ、『テラバトル』でプロデューサーとシナリオを担当しています。いずれもゲームの中心的な制作に加え、作品内の楽曲にも関わっています。

FANTASIANの作詞楽曲

『FANTASIAN』では、「死械の果てに」「神の世界」「新生よ」「意味なき流転」「キーナ(運命)」の5曲が掲載されています。ゲーム本編ではクリエイティブプロデューサーとシナリオを担当しており、作詞を含めて複数の立場から作品に関わっています。

坂口博信の作品を確認するときは、ゲーム本編における担当だけでなく、楽曲の作詞にも注目することで、作品への関わり方をより詳しく把握できます。

坂口博信とは

坂口博信は、日本のゲームクリエイター、シナリオライター、映画監督です。『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親として知られ、スクウェア時代には数多くのRPGに関わりました。スクウェア退社後はゲーム制作会社ミストウォーカーを設立し、CEOとして『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ラストストーリー』『テラバトル』『FANTASIAN』などを手掛けています。

項目内容
名前坂口 博信
読み方さかぐち ひろのぶ
生年月日1962年11月25日
職業ゲームクリエイター、シナリオライター、映画監督
活動期間1983年~
出身校横浜国立大学工学部電子情報工学科中退
主な所属スクウェア、ミストウォーカー
現在の役職ミストウォーカーCEO
代表作ファイナルファンタジーシリーズ、クロノ・トリガー、パラサイト・イヴ、ブルードラゴン、ロストオデッセイ、ラストストーリー、テラバトル、FANTASIAN
愛称ヒゲ

ゲーム制作を始めたきっかけ

坂口博信は大学時代にApple IIで『ウィザードリィ』や『ウルティマ』に触れ、ゲームに強く引かれるようになりました。BASICを使ったアドベンチャーゲームなども制作していたとされています。

1983年、横浜国立大学在学中に、大学の同級生だった田中弘道とともに電友社へアルバイトとして入社しました。電友社のソフトウェア制作部門「スクウェア」のスタッフとなり、ゲーム制作に携わるようになります。

1984年には初作品となる『デス・トラップ』が発売されました。その後、『ウィル デス・トラップII』『クルーズチェイサー ブラスティー』『キングスナイト』などを経て、1987年に初代『ファイナルファンタジー』が発売されています。

ファイナルファンタジーシリーズの生みの親

坂口博信は、1987年発売の初代『ファイナルファンタジー』でディレクターを担当しました。その後も『ファイナルファンタジーV』までディレクターを務め、『ファイナルファンタジーVI』ではプロデューサー、『ファイナルファンタジーVII』ではプロデューサーとシナリオ原案を担当しています。

シリーズが進むにつれて、担当はディレクターからプロデューサー、エグゼクティブプロデューサーへと変化しました。『ファイナルファンタジー』シリーズ以外にも、『クロノ・トリガー』『ファイナルファンタジータクティクス』『ゼノギアス』『パラサイト・イヴ』など、スクウェアを代表する複数の作品に関わっています。

ゲーム制作に加えて、2001年公開の映画『ファイナルファンタジー』では原作、監督、製作を担当しました。同年にスクウェアを退社しています。

ミストウォーカー設立後もRPGを制作

2004年にはゲーム制作会社ミストウォーカーを設立し、CEOに就任しました。設立後は『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ASH -ARCHAIC SEALED HEAT-』『ラストストーリー』などで、制作総指揮、プロデューサー、ディレクター、シナリオを担当しています。

その後も『テラバトル』や『FANTASIAN』などを制作しています。スクウェア時代からミストウォーカー設立後まで、作品ごとに役割を変えながら、ゲームの企画、制作、物語に関わってきたクリエイターです。

坂口博信の人物面

坂口博信の愛称は「ヒゲ」です。趣味としてサーフィン、カメラ、レゴ、オーディオ、スニーカー、映画鑑賞などが挙げられています。また、好きなゲームジャンルはシミュレーションRPGで、敵の弱点を突いて倒す遊び方を好むとされています。

坂口博信の経歴を代表作とともに振り返る

坂口博信の経歴は、電友社のソフトウェア制作部門「スクウェア」でゲーム制作を始めた時期、スクウェアで『ファイナルファンタジー』シリーズを中心に活動した時期、ミストウォーカー設立後の3つに大きく分けられます。

主な役職や受賞歴、代表作を年代順に整理すると以下のとおりです。

主な経歴代表作・関連作品
1983年横浜国立大学在学中にアルバイトとして電友社へ入社。ソフトウェア制作部門「スクウェア」のスタッフとなる
1984年初作品が発売されるデス・トラップ
1986年電友社スクウェアが株式会社スクウェアとして独立。取締役企画・開発部長に就任クルーズチェイサー ブラスティー、キングスナイト
1987年初代『ファイナルファンタジー』でディレクターを担当ファイナルファンタジー
1988年シリーズ第2作でディレクターを担当ファイナルファンタジーII
1990年シリーズ第3作でディレクターを担当ファイナルファンタジーIII
1991年代表取締役副社長に就任ファイナルファンタジーIV
1992年シリーズ第5作でディレクターを担当ファイナルファンタジーV
1994年シリーズ第6作でプロデューサーを担当ファイナルファンタジーVI
1995年Square L.A., Inc.を設立し、取締役社長を兼任クロノ・トリガー、FRONT MISSION、ロマンシング サ・ガ3
1997年ホノルルスタジオを設置。現地でゲームや映画の制作を行うファイナルファンタジーVII、ファイナルファンタジータクティクス
1998年複数の新規タイトルでプロデュースや監修を担当パラサイト・イヴ、ゼノギアス、ブレイヴフェンサー 武蔵伝
1999年複数作品でエグゼクティブプロデューサーを担当ファイナルファンタジーVIII、クロノ・クロス、聖剣伝説 LEGEND OF MANA
2000年Interactive Achievement AwardsのHall of Fame Awardと、マルチメディアグランプリ2000のMMCA会長賞を受賞ファイナルファンタジーIX、ベイグラントストーリー
2001年映画『ファイナルファンタジー』が公開され、スクウェアを退社ファイナルファンタジーX、映画 ファイナルファンタジー
2002年『ファイナルファンタジーXI』のサービスが開始されるファイナルファンタジーXI、キングダム ハーツ、PlayOnline
2004年ゲーム制作会社ミストウォーカーを設立し、CEOに就任
2006年ミストウォーカー設立後の代表作『ブルードラゴン』が発売されるブルードラゴン、ファイナルファンタジーXII
2007年制作総指揮やシナリオなどを担当した作品が発売されるロストオデッセイ、ASH -ARCHAIC SEALED HEAT-
2011年ディレクターとシナリオを担当した作品が発売されるラストストーリー
2014年プロデューサーとシナリオを担当した作品のサービスが開始されるテラバトル
2015年Game Developers Choice AwardsのLifetime Achievement Awardを受賞
2017年CEDEC AWARDS 2017の特別賞を受賞テラバトル2
2019年テラバトル関連作品が展開されるテラウォーズ
2021年クリエイティブプロデューサーとシナリオを担当した作品が配信されるFANTASIAN
2024年『FANTASIAN』の関連作品が発売されるFANTASIAN Neo Dimension

電友社からスクウェアへ

坂口博信は1983年に電友社へアルバイトとして入り、ソフトウェア制作部門「スクウェア」でゲーム制作を始めました。1984年には初作品『デス・トラップ』が発売され、1986年にスクウェアが独立すると取締役企画・開発部長に就任しています。

1987年には初代『ファイナルファンタジー』が発売されました。初代から『ファイナルファンタジーV』まではディレクターを担当し、『ファイナルファンタジーVI』以降はプロデューサーやエグゼクティブプロデューサーを中心とした立場へ移っています。

スクウェア時代の活動拡大

1990年代には『ファイナルファンタジー』シリーズだけでなく、『クロノ・トリガー』『スーパーマリオRPG』『ファイナルファンタジータクティクス』『ゼノギアス』『パラサイト・イヴ』など、多数の作品に関わりました。

役職面では1991年に代表取締役副社長へ就任し、1995年にはSquare L.A., Inc.の取締役社長を兼任しています。1997年にはホノルルスタジオが設置され、ゲームに加えて映画制作にも取り組みました。2001年に映画『ファイナルファンタジー』が公開され、同年にスクウェアを退社しています。

ミストウォーカー設立後

2004年にミストウォーカーを設立してからは、『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ラストストーリー』『テラバトル』『FANTASIAN』などを制作しています。スクウェア時代に担当していたプロデュースだけでなく、制作総指揮、ディレクター、シナリオ、ゲームデザイン、作詞など、作品ごとに幅広い役割を担っています。

経歴を代表作と並べて見ると、初期のゲームデザインとディレクターから、スクウェア時代のプロデュース、ミストウォーカー設立後の制作総指揮やシナリオへと、担当範囲が変化してきたことが分かります。

坂口博信の主な受賞歴

坂口博信は、『ファイナルファンタジー』シリーズをはじめとするゲーム制作への功績により、国内外で複数の賞を受賞しています。元資料に掲載されている主な個人賞は以下の4件です。

受賞年賞名受賞内容
2000年3rd Annual Interactive Achievement AwardsHall of Fame Award(殿堂賞)
2000年マルチメディアグランプリ2000MMCA会長賞
2015年15th Annual Game Developers Choice AwardsLifetime Achievement Award(生涯功労賞)
2017年CEDEC AWARDS 2017特別賞

2000年に国内外で受賞

2000年には、Interactive Achievement Awardsの「Hall of Fame Award(殿堂賞)」を受賞しました。同年には、マルチメディアグランプリ2000の「MMCA会長賞」も受賞しています。

2000年は、坂口博信が「CONCEIVED & PRODUCED」として関わった『ファイナルファンタジーIX』が発売された年でもあります。それ以前には、初代『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーV』までディレクターを担当し、『ファイナルファンタジーVI』『ファイナルファンタジーVII』などではプロデューサーを務めていました。

2015年に生涯功労賞を受賞

2015年には、Game Developers Conferenceの「15th Annual Game Developers Choice Awards」において、「Lifetime Achievement Award(生涯功労賞)」を受賞しました。

この時点までに坂口博信は、スクウェアで『ファイナルファンタジー』シリーズや『クロノ・トリガー』『パラサイト・イヴ』などに関わり、ミストウォーカー設立後には『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ラストストーリー』『テラバトル』などを手掛けていました。

2017年にCEDEC AWARDS特別賞を受賞

2017年には、CEDEC AWARDS 2017の「特別賞」を受賞しています。元資料に掲載された受賞歴を見ると、2000年の殿堂賞から2017年の特別賞まで、長期にわたるゲーム制作活動が複数の賞につながっています。

受賞歴を作品とあわせて確認することで、坂口博信が『ファイナルファンタジー』シリーズだけでなく、スクウェア時代とミストウォーカー設立後の両方でゲーム制作を続けてきた流れを把握できます。

坂口博信の作品に関するよくある質問

坂口博信の代表作や『ファイナルファンタジー』シリーズでの担当、スクウェア退社後の活動について、よくある疑問をまとめました。

坂口博信の代表作は?

代表作は『ファイナルファンタジー』シリーズです。このほか、『クロノ・トリガー』『パラサイト・イヴ』『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ラストストーリー』『テラバトル』『FANTASIAN』などが挙げられます。

ただし、作品によってディレクター、プロデューサー、監修、制作総指揮、シナリオなど担当が異なります。坂口博信がすべての作品を単独で制作したという意味ではありません。

坂口博信が最初に関わったゲーム作品は?

元資料では、1984年発売の『デス・トラップ』が坂口博信の初作品として掲載されています。『デス・トラップ』は、電友社のソフトウェア制作部門「スクウェア」にとっても初作品とされています。

その後は『ウィル デス・トラップII』『クルーズチェイサー ブラスティー』『キングスナイト』などに関わり、1987年に初代『ファイナルファンタジー』が発売されました。

ファイナルファンタジーシリーズでは何を担当した?

初代『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーV』までは、ディレクターを担当しています。『ファイナルファンタジーVI』ではプロデューサー、『ファイナルファンタジーVII』ではプロデューサーとシナリオ原案を務めました。

『ファイナルファンタジーVIII』『ファイナルファンタジーX』『ファイナルファンタジーXI』ではエグゼクティブプロデューサー、『ファイナルファンタジーIX』では「CONCEIVED & PRODUCED」としてクレジットされています。

坂口博信はFFシリーズの何作目まで関わった?

元資料では、ナンバリング作品について初代『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーXII』までクレジットが掲載されています。ただし、作品ごとに関わり方は大きく異なります。

『ファイナルファンタジーXII』でのクレジットはスペシャルサンクスです。そのため、「FF12まで中心となって制作した」と捉えるのではなく、初代から『FFV』まではディレクター、その後は主にプロデュースを担当し、後期になるにつれて関わり方が変化したと考えるのが分かりやすいでしょう。

スクウェア退社後に制作した作品は?

坂口博信は2001年にスクウェアを退社し、2004年にゲーム制作会社ミストウォーカーを設立しました。ミストウォーカー設立後の主な作品には、以下のタイトルがあります。

  • ブルードラゴン
  • ロストオデッセイ
  • ASH -ARCHAIC SEALED HEAT-
  • ラストストーリー
  • テラバトル
  • FANTASIAN

これらの作品では、制作総指揮、プロデューサー、ディレクター、シナリオ、ゲームデザインなどを担当しています。

坂口博信はゲーム以外の作品にも関わっている?

2001年公開の映画『ファイナルファンタジー』で、原作、監督、製作を担当しています。また、『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ラストストーリー』『テラバトル』『FANTASIAN』では、一部楽曲の作詞も担当しました。

坂口博信の活動はゲーム制作だけに限らず、映画監督や作詞にも広がっています。作品一覧を見るときは、ゲームの担当だけでなく、映像や楽曲への関わりも確認すると全体像を把握しやすくなります。

坂口博信の作品別関連記事

坂口博信が関わった作品について、ゲームの基本情報やシリーズ構成、担当内容をさらに詳しく確認したい場合は、以下の作品別記事もあわせて活用できます。

  • ファイナルファンタジーシリーズ:初代から各ナンバリング作品までの発売順や対応機種、坂口博信の担当を確認できます。
  • クロノ・トリガー:作品の基本情報や登場人物、坂口博信がスーパーバイザーとして関わった内容を確認できます。
  • パラサイト・イヴ:シリーズ作品や登場人物、坂口博信が担当したプロデュースとコンセプトについて確認できます。
  • ブルードラゴン:ゲーム本編や関連作品、坂口博信が担当した制作総指揮、プロデュース、シナリオについて確認できます。
  • ロストオデッセイ:作品情報や登場人物、制作総指揮、プロデュース、シナリオでの関わりを確認できます。
  • ラストストーリー:作品の基本情報と、坂口博信が担当したディレクションやシナリオについて確認できます。
  • テラバトルシリーズ:『テラバトル』『テラバトル2』『テラウォーズ』の作品展開を確認できます。
  • FANTASIANシリーズ:『FANTASIAN』と『FANTASIAN Neo Dimension』の作品情報や坂口博信の担当を確認できます。

このページを坂口博信の作品一覧を確認するための親ページとし、各作品の詳しい解説や攻略情報は個別記事へ分けることで、目的の作品を探しやすくなります。関連記事への内部リンクは、対応する個別記事がある作品名に絞って設定すると、読者が次に知りたい情報へ移動しやすくなります。

坂口博信は、電友社とスクウェアでの初期作品から『ファイナルファンタジー』シリーズ、ミストウォーカー設立後の『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『ラストストーリー』『テラバトル』『FANTASIAN』まで、長期にわたってゲーム制作に関わってきました。作品によって担当は異なるため、各タイトルの役割もあわせて確認してみてください。

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