【がんばれゴエモン〜天狗党の逆襲〜】1999年発売 ゲームボーイカラー

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【がんばれゴエモン〜天狗党の逆襲〜】1999年発売 ゲームボーイカラー

『がんばれゴエモン〜天狗党の逆襲〜』は、1999年1月14日にコナミから発売されたゲームボーイ用のRPGです。本作は「がんばれゴエモン」シリーズのゲームボーイ版として3作目にあたります​。

機種ゲームボーイ
発売元コナミ
発売日1999年1月14日
ジャンルRPG

ゲーム概要

このゲームのストーリーは、現代の小学生ハジメがタイムスリップして過去に戻り、ゴエモンやエビス丸、サスケ、ヤエと共に天狗党の陰謀を阻止するというものです。

戦闘システム

戦闘システムは3対3のバトル形式で、前衛と後衛にキャラクターを配置する戦術が求められます。

  • 前衛と後衛: 前衛に配置されたキャラクターは攻撃力が上がる一方で、敵からの攻撃を受けやすくなります。逆に後衛のキャラクターは攻撃力が低下しますが、敵の攻撃を受けにくくなります。
  • 技と忍術: 各キャラクターは固有の技や忍術を持っており、これを戦闘で活用します。例えば、エビス丸は全員を回復するいやしの術を持ち、サスケは強力な自爆技「粉微塵の術」を使用できます。
  • レベルアップと装備: 戦闘を通じて経験値を獲得し、キャラクターのレベルが上がると新たな術や能力が解放されます。また、武器や防具を装備することでキャラクターの能力を強化できます​。

ゲームの進行

  • ストーリー進行: プレイヤーはハジメとして過去にタイムスリップし、ゴエモンたちと共に天狗党の陰謀を阻止するための冒険を進めていきます。各ステージは戦闘やパズル、探索要素を含んでいます​。
  • マップとアイテム: ゲーム内には様々なマップが存在し、探索することでアイテムや武器、防具を入手できます。これらのアイテムはキャラクターの強化に役立ちます。

主な登場キャラクターと特徴

  • ハジメ: 本作の主人公で、現代から過去にタイムスリップした小学生。バランスの取れた能力を持ち、回復や攻撃の術を使える。武器はヨーヨー​。
  • ゴエモン: 最後に仲間になるキャラクターで、攻撃力と体力が高く前線に立たせて活躍させるキャラ。忍術のスキルは低い​。
  • エビス丸: 最初に仲間になるキャラクターで、HPが高いが素早さが低い。全員を回復するいやしの術が使える。
  • サスケ: 攻撃力と素早さが高いが防御力が低い。自爆技「粉微塵の術」が使える​。
  • ヤエ: 攻撃力が低いが、忍術と素早さに優れ、回復や攻撃の術を使える。

各忍術一覧

『がんばれゴエモン〜天狗党の逆襲〜』の各キャラクターは、それぞれユニークな忍術を持っています。以下に主要キャラクターの忍術の詳細を説明します。

ハジメ

習得Lv術名消費NP対象効果
初期たつまきのじゅつ2敵1体風属性のダメージを与え、確率で眠り状態にする。
7だっしゅつのじゅつ2ダンジョンの入口に戻る。
10かいふくのじゅつ3味方1人HPを全て回復する。

ゴエモン

習得Lv術名消費NP対象効果
初期げんきのじゅつ2味方1人ステータス異常を治す。
5かえんのじゅつ2敵1体炎属性のダメージを与え、確率で火傷状態にする。
8すばやさのじゅつ3味方1人素早さを上げる。

エビス丸

習得Lv術名消費NP対象効果
初期じばしりのじゅつ4敵全体土属性のダメージを与え、確率で毒状態にする。
5いやしのじゅつ6味方全員HPを最大HPの50%回復する。
7まもりのじゅつ3味方1人防御力を上げる。

ヤエ

習得Lv術名消費NP対象効果
初期こおりのじゅつ2敵1体氷属性のダメージを与え、確率で凍え状態にする。
3かいふくのじゅつ3味方1人HPを全回復する。
10ふぶきのじゅつ4敵全体氷属性のダメージを与え、確率で凍え状態にする。

サスケ

習得Lv術名消費NP対象効果
初期このはのじゅつ4敵全体森属性のダメージを与え、確率でマヒ状態にする。
5ふっかつのじゅつ5味方1人気絶をHP全快の状態で回復する。
10こなみじんのじゅつ1敵全体自身のHPと同量のダメージを与え、自身は気絶状態になる。ただし、ボスには大ダメージを与える。

必殺技

1人技

各キャラクターは前衛にいる時に必殺技ゲージが溜まると以下の技を使うことができます。

キャラ名技名対象効果
ゴエモンキセルのきわみ敵1体ダメージを与える。
エビス丸てんいむほう敵1体ダメージを与える。
ヤエかいとうらんま敵1体ダメージを与える。
サスケもみじおろし敵1体ダメージを与える。
ハジメろっこうおろし敵1体ダメージを与える。

2人技

後列の2人の必殺技ゲージが溜まると使える技。

技名対象効果
かごめかごめ敵1体ダメージを与える。
うぶめのうたげ敵全体ダメージを与える。
ひぎさつきばれ味方全員HPを全回復し、気絶を回復する。

3人技

前衛と後列の3人の必殺技ゲージが溜まると使える技。

技名対象効果
Gハンマー敵全体ダメージを与える。

これらの技や忍術は、キャラクターの戦闘能力を最大限に引き出すための重要な要素であり、適切に使用することでゲームの進行を有利に進めることができます。

がんばれゴエモンシリーズのゲームボーイ版

以下は、ゲームボーイ版「がんばれゴエモン」シリーズのタイトル一覧です。

がんばれゴエモン〜さらわれたエビス丸〜(1991年)

駿河屋から画像引用

エビス丸がさらわれたことをきっかけに、ゴエモンが冒険に出るストーリー。アクションとパズルが融合したゲームプレイが特徴です。
このゲームは、シンプルな操作と分かりやすいステージ構成で、子供から大人まで幅広いプレイヤー層に楽しめる作品となっています。また、敵キャラクターのバリエーションも豊富で、戦略を練りながら進める要素が魅力です。

がんばれゴエモン〜黒船党の謎〜(1997年)

駿河屋から画像引用

ゴエモンとその仲間たちが黒船党と呼ばれる海賊集団と対決するストーリー。多彩なステージとアイテム収集要素が魅力です。ゲームプレイは、アクションRPGの要素を取り入れ、アイテムの収集やキャラクターの強化を行いながら進めていく形になっています。また、複数のエンディングが用意されており、プレイヤーの選択によって結末が変わるマルチエンディングシステムも特徴的です。

がんばれゴエモン〜天狗党の逆襲〜(1999年)

駿河屋から画像引用

主人公ハジメがタイムスリップし、ゴエモンたちと共に天狗党の陰謀を阻止するための冒険を繰り広げます。
3対3の戦闘システムが特徴で、前衛と後衛の配置が戦略の鍵となります。戦闘システムはターン制を採用しており、各キャラクターごとの特技や忍術を駆使して戦うことが求められます。また、ゲーム内には多くのサブクエストが用意されており、メインストーリー以外にも楽しめる要素が満載です。特に、各キャラクターの個別エピソードや隠しアイテムの収集など、やり込み要素も充実しています。

これらのゲームボーイ版「がんばれゴエモン」シリーズは、それぞれ異なる魅力とゲームプレイを提供しており、シリーズファンにとっては見逃せない作品となっています。

評価とまとめ

『がんばれゴエモン〜天狗党の逆襲〜』は、ゲームボーイカラー対応ソフトとして1999年に発売され、「がんばれゴエモン」シリーズの一環として制作されましたが、その評価は賛否両論となっています。

評価点

グラフィックとアニメーション:

  • 戦闘中の立ち絵は一部のキャラクターで評価が高く、特にエビス丸の描写が良好です。必殺技「Gハンマー」のアニメーションも迫力があり、視覚的に楽しめる要素が含まれています​。
  • エンディングの一枚絵や和風のイラストも評価され、BGMも全体的に良好で、和風のリズムがプレイヤーを盛り上げます​。

キャラクターの個性:

  • 防御力の高いエビス丸や回復が得意なヤエなど、各キャラクターの個性がしっかりと活かされています。後列から攻撃する際にはキャラによって異なる飛び道具を使用するなど、細部まで工夫が凝らされています​ 。

ゴエモンらしいギャグやパロディ:

  • エビス丸の武器名や雑魚敵のデザイン、関西ネタなど、ゴエモンシリーズらしいユーモアが随所に散りばめられており、シリーズファンには嬉しい要素です​。

    問題点

    低ボリューム:

    • 本作最大の問題点はそのボリュームの薄さです。探索やプレイ時間が短く、4〜5時間でクリアできる内容となっており、ポケットモンスターやドラゴンクエストモンスターズなど、同時期の他のゲームボーイタイトルと比べても明らかにボリューム不足は否めません。

    戦闘のテンポの悪さ:

    • 戦闘のレスポンスが悪く、カーソルの移動や決定ボタンの反応が遅いため、テンポが非常に悪いです。この点はRPGとして致命的であり、多くのプレイヤーから不満の声が上がっています​。

    ストーリーの弱さとキャラクターの扱い:

    • ストーリーは異常に短く、天狗党という敵組織も幹部が二人(天狗党のリーダーであるクラマンダーとその妹クラマリア)だけという小規模な設定で、深みがありません。また、キャラクターの見せ場が少なく、特にサスケの存在感が薄いです​。

    この組織の小ささは、プレイヤーにとって物足りなさを感じさせる一因となっています。敵組織の規模が小さいため、対戦相手が限られ、ストーリーの深みやダンジョンの数も少なくなっています。実際に、本作のダンジョンはわずか3つしかなく、RPGとしては非常にボリューム不足です​。

    戦闘のワンパターン化:

    • 術攻撃が優遇されすぎており、物理攻撃が不遇です。特定の術を連発するだけで戦闘が終わるため、戦闘が単調で作業的になりがちです​。

      まとめ

      『がんばれゴエモン〜天狗党の逆襲〜』は、ゲームボーイカラー対応の「がんばれゴエモン」シリーズの一作として期待されましたが、低ボリュームや戦闘のテンポの悪さ、ストーリーの薄さなど、複数の問題点が指摘されています。
      グラフィックやBGM、ゴエモンらしいユーモアといった評価点もあるものの、全体的にはシリーズの中で評価が低い作品となっています。シリーズファンや一般のユーザーにとっても、満足のいく内容ではなかったという意見が多く見られます​。

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