【がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝】徹底解説|ストーリー・登場人物・評価・移植版まとめ

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【がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝】徹底解説|ストーリー・登場人物・評価・移植版まとめ

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』は、コナミから1992年1月3日に発売されたファミリーコンピュータ用RPGです。前作『がんばれゴエモン外伝 ~きえた黄金キセル~』の基本システムを受け継ぎながら、シナリオや登場人物を一新。ゴエモンとエビス丸が「世界ドロボウ大会」に参加し、天下の財宝へつながる8つの鍵を探して、世界各地から地底、海底、月、宇宙まで冒険します。

戦闘は最大4人によるコマンド選択方式で、前列と後列の配置、4人で発動できる合体技、装備可能な人物を確認できる「めきき」などを採用しています。敵味方が行動するたびにアニメーションする戦闘演出や、ファミコン後期作品らしいグラフィック、豊富なミニゲームと隠れた特殊効果を持つ装備も本作の魅力です。

一方で、広いダンジョンと高めのエンカウント率、耐久力の高い敵、物語に応じて交代する4人目の仲間など、攻略時に注意したい要素もあります。本記事では、『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』のストーリーや戦闘システム、登場人物、8つの鍵、評価点、問題点、移植版、漫画版との違いまで分かりやすく紹介します。

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』とは

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』は、コナミから1992年1月3日に発売されたファミリーコンピュータ用のロールプレイングゲームです。1990年に発売された『がんばれゴエモン外伝 ~きえた黄金キセル~』の続編にあたり、前作のコマンド選択型バトルや町を巡って物語を進める基本システムを引き継いでいます。

一方で、物語や新たに登場するキャラクターの多くは一新されており、前作を遊んでいなくても本作から楽しめる内容です。ゴエモンとエビス丸を中心に、コリュウタや物語ごとに交代するゲストキャラクターが仲間となり、最大4人のパーティーで世界各地を冒険します。

物語の始まりは、大江戸タウンで開催される「世界ドロボウ大会」です。優勝賞金1億両に目がくらんだゴエモンと、賞金で団子を腹いっぱい食べたいエビス丸が大会へ参加し、やがて「天下の財宝」と8つの鍵をめぐる大きな陰謀へ巻き込まれていきます。

ゲームの基本情報

項目内容
タイトルがんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~
ジャンルロールプレイングゲーム
対応機種ファミリーコンピュータ
メディア4Mbit ROMカートリッジ
発売・開発元コナミ
発売日1992年1月3日
定価6,980円
プレイ人数1人
レーティングCERO:B(Wii Uバーチャルコンソール版)
Wii U配信日2015年5月20日
Wii U配信価格514円(税込)
評価良作

前作からシナリオと登場人物を一新

本作は『きえた黄金キセル』の続編ですが、前作の物語がそのまま続く形式ではありません。ゴエモンとエビス丸、おみっちゃんなど一部のキャラクターは引き続き登場するものの、冒険の目的や新たな仲間、敵キャラクターは本作独自の内容となっています。

新たな固定メンバーとして登場するのが、不思議な力を持つ少年コリュウタです。さらに、『悪魔城ドラキュラ』シリーズを思わせるシモン=ベルモントや、『ツインビー』シリーズで知られるシナモン博士など、コナミ作品に関連するゲストキャラクターも登場します。

仲間同士の会話や敵の名前、イベントにはギャグやパロディが数多く盛り込まれており、前作よりもコメディ色が強くなりました。和風の時代劇を基本としながら、現代的な施設、ロボット、潜水艦、UFOなどが自然に登場する独特の世界観も大きな特徴です。

世界各地から月や宇宙まで冒険するRPG

『がんばれゴエモン外伝2』では、はぐれ町や大江戸タウンだけでなく、砂漠のピラミッド、南国の村、海底大陸、雪に覆われた南極、地底世界など、さまざまな場所を巡ります。物語が進むと雲の上や月面、宇宙空間にまで冒険の舞台が広がり、ファミコンRPGとしては非常に規模の大きな旅を楽しめます。

移動手段も徒歩だけではありません。ラクダや船、スーパーリニアかご、潜水艦、飛行カラクリ、UFOなどを利用し、それまで行けなかった地域へ向かいます。和風の町から海底や宇宙へと次々に舞台が変化するため、長い物語の中でも新鮮な気持ちで冒険を続けられます。

後のゴエモンシリーズにつながる重要作品

本作では、前作にあった「現代的な要素を取り入れた奇想天外な時代劇」という特徴が、さらに強く打ち出されています。江戸風の世界にデパートやロボット、宇宙人が登場する作風は、後の『がんばれゴエモン』シリーズでも定番となりました。

ファミコン後期作品としてグラフィックや音楽、ボリュームも充実しており、戦闘では敵だけでなく味方キャラクターも行動するたびにアニメーションします。ダンジョンの広さや敵の強さなど気になる部分はあるものの、シリーズの方向性を形作った作品として重要な位置にあるRPGです。

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』のストーリー

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』の物語は、はぐれ町で平和な日々を過ごしていたゴエモンのもとへ、エビス丸が一枚の案内を持ってくるところから始まります。その案内に書かれていたのは、大江戸タウンで開催される「世界ドロボウ大会」の知らせでした。

自らを正義の義賊と考えているゴエモンは、当初は普通の泥棒と一緒に扱われることを嫌がり、大会への参加を断ろうとします。しかし、優勝賞金が1億両だと知ると態度を一変。賞金で団子を腹いっぱい食べたいエビス丸とともに、大江戸タウンへ向かうことになります。

世界ドロボウ大会の予選に挑戦

大江戸タウンへ到着したゴエモンとエビス丸は、各地から集まった泥棒や怪盗たちとともに、世界ドロボウ大会の予選へ参加します。大会には変装を得意とする百面相や、フロンスから来た怪盗ルポン、仮面をつけた謎の忍者・紅トカゲなど、個性の強い参加者が揃っています。

ゴエモンたちはさまざまな課題を乗り越えて予選を通過し、本選へ進出します。本選で参加者に与えられた目的は、世界のどこかに隠されている「8つの鍵」を探し出すことでした。この鍵は、伝説の「天下の財宝」が眠る場所へ入るために必要とされています。

単純な賞金争いに見えたドロボウ大会ですが、8つの鍵を探す旅が始まると、各地で謎のカラクリロボットや怪事件に遭遇します。ゴエモンたちは大会の裏側に、財宝を狙う何者かの大きな陰謀が隠されていることを知っていきます。

8つの鍵を求めて世界各地を巡る

8つの鍵は、ひとつの地域にまとめて隠されているわけではありません。大地、闇、野性、海、塩、氷、炎、雷といった異なる力が宿っており、世界各地の洞窟や神殿、城などに保管されています。

ゴエモンたちは大江戸タウンを出発し、砂漠にそびえるピラミッド、南国の悪魔の森、海底に沈むウー大陸、雪と氷に覆われた南極大陸などを訪れます。さらに物語が進むと、地底世界のピロロンワールドや雲の上、月面、宇宙空間へと冒険の範囲が広がっていきます。

世界を移動する際には、船やラクダ、スーパーリニアかご、潜水艦、飛行カラクリ、UFOなどを利用します。江戸風の世界から海底や宇宙へと舞台が変化していく展開は、本作ならではの大きな見どころです。

  • 世界の各地に隠された8つの鍵を探す
  • 鍵を守るボスや鍵を奪った敵と戦う
  • 新しい仲間と出会いながら旅を続ける
  • 各地で起きているカラクリロボットの事件を調べる
  • ドロボウ大会の裏に隠された陰謀へ近づいていく

旅の途中で加わる新たな仲間

物語の途中では、ゴエモンとエビス丸に加えて、不思議な力を持つ少年コリュウタが仲間になります。コリュウタは、巨大なムカデの毒に冒された母親を救うため、薬草の「つばめ草」を探していました。ゴエモンたちが薬草探しを手伝ったことをきっかけに行動をともにし、その後も旅の最後まで固定メンバーとして活躍します。

4人目の仲間は、ストーリーの進行に応じて入れ替わります。吸血鬼を追って日本へやって来たシモン=ベルモント、記憶を失った少女、宇宙パトロールのペモペモ、正体を隠して大会へ参加している紅トカゲなどが、一時的にゴエモンたちへ協力します。

それぞれのゲストキャラクターは、使用する武器や必殺技、得意な役割が異なります。仲間が交代すると戦い方も変わるため、物語の展開だけでなく、戦闘面でも変化を感じられる仕組みです。

8つの鍵に隠された危険

ゴエモンたちが探している8つの鍵は、満月島にある望み山洞窟の扉を開くためのものです。洞窟の奥には、どのような願いでもかなえるとされる「願い玉」が隠されており、これが天下の財宝の正体となっています。

しかし、8つの鍵は財宝を手に入れるためだけの道具ではありません。願い玉の力が悪用されることを恐れた者によって、鍵には特殊な仕掛けが施されています。鍵の封印を解除すると地震が発生し、すべての鍵を集め続ければ、マグマ層が活性化して地球そのものが崩壊する危険がありました。

ゴエモンたちは当初、その事実を知らないまま鍵を集めています。世界ドロボウ大会の本当の目的や、各地で発生しているカラクリロボットの事件、財宝を狙う人物の正体が明らかになるにつれ、冒険の目的は賞金獲得から地球を救う戦いへと変化していきます。

ドロボウ大会に隠された陰謀

世界ドロボウ大会は、腕自慢の泥棒たちを集めて財宝を競わせる単純な大会ではありませんでした。大会の開催自体が、誰かに8つの鍵を集めさせるために仕組まれたものであり、参加者たちは知らないうちに陰謀へ利用されていたのです。

怪盗ルポンは「真っ暗けの鍵」を使い、世界を暗闇で包もうとします。海底ではカメ親分が「白鯨の鍵」の力で地震を起こし、地底世界や月面でも鍵の力を利用した事件が発生します。各地の敵を倒して鍵を取り戻すたびに、ゴエモンたちは事件同士がつながっていることへ気づいていきます。

やがて紅トカゲの正体である秘密特捜忍者ハヅキから、大会そのものが偽りであったことを知らされます。謎のカラクリロボット集団を操り、ドロボウ大会を利用して8つの鍵を集めさせていた真の黒幕を追い、ゴエモンたちは最後の戦いへ向かいます。

賞金目当てで始まった冒険が、世界の崩壊を防ぐ戦いへ発展していくのが本作の物語です。王道の財宝探しを軸にしながら、和風、SF、怪奇、コメディを組み合わせた展開が続き、『がんばれゴエモン』シリーズらしい奇想天外なストーリーを楽しめます。

戦闘システムと前作から改善されたポイント

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』の戦闘は、前作と同じくコマンドを選んで行動するオーソドックスなターン制バトルです。通常攻撃、術、道具、防御などを使い分けながら敵を倒していく分かりやすい仕組みで、昔ながらのRPGに慣れている人なら迷わず操作できます。

基本システムは前作を受け継いでいますが、戦闘画面の構成やキャラクターの動き、パーティーの配置などが変更されました。特に、敵だけでなく味方側も攻撃や術の使用時に動くようになり、ファミコン作品としては見た目の変化が多い戦闘を楽しめます。

最大4人で戦うコマンド選択型バトル

パーティーは最大4人で編成されます。ゴエモン、エビス丸、コリュウタの3人が基本的な固定メンバーとなり、残る1枠には物語の展開に合わせてゲストキャラクターが加わります。

戦闘では、それぞれのキャラクターに対して行動を指定します。攻撃を中心に戦うゴエモン、攻撃と補助を使い分けられるエビス丸、成長すると攻撃・回復・補助をバランスよく扱えるコリュウタなど、キャラクターごとの能力に合わせて役割を決めることが重要です。

4人目のゲストは、加入する人物によって使える技や得意分野が変わります。味方全員の攻撃力を上げる「がんばって!」を使える記憶喪失の少女や、少ない消費で高い威力を出せる「ペモシューム」を持つペモペモなど、強力な能力を持つ仲間もいます。

  • ゴエモンは物理攻撃を中心に活躍する
  • エビス丸は攻撃と補助の両方を担当できる
  • コリュウタは成長すると回復や補助も使える
  • 4人目のゲストによって戦い方が変化する

戦闘画面が見やすく変更された

前作では、戦闘中の味方が顔グラフィックで表示されていました。本作ではその形式が変更され、画面下部にドット絵で描かれた小さなキャラクターが横一列に並びます。

味方の表示方法が変わったことで、戦闘画面を横に広く使えるようになり、前作よりも窮屈さを感じにくくなりました。敵と味方の位置関係も把握しやすく、誰が行動しているのかを視覚的に確認できます。

戦闘中に表示されなくなった顔グラフィックは、ステータス画面で確認できます。また、次のレベルへ上がるために必要な経験値もステータス画面から確認できるため、前作のように電話ボックスを利用する必要はありません。

敵だけでなく味方もアニメーションする

本作の戦闘演出で特に目立つのが、味方キャラクターのアニメーションです。通常攻撃、術、必殺技、道具の使用など、選んだ行動に合わせてちびキャラクターが動きます。

敵側にも多彩な動きが用意されており、戦闘ごとにさまざまなアニメーションを見られます。ファミコン後期のRPGとしては演出が豊富で、単調になりやすいコマンド式バトルに視覚的な楽しさを加えています。

戦闘のテンポも前作より改善されているため、敵の出現数が多い場面でも比較的スムーズに進みます。ただし、後半になると敵の耐久力が高くなり、1回の戦闘が長引きやすくなる点には注意が必要です。

前列と後列で攻撃力と防御力が変化

キャラクターは前列と後列のどちらかに配置できます。配置によって近接武器の攻撃力と、敵から受けるダメージが変化するため、キャラクターの能力や装備に合わせた調整が必要です。

配置攻撃面の特徴防御面の特徴
前列近接武器の威力が上がる敵から受けるダメージが増える
後列近接武器の威力が下がる敵から受けるダメージを抑えられる

キセルや剣などの近接武器を使用するキャラクターは、前列に置くことで高い攻撃力を発揮できます。一方で、敵から狙われたときの被害も大きくなるため、体力が減っている場合は後列へ下げる方法も有効です。

飛び道具を使用する攻撃や術は、前列と後列の影響を受けません。後列からでも威力が下がらないため、術を中心に使うキャラクターや耐久力の低い仲間は、安全な後列へ配置すると戦いやすくなります。

4人揃うと使える合体技

パーティーに4人の仲間が揃っていると、敵全体へ大きなダメージを与える合体技を使用できます。複数の敵が出現したときや、通常攻撃では倒すのに時間がかかる場面で役立つ強力な攻撃です。

ただし、合体技には大きなデメリットがあります。使用すると味方の体力を消耗するうえ、その戦闘では経験値を獲得できなくなります。雑魚敵をまとめて倒せる便利な技ですが、レベル上げを目的としている場面では使用を控えたほうがよいでしょう。

  • 4人パーティーが揃っていると使用できる
  • 敵全体へ大きなダメージを与えられる
  • 使用時に味方の体力を消耗する
  • 使用した戦闘では経験値を獲得できない

危険な場面を突破するための切り札として使うのが基本です。レベル上げ中は通常攻撃や術で戦い、敵に囲まれたときや体力に余裕がある場面で合体技を使うと、デメリットを抑えられます。

「めきき」で装備できる人物を確認

よろず村にいるマメタンを10両で雇うと、「めきき」コマンドを使用できるようになります。マメタンは戦闘には参加しませんが、武器や防具を購入するときに、どのキャラクターが装備できるのかを教えてくれます。

本作にはキャラクターごとに装備できる武器や防具が設定されています。装備できない商品を誤って購入するとお金を無駄にしてしまうため、序盤からマメタンを仲間にしておくと安心です。

一方で、「めきき」を使用しても、装備品を戦闘中に道具として使った際の効果までは確認できません。本作には道具として使用すると術が発動する装備があるため、アイテムの隠れた効果は実際に試して確認する必要があります。

道具として使用すると術が発動する装備

一部の武器や防具は、戦闘中に道具として使用することで、術と同じような攻撃を発動できます。通常の術とは異なり、装備品を使うだけなので、技の消費を抑えながら敵へダメージを与えられる場合があります。

装備品特徴
スパークキセル道具として使うと術系の攻撃が発動する
じごくぶえ戦闘中に使用すると特殊な攻撃効果を発揮する
がんせきヨロイ防具として装備できるほか、道具としても利用できる
トラのコテ使用すると強力な「ひかりシュリケン」が発動する

これらの装備は、術ポイントを温存したい長いダンジョンやボス戦で役立ちます。ただし、ゲーム内では特殊効果が詳しく説明されないため、存在を知らないまま最後まで進めてしまう可能性もあります。

敵の耐久力が高くなる後半では、通常攻撃と術だけでなく、装備品の特殊効果も活用すると攻略しやすくなります。入手した武器や防具は装備性能だけで判断せず、戦闘中に道具として使えるか試してみることも大切です。

全滅するとセーブ地点から再開

戦闘中にパーティー全員が死亡するとゲームオーバーになります。その後は、最後にセーブした場所から再開するか、ゲームを終了するかを選びます。

広いダンジョンでは、奥へ進むほど敵が強くなり、全体攻撃を受けて一気に追い込まれることもあります。長時間の探索をやり直さないためにも、町へ到着したときや重要なダンジョンへ入る前には、こまめにセーブしておくことが重要です。

本作の戦闘は操作自体は分かりやすいものの、前後列の配置、ゲストキャラクターの能力、道具として使える装備など、知っていると有利になる要素が多数用意されています。単純にレベルを上げるだけでなく、それぞれの仕組みを活用することが攻略のポイントです。

世界各地を巡る冒険と多彩な乗り物

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』では、大江戸タウンを出発点として、砂漠、南国、海底、南極、地底世界、月面、宇宙空間など、さまざまな地域を冒険します。前作よりも旅の規模が大きくなっており、和風の町からSF色の強い場所まで、次々に異なる舞台が登場するのが特徴です。

物語の目的は、天下の財宝が眠る場所を開くために必要な8つの鍵を集めることです。それぞれの鍵は世界各地に隠されているため、ゴエモンたちは徒歩だけでなく、ラクダや船、潜水艦、UFOなども利用しながら移動します。

物語が進むごとに利用できる乗り物や移動範囲が増え、それまで行けなかった地域へ向かえるようになります。新しい乗り物を手に入れることが、次の冒険へ進むきっかけになる場面も少なくありません。

大江戸タウンから始まる世界旅行

ゴエモンとエビス丸は、世界ドロボウ大会へ参加するために大江戸タウンを訪れます。大江戸タウンは大会の中心となる町で、複数の店や施設が集まっており、物語序盤の拠点として利用することになります。

予選を通過して8つの鍵探しが始まると、冒険の範囲は大江戸タウンの周辺だけにとどまりません。砂漠を越え、海を渡り、海底へ潜り、さらには地球を離れて月や宇宙にまで向かいます。

  • 大江戸タウンで世界ドロボウ大会に参加する
  • 砂漠を越えてピラミッドを探索する
  • 南国の村や悪魔の森を訪れる
  • 潜水艦で海底のウー大陸へ向かう
  • 雪と氷に覆われた南極大陸を探索する
  • 地底世界や月面、宇宙空間へ進出する

江戸風の町から宇宙へ向かう展開は、一般的な和風RPGとは大きく異なります。物語の舞台が進行に合わせて大きく変化するため、長編RPGでありながら同じ景色が続きにくく、次にどのような場所へ向かうのかという期待を持って進められます。

砂漠にそびえるピラミッド

物語の序盤から中盤にかけては、砂漠を越えてピラミッドへ向かうことになります。砂漠では徒歩だけで進むのが難しいため、専用の移動手段であるラクダを利用します。

和風の町を出発した直後に砂漠やピラミッドが登場することで、本作の世界が日本だけに限定されていないことが分かります。時代劇風の世界観に海外風の地域が自然に混ざっている点は、『がんばれゴエモン』シリーズらしい特徴です。

南国の村と悪魔の森

南国にはポーサン村や悪魔の森があり、砂漠とは異なる明るい景色や植物が広がっています。ポーサン村ではパイナップルを購入でき、食べるとパーティー全員の体力と技が最大まで回復します。

悪魔の森には、8つの鍵のひとつである「雄叫びの鍵」が隠されています。森へ進むためには、ジャングルジムとの戦いやワニのエサに関するイベントをこなす必要があり、単に目的地へ向かうだけでは進めません。

町で情報を集め、必要な道具を入手し、道をふさいでいる問題を解決してから次の地域へ進む流れは、昔ながらのRPGらしい構成です。

潜水艦で海底のウー大陸へ向かう

冒険の途中では、潜水艦「トドロキ丸」に乗って海底へ向かいます。トドロキ丸を所有しているのは、深海港で暮らすジングウさんです。最初はゴエモンたちへ潜水艦を貸そうとしませんが、娘を助けたことを知り、その礼として使用を許可してくれます。

潜水艦を手に入れると、これまで移動できなかった海底のウー大陸へ進めるようになります。ウー大陸には海底神殿があり、「白鯨の鍵」を持つカメ親分が待ち受けています。

乗り物の入手と物語上のイベントが結びついているため、移動範囲が広がるたびに冒険の進展を実感できます。

雪と氷に覆われた南極大陸

南極大陸は、雪と氷に覆われた寒冷地です。ほかの地域とは景色や雰囲気が大きく異なり、氷の宮殿や雪の洞窟などが登場します。

南極調査船は無料で利用できますが、乗船するには許可書が必要です。必要な道具を持たずに訪れても先へ進めないため、町の人との会話やイベントを確認しておく必要があります。

本来、南極大陸の雪の洞窟には「寒いなの鍵」が封印されていました。しかし、地震の影響によって鍵は地底世界へ落下し、ナスピロシキの手に渡っています。鍵を追う過程で、地上だけでなく地底世界へも冒険が広がっていきます。

地底世界ピロロンワールド

物語の途中では、地底大陸に存在するピロロンワールドを訪れます。地上とは異なる国や町があり、クイモンシティやシュガー宮殿など、食べ物をモチーフにした場所も登場します。

クイモンシティでは、王家に保管されている「ソルトの鍵」を託されます。この鍵は8つの鍵のひとつであると同時に、スイート魔人が住むシュガー宮殿の扉を開くためにも必要です。

和菓子と洋菓子をモチーフにしたワガシン&ヨーガシンなど、地底世界でも本作らしいコミカルな敵が登場します。深刻な事件を扱いながらも、場所や敵の名前に笑いを取り入れている点が特徴です。

雲の上から月面へ広がる冒険

8つの鍵を集める旅は、地上や地底だけでは終わりません。物語の終盤では雲の上へ向かい、さらに月のウサギたちが暮らすラビラビ村を訪れます。

ラビラビ村の近くには、ピョン長老が暮らしています。ピョン長老は、8つの鍵と天下の財宝の正体を知る人物です。鍵に仕掛けられた危険性や、地球が崩壊する可能性についてゴエモンたちへ説明します。

月面には最後の鍵となる「王者の鍵」があり、カラクリドームを占拠したカラクリキングが持っています。江戸の町から始まった物語が月面の巨大ロボットとの戦いへ発展する展開は、本作の奇想天外な作風を象徴しています。

UFOでカラクリスターへ向かう

宇宙パトロールのペモペモを助けると、ペモペモが所有するUFOを利用できるようになります。UFOは、敵の本拠地となるカラクリスターへ向かうために必要な乗り物です。

ペモペモのUFOへ乗ると、移動だけでなく、パーティー全員の体力と技が最大まで回復します。終盤の強敵と戦う前に態勢を整えられる便利な移動手段です。

カラクリスターでは、カラクリ星人やメカ姫ちゃんなどを操っていた勢力の正体へ近づいていきます。世界ドロボウ大会から始まった冒険が、地球外の存在や巨大ロボットを巻き込む戦いへ変化していきます。

冒険で利用する主な乗り物

乗り物主な用途利用料金・条件
ラクダ砂漠の特定地域を移動する片道5両
海を渡って別の地域へ移動する片道10両
スーパーリニアかご徒歩では行けない地域へ高速で移動する片道10両
南極調査船南極大陸へ移動する無料だが許可書が必要
トドロキ丸海底のウー大陸へ向かうジングウさんに認められると利用可能
とぶんびー空を飛んで特定の場所へ向かうシナモン博士から借りる
UFOカラクリスターへ移動するペモペモ救出後に利用可能

移動範囲は物語の進行で変化する

本作のフィールドは、物語の進行に合わせて複数の地域に分かれています。新しい乗り物を手に入れることで行ける場所は増えますが、すべての地域を最初から自由に移動できるわけではありません。

物語の区切りによって以前の地域へ戻りにくくなる場合もあり、自由に世界を歩き回るRPGと比べると一本道に感じることがあります。特に、特定の町で販売されているアイテムや、ゲストキャラクターの装備を回収したい場合は、イベントを進める前に準備しておくことが重要です。

  • 新しい乗り物の入手によって移動範囲が広がる
  • 物語を進めると以前の地域へ戻りにくい場合がある
  • 町で購入できる道具は早めに確保しておく
  • 仲間が離脱する前に装備を確認しておく

自由度には制限がありますが、物語に沿って次々と新しい土地を訪れる構成により、冒険のテンポは保たれています。砂漠、海底、地底、月、宇宙という変化の大きな舞台を巡れることは、『がんばれゴエモン外伝2』を代表する魅力のひとつです。

町や村で利用できる店と特殊施設

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』では、冒険の途中で立ち寄る町や村に、武具屋や万屋、宿屋などの施設が用意されています。装備の購入や体力の回復だけでなく、アイテムの保管、アルバイト、ミニゲーム、ベルクーポンの景品交換など、本編とは異なる楽しみ方ができる特殊な施設も登場します。

すべての町に同じ店が揃っているわけではありません。武具屋がない村や宿屋を利用できない地域もあるため、新しい町へ到着したら、どの施設があるのかを確認しておくことが重要です。長いダンジョンへ進む前には、回復アイテムや装備を整え、必要に応じて宿屋や復活屋も利用しましょう。

武具屋で武器と防具を購入する

武具屋では、キャラクターが装備する武器や防具を購入できます。本作の防具は、服や鎧だけでなく、籠手、笠、仮面、兜、帽子など複数の部位に分かれています。新しい地域へ進むと、以前の町よりも性能の高い装備が販売されるため、敵から受けるダメージが大きくなってきたら装備を見直しましょう。

キャラクターによって装備できる武器や防具は異なります。ゴエモンが使うキセル、エビス丸が使う笛、コリュウタが使う剣など、武器の種類が決まっているため、購入前の確認が必要です。

よろず村でマメタンを雇って「めきき」を使えるようにすると、武具屋の商品を装備できるキャラクターが分かります。装備できない武具を誤って買う失敗を防げるため、マメタンは早めに仲間にしておくと便利です。

不要になった武器や防具は武具屋で売却できます。ただし、一部の装備品は戦闘中に道具として使うと術の効果が発動します。性能が低くなった装備でも特殊な使い道が残っている場合があるため、すぐに売らず、一度効果を確認しておくとよいでしょう。

万屋で回復や移動用のアイテムを購入

万屋では、冒険を助けるさまざまな道具を購入できます。体力を回復するアイテム、毒を治すアイテム、移動を補助する道具などを扱っており、ダンジョンへ向かう前の準備に欠かせない施設です。

本作はダンジョンが広く、敵との遭遇回数も多いため、回復手段が不足すると途中で引き返さなければならない場合があります。術だけに回復を頼ると技が不足しやすいため、回復アイテムも複数用意しておくと安心です。

後半では、技を回復できるアイテムの入手と管理も重要になります。物語を進めると購入しにくくなる商品もあるため、終盤で役立つ回復アイテムは、購入できる時点で多めに確保しておくのがおすすめです。

宿屋で体力と技を全回復

宿屋に泊まると、パーティー全員の体力と技が最大まで回復します。ダンジョンの攻略後やボス戦の前には宿屋を利用し、万全の状態に整えておきましょう。

本作では敵が使用する全体攻撃の威力が高く、通常の戦闘でも体力を大きく削られることがあります。町へ戻ったときに体力が残っていても、次の目的地へ向かう前に宿泊しておくと安全です。

ただし、すべての地域に宿屋があるわけではありません。名もなき港やサップイ村など、宿屋を利用できない場所もあります。近くに宿屋がない場合は、茶店やパイナップル売りなど、別の回復手段を活用します。

復活屋で戦闘不能や状態異常を治療

復活屋は、ドクロのマークが目印となる施設です。死亡した仲間の復活に加えて、毒や酔いなどの状態異常も治療してもらえます。

仲間が死亡した状態では戦力が大幅に低下します。特に4人目のゲストキャラクターは、強力な補助技や特殊攻撃を持っていることが多いため、戦闘不能になったまま進むのは危険です。

町へ戻ったら復活屋を利用し、全員が行動できる状態に戻してから次の冒険へ進みましょう。復活屋がない地域もあるため、長い移動へ出発する前には体力や状態異常を確認しておく必要があります。

こまるデパートは複数の施設が集まる便利な建物

大江戸タウンと深海港には、「こまるデパート」があります。ひとつの建物に武具屋、万屋、宿屋、復活屋が集まっており、買い物から回復までまとめて行える便利な施設です。

利用できる施設主な役割
2階武具屋武器や防具の購入と売却
3階万屋回復や移動用アイテムの購入
4階宿屋体力と技を全回復
5階復活屋死亡、毒、酔いなどを治療

必要な店を探して町の中を移動する手間が少なく、装備の更新、アイテムの補充、回復を続けて行えます。新しい地域へ向かう前や、ボス戦で敗れた後の準備場所として役立ちます。

預け屋で不要なアイテムを保管

預け屋では、アイテムを1個につき5両で預かってもらえます。持ち歩く必要のない道具を保管し、所持品を整理したいときに利用します。

預け屋は、よろず村、深海港、サップイ村、ドンブリ村などにあります。武器や防具、すぐには使用しないアイテムを預けておくことで、冒険中に入手した新しい道具を持ちやすくなります。

ただし、すべてのアイテムを預けられるわけではありません。「8つの鍵」「盗みの針金」「神秘のプレート」「モグラマップ」「びーホイッスル」「金のハンマー」など、物語の進行に必要な重要アイテムは基本的に預けられません。

一部のイベントアイテムには例外もありますが、重要な道具を誤って預けて進行できなくなる心配は少ない仕組みです。

賭博屋でベルクーポンを増やす

賭博屋では、買い物で入手した「ベルクーポン」を賭けてミニゲームに挑戦できます。基本的には1回につきベルクーポンを10枚使用し、成功すると所持数が増え、失敗すると賭けた分を失います。

遊べるミニゲームは施設ごとに異なります。反射神経や運、迷路の攻略など、通常のRPGとは違う遊びを楽しめる点が特徴です。

ミニゲーム利用できる場所特徴
ドンデンタイコロンぶるぶる村ベルクーポンを賭けて挑戦する
赤忍者はどーれだ!いらはい港赤い忍者を見分ける
うひょひょでジャンケン深海港ジャンケンで勝負する
ベリーエキサイティングな迷路ポーサン村南西の名もなき港1回だけ挑戦でき、参加料は不要

ベルクーポンは景品交換にも使用するため、ミニゲームへ使いすぎると欲しい商品と交換できなくなる場合があります。確実に景品を入手したい場合は、必要枚数を残してから遊びましょう。

ベルクーポン交換所で景品を入手

深海港には、ベルクーポン交換所があります。武具屋や万屋で買い物をすると、100両ごとにベルクーポンを1枚受け取ることができ、集めた枚数に応じてさまざまな景品と交換できます。

通常の店では購入できない商品が用意されているため、買い物を重ねながらベルクーポンを集めることも、本作のやり込み要素のひとつです。

ベルクーポンは賭博屋でも使用するため、景品交換を優先するか、ミニゲームで増やすことを狙うかを考えて使う必要があります。

占い神秘屋で8つの鍵の情報を確認

あるとこ村には、「占い神秘屋」があります。ここでは料金を支払う必要がなく、8つの鍵やパーティーメンバーに関する内容を占ってもらえます。

次にどこへ向かえばよいか分からなくなったときや、鍵探しの手掛かりを確認したいときに役立つ施設です。物語を進めるための直接的な答えではなくても、目的地を考えるヒントを得られます。

アルバイト屋で310両を稼ぐ

三日月村には、アルバイトでお金を稼げる施設があります。アルバイトをするとパーティーの体力が半分まで減少しますが、報酬として310両を受け取れます。

仕事の内容はキャラクターごとに異なり、ゴエモンは窓掃除、エビス丸はお座敷芸、コリュウタはビラ配り、4人目の仲間は皿洗いを担当します。

  • ゴエモン:窓掃除
  • エビス丸:お座敷芸
  • コリュウタ:ビラ配り
  • 4人目の仲間:皿洗い

体力を消耗するため、アルバイト後に戦闘へ向かう場合は回復が必要です。近くで回復できる状況を整えてから利用すると、危険を抑えながら所持金を増やせます。

パイナップルを食べると体力と技が全回復

南国のポーサン村と、その南西にある壁で囲まれた名もなき港の外側には、パイナップルを販売している人物がいます。

15両を支払ってパイナップルを食べると、パーティー全員の体力と技が最大まで回復します。宿屋と同じような回復効果を得られるため、南国を探索するときに便利です。

長いダンジョンを攻略した後や、悪魔の森へ向かう前には、パイナップルを利用して態勢を整えておくとよいでしょう。

フィールド上の茶店でも全回復できる

フィールド上には、全部で4か所の茶店があります。通常は10両を支払い、団子や饅頭などを食べるとパーティー全員の体力と技が最大まで回復します。

茶店では回復だけでなく、客から冒険に役立つ情報を聞くこともできます。次の目的地や周辺で起きている事件について手掛かりを得られる場合があるため、見つけたら立ち寄っておきましょう。

結界山の先にある茶店では、前作にも登場したコバンネコが働いています。コバンネコは店の女将に内緒で、ゴエモンたちへ無料で団子を振る舞ってくれます。

店と施設を活用する攻略ポイント

本作は敵が強く、ダンジョンも長いため、店や施設の利用が攻略に直結します。装備を更新せずに先へ進むと、通常の敵から受けるダメージが増え、回復アイテムや技を早い段階で消耗してしまいます。

  • 新しい町へ到着したら武具屋の商品を確認する
  • マメタンの「めきき」で装備可能な人物を調べる
  • ダンジョンへ入る前に回復アイテムを補充する
  • 重要な技回復アイテムは早めに確保する
  • 使わないアイテムは預け屋で整理する
  • ベルクーポンは景品交換分を残しておく
  • 宿屋がない地域では茶店やパイナップルを利用する

町や村は、物語を進めるために立ち寄るだけの場所ではありません。装備の更新、回復、情報収集、アイテム整理、お金稼ぎ、ミニゲームなど、冒険を支える多くの役割を持っています。それぞれの施設を活用することで、難易度の高いダンジョンやボス戦にも備えやすくなります。

天下の財宝へつながる「8つの鍵」

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』の物語では、世界各地に隠された「8つの鍵」を集めることが大きな目的となります。世界ドロボウ大会の予選を通過したゴエモンとエビス丸は、本選の課題として、天下の財宝が眠る場所を開くために必要な鍵を探すことになります。

8つの鍵は、単なる扉を開く道具ではありません。それぞれに大地、闇、野性、海、塩、氷、炎、雷といった異なる力が宿っており、手にした人物は鍵の力を利用できます。そのため、鍵を守る人物だけでなく、世界を支配しようとする悪者たちも鍵を狙っています。

一部の鍵は洞窟の宝箱に封印されていますが、すでに何者かに奪われていたり、王家や神社で保管されていたりするものもあります。ゴエモンたちは各地の事件を解決し、鍵を守るボスを倒しながら、すべての鍵を集めていきます。

8つの鍵の本当の役割

8つの鍵は、満月島にある望み山洞窟の扉を開くために必要です。洞窟の奥には、どのような願いでもかなえると伝えられている「願い玉」が隠されており、この願い玉こそが世界ドロボウ大会で語られていた「天下の財宝」の正体です。

すべての鍵を集めれば願い玉へ近づけますが、鍵には危険な仕掛けも施されています。願い玉の力が悪用されることを恐れた者が、簡単には財宝へたどり着けないように安全装置を用意していたためです。

鍵の封印を解除するたびに地震が起こり、すべての封印を解けばマグマ層が活性化して、地球が崩壊する可能性があります。ゴエモンたちはその事実を知らないまま鍵を集め始めますが、冒険の終盤で、財宝探しそのものが世界の危機につながっていることを知ります。

  • 8つの鍵は望み山洞窟の扉を開くために必要
  • 洞窟の奥には願いをかなえる「願い玉」がある
  • 鍵にはそれぞれ異なる特殊な力が宿っている
  • 封印を解除するたびに地震が発生する
  • すべての鍵を解放すると地球が崩壊する危険がある

8つの鍵一覧

鍵の名称宿る力主な場所入手方法
大地の鍵大地どんどこ洞窟宝箱の封印を解除して入手
真っ暗けの鍵さんたん村の神社ドラキュランから奪還
雄叫びの鍵野性悪魔の森宝箱の封印を解除して入手
白鯨の鍵ウー大陸カメ親分から奪還
ソルトの鍵クイモンシティ国王から託される
寒いなの鍵地底大陸ナスピロシキから奪還
熱いぞの鍵マグマの沼の洞窟宝箱の封印を解除して入手
王者の鍵月面のカラクリドームカラクリキングから奪還

大地の鍵

「大地の鍵」は、どんどこ洞窟の奥に封印されています。名前の通り大地の力が宿っており、ゴエモンたちは洞窟を探索し、宝箱に施された封印を解除して入手します。

どんどこ洞窟では、通常の通路だけでは見つけられない場所があります。モグートンネルの主であるモグランから「モグラマップ」を借りることで、秘密の抜け道を確認できるようになります。

モグランは太りすぎて動けなくなっており、ゴエモンたちへ「ヤセルンの実」を取ってくるよう頼みます。依頼を解決してマップを借りることが、大地の鍵へ近づくための重要な手順です。

真っ暗けの鍵

「真っ暗けの鍵」は、さんたん村の神社で保管されていました。しかし、世界ドロボウ大会の参加者である怪盗ルポンに奪われてしまいます。

怪盗ルポンの正体は、シモン=ベルモントが追っている吸血鬼ドラキュランです。ドラキュランは鍵に宿る闇の力を利用し、世界全体を暗闇で覆おうとしていました。

ゴエモンたちは一時的に仲間となったシモンとともにドラキュランを追い、南蛮船で戦います。ドラキュランを倒すことで、奪われていた真っ暗けの鍵を取り戻せます。

雄叫びの鍵

「雄叫びの鍵」は、南国にある悪魔の森へ封印されています。鍵には野性の力が宿っており、森の奥にある宝箱の封印を解除することで入手できます。

悪魔の森へ入る前には、見張り小屋にいるジャングルジムと戦うことになります。ジャングルジムは、危険な森へ進もうとするゴエモンたちの実力を確かめるため、勝負を挑んできます。

戦いに勝つと「ワニのエサ」を受け取ることができ、森の奥へ進めるようになります。必要な道具を集めて道を開く、昔ながらのRPGらしいイベントです。

白鯨の鍵

「白鯨の鍵」は、海底にあるウー大陸で保管されていました。しかし、海の暴れん坊として知られるカメ親分に奪われています。

白鯨の鍵には海の力が宿っており、カメ親分はその力を使って地震を起こしていました。戦闘では地震系の技「ぐらツー」を使い、パーティー全体へ大きな被害を与えてきます。

ゴエモンたちは潜水艦トドロキ丸でウー大陸へ向かい、海底神殿の最深部でカメ親分と戦います。勝利すると白鯨の鍵を奪還できます。

ソルトの鍵

「ソルトの鍵」は、地底大陸にあるクイモンシティの王家で保管されています。ほかの鍵のように敵から奪い返すのではなく、国王からゴエモンたちへ託される鍵です。

ソルトの鍵には塩の力が宿っており、スイート魔人たちが住むシュガー宮殿の扉を開く役割もあります。クイモンシティの住民は、ワガシンとヨーガシンによって虫歯にされており、ゴエモンたちは魔人の討伐を依頼されます。

8つの鍵のひとつでありながら、物語を進めるための扉の鍵としても使用するため、ほかの鍵とは少し異なる役割を持っています。

寒いなの鍵

「寒いなの鍵」は、もともと南極大陸の雪の洞窟に封印されていました。しかし、鍵の封印を解いた際に起きた地震の影響で地底大陸へ落下し、魔獣ナスピロシキの手に渡ります。

鍵には氷の力が宿っており、ナスピロシキは強力な冷気を操るようになります。戦闘では全体攻撃の「大吹雪」を使用するため、回復手段を準備しておく必要があります。

ナスピロシキはパヤ王国の王女も連れ去っており、ゴエモンたちは魔獣城へ乗り込むことになります。ナスピロシキを倒すことで、寒いなの鍵を取り戻せます。

熱いぞの鍵

「熱いぞの鍵」は、マグマの沼の洞窟に封印されています。鍵には炎の力が宿っており、洞窟の奥にある宝箱から入手します。

マグマが広がる洞窟は、ほかの地域とは異なる危険な地形となっています。道中で出現する敵も強く、長い探索になりやすいため、回復アイテムや技を十分に準備してから向かう必要があります。

敵に奪われた鍵ではありませんが、宝箱に特殊な封印が施されているため、「神秘のプレート」を利用して封印を解除します。

王者の鍵

「王者の鍵」は、8つの鍵の中で最後に入手することになる鍵です。月面のカラクリドームに封印されていましたが、巨大ロボットのカラクリキングによって奪われています。

王者の鍵には雷の力が宿っており、カラクリキングはその力を利用して強力な電撃攻撃を放ちます。戦闘では全体攻撃の「大雷鳴」を使用するため、パーティー全体の体力を高く保つことが重要です。

カラクリキングは、カラクリ星人やメカ姫ちゃんなどのロボットへ指示を出していた存在でもあります。ゴエモンたちはカラクリドームでカラクリキングを倒し、最後の王者の鍵を取り戻します。

鍵の封印を解く神秘のプレート

洞窟などに隠されている鍵の宝箱には、通常の方法では開けられない特殊な封印が施されています。この封印を解除するために必要となるのが「神秘のプレート」です。

大地の鍵、雄叫びの鍵、熱いぞの鍵など、宝箱へ封印されている鍵を手に入れるには、神秘のプレートを用意しなければなりません。一方で、人物や王家が保管している鍵、すでに敵が奪っている鍵は、ボス戦やイベントを通じて入手します。

鍵によって入手方法が異なるため、同じ目的を繰り返すだけではなく、各地の事件や人物と関わりながら集めていく構成になっています。

8つの鍵を集める際の注意点

鍵探しでは、洞窟の探索だけでなく、ボス戦や町のイベントをこなす必要があります。物語の進行によって行ける場所が変化するため、次の目的地が分からなくなったときは、町の住民や茶店の客から情報を集めましょう。

  • 宝箱の封印には神秘のプレートが必要
  • 鍵を持つボスは全体攻撃を使うことが多い
  • ダンジョンへ入る前に回復アイテムを準備する
  • 町や茶店で次の目的地に関する情報を集める
  • 物語を進める前に装備と所持品を確認する

8つの鍵を集める旅は、本作のストーリーと攻略の中心です。それぞれの鍵に異なる力と入手イベントが用意されており、砂漠、海底、地底、南極、月面と舞台を変えながら冒険が進みます。すべての鍵を集めた先で、世界ドロボウ大会の真相と天下の財宝をめぐる最後の戦いが始まります。

登場キャラクターとパーティーメンバー

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』では、ゴエモン、エビス丸、コリュウタの3人を中心に物語が進みます。残りの1枠には、ストーリーの展開に合わせてゲストキャラクターが加入する仕組みです。

固定メンバーは冒険の最後まで行動をともにしますが、4人目の仲間は加入と離脱を繰り返します。キャラクターごとに武器、能力、必殺技が異なるため、仲間が交代するとパーティーの戦い方も変化します。

特に、味方全体の攻撃力を高められるナナちゃんや、少ない消費で高威力の攻撃を使えるペモペモは、戦闘で頼りになる存在です。強力なゲストが離脱した直後は戦力が下がりやすいため、装備や回復手段を見直す必要があります。

プレイヤーキャラクター一覧

キャラクター使用武器主な特徴加入形態
ゴエモンキセル物理攻撃を得意とする攻撃型固定メンバー
エビス丸攻撃と補助を使えるバランス型固定メンバー
コリュウタ素早さが高く、攻撃・回復・補助を覚える物語途中から固定
シモン=ベルモント聖水を使えるヴァンパイア・ハンター一時加入
ナナちゃん/ユリ姫脇差・薙刀など味方全体を強化する技を使用一時加入
ペモペモレーザーブレード低燃費で強力な攻撃技を持つ一時加入
紅トカゲ/ハヅキ加入と離脱を繰り返し、終盤に固定化ゲスト・終盤固定

ゴエモン

ゴエモンは、本作の主人公であり、自らを「正義の義賊」と名乗っています。平和な日々に退屈していたところへエビス丸が現れ、世界ドロボウ大会への参加を持ちかけられます。

当初は、義賊と普通の泥棒を一緒にされたことを不満に思い、大会への参加を断ろうとします。しかし、優勝賞金が1億両だと聞くと態度を変え、エビス丸とともに大江戸タウンへ向かいます。

戦闘ではキセルを武器として使用します。攻撃力を生かして前列で戦う物理攻撃型のキャラクターで、前作とは異なり、本作ではレベルアップによって技も覚えます。

覚える技は攻撃系が中心ですが、一部の補助技も使用できます。体力と攻撃力を生かして敵へダメージを与える、パーティーの主力となる存在です。

エビス丸

エビス丸は、ゴエモンの相棒であり、自称「正義の忍者」です。世界ドロボウ大会の開催案内を持ってゴエモンのもとを訪れ、優勝賞金で団子を腹いっぱい食べるために参加しようと誘います。

戦闘では笛を武器として使用します。物理攻撃をこなしながら補助技も使えるバランス型で、状況に応じて攻撃役と支援役を切り替えられるのが特徴です。

ゴエモンほど攻撃に特化しているわけではありませんが、幅広い場面に対応できます。強敵との戦いでは、味方を補助しながら攻撃へ参加することで、パーティー全体を支えます。

コリュウタ

コリュウタは、不思議な力を持つ少年です。巨大な大百足の毒に冒された母親を救うため、治療に必要な薬草「つばめ草」を探していました。

事情を知ったゴエモンたちは、コリュウタの薬草探しを手伝います。母親の病気を治した後も仲間として残り、物語の最後までゴエモンたちと冒険を続けます。

コリュウタの正体は、龍の姿へ変身できる龍神です。「覇龍変化」や「聖龍変化」といった必殺技を使うと、本来の力を発揮した龍の姿を確認できます。

武器は剣で、素早さを生かした戦いを得意とします。加入直後はレベルが低く、戦力として頼りなく感じることもありますが、成長すると攻撃、回復、補助の技をバランスよく覚えます。

  • 母親を救うためにつばめ草を探している
  • 物語の途中から固定メンバーになる
  • 正体は龍へ変身できる龍神
  • 成長すると攻撃・回復・補助を担当できる

コリュウタは本作だけでなく、後の『がんばれゴエモン』シリーズにもゲストとして登場します。龍へ変身する力を使い、ゴエモンたちを助けるキャラクターとして活躍しています。

シモン=ベルモント

シモン=ベルモントは、『悪魔城ドラキュラ』シリーズを意識した友情出演キャラクターです。世界を暗闇で覆おうとする吸血鬼ドラキュランを追い、日本へやって来たヴァンパイア・ハンターとして登場します。

洋館で捕らえられていましたが、ゴエモンたちに助けられた後、ドラキュランを倒すまで一時的にパーティーへ加わります。

武器は鞭で、必殺技として聖なる力を持つ水を使った「聖水」を使用します。本編では真面目な人物として描かれていますが、帯ひろ志氏による漫画版では性格が大きく変更されています。

漫画版のシモンは、臆病で見栄っ張りなギャグキャラクターとして登場します。ゲーム版と漫画版では印象が大きく異なるため、両方を知っている読者にとっては違いを楽しめる人物です。

ナナちゃん/ユリ姫

ナナちゃんは、おとぎ村へ続く地下道で出会う記憶喪失の少女です。自分の名前も思い出せないため、パーティーへ加入する際にプレイヤーが仮の名前を付けられます。

名前を入力しなかった場合は、デフォルト名の「ナナちゃん」になります。しかし、物語を進めると、正体がふらわ城のユリ姫であることが判明します。

武器には脇差や薙刀などを使用します。必殺技の「がんばって!」は味方全員の攻撃力を上げる効果を持ち、ボス戦でも役立つ強力な補助技です。

ナナちゃんがパーティーから離れると、全体強化の手段を失うため、戦力が下がったように感じることがあります。加入中は補助技を生かし、強敵との戦いを有利に進めましょう。

ペモペモ

ペモペモは、宇宙パトロールに所属するペモペモ星人です。遮光器土偶のような外見をしていますが、戦闘能力は高く、終盤の冒険で頼りになるキャラクターです。

パヨパヨ星人のカラクリスターが地球へ接近していることを調査するため、UFOに乗って地球圏を訪れていました。カラクリドームで捕らえられていたところをゴエモンたちに救出され、調査が終わるまで一時的に仲間になります。

武器はレーザーブレードで、必殺技として光線攻撃の「ペモシューム」を使います。ペモシュームは消費が少ない一方で威力が高く、耐久力の高い敵やボスとの戦いで活躍します。

ペモペモのUFOは、カラクリスターへ向かうための移動手段にもなります。UFOへ乗ると、パーティー全員の体力と技が最大まで回復する便利な効果もあります。

紅トカゲ/ハヅキ

紅トカゲは、赤い衣と仮面で素顔を隠している謎の忍者です。世界ドロボウ大会の本選へ進んだ参加者のひとりで、ゴエモンたちのライバルのように振る舞いながら、各地で手助けをします。

その正体は、地球の平和を守る秘密特捜忍者のくノ一・ハヅキです。もともとは女性が次々に姿を消す事件を捜査しており、調査の中で8つの鍵と謎のカラクリスターが事件に関係していることを突き止めました。

ドロボウ大会が8つの鍵を集めさせるために仕組まれたものだと考え、紅トカゲとして大会へ潜入しています。百面相によるこなみの誘拐を阻止した後、大会の真相をゴエモンたちへ伝えます。

ほかのゲストキャラクターとは異なり、物語の途中で何度も加入と離脱を繰り返します。終盤には4人目の最終固定メンバーとなり、ゴエモンたちとともに最後の戦いへ向かいます。

武器は刀で、必殺技として光の手裏剣を放つ「光手裏剣」を使用します。攻撃役として活躍できますが、最終加入時の状態には注意が必要です。

ハヅキの装備とレベルに関する注意点

ハヅキは終盤に最終メンバーとして加入しますが、その際のレベルと装備が以前の加入時から引き継がれない点が問題となっています。

最後に離脱した時点で装備していたアイテムも戻らないため、貴重な武器や防具を持たせたままにすると失う可能性があります。特に、4人目の仲間向け最強武器である「まさむね」は、ハヅキが離脱するイベントの直前に入手するため注意が必要です。

  • 最後の離脱前にハヅキの装備を外しておく
  • 「まさむね」を装備させたまま離脱させない
  • 再加入時はレベルと装備を確認する
  • 最終決戦前に防具や回復手段を整える

再加入直後は、ほかのメンバーと比べて戦力が不足しやすくなっています。最終決戦が近い時期であるため、装備を整え、必要に応じてレベル上げを行ってから先へ進みましょう。

マメタン

マメタンは、よろず村で暮らしているタヌキです。「めききダヌキ」とも呼ばれており、10両を支払うと仲間になります。

戦闘には参加しませんが、仲間になると「めきき」コマンドを使用できます。武具屋で商品を確認した際に、どのキャラクターが装備できるのかを教えてくれる便利な存在です。

雇用料が安く、装備の買い間違いを防げるため、序盤で仲間にしておくと最後まで役立ちます。ただし、装備品を道具として使ったときの特殊効果までは確認できません。

ゲストキャラクターの装備は共有できる

ゴエモン、エビス丸、コリュウタ以外の4人目の仲間は、ストーリーに応じて交代します。ゲストキャラクターたちは、武器や防具を共有する形で装備できるという特徴があります。

新しいゲストが加わったときは、前の仲間が使っていた装備を引き継がせることで、すぐに戦力を整えられます。ただし、仲間が突然離脱する場合もあるため、高価な装備や貴重品を持たせる際には注意が必要です。

4人目の仲間は、物語を盛り上げるだけでなく、戦闘バランスにも大きな影響を与えます。加入しているキャラクターの得意技を確認し、攻撃、回復、補助の役割を調整することが攻略のポイントです。

物語に関わる主要キャラクター

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』には、パーティーへ加入する仲間以外にも、物語の進行や8つの鍵をめぐる事件に深く関わるキャラクターが多数登場します。世界ドロボウ大会の参加者、各地でゴエモンたちを助ける人物、乗り物を貸してくれる協力者など、それぞれが冒険を進めるうえで重要な役割を担っています。

一見すると小さな依頼や町の事件に関わるだけの人物でも、話を進めることで新しい道具や移動手段を入手できる場合があります。町へ到着したら住民と会話し、困っている人物や特徴的なキャラクターを探すことが攻略の基本です。

主要なノンプレイヤーキャラクター一覧

キャラクター登場場所・立場主な役割
怪盗ルポン/ドラキュラン世界ドロボウ大会の参加者真っ暗けの鍵を奪い、世界を暗闇にしようとする
百面相世界ドロボウ大会の参加者変装を得意とし、8つの鍵を狙う
コバンネコ結界山の先にある茶店ゴエモンたちへ無料で団子を振る舞う
おみっちゃんはぐれ町旅を終えたゴエモンとエビス丸を迎える
シナモン博士ドンブリ村飛行カラクリ「とぶんびー」を貸す
こなみシナモン博士の娘百面相に誘拐され、事件のきっかけとなる
モグランモグートンネルモグラマップを貸してくれる
アカオニおとぎ村付近村で起きた牛の失踪事件に関わる
ジングウさん深海港潜水艦「トドロキ丸」を貸す
ピョン長老月面のラビラビ村付近8つの鍵と願い玉の危険を教える

怪盗ルポン/ドラキュラン

怪盗ルポンは、世界ドロボウ大会へ参加している怪盗です。フロンスからやって来た人物として登場し、橋を壊すなど、ゴエモンたちの行く手を何度も妨害します。

その正体は、シモン=ベルモントが追っていた吸血鬼ドラキュランです。人間の怪盗になりすまして大会へ参加した目的は、8つの鍵のひとつである「真っ暗けの鍵」を手に入れることでした。

真っ暗けの鍵には強力な闇の力が宿っており、ドラキュランはその力を使って世界全体を暗闇に包もうとします。さんたん村の神社から鍵を奪った後、ゴエモンたちはシモンと協力してドラキュランを追うことになります。

南蛮船での戦いに勝利すると、奪われた鍵を取り戻せます。怪盗ルポンという名前は、怪盗アルセーヌ・ルパンを思わせるパロディとなっており、本作らしいネーミングのキャラクターです。

百面相

百面相は、世界ドロボウ大会の参加者のひとりです。小太りな姿をしていますが、名前の通り変装を得意としており、体格や性別が異なる人物にまで姿を変えられます。

目的を達成するためなら手段を選ばず、シナモン博士の娘であるこなみを誘拐し、ゴエモンたちが集めた8つの鍵を渡すよう要求します。しかし、紅トカゲとして行動していたハヅキの妨害によって計画は失敗します。

百面相は単なる大会参加者ではなく、物語の核心に関わる重要人物です。世界各地で起きているカラクリロボットの事件や、世界ドロボウ大会の開催にも深く関係しています。

8つの鍵を自分で探すのではなく、大会参加者に集めさせたうえで奪い取ろうとする狡猾な人物です。名前や変装を得意とする設定は、怪人二十面相を意識したパロディになっています。

終盤の展開に関わるため、正体や目的を詳しく紹介する場合は、ネタバレを含む項目として注意書きを入れると読みやすくなります。

コバンネコ

コバンネコは、前作『がんばれゴエモン外伝 ~きえた黄金キセル~』にも登場したキャラクターです。前作では仲間として活躍しましたが、本作ではパーティーには加わりません。

結界山を越えた先にある茶店で働いており、店の団子を気に入っています。ゴエモンたちが訪れると、女将に内緒で団子を無料で食べさせてくれます。

通常の茶店では10両を支払う必要がありますが、コバンネコのいる場所では無料で体力と技を回復できます。前作を遊んだ人にとっては、懐かしいキャラクターとの再会を楽しめる場面です。

おみっちゃん

おみっちゃんは、ゴエモンとエビス丸が暮らすはぐれ町のアイドルです。前作から引き続いて登場しますが、本作では冒険の中心に関わる人物ではありません。

ゴエモンとエビス丸が世界ドロボウ大会へ向かっている間は、はぐれ町で帰りを待っています。物語を終えて長い旅から戻った二人を、エンディングで優しく迎えてくれます。

出番は少ないものの、冒険の始まりと終わりをはぐれ町につなげるキャラクターとして登場します。

シナモン博士

シナモン博士は、『ツインビー』シリーズから友情出演している科学者です。ドンブリ村で娘のこなみと暮らしており、ゴエモンたちへ飛行カラクリ「とぶんびー」を貸してくれます。

シナモン博士という名前は愛称で、本名は「しなやまもんざえもん」です。近代的な機械や宇宙人が登場する本作の世界観に合った人物であり、物語を進めるための移動手段を提供する重要な協力者です。

娘のこなみが百面相に誘拐されたことで、8つの鍵をめぐる事件にも巻き込まれます。ゴエモンたちはこなみを助けるため、百面相が待つ場所へ向かうことになります。

こなみ

こなみは、シナモン博士の娘です。父親とともにドンブリ村で暮らしていますが、ゴエモンたちが集めた8つの鍵を狙う百面相によって誘拐されます。

百面相は、こなみを人質として利用し、8つの鍵を渡すようゴエモンたちへ要求します。ハヅキの活躍によって救出されますが、この事件をきっかけとして、世界ドロボウ大会の裏にある陰謀が明らかになっていきます。

モグラン

モグランは、モグートンネルに住んでいるモグラの主です。横柄な態度を取りますが、物語を進めるために必要な「モグラマップ」を持っています。

太りすぎてトンネル内で動けなくなっており、ゴエモンたちへバーベルの塔にある「ヤセルンの実」を取ってくるよう頼みます。

ヤセルンの実を渡すと、どんどこ洞窟に隠された抜け道を発見できるモグラマップを貸してくれます。大地の鍵を探すためには欠かせない人物です。

  • モグートンネルの主として登場する
  • 太りすぎて動けなくなっている
  • ヤセルンの実を取ってくるよう依頼する
  • お礼にモグラマップを貸してくれる

アカオニ

アカオニは、おとぎ村付近の一本杉で暮らしている心優しい鬼です。村の牛が次々に姿を消したことで、村人たちから犯人だと疑われています。

実際には牛を連れ去っていたのは謎のUFOであり、アカオニは牛を守るために勇敢に立ち向かっていました。その姿を見たことで村人たちの誤解が解け、最終的には村長の家で暮らすことになります。

アカオニは、つらい思い出しかない一本杉を切り倒してほしいとゴエモンたちへ頼みます。依頼を進めるためには「一撃のオノ」が必要です。

見た目だけで悪者と決めつけられていた人物が、実は村を助けていたという内容であり、本作の中では心温まるエピソードのひとつです。

ジングウさん

ジングウさんは、深海港で暮らしている頑固な男性です。潜水艦「トドロキ丸」を所有していますが、最初はゴエモンたちへ貸そうとしません。

非常に頑固な一方で、娘には甘く、自分が受けた恩を忘れない人物でもあります。ゴエモンたちが娘をゴロつきから助けたことを知ると、その礼としてトドロキ丸を貸してくれます。

トドロキ丸を使えるようになると、海底のウー大陸へ移動できます。8つの鍵のひとつである白鯨の鍵を探すために欠かせない協力者です。

ピョン長老

ピョン長老は、月のウサギたちが暮らすラビラビ村の北側にある一軒家で生活している老人です。8つの鍵と、天下の財宝である願い玉について詳しい知識を持っています。

ゴエモンたちが8つの鍵を集めていることを知ると、鍵の封印を解除し続けることで地球が滅びる可能性があると教えます。それまで財宝探しを進めていた一行は、ここで初めて自分たちの行動が世界の危機につながっていることを知ります。

ピョン長老は、地球の崩壊を一時的に止めるためのストップカラクリ「ピンチくん」を提供します。終盤の物語を大きく動かす人物であり、願い玉へ向かう前に重要な情報を伝える案内役です。

主要キャラクターから得られる道具と乗り物

キャラクター入手できるもの用途
モグランモグラマップどんどこ洞窟の秘密の抜け道を確認する
シナモン博士とぶんびー空を飛んで特定の地域へ移動する
ジングウさんトドロキ丸海底のウー大陸へ向かう
ピョン長老ピンチくん地球の崩壊を一時的に止める
ジャングルジムワニのエサ悪魔の森を進むために使用する

本作では、町の人物が抱えている問題を解決することで、次の地域へ進む道具や乗り物を入手します。単に鍵のある場所へ向かうのではなく、住民の依頼や事件を順番に解決しながら冒険の範囲を広げていく構成です。

目的地が分からなくなった場合は、直前に訪れた町の人物ともう一度話したり、入手した道具の説明を確認したりすると、次に行うべきことを見つけやすくなります。

ボスキャラクター一覧と特徴

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』には、妖怪、吸血鬼、魔獣、カラクリロボットなど、多彩なボスキャラクターが登場します。物語の序盤では各地で起きている事件を解決するために戦い、後半になると8つの鍵や世界ドロボウ大会の陰謀に関係する敵との戦いが増えていきます。

前作と比べるとボスの耐久力や攻撃力が高く、十分なレベルや装備がない状態では苦戦しやすくなっています。特に「大火炎」「大吹雪」「大雷鳴」「ぐらツー」など、味方全体へ大きなダメージを与える技には注意が必要です。

ボス戦の前には宿屋や茶店で体力と技を回復し、回復アイテムを多めに用意しておきましょう。ナナちゃんの「がんばって!」や、ペモペモの「ペモシューム」、道具として使うと術が発動する装備などを活用すると戦いやすくなります。

主なボスキャラクター一覧

ボス出現場所主な特徴
霊媒妖怪ぶるぶる村の寺子屋雷鳴を使う妖怪
狼ウルフン洋館ドラキュランに仕える狼男
ドラキュラン南蛮船真っ暗けの鍵を使う吸血鬼
ジャングルジム見張り小屋悪魔の森へ進む実力を試す
カラクリ星人カラクリUFO各地で事件を起こすロボットの頭領
ゴロつき深海港への道中3人組で技による攻撃が効かない
カメ親分ウー大陸の海底神殿白鯨の鍵で地震を起こす
大百足百足山コリュウタの母を毒に冒した巨大な百足
メカ姫ちゃんふらわ城ユリ姫に成りすました女性型ロボット
雪の女王霜柱の館氷の力を使い大吹雪で攻撃する
ワガシン&ヨーガシンシュガー宮殿2体同時に登場するスイート魔人
ナスピロシキ魔獣城寒いなの鍵を持つ魔獣
百面相地獄谷こなみを人質に取り8つの鍵を狙う
メカニ司会者大江戸タワー大会司会者に成りすましたロボット
カラクリキングカラクリスター王者の鍵を持つ巨大ロボット
ハイパー面相望み山洞窟本作のラストボス

霊媒妖怪

霊媒妖怪は、ぶるぶる村の寺子屋に現れる妖怪です。霊媒師のような姿をしており、女の子の幽霊を寺子屋に閉じ込め、夜になると琴を弾かせています。

戦闘では雷系の技「雷鳴」を使用します。物語序盤に戦うボスですが、通常の敵よりも高い攻撃力を持っているため、体力を回復しながら戦うことが大切です。

狼ウルフン

狼ウルフンは、洋館で待ち受ける狼男のような怪物です。怪盗ルポンの正体であるドラキュランの部下として、館へ入ったゴエモンたちの行く手を阻みます。

洋館ではシモン=ベルモントが捕らえられており、ゴエモンたちは狼ウルフンを倒しながら館の奥を目指します。ドラキュランとの戦いへ続く前哨戦となるボスです。

ドラキュラン

ドラキュランは、世界ドロボウ大会へ参加していた怪盗ルポンの正体です。シモンが追っていた吸血鬼で、さんたん村の神社から「真っ暗けの鍵」を奪っています。

真っ暗けの鍵に宿る闇の力を使い、世界を暗闇で包むことが目的です。ゴエモンたちは一時的に仲間となったシモンとともに南蛮船へ向かい、ドラキュランと戦います。

勝利すると真っ暗けの鍵を取り戻せます。8つの鍵の力を悪用する敵が現れることで、鍵が単なる財宝探しの道具ではないことが分かる場面です。

ジャングルジム

ジャングルジムは、「雄叫びの鍵」が隠された悪魔の森を守っている人物です。森へ入ろうとするゴエモンたちが危険を乗り越えられるか確かめるため、勝負を挑んできます。

悪人ではなく、森へ向かう者の実力を確認する役割を持っています。戦いに勝利するとゴエモンたちの力を認め、先へ進むために必要な「ワニのエサ」を渡してくれます。

カラクリ星人

カラクリ星人は、カラクリUFOに登場するロボット集団の頭領です。ほかのカラクリ星人とは体の色が異なり、能力も高く設定されています。

ポカポン村を混乱させたり、おとぎ村の牛を連れ去ったりと、世界各地でさまざまな事件を起こしています。物語を進めると、これらの事件が偶然ではなく、何者かの指示によるものだったことが分かります。

ゴロつき

ゴロつきは、深海港への道中に登場する3人組です。ジングウさんの娘に絡んでいるところへゴエモンたちが現れ、戦闘になります。

3人同時に登場するうえ、技による攻撃が効かない特徴を持っています。ただし、能力自体はそれほど高くないため、通常攻撃を中心に戦えば倒せます。

ゴロつきを倒して娘を助けたことにより、頑固だったジングウさんから信頼を得られます。その後、潜水艦トドロキ丸を借りられるようになり、海底のウー大陸へ進めます。

カメ親分

カメ親分は、海底のウー大陸にある海底神殿で待ち受けるボスです。海の暴れん坊として知られ、8つの鍵のひとつである「白鯨の鍵」を隠し持っています。

白鯨の鍵に宿る海の力を利用し、地震を起こす能力を手に入れています。戦闘では「ぐらツー」を使用し、味方全体へ大きなダメージを与えてきます。

一人ずつ回復していると間に合わない場合があるため、全員の体力を高く保ちながら戦うことが重要です。カメ親分を倒すと、白鯨の鍵を取り戻せます。

大百足

大百足は、百足山に生息する巨大なムカデです。コリュウタの母親を毒に冒した張本人であり、コリュウタが旅へ出るきっかけを作った敵でもあります。

戦闘では強力な炎系の全体攻撃「大火炎」を使用します。パーティー全員の体力をまとめて削られるため、回復を後回しにせず、早めに立て直しましょう。

大百足を倒して薬草を入手し、母親を救った後も、コリュウタはゴエモンたちと行動をともにします。この戦いは、コリュウタが正式な固定メンバーとなる流れに関わっています。

メカ姫ちゃん

メカ姫ちゃんは、ふらわ城を占拠している女性型ロボットです。本物のユリ姫の記憶を消し、地下道へ置き去りにしたうえで、自分が姫であるかのように振る舞っています。

記憶を失っていたナナちゃんの正体がユリ姫であることは、メカ姫ちゃんを倒すことで明らかになります。戦闘ではミサイルを飛ばす「ミッソー」を使用します。

メカ姫ちゃんは、各地で事件を起こしているカラクリロボットの一体です。この時点から、カラクリ星人や謎のUFOによる事件が同じ勢力につながっていることが見え始めます。

雪の女王

雪の女王は、霜柱の館に登場するボスです。サンバ王子が野球をしていた際、打ったボールが頭に当たったことで怒り、王子を氷の宮殿へ閉じ込めました。

氷の宮殿を見るために必要な「雪眼鏡」を隠し持っています。戦闘では全体攻撃の「大吹雪」を使用するため、パーティー全体の回復が重要になります。

雪の女王を倒して雪眼鏡を入手すると、それまで見えなかった氷の宮殿へ進めるようになります。

ワガシン&ヨーガシン

ワガシンとヨーガシンは、地底大陸のシュガー宮殿に登場する2体のスイート魔人です。ワガシンは和菓子、ヨーガシンは洋菓子を思わせる姿をしています。

クイモンシティの住民を虫歯にしており、国王から討伐を依頼されます。本作のボス戦では珍しく、2体同時に相手をすることになります。

片方を集中して倒し、敵の攻撃回数を減らすと戦いやすくなります。味方全体の攻撃力を上げる技や、複数の敵を攻撃できる手段も有効です。

ナスピロシキ

ナスピロシキは、地底大陸にある魔獣城の主です。パヤ王国の王女を連れ去り、南極大陸から落下した「寒いなの鍵」を手に入れています。

寒いなの鍵の力によって強力な冷気を操り、雪の女王と同じく「大吹雪」を使用します。長期戦になると全体攻撃による被害が積み重なるため、技を惜しまずに使って早めの撃破を狙いましょう。

ナスピロシキを倒すと、王女を救出できるだけでなく、寒いなの鍵も奪還できます。

百面相

百面相は、地獄谷でゴエモンたちの前に立ちはだかります。シナモン博士の娘こなみを人質に取り、これまで集めた8つの鍵を渡すよう要求します。

しかし、紅トカゲの姿で行動していたハヅキの活躍により、誘拐計画は失敗します。追い詰められた百面相は、ゴエモンたちへ直接戦いを挑みます。

変装を得意とする大会参加者として登場しましたが、物語が進むにつれて、カラクリロボットや世界ドロボウ大会の裏側に深く関係していることが明らかになります。

メカニ司会者

メカニ司会者は、世界ドロボウ大会の司会を務めていた人物です。しかし、その正体はカラクリキングに仕えるロボットで、大会の進行役として参加者たちの動きを監視していました。

大江戸タワーで追い詰められると本来の姿を現し、「ぐらツー」を使って攻撃してきます。大会の司会者まで敵側の存在だったことが判明し、世界ドロボウ大会そのものが仕組まれていたことが明確になります。

カラクリキング

カラクリキングは、カラクリスターを占拠している巨大ロボットです。カラクリ星人やメカ姫ちゃんなどへ指示を出していた存在であり、百面相の影武者として行動していました。

8つの鍵の最後となる「王者の鍵」を持ち、雷の力を利用しています。戦闘では強力な全体攻撃「大雷鳴」を使うため、回復を担当するキャラクターが倒されないよう注意が必要です。

敵の耐久力も高いため、長期戦に備えて技回復アイテムを用意しておきましょう。ペモペモのUFOで体力と技を全回復してから挑むと準備を整えやすくなります。

ハイパー面相

ハイパー面相は、本作のラストボスです。天下の財宝である願い玉を狙っていた百面相が、最後の戦いで究極の姿へ変身します。

戦闘では「大火炎」「大雷鳴」「ぐらスリー」など、味方全体へ大きなダメージを与える強力な技を使用します。単体への回復だけでは追いつかないことがあるため、パーティー全員の体力を常に高く保つ必要があります。

長期戦になりやすく、技の消費も激しいため、終盤まで温存してきた回復アイテムを使用する場面です。攻撃役だけでなく、回復役と補助役の行動を安定させることが勝利につながります。

  • 戦闘前に体力と技を最大まで回復する
  • 技回復アイテムを十分に用意する
  • 全体攻撃を受けたら早めに立て直す
  • 補助技で攻撃力や戦闘能力を高める
  • 道具として使える装備も活用する
  • ハヅキの装備とレベルを事前に確認する

ボス戦を安定させる攻略ポイント

本作のボスは耐久力が高く、通常攻撃だけでは倒すまでに時間がかかります。その時点で使用できる強力な技や、道具として使うと術が発動する装備を組み合わせることが重要です。

敵の全体攻撃は防御力の影響を受けにくく、装備を整えていても大きなダメージを受けます。体力が半分を下回ってから回復するのではなく、全体攻撃をもう一度受けても耐えられる状態を維持しましょう。

  • ボス戦の前にレベルと装備を見直す
  • 回復役を後列に配置して守る
  • 全体攻撃を想定して高い体力を維持する
  • 弱点となる術がある場合は優先して使う
  • 技を回復できるアイテムを温存しておく
  • ゲストキャラクターの得意技を活用する

ボスの強さは本作の難点として挙げられますが、装備や回復手段を準備し、仲間の役割を決めて戦えば突破できます。各地の個性的なボスとの戦いを通して、8つの鍵と世界ドロボウ大会の真相へ近づいていきます。

『がんばれゴエモン外伝2』の評価点

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』は、ファミコン後期に発売されたRPGの中でも、グラフィック、音楽、ボリューム、戦闘演出の充実した作品として評価されています。基本的なシステムは昔ながらのコマンド選択型ですが、味方キャラクターが動く戦闘画面や、世界各地から宇宙まで広がる冒険など、前作から大きく発展した部分が多数あります。

ダンジョンの広さや敵の強さなど、遊びにくく感じる要素はあるものの、RPGとしての基本的な仕組みはまとまっています。さらに、コメディ、パロディ、SF、時代劇といった異なる要素を組み合わせた世界観は、後の『がんばれゴエモン』シリーズにもつながっています。

ファミコン後期作品らしい豊富なボリューム

本作は4Mbit ROMカートリッジを採用しており、ファミコン用RPGとして多くの町、村、ダンジョン、キャラクターが収録されています。大江戸タウンから始まる冒険は、砂漠、南国、海底、南極、地底世界、月面、宇宙へと広がっていきます。

物語の中心となる8つの鍵には、それぞれ異なる入手イベントが用意されています。洞窟の封印を解除するだけでなく、敵に奪われた鍵を取り戻したり、王国から託されたりするため、同じ展開の繰り返しになりにくい構成です。

メインストーリー以外にも、町の住民から依頼を受けるイベント、ベルクーポンを使用するミニゲーム、特殊なアイテムの育成などが用意されています。物語を進めるだけでなく、寄り道をしながら世界を巡る楽しみもあります。

  • 世界各地に多数の町やダンジョンが用意されている
  • 海底、地底、月、宇宙まで冒険の舞台が広がる
  • 8つの鍵ごとに異なるイベントがある
  • ミニゲームやアイテム収集も楽しめる
  • 多くの仲間、敵、協力者が登場する

グラフィックとキャラクターの動きが充実

本作では、前作から戦闘画面の構成が変更されました。前作で表示されていた味方の顔グラフィックに代わり、画面下部にドット絵で描かれたちびキャラクターが横並びで表示されます。

この変更によって戦闘画面を広く使えるようになり、敵と味方の動きを確認しやすくなりました。味方キャラクターは、通常攻撃、術、必殺技、道具の使用など、選択した行動に合わせてアニメーションします。

敵側にもさまざまな動きが用意されており、妖怪、動物、魔獣、ロボットなど、種類ごとの特徴がドット絵で表現されています。戦闘回数の多いRPGですが、キャラクターの動きが加わることで視覚的な変化を楽しめます。

町やダンジョンも地域ごとに雰囲気が異なります。江戸風の町、南国、雪国、海底、月面など、舞台が変わるたびに背景や登場人物も変化し、長い冒険の中で新しい景色を見られます。

戦闘テンポと画面構成が前作から改善

戦闘は前作と同じコマンド選択方式ですが、画面構成や演出が見直され、戦闘の流れも分かりやすくなりました。味方の行動がアニメーションで表示されるため、誰がどの攻撃を行ったのかを確認しやすくなっています。

前列と後列の配置も戦闘に影響します。近接武器を使うキャラクターを前列へ置けば攻撃力が上がりますが、敵から受けるダメージも増えます。回復や術を担当する仲間を後列へ置くなど、簡単ながら役割に応じた配置を考えられます。

4人の仲間が揃っていると、敵全体へ大きなダメージを与える合体技も使用できます。体力を消耗し、その戦闘で経験値を獲得できなくなる欠点はありますが、危険な状況から抜け出すための切り札として役立ちます。

また、マメタンを雇うことで使用できる「めきき」により、武器や防具を装備できる人物を確認できます。装備できない商品を誤って購入しにくくなり、前作よりも買い物がしやすくなりました。

舞台の変化が大きく冒険に飽きにくい

8つの鍵を集めるという物語の目的自体は分かりやすいものですが、鍵を探す場所は非常に多彩です。砂漠のピラミッドから南国の森へ進み、潜水艦で海底へ潜った後には、雪に覆われた南極や地底世界を訪れます。

物語の終盤では、月面にあるウサギたちの村やカラクリドーム、宇宙に浮かぶカラクリスターなども登場します。江戸風の世界から始まった物語が宇宙規模の事件へ発展する展開は、本作を象徴する要素です。

地域を移動する手段も、ラクダ、船、スーパーリニアかご、潜水艦、とぶんびー、UFOと変化します。物語を進めて新しい乗り物を使えるようになるたびに、行動範囲が広がったことを実感できます。

和風RPGとしての統一感は前作より薄くなっていますが、次にどのような場所が登場するのか分からない奇想天外な冒険は、本作ならではの魅力です。

コメディとパロディが豊富

『がんばれゴエモン外伝2』では、物語の随所にコメディやパロディが取り入れられています。世界の崩壊につながる危険な事件を扱いながらも、登場人物の会話や敵の名前、施設の名称などには笑える要素が多数あります。

怪盗ルポン、百面相、ワガシン&ヨーガシン、ナスピロシキなど、元になった言葉を想像できる名前も多く、本作らしい独特の雰囲気を作っています。

アルバイト屋では、ゴエモンが窓掃除、エビス丸がお座敷芸、コリュウタがビラ配りを担当します。世界を救う冒険の途中で、仲間たちが町の仕事をしてお金を稼ぐという展開も、コメディ色の強い本作ならではです。

大江戸タウンにある「こまるデパート」や、未来的な「スーパーリニアかご」など、時代劇の世界には似合わない施設も自然に登場します。江戸時代風の世界へ現代やSFの要素を取り入れた作風は、後のシリーズでも定番になりました。

コナミ作品とのつながりを楽しめる

本作には、コナミのほかのゲーム作品を意識したキャラクターや設定が登場します。代表的なのが、『悪魔城ドラキュラ』シリーズを思わせるシモン=ベルモントとドラキュランです。

シモンは鞭を武器とするヴァンパイア・ハンターで、吸血鬼ドラキュランを追って日本へやって来ます。ドラキュランを倒すまで一時的に仲間となり、聖水を使って戦います。

『ツインビー』シリーズからは、シナモン博士が友情出演しています。シナモン博士はドンブリ村に住み、ゴエモンたちへ飛行カラクリ「とぶんびー」を貸してくれます。

単に名前だけが登場するのではなく、仲間や協力者として物語へ関わっているため、元の作品を知っている人はセルフパロディとして楽しめます。知らない場合でも、本作の個性的なキャラクターとして違和感なく物語へ加わっています。

ベルクーポンを使ったミニゲームと景品交換

武具屋や万屋で買い物をすると、100両ごとにベルクーポンを受け取れます。集めたクーポンは深海港の交換所で景品と交換できるほか、各地にある賭博屋のミニゲームにも使用できます。

遊べるミニゲームには、「ドンデンタイコロン」「赤忍者はどーれだ!」「うひょひょでジャンケン」「ベリーエキサイティングな迷路」などがあります。

ミニゲームに成功すればベルクーポンを増やせますが、失敗すると賭けた分を失います。景品交換を優先するか、ミニゲームでさらに増やすかを考えて使う仕組みです。

  • 買い物をするとベルクーポンが貯まる
  • 集めたクーポンを景品と交換できる
  • 各地のミニゲームへ挑戦できる
  • 成功するとクーポンが増える
  • 失敗すると賭けた分を失う

本編の攻略に必須ではありませんが、買い物とミニゲームがつながっていることで、町へ立ち寄る楽しみが増えています。

ユニークなアイテムと隠れた効果

本作には、通常の武器や防具とは異なる効果を持つユニークなアイテムがあります。代表的なのが「ウルトラギプス」です。

ウルトラギプスは、装備すると能力に大きなマイナス補正がかかります。そのまま50回の戦闘を行うと壊れ、代わりに装備していたキャラクターの能力値が上昇します。

一時的に弱くなる代わりに、条件を達成すると成長できる装備であり、通常のレベル上げとは異なる育成を楽しめます。

また、「スパークキセル」「じごくぶえ」「がんせきヨロイ」「トラのコテ」などは、戦闘中に道具として使うと術と同じような効果が発動します。

これらの効果は「めきき」でも確認できないため、自分で道具として使用しなければ気づきにくくなっています。術ポイントを消費せずに攻撃できる場合があり、敵が強くなる後半の攻略で役立ちます。

音楽と効果音が冒険を盛り上げる

本作は、グラフィックだけでなく音楽や効果音も評価されています。町、フィールド、ダンジョン、戦闘など、場面に合わせた曲が用意されており、世界各地を巡る冒険を盛り上げます。

南国、海底、地底、月面など、舞台の雰囲気が大きく変化するため、音楽の違いも地域の印象を強めています。戦闘では攻撃や術の効果音が加わり、キャラクターのアニメーションと合わせて行動の手応えを感じられます。

本作の楽曲は、後に発売された『がんばれゴエモン さうんど玉手箱 ~オリジナル・サウンドトラック BOX~』のDISC 3にも収録されています。

後のシリーズにつながる世界観を確立

前作にも現代的な要素やパロディはありましたが、本作では時代劇、科学技術、宇宙人、巨大ロボットなどを組み合わせた作風が、さらに強く打ち出されています。

江戸風の町から始まり、潜水艦やUFOで移動し、最終的には月面や宇宙で戦う展開は、現実の時代設定に縛られない『がんばれゴエモン』らしさを表しています。

本作で初登場したコリュウタも、その後のシリーズへゲスト出演しました。作品単体で物語は完結していますが、キャラクターや世界観が後の作品へ受け継がれている点でも重要な立ち位置にあります。

難易度やダンジョン構成には気になる部分があるものの、演出、ボリューム、コメディ、パロディ、やり込み要素が充実しており、ファミコン後期の『がんばれゴエモン』を代表するRPGとして楽しめる作品です。

賛否が分かれるポイントと問題点

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』は、ファミコン後期作品らしい豊富なボリュームや演出が評価される一方で、ダンジョンの広さ、敵の強さ、仲間の入れ替わりなど、遊びにくさを感じやすい部分もあります。特に後半へ進むほど敵の耐久力や全体攻撃の威力が高くなり、準備が不足していると通常戦闘でも苦戦しやすくなります。

ただし、ゲームバランスが完全に崩れているわけではありません。ダンジョン内で出会った敵を倒しながら進み、装備や回復アイテムを整えていれば、ボスと戦える程度には成長できます。問題となるのは、敵を倒すまでに時間がかかりやすく、戦闘回数の多さと合わさって負担を感じやすい点です。

ダンジョンが広くエンカウント率も高い

本作のダンジョンは全体的に広く、目的地へたどり着くまでに長い距離を歩くことがあります。分岐や行き止まりも多く、宝箱やイベントを探しているうちに同じ場所を何度も通る場合があります。

さらに敵との遭遇率も高めです。少し移動するだけで戦闘になることもあり、道に迷うと戦闘回数が増えて体力や技を消耗しやすくなります。

敵から確実に逃げるためのアイテムもありますが、逃走する前に攻撃を受けることがあります。後半になると、敵を倒すよりも逃げながら進んだほうが早い場面もあり、探索より戦闘の負担が目立つことがあります。

  • ダンジョンの移動距離が長い
  • 分岐や行き止まりが多い
  • 敵との遭遇頻度が高い
  • 迷うと体力や技を消耗しやすい
  • 後半は逃走用アイテムが役立つ

同じような地形が繰り返し登場する

ダンジョン内では、似た形の通路や部屋が何度も登場します。限られた容量の中で広い世界を表現するためと考えられますが、同じような地形が続くことで現在地を見失いやすくなっています。

背景や床の模様だけでは場所を判断しにくく、「先ほど通った通路なのか、新しい場所なのか」が分かりにくいこともあります。地図を確認できないダンジョンでは、分岐の進み方を自分で覚えておく必要があります。

迷いやすい場所では、分岐を右から順番に調べるなど、探索方法を決めて進むと同じ場所を往復しにくくなります。回復アイテムを多めに持ち、長時間の探索に備えることも重要です。

雑魚敵の耐久力が高い

本作では、通常の敵でも耐久力が高く設定されています。複数体で出現することも多く、通常攻撃だけで倒そうとすると戦闘が長引きます。

敵によっては特定の術が弱点になっているため、弱点を利用すれば効率よく倒せます。しかし、すべての敵に明確な弱点があるわけではなく、術を使い続けると技が不足します。

「スパークキセル」「じごくぶえ」「がんせきヨロイ」「トラのコテ」など、戦闘中に道具として使うと特殊な効果を発揮する装備を利用すれば、技の消費を抑えながら攻撃できます。通常攻撃だけで戦うのではなく、装備品の隠れた効果も活用することが大切です。

敵の全体攻撃が強力

敵が使用する術系の攻撃は、味方の防御力に影響されにくく、一定の大きなダメージを与えてきます。特に「大火炎」「大吹雪」「大雷鳴」「ぐらツー」など、パーティー全員を対象とする技は危険です。

装備を強化していても全体攻撃の被害を抑えにくく、短い間隔で連続使用されると回復が追いつかない場合があります。攻撃を無効化する手段も単体を対象とするものが中心で、全員をまとめて守るのは難しくなっています。

体力が減ってから回復するのではなく、もう一度全体攻撃を受けても倒れない程度の体力を保つことが重要です。回復役は後列へ配置し、戦闘不能になりにくい状態を作りましょう。

ボスの耐久力が高く長期戦になりやすい

前作ではボスの手応えが弱いと感じられる場面もありましたが、本作のボスは全体的に強くなっています。レベルや装備が不足していると、回復するだけで精一杯になり、攻撃へ移れないことがあります。

多くのボスは耐久力が高く、その時点で使用できる強力な攻撃を何度も繰り返す戦いになりがちです。攻撃、回復、技の補充を繰り返すため、戦い方が単調に感じられる場合があります。

一方で、ナナちゃんの「がんばって!」で攻撃力を上げたり、ペモペモの「ペモシューム」を使ったりすると、戦闘時間を短縮できます。加入しているゲストキャラクターの技を確認し、最も効率のよい攻撃手段を選ぶことが重要です。

技を回復するアイテムは温存が必要

後半の一部の町では、技を中程度回復できる便利なアイテムを購入できます。しかし、物語を進めると購入しにくくなり、再び買いに行くために長いダンジョンを往復しなければならない場合があります。

終盤のボスは耐久力が高く、強力な技や回復術を何度も使用することになります。技回復アイテムを通常戦闘で使い切ってしまうと、ラスボス戦の難易度が上がります。

  • 技回復アイテムは購入できる時点で確保する
  • 通常戦闘では道具として使える装備を活用する
  • 長いダンジョンでは術を使いすぎない
  • 終盤のボス戦に備えて数を残しておく

4人目の仲間が頻繁に入れ替わる

パーティーの4人目はゲスト枠となっており、物語の進行によって加入と離脱を繰り返します。登場人物が入れ替わることで物語に変化が生まれる一方、戦闘面では戦力が安定しにくい仕組みです。

特に、味方全員の攻撃力を上げる「がんばって!」を使えるナナちゃんや、低い消費で高威力の「ペモシューム」を使えるペモペモが離脱すると、直後の戦闘が難しく感じられます。

新しいゲストが加入したら、レベル、装備、使用できる技を確認しましょう。前の仲間と同じ戦い方が通用するとは限らないため、攻撃役、補助役、回復役の分担を調整する必要があります。

ハヅキの再加入時に注意が必要

4人目の仲間に関する大きな問題点として、ハヅキの最終加入時の状態が挙げられます。ハヅキは物語の途中で何度か加入と離脱を繰り返し、終盤には最終固定メンバーとして加わります。

しかし、最終加入時には以前のレベルや装備がそのまま引き継がれず、初期状態に近い能力へ戻っています。最後に離脱した時点で装備していたアイテムも戻らないため、貴重な装備を持たせたまま離脱させると失う可能性があります。

特に注意したいのが、4人目の仲間向け最強武器である「まさむね」です。入手できる時期がハヅキの離脱イベント直前となっているため、そのまま装備させてイベントを進めると失うおそれがあります。

  • ハヅキが離脱する前に装備をすべて外す
  • 「まさむね」を装備させたまま進めない
  • 再加入後にレベルと能力を確認する
  • 最終戦前に装備を買い直す
  • 必要に応じてレベル上げを行う

最終加入からラストバトルまでの間隔が短いため、初見では対策しにくい要素です。終盤の攻略を安定させたい場合は、ハヅキの離脱前に装備を回収しておきましょう。

物語の進行による一本道感が強い

本作のフィールドは、物語の区切りに合わせて複数のエリアへ分かれています。新しい乗り物を入手すると移動範囲は広がりますが、すべての地域を自由に行き来できるわけではありません。

物語を進めると以前の場所へ戻りにくくなることがあり、特定の町で販売されているアイテムを買い忘れると、再入手に手間がかかります。4人目の仲間も自動的に入れ替わるため、自由なパーティー編成を楽しみたい人には窮屈に感じられる可能性があります。

次の地域へ向かう前には、装備、回復アイテム、技回復アイテム、ゲストキャラクターの所持品を確認しましょう。準備を済ませてからイベントを進めることで、戻れなくなった場合の負担を減らせます。

前作より和風RPGらしさが薄い

本作は江戸風の町から始まりますが、冒険の途中ではピラミッド、南国、海底、地底世界、月面、宇宙などを訪れます。潜水艦、巨大ロボット、UFO、宇宙人も登場し、物語が進むほどSFやコメディの要素が強くなります。

舞台の変化が大きいことは本作の魅力ですが、前作のような和風RPGを期待すると、世界観が大きく変わったように感じるかもしれません。

一方で、時代劇に現代やSFの要素を組み合わせた作風は、後の『がんばれゴエモン』シリーズへ受け継がれています。和風らしさが薄れたというより、シリーズ独自の奇想天外な世界観が強くなった作品ともいえます。

問題点を踏まえた攻略のコツ

本作は敵が強く、長いダンジョンも多いため、正面から通常攻撃だけで進めると負担が増えます。レベル上げだけに頼らず、装備品の特殊効果、ゲストキャラクターの技、前列と後列の配置を活用しましょう。

  • 新しい町では装備を必ず確認する
  • マメタンの「めきき」で装備可能者を調べる
  • 道具として使える武器や防具を活用する
  • ダンジョンでは分岐の進み方を決めておく
  • 全体攻撃を想定して早めに回復する
  • 技回復アイテムは終盤まで温存する
  • 仲間が離脱する前に装備を外す
  • イベント前に買い忘れがないか確認する

ダンジョン構成や戦闘難易度には気になる部分があるものの、事前に準備し、ゲーム内の仕組みを理解すれば十分に攻略できます。敵の強さや仲間の入れ替わりも、本作独自の歯応えとして楽しめるかどうかで評価が分かれるポイントです。

移植版・コレクション収録とCERO:B指定について

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』は、1992年に発売されたファミリーコンピュータ版のほか、Wii Uバーチャルコンソール版や、シリーズ作品をまとめた『がんばれゴエモン大集合!』でも遊べます。長い間、ファミコン版かWii U版が主なプレイ手段でしたが、2026年に発売されたコレクションへ収録されたことで、現在のゲーム機やPCでも触れやすくなりました。

基本的なゲーム内容はファミコン版を再現したものですが、コレクション版には巻き戻しやクイックセーブなどの補助機能が用意されています。広いダンジョンや強力なボスが登場する本作では、こうした機能を利用することで、オリジナル版よりも遊びやすくなっています。

Wii Uバーチャルコンソール版

『がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝』は、2015年5月20日にWii Uのバーチャルコンソール向けタイトルとして配信されました。ファミリーコンピュータ版をWii U上で再現したもので、オリジナル版と同じコマンド選択型の戦闘やストーリーを楽しめます。

配信当時の価格は514円で、プレイ人数は1人です。ファミコン本体やカセットを用意しなくても遊べる移植版として配信され、本作を遊び直したいファンや、シリーズを後から知った人にとって貴重なプレイ手段となりました。

項目Wii Uバーチャルコンソール版
配信日2015年5月20日
対応機種Wii U
ジャンルロールプレイングゲーム
オリジナルハードファミリーコンピュータ
配信当時の価格514円(税込)
プレイ人数1人
レーティングCERO:B(12才以上対象)

Wii U版では、ファミコン版の内容を基本的にそのまま楽しめます。ストーリーや登場人物、敵の強さ、ダンジョン構成などもオリジナル版に準じているため、当時のゲームバランスを体験したい人に向いた移植です。

Wii U版がCERO:Bに指定された理由

ファミリーコンピュータ版が発売された1992年当時は、現在のCEROによる年齢区分制度がありませんでした。そのため、Wii Uバーチャルコンソール版として配信される際に改めて審査が行われ、CERO:Bの12才以上対象に指定されています。

本作には、画面を暗転させて直接的な描写を避けているものの、やや際どい内容を含むイベントがあります。提供された資料では、この表現により「セクシャル」のコンテンツアイコンが付けられたとされています。

作品全体はゴエモンらしい明るいコメディ調であり、過激な描写が続くゲームではありません。それでも、審査基準上は年齢区分へ影響する表現が含まれていたため、シリーズ作品の中でも珍しいCERO:Bのタイトルとなりました。

  • ファミコン版発売時には現在のCERO制度が存在しなかった
  • Wii Uでの配信に合わせて年齢区分の審査が行われた
  • 一部に際どい内容を含むイベントがある
  • Wii U版はCERO:Bの12才以上対象に指定された

なお、2026年に発売された『がんばれゴエモン大集合!』は、コレクション全体ではCERO:Aに指定されています。Wii Uで単独配信された際のレーティングとは異なりますが、審査結果の違いについて公式から詳しい説明は示されていません。

『がんばれゴエモン大集合!』へ収録

2026年7月2日には、シリーズ40周年を記念したコレクション作品『がんばれゴエモン大集合!』が発売されました。シリーズから選ばれた13作品を収録しており、『がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝』もファミリーコンピュータ作品のひとつとして収められています。

対応機種はNintendo Switch、PlayStation 5、Steamです。Nintendo Switch版とPlayStation 5版にはパッケージ版とダウンロード版があり、Steam版はダウンロード版として販売されています。

項目がんばれゴエモン大集合!
発売日2026年7月2日
対応機種Nintendo Switch、PlayStation 5、Steam
収録作品数13作品
ジャンルレトロゲームコレクション
レーティングCERO:A
パッケージ版Nintendo Switch、PlayStation 5
ダウンロード版Nintendo Switch、PlayStation 5、Steam

本作だけでなく、前作『がんばれゴエモン外伝 きえた黄金キセル』も収録されています。そのため、外伝シリーズを第1作から順番に遊び、戦闘画面や物語、コメディ表現がどのように変化したのかを比較できます。

ほかにも、『がんばれゴエモン! からくり道中』『がんばれゴエモン2』『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』など、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイで発売された作品がまとめられています。

コレクション版で利用できるサポート機能

『がんばれゴエモン大集合!』には、昔のゲームを遊びやすくするためのサポート機能が用意されています。『がんばれゴエモン外伝2』はダンジョンが広く、敵との遭遇率も高いため、失敗した直前へ戻れる巻き戻しや、好きな場所で記録できるクイックセーブが特に役立ちます。

サポート機能内容
巻き戻し操作を失敗した直前の場面へ戻せる
クイックセーブ/ロードゲーム本来の記録地点以外でも進行状況を保存できる
ターボ設定一部のゲームで進行速度を上げられる
連射設定ボタンを連続入力する操作を補助する
みゅうじっく収録作品のBGMを鑑賞し、プレイリストを作成できる
とらのまき発売当時の取扱説明書を閲覧できる

クイックセーブを利用すれば、長いダンジョンの途中やボス戦の直前で進行状況を残せます。オリジナル版では全滅すると最後に通常セーブした場所からやり直す必要がありましたが、コレクション版では失敗した際の負担を軽減できます。

巻き戻し機能は、戦闘で選択を間違えた場合や、全体攻撃を受けてパーティーが崩れた場合にも便利です。ただし、巻き戻しを多用すると本来の難易度は下がるため、オリジナルに近い緊張感を楽しみたい場合は使用を控える遊び方もできます。

ターボ設定は、一部のロールプレイングタイトルでゲーム速度を上げられる機能です。『がんばれゴエモン外伝2』はフィールドやダンジョンでの移動、通常戦闘の回数が多いため、対応している範囲で速度を調整できれば、長時間の探索やレベル上げの負担を抑えられます。

音楽鑑賞と当時の説明書も収録

コレクション版には、ゲームのBGMを聴ける「みゅうじっく」モードが用意されています。収録作品の楽曲を個別に再生できるほか、自分で選んだ曲をまとめたプレイリストも作成できます。

『がんばれゴエモン外伝2』は、大江戸タウン、南国、海底、地底、月面など、冒険する地域によって雰囲気が大きく変わります。ゲームを進めずに楽曲だけを聴けるため、本作の音楽を振り返りたい人にも向いています。

「とらのまき」では、発売当時の取扱説明書を閲覧できます。現在のゲームとは異なり、ファミコン作品では説明書に操作方法や世界観、キャラクターの情報が掲載されていました。当時の資料とゲーム本編をあわせて確認できることも、コレクション版の魅力です。

現在遊ぶならコレクション版が便利

ファミコン版は当時の操作感や画面表示をそのまま体験できる一方、本体とカセットを用意する必要があります。Wii Uバーチャルコンソール版もオリジナルに近い内容ですが、Wii U本体と配信版を購入済みの環境が必要です。

これから初めて遊ぶ場合は、Nintendo Switch、PlayStation 5、Steamに対応した『がんばれゴエモン大集合!』が利用しやすい選択肢です。外伝2だけでなく前作やシリーズの代表作も収録されており、巻き戻しやクイックセーブを利用しながら遊べます。

  • 当時の環境を再現したい場合はファミコン版
  • Wii U版を購入済みならバーチャルコンソール版
  • 現在の機種で遊ぶなら『がんばれゴエモン大集合!』
  • 難易度を抑えたい場合は巻き戻しやクイックセーブを利用する
  • 前作との違いを知りたい場合は外伝2作品を順番に遊ぶ

『がんばれゴエモン外伝2』は、長い間プレイ環境が限られていた作品ですが、コレクションへの収録によって遊びやすくなりました。オリジナル版の歯応えを残しながら、現代向けの補助機能も利用できるため、シリーズ経験者だけでなく、初めてゴエモン外伝へ触れる人にも遊びやすい形になっています。

漫画版『がんばれゴエモン外伝 天下の財宝編』とゲーム版の違い

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』は、帯ひろ志氏によって漫画化され、『デラックスボンボン』で『がんばれゴエモン外伝 天下の財宝編』として連載されました。単行本は全4巻で、ゲーム版の世界ドロボウ大会や8つの鍵をめぐる冒険を基にしながら、漫画独自のギャグやキャラクター設定が数多く追加されています。

物語の大まかな流れはゲーム版を参考にしていますが、すべてのイベントやボスがそのまま描かれているわけではありません。一部のエピソードは短縮または省略され、登場人物の性格や関係も漫画向けに大きく変更されています。特にシモン、ペモペモ、紅トカゲなどは、ゲーム版とは異なる印象を持つキャラクターとして描かれています。

ゲーム版の設定をそのまま確認する資料というより、帯ひろ志氏の作風を取り入れた別バージョンとして楽しめる作品です。原作との違いを知ったうえで読むと、キャラクターの変化や漫画独自の展開をより楽しめます。

漫画版の基本情報

項目内容
作品名がんばれゴエモン外伝 天下の財宝編
作者帯ひろ志
掲載誌デラックスボンボン
出版社講談社
単行本全4巻
原作がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~
特徴ゲーム版を基にしたギャグと独自設定の多い漫画

漫画版はゲームの物語を土台にしていますが、攻略手順やイベントを忠実に再現した内容ではありません。漫画として読みやすくするために展開が変更され、ゲームでは真面目に描かれていた場面がギャグへ置き換えられていることもあります。

単行本が入手困難になっている

『天下の財宝編』の単行本は全4巻が発売されましたが、現在は入手しにくい作品となっています。提供された情報によると、もともとの流通数が多くなかったことに加えて、短期間のうちに絶版となったことが理由とされています。

そのため、一般的な書店で新品を見つけるのは難しく、中古書店やインターネット上の中古市場で探すことになります。巻によって流通量が異なる可能性もあり、全4巻をまとめて揃えるのが難しい場合があります。

  • 単行本は全4巻
  • もともとの流通数が少なかった
  • 比較的短い期間で絶版になった
  • 現在は中古市場が主な入手手段となる
  • 全巻を揃えるのが難しい場合がある

希少性の高い漫画ではありますが、ゲーム版とは異なる人物描写やギャグを楽しめるため、シリーズのファンにとっては興味深い関連作品です。

シモンの性格が大きく変更されている

ゲーム版のシモン=ベルモントは、吸血鬼ドラキュランを追って日本へやって来た真面目なヴァンパイア・ハンターです。洋館で捕らえられていたところをゴエモンたちに助けられ、ドラキュランを倒すまで一時的にパーティーへ加わります。

一方、漫画版のシモンは、臆病で見栄っ張り、わがままで卑怯な面もあるギャグキャラクターとして描かれています。ゲーム版の落ち着いた印象とは大きく異なり、周囲を振り回したり、情けない姿を見せたりする場面が増えています。

初登場時には長身の美男子へ変身して格好よく見せようとしますが、それ以前の言動との落差によって期待したほどの効果を得られません。見た目だけを整えても中身までは変わらないという、漫画らしいギャグとして描かれています。

後の漫画作品『新がんばれゴエモン 地獄編』には、シモンと容姿や性格がよく似た「ピエール・ベルモンド」というキャラクターも登場します。ただし、これは漫画独自の設定であり、ゲーム本編の『悪魔城ドラキュラ』シリーズとの正式な関係を示すものではありません。

ナナちゃんとコリュウタの関係が描かれる

ゲーム版のナナちゃんは、記憶を失った状態でゴエモンたちと出会います。加入時にはプレイヤーが仮の名前を付けられ、物語を進めると本名がユリであり、ふらわ城の姫だったことが判明します。

漫画版では、最初からコリュウタが少女へ「ユリ」という名前を付けています。その名前が偶然にも本名と同じだったという展開になっており、ゲーム版とは異なる形で正体へつながります。

また、漫画版では同年代のコリュウタと親しくなり、物語の外でも交流しているような関係が描かれています。ゲーム版では仲間として行動する範囲にとどまっていた二人の関係が、漫画ではより詳しく掘り下げられています。

ゲーム版のナナちゃんは武器を装備して戦闘へ参加し、味方全体の攻撃力を高める「がんばって!」を使用します。しかし、漫画版では直接戦う場面がなく、武器を持って活躍する描写もありません。戦闘要員ではなく、物語と人物関係を動かす役割が強くなっています。

ペモペモは漫画独自の性格で描かれる

ゲーム版のペモペモは、宇宙パトロールに所属する実力の高い宇宙人です。カラクリスターの調査のために地球圏を訪れ、ゴエモンたちに助けられた後、一時的な仲間として戦います。

漫画版では、美男子を好む人物として描かれ、コリュウタへ一目ぼれして積極的に言い寄ります。ところが物語の途中では、いつの間にかパヨパヨ星人と相思相愛になり、コリュウタへの気持ちを簡単に切り替えるというギャグ展開になります。

また、宇宙パトロールという肩書きから、ゴエモンたちは格好いい宇宙刑事のような姿を想像していました。しかし、実際には遮光器土偶を思わせる外見だったため、期待との違いに落胆されます。

ゲーム版では高い戦闘能力と便利なUFOが印象的なキャラクターですが、漫画版では外見や恋愛に関するギャグが中心となっています。

紅トカゲとゴエモンの関係も異なる

ゲーム版の紅トカゲは、謎の忍者としてゴエモンたちの前に現れます。ライバルのような態度を取りながらも各地で一行を助け、終盤には秘密特捜忍者ハヅキとして正体を明かします。

漫画版では、最初からゴエモンたちに対して嫌味な態度を見せるため、ゴエモンからの第一印象はよくありません。素顔を見せないこともあり、ゴエモンは長い間「仮面の下は美人ではないのでは」と疑っています。

ゲーム版ではゴエモンたちを陰から助ける場面が多い一方、漫画版では助けるよりも先回りして出し抜こうとする行動が目立ちます。ただし、本人もエビス丸のオナラで気絶するなど、さまざまな災難に巻き込まれます。

終盤まで完全な味方とは言い切れない関係が続き、漫画版独自の対立やギャグが追加されています。最終的にはゴエモンたちと行動をともにしますが、ゲーム版よりも仲間になるまでの関係が複雑です。

ジャングルジムとの結婚騒動

ゲーム版のジャングルジムは、悪魔の森へ向かおうとするゴエモンたちの実力を試す人物です。戦いに勝利すると一行の強さを認め、先へ進むために必要な「ワニのエサ」を渡します。

漫画版では、ジャングルジムが紅トカゲへ一目ぼれし、結婚を申し込む展開が追加されています。ゴエモンが紅トカゲの素顔について失礼な発言をしたことで怒り、さまざまな勝負を持ちかけます。

しかし、勝負にはすべて敗れ、ゲーム版と同様にワニのエサを渡します。その後も紅トカゲとの結婚を強引に進めようとしますが、最終的には投げ飛ばされてしまいます。

原作では短い戦闘イベントだった場面が、漫画では紅トカゲをめぐる騒動へ拡大されており、キャラクター同士の関係を使ったギャグになっています。

メカ姫ちゃんの設定が変更されている

ゲーム版のメカ姫ちゃんは、百面相の命令でふらわ城を占拠した女性型ロボットです。本物のユリ姫の記憶を消して地下道へ置き去りにし、自分が姫であるかのように成りすましています。

漫画版では百面相と関係するロボットではなく、ユリ姫とよく似た顔を持つ人間として描かれています。パワードスーツを身に着けてメカ姫ちゃんとなり、ユリ姫に成り代わって城でよい生活を送ろうと企んでいました。

ゲーム版ではカラクリロボット事件の一部として登場しますが、漫画版では個人的な欲望から姫になりすました人物です。物語全体の陰謀とのつながりがなくなり、単独のギャグエピソードに近い内容へ変更されています。

一部のボスとエピソードは省略

漫画版では、ゲームに登場するすべての地域やボスが描かれているわけではありません。限られた連載回数の中で物語をまとめるため、一部のエピソードは省略されています。

雪の女王やナスピロシキが登場する場面は漫画版では描かれておらず、それぞれに関連する地域や事件も短縮されています。また、シュガー宮殿のワガシン&ヨーガシンは、正式な戦闘へ入る前にエビス丸によって宮殿ごと食べられてしまうというギャグで退場します。

  • 雪の女王に関するエピソードは省略
  • ナスピロシキに関するエピソードも省略
  • ワガシン&ヨーガシンは戦闘前に退場
  • 一部の地域や鍵集めは短くまとめられている
  • ゲームの攻略順とは異なる展開がある

ゲーム版のすべての出来事を漫画で確認することはできませんが、テンポを優先し、重要な人物や印象的なギャグへ内容を絞った構成になっています。

カラクリキングが最後の強敵として描かれる

ゲーム版では、カラクリキングを倒した後も物語が続き、百面相が最終形態のハイパー面相へ変身してラストボスとなります。

漫画版では、百面相がハイパー面相へ変身する展開が実現しません。変身装置が壊れていたため変身できず、ハイパー面相は想像上の姿としてのみ描かれます。

その結果、漫画版ではカラクリキングが物語終盤の大きな強敵として扱われます。ゲーム版のようなハイパー面相との本格的な最終決戦はなく、結末までの流れが変更されています。

要素ゲーム版漫画版
シモン真面目なヴァンパイア・ハンター臆病で見栄っ張りなギャグキャラクター
ナナちゃんプレイヤーが仮名を決められるコリュウタがユリと名付ける
ペモペモ高い戦闘力を持つ宇宙パトロール恋愛を中心としたギャグが多い
紅トカゲ陰から一行を助けるゴエモンたちを出し抜こうとする場面が多い
メカ姫ちゃん百面相の部下であるロボットパワードスーツを着た人間
ワガシン&ヨーガシン2体同時に戦うボス戦闘前にエビス丸に食べられる
ハイパー面相本作のラストボス変身できず想像上の姿だけ登場

漫画版は原作とは異なるギャグ作品として楽しめる

漫画版『天下の財宝編』は、ゲームのストーリーを完全に再現した作品ではありません。キャラクターの性格を大胆に変更し、戦闘やイベントをギャグとして描き直すことで、漫画独自の内容に仕上げています。

ゲーム版で真面目だったキャラクターが情けない姿を見せたり、原作では戦うボスが別の理由で退場したりするため、ゲームを遊んだ人ほど違いを楽しみやすくなっています。

  • ゲーム版の大まかな物語を基にしている
  • キャラクターの性格に大きな変更がある
  • 恋愛や下ネタを含むギャグが追加されている
  • 一部のボスや地域は省略されている
  • ラストバトルの展開もゲーム版と異なる

原作の設定を確認する目的には向きませんが、帯ひろ志氏ならではのテンポとギャグを楽しめる関連作品です。ゲーム版と漫画版の両方に触れることで、同じ登場人物や物語がどのようにアレンジされたのかを比較できます。

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』の総評

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』は、ファミコン後期に発売された作品らしく、グラフィック、音楽、戦闘演出、冒険の規模が充実したRPGです。前作『がんばれゴエモン外伝 ~きえた黄金キセル~』の基本システムを引き継ぎながら、シナリオと新規キャラクターを一新し、より強いコメディ色と奇想天外な世界観を打ち出しています。

物語は、大江戸タウンで開催される世界ドロボウ大会から始まります。優勝賞金1億両に引かれて参加したゴエモンとエビス丸が、天下の財宝へつながる8つの鍵を集めることになり、やがて大会そのものに隠された陰謀へ巻き込まれていきます。

8つの鍵を探す冒険では、江戸風の町だけでなく、砂漠のピラミッド、南国の森、海底大陸、南極、地底世界、月面、宇宙空間まで訪れます。和風RPGとして始まりながら、潜水艦や巨大ロボット、UFO、宇宙人が登場する展開は、後の『がんばれゴエモン』シリーズにも受け継がれる独特の作風です。

ファミコン後期作品として完成度が高い

本作の大きな評価点は、ファミコン作品としては豊富な演出とボリュームを備えていることです。4Mbit ROMカートリッジを採用し、多数の町、村、ダンジョン、仲間、ボス、イベントを収録しています。

戦闘画面では、前作の顔グラフィックに代わって、味方のちびキャラクターが横一列に表示されるようになりました。通常攻撃や術、必殺技を使うたびに味方も動き、敵側にも多彩なアニメーションが用意されています。

コマンド選択型の戦闘自体はオーソドックスですが、前列と後列の配置、4人で使える合体技、道具として使うと術が発動する装備など、単純な攻撃と回復だけではない仕組みもあります。

マメタンを雇うと使用できる「めきき」により、武器や防具を装備できるキャラクターを確認できる点も便利です。前作から基本部分を大きく変えずに、画面の見やすさや装備選びを改善しています。

個性的な仲間とゲストキャラクターが魅力

パーティーは、ゴエモン、エビス丸、コリュウタの3人を基本として、物語に応じて4人目のゲストキャラクターが交代します。仲間ごとに武器や技、得意な役割が異なるため、加入する人物によって戦い方が変化します。

『悪魔城ドラキュラ』シリーズを思わせるシモン=ベルモント、『ツインビー』シリーズから登場するシナモン博士など、コナミ作品とのつながりを感じられる人物も登場します。

記憶喪失の少女ナナちゃんは、味方全員の攻撃力を高める「がんばって!」を使用でき、ペモペモは低い消費で高威力の「ペモシューム」を使えます。単なる物語上のゲストではなく、戦闘でも大きな役割を持つ仲間です。

一方で、強力なゲストが途中で離脱すると戦力が下がりやすく、4人目のメンバーが安定しない点は問題でもあります。仲間の入れ替わりは物語に変化を与える反面、パーティーを自由に編成したい人には不便に感じられる可能性があります。

戦闘難易度はやや高め

本作では、雑魚敵とボスの両方が全体的に強く設定されています。敵の耐久力が高く、一度に複数出現することも多いため、通常攻撃だけで戦うと時間がかかります。

特に注意したいのが、敵が使用する術系の全体攻撃です。「大火炎」「大吹雪」「大雷鳴」「ぐらツー」などは、パーティー全体へ大きなダメージを与えます。防具を強化していても被害を抑えにくく、回復の判断が遅れると一気に全滅する場合があります。

ボスも耐久力が高く、強力な攻撃と回復を繰り返す長期戦になりやすい傾向があります。しっかりとレベルを上げ、装備と回復アイテムを準備しなければ苦戦しやすいバランスです。

ただし、普通にダンジョンを探索し、出会った敵を倒しながら進めていれば、攻略に必要なレベルには近づけます。ゲームバランスが破綻しているわけではなく、準備と知識で突破できる難しさに収まっています。

広いダンジョンは好みが分かれる

ダンジョンの広さは、冒険のボリュームを感じられる一方で、遊びにくさにもつながっています。似た形の通路や部屋が繰り返し登場し、敵との遭遇率も高いため、迷うと体力や技を大きく消耗します。

後半では敵の耐久力も上がるため、ひとつのダンジョンを進むだけでも多くの戦闘をこなすことになります。戦闘のテンポ自体は改善されていますが、敵の数と強さによって移動の負担を感じる場面があります。

確実に逃走できるアイテムや、道具として使える装備を活用すれば負担を抑えられますが、特殊効果の説明が分かりにくく、便利な使い方に気づかないまま進める可能性もあります。

広いダンジョンをじっくり探索する昔ながらのRPGが好きな人には楽しめる一方、短時間でテンポよく進めたい人には、やや厳しく感じられる部分です。

ハヅキの装備とレベルには不満が残る

本作の中でも特に注意が必要なのが、終盤に最終メンバーとして加わるハヅキです。ハヅキは何度か加入と離脱を繰り返しますが、最後に仲間へ戻った際、以前のレベルや装備がそのまま引き継がれません。

離脱時に装備していた武器や防具も戻らないため、貴重な装備を持たせたままイベントを進めると失う可能性があります。さらに、4人目の仲間向け最強武器である「まさむね」は、ハヅキが離脱する直前に入手するため、初見では対処しにくい仕様です。

ラストバトルが近い時期に、最終メンバーの能力が低い状態になることは大きな不便です。バグなのか仕様なのかは明確ではありませんが、事前に装備を外しておくなどの対策が必要になります。

この点は、本作の問題点として特に目立つ部分です。現在遊ぶ場合は、イベント前にハヅキの装備を回収し、再加入後に装備とレベルを確認しておきましょう。

ミニゲームや隠れたやり込み要素も豊富

メインストーリー以外の要素も充実しています。買い物で集められるベルクーポンは、景品交換やミニゲームに使用できます。成功すればクーポンを増やせますが、失敗すると賭けた分を失うため、使い方を考える必要があります。

能力が大きく低下する代わりに、50回戦闘すると壊れて能力値が上昇する「ウルトラギプス」も、ユニークな育成アイテムです。通常のレベル上げとは違う方法でキャラクターを強化できます。

また、「スパークキセル」「じごくぶえ」「がんせきヨロイ」「トラのコテ」など、戦闘中に道具として使うと特殊な攻撃が発動する装備もあります。こうした隠れた効果を知ることで、技を温存しながら敵と戦えます。

ゲーム内で効果を詳しく確認できないことは不親切ですが、自分でアイテムを試し、使い道を発見する昔のRPGらしい楽しさもあります。

後のシリーズの方向性を形作った作品

『がんばれゴエモン外伝2』は、シリーズの中で派手に語られる機会は多くないものの、後の作品へつながる重要な要素を多数含んでいます。

時代劇風の世界へ現代的な施設や科学技術を取り入れ、さらにロボット、宇宙人、月面といったSF要素を加えた作風は、後の『がんばれゴエモン』シリーズでも定番となりました。

本作で登場したコリュウタも、その後のシリーズ作品にゲストとして登場しています。龍へ変身する能力を持つ少年として、ゴエモンたちを助ける役割を引き継ぎました。

コメディ、パロディ、時代劇、SFをひとつの世界にまとめた本作は、シリーズの個性をより明確にした作品といえます。

現在はコレクション版で遊びやすい

オリジナル版はファミリーコンピュータ用ソフトとして発売され、その後はWii Uバーチャルコンソールでも配信されました。さらに2026年には、『がんばれゴエモン大集合!』へ収録され、Nintendo Switch、PlayStation 5、Steamでも遊べるようになっています。

コレクション版には、巻き戻しやクイックセーブなどの補助機能があります。長いダンジョンや強力なボスが登場する本作では、失敗した際のやり直しを減らせるため、オリジナル版より遊びやすくなっています。

当時の難易度をそのまま楽しむこともできますが、移動や戦闘の負担を抑えたい場合は、補助機能を使いながら進めるのもよいでしょう。前作『きえた黄金キセル』も同じコレクションに収録されているため、2作品を続けて遊び、戦闘や世界観の変化を比べることもできます。

本作がおすすめな人

  • 昔ながらのコマンド選択型RPGが好きな人
  • ファミコン後期の大作RPGを遊びたい人
  • ゴエモンシリーズの世界観が好きな人
  • 和風、SF、コメディが混ざった作品を楽しみたい人
  • 個性的な仲間やゲストキャラクターに魅力を感じる人
  • 広いダンジョンや強いボスへ挑戦したい人
  • ミニゲームや隠れたアイテム効果を探すのが好きな人

反対に、敵との遭遇が少なく短時間で進められるRPGや、自由に仲間を編成できるゲームを求める場合は、遊びにくさを感じる可能性があります。

まとめ

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』は、ダンジョンの広さ、高いエンカウント率、強い敵、ゲストキャラクターの頻繁な交代など、気になる部分を持つ作品です。終盤のハヅキに関する仕様も、事前に知らなければ対応しにくい問題となっています。

その一方で、ファミコン作品としてはグラフィックと音楽の水準が高く、敵味方が動く戦闘、世界各地から宇宙まで広がる冒険、コナミ作品のセルフパロディ、豊富なミニゲームなど、多くの魅力があります。

王道的な8つの鍵集めを軸にしながら、時代劇、怪奇、南国、海底、地底、月面、宇宙を次々に巡る展開は、本作ならではのものです。後の『がんばれゴエモン』シリーズへ続く奇想天外な世界観を形作った点でも、重要な作品といえます。

細かな粗や難易度の高さはありますが、RPGとしての基本はしっかりと作られており、全体としては十分に良作と評価できます。ゴエモンらしい笑いと冒険、昔ながらの歯応えあるRPGを楽しみたい人におすすめです。

レビュー評価・制作スタッフ・サウンドトラック情報

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』は、発売当時のゲーム雑誌でも評価されました。レビューでは、ファミコン後期作品として充実したグラフィックやボリューム、敵味方が動く戦闘演出などが注目されています。

一方で、現在の視点から見ると、広いダンジョンや高めのエンカウント率、耐久力の高い敵など、遊びにくさを感じる部分もあります。評価点と問題点の両方を持ちながら、全体としてはファミコン用RPGの良作として扱われている作品です。

発売当時のレビュー評価

『ファミコン通信』のクロスレビューでは、40点満点中23点を獲得しました。また、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票企画「ゲーム通信簿」では、30点満点中22.2点となっています。

レビュー媒体評価
ファミコン通信 クロスレビュー23点/40点
ファミリーコンピュータMagazine ゲーム通信簿22.2点/30点

クロスレビューの23点は、極端に高い評価ではありませんが、ゲーム全体が遊べないほど低く評価されたわけでもありません。オーソドックスなRPGとしての完成度を持ちながら、戦闘難易度やダンジョン構成などが評価を分けたと考えられます。

ゲーム通信簿では、キャラクターが特に高く評価されており、次いで熱中度や操作性も比較的高い点数を記録しています。

ゲーム通信簿の項目別評価

評価項目得点
キャラクター4.2点
音楽3.1点
お買い得度3.7点
操作性3.8点
熱中度3.9点
オリジナリティ3.6点
総合22.2点/30点

最も高い4.2点を獲得したのがキャラクターです。ゴエモンやエビス丸だけでなく、本作から登場したコリュウタ、記憶喪失の少女、ペモペモ、紅トカゲなど、個性的な仲間が高い評価につながったと考えられます。

熱中度は3.9点、操作性は3.8点となっています。ダンジョンや敵の強さに難点はあるものの、8つの鍵を集めながら世界各地を巡る構成や、戦闘画面の改善などは、ゲームを続ける動機になっています。

音楽は3.1点で、ほかの項目と比べると低めです。ただし、これは音楽そのものの品質が低いという意味とは限りません。本作には地域や場面に合わせた多数の楽曲が用意されており、後年にはサウンドトラックにも収録されています。

ファミコン末期の作品として評価されたポイント

後年に発売されたゲームムックでは、ファミコン末期に登場した良作のひとつとして取り上げられています。特に、スーパーファミコン作品と比較しても大きく見劣りしにくいグラフィックや音質、ボリュームが評価されています。

本作は4Mbit ROMカートリッジを採用し、世界各地の町やダンジョン、多数のキャラクター、アニメーションを取り入れた戦闘などを収録しています。ファミコン用ソフトとしては情報量が多く、長編RPGとして遊べる内容です。

フィールド上の移動速度はやや遅く感じられるものの、戦闘自体は前作よりテンポが改善されています。敵と味方の両方が行動に合わせて動くため、同じコマンドを繰り返す場面でも見た目の変化があります。

  • ファミコン後期作品としてグラフィックが充実している
  • 町やダンジョン、登場人物の数が多い
  • 敵味方の戦闘アニメーションが豊富
  • 世界各地から宇宙まで冒険できる
  • ミニゲームや育成アイテムなどの寄り道要素がある
  • 長編RPGとして十分なボリュームを備えている

フィールド移動やダンジョン探索には負担があるものの、戦闘の演出と豊富な寄り道要素によって、長時間遊べる作品に仕上がっています。

『がんばれゴエモン外伝2』の制作スタッフ

本作はコナミ開発三部が開発を担当しました。プログラム、キャラクターデザイン、サウンド、ビジュアル、シナリオなど、それぞれの担当者がスタッフクレジットに記載されています。

スタッフ名には、本名だけでなく、ゴエモンシリーズらしいユニークな呼び名が付けられています。制作スタッフのクレジットにまで遊び心が取り入れられている点も、本作らしい特徴です。

担当スタッフ
シナリオ汾陽桂太
プログラム山根秀直、丸山修、みやおかけんじ
キャラクターデザイン神戸良治、丸尾純子、矢内一則
サウンド坂倉雄一、森本ゆきえ
ビジュアルデザインさとうよしのり
スペシャルサンクス青山和浩、蛭子悦延、藤岡謙治、営業部一同

シナリオを担当したのは汾陽桂太氏です。世界ドロボウ大会と8つの鍵を中心にしながら、怪盗、妖怪、海底、地底、月、宇宙などを組み合わせた物語が描かれています。

サウンドは坂倉雄一氏と森本ゆきえ氏が担当しました。江戸風の町から南国、雪国、海底、月面まで舞台が大きく変化するため、それぞれの場所やイベントに合わせた楽曲が冒険を盛り上げます。

キャラクターデザインには神戸良治氏、丸尾純子氏、矢内一則氏が参加しています。人間や妖怪だけでなく、動物、宇宙人、カラクリロボットなど、多彩なキャラクターがドット絵で表現されています。

スタッフクレジットのユニークな名前

ゲーム内のスタッフクレジットでは、制作者の名前に独特な呼び名が添えられています。作品の制作情報を表示するだけでなく、最後までゴエモンらしい笑いを取り入れています。

スタッフゲーム内の表記
山根秀直すけべひげちょびん ヤマネ
丸山修マルヤマ ヨタロウ
みやおかけんじチューリップ ミヤオカ
神戸良治ビールのんで かえろうぜ カンベ
丸尾純子はれたひに マルオが みえる
矢内一則とまぢゅう ヤナイ
坂倉雄一まぼろしの おとこ サカゴン
森本ゆきえでんせつの おんな モリモト
汾陽桂太かいじゅうおうじ カワミナミ

本編ではパロディや言葉遊びが多く使われていますが、スタッフクレジットにも同じ雰囲気があります。エンディングまで到達したプレイヤーが、制作スタッフの名前を見ながら最後にもう一度笑える演出です。

オリジナルサウンドトラックへの収録

『がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~』の楽曲は、2017年5月26日に発売された『がんばれゴエモン さうんど玉手箱 ~オリジナル・サウンドトラック BOX~』へ収録されています。

本作の音楽は、サウンドトラックBOXのDISC 3に収録されています。ゲーム中の町、フィールド、ダンジョン、戦闘などで使用された楽曲を、ゲーム機を起動せずに聴けます。

項目内容
商品名がんばれゴエモン さうんど玉手箱 ~オリジナル・サウンドトラック BOX~
発売日2017年5月26日
収録ディスクDISC 3
収録作品がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~
品番EMCA-0027

本作は地域ごとの変化が大きく、和風の町、南国、海底、地底、雪国、月面など、それぞれの場面に合わせた音楽が用意されています。物語をクリアした後に楽曲を聴き直すと、冒険した場所や戦ったボスを思い出せます。

2026年発売の『がんばれゴエモン大集合!』にも音楽鑑賞機能があり、収録タイトルのBGMをゲーム内で楽しめます。サウンドトラックを所有していない場合でも、コレクション版を通して楽曲に触れられます。

レビュー評価から分かる本作の特徴

発売当時の評価を見ると、キャラクター、操作性、熱中度が比較的高く評価されています。物語の進行に応じて仲間が交代し、個性的な人物や敵が次々に登場することが、本作の魅力につながっています。

一方で、クロスレビューの点数が突出して高いわけではないことからも、すべての要素が高く評価された作品ではありません。広いダンジョンや高いエンカウント率、敵の耐久力、自由度の低さなどが、遊ぶ人によって評価を分ける部分です。

  • キャラクターの個性が強く評価されている
  • 戦闘画面や操作性が前作から改善された
  • ファミコン作品としてボリュームが豊富
  • 長いダンジョンや強い敵は好みが分かれる
  • 欠点はあるものの良作と評価できる内容を持つ

『がんばれゴエモン外伝2』は、誰でも簡単に進められるRPGではありません。しかし、豊富なキャラクター、奇想天外な世界、アニメーションする戦闘、寄り道要素など、ファミコン後期作品として多くの見どころを備えています。

制作スタッフの遊び心や音楽も含めて楽しむことで、本作が後の『がんばれゴエモン』シリーズへ与えた影響や、当時のコナミ作品らしい雰囲気をより深く感じられます。

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