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『Gソニック』(ジーソニック)は、1996年12月13日にセガ・エンタープライゼスから発売されたゲームギア用アクションゲームです。
海外では『Sonic Blast(ソニックブラスト)』として知られています。
本作はゲームギアでリリースされた最後のソフトであり、セガが日本の携帯型ゲーム市場から一時撤退する前の作品としても注目されます。
機種 | ゲームギア |
発売元 | セガ |
発売日 | 1996年12月13日 |
価格 | 5,280円 |
ジャンル | アクション |
ゲームの特徴
- プレイヤーキャラクター: ソニック・ザ・ヘッジホッグとナックルズ・ザ・エキドゥナの2人から選択可能です。ソニックは「ダブルジャンプ」、ナックルズは「滑空」と「壁登り」といった固有のアクションを持っています。
- グラフィック: 従来のドット絵とは異なり、プリレンダリングによるCGテイストのグラフィックが採用され、立体感のあるビジュアルが特徴です。
- ステージ構成: 全5つのゾーンがあり、それぞれ3つのアクト(ステージ)で構成されています。各ゾーンのアクト1とアクト2には「スペシャルリング」が隠されており、これを見つけると3D視点のスペシャルステージに進むことができます。スペシャルステージでは、50枚以上のリングを集めるとカオスエメラルドのかけらを獲得できます。これらのエメラルドを全て集めると、特別なエンディングを見ることができます。
ストーリー
平和なサウスアイランドで休息を楽しんでいたソニックの手元にあったカオスエメラルドが突然砕け、5つの宝石に分かれて飛び散ってしまいます。
その直後、ドクター・エッグマンが現れ、エメラルドの力を利用して大要塞「シルバーキャッスル」を建設すると宣言。
ソニックと駆けつけたナックルズは、エッグマンの野望を阻止し、飛び散ったカオスエメラルドを取り戻すための冒険に出発します。
- カオスエメラルドとは
- カオスエメラルドは、ソニックシリーズにおける重要なアイテムで、全7つの宝石から成り立っています。各エメラルドは強大なエネルギーを秘めており、全てを集めることで奇跡を起こしたり、絶大な力を手に入れることができるとされています。1つでも飛行機を燃料不要で動かせるほどのエネルギーを持ち、レーザー兵器の動力源としても利用可能です。
また、カオスエメラルドは「スーパー化」と呼ばれる能力を引き出すことができます。全てのエメラルドのエネルギーを引き出すことで、ソニックは黄金に輝くスーパーソニックに変身し、身体能力が飛躍的に向上します。ただし、体力の消耗が激しいため、長時間の変身は困難です。このスーパー化は、ソニックだけでなく、シャドウやシルバー、テイルス、ナックルズも可能で、それぞれが独自の能力を発揮します。
さらに、カオスエメラルドは時空を歪める能力も持っています。「カオスコントロール」と呼ばれる技で、時間の流れを自在に操り、瞬間移動や時間停止などが可能です。主にシャドウがこの能力を使用し、戦闘や移動でその力を発揮しています。
このように、カオスエメラルドはソニックたちの世界で非常に重要な役割を果たしており、その力を巡って多くの冒険や戦いが繰り広げられています。
発売後の展開
- 再発売: 本作は『ソニックアドベンチャーDX』(ニンテンドーゲームキューブ)や『ソニック メガコレクションプラス』(PlayStation 2、Xbox)に収録されました。また、2012年4月18日からはニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも配信されていましたが、ニンテンドーeショップのサービス終了に伴い、現在は配信を終了しています。
- 評価: ゲームギアの性能を最大限に活用したグラフィックや、ソニックとナックルズの異なるアクションが高く評価されました。一方で、スペシャルステージの難易度やカオスエメラルド収集のシビアさが指摘されることもありました。
関連情報
- ゲームギアの歴史: ゲームギアは1990年に発売された携帯型ゲーム機で、カラー液晶や多彩なソフトラインナップが特徴でした。『Gソニック』はその最後のタイトルとして位置づけられています。
- 他のソニックシリーズ: ゲームギアでは他にも『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』『ソニック&テイルス』『ソニック ドリフト2』など、多数のソニックシリーズが発売されており、携帯型ゲーム機でもソニックの人気は高いものでした。
『Gソニック』は、ゲームギアの集大成とも言える作品であり、ソニックシリーズの中でも特異な位置を占めています。その独特のグラフィックやゲームシステムは、当時のプレイヤーに新鮮な体験を提供しました。