FF9リマスター総まとめ(対応機種・追加要素・快適機能・おすすめの遊び方)

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FF9リマスター総まとめ(対応機種・追加要素・快適機能・おすすめの遊び方)

2000年の名作RPG『ファイナルファンタジーIX(FFIX)』は、現在“リマスター版”として複数プラットフォームで入手・プレイできます。基本的な仕様は各機種で共通しており、HD化されたムービーとキャラクターモデル/オートセーブ/7種のブースト(便利機能)が加わったのがポイントです。配信の大枠は、2016年にスマホ版(iOS/Android)→同年PC(Steam)→2017年PS4→2019年Switch/Xbox Oneという流れ。PS5・Xbox Series X|Sでは後方互換で動作します。公式の配信ページやストアでも、こうした“現行向けの快適要素”が明記されています。

まず“リマスターで何が変わるのか”を整理します。ゲーム本編の物語・イベント構造はオリジナル(PS版)から変更されておりません
追加・改良は主に表示の高精細化と快適機能です。
PC版の公式説明には、「高解像度ムービー&キャラクターモデル」「オートセーブ」「実績(プラットフォームによりトロフィー)」「7種のブースター(高速化/エンカウントなし等)」と明記。PS4版のストアでもPS5後方互換でのプレイ可が案内されています。Xbox版はXbox One/Series X|Sで遊べ、Xbox Play Anywhere対応(Microsoft Store版)でPCとセーブ共有が可能です。

7種ブースト(便利機能)の中身

ブーストはポーズ画面からON/OFF可能な“切替式”4種と、コンフィグから有効化する“恒久式”3種の合計7種あります。切替式は即時ON/OFFできるのに対し、恒久式は一度有効化すると元に戻せない点に注意(セーブ分け推奨)。具体的な機能は以下のとおりです。

名称種別主な効果戻せる?注意点
高速モード切替ゲーム全体の進行を高速化(移動・戦闘のテンポ短縮)PS4版ではトロフィーに影響なし(切替系)
エンカウントなし(セーフトラベル)切替ランダムエンカウントを無効化(イベント戦は通常どおり)PS4版ではトロフィーに影響なし(切替系)
9999ダメージ切替与ダメージ/回復量が常時9999になるPS4版ではトロフィーに影響なし(切替系)
バトルアシスト(ゲージMAX)切替ATB・HP・MP・トランスを常時最大寄りに維持PS4版ではトロフィーに影響なし(切替系)
アビリティマスター恒久装備を所持するだけで対応アビリティを即時習得×PS4版は有効化で当該セーブのトロフィーが無効化
レベル/魔石力MAX恒久全員Lv99/魔石力99に即時到達×PS4版は有効化で当該セーブのトロフィーが無効化
ギルMAX恒久所持ギルを最大値に×PS4版は有効化で当該セーブのトロフィーが無効化

前述しましたが恒久式ブーストは取り消し不可で、一部プラットフォームでは実績/トロフィーの獲得条件に影響する場合があります。実際の挙動はバージョンやプラットフォームで差があるため、有効化前に別スロットへセーブして試すのが安全です。

※FF9リマスターのブーストは計7種である旨は公式ストアに明記。

プラットフォーム別のお勧め運用方法

プラットフォーム推奨ブースト(基本)推奨ブースト(難所・作業時)トロフィー/実績への配慮セーブ運用(安全策)備考
PS4/PS5(後方互換)高速モードのみ常用。収集や戻り道では「エンカウントなし(セーフトラベル)」を状況限定で。ボス練習や検証は「9999」「バトルアシスト」を一時ON。稼ぎ時はエンカOFFにして戦闘発生を維持。恒久系(アビマス/Lv&魔石力MAX/ギルMAX)は使わないのが無難。使うなら別セーブでトロフィーは割り切る。ボス前や分岐前に別スロ保存。ブースト検証用の“実験スロット”を1つ用意。PS5のSSDでロード短縮体感。トロコン狙い向け。
Nintendo Switch携帯プレイ中心なら「高速」常用+ダンジョン探索時に「エンカウントなし」を併用。周回短縮や収集は「エンカウントなし」。詰まり解消や撮影用は「9999」「バトルアシスト」を短時間だけ。実績機能がないため自由度高いが、恒久系は体験を大きく崩すため基本は未使用推奨。オートセーブ活用+章区切りで手動セーブ。携帯中のスリープ多用ならこまめに保存。スキマ時間の消化・周回向け。携帯モードと相性良好。
PC(Steam)「高速」常用。マップ戻りや撮影導線では「エンカウントなし」を適宜。検証・撮影・資料作成は「9999」「バトルアシスト」をスポット利用。稼ぎはエンカOFF(=ONにしない)。実績重視なら恒久系は未使用。演出確認用に使う場合は別データへ。セーブスロ分け+バックアップ(PCなら容易)。重要ポイント前に二重保存。高解像度スクショや資料作成に最適。必要なら描画強化(例:Moguri)も検討。

高精細化の範囲と“見え方”の注意点

公式リマスターはキャラクターモデルとムービーのHD化が中心で、背景は当時のプリレンダ画像を拡大・フィルタして使います。このため、大画面や高解像度環境では背景の粗さが目立つことがあります。背景の質感やUI描画のチューニング不足(機種差あり)が弱点としてユーザーから多く指摘されています。
一方でロード短縮やスキップ、カメラ演出の短縮などQoL向上は恩恵が大きい——という評価が概ね共通です。

機種ごとの所感(現行機で遊ぶなら)

『ファイナルファンタジーIX(FF9)』の現行向けリマスターは、どの機種でも「HD化ムービー&キャラクターモデル」「オートセーブ」「トロフィー/実績(機種依存)」「“7種ブースター(高速・エンカウントなし等)”」という土台は共通です。一次情報としてはSteamの商品ページやPS Store / 任天堂公式ページに、これらの機能が明記されています。まず「何を買っても物語やイベント構造は同じ、快適機能はほぼ共通」という前提を押さえましょう。

そのうえで、体験の差は「表示の見え方」「ロード時間・安定性」「携帯性」「エコシステム(トロフィー/実績・クラウドセーブ)」に出ます。たとえばPS4版はPS5で後方互換プレイが可能で、SSD環境だとロードが短縮されます。PS4版をPS5で動かしたときの読み込みの速さが優勢という検証結果(秒数比較)も示されています。テレビで落ち着いて遊びたい&トロフィー狙いなら、PSプラットフォームは今も堅実な選択肢です。

Switch版は携帯/据置のハイブリッド性が最大の強み。スキマ時間に“ちょっと物語を進める”“収集作業を片付ける”用途との相性は抜群です。一方で、視認性やUIのぼやけ、ロード時間の長さが弱点として挙げられ、据置重視の人には不利という評価。携帯性を活かせるかどうかが満足度の分かれ目です。任天堂の公式ページにも“高解像度表示とブースター(高速/エンカウントなし)”の導入が明記されているので、高速+エンカOFFでテンポを補う運用が定石。

Xbox(One/Series)は、“Xbox Play Anywhere”対応がユニーク。1本の購入でXbox本体とWindows PC版を共有でき、実績・セーブの横断もスムーズです。公式ストアやXbox公式ニュースでもPlay Anywhere対応が明記されており、コンソールとPCハンドヘルド(ROG Ally等)を行き来する人にはとても便利になっています。ただしロード体感はPS5に一歩譲るというユーザーの意見も出ているので、利便性(共有・実績)重視か、速度重視かで判断しましょう。

PC(Steam)は“拡張性”で最上位。公式の快適機能に加え、有志の「Moguri Mod」を導入すれば背景・UI・ムービーの描画が大幅に洗練され、スクショ素材や配信用の映像クオリティを高く保てます。公式サイトが「背景の高精細化(AI+手作業)」「Memoriaベースの豊富な設定」等を説明しており、画質最優先・資料性重視ならここ一択。素のSteam版でも実績とオートセーブが標準で、ロードはSSDで快適です。

スマホ(iOS/Android)最も手軽で、高速・エンカウントなし等のブースターも使えます。移動時間の“物語再読”にベスト。配信開始は2016年2月(当時の公式アナウンスを国内メディアが報道)で、その後もアップデートや案内が継続しています。最近は端末性能の底上げもあり、ロード体感が軽いという声も。タッチ操作が主になるので、アクティブタイムバトルの入力感はコントローラ派と好みが分かれます。

また、“7種ブースター”の設計にも留意を。切替式(高速/エンカウントなし/9999/バトルアシスト)はON/OFF前提で気軽に使えますが、恒久式(アビリティ即習得/レベル&魔石力MAX/ギルMAX)は元に戻せないため、別スロットでの検証が安全です。ブースターの存在自体はSteam/PS Store/任天堂公式のいずれにも明記されています。攻略効率を重視して“まずは高速+必要時だけエンカOFF”→“詰まったら9999やアシストで壁越え”という段階運用が実務的です。

結論としてのおすすめは次のとおり。
トロフィー/据置の安定感を取るならPS4版をPS5で、共有性(Xbox⇄PC)を最大化するならXbox(Play Anywhere)、最高画質や研究・配信用途ならPC(Steam+Moguri)、携帯性ならSwitch、手軽さならスマホです。RPG Siteの横断検証もPS(PS5互換)=速い、Switch=携帯性は◎だが表示・ロードが弱点、PC(Moguri)=最良画質という趣旨で一致しています。

機種表示・見え方ロード/安定性携帯性/運用所感(強み・弱み)出典
PS4/PS5(後方互換)HD化ムービー&キャラ/UIの視認性は安定PS5の後方互換で快適に動作据え置き中心トロフィー対応/据え置きで落ち着いて進めたい人向けPS Store
Nintendo SwitchHD化ムービー&キャラ/ブースター対応体感は安定(端末差は少ない)携帯・TV両対応で柔軟携帯性が最大の強み/周回や収集の“作業”と相性◎任天堂公式(Switch版)
Xbox One/Series X|S(互換)HD化ムービー&キャラ/実績対応Series世代で安定動作(後方互換)据え置き中心実績稼ぎや大画面プレイ向けXbox Store/実績サイト
PC(Steam)可変解像度/Mod(Moguri)で背景・UIを大幅強化可SSD環境で快適(PC性能に依存)ノートPCでも可最高画質を狙える/スクショ・資料作成に最適Steam/Moguri Mod
iOS/AndroidHD化ムービー&キャラ/タッチ操作端末性能に依存携帯性は最強セール時の手軽さ◎/移動時間に物語を再読したい人向けSQUARE ENIX公式

最後に、ストア選びの注意を2点だけ。

  1. PS版はPS4タイトルとして販売され、PS5の後方互換で動作します(“PS4→PS5互換”の一般ルール)。
  2. Xbox版は“Play Anywhere”ロゴの付いた同一プロダクトを選ぶと、XboxとWindows版を共用できます。どちらも公式サポート/公式ストアの明示を確認して購入しましょう。

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