『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター(FF I–VI)』とは?――対応機種・追加要素・“どの機種で遊ぶべきか”まで一気に把握する総合ガイド

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『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター(FF I–VI)』とは?――対応機種・追加要素・“どの機種で遊ぶべきか”まで一気に把握する総合ガイド

ピクセルリマスターは、『ファイナルファンタジー』1作目~6作目を“2Dドット絵の良さ”を軸に現行環境へ作り直した公式リマスターシリーズです。移植や3Dリメイクではなく、初代~SFC期のオリジナル版をベースに、グラフィックとサウンド、UIや快適性を総合的にアップデートしたもの――これが本作の立ち位置です。
グラフィックはシリーズ初期からドットを手掛けてきた渋谷員子さんが再描画。楽曲は植松伸夫さん監修の新規アレンジで、当時のイメージを崩さずに現代の音作りへ引き上げられています(サウンドエフェクトも刷新)。

この「原作尊重+現代化」の方針は、公式FAQにも明記されており、ストーリーは変更無し/ゲームバランスは原作を尊重しつつ全体調整/Steam版とモバイル版はインターフェースを最適化という設計です。さらにモンスター図鑑(生息地マップ表示や、モバイル専用の“図鑑内バトル”)/イラストギャラリー(天野喜孝氏の各種アート多数)/サウンドプレイヤーなど、シリーズの資料性を高める鑑賞系機能も最初から解放されています。(FINAL FANTASY pixel remaster)

【機能比較表】BGM/フォント切替・エンカウントON/OFF・EXP倍率――FFピクセルリマスターの快適オプションまとめ

機能/オプション具体内容初出(PS4/Switch)逆輸入(PC・モバイル)対応機種
BGM切替新アレンジ/原作風(オリジナル)を選択2023年4月19日 追加2024年1月31日(Steamに原作BGM切替、スマホは別項)PS4/Switch/Steam/iOS/Android
フォント切替既定フォント/ピクセル(クラシック)を選択2023年4月19日 追加2024年1月31日(Steamにピクセルフォント追加)PS4/Switch/Steam(※スマホはUI最適化中心)
ランダムエンカウント ON/OFF通常遭遇を任意で無効化/再有効化2023年4月19日 追加2024年1月31日(Steam/スマホに追加)PS4/Switch/Steam/iOS/Android
獲得EXP倍率0~4倍の倍率を選択(周回時短/縛り調整)2023年4月19日 追加2024年1月31日(Steam/スマホに追加)PS4/Switch/Steam/iOS/Android
(モバイル)ゲームパッド対応外部コントローラでの操作に対応2024年1月31日(スマホに追加)iOS/Android
現状まとめ上記の主要“快適オプション”は全機種へ反映済み。体験差は小さい2023年4月19日(CSで先行)2024年1月31日(PC/モバイルへ実装)PS4/Switch/Steam/iOS/Android

特徴面で大きな仕様は“コンソール版(PS4/Switch)で追加された快適オプション”と、その後のPC・モバイルへの逆輸入アップデートです。2023年4月19日のPS4/Switch版では、(1)BGMを新アレンジ/原作風のどちらかに切替、(2)フォントを既定/ピクセル風で選択、(3)ランダムエンカウントON/OFF、(4)獲得EXP倍率(0~4倍)といった“ブースト”類が追加。これにより周回や作業短縮、ストーリーだけ追いたい人の難易度調整が柔軟になりました。
のちに2024年1月31日のアップデートでSteam/モバイルにも同等機能が実装(モバイルはゲームパッド対応も追加、SteamはBGMの“原作版”切替とピクセルフォントが選択可)。現在は機種間の体験差がきわめて小さく、どの環境でも共通の強力な快適性が使える状態です。

さらに研究・検証向けの遊びを支える便利機能もCS版で拡充。たとえばモンスター図鑑からのバトルシミュレーション機能は、登録済みモンスターを最新セーブのパーティで即試走できる仕様で、攻略検証やボス挙動の確認に重宝します。バトル中にタイトルへ戻れるポーズメニューも備わり、イベントリトライやレアドロップ狙いのやり直しがスムーズです。

ブースト周りの最新動向としては、2025年3月12日のアップデートで『FFIII』に「熟練度(ジョブ熟練度)倍率0~4倍」が追加されました。これによりIIIのジョブ育成は、経験値・AP(作品ごとの呼称差あり)に加えて熟練度も効率化でき、周回設計の自由度がさらに上がっています。

BGMとフォントの切替は“原作再現派”と“新規プレイヤー”の双方にメリットがあります。BGMは植松伸夫氏監修の新アレンジとオリジナル波形表現を並立、コンフィグから即時切替可能。フォントは可読性の高いモダン体と、画面全体のトーンを統一しやすいピクセル体を場面に応じて選べます。レビューでもピクセル体にすると画面全体のドット調がより引き締まるという指摘があり、配信画面の“見た目チューニング”にも有効です。

資料性の強化という観点では、サウンドプレイヤー全曲解放イラストギャラリーの包括収録モンスター図鑑の生息地表示など、“調べる・見返す・引用する”用途に向いた機能が最初から使えます。記事制作で画面の統一感や注釈の正確性を担保しやすいのがピクセルリマスターの強みです。

どの機種で遊ぶべきか?用途別おすすめ(2025年10月時点・公式情報に基づく比較)

ピクセルリマスター(FFI〜VI)は現在、PS4/Switch/Steam(PC)/iOS/Android/Xbox/Windowsに展開され、主要機能はほぼ横並びです。とくに“快適オプション”(BGM原作版/アレンジ切替、フォント(モダン/ピクセル)切替、エンカウントON/OFF、経験値など各種ブースト)は、家庭用で先行→2024年1月31日にPC・スマホへ逆輸入され、どの環境でも使える状態になりました。
スマホは同アップデートでゲームパッド操作に正式対応。まずはこの「機能パリティ」を前提に、遊び方(用途)ベースで最適解を絞り込みます。

用途(何を重視?)おすすめ機種主なメリット快適オプションの要点注意点ひとことで
大画面で“原作の空気感”を満喫PS4/Nintendo Switchテレビで没入感/ピクセルフォント×原作BGMで雰囲気再現が簡単遭遇ON/OFF、経験値(0~4倍)等のブースト、BGM・フォント切替、図鑑バトルやポーズメニューPS5はPS4版の後方互換で起動(一般仕様)。携帯⇄据置はSwitchの強み“腰を据えて”遊ぶならココ
検証・周回・撮影編集をPCで完結Steam(PC)キャプチャやウィンドウ運用が柔軟/素材制作と検証の往復が速い家庭用同等のブースト群、BGM原作切替、ピクセルフォント、UI最適化PC環境依存(スペック・周辺機器)。家庭用実績と別エコシステム攻略・配信の制作向け最適解
可搬性最優先+自宅ではパッド操作iOS/Android(+外部ゲームパッド)外出先でサクッと進め、帰宅後は据置感覚で続きが遊べる遭遇ON/OFF・各種倍率などのブースト、ゲームパッド正式対応、タッチ最適化Androidは“6本バンドル販売なし”。端末の発熱・バッテリー管理に留意“ながら周回”派に最強
Xbox/Windowsでライブラリ統一Xbox Series X|S/Windowsストア実績・購入環境をXbox/Windowsに集約/大画面で安定運用家庭用系の快適オプションを踏襲(遭遇制御・倍率・BGM/フォント)Game Pass対象外=個別購入。PC版はストア縛りに注意エコシステム重視の人向け
まずは失敗しない“総合点重視”普段使いの主戦場(据置派=Switch/PS、制作派=Steam)機能パリティで体験差は小/自分の生活導線に合わせやすいどの機種でも遭遇ON/OFF・倍率・BGM/フォント切替を共通で利用可DLC追加ダンジョン等は原則未収録(原作準拠設計)“今の環境でOK”が結論

“原作の空気感”を大画面で味わいたい:PS4/Switch

家庭用版はBGM原作版/アレンジ切替ピクセルフォントなど“表示・音のこだわり設定”を発売時(2023/4/20)から標準装備エンカウントON/OFF経験値/AP(作品に応じた名称)0~4倍といったブースト群もメニューから即切替できます。Nintendo公式トピックスは実際の画面付きで解説しており、図鑑からのバトルシミュレーションバトル中でもタイトルに戻れるポーズメニューなど“検証に強い”便利機能も詳述。テレビの没入感細やかな快適化を両立したいなら、まずは家庭用が手堅い選択肢です。

  • 向いている人:リビングの大画面で腰を据えて遊ぶ/配信・撮影でも“画作り”を安定させたい(ピクセルフォント×原作BGMの絵作りが簡単)
  • 補足:PS5ではPS4版の後方互換で起動可能(ソニー側の一般仕様)。Switchは携帯⇄据置の切替で“すき間時間の継ぎ足しプレイ”がしやすいのも強みです。※携帯/据置はSwitch本体仕様の一般知識としての補足。

最短で検証・周回を回したい/キャプチャも柔軟”:Steam(PC)

2024/1/31のアップデートSteamにもピクセルフォント&原作BGM切替、各種ブーストが実装され、家庭用と同等の快適化が整いました。公式ポータルの告知では、家庭用にあった機能をPCへ搭載したことが明言され、PCならではの撮影・編集・ウィンドウ運用の柔軟さを活かしやすいのが利点。攻略記事や動画制作のワークフローをPCで完結させたい人は、Steam一択が分かりやすいです。

  • 向いている人:周回検証・撮影・編集をPCで回したい/キーボードや多ボタンパッドなど入力デバイスを自由に切り替えたい
  • 補足Q&Aページにも「ブースト(遭遇ON/OFF、経験値0~4倍)はPC/スマホにも追加」「Steamにはピクセルフォント/原作BGM」が追記済み。**鑑賞系(図鑑・サントラ・ギャラリー)も最初から解放で、資料作りが捗ります。

“手軽さ最優先。外出先でサクッと進めて家ではパッドで”:スマホ(iOS/Android)+ゲームパッド

スマホ版は同じく2024/1/31の公式アップデートブースト群が追加され、さらに“ゲームパッドでプレイできる機能”が正式サポート。移動時間にストーリーを進める→帰宅後にパッドでボス研究といった可搬性×操作性を両立できます。注意点として、公式告知に「Androidのみバンドル販売なし」の注記があるため、まとめ買い前提ならiOS/家庭用/Steamの“6本バンドル”が検討しやすいです。

  • 向いている人:外でも家でも途切れず進めたい/パッド操作の“据置感”も欲しい
  • 補足:スマホはタッチ操作最適化がされており、Q&Aにも「プラットフォームごとに操作性を最適化」と明記。ゲームパッド対応の公式化により、“操作の不安”は大きく解消されています。

“XboxやWindowsストアで統一したい”:Xbox Series X|S/Windows

2024/9/26のTGS配信で、I〜VIがXboxとWindowsに“サプライズ配信”公式Xboxニュースも「Available on Xbox and PC Today!」と明記しています。家庭用で成熟した快適オプションの系譜がPC・スマホへ逆輸入された経緯を踏まえると、Xbox/Windowsでも“現在の標準的な快適性”で楽しめると考えてよいでしょう。エコシステムとしてXbox/Windowsにまとめたい人は、このラインを選べばOKです。※Game Pass入りではなく個別購入である点は各メディアでも整理されています。

  • 向いている人:Xbox/Windowsでライブラリを統一したい/据置とPCの棲み分けをXbox系で完結させたい
  • 補足:Xbox/Windows配信は“対応面の拡大”を示す動き。以降も**“機能パリティ維持”**が前提の運用になっており、どの機種でも基本体験差は小さいのが現在地です。

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