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機種 | ファミコン |
発売元 | エニックス |
発売日 | 1990年2月11日 |
価格 | 9,350円 |
ジャンル | RPG |
『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』は、1990年にエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売されたファミリーコンピュータ用のRPG。ドラゴンクエストシリーズの第4作目であり、FC版としては最後の作品です。
- 章立てのストーリー: 従来のシリーズとは異なり、各章で異なる主人公が登場し、異なる視点から物語が進行するユニークな形式。
- パーティプレイ: 8人の仲間と冒険し、それぞれの能力に応じた戦略的な編成が鍵になります。
- AI戦闘システム: 各仲間が自分の判断で行動するAI戦闘により、スピーディーな戦闘が可能です。
- ミニゲームや会話システム: カジノ、すごろく、仲間との会話システムなど、多彩な追加要素で楽しさが倍増。
ストーリーと章構成
ドラゴンクエスト4は、個性豊かなキャラクターたちが活躍するオムニバス形式の物語です。
全5章の構成で、それぞれの章に異なる主人公が登場します。最終的にはすべての主人公が合流し、最終章で共に戦う流れが特徴的です。
最終章では、勇者の村が魔物に襲われ、幼なじみのシンシアが勇者の身代わりとなって犠牲になります。
村は壊滅し、すべてを失った勇者は、魔物を倒すために旅立ちます。
旅の途中、彼は仲間となるさまざまなキャラクターと出会います。
占い師ミネアと踊り子マーニャ、アリーナ姫、クリフト、ブライ、そして商人トルネコ、戦士ライアンらが次々と合流し、彼らと共にデスピサロ討伐のための道を進みます。
- 第一章 王宮の戦士たち
- 第二章 おてんば姫の冒険
- 第三章 武器屋トルネコ
- 第四章 モンバーバラの姉妹
- 第五章 導かれし者たち
ゲームシステムと特徴
- AI戦闘システム: AIによる自動戦闘を導入し、よりスピーディーな戦闘を実現。
- 馬車システム: パーティに10人の仲間が編成可能で、馬車で待機するキャラクターと戦闘キャラを切り替え可能。
- カジノ: カジノでアイテムやゴールドを獲得。
- 全5章のオムニバス形式: それぞれの主人公の視点で物語が展開され、最終的に勇者の物語と結びつく。
AI戦闘システム
DQ4のAIシステムは、シリーズで初めて導入された画期的なものでした。
ドラゴンクエスト4のAI戦闘は、仲間キャラクターの行動を自動で決定するシステムで、AIの学習機能により、ターンごとにモンスターの耐性データを学び、効率的な戦略を取るようになります。
ボス戦では「みんながんばれ」や「ガンガンいこうぜ」が「対ボス戦」へと置き換わり、補助呪文の優先度が高くなり、戦略的に戦います。
しかし当初はクリフトが効きもしないザキを連発したり、マーニャが雑魚敵に過剰な呪文を使ったりしたため、不満も多く生じました。
DQ4のAI戦闘は「学習型」と称されていますが、実際のところモンスターの耐性データのみをフラグ管理するものです。
つまり、プレイヤーが期待するような本格的な機械学習は行われていません。
AIの行動は戦闘ごとに定められた作戦によって制御され、補助呪文や道具の使用も作戦により優先順位が変わります。
ボス戦では特に「対ボス戦」モードが適用され、補助呪文の使用やMPの出し惜しみのない戦略的行動が見られます。
まとめると、ドラゴンクエスト4のAI戦闘は、シンプルなシーケンス制御とモンスター耐性の学習機能に基づいて、仲間キャラクターが自動で戦闘行動を選択する仕組みです。
ボス戦や作戦に応じて異なる行動を取るため、戦略的なプレイが可能です。
初期のAI戦闘は一部不満や不便さを生じましたが、現在でもその複雑なアルゴリズムは評価されています。
馬車システム
馬車の特徴:馬車があると、パーティで行動可能となります。
戦闘は外にいるメンバーのみが参加し、馬車の中にいるメンバーはダメージや状態異常の影響を受けませんが、経験値は同様に得られます。
戦闘メンバーが全滅すると、自動で馬車のメンバーが入れ替わるシステムとなっています。
馬車の制限と利用:ダンジョンや施設によっては馬車が切り離され、馬車内のメンバーを戦闘に参加させられない場合もあります。しかし、一部の町やダンジョンでは、馬車のアイテムや呪文を使用することができます。
また、【旅の扉】や特定のダンジョンの出口を使うと、馬車はその場でパーティと分断されますが、【ルーラ】や【バロンのつのぶえ】を使って呼び寄せることが可能です。
各移植版の変更点と追加要素のまとめ
『ドラゴンクエストIV』は、さまざまなプラットフォームでリメイクされており、PlayStation(2001年)ニンテンドーDS(2007年)スマートフォン(iOS/Android)(2014年)とリメイクされています。
追加要素一覧
機種/要素 | 第6章 | ふくろ | 中断 | 移民の町 | 謎のダンジョン |
---|---|---|---|---|---|
FC版 | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ |
PS版 | ◯ | ◯ | ☓ | ◯ | ◯ |
DS版 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
スマホ版 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
詳細な変更点と追加要素
【PS版の変更点と追加要素】
- AI「めいれいさせろ」コマンドの追加: 各キャラクターの行動を自由に指示できるようになった。
- 移民の町の追加: 5章以降、砂漠のバザー跡地に設置され、特定人数で町が発展する仕組み。
- 第6章の追加: 本編クリア後に隠しダンジョンや新たな仲間ピサロ、更により強力なボスを追加。
【DS版の変更点と追加要素】
- 上画面にワールドマップ表示: フィールドでの位置確認がしやすくなっている。
- 中断セーブ: フィールドやダンジョンでのセーブが可能に。
- 第1章からふくろが使用可能: 各章の装備品を5章に引き継ぐことができる。
- 謎のダンジョンの構成を刷新: 新構成のマップが追加。
【スマホ版の変更点と追加要素】
- ルーラの消費MPを4から1に