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『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』は、2009年4月29日にバンダイナムコゲームスから発売されたニンテンドーDS用RPGです。開発は『ゼノブレイド』シリーズなどで知られるモノリスソフトが担当し、『ドラゴンボール』のニンテンドーDS作品第4弾として登場しました。
物語は、第23回天下一武道会へ向けた修行から、地球へ襲来したベジータを撃退するまでを描いています。原作の展開だけでなく、アンニンや蛇姫といったアニメオリジナルキャラクター、クリリンや天津飯を中心としたゲーム独自のエピソードも収録されています。
戦闘は最大3人で行うコマンド選択式を採用。悟空、悟飯、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯の6人を操作でき、APによる技の習得、怒りゲージを利用した究極技、仲間同士で発動するスパーキングコンボなどが用意されています。敵の攻撃に合わせてボタンを押す「アクティブガード」も本作を特徴づけるシステムです。
本記事では、『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』の基本情報とストーリー、操作キャラクター、戦闘・育成システム、原作やアニメを再現した要素、登場するボス、やり込み要素、取り返しのつかない要素、隠しボスのブロリーまで詳しく紹介します。
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』の基本情報

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』は、バンダイナムコゲームスから発売されたニンテンドーDS用RPGです。開発はモノリスソフトが担当し、2009年4月29日に発売されました。
| 項目 | 内容 |
| タイトル | ドラゴンボール改 サイヤ人来襲 |
| 読み方 | ドラゴンボールカイ サイヤじんらいしゅう |
| 英語版タイトル | Dragon Ball Z: Attack of the Saiyans |
| 対応機種 | ニンテンドーDS |
| ジャンル | RPG |
| 発売日 | 2009年4月29日 |
| 発売元 | バンダイナムコゲームス |
| 開発元 | モノリスソフト |
| 定価 | 4,800円(税別) |
| プレイ人数 | 1人 |
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) |
| 出荷本数 | 約20万7千本 |
| 初回特典 | 特製データカードダス |
| 操作キャラクター | 孫悟空、孫悟飯、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯 |
| 戦闘参加人数 | 最大3人 |
| ストーリー構成 | プロローグ+全15章 |
本作は『ドラゴンボール』を題材としたニンテンドーDS作品の第4弾です。第23回天下一武道会編とサイヤ人編を中心に、原作やアニメで描かれた物語をコマンド選択式RPGとして再構成しています。
操作できるのは、悟空、悟飯、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯の6人です。一度の戦闘に参加できるのは最大3人で、物語の進行に合わせてパーティ構成が変化します。一部の章では、バブルスとグレゴリーがNPC戦闘員として加わる場面もあります。
原作に沿った戦いだけでなく、アニメオリジナルの人物や、ゲーム独自の敵・エピソードも多数収録されています。初回生産分には特製データカードダスが付属していました。
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』はどのようなゲーム?

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』は、第23回天下一武道会編からサイヤ人編までの物語を追体験できるコマンド選択式RPGです。原作で描かれた悟空たちの戦いを中心に、アニメオリジナルの物語や、本作のために作られた独自のエピソードを加えた構成になっています。
プレイヤーは悟空だけでなく、悟飯、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯も操作します。章によってパーティメンバーが入れ替わり、それぞれの修行や戦いを体験しながら、ラディッツ、ナッパ、ベジータとの決戦へ進んでいきます。
| ゲームの特徴 | 内容 |
| ストーリー | 第23回天下一武道会へ向けた修行からベジータ撃退までを描く |
| 物語の構成 | 原作、アニメオリジナル、ゲームオリジナルのエピソードを収録 |
| 操作キャラクター | 悟空、悟飯、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯の6人 |
| パーティ | 最大3人で戦闘を行い、章によってメンバーが変化する |
| 戦闘方式 | サイドビューで展開するコマンド選択式バトル |
| キャラクター育成 | レベルアップ、ボーナスポイント、APによって能力や技を強化する |
| 究極技 | 怒りゲージが最大になるとキャラクター固有の究極技を使用できる |
| 連携攻撃 | 特定の技を組み合わせるとスパーキングコンボが発動する |
| 防御システム | 敵の攻撃に合わせてボタンを押すとアクティブガードが発動する |
| 装備要素 | カプセルアイテムをセットして探索や戦闘に役立つ効果を得る |
| やり込み要素 | 敵キャラ図鑑、魔封波による捕獲、人参集め、隠しボスなど |
戦闘はサイドビュー形式で進みます。ファミコンで発売された『ドラゴンボール 強襲!サイヤ人』などのカードバトル方式ではなく、「たたかう」や必殺技などを選択して行動する、オーソドックスなコマンドバトルが採用されています。
通常攻撃に加えて、かめはめ波、気円斬、魔貫光殺砲、繰気弾といった原作でおなじみの技を使用できます。技によって攻撃できる範囲や追加効果が異なるため、敵の数や弱点、戦闘の状況を考えて使い分けることが重要です。
味方が攻撃したりダメージを受けたりすると「怒りゲージ」が増加します。ゲージが最大になると「Sparking!」状態へ移行し、元気玉や魔貫光殺砲などの究極技を使用可能です。さらに、複数の仲間が特定の技を組み合わせることで、強力な連携攻撃「スパーキングコンボ」が発動します。
敵の攻撃中にも操作が用意されています。攻撃を受ける直前に指定されたボタンを押す「アクティブガード」に成功すると、受けるダメージを軽減し、状態異常を受ける確率も下げられます。コマンドを選んだ後も戦闘へ関われるため、テンポのよいバトルを楽しめる仕組みです。
育成では、戦闘で経験値を獲得してレベルを上げるだけでなく、ボーナスポイントを能力へ振り分けられます。また、経験値とは別に手に入るAPを消費することで、新しい必殺技や究極技を覚えたり、習得済みの技を強化したりできます。
マップにはアイテムや小ネタが隠されており、目的地へ向かうだけでなく、周囲を調べながら探索する楽しさも用意されています。カプセルアイテムを装備すれば、ダメージ床の無効化、エンカウント率の変更、戦闘後の報酬増加など、さまざまな効果を得られます。
ストーリーには、アンニン、蛇姫、C-6号といったアニメ独自の人物も登場します。さらに、兎人参化、ハッチャン、ホワイト将軍など少年編で活躍したキャラクターも再登場するため、サイヤ人編だけでなく『ドラゴンボール』初期の物語を知っているプレイヤーも楽しめる内容です。
正統派のコマンドRPGを基礎にしながら、アクティブガードやスパーキングコンボなどで『ドラゴンボール』らしいスピード感と連携を表現している点が、本作の大きな特徴です。
タイトルと発売日が変更された経緯
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』は、当初から現在のタイトルで発表されていたわけではありません。発表時には『ドラゴンボールZ STORY サイヤ人来襲』というタイトルが使用され、2009年5月21日に発売される予定でした。
| 項目 | 当初の予定 | 変更後 |
| タイトル | ドラゴンボールZ STORY サイヤ人来襲 | ドラゴンボール改 サイヤ人来襲 |
| 発売日 | 2009年5月21日 | 2009年4月29日 |
| 発売時期 | 『ドラゴンボール改』放送開始後の5月 | 当初の予定より約3週間早く発売 |
| 海外版タイトル | - | Dragon Ball Z: Attack of the Saiyans |
2009年4月5日からテレビアニメ『ドラゴンボール改』の放送が始まったことに合わせて、ゲームのタイトルも『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』へ変更されました。発売日も5月21日から4月29日へ前倒しされ、当初の予定より約3週間早く店頭へ並んでいます。
タイトルには『改』が使われていますが、ゲームの企画はもともと『ドラゴンボールZ』を基準に進められていました。そのため、サイヤ人編だけでなく、『ドラゴンボールZ』のアニメオリジナルエピソードや登場人物も幅広く収録されています。
担当声優にも『ドラゴンボールZ』に準じた部分があります。天津飯には鈴置洋孝氏、ナッパには飯塚昭三氏の音声が使用されており、いずれも過去のゲーム作品で収録された音声を流用したものです。
海外では『Dragon Ball Z: Attack of the Saiyans』というタイトルで発売されました。日本版とは異なり、『ドラゴンボール改』ではなく『Dragon Ball Z』の名称が残されています。
このように、本作は『ドラゴンボールZ』のゲームとして企画された後、テレビアニメ『ドラゴンボール改』の放送開始に合わせて名称と発売時期が変更された作品です。その経緯が、タイトルは『改』でありながら、内容や音声には『Z』の要素が多く残っている理由となっています。
ストーリーは原作のどこからどこまで?

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』のストーリーは、悟空がピッコロ大魔王を倒した後から始まり、地球へ襲来したベジータを撃退するまでを描いています。原作でいえば「第23回天下一武道会編」と「サイヤ人編」が中心です。
ゲーム序盤では、成長した悟空が天下一武道会へ現れるまでの間に、クリリン、ヤムチャ、天津飯がそれぞれ修行へ取り組む姿が描かれます。原作では詳しく描かれなかった期間をゲーム独自の物語で補い、各キャラクターの操作や戦い方を覚えながら物語を進める構成です。
| 物語の段階 | 主な内容 | 物語の区分 |
| ピッコロ大魔王撃破後 | クリリン、ヤムチャ、天津飯が新たな修行へ向かう | ゲームオリジナル |
| 第23回天下一武道会 | 成長した悟空とピッコロが決勝戦で対決する | 原作 |
| 悟空とチチの結婚 | 牛魔王を救うため、八卦炉の炎を消す方法を探す | アニメオリジナルを再構成 |
| ラディッツ襲来 | 悟空とピッコロが協力し、悟飯を連れ去ったラディッツと戦う | 原作 |
| サイヤ人襲来への準備 | 悟飯たちが修行し、悟空は蛇の道を通って界王星を目指す | 原作・アニメ・ゲームオリジナル |
| ドラゴンボール集め | 悟空を生き返らせるため、仲間たちが各地を探索する | ゲームオリジナルを含む |
| ナッパとの戦い | 地球の戦士たちが栽培マンやナッパを迎え撃つ | 原作 |
| ベジータとの決戦 | 復活した悟空がベジータと戦い、大猿となったベジータを仲間とともに退ける | 原作 |
第23回天下一武道会では、悟空とピッコロの決勝戦が原作に沿って描かれます。その後は、悟空とチチの結婚に関係する「炎の中のウエディングドレス編」へ進み、八卦炉を管理するアンニンなど、アニメ『ドラゴンボール』独自の人物も登場します。
物語がサイヤ人編へ入ると、悟空の兄であるラディッツが地球へ襲来します。悟空とピッコロは悟飯を救うために共闘し、ラディッツを倒しますが、その戦いで悟空も命を落とします。その後は、サイヤ人の襲来に備える地球の戦士たちと、界王星へ向かう悟空の物語が並行して進みます。
悟飯とピッコロの修行、悟空の蛇の道、ゴズや蛇姫との遭遇、界王星での修行など、アニメ版で追加された出来事もゲーム内へ取り入れられています。さらに、ドラゴンボールを集める過程では、レッドリボン軍の残党やピラフ一味、少年時代に登場した敵とも再び戦います。
終盤では、ベジータとナッパが地球へ襲来します。ヤムチャ、餃子、天津飯、ピッコロが次々と倒れる原作の展開を再現しながら、復活した悟空が戦場へ到着します。悟空とナッパの戦いに続き、ベジータとの決戦へ進み、大猿へ変身したベジータを退けたところで本編の物語は完結します。
ナメック星編には進まず、フリーザやギニュー特戦隊との戦いは収録されていません。ただし、エンディングの最後にはフリーザのシルエットが表示され、次の物語を思わせる演出が用意されています。
原作の重要な戦いを追いながら、アニメ版やゲーム独自のエピソードで物語の間を補っているため、サイヤ人編だけを再現した作品ではありません。悟空以外の仲間たちにも焦点を当て、ピッコロ大魔王撃破後からベジータ戦までを一つのRPGとしてつないでいる点が、本作のストーリーの特徴です。
プロローグと全15章のストーリー構成

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』は、プロローグと全15章で構成されています。序盤はクリリン、ヤムチャ、天津飯の個別エピソードが中心となり、第23回天下一武道会を経て、ラディッツやベジータたちが登場するサイヤ人編へ進みます。
原作を再現した章だけでなく、アニメで描かれた「炎の中のウエディングドレス編」や蛇の道での出来事、ゲーム独自の修行やドラゴンボール探しも収録されています。
| 章 | エピソード名 | 主な内容 | 構成 |
| プロローグ | 旅立ちのとき!更なる高みを目指して… | ピッコロ大魔王撃破後、悟空の仲間たちが新たな修行へ向けて旅立つ | ゲームオリジナル中心 |
| 第1章 | 多林寺をとりもどせ!クリリン涙の帰郷 | 故郷の多林寺へ戻ったクリリンが、道場破りのパオパオと戦う | ゲームオリジナル |
| 第2章 | ヤムチャ必殺の繰気弾!アジトに巣食うにくいヤツ? | ヤムチャが自分のアジトを占拠した兎人参化やウサギ団と戦う | ゲームオリジナル |
| 第3章 | 孤高の戦士天津飯 極めろ!幻の四身の拳 | 天津飯が復活した邪悪な精霊に立ち向かい、四身の拳の習得を目指す | ゲームオリジナル |
| 第4章 | さらなる飛躍!波乱の天下一武道会 | 第23回天下一武道会が開催され、悟空とピッコロが決勝戦で激突する | 原作中心 |
| 第5章 | 牛魔王危機一髪!? 炎の中のウェディングドレス | 炎に包まれた牛魔王の城を救うため、悟空たちが八卦炉の炎を消す方法を探す | アニメオリジナル中心 |
| 第6章 | 最強の戦士ラディッツ来襲! | 悟飯を連れ去ったラディッツを倒すため、悟空とピッコロが協力する | 原作中心 |
| 第7章 | 泣くな悟飯!はじめての戦い | 荒野へ置き去りにされた悟飯が、一人で生き抜きながら戦いを経験する | 原作・アニメ・ゲーム独自 |
| 第8章 | さらなる飛躍!めざせ神様のもとへ | サイヤ人の襲来に備え、地球の戦士たちが神様のもとで修行を始める | 原作・ゲームオリジナル |
| 第9章 | エンマさまもびっくり あの世でファイト | 蛇の道を進む悟空が、ゴズや蛇姫などあの世の住人と出会う | アニメオリジナル中心 |
| 第10章 | 失われたドラゴンボール!勝利への長い道のり | 悟空を生き返らせるため、仲間たちが各地に散らばったドラゴンボールを集める | ゲームオリジナル中心 |
| 第11章 | 負けるな悟飯!ピッコロのツライ修行 | 悟飯がピッコロとの厳しい修行を重ね、サイヤ人との戦いに備える | 原作・アニメ中心 |
| 第12章 | 見せろ底ヂカラ 戦士たちの熱い鼓動! | 地球の戦士たちが修行を仕上げ、それぞれの力を高めていく | ゲームオリジナル中心 |
| 第13章 | 極めろ究極奥義!これが元気玉のパワー | 界王星へ到着した悟空が、界王拳や元気玉の習得を目指す | 原作・ゲームオリジナル |
| 第14章 | サイヤ人来たる!本気パワーの決戦だ! | ベジータとナッパが地球へ襲来し、Z戦士たちとの戦いが始まる | 原作中心 |
| 第15章 | 限界突破の超バトル!リミットパワー爆発だ! | 復活した悟空がナッパ、ベジータと戦い、地球を懸けた決戦に挑む | 原作中心 |
プロローグから第3章までは、クリリン、ヤムチャ、天津飯が中心です。多林寺を襲ったパオパオ、月から帰還した兎人参化、武泰斗によって封印されていた邪悪な精霊など、本作独自の敵が登場します。
第4章では第23回天下一武道会が開催され、成長した悟空とピッコロが決勝戦で対決します。続く第5章は、アニメ『ドラゴンボール』の終盤で描かれた「炎の中のウエディングドレス編」が題材です。原作には登場しないアンニンや八卦炉の設定も取り入れられています。
第6章からは、ラディッツの襲来によって物語がサイヤ人編へ移ります。悟空とピッコロの共闘、悟飯の修行、神様のもとで鍛える地球の戦士たち、蛇の道を進む悟空など、複数の場所で進行する出来事を章ごとに体験できます。
第9章では、アニメ『ドラゴンボールZ』で描かれたあの世の出来事が取り入れられています。地獄の番人ゴズや蛇の道に住む蛇姫が登場するため、原作だけを題材としたゲームでは見られない物語を楽しめます。
第10章では、悟空を生き返らせるためのドラゴンボール探しが描かれます。レッドリボン軍の残党、ホワイト将軍、ハッチャン、ピラフ一味など、少年編で悟空と関わった人物や組織が再登場するのが特徴です。
第11章から第13章までは、悟飯とピッコロの修行、地球の戦士たちの成長、悟空による界王拳と元気玉の習得が中心です。原作では短く描かれた修行期間にゲーム独自の探索やボス戦を追加し、サイヤ人襲来までの準備をRPGとして遊べるようにしています。
第14章と第15章では、栽培マン、ナッパ、ベジータとの決戦が展開します。原作通り仲間たちが次々と命を落とす厳しい戦いとなり、最後は悟空たちが大猿へ変身したベジータを退けたところで本編が終了します。
原作の物語だけを追うのではなく、その間にアニメ版やゲーム独自の冒険を加えることで、各キャラクターを育成しながらサイヤ人編の決戦へ進める構成になっています。
原作・アニメ・ゲームオリジナルのエピソード

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』の物語は、原作の第23回天下一武道会編とサイヤ人編を中心に、アニメ版やゲーム独自のエピソードを組み合わせて構成されています。原作の重要な戦いを再現しながら、その間に描かれなかった修行や冒険を追加しているのが特徴です。
| 物語の分類 | 主なエピソード・登場人物 | 特徴 |
| 原作をもとにした物語 | 第23回天下一武道会、ラディッツ襲来、悟飯の修行、ナッパ・ベジータ戦 | 原作の主要な戦いや出来事をRPGとして再現している |
| アニメオリジナルの物語 | 炎の中のウエディングドレス編、アンニン、ゴズ、蛇姫、C-6号 | 漫画原作には登場しないアニメ独自の人物や出来事を収録している |
| ゲームオリジナルの物語 | パオパオ、じゃあくな炎、ラディッツの魂、泉の魔人、TPP-EX | 原作やアニメで詳しく描かれなかった期間を新しい冒険で補っている |
| 少年編からの再登場 | 兎人参化、ハッチャン、ホワイト将軍、ピラフ一味 | 過去の人物や組織が新たな敵や協力者として登場する |
原作をもとにした物語
原作からは、第23回天下一武道会での悟空とピッコロの決勝戦、ラディッツとの共闘、悟飯とピッコロの修行、界王星での悟空の修行、サイヤ人との決戦などが収録されています。
ラディッツとの戦いでは、悟空とピッコロが一時的に手を組み、ピッコロの魔貫光殺砲によって決着をつける流れが描かれます。その後、悟空は蛇の道を通って界王星を目指し、地球ではピッコロやクリリンたちがサイヤ人の襲来に備えます。
終盤のナッパ戦では、栽培マンとの戦いから仲間たちが次々と命を落とす展開まで再現されています。ベジータ戦では悟空だけでなく、悟飯やクリリンたちも加わり、大猿へ変身したベジータを退けるところまで描かれます。

アニメオリジナルの物語
本作には、漫画原作には登場しないアニメ独自の人物やエピソードも数多く収録されています。第5章では、アニメ『ドラゴンボール』第152話と第153話をもとにした「炎の中のウエディングドレス編」が展開します。
この物語では、悟空とチチが炎に包まれた牛魔王の城を救うため、八卦炉の炎を消す方法を探します。八卦炉を管理する太上老君のアンニンも登場し、原作の第23回天下一武道会後にはなかった物語を体験できます。
悟空が蛇の道を進む章では、アニメ『ドラゴンボールZ』に登場したゴズや蛇姫も登場します。ゴズは地獄の番人を務める青鬼で、蛇姫は蛇の道に住む蛇道神です。蛇姫とは人間の姿だけでなく、正体である巨大な蛇とも戦います。
このほか、通称「ロボットのおじさん」と呼ばれるC-6号も登場します。悟飯の技としてはハイヤードラゴンも登場し、漫画原作だけでなく、テレビアニメや劇場版に関係する要素まで取り入れられています。
ゲームオリジナルの物語
ゲーム独自のエピソードは、原作やアニメで詳しく描かれなかった期間を補う形で挿入されています。序盤では、クリリンが故郷の多林寺へ帰り、道場破りを行った少女パオパオと対決します。
天津飯の物語では、武泰斗によって封印されていた「じゃあくな炎」が復活します。天津飯は邪悪な精霊との戦いを通して、分身を作り出す四身の拳の習得を目指します。餃子もこの物語で重要な役割を持っています。
悟空を生き返らせるためのドラゴンボール探しでは、レッドリボン軍の残党やピラフ一味が登場します。マッスルタワーを再び拠点としたホワイト将軍、ドラゴンボールを守る大ダコ、レッドリボン軍最強メカなど、少年編の要素を使った新しい戦いが展開します。
あの世では、地獄へ落ちたラディッツが円生樹の実や元気の結晶を利用して力を高めようとします。原作では描かれなかったラディッツの死後を扱い、悟空と再び戦う本作独自のエピソードです。
このほかにも、仙豆を育てる泉の水を守る泉の魔人や泉の守り人、鶴仙人が桃白白の戦闘データをもとに開発したTPP-EXなど、多数のオリジナルボスが登場します。
少年編に登場したキャラクターの再登場
ゲームオリジナルの物語では、少年時代の悟空と関わった人物も再登場します。ヤムチャのアジトを占拠した兎人参化は、悟空に月まで飛ばされた後に武術を鍛えたという設定で、ウサギ団の親衛隊を率いて戦います。
レッドリボン軍に関係するエピソードでは、ハッチャン、ホワイト将軍、レッドリボン軍の残党が登場します。ピラフ、シュウ、マイもそれぞれのマシンに乗り込み、最終的には合体ピラフマシンとして悟空たちの前に立ちはだかります。
原作の主要な出来事を変えずに、アニメ独自の物語や新しい冒険を加えているため、サイヤ人編の展開を知っている場合でも先の読めない場面があります。特に、アニメ版の人物や少年編の敵を幅広く扱っている点は、ほかの『ドラゴンボール』ゲームではあまり見られない本作ならではの特徴です。
原作・アニメから変更された展開

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』は原作やアニメの物語を再現していますが、RPGとして遊べるように一部の展開が変更されています。仲間と行動する場面が追加されているほか、物語上で死亡したキャラクターを再びパーティへ加えられる仕組みも用意されています。
| 変更された場面 | 原作・アニメでの展開 | ゲームでの展開 |
| 炎の中のウエディングドレス編 | 悟空とチチを中心に物語が進む | クリリンたちも悟空に同行して冒険する |
| ドラゴンボール集め | 死亡した悟空を生き返らせるため、仲間たちがドラゴンボールを集める | 生き返らせる対象である悟空本人も探索に同行できる |
| C-6号の登場 | アニメでは悟飯の一人旅の途中で出会う | ゲームのシナリオ構成に合わせて異なる時期に登場する |
| 死亡した仲間 | ナッパとの戦いでヤムチャ、天津飯、ピッコロたちが死亡する | 占いババの力で一時帰還し、探索パーティへ加えられる |
| ベジータとの最終決戦 | 生き残った悟空、悟飯、クリリン、ヤジロベーが戦う | 一時帰還した仲間は参加できず、原作に近い構成で進行する |
第5章の「炎の中のウエディングドレス編」は、アニメ『ドラゴンボール』終盤の物語をもとにしています。アニメでは悟空とチチの旅として描かれましたが、ゲームではクリリンたちも同行し、複数のキャラクターで探索や戦闘を行います。
悟空を生き返らせるために行うドラゴンボール集めも、ゲーム独自の構成です。本来は死亡している悟空を復活させるための行動ですが、ゲームでは悟空本人をパーティへ加えて探索できます。物語の設定だけを考えると不自然さはあるものの、育てた悟空を引き続き使用できるようになっています。
アニメ『ドラゴンボールZ』に登場したC-6号も、本来とは異なる時期に登場します。C-6号は通称「ロボットのおじさん」と呼ばれるキャラクターで、アニメでは荒野で生きる悟飯と出会いました。本作ではゲーム全体のシナリオに合わせて登場時期が調整されています。
サイヤ人編終盤では、原作通りヤムチャ、餃子、天津飯、ピッコロが戦いの中で命を落とします。通常であれば以降のパーティには加えられませんが、本作では占いババの力によって、ヤムチャ、天津飯、ピッコロをあの世から一時的に呼び戻せます。
一時帰還した仲間は、その後のマップ探索や通常戦闘で使用できます。ただし、最終ボスとなるベジータとの戦いには参加できません。物語上の決戦は原作に近いメンバーで進めながら、探索では育成したキャラクターを引き続き使える仕組みです。
一方、餃子は物語で重要な役割を持つものの、操作キャラクターには含まれていません。ゲーム独自の第3章や第12章では天津飯を支える人物として活躍しますが、バブルスやグレゴリーのようなNPC戦闘員としても参加しない点は、ほかのZ戦士とは異なります。
このような変更はあるものの、ラディッツ、ナッパ、ベジータとの戦いや、仲間たちが命を落とす流れなど、サイヤ人編の重要な出来事は大きく変えられていません。原作の展開を基本にしながら、パーティ制RPGとして遊びやすい形へ調整されています。
使用できる6人のキャラクター一覧

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』で操作できるのは、孫悟空、孫悟飯、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯の6人です。章ごとに使用できる人物は変化し、一度の戦闘には最大3人まで参加できます。
| キャラクター | 担当声優 | 主な特徴 | 物語による変化 |
| 孫悟空 | 野沢雅子 | 全体的な能力が高く、通常攻撃・気功技・究極技を幅広く使用できる万能型 | 衣装が変化し、死亡後は天使の輪が付く |
| 孫悟飯 | 野沢雅子 | 序盤は能力が低いものの、レベルを上げると各パラメータが大きく伸びる成長型 | 物語の進行に合わせて服装が変化する |
| ピッコロ | 古川登志夫 | 魔貫光殺砲などの気功技に加え、自分のHPを回復する自己再生を使用できる | マントを着た姿と脱いだ姿が用意されている |
| クリリン | 田中真弓 | かめはめ波、気円斬、拡散エネルギー波、太陽拳など多彩な技を使用する | 章に応じて悟空や仲間たちとパーティを組む |
| ヤムチャ | 古谷徹 | 素早さが高く、連続攻撃によって怒りゲージをためやすい | 物語の時期に合わせて髪型が変化する |
| 天津飯 | 鈴置洋孝 | 気功砲、四身の拳、太陽拳、魔封波など攻撃と補助の両方を扱う | ナッパ戦後は占いババの力で一時帰還できる |
孫悟空
悟空は、力や速さなどの能力が全体的に高い万能型のキャラクターです。かめはめ波や連続エネルギー波に加え、残像拳も使用できます。究極技には、サイヤ人編を代表する界王拳と元気玉が用意されています。
ストーリーの進行によって衣装が変化し、ラディッツ戦で命を落とした後は天使の輪が表示されます。戦闘時のドット絵も状態に合わせて描き分けられているため、物語の変化を外見からも確認できます。
孫悟飯
悟飯は、ゲーム序盤では能力が低いものの、成長すると各パラメータが大きく伸びるキャラクターです。連続攻撃のラッシュや魔閃光、激烈魔弾などを使用し、特殊技には感情を爆発させる「激怒」があります。
劇場版やアニメに登場したハイヤードラゴンも、悟飯の特殊技として登場します。究極技は「爆裂ラッシュ」と「ミラクル全開パワー」です。衣装も物語の時期に応じて変化します。
ピッコロ
ピッコロは、魔連撃、爆力魔波、激烈光弾、超爆力魔波などを使用します。ナメック星人の能力を再現した「自己再生」も使用でき、失ったHPを回復しながら戦えるのが特徴です。
究極技には、ラディッツを倒した「魔貫光殺砲」と、周囲から多数の気弾を放つ「魔空包囲弾」が設定されています。ナッパ戦で命を落としますが、その後は占いババの力によって一時的に呼び戻し、探索へ同行させることができます。
クリリン
クリリンは、かめはめ波、気円斬、拡散エネルギー波、太陽拳など、攻撃と補助の両方に対応した技を使用します。究極技の「気円烈斬」では気円斬を生かした強力な攻撃を行います。
もう一つの究極技「ヤ、ヤジロベー!?」には、原作でベジータの尻尾を切断したヤジロベーが関係しています。悟空たちのような圧倒的な能力はありませんが、多彩な技で戦況に対応できるキャラクターです。
ヤムチャ
ヤムチャは、速さに優れたキャラクターです。ウルフハリケーンや狼牙風風拳などの連続攻撃を使い、攻撃回数によって怒りゲージをためやすい特徴があります。気功技には、かめはめ波と繰気弾が用意されています。
究極技は「新狼牙風風拳」と「超繰気弾」です。栽培マンとの戦いで命を落としますが、ピッコロや天津飯と同じく、占いババの力で一時帰還させることができます。
天津飯
天津飯は、強襲、気功砲、四身の拳、太陽拳などを使用します。敵を封印して収集する「魔封波」も使用できるため、通常のストーリー攻略だけでなく、やり込み要素でも重要なキャラクターです。
究極技には「新・気功砲」と「真・太陽拳」が用意されています。ナッパ戦で命を落とした後は一時帰還が可能ですが、最終ボスのベジータ戦には参加できません。
6人にはそれぞれ異なる技と性能が与えられており、極端に使いにくいキャラクターは少なくなっています。原作での戦い方や成長を能力へ反映しながら、好きな人物を育ててパーティへ加えられるのが特徴です。
パーティ編成と一時的に参加する仲間

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では、操作キャラクター6人のうち最大3人が戦闘へ参加します。最初から全員を自由に選べるわけではなく、物語の進行や章の内容に応じてパーティ構成が変化します。
| パーティの種類 | 対象キャラクター | 特徴・注意点 |
| 通常の操作キャラクター | 悟空、悟飯、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯 | 育成や装備変更が可能で、最大3人が戦闘へ参加する |
| 一時的に参加するNPC | バブルス、グレゴリー | 円生樹の森へ向かう際に参加し、一定のダメージを受けると逃走する |
| あの世から一時帰還 | ピッコロ、ヤムチャ、天津飯 | ナッパ戦後に占いババの力で呼び戻し、探索へ同行させられる |
| 物語には登場するが使用不可 | 餃子 | 重要な場面に登場するが、操作キャラクターやNPC戦闘員にはならない |
序盤はクリリン、ヤムチャ、天津飯がそれぞれの章で中心となり、個別の修行や事件を進めます。第23回天下一武道会以降は悟空やピッコロが加わり、サイヤ人編へ入ると悟飯も本格的に戦闘へ参加します。
同じキャラクターを常に使い続けられる構成ではありませんが、章ごとに操作人物が変わることで、6人それぞれの技や特徴を試せます。特定の人物だけを使用している場合でも、物語の進行に合わせてほかの仲間を操作する場面があります。
バブルスとグレゴリーはNPC戦闘員として参加
悟空が元気玉を習得する過程では、界王星のバブルスとグレゴリーが一時的に仲間になります。円生樹の森へ向かう際にパーティへ加わりますが、通常の6人とは異なり、プレイヤーが自由に育成する操作キャラクターではありません。
バブルスとグレゴリーは戦闘中に一定のダメージを受けると逃走します。そのため、長期間使用する戦力ではなく、特定のエピソードだけに参加するNPC戦闘員という扱いです。
死亡した仲間は占いババの力で一時帰還
サイヤ人編終盤では、原作通りヤムチャ、天津飯、ピッコロがナッパとの戦いで死亡します。本来であれば以降の戦闘では使用できませんが、本作では占いババの力によって、あの世から一時的に呼び戻すことができます。
呼び戻した3人はマップ探索や通常戦闘へ参加できるため、それまでに育てた能力や習得した技を引き続き活用できます。ただし、物語上の最終決戦となるベジータ戦には参加できません。
餃子は戦闘で使用できない
餃子はZ戦士の一人として物語に登場しますが、本作では操作キャラクターに含まれていません。バブルスやグレゴリーのようなNPC戦闘員としても参加せず、戦闘では使用できません。
一方で、ゲームオリジナルの第3章や第12章では天津飯を支える人物として出番が用意されています。戦闘へ参加しない点は気になるものの、物語上で存在が省かれているわけではありません。
章ごとに使用できる人物を切り替えながら進み、死亡した仲間にも再び活躍の機会を与えているため、6人の育成が無駄になりにくいパーティ構成です。
8種類のパラメータとボーナスポイント
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では、キャラクターの強さが8種類のパラメータで表されます。戦闘で経験値を獲得してレベルが上がると各能力が成長し、さらにプレイヤーが自由に振り分けられるボーナスポイントも獲得できます。
| パラメータ | 主な内容 | ボーナスポイントの振り分け |
| HP | キャラクターの体力を表し、ゼロになると戦闘不能になる | 振り分け不可 |
| KI | 必殺技などを使用する際に消費する「気」を表す | 振り分け不可 |
| 力 | 通常攻撃や連続攻撃などの威力に関係する | 振り分け可能 |
| 防 | 敵から攻撃を受けた際のダメージに関係する | 振り分け可能 |
| 復 | 回復に関係する能力 | 振り分け可能 |
| 技 | 必殺技などの効果に関係する能力 | 振り分け可能 |
| 速 | 戦闘中の行動順などに関係する能力 | 振り分け可能 |
| 運 | 戦闘中に発生するさまざまな判定に関係する能力 | 振り分け可能 |
HPはキャラクターの体力、KIは一般的なRPGにおけるMPにあたる数値です。KIを消費することで、かめはめ波や気円斬、魔貫光殺砲などの必殺技を使用できます。
残りの「力」「防」「復」「技」「速」「運」は、キャラクターの攻撃、防御、回復、行動などに関係します。同じレベルでもボーナスポイントの振り分け方によって能力に違いが生まれるため、長所を伸ばすか、低い能力を補うかを選べます。
レベルアップごとに2ポイントを獲得
キャラクターがレベルアップすると、通常のパラメータ上昇に加えて、ボーナスポイントを2ポイント獲得します。獲得したポイントは、HPとKIを除く6種類のパラメータへ自由に振り分けられます。
| ボーナスポイントの項目 | 内容 |
| 獲得条件 | キャラクターがレベルアップする |
| 獲得ポイント | レベルアップ1回につき2ポイント |
| 振り分け先 | 力、防、復、技、速、運 |
| 振り分けできない能力 | HP、KI |
| 振り直し | 一度決定すると変更できない |
例えば、攻撃を重視する場合は「力」や「技」、先に行動しやすくしたい場合は「速」を伸ばすといった育成ができます。悟空のような万能型はバランスよく伸ばし、ヤムチャのように速さが特徴の人物は長所をさらに伸ばすなど、キャラクターの性能に合わせた育成も可能です。
悟飯は序盤こそ能力が低いものの、レベルを上げるとパラメータが大きく伸びるキャラクターです。成長後の性能を考えながらボーナスポイントを振り分けることで、攻撃役やバランス型など異なる方向へ育てられます。
ボーナスポイントは振り直せない
一度振り分けたボーナスポイントは、後から元へ戻したり別の能力へ移したりできません。決定前に、どのパラメータを伸ばすか確認しておきましょう。
ただし、通常のストーリーは極端に厳しい難易度ではありません。ポイントを一つの能力だけに偏らせるような育成をしなければ、振り分け方だけが原因で攻略できなくなる可能性は低くなっています。
レベルアップによる基本成長に加え、ボーナスポイントで好みの能力を補強できるため、同じキャラクターでもプレイヤーごとに異なる育て方ができます。
APによる能力強化と技の習得
キャラクターの育成には、経験値やボーナスポイントとは別に「AP」が使用されます。APを消費すると、キャラクターの能力を高めたり、新しい必殺技や究極技を習得したりできます。
| 育成要素 | 主な用途 | 特徴 |
| 経験値 | キャラクターのレベルを上げる | レベルアップによって各パラメータが成長する |
| ボーナスポイント | 力、防、復、技、速、運を伸ばす | レベルアップごとに2ポイント獲得する |
| AP | 能力の強化や技の習得に使用する | 必殺技や究極技を覚え、習得済みの技も強化できる |
レベルアップはキャラクター全体の基礎能力を高める育成方法ですが、APは技や個別の能力を選んで強化するために使用します。使用するキャラクターや戦い方に合わせて、どの技へAPを使うかを決められます。
APで強化できる内容
| 強化項目 | 内容 |
| キャラクター能力 | 各キャラクターが持つ能力を強化する |
| 必殺技の習得 | かめはめ波、気円斬、繰気弾などの技を覚える |
| 究極技の習得 | 元気玉や魔貫光殺砲など、Sparking!状態で使える技を覚える |
| 習得済みの技の強化 | すでに覚えている必殺技や究極技をさらに強くする |
APは新しい技を覚えるだけでなく、すでに習得している技の強化にも使用できます。よく使う技を優先して強化すれば、限られたKIで効率よくダメージを与えやすくなります。
悟空ならかめはめ波や元気玉、ピッコロなら魔貫光殺砲、クリリンなら気円斬といったように、原作で使用した代表的な技を中心に育てられます。ヤムチャの狼牙風風拳や繰気弾、天津飯の気功砲など、各キャラクターの個性を表す技も強化可能です。
必殺技と究極技では使用条件が異なる
必殺技はKIを消費して使用する、一般的なRPGの魔法や特技にあたる攻撃です。技によって攻撃範囲や追加効果が異なり、単体の敵に向いた技と複数の敵を攻撃できる技があります。
一方、究極技は通常時には使用できません。戦闘中に怒りゲージを最大までため、「Sparking!」状態になることで選択可能になります。必殺技より発動の機会が限られる分、強力な攻撃として設定されています。
使用頻度の高い技から強化する
APを一つの技だけに使うか、複数の技へ分散させるかによって、キャラクターの使い勝手が変わります。通常戦闘でよく使う必殺技を先に強化し、余裕ができてから究極技や特殊能力を伸ばすと、育成の効果を実感しやすくなります。
経験値によるレベルアップ、ボーナスポイントによるパラメータ調整、APによる技の習得と強化が組み合わされているため、単純にレベルを上げるだけではない育成を楽しめます。
コマンドバトルと必殺技の特徴
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』の戦闘は、サイドビュー形式のコマンド選択式です。戦闘に参加する最大3人の行動を選び、通常攻撃、必殺技、特殊技、アイテムなどを使って敵を倒します。
『ドラゴンボール 強襲!サイヤ人』などで採用されたカードバトルではなく、一般的なRPGに近い方式です。カードの数字や種類に左右されず、キャラクターが覚えた技や残りのKI、敵の数などを確認しながら行動を決められます。
| 戦闘要素 | 内容 |
| 戦闘画面 | 敵味方のキャラクターが表示されるサイドビュー形式 |
| 戦闘方式 | 使用する技や行動を選ぶコマンド選択式 |
| 参加人数 | 最大3人の味方キャラクターが戦闘へ参加する |
| 通常攻撃 | KIを消費せずに敵を攻撃する |
| 必殺技 | かめはめ波や気円斬など、キャラクター固有の技を使用する |
| 特殊技 | 回復、回避、状態変化など、通常攻撃とは異なる効果を発揮する |
| 究極技 | 怒りゲージを最大にしてSparking!状態になると使用できる |
| 連携攻撃 | 特定の技を組み合わせるとスパーキングコンボが発動する |
| 防御操作 | 敵の攻撃に合わせてボタンを押すとアクティブガードが発動する |
技は4つの種類に分けられている
各キャラクターが使用する技は、主に連続攻撃、気功技、特殊技、究極技に分けられます。同じ攻撃技でも対象となる敵の数や攻撃範囲、追加効果が異なるため、戦闘の状況に合わせた使い分けが必要です。
| 技の種類 | 主な特徴 | 技の例 |
| 連続攻撃 | 打撃を中心に複数回の攻撃を行う | コンビネーション、ラッシュ、狼牙風風拳、魔連撃 |
| 気功技 | 気を使って敵を攻撃し、技によって対象範囲や効果が異なる | かめはめ波、魔閃光、気円斬、繰気弾、気功砲 |
| 特殊技 | 回避、回復、能力変化、敵の妨害などに使用する | 残像拳、激怒、自己再生、太陽拳、魔封波 |
| 究極技 | Sparking!状態で使用できる強力な技 | 元気玉、魔貫光殺砲、気円烈斬、新・気功砲 |
連続攻撃は、パンチやキックを組み合わせて複数回のダメージを与えます。ヤムチャのように素早さが高く、攻撃回数の多い技を持つキャラクターは、怒りゲージをためやすいという特徴があります。
気功技には、悟空やクリリンのかめはめ波、悟飯の魔閃光、ピッコロの爆力魔波、天津飯の気功砲などがあります。単体への攻撃に向いた技だけでなく、複数の敵をまとめて攻撃できる技も用意されています。
特殊技は、直接ダメージを与えることだけを目的とした技ではありません。ピッコロの自己再生はHPの回復、太陽拳は敵の妨害、天津飯の魔封波は雑魚敵の捕獲に使用します。キャラクターの能力や原作での技を生かした効果が設定されています。
技ごとに攻撃範囲と追加効果が異なる
必殺技は、威力だけでなく攻撃できる敵の数や追加効果にも違いがあります。強い技だけを繰り返すのではなく、単体のボスには威力の高い技、複数の雑魚敵には広い範囲を攻撃できる技を選ぶことで効率よく戦えます。
必殺技を使うとKIを消費するため、ダンジョン探索中に使いすぎるとボス戦で技を使用できなくなる可能性があります。通常攻撃や連続攻撃も利用しながら、残りのKIを管理することが大切です。
攻撃演出は短くスピーディー
通常攻撃や必殺技の演出はテンポよく進み、かめはめ波や魔貫光殺砲などの技は、キャラクターのドットアニメーションを使って再現されています。攻撃の動きや構えには原作の戦闘描写を取り入れたものもあります。
正統派のコマンドバトルを基本にしながら、キャラクターごとに異なる技、究極技、連携攻撃、防御時のボタン入力を組み合わせることで、『ドラゴンボール』らしい戦闘を表現しています。
怒りゲージ・究極技・スパーキングコンボ

戦闘中に敵へダメージを与えたり、敵の攻撃を受けたりすると、キャラクターごとの「怒りゲージ」が増加します。ゲージが最大になると「Sparking!」状態となり、通常時には選択できない究極技を使用可能です。
| システム | 発動条件 | 効果 |
| 怒りゲージ | 敵へダメージを与える、または敵からダメージを受ける | 戦闘中の行動によって少しずつ増加する |
| Sparking!状態 | 怒りゲージを最大までためる | キャラクター固有の究極技を使用できる |
| 究極技 | Sparking!状態で対応する技を選ぶ | 元気玉や魔貫光殺砲などの強力な技を放つ |
| スパーキングコンボ | 複数のSparking!状態の仲間が、決められた技を同時に選ぶ | 仲間同士による強力な連携攻撃が発動する |
| 組み合わせのヒント | 各地に隠されたメモを見つける | スパーキングコンボに必要な技の組み合わせを確認できる |
怒りゲージは攻撃と防御の両方で増加
怒りゲージは、敵の攻撃を受けたときだけでなく、こちらからダメージを与えた場合にも増えていきます。攻撃回数の多い技を使えば、戦いながらゲージをためやすくなります。
特にヤムチャは速さに優れ、狼牙風風拳などの連続攻撃を使用できるため、怒りゲージをためやすいキャラクターです。一方、強力な攻撃を受けた場合にもゲージは増えるため、ボス戦では劣勢から究極技へつなげられることがあります。
Sparking!状態で究極技を使用
怒りゲージが最大になると「Sparking!」状態へ移行します。この状態では、各キャラクターに設定された究極技を選択できます。究極技には、原作やアニメで使用した代表的な技が採用されています。
| キャラクター | 究極技 |
| 孫悟空 | 界王拳、元気玉 |
| 孫悟飯 | 爆裂ラッシュ、ミラクル全開パワー |
| ピッコロ | 魔貫光殺砲、魔空包囲弾 |
| クリリン | 気円烈斬、ヤ、ヤジロベー!? |
| ヤムチャ | 新狼牙風風拳、超繰気弾 |
| 天津飯 | 新・気功砲、真・太陽拳 |
悟空の元気玉やピッコロの魔貫光殺砲など、サイヤ人編を代表する技も究極技として登場します。クリリンの「ヤ、ヤジロベー!?」のように、ほかの人物が関係する演出も用意されています。
究極技は強力ですが、怒りゲージを最大までためなければ使用できません。通常の雑魚敵よりも戦闘が長引きやすいボス戦で、特に重要な攻撃手段となります。
複数の仲間でスパーキングコンボを発動
複数のキャラクターが同時にSparking!状態になり、決められた技を同じターンに選択すると「スパーキングコンボ」が発動します。通常の究極技とは異なり、仲間同士が協力して攻撃する連携技です。
スパーキングコンボを使うには、参加するキャラクターだけでなく、選択する技の組み合わせも一致させる必要があります。条件を知らない状態で偶然発動させるのは難しいため、マップ内に隠されたメモを探すことが重要です。
メモには、どのキャラクターの技を組み合わせればよいかを判断するためのヒントが書かれています。ダンジョンや町を探索する際は、宝箱や隠された場所を調べて回収しましょう。
スパーキングコンボには、複数の技を続けて使用する構成のものが多くあります。一方で、「かめはめ乱舞」のように、通常の技をつなげただけではない専用の演出が用意された連携もあります。
一人の怒りゲージだけをためるのではなく、パーティ全員のゲージを調整して同時にSparking!状態へ移行させることが、スパーキングコンボを使うポイントです。通常の究極技をすぐに使うか、仲間のゲージがたまるまで待つかという判断も戦闘の要素になります。
アクティブガードで敵の攻撃を軽減
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では、敵の攻撃を受ける際に「アクティブガード」を使用できます。攻撃が当たる直前に指定されたボタンを押すことで、受けるダメージを軽減できる防御システムです。
敵が攻撃を仕掛けると、対象となったキャラクターの頭上に効果音とともにアイコンが表示されます。そのタイミングに合わせて、キャラクターの配置に対応したボタンを押します。
| キャラクターの配置 | 対応ボタン |
| 画面上段 | Xボタン |
| 画面中段 | Yボタン |
| 画面下段 | Bボタン |
押すボタンはキャラクターごとに固定されているのではなく、戦闘画面のどの位置に配置されているかによって変わります。上段の仲間ならXボタン、中段ならYボタン、下段ならBボタンです。
| アクティブガードの項目 | 内容 |
| 入力するタイミング | 敵の攻撃が命中する直前 |
| 成功時の効果 | 受けるダメージを軽減する |
| 状態異常攻撃 | 状態異常を受ける確率を下げる |
| 複数人への攻撃 | アクティブガードを行えるのは一人だけ |
| 入力の難しさ | 敵の種類や攻撃によってタイミングが異なる |
状態異常を受ける確率も下げられる
アクティブガードは、直接ダメージを減らすだけではありません。毒などの状態異常を伴う攻撃に成功した場合は、状態異常を受ける確率も下げられます。
ボスや強敵の攻撃に状態異常が含まれている場合は、回復アイテムの消費を抑えるためにも入力を狙う価値があります。ただし、成功すれば必ず状態異常を防げるわけではなく、受ける可能性を下げる効果です。
敵によって入力タイミングが異なる
アクティブガードの受付時間は長くなく、敵の攻撃モーションによってボタンを押すタイミングも変わります。攻撃が素早い敵や、命中までに時間差がある技では、アイコンだけでなく敵の動きも見て入力する必要があります。
同じ敵と何度か戦えば攻撃の動きを覚えられるため、最初は失敗してもタイミングをつかみやすくなります。通常戦闘で入力に慣れておくと、ダメージの大きいボス戦でも成功させやすくなります。
全体攻撃を受けても守れるのは一人
敵が複数の味方を同時に攻撃した場合でも、アクティブガードを使用できるのは一人だけです。パーティ全員のダメージを同時に軽減することはできないため、残りHPが少ない仲間や、状態異常を避けたい仲間を優先します。
アクティブガードがあることで、コマンドを選択した後も敵の攻撃を見ながら操作する必要があります。敵の行動中も待つだけにならず、ボタン入力によって被害を抑えられる点が、本作の戦闘を特徴づけています。
カプセルアイテムの効果と装備枠
カプセルアイテムは、通常の回復アイテムや攻撃アイテムとは異なり、ニンテンドーDSの下画面にある枠へセットして使用します。装備しておくことで、探索や戦闘、敵キャラ図鑑の収集などに役立つ効果を得られます。
セットできるカプセルアイテムは最大4つです。ただし、4つすべてが同じ効果を発揮するわけではなく、メインに設定したカプセルと、それ以外の「待機中」のカプセルでは効果に違いがあります。
| 装備状態 | 効果 | 注意点 |
| メイン | カプセルアイテム本来の効果を発揮する | 主に使用するカプセルを一つ選んで設定する |
| 待機中 | メイン以外の3枠にセットされた状態 | カプセルによって効果が低下する場合がある |
| 待機中でも効果を維持 | 本来の効果をそのまま発揮する | 対応するカプセルのみ |
| 待機中は効果なし | セットされていても効果を発揮しない | メインへ切り替える必要がある |
カプセルによっては、待機中でも100%の効果を発揮します。一方、効果が弱くなるものや、待機中はまったく機能しないものもあります。使用前にカプセルの効果を確認し、必要なものをメインへ切り替えることが重要です。
カプセルアイテムの主な効果
| 効果の種類 | 主な内容 |
| 属性攻撃への対策 | 特定の属性による攻撃やダメージを防ぐ |
| ダメージ床への対策 | マップ上にある危険な床から受けるダメージを無効化する |
| エンカウント率の変更 | 敵と遭遇する頻度を上げたり下げたりする |
| 戦闘報酬への影響 | 戦闘後に得られる経験値や報酬などへ効果を与える |
| 敵キャラ図鑑 | スカウターを使い、敵の耐性やドロップアイテムを登録する |
| 敵の人参化 | 人参化のてぶくろを装備し、倒した敵を人参へ変える |
探索用のカプセルには、ダメージ床を無効化するものや、敵との遭遇率を変更するものがあります。危険な場所を安全に進みたい場合はダメージ対策、目的地まで早く移動したい場合はエンカウント率を下げる効果が役立ちます。
反対に、レベル上げやアイテム集めを行う場合は、敵との遭遇率を高める効果が便利です。目的に応じてメインのカプセルを入れ替えることで、探索の手間を減らせます。
スカウターは敵キャラ図鑑の登録に使用
カプセルアイテムの「スカウター」を敵へ使用すると、その敵が持つ耐性やドロップアイテムの情報が図鑑へ記録されます。雑魚敵だけでなく、ボスの情報を集める場合にも必要です。
ボスは基本的に一度しか戦えないため、スカウターを使わずに倒すと情報が不完全なままになります。また、スカウターを入手する前に戦うボスについては、すべての情報を登録できません。
人参化のてぶくろは収集要素に関係
「人参化のてぶくろ」を装備して敵を倒すと、その敵が人参に変わり、アイテムとして入手できます。集めた人参を特定の人物へ渡すと、所持数に応じて報酬を受け取れます。
ただし、人参化のてぶくろを装備している間は、敵を倒してもゼニーを獲得できません。経験値は通常通り入るため、レベル上げと人参集めを同時に進めることは可能です。
カプセルアイテムは、キャラクターの能力を直接上げる装備だけではなく、探索や収集を効率化するためのシステムです。ダンジョンの仕掛け、敵キャラ図鑑、レベル上げなど、現在の目的に合わせてメインのカプセルを切り替えましょう。
魔封波で全150種類の敵を集めるやり込み要素
天津飯が使用する「魔封波」は、戦闘中の雑魚敵を捕獲できる特殊技です。捕まえた敵の種類に応じて神様から報酬を受け取れるため、ストーリー攻略とは別の収集要素として用意されています。
本作に登場する雑魚敵は全150種類です。見た目が似ていても、名称や色、戦闘力が異なる敵は別の種類として扱われます。すべて集めるには、序盤から終盤まで各地の敵を魔封波で捕まえる必要があります。
| 魔封波の項目 | 内容 |
| 使用キャラクター | 天津飯 |
| 対象 | 各地に登場する雑魚敵 |
| 主な効果 | 敵を捕獲して収集する |
| 雑魚敵の総数 | 全150種類 |
| 捕獲しやすくする方法 | 敵のHPを減らして弱らせる |
| 使用時の負担 | 天津飯のHPが減少する |
| 戦闘不能 | 魔封波によるHP減少だけで天津飯が戦闘不能になることはない |
| 報酬 | 捕まえた敵の数に応じて神様から受け取れる |
敵のHPを減らすと捕まえやすくなる
魔封波は敵のHPを減らしてから使用すると、捕獲しやすくなります。通常攻撃や威力の低い技で敵を弱らせ、倒してしまう前に天津飯の魔封波を使うのが基本です。
ただし、敵のHPを必ず減らさなければ捕まえられないわけではありません。ダメージを与えていない状態でも捕獲に成功する可能性はありますが、確実性を高めたい場合は先に弱らせておきます。
レベルを上げすぎると序盤の敵を弱らせにくい
ストーリー終盤まで進めて天津飯のレベルが高くなると、序盤に登場する敵を通常攻撃の一撃で倒してしまうことがあります。敵を弱らせる前に倒してしまうため、後からまとめて捕獲しようとすると手間がかかります。
全種類の収集を目指す場合は、天津飯が仲間になった段階から、各エリアの敵を少しずつ捕まえておくと進めやすくなります。新しい地域へ到着したら、出現する敵を確認してから次の章へ進みましょう。
毒や固定ダメージのアイテムを利用する
攻撃力が高くなりすぎた場合は、毒状態にして少しずつHPを減らす方法があります。また、キャラクターのパラメータにダメージが左右されない攻撃用アイテムを使えば、弱い敵を一撃で倒さずにHPを調整できます。
通常攻撃だけでHPを調整するのが難しい敵には、毒や攻撃アイテムを利用し、捕獲しやすい状態を作ってから魔封波を使います。
魔封波を使うと天津飯のHPが減少
原作で魔封波が使用者へ大きな負担を与えた設定を反映し、本作でも技を使うたびに天津飯のHPが減ります。連続して捕獲を行う場合は、残りHPを確認しながら回復しましょう。
なお、魔封波を使用した際のHP減少だけで天津飯が戦闘不能になることはありません。ただし、HPが少ない状態では敵の攻撃で倒されやすくなるため、魔封波を繰り返す場合は回復手段を用意しておくと安心です。
全150種類を集めるには多くの戦闘が必要ですが、敵の姿や名称を確認しながら収集できるため、本作に登場する豊富な雑魚敵を生かしたやり込み要素となっています。
「人参化のてぶくろ」で1000本の人参を集める
カプセルアイテムの「人参化のてぶくろ」を装備して敵を倒すと、倒した敵が人参へ変化します。集めた人参を特定の人物へ渡すことで、所持数に応じた報酬を受け取れるやり込み要素です。
兎人参化が触れた相手を人参に変える能力を、収集システムとして取り入れています。人参化のてぶくろを装備している間は、敵の種類に関係なく、戦闘を繰り返して人参を集めていきます。
| 人参集めの項目 | 内容 |
| 必要なカプセル | 人参化のてぶくろ |
| 人参の入手方法 | カプセルを装備した状態で敵を倒す |
| 報酬の受け取り方 | 集めた人参を特定の人物へ渡す |
| 最後の報酬に必要な数 | 1000本 |
| 経験値 | 通常通り獲得できる |
| ゼニー | 人参化のてぶくろを装備している間は獲得できない |
最後の報酬には1000本が必要
報酬は人参を一定数渡すごとに受け取れますが、最後の報酬を得るためには1000本もの人参が必要です。人参は敵を倒すことで1本ずつ集めていくため、単純計算では1000体の敵を倒さなければなりません。
通常のストーリーを進めるだけでは必要数へ届きにくく、最後まで報酬を集める場合は同じ場所で戦闘を繰り返す必要があります。本作のやり込み要素のなかでも、特に時間のかかる収集項目です。
装備中はゼニーを入手できない
人参化のてぶくろを装備して敵を倒すと、人参を入手できる代わりにゼニーを獲得できなくなります。人参集めを優先している間は所持金が増えないため、回復アイテムや装備品を購入したい時期には注意が必要です。
お金を集めたい場合は人参化のてぶくろを外し、通常の状態で敵を倒します。人参集めとゼニー稼ぎを同時には行えないため、目的に合わせてカプセルを付け替えましょう。
経験値は通常通り獲得できる
ゼニーは入手できませんが、戦闘で得られる経験値は減りません。そのため、使用キャラクターのレベル上げと人参集めは同時に進められます。
まだ育成が終わっていないキャラクターをパーティへ加え、経験値を稼ぎながら人参を集めれば、戦闘回数の多さをキャラクター強化にも利用できます。魔封波による敵の捕獲とは目的が異なるため、必要に応じて分けて進めます。
1000本の収集には作業感があるものの、レベル上げと並行できる点が負担を抑える方法です。すべての報酬を目指さない場合は、無理に1000本まで集めず、必要な段階の報酬で止める選択もできます。
敵キャラ図鑑とスカウターの注意点
本作には、戦った敵の情報を確認できる敵キャラ図鑑があります。カプセルアイテムの「スカウター」を敵へ使用すると、耐性やドロップアイテムなどの情報が図鑑へ追加されます。
| 図鑑の項目 | 内容・注意点 |
| 敵の登録 | 戦闘した敵の情報が図鑑へ記録される |
| スカウターの効果 | 敵の耐性やドロップアイテムを調べて記録する |
| 雑魚敵 | 再び出現する敵であれば、後から情報を登録できる |
| ボス | 基本的に一度しか戦えないため、スカウターの使い忘れに注意 |
| スカウター入手前のボス | すべての情報を図鑑へ記録することはできない |
| 第5章の中ボス | 選んだルートによっては戦わずに進めるため、存在自体を登録できなくなる |
| 図鑑完成の特典 | 特別な報酬は用意されていない |
ボス戦では最初にスカウターを使用
雑魚敵は同じ地域を探索すれば再び戦えるため、情報を取り逃しても後から登録できます。一方、ストーリー上のボスは基本的に一度しか戦えません。
ボスを倒す前にスカウターを使用しなかった場合、そのボスの耐性やドロップアイテムが不完全な状態で残ります。図鑑の情報をできるだけ埋めたい場合は、ボス戦が始まったら攻撃する前にスカウターを使いましょう。
スカウター入手前のボスは完全登録できない
スカウターを入手する前にもボス戦が発生します。その時点では耐性やドロップアイテムを調べられないため、すべてのボス情報を完全な状態で登録することはできません。
これはプレイヤーの使い忘れではなく、ゲームの進行順によって発生するものです。そのため、敵キャラ図鑑のすべての欄を完全に埋めることはできない仕様になっています。
第5章には戦わずに通過できる中ボスがいる
第5章最後のダンジョンでは、選択したルートによって中ボスとの戦闘を避けて進むことができます。ただし、ダンジョンはクリア後に再入場できません。
中ボスを倒さずにダンジョンをクリアすると、その敵と再戦できず、敵キャラ図鑑への登録もできなくなります。図鑑への登録を重視する場合は、中ボスと戦えるルートを選びます。
敵キャラ図鑑を完成させても、特別なアイテムや追加イベントなどの報酬はありません。攻略に必須の要素ではないため、取り逃しを気にせず物語を進めるか、できる範囲で情報を集めるかはプレイヤー次第です。
取り返しのつかない要素
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』には、後から変更できないボーナスポイントや、再入場できないダンジョンなど、いくつかの取り返しのつかない要素があります。通常のストーリー攻略への影響は大きくありませんが、敵キャラ図鑑の登録を重視する場合は注意が必要です。
| 取り返しのつかない要素 | 内容 | 主な影響 |
| ボーナスポイント | 一度振り分けると変更や振り直しができない | キャラクターの育成方針を後から変更できない |
| 第5章最後のダンジョン | クリア後は再入場できない | 取り逃した敵や要素を後から回収できない |
| 第5章の中ボス | 選んだルートによっては戦わずに進める | 戦わなかった場合は敵キャラ図鑑へ登録できない |
| ボスへのスカウター | 倒す前に使わなければ情報を完全に登録できない | 耐性やドロップアイテムの欄が不完全になる |
| スカウター入手前のボス | スカウターを使用する手段がない | すべてのボス情報を完全には登録できない |
ボーナスポイントは振り直せない
レベルアップ時に獲得するボーナスポイントは、「力」「防」「復」「技」「速」「運」の6種類へ振り分けられます。一度決定すると、ポイントを元に戻したり別の能力へ移したりすることはできません。
特定の能力へすべてのポイントを使うなど、極端な育成を行う場合は慎重に決めましょう。ただし、ゲームバランスは厳しすぎないため、多少振り分けを失敗してもストーリーが進められなくなる可能性は低くなっています。
第5章最後のダンジョンには戻れない
第5章「牛魔王危機一髪!? 炎の中のウェディングドレス」の最後に訪れるダンジョンは、一度クリアすると再入場できません。ダンジョン内にはルート分岐があり、進み方によっては中ボスと戦わずにクリアできます。
中ボスを避けた場合、その後に再戦する方法はありません。敵キャラ図鑑への登録を目指す場合は、ダンジョンをクリアする前に中ボスと戦えるルートを選びます。
一度しか戦えないボスにはスカウターを使用
ボスは基本的に一度しか登場しないため、図鑑へ情報を登録したい場合は戦闘中にスカウターを使用する必要があります。倒してから同じ場所へ戻っても再戦できません。
ただし、スカウターを入手する前に戦うボスもいるため、プレイヤーが注意していてもすべての情報を完全に登録することはできません。図鑑完成による特別な報酬も用意されていないため、収集を目的としない場合は気にせず進めても問題ありません。
ストーリーをクリアするだけであれば、取り返しのつかない要素による大きな不利益はありません。注意が必要なのは、主にキャラクターの育成方針と敵キャラ図鑑をできるだけ埋めたい場合です。
原作再現度の高さと細かな演出

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』は、第23回天下一武道会編とサイヤ人編の出来事を再現するだけでなく、キャラクターの動きや衣装、戦闘不能時の姿まで原作やアニメを意識して作られています。
ゲーム進行に合わせて一部の展開は変更されていますが、悟空とピッコロの対決、ラディッツとの共闘、悟飯の修行、ナッパやベジータとの決戦など、物語の中心となる出来事は原作に沿って進みます。
| 再現されている要素 | 主な内容 |
| 原作のストーリー | 第23回天下一武道会からベジータ撃退までの主要な出来事を収録 |
| 戦闘モーション | ラディッツたちサイヤ人の動きに原作の戦闘描写を取り入れている |
| 戦闘不能時の姿 | ヤムチャが栽培マン戦で知られる姿勢で倒れる |
| 衣装の変化 | 悟空や悟飯の服装が物語の時期に合わせて変化する |
| 髪型の変化 | ヤムチャの髪型が物語の時期に応じて変わる |
| 悟空の状態 | 死亡後の悟空には天使の輪が表示される |
| ピッコロの姿 | マントを着た状態と脱いだ状態が描き分けられている |
| アニメ独自の人物 | アンニン、ゴズ、蛇姫などがアニメに近い役割で登場する |
サイヤ人の動きに原作の戦闘描写を採用
ラディッツ、ナッパ、ベジータなどの攻撃モーションには、原作で描かれた構えや動きが取り入れられています。単に同じ必殺技を使うだけでなく、攻撃前後の動きからも各キャラクターらしさを確認できます。
ナッパの「クンッ!」やベジータのギャリック砲など、サイヤ人編を代表する技も登場します。戦闘力や使用技だけでなく、ドットアニメーションによって原作の戦いを再現している点が特徴です。
ヤムチャは戦闘不能時の姿まで再現
ヤムチャが戦闘不能になると、栽培マンとの戦いで知られる姿勢で倒れます。本来のイベントだけでなく、通常戦闘で倒された場合にも確認できる細かな演出です。
原作の印象的な場面を必殺技やイベント映像だけで使うのではなく、戦闘中のドット絵へ取り入れているため、原作を知っているプレイヤーが気づける小ネタになっています。
物語の時期に合わせて外見が変化
悟空はストーリーの進行によって衣装が変わり、ラディッツ戦で死亡した後は天使の輪が付きます。悟飯も荒野で修行している時期などに合わせて服装が変化し、同じドット絵を最後まで使い続ける構成ではありません。
ヤムチャの髪型やピッコロのマント姿も、それぞれの時期や状況に合わせて描き分けられています。能力や使用技だけでなく、キャラクターの見た目からも物語の進行を感じられます。
アニメオリジナルキャラクターも本来の役割で登場
アンニンは八卦炉を管理する太上老君、ゴズは地獄の番人、蛇姫は蛇の道に住む人物として登場します。ゲーム用の別人として名前だけを使うのではなく、アニメでの設定や役割を生かして物語へ組み込まれています。
C-6号はゲームのシナリオに合わせて登場時期が変更されていますが、アニメで悟飯と関わったキャラクターとして扱われます。悟飯の技として登場するハイヤードラゴンも含め、アニメや劇場版に関係する要素まで収録されています。
ゲーム独自の物語も原作の間を補う構成
ゲームオリジナルの物語は、原作の展開を大きく変更するのではなく、描かれなかった修行期間や移動中の出来事を補う形で挿入されています。クリリンの多林寺への帰郷や、天津飯が四身の拳を習得する物語が代表的です。
兎人参化、ハッチャン、スノ、ホワイト将軍など、少年編の人物が再登場する物語も用意されています。原作の主要な流れを保ちながら、過去の人物やアニメ独自の設定を加えることで、ゲームならではの新しい冒険を作り出しています。
ドット絵・マップ・戦闘演出の評価
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では、敵味方のキャラクターがドット絵で表現されています。ニンテンドーDS用RPGでありながら、キャラクターの動きが細かく、通常攻撃や必殺技には豊富なアニメーションが用意されています。
| 評価されている要素 | 主な特徴 |
| キャラクターのドット絵 | 敵味方ともに細かく描かれ、衣装や髪型の違いも再現している |
| 戦闘アニメーション | 通常攻撃から究極技まで、技に応じた動きが用意されている |
| 必殺技の演出 | かめはめ波や魔貫光殺砲などをスピーディーかつ迫力のある動きで表現 |
| 敵キャラクター | 色違いを含めて多数の敵が登場し、人物・動物・機械など種類も多い |
| マップ | 地形や建物の細部まで描き込まれている |
| 探索要素 | アイテムや小ネタ、スパーキングコンボのヒントなどが隠されている |
キャラクターごとに豊富な戦闘アニメーションを用意
悟空のコンビネーション、ヤムチャの狼牙風風拳、ピッコロの魔連撃など、通常の打撃技にもキャラクターごとの動きが用意されています。使用する人物が変わっても同じ攻撃演出を使い回すのではなく、それぞれの戦い方がドット絵で表現されています。
かめはめ波、魔閃光、気円斬、気功砲といった気功技も、構えから発射まで個別の動きで描かれます。ラディッツ、ナッパ、ベジータなどの敵にも専用の攻撃モーションがあり、原作の戦闘描写をもとにした演出を確認できます。
必殺技は迫力を保ちながら短時間で進む
必殺技や究極技は派手な演出を持ちながら、戦闘の流れを止めすぎない長さにまとまっています。雑魚敵との戦闘でも技を使いやすく、同じ演出を繰り返し見る場合でもテンポを損ないにくい作りです。
敵の攻撃中にはアクティブガードの入力があるため、味方の行動が終わった後も戦闘へ関われます。攻撃演出の速さと防御時の操作が組み合わさり、コマンドRPGでありながら動きのある戦闘になっています。
衣装や髪型の違いもドット絵で再現
ストーリーの進行に合わせて、悟空や悟飯の衣装、ヤムチャの髪型、ピッコロのマントなどが変化します。悟空が死亡した後には天使の輪も表示され、同じ人物でも時期に応じて外見が描き分けられています。
ヤムチャが戦闘不能になると原作で知られる姿勢で倒れるなど、通常のイベント以外にも細かな小ネタがあります。原作を知っているプレイヤーほど気づきやすい演出です。
マップにはアイテムや小ネタが隠されている
町やダンジョンのマップも細部まで描かれています。目的地まで進むだけでなく、行き止まりや目立ちにくい場所を調べることで、アイテムや小ネタを見つけられます。
スパーキングコンボの組み合わせを示すメモも各地に隠されています。マップを探索することが、回復アイテムの入手だけでなく、新しい連携技を発見することにもつながります。
キャラクターの細かなドット絵、テンポのよい攻撃演出、探索する楽しさを持つマップが組み合わされており、グラフィックは本作を評価できるポイントの一つです。
キャラクターごとの性能とゲームバランス
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では、操作キャラクターごとに能力や得意な技が異なります。特定の人物だけが極端に強く、ほかの仲間が使えないというバランスではなく、6人それぞれに活躍できる場面があります。
| 評価項目 | 主な内容 |
| キャラクター間のバランス | 極端に弱く、パーティへ入れる意味がないキャラクターが少ない |
| キャラクターの個性 | 能力や技の違いによって、それぞれ異なる戦い方ができる |
| 通常戦闘 | 必殺技や全体攻撃を使い分けることでテンポよく進められる |
| ボス戦 | 育成、技の選択、アクティブガードが重要になる |
| 難易度 | 簡単すぎず、極端に難しすぎない調整 |
| 育成による補強 | ボーナスポイントとAPで能力や技を強化できる |
悟空は全体的な能力が高い万能型
悟空は各パラメータが高く、通常攻撃、気功技、特殊技、究極技のいずれも使いやすいキャラクターです。単体の敵だけでなく複数の敵にも対応でき、パーティの中心として安定した戦力になります。
一方で、悟空だけを使えばすべて解決する構成ではありません。章によって使用できる人物が変化するため、ほかの仲間も育成し、それぞれの技を活用する必要があります。
ヤムチャは速さと連続攻撃が特徴
ヤムチャは「速」のパラメータに優れ、敵より先に行動しやすいキャラクターです。狼牙風風拳などの連続攻撃を使えるため、攻撃しながら怒りゲージをためやすいという特徴もあります。
原作では苦戦する場面が目立つヤムチャですが、本作では素早い攻撃役として使用できます。新狼牙風風拳や超繰気弾といった究極技もあり、育成すれば十分に主力として活躍します。
悟飯は成長によって能力が大きく伸びる
悟飯は最初から完成された戦士ではなく、序盤は能力が低めです。しかし、レベルを上げるとパラメータが大きく伸び始め、物語の進行とともに強力な戦力へ成長します。
幼い悟飯が修行と戦闘を通して力を高める原作の設定を、レベルアップ時の成長によって表現しています。序盤の能力だけで判断せず、継続して育てることで強さを発揮するキャラクターです。
育成と操作で難易度を調整できる
敵が強い場合は、レベル上げだけでなく、APによる必殺技の習得や強化、ボーナスポイントの振り分け、カプセルアイテムの変更などで対策できます。複数の育成方法があるため、一つの方法だけに頼る必要はありません。
敵の攻撃に合わせてアクティブガードを成功させれば、受けるダメージも抑えられます。レベルや装備だけでなく、プレイヤーの入力によって戦闘を有利にできる点も、難易度の調整につながっています。
通常戦闘はスピーディーに進み、ボス戦ではキャラクターの育成や技の使い分けが求められます。簡単すぎず難しすぎない難易度と、6人を使い分けられるバランスが、本作の評価できる点です。
『神龍の謎』をアレンジしたBGM

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』で使用されているBGMは、その多くが本作のために作られたオリジナル楽曲です。町やダンジョンの探索、通常戦闘、ボス戦など、場面に合わせた音楽が用意されています。
| 音楽の項目 | 内容 |
| ゲーム内BGM | 大部分が本作のために作られたオリジナル楽曲 |
| 音楽の特徴 | 冒険や戦闘など、『ドラゴンボール』の世界観に合わせた構成 |
| 過去作品のアレンジ | ファミコン版『ドラゴンボール 神龍の謎』のBGMを2曲使用 |
| 過去作品とのつながり | 音楽を通して初期の『ドラゴンボール』ゲームを振り返れる |
戦闘曲は、テンポのよいコマンドバトルや必殺技の演出に合う構成です。通常攻撃から必殺技へ素早く移行する戦闘画面と組み合わさり、コマンドRPGでありながらスピード感のある戦いを演出しています。
探索中のBGMも、場所や物語の状況に合わせて変化します。第23回天下一武道会、あの世、荒野、レッドリボン軍に関係する地域など、異なる雰囲気を持つマップを音楽の面から支えています。
『ドラゴンボール 神龍の謎』のBGMを2曲アレンジ
本作には、1986年にファミコンで発売された『ドラゴンボール 神龍の謎』のBGMをアレンジした楽曲が2曲使用されています。ゲームシステムや対応機種は異なりますが、シリーズ初期のゲームを知るプレイヤーが気づける要素です。
『ドラゴンボール 神龍の謎』は、少年時代の悟空を操作してドラゴンボールを集めるアクションゲームでした。本作には兎人参化、ハッチャン、ホワイト将軍など少年編の人物も登場するため、BGMだけでなくストーリーにも初期作品を思わせる要素があります。
大部分を新しい楽曲で構成しながら、過去作品のBGMも取り入れることで、『ドラゴンボール』ゲームの歴史を感じられる音楽になっています。
イベントシーンはテンポの悪さが気になる

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』は戦闘をテンポよく進められる一方で、会話イベントは進行の遅さが気になる場合があります。キャラクターがセリフを話すたびに感情を表すマークが表示され、その間に短い停止時間が入るためです。
| 気になる点 | 内容 |
| 感情マーク | セリフのたびにキャラクターの頭上へ表示される |
| 表示時の停止 | 感情マークが出るたびに会話が短時間止まる |
| マークの種類 | 種類が少なく、キャラクターや場面に合わない場合がある |
| 会話の高速化 | Rボタンを押している間は会話を速く進められる |
| 高速化中のマーク | Rボタンで高速化している間は表示されない |
| イベントスキップ | 多くのイベントはスキップできる |
| ボス戦前のイベント | 一部はスキップできず、再戦時にも見る必要がある |
感情マークが会話の流れを止める
会話中には、驚きや喜びなどを表すマークがキャラクターの頭上へ表示されます。感情を分かりやすくする演出ですが、表示されるたびに会話が一度止まるため、イベントが長く感じられます。
短い会話であれば大きな問題にはなりませんが、セリフの多いイベントでは停止が何度も入ります。原作の物語を丁寧に追える反面、先へ進みたい場合には待ち時間が気になりやすい部分です。
キャラクターに合わないマークが表示されることもある
感情マークの種類は多くなく、会話の内容やキャラクターの性格に合わないものが表示される場合があります。ベジータやナッパの頭上に明るい表情のマークが出るなど、緊迫した場面の雰囲気と合わない演出も見られます。
人物ごとに専用の表現が用意されているわけではないため、シリアスな場面でも演出が軽く見えてしまうことがあります。
Rボタンで会話を高速化できる
会話中にRボタンを押していると、イベントを高速で進められます。高速化している間は感情マークが表示されないため、通常よりも待ち時間を短くできます。
ただし、高速化してもセリフとセリフの間にわずかな停止が残ります。感情マークによる待ち時間は減らせますが、会話全体が完全に途切れなくなるわけではありません。
ボス戦前のイベントはスキップできない場合がある
多くのイベントにはスキップ機能が用意されています。一度見た物語を飛ばしたい場合や、会話よりも戦闘を優先したい場合に利用できます。
一方、ボス戦前のイベントにはスキップできないものがあります。ボスに負けて再挑戦する場合でも同じ会話を見ることになり、戦闘へ戻るまでに時間がかかります。
戦闘や必殺技の演出はスピーディーですが、イベントシーンでは感情マークとセリフ間の停止によってテンポが落ちます。本作の物語を初めて見る場合は楽しめる一方、周回やボスへの再挑戦では気になりやすい問題点です。
敵の強さと原作設定に違和感がある場面

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』には、サイヤ人やゲーム独自のボスだけでなく、野生動物、盗賊、山賊なども雑魚敵として登場します。敵の種類は豊富ですが、原作で高い戦闘力を持つZ戦士が一般人や動物からダメージを受ける点には、設定上の違和感があります。
| 違和感がある要素 | 主な例 | ゲーム上の役割 |
| 野生動物との戦闘 | クマ、イノシシ、トラ、オオカミ、パンダなど | 各地に出現する雑魚敵として戦闘回数を確保する |
| 一般的な悪党との戦闘 | 盗賊、山賊、ならず者、修行者など | 町やダンジョンで遭遇する人間型の敵として登場する |
| 少年編の敵が強敵として再登場 | 兎人参化、ピラフ一味、ホワイト将軍 | 過去の人物をゲーム独自のボスとして再利用する |
| 敵の色違い | 同じ外見を持つ敵が名称や戦闘力を変えて登場する | 全150種類の敵と収集要素を構成する |
Z戦士が野生動物や一般人に倒されることがある
本作の時期はサイヤ人編までのため、物語後半ほど戦闘力の差が大きくなっているわけではありません。それでも、悟空やピッコロ、天津飯たちは普通の人間や動物を大きく上回る強さを持っています。
ゲームでは、クマやイノシシ、盗賊などもZ戦士へ通常通りダメージを与えます。育成や回復を行わなければ、野生動物や一般的な悪党との戦いで倒されることもあり、原作の強さを基準にすると不自然に感じられます。
少年編の敵がZ戦士と対等に戦う
ゲーム独自の物語では、兎人参化、ピラフ一味、ホワイト将軍など、少年時代の悟空と戦った人物が再登場します。過去のキャラクターと再会できる点は魅力ですが、成長したZ戦士と正面から戦えるほど強くなっている理由は詳しく説明されません。
兎人参化は、悟空によって月まで飛ばされた後に武術を鍛えたと話しています。ウサギ団の親衛隊を率い、人参型の爆弾や回復行動を使ってヤムチャたちと戦います。
ホワイト将軍はマッスルタワーを再び拠点とし、ドラゴンボールを使った世界征服を計画します。ピラフ一味も専用マシンで戦い、最後には3機が合体した合体ピラフマシンとして登場します。
RPGとして戦闘を成立させるための調整
原作の戦闘力をそのままゲームへ反映すると、サイヤ人以外の大半の敵が悟空たちにダメージを与えられなくなります。それではRPGとしての戦闘や育成が成立しにくいため、野生動物や過去の敵にも一定の強さが与えられています。
また、物語の間を埋めるためには、各地のダンジョンで戦う雑魚敵やボスが必要です。原作に登場した人物や鳥山明作品らしい動物を利用することで、『ドラゴンボール』の世界観から大きく離れない敵構成になっています。
敵の強さには設定上の違和感があるものの、ゲームとして適度な歯応えを作るための調整でもあります。原作通りの戦闘力より、RPGとしてのレベル上げやダンジョン攻略を優先した部分といえるでしょう。
雑魚敵の種類と原作・過去作品へのオマージュ

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』には、色違いや能力違いを含めて全150種類の雑魚敵が登場します。野生動物、盗賊、妖怪、ロボットなど種類が多く、原作に登場した人物や過去の『ドラゴンボール』ゲームを意識した敵も含まれています。
| 敵の分類 | 主な敵 | 特徴 |
| 栽培マン型 | サイバイマン、ジンコウマン、カイワレマン、キュウコンマン、テンネンマン | 名称や色、戦闘力が異なる栽培マンの派生型 |
| レッドリボン軍 | RR軍ていさつ隊、RR軍残党、RR軍衛生兵、RR軍上等兵など | 少年編に登場したレッドリボン軍をもとにした敵 |
| 盗賊・武道家 | 山賊、女山賊、盗賊、修行そう、武道家くずれなど | 人間型の雑魚敵として町やダンジョンに登場する |
| 野生動物 | トラ、オオカミ、野犬、イノシシ、クマ、パンダなど | 鳥山明作品らしい姿を持つ動物型の敵 |
| 恐竜・巨大生物 | よくりゅう、きょうりゅう、大ヘビ、巨大魚、ビッグクラブなど | 原作世界に生息する恐竜や大型生物をもとにしている |
| 妖怪・魔界系 | ちょうちんオバケ、かまオバケ、魔界の住人、魔人など | あの世や魔界に関係する地域で登場する |
| ロボット・実験体 | 海賊ロボ、お手伝いロボット、実験体ナンバーなど | レッドリボン軍やゲーム独自の研究施設に関係する敵 |
栽培マンには複数の派生型が登場
サイヤ人編を代表する雑魚敵のサイバイマンには、ジンコウマン、カイワレマン、キュウコンマン、テンネンマンという派生型が用意されています。外見の基本形は同じですが、体の色や戦闘力が異なります。
| 敵の名前 | 主な色 | 戦闘力 |
| サイバイマン | 黄緑色 | 1200 |
| ジンコウマン | 銀色と黒色 | 1250 |
| カイワレマン | 青色と水色 | 938 |
| キュウコンマン | 橙色 | 1150 |
| テンネンマン | ピンク色と濃い水色 | 1220 |
サイバイマンの派生型は、過去の『ドラゴンボール』ゲームにも登場した敵を思わせる構成です。植物に関係する名称で統一されており、色違いの敵に独自の名前と戦闘力を設定しています。
原作の男狼が通常の雑魚敵として登場
第22回天下一武道会に出場した男狼は、原作では名前を持つ一人の選手でした。本作では「男狼」という名称の雑魚敵が複数登場し、色違いとしてウェアウルフや金狼も用意されています。
| 敵の名前 | 主な外見 | 戦闘力 |
| 男狼 | 茶色の体と青紫色の服 | 85 |
| ウェアウルフ | 灰色の体と赤茶色の服 | 676 |
| 金狼 | 黄色の体と濃い灰色の服 | 966 |
原作では個人として登場した人物が、一般的な敵の種類として扱われている珍しい例です。
ドラキュラマンとミイラくんを思わせる敵
雑魚敵の「きゅうけつき」は、占いババの宮殿に登場したドラキュラマンと同じ外見です。「ミイラ男」も、原作に登場したミイラくんと同じ姿をしています。
ただし、ゲーム内では原作と異なる一般的な敵として複数出現します。ミイラ男はスコップを持っているなど、ゲーム独自の変更も加えられています。
少年編を思わせる動物やロボットも登場
恐竜、ダチョウニワトリ、海賊ロボなど、少年時代の悟空の冒険を思わせる敵も登場します。『ドラゴンボール』の世界では動物が人間と同じように暮らしているため、一般的なRPGのモンスターとは異なる敵構成になっています。
同じ外見を持つ敵でも、地域に合わせて色や名称、戦闘力が変更されています。全150種類を魔封波で集める場合は、見た目が似ている敵も別の種類として捕獲する必要があります。
ストーリーに登場する主要ボス一覧

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』には、ラディッツ、ナッパ、ベジータなどの原作キャラクターに加え、アニメに登場した人物やゲーム独自のボスが多数登場します。
以下の戦闘力は本作のゲーム内で設定された数値です。原作や公式資料で示された戦闘力と一致しないキャラクターも含まれています。
| ボス | 戦闘力 | 主な登場場面・特徴 |
| ジャッキー・チュン | 139 | 亀仙人が変装した姿。クリリンたちへの最後の修行として南の島の洞窟で待ち受ける |
| パオパオ | 126 | 多林寺を道場破りしたゲームオリジナルの少女。帰郷したクリリンと戦う |
| 兎人参化 | 121 | 月から帰還してヤムチャのアジトを占拠。親衛隊、人参型爆弾、回復行動を使う |
| 餃子 | - | 邪悪な精霊に取り憑かれ、天津飯の前に立ちはだかる |
| じゃあくな炎 | 130 | 武泰斗によって封印されていた邪悪な精霊。天津飯が四身の拳を習得するきっかけとなる |
| ピッコロ | 292 | 第23回天下一武道会の決勝戦で悟空と対決する |
| アンニン | 330 | 八卦炉を管理する太上老君。アニメ「炎の中のウエディングドレス編」に登場した人物 |
| シュウマシン | 432 | 火喰い鳥の卵の殻を狙い、キウイ火山で悟空たちを襲う |
| マイマシン | 461 | ハチミツを奪い、逃げ込んだフラッペ山で戦闘になる |
| 魔の炎 | 598 | 八卦炉の底に巣くうゲームオリジナルの炎の魔物 |
| 八卦炉の炎 | 552 | 八卦炉の底に現れる炎の魔物。魔の炎と同系統の姿を持つ |
| ラディッツ | 1500 | 悟空の実兄。スピニッチ荒野で悟空、ピッコロと戦う |
| ドンギラス | 616 | ヒイラギ平原に住む恐竜。冷ヤシンスを探す天津飯たちへ襲いかかる |
| 泉の魔人 | 656 | 聖地カリンの洞窟で、仙豆を育てる泉の水を守っている |
| 泉の守り人 | 611 | カリンが塔にいる間、下界で泉を守護している水の精霊 |
| ライバルきょうりゅう | 120 | 悟飯へ何度も挑む恐竜。悟飯によって尻尾を切られている |
| ミドギラス | 545 | 悟飯とピッコロが修行するブレイク荒野で最も強い恐竜 |
| ゴズ | 541 | 地獄の一丁目三番地を守る青鬼。アニメオリジナルキャラクター |
| 蛇姫 | 546 | 蛇の道に住む蛇道神。蛇姫ガードを引き連れて戦う |
| 蛇姫の正体 | 891 | 蛇姫が正体を現した巨大な蛇 |
| ラディッツの魂 | 1800・3000 | 地獄で力を求めるラディッツ。能力を上げながら合計2回戦う |
ドラゴンボール探し以降に登場するボス
| ボス | 戦闘力 | 主な登場場面・特徴 |
| サンドイーグル | 1620 | ドラゴンボールを探している途中で遭遇する砂漠の巨大な鳥 |
| 大ダコ | 1788 | レッドリボン軍から依頼を受け、ドラゴンボールを守っている |
| ハッチャン | 888 | ホワイト将軍の命令で悟空たちを襲う。将軍を倒すと正気を取り戻す |
| ホワイト将軍 | 800 | マッスルタワーを再拠点とし、ドラゴンボールによる世界征服を狙う |
| RR軍最強メカ | 1840 | ドラゴンボールを狙い、ユンザビット氷窟で戦闘になる |
| メンズ | 1960 | 悪魔の大便所に置かれた石像。レディースとともに戦う |
| レディース | 1990 | 悪魔の大便所に置かれた石像。メンズよりわずかに戦闘力が高い |
| ブロンズピンボール | 960 | ピラフ城に用意された巨大なピンボール型の仕掛け |
| シルバーピンボール | 1020 | ブロンズピンボールより戦闘力が高い |
| ゴールドピンボール | 1330 | 3種類のピンボールのなかで最も戦闘力が高い |
| 合体ピラフマシン | 2280 | ピラフ、シュウ、マイの3機が合体したロボット |
| 発くつロボット改 | 1840 | ネムリア遺跡を荒らす盗賊のロボット。修行中の悟飯とピッコロが戦う |
| TPP-EX | 2030 | 鶴仙人が桃白白の戦闘データを分析して開発。気弾系の攻撃を吸収する |
サイヤ人編終盤のボス

| ボス | 戦闘力 | 主な登場場面・特徴 |
| ナッパ | 4000 | ベジータとともに地球へ襲来。複数回の戦闘を通して仲間たちを倒していく |
| ベジータ | 18000 | 本編の最終ボス。ギャリック砲や能力を上げる「オレはベジータ様だ!」を使用する |
| 大猿ベジータ | 180000 | ベジータが大猿へ変身した姿。通常時の10倍にあたる戦闘力を持つ |
ナッパとは一度だけではなく、戦いの段階に応じて合計5回対決します。その過程でヤムチャ、餃子、天津飯、ピッコロが原作通り命を落とし、復活した悟空が戦場へ到着します。
ベジータは本編の最終ボスで、全体的に高い能力を持ちます。「オレはベジータ様だ!」で自身の能力を上げ、ギャリック砲による強力な攻撃を行うため、アクティブガードや究極技を活用した戦いが必要です。
原作の敵だけでなく、アニメ独自の人物、少年編から復活した敵、ゲームオリジナルの魔物やロボットまで登場するため、ボスの種類は豊富です。
隠しボスとしてブロリーが登場

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』には、本編のベジータとは別に、隠しボスとしてブロリーが登場します。特定の条件を満たした後、パオズ山東側にあるワープポイントを調べることで戦えます。
| 項目 | 内容 |
| キャラクター | ブロリー |
| 担当声優 | 島田敏 |
| 立場 | 特定条件を満たすと戦える隠しボス |
| 出現場所 | パオズ山東側のワープポイント |
| 戦闘力 | 999999 |
| 主な能力 | 「カカロットーッ!!!」で自身の全能力を上昇させる |
| 強さ | 本編最終ボスのベジータや大猿ベジータを上回る |
戦闘力は999999
ブロリーの戦闘力は999999に設定されています。本編の最終ボスであるベジータは18000、大猿ベジータは180000のため、本編に登場する敵を大きく上回る数値です。
ストーリーを進めるために倒す必要がある敵ではなく、育成したキャラクターの強さを試すための相手です。通常のボスと同じ感覚で挑むと苦戦しやすく、レベル、パラメータ、技、カプセルアイテムを整える必要があります。
「カカロットーッ!!!」で全能力を強化
ブロリーは「カカロットーッ!!!」を使用し、自身の全能力を上昇させます。もともとの能力が高いうえに強化されるため、戦闘が長引くほど不利になりやすい相手です。
こちらも究極技やスパーキングコンボを使い、大きなダメージを与える必要があります。敵の攻撃を受ける際はアクティブガードを狙い、パーティが一度に崩されないように戦います。
本編とは異なる特別な対戦
本作の物語はサイヤ人編までを描いており、ブロリーがストーリーへ直接関わるわけではありません。劇場版に登場した伝説の超サイヤ人と戦える、ゲーム独自の隠し要素として収録されています。
アニメオリジナルキャラクターや少年編の人物に加え、隠しボスとしてブロリーまで登場する点は、本作におけるファンサービスの一つです。通常のストーリーをクリアするだけでなく、キャラクターを育成する目的にもなっています。
エンディングに登場するフリーザのシルエット

大猿ベジータとの戦いを終えてエンディングを迎え、スタッフロールがすべて流れると、画面にフリーザのシルエットが表示されます。不穏なBGMとともに現れ、次の物語を思わせる演出です。
| エンディングの項目 | 内容 |
| 本編の終了地点 | 悟空たちが大猿ベジータを退ける |
| 表示される時期 | エンディングのスタッフロール終了後 |
| 登場する人物 | フリーザのシルエット |
| 音楽 | 不穏な雰囲気のBGMが流れる |
| 示唆される物語 | サイヤ人編に続くナメック星編 |
原作では、ベジータとの戦いが終わった後、死亡した仲間たちを生き返らせるためにナメック星を目指します。その先で悟飯やクリリンたちはフリーザ軍と遭遇し、ナメック星のドラゴンボールを巡る戦いへ巻き込まれていきます。
本作のストーリーはベジータ撃退までのため、ナメック星への出発やフリーザとの戦いは収録されていません。フリーザは会話やボスとして登場せず、スタッフロール後のシルエットだけが確認できます。
タイトルが『サイヤ人来襲』であるように、本作はサイヤ人編を一つのRPGとして完結させた作品です。その最後にフリーザを登場させることで、悟空たちの物語がまだ続いていくことを示しています。
スタッフロールが始まった段階で画面を終了すると見逃してしまうため、演出を確認したい場合は最後まで見届けましょう。
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』の評価

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』は、原作再現とアニメオリジナル要素を組み合わせた、正統派のコマンドRPGとして評価できる作品です。イベントのテンポや収集要素には気になる部分がありますが、戦闘、育成、グラフィックは手堅くまとまっています。
| 評価項目 | 良かった点 | 気になる点 |
| ストーリー | 第23回天下一武道会からベジータ戦までを収録し、ゲーム独自の物語も楽しめる | ゲーム進行に合わせて原作やアニメから変更された場面がある |
| 登場キャラクター | アンニン、蛇姫、C-6号など珍しいアニメ独自の人物も登場する | Z戦士の餃子を戦闘で使用できない |
| 戦闘 | 演出が速く、アクティブガードによって敵の攻撃中も操作できる | スパーキングコンボには通常技をつないだような演出もある |
| 育成 | レベル、ボーナスポイント、APでキャラクターを強化できる | ボーナスポイントを一度振ると変更できない |
| ゲームバランス | 極端に弱い仲間が少なく、難易度も高すぎない | Z戦士が野生動物や一般人に倒される場合がある |
| グラフィック | ドット絵が細かく、衣装や髪型、必殺技の動きも描き分けられている | 同じ外見を使った色違いの雑魚敵が多い |
| 探索 | マップにアイテム、小ネタ、連携技のヒントが隠されている | 図鑑や収集を重視すると取り逃しに注意が必要 |
| やり込み | 魔封波、敵キャラ図鑑、人参集め、ブロリー戦を収録 | 人参1000本など作業量の多い要素がある |
| イベント | 原作やアニメの物語を丁寧に描いている | 感情マークとセリフ間の停止によってテンポが悪くなりやすい |
| 音楽 | オリジナルBGMに加え、『神龍の謎』のアレンジ曲も収録 | - |
正統派のコマンドRPGとして遊びやすい
本作には複雑すぎる独自ルールがなく、一般的なコマンドRPGを遊んだことがあれば戦闘の流れを理解しやすくなっています。カードバトル方式ではないため、使用したい技を直接選び、KIや敵の数を考えながら戦えます。
アクティブガード、怒りゲージ、究極技、スパーキングコンボなど、『ドラゴンボール』らしい要素も加えられています。基本は分かりやすく、戦闘に慣れると技の組み合わせやゲージ管理を考えられる構成です。
原作だけでなくアニメ版が好きな人にも向いている
アンニン、ゴズ、蛇姫、C-6号、ハイヤードラゴンなど、アニメや劇場版に関係するキャラクターが登場します。これらの人物がゲーム内で大きく扱われる作品は少なく、アニメ版を見ていた人ほど楽しみやすい内容です。
また、兎人参化、ハッチャン、スノ、ホワイト将軍、ピラフ一味など、少年編の人物も再登場します。サイヤ人編だけでなく、『ドラゴンボール』初期から作品を知っている人に向けた要素も豊富です。
戦闘とイベントでテンポに差がある
戦闘は攻撃や必殺技の演出が短く、アクティブガードの操作もあるため、テンポよく進められます。通常戦闘を繰り返すRPGとしては、技の演出が長すぎない点が遊びやすさにつながっています。
一方、会話イベントでは感情マークが表示されるたびに短い停止が入ります。Rボタンで高速化できますが、完全に間をなくすことはできません。特に、スキップできないボス戦前のイベントは再挑戦時に気になりやすい部分です。
やり込み要素は好みが分かれる
魔封波による全150種類の敵の捕獲、スカウターを使った図鑑登録、1000本の人参集めなど、収集要素は充実しています。ストーリークリア後もキャラクターを育て、隠しボスのブロリーへ挑戦できます。
ただし、人参を1000本集めるには多くの戦闘が必要です。敵キャラ図鑑にも取り逃しがあり、すべて集めようとすると事前の準備が求められます。収集を無理に進めず、必要な範囲だけ遊ぶこともできます。
イベントのテンポや一部のやり込み要素に課題はありますが、戦闘のスピード、キャラクターの育成、原作再現、アニメ独自の人物の登場など、RPGとしての中心部分はまとまっています。サイヤ人編をコマンドRPGで遊びたい人に向いた作品です。
開発スタッフと公式攻略本

『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』の開発は、モノリスソフトを中心に行われました。ゲーム制作には複数の会社やスタッフが参加し、Vジャンプ編集部、集英社、東映アニメーションなども関わっています。
| 区分 | 会社・スタッフ |
| 開発元 | モノリスソフト |
| 制作参加 | エムズファクトリー |
| 編集・出版関連 | Vジャンプ編集部、集英社 |
| アニメ関連 | 東映アニメーション |
| 制作参加 | キャラメル・ママ |
| スタッフ | 藤下元気、TEPPEI ODAGIRI |
| 制作参加 | アサツー ディ・ケイ、センティアン、レイアップ |
| プロデュース | バンダイナムコゲームス |
モノリスソフトは、キャラクターを育成しながら各地を探索するRPGとして本作を開発しました。サイドビューのコマンドバトル、APによる技の習得、マップに隠されたアイテムなど、物語だけでなくRPGとして遊べるシステムが組み込まれています。
Vジャンプ編集部や集英社、東映アニメーションも制作に参加しており、原作とアニメの設定を取り入れた内容です。第23回天下一武道会やサイヤ人編に加え、アニメ独自の人物やエピソードも収録されています。
公式攻略本『コンビネーションバイブル』も発売
ゲームの発売翌日となる2009年4月30日には、公式攻略本『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲 コンビネーションバイブル』が集英社から発売されました。
| 項目 | 内容 |
| 書籍名 | ドラゴンボール改 サイヤ人来襲 コンビネーションバイブル |
| シリーズ | Vジャンプブックス |
| 区分 | バンダイナムコゲームス公式攻略本 |
| 出版社 | 集英社 |
| 発売日 | 2009年4月30日 |
| ISBN | 978-4-08-779503-5 |
本作にはスパーキングコンボ、敵キャラ図鑑、魔封波による捕獲、カプセルアイテムなど、多くの収集・育成要素があります。公式攻略本は、ストーリーの進行だけでなく、技やアイテムの情報を確認したい場合に利用できる関連書籍です。
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』のまとめ
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』は、第23回天下一武道会編からサイヤ人編までを描いたニンテンドーDS用RPGです。原作の主要な戦いに加え、アニメオリジナルやゲーム独自の物語も収録されています。
- 2009年4月29日にニンテンドーDS向けに発売
- 開発はモノリスソフト、発売はバンダイナムコゲームス
- プロローグと全15章で物語が展開
- 第23回天下一武道会からベジータ撃退までを収録
- 操作キャラクターは悟空、悟飯、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯の6人
- 戦闘に参加できるのは最大3人
- 戦闘はサイドビュー形式のコマンド選択式
- APで必殺技や究極技の習得・強化が可能
- 怒りゲージ、スパーキングコンボ、アクティブガードを採用
- アンニン、ゴズ、蛇姫、C-6号などアニメ独自の人物も登場
- 兎人参化、ハッチャン、ホワイト将軍など少年編の人物も再登場
- 魔封波による全150種類の敵の捕獲や人参集めを収録
- 隠しボスとして戦闘力999999のブロリーが登場
- スタッフロール後にはフリーザのシルエットが表示される
戦闘は分かりやすいコマンド選択式ですが、敵の攻撃に合わせてボタンを押すアクティブガードや、仲間の技を組み合わせるスパーキングコンボによって、『ドラゴンボール』らしい動きと連携が加えられています。
悟空たちの衣装や髪型、戦闘モーションも物語の時期に合わせて描き分けられています。ヤムチャの戦闘不能時の姿や、『ドラゴンボール 神龍の謎』のアレンジBGMなど、原作や過去作品を知っている人が気づける小ネタも豊富です。
イベントシーンのテンポや人参1000本といった収集要素には気になる部分がありますが、戦闘のスピード、キャラクター育成、原作再現、ゲームバランスは手堅くまとまっています。サイヤ人編を正統派のコマンドRPGとして楽しみたい人に向いた作品です。