【ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦】ストーリー詳解|あらすじ・見どころ(ネタバレあり)
2025.12.26投稿
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『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』は、劇場版ならではのスピード感の中で「ブロリー」という存在を一気に“伝説級”へ押し上げた1本です。ベジータの誇りをくすぐる誘い、宇宙規模で起きる異変、そして勝ち筋が見えないほどの圧倒的な力関係。導入の段階で不穏な空気を積み上げ、合流した瞬間に逃げ場のない決戦へ転がり落ちていく構成が強烈です。なお本作は公開当時、春休みの東映アニメフェア枠(「鳥山明・ザ・ワールドII」)として上映され、『Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ! ペンギン村はハレのち晴れ』と同時公開(2本立て)だった点も、時代の空気を感じさせるポイントです。
本記事では、公開年などの基本情報を押さえたうえで、物語の流れを分かりやすく整理しつつ、「なぜブロリーが恐怖として残るのか」「悟空たちがどう追い詰められ、どう突破口を作るのか」といった見どころを、初見でも追える形でまとめていきます。ネタバレを避けたい方に配慮しつつ、核心に触れる場面は注意書きつきで解説します。
なお本作は、いわゆる“平成ブロリー三部作”の1作目でもあります。2作目・3作目でブロリー像がどう変化していくかまでまとめて見たい方は、こちらもあわせてどうぞ。
公開年・上映時間・スタッフなど基本情報まとめ

| 区分 | 項目 | 内容 | 日付/年 | 補足 |
| 公開 | 劇場公開日(日本) | 公開 | 1993-03-06 | 公開年は1993年 |
| 作品 | 製作国 | 日本 | 1993年製作 | 劇場版第11作 |
| 上映 | 上映時間 | 70分 | — | – |
| 制作 | 制作会社 | 東映アニメーション | — | – |
| 配給 | 配給 | 東映 | — | 劇場公開時の配給 |
| スタッフ | 監督 | 山内重保 | — | 主要スタッフ |
| スタッフ | 脚本 | 小山高生 | — | 主要スタッフ |
| スタッフ | 原作 | 鳥山明 | — | 原作表記 |
| 音楽 | 音楽 | 菊池俊輔 | — | 劇場版の音楽担当 |
| 主題歌 | 主題歌 | CHA-LA HEAD-CHA-LA | — | 歌:影山ヒロノブ |
| エンディングテーマ | エンディングテーマ | バーニング・ファイト-熱戦・烈戦・超激戦- | – | 歌:影山ヒロノブ |
あらすじ(詳しめ解説/結末に触れるネタバレあり)
※ここから先は、物語の流れを最後の決戦まで追う形で解説します。初見の楽しみを残したい場合はご注意ください。
導入:花見の地球に、パラガスが現れる

地球では悟飯や亀仙人、ベジータたちが花見を楽しむ平和な時間が描かれます。そこへ宇宙船が飛来し、サイヤ人のパラガスが姿を見せます。目的は「ベジータを“新惑星ベジータ”の王として迎える」というもの。ベジータの誇りを真正面から刺激する誘いで、悟飯たちも状況を見守りつつ、宇宙へ向かう流れができていきます。
一方その頃、悟空は界王から「銀河の星々が襲われている」「伝説の超サイヤ人が暴れている」という異変を知らされ、気配を追って宇宙を探索しています。ここで“地球の誘い”と“銀河の異変”が別ルートで進み、同じ地点へ収束していく構造が作られます。
新惑星ベジータ:歓迎の裏にある不自然さ

悟空たちがたどり着く新惑星ベジータでは、パラガス側が大げさな歓迎ムードを演出します。ただ、星の状況や周囲の雰囲気にはどこか不自然さがあり、悟空や仲間たちは警戒を強めていきます。さらに「伝説の超サイヤ人」の気配がちらつき、誰が敵なのかが見えにくいまま緊張が積み上がっていきます。
ブロリー登場:おとなしい青年から“伝説”へ

新惑星ベジータで出会うのが、パラガスの息子ブロリーです。最初は落ち着いた様子を見せますが、悟空の気配が引き金になり、ブロリーの内側にある危険な力が表に出始めます。実はブロリーこそが「伝説の超サイヤ人」であり、パラガスは彼を利用して“ある目的”を果たそうとしていたことが見えてきます。
ここから映画の空気は一気に変わり、ブロリーの圧倒的な強さが「勝ち筋が見えない恐怖」として描かれます。悟空、悟飯、トランクス、ピッコロたちが総力で挑んでも押し返され、戦いの主導権を取り戻せない時間が続きます。
決戦:総力戦でも止まらない圧倒

戦闘は、ブロリーの攻撃で次々と状況が崩されていく“押されっぱなし”の展開が中心です。仲間が合流しても流れが変わり切らず、「全員で挑んでも攻撃が通じない」という絶望感を長く見せることで、ブロリーを“伝説級の脅威”として印象づけます。
同時に、パラガスが仕掛けていた計画の全体像も明らかになり、「この戦いは単なる強敵戦ではなく、最初から罠として組まれていた」という構図が決定打になります。
クライマックスと結末:突破口の作り方

終盤は“どうやって突破口を作るか”が焦点になり、悟空を中心に仲間の力を集めて反撃の形を作ります。細かな駆け引きよりも、追い詰められた末に「一点突破」を成立させる劇場版ならではのスピード感が狙いです。最後は、ブロリーの存在そのものをどう決着させるかが描かれ、劇場版らしいテンポで締めに入ります
登場人物一覧

主要キャラクター
| 区分 | キャラクター | 声優(CV) | 立場・関係性 |
| 主人公 | 孫悟空 | 野沢雅子 | 悟飯の父/Z戦士の中心 |
| 主要 | 孫悟飯 | 野沢雅子 | 悟空の息子/戦いの最前線へ |
| 主要 | ピッコロ | 古川登志夫 | 悟飯の師匠/冷静な参謀役 |
| 主要 | トランクス | 草尾毅 | 未来から来た戦士/ベジータの息子 |
| 主要 | ベジータ | 堀川亮(堀川りょう) | サイヤ人の王子/誇りの人 |
| 主要 | クリリン | 田中真弓 | Z戦士/仲間の支え役 |
| 地球側 | ブルマ | 鶴ひろみ | サポート役/地球パートの顔 |
| 地球側 | トランクス(赤子時) | 鶴ひろみ | ブルマの子/回想・同時描写枠 |
| 地球側 | 亀仙人 | 宮内幸平 | 悟空たちの師匠/地球パート |
| 地球側 | チチ | 渡辺菜生子 | 悟空の妻/悟飯の母 |
| 地球側 | ウーロン | 龍田直樹 | 仲間枠/地球パート |
| 地球側 | ブルマの母 | 江森浩子 | ブリーフ家/地球パート |
| 回想 | ベジータ王 | 佐藤正治 | ベジータの父/過去の象徴 |
| 語り手 | ナレーター/界王 | 八奈見乗児 | 状況説明・導線役 |
敵キャラクター
| 区分 | キャラクター | 声優(CV) | 立場・関係性 |
| 敵側(中心) | ブロリー | 島田敏 | 伝説の超サイヤ人/普段は物静かだが、覚醒すると冷酷で破壊衝動むき出しになる。本作では「悟空ですら手加減を求める」「ベジータが恐怖で戦意を失う」ほどの異常な圧を見せ、物語全体の恐怖と絶望の温度を決定づける存在 |
| 敵側(黒幕) | パラガス | 家弓家正 | ブロリーの父/ベジータを「新惑星ベジータの王」として迎える芝居で誘導し、ブロリーの力を利用して目的を果たそうとする策謀家。コントロール装置でブロリーを抑えつつも、覚醒後は制御不能になり、最後はブロリーに見捨てられる形で破滅する |
| 敵側(部下) | アンゴル | —(ゲームでは宮崎寛務) | パラガスの部下/奴隷(シャモ星人)を監視して鞭を振るう現場担当。悟飯の怒りを買って倒され、以後は同型の兵士たちも動揺して逃げ出すなど、“敵の末端の脆さ”を印象づける役回り |
| 敵側(部下) | モア | 川津泰彦 | パラガスの側近格/計画の裏事情(彗星衝突の秘密)に触れたことで口封じされる。パラガスの非情さと「仲間すら切り捨てる危うさ」を読者に伝えやすい人物 |
| 敵側(技術担当) | 科学者 | — | パラガス配下の技術者/ブロリーを抑えるコントロール装置とリモコンを開発した人物。作中では名指しされにくいが、「怪物を道具として扱う」パラガス陣営の思想を象徴する存在 |
ゲストキャラクター
| 区分 | キャラクター | 声優(CV) | 立場・関係性 |
| ゲスト | シャモ | 江森浩子 | 惑星シャモの生存者/新惑星ベジータに連行された奴隷の一人(超サイヤ人を「宇宙の悪魔」と恐れる。悟飯たちに助けられるが、ラスト後の行方は不明) |
| ゲスト | 試験官 | 林延年 | 悟飯の予備校「かの有名なゼミナール」の面接官(悟空の瞬間移動を目撃して驚く) |
